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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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一時帰国中です。
昨日の夜、無事日本に到着しました。
静岡の両親の家に泊まっていますが大分まだ暑いですね~
でも蝉や鳥、こおろぎの声が音楽的でとってもいいです。ただただ聞き入っていたいですね。
「とりぱん」を読んだのもありますがバルトークの「戸外にて」組曲の第4楽章やメシアンの鳥のカタログが弾きたくなります。

あと環境や天候もあると思いますが今「水」の感覚を本当に、ほぼ常に求めているような気がします。
鳥のカタログもそうですし(水辺のやつが弾きたくなります)とにかく水に触れたい、感じたい!という欲求が。
(プリントして持ってきた論文にも「水のイメージ」についてのものがありますしね)

きっと心持ちが落ち着いた、というのもあるのかな。天候が夏ですから大分起伏が穏やかになって。
四大元素で例えれば(なぜ、という話は別にして)ここ1ヶ月ほどデフォルトの水に加えて火が強い印象があったのですが(とにかく軽躁方向にコントロールが効かない、ということで)、その火にあたるような自分の心持ちがだいぶ静まった感じで。
メルボルンに戻ったときにはすっかり春になって落ち着けるといいなあ。

今日はちょっと化粧品を一部と(普段からもちっとしろといわれてるので)、あと誕生日プレゼントとして母に「大人の科学」の和時計を買ってもらいました。(あとAKARI折り紙も買ってもらいます)
メルボルンにいたときにamazon.co.jpで頼んでおいたCD(たま「いなくていい人」、クラムの「Star-Child」と「Mundus Canis」、リヒテルの20世紀前半レパートリーのCD)をPCにインポートしたり、漫画を読んだり。
日本に来るといろいろと忙しいです(笑)

両親が住んでるところからは主に朝に富士山が見れます。(他の時は雲がかかりがち)
ということで午後にとれた写真で今回はおしまいに。

c6e7d217.jpg







(今日の一曲は思いついてないのでおやすみです)

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一時帰国一日前・Worn Wild
今日は数年ぶりに伴奏の仕事をしてきました。
後輩の生徒のグレード試験の伴奏。久しぶりの感覚で思ったより私も緊張しましたね(汗)
昔はしょっちゅうやってたのですが・・・
音楽に関していろいろ失ってる感覚があってちょっとへこみ気味。

少し冬に戻った?ようなメルボルンの変わりやすい天候の一日。
今日はAlternativeファッションのイベント(マーケット)、Worn Wildにいってきました。
前回行ったときは年一だったのですが今年は2回目?(12月上旬にまたやるそうです)
いつもはなかなか行かないシティの西側に歩いてきました。
Lonsdale Streetを西に、というのは面白いですね。Elizabeth Streetを超えるとぐっと静かになって、William Streetとの角には簡易・地方・州最高裁判所があって。
12年生の法律の授業で見学にいったのですが(実際の裁判もちょっと見学しました)、改めて外から建築を見てみるとすごいですね!最高裁判所の古い建物も、地方裁判所のモダンな建物も(以前のメルボルンの建築の話の時に覚えてれば良かったのに!)。

Lonsdale Streetといえば、Haunted BookshopのFacebookページに引用されてたとある記事にHaunted Bookshopと共にWunderkammerという店が紹介されてまして。その記事を家に帰ってきてから知ったためにその店をがっつり素通りしてしまったのが残念!
標本、化石、鉱石、科学用品、地図などをそろえている不思議なお店。次回は足を運びます!

閑話休題。
Worn Wildは主にゴシックなどのファッションを扱うマーケットのため来る人も店の人もそちら系統のファッションです。そこを一人で何の変哲もない服で行くことはちょっと2回目でも勇気が要るのですが、でも入ってしまうと人も少ないですし店員さんもあんまり声かけないですしわりとリラックスした雰囲気で実は心地良い場所です。
今回は前回と比べるとちょっと小規模だったかな・・・割合的にアクセサリー関係の店が多かった印象です。
一番目当てだったブランド(Dusk Moth Design)が今回出店してなかったのが残念ですが一通り見ましたし、これからの季節に比較的ハードなゴスでないコーディネートに使えるかもと思って半袖のシャツを重点的に見たのですがなかなかデザインとサイズでうまいこといいのが見つからず。
(でも今思えば前あけて着るなら肩幅もあるのでSがなくてMサイズでも通ったかもなあ・・・)

