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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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メルボルン交響楽団2011カレンダー!
今日は自分的にはちょっぴり手抜き・・・なようなそうでないような。

タイトル通り、なんですよ。
今日メルボルン交響楽団(メル響、MSO)の来年のシーズンのご案内パンフレットが来ました。
来年こそは事前に「Choose your own 6」で単価が安くなるように前にまとめて予約しないと!とはりきっています。
なんせ来年も今年と同じでイレギュラースケジュールですからね、夜は大抵の場合あけれるはず!
まだまだ来年の手帳も買ってなくて(余談ですがナカバヤシのロジカルダイアリーにするつもりです♪)パンフレットに直接書き入れたりしているのですが・・・
メモ代わりというかメル響はこんな曲弾いてるんだぞ!どんどんコンサートに行こう!という意味合いも兼ねて2011年私が目をつけてるコンサートスケジュールです♪
※全部のコンサートを網羅しているわけではありません。2011年のメルボルン交響楽団のコンサートシリーズ完全ver.はメル響のウェブサイトへ♪
※2011年シーズンはほとんどのコンサートがMelbourne Town Hallです。Melbourne Recital Centreでもあるので上記ウェブサイトを要チェックです。


<2月>
2月は実はメインのシーズンは始まってなくて、シティから近いSidney Myer Bowlで野外の無料コンサートミニシリーズがあります。ピクニック感覚で友達とたべたりしゃべったりできるカジュアルなコンサートですが人が多い!

2月9月(水) 午後7時 尾高忠明(指揮)、Clemens Leske(ピアノ)
モーツァルト 交響曲第21番、マーラー 交響曲第5番
(野外でマーラー5番って贅沢!でも聴衆の幅が広いからいろんな人に聴いてもらえると思うと嬉しい♪)
2月12日(土) 午後7時 尾高忠明(指揮) 角田美樹(バイオリン)
バーンスタイン キャンディード序曲、バーバー 弦楽のためのアダージョ&バイオリン協奏曲、ベートーベン 交響曲第5番
(ポピュラー路線とおもいきやバーバーのバイオリン協奏曲が!)

他にもピアノ入りのコンサートや、グレンジャーの歌曲を初めとするオーストラリア音楽フィーチャーのコンサートも。
プラス別の単独コンサートですが有名なコメディアンTim Minchinと何やらやるそうです。(私は行かないかな・・・)

<3月>
3月の末に(まだどの日にちのコンサートに行くかは未定)Mark Wigglesworth指揮でマーラーの交響曲第7番が。最近第3楽章に感銘を受けたこともあり、さらに大学時代に聴いたメル響のWigglesworth指揮のマーラーの6番を聴いてこの上なく素晴らしい演奏だったことが印象に強く強くのこっているのでこれは外せません!

<5月>
5月は毎年Malthouse TheatreでMetropolisシリーズという、今活躍している作曲家を中心に現代音楽をがっつりフィーチャーしたミニシリーズがあります。今年はオーストラリアの作曲家(イギリスでも活躍していますが)でありビオラ奏者のBrett Deanが主役。(国立アカデミーでも彼がフィーチャーされている年がありましたね)
そのうち5月7日のコンサートはマイケルが演奏するので行かなくちゃ!と。プログラムは:
ウェーベルンのIm Sommerwind, Furrerのピアノ協奏曲、Brett DeanのBeggars and Angels。
最後の曲以外はみんな初めまして。マイケル演奏の上記ピアノ協奏曲はオーストラリア初演だそうです。

<6月>
6月はEducation weekの一環としていろんなイベントがありますが、そのうち無料コンサート(6月18日(土)午後7:30からタウンホールで)のプログラムが凄い!
ラフマニノフの「死の島」とプロコフィエフの交響曲第3番!Stefan Asbury指揮で、ユースオケのメンバーも加えて演奏するそうです♪

あとラフマニノフピアノ協奏曲第1番(ピアノ:Simon Trpceski)と合唱つきでカルミナ・ブラーナの異色のコンビもあって面白そう♪

<7月>
7月の中旬にはEdward Gardner指揮でモーツァルトのバルトークサンドイッチみたいなプログラムが。
バルトークのFour Orchestral Pieces(オーストラリア初演ですが、CDで聴いてます)、モーツァルトのフルート協奏曲第2番(フルート:Emmanuel Pahud)、そしてバルトークの管弦楽のための協奏曲。
このコンサートはまだ6つに含めるかはmaybeです・・・