で、服の方は結局迷って買わなかったんですが(12月にリベンジ、または取扱店に出向く!)、自分の好みどストライクのものを見つけてしまいました。:
59ea0d20.jpeg 5c25506f.jpegハーフハンタータイプ(別名ナポレオンタイプ)の懐中時計!しかもスケルトン!
(そしてチェーン&クリップ付き)
表示には電池式と手巻き式がある、と書いてあったのでお店のお姉さんにどっちか聞いてみたらちょっと申し訳なさそうに「これは手巻き式ですね」と。
いやいやいや、それがいいんですよ!
ということで即購入。針のデザインと文字盤のデザインがちょっと合わないかなあ、とは思いつつも中のメカニズム、巻く感触、手の中に収まる感触が本当に愛しく思えます。

ということで今日はのびのび外で動いてきました。
明日は早朝から日本へ一時帰国に出発。荷物はほとんどまとまってますが久しぶりに行くのでちょっと不安もあり。
両親は前回とは違う場所に住んでますし(県内引っ越し)、東京まで行っていつもお世話になっている翻訳会社さんにご挨拶にいく予定もありますし。私は妹よりちょっと滞在期間短めなので(ダフニスとクロエを練習しなきゃ!)行きたいところカバーできないこともありますし。
(一応仕事もできる範囲で受けることにしてます)
でも少しでもゆっくりできれば、楽しめればと思ってます。
メルボルンに帰ってきたら少しでも心が楽になって、新しい曲を練習し始めて、音楽としっかり向き合えて余裕を心に持てるように。
・・・あくまでも理想なんでへとへとになってかえってくるかもしれませんが、気分転換になるといいです。

更新はどうなるかわかりませんがちょこちょこアップできたらいいなーと思ってます。
(とりあえず写真はFacebook用、そしてTwitter用に撮るつもりです。写真写りをちょっと気にしなくちゃいけないです、前者(笑))

それでは次回は日本で。


今日の一曲: 「Freedom」


えー、父が昔つとめていたカーオーディオ会社のオーディオチェックCD由来の曲なので(どうやら定番扱いらしいです)アーティスト名などちょっと不明です。
でも上記の理由で私にとっては昔からよく知っている曲で、なかなか愛着も強い曲です。
いつもどおり今日もipodをランダムに聴いていたらこの曲が回ってきて、今日の伴奏も終わって仕事も休みでシティを気ままに歩いて解き放たれたような感覚にぴったりだと思ったので今日チョイスしました。

全体的な雰囲気としてはアイリッシュなのかな、フルートの感じとか(エスニックで大変力強い!)、メロディーとかリズムとか、そっちのにおいがします。
ギター軍団もものすごく良い味だしてますし、確か16部?16-piece?男声合唱の響きもいい♪(是非とも良いオーディオで、という感じですね~)。

とにかく躍動感があって、5拍子の部分のアンサンブルも絶妙な動きで。それから途中でソロのフルートにピッコロ、アルトフルートが加わってトリオになるところもいろんな心をくすぐります♪

どこかで聴けるかどうか分からないのですが、とにかタイトル通り自由を感じる、そしてくテンションが上がる曲です~

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メル響2012シーズン公開!
前回のエントリーに拍手どうもです~
大分迷いばかりで行動あまりなくてぐるぐるしてますがなんとかやってます・・・

日本に行くまでもう数日、冷蔵庫を空にしなきゃ、とがんばったはずが思ったよりもいいこと進んで逆に冷蔵庫の中がなくなって困ります・・・
郵便物も幾つか待ってるものがあって(Alchemy Gothic新作カタログ、おそらくダフニスとクロエのパート?)。一応不在時は拾ってもらえるようお願いしているのですが帰ってくるまで見れないのはなんだか残念だな~

・・・と思ってるうちに今日はメル響の2012シーズンの冊子が来ました!
ざーっと見ましたが来年も期待できる、エキサイティングなプログラム勢揃いです。
ということで今日はその概要をちょっとずつ月ごとにかいつまんで紹介したいと思います。

<1~2月>
メインシーズンが始まる前の時期。1月の終わりのオーストラリアの若い作曲家のプログラム、2月始めのDoctor Who特集のコンサートに続くのは毎年恒例、Sidney Myerの無料屋外コンサート!
今年は4つ全部行きたい!と思うようなすごいプログラムです。
ラフマニノフ(死の島&交響的舞曲)+チャイコフスキー「エフゲニー・オネギン」で彩られる最初のコンサート、Didjeriduのソリスト参戦+シベリウス交響曲第2番の2番目のコンサート、コダーイの「ガランタ地方の舞曲」とチャイコの5番が楽しみな3番目のコンサート、そして「惑星」で指揮したKristianがピアソラ(Four seasons of Buenos Aires、持ってないんで聴いてみたかった!)でバイオリンソリストをつとめる最後のコンサート!
友達誘ってみんなでいきたいです♪

<3月>
Melbourne Town HallとMelbourne Recital Centreでメインシーズンが始まる3月。真っ先に目を奪われたのはMatthias Pinscher指揮、Kolja Blacherバイオリン(この人の演奏、前にもメル響でも聴いたはず)のコンサート。デュカの魔法使いの弟子、ストラヴィンスキーのバイオリン協奏曲、そしてベルリオーズの幻想交響曲♪これは外せません。
そして室内楽関係のコンサートもいくつか。特に面白そうなのはショスタコーヴィチのピアノ五重奏曲とBun-Ching Lam、William Kraftの弦、打楽器などを交えたアンサンブルのコンサートは良いですね~
それからジャズミュージシャンChris Bottiとのコンサートもあるそうです。

<4~5月>
これもまた毎年恒例、新しい音楽のミニシリーズMetropolisが開催されます。
今年のフィーチャーアーティストはEight Blackbirdというオーストラリアのアンサンブル。(近いうちに始めてオーストラリアでツアーをやるそうです)
Reich、Adams、Glassなどアメリカのミニマルミュージックを中心としたコンサート3つ、1つでも行けるといいな、と思ってます。
それから5月にはドヴォルザークの交響番第7番(withブラームス「悲劇的序曲」、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番)も演奏されるそうです!

<6月>
6月はEducation Weekがあるそうです。今年は学校やコミュニティとどんなイベントがあるのでしょうか。
まず特筆したいのはモーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」とホルスト「惑星」のコンサート。NASAとアメリカの映画プロデューサーDuncan Coppとの共同制作の映像つきのコンサートだそうです!タウンホールがどんな空間になるのか楽しみ。
6月で外したくない!と思うのはショスタコーヴィチのバイオリン協奏曲(Julian Rachlin)とマーラー4番(ソプラノ:Emma Matthews)のコンサート。どっちもめちゃくちゃ好きな曲で、マーラー4番はおそらく初めて生で聴くはず。(1番、2番、3番、5番、6番、7番、9番と生で聴いてます)
それからバッハの「パッサカリアとフーガ」のオケアレンジ、プーランクのオルガン協奏曲、それからブラームスの交響曲第2番のコンサートも面白そうです。タウンホールのオルガンの響きを楽しみたい!
さらにワーグナー+シュトラウスのオペラの名シーンを集めたコンサートもあるそうです~

<7月>
7月は3つあるコンサートのうち選ぶのが難しい!
最初はベートーヴェンの交響曲第5番「運命」、Deanの「Amphitheatre」、ドビュッシーのクラリネットとオケのためのラプソディー、さらにレスピーギの「ローマの松」という様々な文化圏の音楽のショーケース。
2つめは尾高忠明さん指揮で全曲ラヴェルのプログラム。ダフニストクロエの組曲第2番、歌曲「シェヘラザード」、ピアノ協奏曲、そしてボレロ。
そして3つめのコンサートはピアノにNicholas Angelichを迎えバラキレフの「イスラメイ」、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番、そしてムソルグスキーの展覧会の絵。
困るほど、悩むほど豪華な冬です(笑)