<8月>
2011年の8月、メル響はベートーベン・フェスティバルを開催します。
交響曲全部をいくつかのコンサートに分けてはもちろん、他のコンサートやトークイベントなどもあります。
行くとしたら交響曲第4番+第6番かな~「田園」好きなんですよね。これかさっきのmaybeのだなあ・・・

<9月>
9月はSir Andrews Davisがメルボルンに来て、2種類コンサートをやるんですが・・・まだ選べてない!
一つは東欧プログラムで:
ドヴォルザーク 交響曲第8番、リスト 「死の舞踏」(ピアノ:ニコライ・デミデンコ)、ヤナーチェク タラス・ブーリバ。
もう一つはイギリスプログラムで:
ティペット Concert for Double String Orchestra、ヴォーン=ウィリアムス 「揚げひばり」(メル響コンマスWilma Smithがソロで)、ウォルトン 「Facade」(ソプラノYvonne Kennyがナレーター)。
どちらも捨てがたい!どうしよう!(もう悩んでる)

<10月>
10月は・・・行く予定はないんですが、Australian Centre of Moving Imagesという映像ギャラリーとのコラボでプロコフィエフの「ピーターと狼」をやるそうです。パンフレットの写真についてたピーターの表情、可愛い!

<11月>
個人的にはこの月の末の尾高忠明指揮のンサートがかなり心惹かれてます。
フォーレ 「ペレアスとメリサンド」、武満 「A String around Autumn」(ビオラ:Lawrence Power)、そしてブラームスの交響曲第1番。
暖かみのある心のいいところに来る曲に挟まれて武満の(オーストラリア初演になるそうです)私もお初の曲。わくわく。

<12月>
メル響で12月と言えば毎年恒例のヘンデルの「メサイア」ですが、今年はその前に一つ目玉が。
Jonathan Nott指揮で、バイオリンのソリストはなんとFrank Peter Zimmermann!
Brett Deanの「The Lost Art of Letter Writing」(今年メルボルンでどっかでやってたかな?)とショスタコーヴィチの交響曲5番と手堅いプログラム。良い夏になりそうです。


なんか・・・贅沢ですね!選ぶのに困るほど良い曲を聴ける機会がある、というのは。
(そしてなにげに来年は日本人が活躍しますしね~)
メル響以外でも国立アカデミーとか各種フェスティバルとかあるのでやっぱり6つセットにとどめておかなくちゃ・・・と我慢しなくちゃいけないほど。
Sidney Myerのコンサートは友達誘って行けると良いなあ。他は一人で。基本お一人様です(笑)

まだまだ今年のシーズンは終わっちゃいないけれど、来年もまた楽しい音楽イヤーになりそうでものすごく楽しみです!


今日の一曲はお休みです~



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キーワードto音楽 春うらら編
今日一番自分にとってインパクトがあったニュースはドイツが第一次世界大戦の際負った借金の最後の支払い(7千万ユーロ分)が今日行われる、ということ!なんだか自分とは関係のないはずなのに心の底から「ほんと頑張ったなあ、よかったなあ」と思って一人で盛り上がっているのですが・・・
それは「今日の一曲」の方で。

メルボルンでは昨夜から「夏時間」が始まり(NZではもう一週間前から始まってたそうです。早い!)、今日は昼の気温が24℃とかなり暖かく。
昨日仕事がんばってたのでスーパーに買い物もゆっくり行けて春の恩恵をしっかり受けられてよかったです♪
買った度入りサングラスもこれからの季節役に立ちそうです。

キーワードto音楽はそんな「春」の季語をお題に10つほど。
季語は基本(最近新しい時代に合わせて増えてはいますが)日本のものなので、西洋のクラシック音楽にあてはめるとなると随分と幅が狭まりますが・・・とりあえず。
どれもぜひぜひ春に聴いて欲しい、春という季節にぴったりのお奨めです♪(日本は秋です、分かってます(笑))

「山焼く」 クラム マクロコスモス第1巻「Spring Fire」
もうそのままですね!でも炎のちろちろした先っちょだったり、目にも止まらぬ速さで広がって行く・・・わくわくすると同時に恐ろしい、そして夏の暑さではなく背景が春の気温っぽいところもチョイスの理由です。

「春の海(または春の波)」 レスピーギ「ボッティチェッリの3枚の絵」から「ヴィーナスの誕生」
元の絵もそうなんですが、春っぽいですよね。穏やかで、冷たくないのどかな雰囲気で。ヴィーナスが生まれるなら花々や鳥たちが祝福を上げるのが似合う春が良い!と思います。もちろん音楽も明確に「春」を指し示してそう。

「東風(こち)」 ラヴェル ソナチネ第3楽章
ラヴェルはどっちかというと夏のイメージなのですが、弾いてるとあんまりこの曲はあんまり夏の雰囲気じゃないなあ、と・・・そこまでパワーがないような、でももっと爽やかで、心地良い風です。方角的にも東以外はしっくりこないかも?