<8月>
2012年の8月はメル響、そしてメルボルンにとって本当に特別な月です。
一つはメル響のホームグラウンドであるHamer Hall(旧名Melboure Concert Hall)が改装を経て再オープンされること。
そしてもう一つは以前メル響で主席指揮者(だったかな?)をつとめていたMarkus Stenzが帰ってくること!
コンサートに頻繁に行くようになった頃彼がメル響を指揮してたこともありますし、メルボルンの聴衆は本当に彼を愛していたので、ものすごーく特別な指揮者さんなのです。
彼は今回メルボルンで3つコンサートをやるそうで。
1つはマーラー3番+アデズ、Deanのプログラム、2つめはベートーヴェンの交響曲第6番「田園」とワーグナーの「ワルキューレ」第1幕、そして3つめはなんと内緒のプログラムだそうです。(Australian Youth Orchestraのメンバーも参加とのこと。コンサート1,2に行かないと3つめは行けないとかかいてるのですがどうなんでしょう)

<9月>
9月もまた良いコンサート目白押し。
Andrew Litton指揮、Stephen Houghピアノのコンサート(グリンカ「ルスランとリュドミラ」序曲」、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第2番、プロコフィエフの交響曲第7番)も行きたいですし、ドヴォルザークの「謝肉祭」序曲+チェロ協奏曲、チャイコフスキーの交響曲第6番のコンサートもすごいのですが、なによりも金管フェスティバル(10周年)とタイアップのコンサートが!
モーツァルトのホルン協奏曲第2番をRadovan Vlatkovicが、そしてヴォーン=ウィリアムスのテューバ協奏曲をOystein Baadsvik、というダブルコンチェルトのラインアップ。Oystein Baardsvikは過去の金管フェスティバルで演奏を聴いたり、オケで共演もしているので彼の演奏のすごさは本当に身にしみてます。楽しみ楽しみ!

<10月>
10月はポピュラー関係のコンサートが多いですね。
メルボルン動物園とタイアップのサン=サーンスの「動物の謝肉祭」だったり、家族向けのコンサートだったり、映画「ウェスト・サイド・ストーリー」50周年記念でオケの演奏+映画というまた変わったコンサートだったり。
でも「おおっ!」と思ったのはやっぱり「指輪物語」のコンサートでしょうね(映画「ホビットの物語」公開記念)。
聴きに行きたい、聴きに行きたい、でもチケットが高い(爆)
それから実は地方公演に気になるプログラムが。BendigoとSheppartonでのコンサートなんですが、Benjamin Northey指揮、Michael Bertoncelloトロンボーンでレスピーギ「古風な舞曲とアリア」第3組曲、ロータのトロンボーン協奏曲、それからチャイコフスキー交響曲第4番、という。遠いなあ・・・

<11月>
11月の最初にはBell Shakespeare Companyと共同の様々な「ロミオとジュリエット」をフィーチャーしたプログラムがあったり、尾高忠明さん指揮でDurufleのレクイエムがあったり(聴いたことないんですよね、どんなんだろうなと)。
それから室内楽も面白い。目をつけてるのはストラヴィンスキー「兵士の物語」のトリオバージョン(バイオリン+クラリネット+ピアノ)、ヒンデミットのクラリネット+バイオリン+チェロ+ピアノの四重奏曲、ブラームスのピアノ四重奏曲第3番とかなり好みにツボなプログラムがあります。
この月で面白いな、と思ったのがピアニストGarrick Ohlsson。彼はメル響と11月の中旬にブラームスのピアノ協奏曲第1番、下旬にはブラームスのピアノ協奏曲第2番、さらに室内楽コンサートでブラームスのピアノソロ・室内楽作品を弾きまくるという・・・この人超人!?と今から恐々としております(笑)

<12月>
12月は毎年恒例ヘンデルの「メシア」、それからポピュラー方面ではHuman Natureとクリスマスコンサートで共演があるそう。今年のシーズンはちょっといつもより長めかな?