「春の夢」 メシアン 幼子イエスに注ぐ20のまなざし 第15番 「幼子イエスの口づけ」
この曲の暖かな心地よさといい、「庭」と楽譜に書いてあるときに思わずイメージしてしまう花にあふれた秘密の庭園といい・・・眠りの性質もなんか、「春眠暁を覚えず」に近くないことないかなあ、なんて・・・

「山笑う」 ブラームス ホルン三重奏曲 第4楽章
山の話はドイツの作曲家に任せろ!みたいな印象がありまして・・・何でしょう、ものすごく笑ってる曲ですね。どっしりした人or物が笑ってる感じです。(特に第3楽章のあの悲しみの後だと身にしみる喜びです)

「落花」 ブラームス ロマンス op.118-5
またブラームス。音もなく静かに散っていく小さな花びらの一つ一つの美しさと切なさ、そしてその花びらが一枚一枚積もって行き、風にながれていく様子が浮かぶ曲です。ささやかな春の情景と心持ち。

「長閑(のどか)」 ベルリオーズ 幻想交響曲 第3楽章 「野の風景」
もうこれもそのまま、なんですけど・・・最初のオーボエとコールアングレの呼び掛け合いをのどかと言わずしてなんというか!という話で(笑)時間と空間両方の意味でものすごいスペースというか広さを感じます。

「風炎(フェーン)」 ブラームス ハンガリー舞曲第6番
フェーン現象の「フェーン」は春の季語です。是非使いたかったのですが難しかった!ともすれば夏的な曲になってしまうので。乾いてて、勢いがあって、夏じゃない風ということでこの曲をチョイス。うーん、なんか他にあったかなあ・・・

「春嵐」 ブラームス ピアノ協奏曲第1番 第1楽章
ブラームス4度目(!)。どうしても春で、どうしても嵐で、そして途中「青天の霹靂」と呼んでいるところがあって。青は春の色ですからね。ブラームスは冬に弾きたくなるけど春が結構得意みたいです。ピアノ協奏曲第2番も春っぽい。

「春雨」 シューベルト アルペジオーネ・ソナタ 第1楽章
部屋の中から窓の外を見てて・・・暖かくなりきってない天気で寒くもなければ暖かくもなく、なんだか春がもったいないような、不思議と心地良いような、だるいような、切ないような・・・そんな風景です。

ブラームスの多さにはあえてツッコミをいれないことにして・・・(笑)
やっぱりまあるい、あったかい曲が多いですね。なんというか愛に満ちあふれて、ちょっぴり切なく。
ただ「春」という繁殖の季節だったり芽吹きの季節だったりの意外なパワフルさとかわくわくするような躍動感、というものはカバーし損ねたかな。

夏はもっとストレートそうですが、夏になる前に別のトピックで1回はまたやりたいです~
連想ネットワークが繋がるし楽しいエクササイズ♪


今日の一曲:  リヒャルト・ワーグナー 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」序曲



ワーグナー嫌いな私が今日ブログのメインの内容をすっとばしてこの曲を選んだ理由。

先ほど書きましたようにドイツが第一次世界大戦の際負った借金の最後の支払い(7千万ユーロ分)が今日行われる、というニュースで盛り上がっていまして。
終戦後にどれだけ支払いを命じられたのかはわからないのですが、敗戦の責任と支払いを一手に負って、そのまま国がダメージを受けたままその状況の影響もありナチスが台頭し、第2次世界大戦があって、また条約が改定されたり新しい借金を負ったり国が分裂して統合して(ちなみに今日は東西ドイツ統合20周年でもあります)、90年ほど苦しんで他の国にお金を払って・・・
自分とは遠く離れたことはずなのに妙に親身に本当によかったなあ、と思ってしまう不思議。