・・・という風にかなり見所たくさんのプログラム。今年も「choose your own」コースで6つ選ぼうと思ってますが悩みますね~(後から買えるにしても・・・)
そして今年はポピュラー関係のコンサート(しかもクオリティ高そうな、タイアップ作品のファン心をくすぐりそうなものばっかり)が多そうでそちらも期待できますね~
ちなみにチェレスタ率もまあまあ良いですので指をクロス。オーディションを受ける機会が来ますように。


(今日の一曲はお休みです)

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リサイタル@Fortyfive Downstairs 感想
前回の浮かれエントリーに拍手ありがとうございます~(笑)
人付き合いがもともと得意でない上にこういうの久しぶりでついつい残してしまいました・・・
続編もあるようなので(笑)春夏用の歩ける靴を日本で買って備えたいと思います。

さて、昨日は大学時代の親しい友達のリサイタルに行って来ました。(詳細はこちら。名字は東洋のLeeでなく西洋のそれです(笑))
卒業後にイギリスに渡って、リストの音楽を中心に演奏などで生活しているそうで。こちらのもろもろによりずっと連絡とらずにいたのですが、今回Facebookでこっちに一時帰国すること、リサイタルを開くことを知って今回聴きに行った次第です。

プログラムは先ほどのリンクにもありますがこんな感じでした:
モーツァルト 幻想曲 K.397
ベートーヴェン ピアノソナタ第23番「熱情」
ブラームス 3つの間奏曲 op.117
リスト 2つの伝説
(アンコール: スカルラッティのソナタ(ニ短調、ゆっくりの))

会うのも久しぶりなら演奏を聴くのも久しぶり。大学の時はよくお互い演奏を聴いたものですが、そのころの豪快さがめだつ演奏と比べると本当に表現の幅や解釈、音楽性、全てが広がってました。
このプログラムだとリストの「2つの伝説」の第2番(とアンコール)のみ彼の演奏を聴いたことがあります。(彼によるとこのプログラムは今回初めて演奏したそうです)

曲としてはモーツァルトがものすごく気に入りましたね。以前先生に勧められたけど楽譜が見つからなかった曲なのですがやらなかったのが惜しいです。ものすごーく不思議で、トリッキーで、ちょっと病んだ感じが強い、モーツァルトのレクイエムと同じキーでちょっと似たような性質があり。
こんど見つけてじっくり自分色に染めたい曲です(笑)

演奏で好きだったのはやっぱりリスト。向こうで専門でやってるだけあります。そして在学中から彼のリストの演奏は大好きだったのです。(Funeraillesの演奏で涙しそうになったことも)
2つの伝説の第1番では今まで彼の演奏で聴いたこともないような繊細なタッチと響きが聴けましたし、第2番も本当に壮大で、爽快で、そして音の多さにもかかわらず大変におおらかで。
もともと彼と私は大分違うタイプのピアニストなのですが、そういうスペースとか余裕、おおらかさは今私の演奏に本当に欠けている物だとおもうので学ぶことも多かったです。

そしてリサイタルの後は聴きに集まった大学時代のピアノ友達(みんな久しぶりなんです!)とともに飲みにでかけました。
イギリスでの暴動の話だったりむこうの演奏家事情、師事しているとある有名なピアニストの話、いろんな話を聞きました。あとはこっちで共通の音楽友達に関しても。ピアノオタクだった子がヨーロッパで哲学の方を勉強しながら旅してるとか、ものすごいヘビースモーカーで一生やめないだろうと思った友達が禁煙に成功してたりとか、人間関係いろいろとか(笑)。
イギリスの夏と冬の天候の差はかなりきっついぞ、という話だったり、あとこちらも久しぶりでピアノに関する迷いを聞いてもらったり。本当に親しい友達で、頼れる胸だったのに音信不通になっててすまなかったなあ、と。
それで延々とタクシーの時間まで(幸い近くに住んでる友達が一緒だったので)飲んだりしてました。
会えて、そして演奏を聴けて本当によかった。
(あとシティのPie Faceというパイ&スイーツやさんがものすごく遅くまであいてて良かった~(笑)ちょっとお値段は張るのですがしょっぱいものも甘い物も暖かい物もある選択肢、それから定番商品のおいしさはありがたいです)

彼が来年メシアンの鳥のカタログを弾くかも、と聞いたときはちょっとさすがに焦りましたね。最近の精神の不安定もあるんですがやっぱり自分より上手い、今まで自分のレパートリーの方に来なかった友達が一緒の曲を弾くとなると。私は諸々の状況を考えて自分のペースでいくしかないんですが、昨日から今日まで結構演奏とかこれからとかいろいろぐるぐる考えちゃいましたね。音楽も音楽周りのいろいろも取り戻したり新しく広げることもたくさんで、今そのステップを踏まず先を考える時期では全然ないんですが(せめて日本で一息ついてから・・・)、緊張感だけはわすれないでいきたいと思います。
私も今年の夏は鳥カタですから!2つくらいは弾きたいですね!

とりあえず昨日~今日と考えたり話したり、今日のドクターとのアポを経て自分に今必要な物は一息つくことだと結論しました。今本当にピアノの弾き方も大分余裕がないというか焦った感じになってて、ピアノよりも根本的に自分自身の息が詰まっているような気がして。
日本に帰ってきたら(ダフニスとクロエもそうですが)新しい曲でフレッシュなスタートをして、もっと自分の心も音楽もいたわりながらのびのびと楽しんでのばしていきたいと思います。
まずそれなしには何も出来ないばかりか自分にまた無理させてしまうと思うので。


今日の一曲: フランツ・リスト 「2つの伝説」より「小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ」



清貧の精神で有名な自然を愛する聖人、アッシジの聖フランチェスコが野で鳥たちに神の教えを説いたという伝説を元にした曲です。
リストはあんまり好きでない私ですが結構気に入ってる曲です。
「鳥」がまず一つそうですが(ちなみにアッシジの聖フランチェスコはメシアンのお気に入りの聖人でもあり、「アッシジの聖フランチェスコ」というオペラを書いています)、この曲の桁外れの繊細さ、そしてフランスのドビュッシーやラヴェルを彷彿とさせる作風、色彩がツボなのです。

アルペジオやトリオなど、ピアノの技巧としては本当にリストらしい、でも効果はどこか別のスタイルで、そしてどこかこの世を離れたような音楽で。
音はものすごくピアノで、ピアノ以外にあり得ない音楽なんだけどそれは天国の楽器ともいえるような音色ですね。

リストは華やかな演奏家生活で有名ですが、晩年は敬虔なクリスチャンになり。
2つの伝説のもう一つの曲が「波の上を歩くパオラの聖フランチェスコ」で、これもアッシジの聖フランチェスコと同じく清貧の精神が表れてる聖人で。
いったん全部捨てて裸になって自分を見つめなおしたかったのかなあ、と推測されるような伝説のチョイスですよね。

鳥のカタログ以外でも鳥にちなんだ曲はいろいろ弾いて集めてみたいと思ってますが(収集かよ!)、これはまだもうちょっと後になるかな・・・実際に弾かれるのを見ててまだ自分の技巧じゃ無理そうなので(そして長年リストを弾いてないので・・・典型的なリストの曲ではないにしろちょっと見たような手の形とか・・・)。
第2番は向いてないことほぼ確定なのですが、いつか鳥つながりとして弾けたらなあと思います。

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お出かけの日。
前回のエントリーに拍手ありがとうございます!
今日はそんなメルボルンの春をエンジョイしたプライベートの一日を(笑)
思わず書いて残したくなる一日(というか数時間)だったので一つおつきあいいただければうれしいです。

数年前からちょこちょこ面識があって、トゥーランガリラのリハーサルとコンサートとその後の打ち上げで仲良くなったピアニストの彼と遊びに行きました。
コンサートの後アメリカに行ってて(無事地震、ハリケーンの前に帰ってきたようです)、その後会おうぜーと約束していたので。
大学卒業してから全くといって人に会わない時期が数年あったりでなかなか新しい友達作ったりということがなかったためなんだか新鮮な気分で。

予定を決めるときにすでにお互い積極的に率先して物事を決めるような柄じゃないことは察知していました(笑)ということでとりあえず駅で待ち合わせ。
結局ランチはSwanston Streetを北上してマレーシア系のレストランで食べました。アジア各国でよくあるCongeeというお粥を。店の売りはヒラメみたいな魚一匹まるまる+トッピングなんですが昼からそんなもん食べられる胃は二人とも持ち合わせてません(汗)でも周りでは平気で私と同じくらいの年頃・体型の女の子がまるまる一匹食べてましたし、すごいもんですわー。