ドイツらしい曲、というと好きなはずのブラームスをすっとばして一番最初に頭に浮かぶのがこの曲。
ワーグナー自身反ユダヤな人で、「気が合うじゃん」と思った(そして彼の音楽が好きだった)ヒトラーがこの曲を初めワーグナーの音楽を政治に悪用していたこともあって(実際イスラエルではワーグナーはほとんどといって演奏されません!)。
さらにワーグナーはロマン派の音楽、ドイツの音楽というものを崩壊寸前まで成長、膨張させてロマン派を破綻させた張本人といっても過言じゃなく(じっさい20世紀の音楽家ってみんなワーグナーを意識しても無意識でも反面教師の筆頭として扱ってる人達ばっかり!)・・・
この曲を「ドイツ」という国のイメージにするのには多少気がひけるのですが・・・

でもこの曲のオープニングを聴くとふっと頭に浮かぶ建築みたいな黄金比率の長方形といい、ブラームスやブルックナーの音楽にも共通するドイツの山や川を中心とする自然の風景と良い、きちょうめんだったりどっしりしている国民性のイメージと良い、一番分かりやすい意味で「ドイツ」なんだなあ、と思ってしまうのです。

好き嫌いを取り除くと、私にとってこの曲はかなり特別なポジションにあります。
この曲は唯一!私の家族全員が(同時じゃないですが)弾いた曲、なのです。
(ただ妹は高校で弾いたんで簡単にアレンジしたバージョンですが・・・)
妹がまだこの曲を弾くずっと前、ユースオケのサマーキャンプで持ち帰ってきたこの曲をCDをかけて練習していると、父と母もいつの間にか一緒に弾いてて。
きっと一生忘れられない、素敵な大事な思い出・・・なのですがなんでこの曲じゃなきゃいけなかったかなあ(泣)

総合でやっぱりワーグナーとその音楽というのは(ワーグナーは総合的な創作家としてはきっと最高峰だとおもいます、でも!)許せないというか好きになれないものだと思いますが・・・
今日はどうしてもこの曲が聴きたくなりました。ドイツという国を身近に感じたかったのかなんなのか・・・

なんにせよ、曲のことはとうとうほとんど話しませんでしたが(汗)ドイツはまだまだこれからなんだな、と・・・ものすごく言葉にするのが難しい気持ちです。
言葉に出来ないのがもどかしい!

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現代音楽と私の切っても切れない関係
Grand FinalでのCollingwoodの勝利、そして映画Tomorrow when the war beganの数カ国での上映あるかも?のニュースに間接的にちょっぴりわくわくしながら・・・
今日は一日なかなかお仕事頑張りました♪
今日頑張って明日明後日気温が高いときに遊ばないにしても外に出たい!という思いでがんばりました。
明日はピアノも午前中にできちゃいそうです。

ピアノで今弾いているのは:
ラヴェル:古風なメヌエット、シマノフスキ:メトープ、メシアン:モリフクロウ、ブラームス:ラプソディート短調、ショスタコーヴィチ:前奏曲とフーガハ短調。
大学2年生くらいから1曲だけ20世紀より前の音楽、みたいなレパートリーの組み方がずーっと続いてきました。

もちろん100%意図せず、というわけではないです。
やっぱり20世紀以降の方に弾きたい曲、好きな曲が集中していて。なので半分自然とそっち偏りになっちゃいますし、それを止める・変える気がまったくといってないので(苦笑)
だからってそれ以前の曲がまったく好きではないわけでもないですし。ただ偏食なんでどの時代にも弾かない曲はたくさんありますが。

前言った覚えがものすごくあるんですけど、これでも昔はメシアン嫌いだったです。
中学生~高校生のころはもっぱらロマン派好き&弾きで(まあ若いですしね、思春期には特に共感しやすいスタイルだとおもいます)。

でも父と母の趣味で本当に生まれる前から割と20世紀音楽はいっぱい聴いてきました。
ストラヴィンスキーだったり、バルトークだったり、ショスタコーヴィチだったり、プーランクだったり・・・決して「前衛」といわれるあたりの音楽ではありませんが、時代の巨匠の斬新かつパワフルなサウンドを聴いて育てられました。
覚えているうちで一番早くに好きだった曲といえばハチャトゥリアンの「剣の舞」ですが、ストラヴィンスキーの「春の祭典」もディズニーの「ファンタジア」の恐竜のイメージで(でもそれ以前にも親しんでました)ものすごくビビッドに感じてた記憶が強いです。
そういえば音楽に「はまった」のもホルストの「惑星」(1914年作曲です)がきっかけですね。

以前母からもらい受けて読んだ本の中に作曲家の芥川也寸志さんの「音楽を愛する人に」という本があって。
その中で芥川さんは小さい頃に父である芥川龍之介(作家の、です)さんの好きだったストラヴィンスキーの「ペトルーシュカ」を聞いて育ったため、学校に入ってから知ったベートーベンの「月光」なんかがやけに単純に聞こえた、というくだりがあったのですが・・・
それを読んでものすごく!自分の気持ちを代弁された気がしましたね!
変拍子だって、変調・無調だって普通のことだと思ったのに・・・という感覚。

ユースオケでも今から思い返してみれば20世紀音楽、結構弾いてますね。
ストラヴィンスキー、ショスタコ、バルトークなど・・・知ってる曲も知らない曲もありましたが、結構奏者にとっても聴き手にとっても手応えのあるクオリティの高い曲といっぱいお知り合いになりました。
素敵だった出会いはやっぱりロス・エドワーズを初めとするオーストラリアの作曲家だったり。
そういう「機会」があったことに今でも感謝しています。

そうやってある日突然ラヴェルを初めフランス音楽にぴんときたり、いきなりヴァレーズを弾く事になったりいろいろあったのですが、本当の意味での現代音楽への「目覚め」はやっぱり大学2年のとき。
きっかけはやっぱり先生でした(本当に感謝しています)。ダイジェストにすると:
「日本の作曲家の曲も弾いてみたら」→私が武満の「遮られない休息」を選ぶ→愛着が湧く→武満が影響を受けたメシアンのことが気になる→メシアンを弾く→はまる
・・・という経緯から好奇心が四方八方に伸びてやれヒンデミットだ、やれクラムだ、ルトスワフスキ、シマノフスキ、etc. etc. etc.、と・・・蜘蛛どころかテズルモズルの様に現代音楽の世界に迷い込んだのを楽しんで今に至っているわけです。

もちろん現代音楽は20世紀だけでなく、21世紀の音楽も含みますし、20世紀の音楽がすべて「現代音楽」というわけでもありません。(ラフマニノフやレスピーギとちょっと20世紀?と思うスタイルでも時代的には20世紀ですよ~ラフマニノフはスタイルも案外20世紀風です)
そこは難しいのですが・・・20世紀も21世紀も、現代音楽もそうでないものも結構好きなもの多くて。
ただ「前衛」と呼ばれるスタイルの、例えばブーレーズとかシュトックハウゼンとかはいまいちぴんとこないかなあ・・・
20~21世紀の音楽でもちょっと古風だったり、時代の波とはちょっと違うところにあるようなスタイルがしっくりくるのかな・・・リゲティやクラムもばりばり現代音楽だけれど「前衛」とは違いますものね。

聞く方としては(メルボルンは日本ほどではないですが)ちょっぴり敬遠しがちなレパートリーだということを考慮しても、それでもプロになったら20世紀以降の音楽を専門でいきたいなーとか思ってます。
だってやっぱり私の「声」はこういう音楽だと真に感じますから。「表現」するのにもっともふさわしい言語だと信じてますので。

そんなこんなでこういう趣味と専門のピアニストになってしまったのですが、そのことについて驚いたことはあんまりありません。もともと音楽に限らず「へんなもの」が好きだったり好奇心の幅が広かったりしたので。
そして「色彩」というものに魅せられるようになってこのジャンルの世界が無限に広がったのも大きかったかなあ・・・
でもなんといってもそういった「変な」音楽にたいして偏見を持つ以前に親しんでたからこそここまで好奇心を追っかけられたかな、ということをよく思います。現代音楽に関してはその世界の素晴らしさから偏見のために遠ざかってる人がたくさんたくさんいるので・・・聞き慣れさえすれば楽しいものなのに。
偏見は百害あって一利なしだな、と音楽を通じていつも思い知ります。

もっともっとこの素敵な世界を探検したいですし、もっともっとこのスタイルで暴れ回りたい!
なので明日も練習頑張っちゃいます!

このブログでステップ制で現代音楽おすすめ集をやろうかなー。それもまた面白そう。
そしてこんどクラムのことに絞って語りたいと思ってます♪
(でも最近メンタルヘルスのこと書いてないんだよなあ~・・・勉強にも手が回ってないのでしょうがないのですが触発されたら書きたいと思います!)