で、ちょっとシティを戻って散歩してAlexandra Gardensへ。彼は歩くこととか庭園とかが好きらしいです。今は大学で作曲を専攻してるのですが、割と庭園で作曲することもあるそうで。いいなあ。私も書き物もろもろのためにもっと外に出てみたほうがいいのか。
私も歩くのは苦になりませんね(帰った後疲れは出ますが)。普段意識して歩く、ということは(スーパーに行くとき以外は)特別多くないのですが気が向いたら歩いちゃおう♪ということはあります(入院中に歩いて鴨ラーメン食べに行ったり、SeafordからFrankstonまで海岸を歩いたり、ホバートでSandy Bayからシティまで5km歩いて戻ったり)。
結局Chocolate Bhuddaでコーヒー(といっても私はチャイで彼は緑茶アイス+フルーツだったのですが)をはさんで庭園・シティを延々と歩いてました。

いろいろな話しましたね。主に音楽のこと、これからのこと(二人ともぼんやりですが)、日本のこと、アメリカのこと。たわいもない話も主に。話してなくても割と心地良いんで。向こうは年下ですが落ち着いてるので一緒にいるとこっちも落ち着きます(家でどんだけ自分が落ち着いてないことか(笑))

今日はメルボルンらしく、というか天気が不安定で。雨がちょっと降るようなこともあったり、晴れて日差しが暖かかったり。
予報をみてもまだ完全に春、というわけにはいかないのかなあとふと。
日本に帰ってきた時には暖かくなってるかなあ。

ぶらぶら歩いたり座ったり、結構好きなんですけどお店がなかなか決まらなかったりするのはなんとなく歯切れ悪いんで友達に聞いてでもシティあたりで静かでおいしい良いお店きいとくべきですね。(ちなみにロルカは日曜休業)
また帰ってきたら遊びに行こう、と約束してあるんで次回はもちょっと主体性をなんとかしたいと思います(笑)もっとゆっくりしたいですし、一応年上ですし・・・しっかりしようよ、自分。

とにもかくにも日本に行くまで(身体的よりは精神的に)休めないのかな、と思ってたので心地良い時間を過ごせてよかったです。
日本に行ってる間にコンサートで2つほど弾く予定があるそうで、行けないのが残念ですがその後また彼の演奏を聞くのを楽しみにしてます♪
私もがんばらなきゃなー。


今日の一曲: オリヴィエ・メシアン 「アーメンの幻影」 第2楽章 「星たちと輪のある惑星のアーメン」



メシアン好き(他にもかなり音楽の好みの共通点はありますが)が2人集まったということでピアノ2台のためのメシアンの作品から。
以前紹介したか分かりませんが(なぜかこの曲集は言及が少ない・・・)、この曲は当時メシアンの生徒だった、そして後にメシアンの妻となるユヴォンヌ・ロリオにメシアンが捧げた(おそらく)最初の曲です。
2つのピアノパートのうち技巧が凝った、色彩を担当している第1ピアノはロリオ夫人が弾くために、そして各種テーマなど音楽的内容を受け持っている第2ピアノはメシアン自身が弾くために書かれています。

第2楽章はメシアンらしさにあふれていながら同時にホルストの「惑星」の天王星にもかなり似ています。
ハ長調ベースの無調といい、重めのステップのスケルツォ的性格といい、さらにタイトルまで(輪のある惑星=土星を想定しているとは思いますが)。
メシアンらしさといえば他の作品で見られる星の輝き、特に途中で出てくる「輪のある惑星」のテーマ(高音で速くぐるぐる)が特徴的ですね~

天王星と同じく、この曲もなんだか人間をはるかに超えたサイズの何かの踊り、みたいなイメージがあります。
「アーメン」という言葉はキリスト教で神をたたえるものですが、その宗教的な性質は科学的な(天文学的な)性質とこの曲ではいいこと共存してますね。
惑星たちが回る(自転、公転)、天文学的な動きはまた踊りでありマクロ級の命の躍動であり、神の作った神秘、そして世界の一部として生きている喜びのようなものが感じ取られ。

2台のピアノが後半で共に踊る時のメシアンらしいEcstaticな、規律はあるけれど同時にカオスな爆発の部分もあって、とにかく楽しく爆発できる(笑)曲です♪

(今回リンクしたのはちょっとお値段張りますがメシアン&マダム・ロリオの演奏ということで。欲しいなあ!)

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