今日の一曲: オリヴィエ・メシアン 4つのリズムの練習曲より 「火の島I」



私自身が間違ったこともあって毎回言うのですが「火の鳥(L'oiseau de feu)」ではなく「火の島(Ile de feu)」です。(メシアンだから鳥、と思ってしまうインプリンティングもちょっぴりあると思います。ちなみに火の鳥はストラヴィンスキーですねー)

実は曲の習得+暗譜自己記録があるのはこの曲。2分強(5ページ)の曲を2週間で習得、さらに暗譜できたのはメシアンとのフィット感や習得前に弾きたい弾きたいと強く念じながら何回も聴いていたこともあるんじゃないかと思います。
メシアンの曲のうちでは「20のまなざし」での同じくらいの長さの曲と同じくらいのレベルでメシアン慣れしてればそんなに難しいことはないです。
(ただ4つの練習曲のうちこれとこれ以外の3曲の間に相当の難易度格差があるんですよねー。困る!)

自慢はそこくらいにして。
色彩や自然を描写する力などよりも、メシアン自身は自分の作曲家としての専門分野は「リズム」だと語っていたらしいです。
イレギュラーで力強い、エキゾチックなリズムはこの「4つのリズムの練習曲」でも健在です。

でも何よりも一番伝えたいのは・・・この「火の島」のこと。(イッテQ!でやってましたね、パプアの火山!)
「火の島」というのはパプア・ニューギニアのこと。メシアンは(きっと鳥のいろいろのことで)この島を訪れていますが、メシアンの感じたこの不思議な島の魅力がぎゅっと凝縮されてます。
深いジャングル、フウチョウの不思議な鳴き声、火山の爆発、現地民族の不思議な儀式・・・わりと「本能」的な、「野蛮」なところがまた魅力的。
オーストラリアの原住民とパプアの原住民は同じ祖先ですが、どこかリズムもつながってるのかなーとか思ったり。

リズムは脳の原始的な部分(小脳など)で感じている、という説もありますが、この地球の自然のrawなパワーをこの曲のリズムを通じて難しいことなしに本能のまま楽しんでほしいな、と弾き手として思います。

追記:リンクしたムラーロの録音なんですが、生演奏だってことに毎回驚きです!(あれ、私の持ってるのといっしょですよね?)

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私にとっての仕事BGMベストセレクション
何日か休みがあって・・・というか仕事がこなかったのですが、今日は働きましたよ~。
今日はメルボルンはぽかぽかな天気だったのですが、南向きの私の部屋はまだ寒く。
(南半球なので太陽は東から上って北側を通り西に沈むのです)

PCに向かって仕事をしているのですが、仕事をするときはBGMをかけてます。
そこはやっぱり人それぞれで、音楽は仕事効率を下げるという研究結果がでてたりもしますが、なんとなくplay=workみたいな法則が音楽畑の私にインプットされているのかなんなのか、音楽を聴いてるとテンションがあがりますし、仕事してるなって感じはしますし。
基本「癒し」とか「脳活性化」という言葉には懐疑的なのですがただ単純に心地良くて気持ちが適度に興奮して自分個人は好きです。

ipodに入っている6456曲(時間にすると23日ほど、もちろん同じ曲を違う奏者で、とかも持ってます)の曲を全曲ランダム再生している、というだけなのですが。
散歩(買い物)のときとか料理・皿洗いの時とか「○○を聴きたい」「○○を聴こう」とはっきり意図をもって聴いていないときはランダム再生です。ただ仕事の時はあまり曲を飛ばさない傾向にあります。色んな曲をオープンな心でざーっと聴けるユニークな環境なのかな、と。

まだまだ仕事を始めて数ヶ月ですが、そうやってざーっと聞き流している内にどんな曲がBGMに向いているのか、向いていないのかが分かってきた気がします。
・・・といっても曲の数が多いんでさすがにプレイリストは作る気になれませんが(なんたって創作のサントラさえ手が回ってない!)、ちょっと傾向と対策?をまとめてみようと思います。
(あくまで私にとっての向き・不向きです)

仕事BGMで一番テンションが良い方向に上がって「こりゃいいな!」と思える作曲家はJ.Sのバッハだと思います。
テンションがこう自然に上がるのもそうですし、思考の邪魔にならないんですよね。先ほどのこりゃいいな、というのも改めて考えてみるとそうなのであって、実際に聴いているときはすーっと入って来てすーっとでる自然さ。
ただ声が入ってたり、ハープシコードだとちょっとやっぱり耳と脳にひっかかる感があるのですが。
無伴奏チェロ組曲、フランス序曲、フランス組曲&イギリス組曲あたりが特にいいですね。

朝にこれが回ってくると嬉しい!というのはマーラーです。
音量や音の輝かしさ、内容の濃さで邪魔になるかと思えばそうでもなく。
あと一楽章・一曲が長いのも幸いしてるのかな。
朝には一時期ほど弱くはありませんが強くない私にとって、例えば交響曲第1番の第1楽章や交響曲第4番、不思議な子供の角笛あたりが朝の一人に回ってくると「朝っていいなあ」とすがすがしい気持ちになれます♪

やる気がでるのはバルトークでしょう。
あのリズムとパワーで目は覚めるわ刺激は感じるわで。
気持ち音量を低めにして、舞踏組曲だったりピアノ協奏曲(どれでも!)だったり聴いてると仕事ははかどるかは別として気分が高まって顔がにやにやしちゃいます(笑)
あと自分だけなのかわからないのですがバルトークを聴くと足踏みしたりちょっと身体が動いたりするので姿勢がほぐれるような気がします。

リゲティのある種の無機質さも思考の邪魔にならなくていい感じがします。
慣れてない人にはやっぱり複雑な音楽なので気が散る、という方もいるのかもしれませんがある程度脳がバックグラウンドにやってしまうことを覚えたら幾何学的な曲調が結構心地良く感じます。
すっと入るのはやっぱりピアノ作品でしょうか。練習曲とかMusic Ricercareあたり?

そしてやっぱり自分の頭と心に身近なメシアンも心地良いです♪
メシアンのスローな音楽も心地良いですが、なんせリズム専門の作曲家と自称するだけあって彼のリズミックな音楽も聴いてて元気がでます。20のまなざしはそのどっちもいいものがいっぱいありますね。
さらに鳥のカタログはやはり鳥の声とその周りの自然の風景が描かれているだけあってそういったものを感じながら、外の鳥の声にも耳を傾けながら心の隅にちょっとした余裕を作ってくれます。
ただオケ曲はちょっと耳にひっかかるか・・・な。

他にもなにげにプーランク、ドビュッシー、プロコフィエフもいいかな。
好きなんだけど「聞き流す聴き方しちゃうともったいないなー」と思っちゃうのがラヴェル、ショスタコ、ヴォーン=ウィリアムスあたり。なんでしょうね、生きてるうちなら何度でも聞けるのに一回一回を無駄に聞き過ごしたくなくなっちゃう。

これはあんまり向いてないなーと思ったのがまずリスト。派手さときらびやかさ、それに加えて私自身があんまりリストを聴く方でも得意としていない、むしろ嫌いな部分もあって仕事のBGMには不向き、と判断。
あとは似たような理由でワーグナーもだめだなあ。

明日も一日仕事の予定で・・・
仕事も楽しみなのですが、BGMという形でどんな音楽に思いがけず巡り会えるかも楽しみです。
コンポに繋ぐとipodの画面が見えないのでふと気づくと「これいいじゃん」と思う曲に仕事を始めてからいくつか出会ってて。そういう出会いの形も大好き♪わくわくします。

仕事も大事ですが、20度超えの日が続いているあいだちょっとでも外にでないと!
ピアノも時間を作ってがんばるぞー♪創作もちびちびやってみたり。
そして休むのも忘れません!


今日の一曲: グスタフ・マーラー 交響曲第1番 第1楽章



今年生誕150年、マーラーといえば交響曲!その9つ・・・プラス諸々の類似作品は交響曲のジャンルでも音楽全体でも特別な存在です。
「偉大な交響曲」のアンケートでも厳しい目と知識を持った玄人の強い支持を獲得していましたが、そこまで全然詳しくない人にもポピュラーな作曲家。

そのマーラーの最初の交響曲(第3楽章は以前紹介しましたね)の最初の楽章がこちら。
若かりし偉大な作曲家の「はじめの一歩」なのです♪
そしてマーラーを聴いたことがない、という人に一番最初に聴いて欲しいのがやっぱりこちら。マーラーと一緒に音楽の世界に第一歩を踏み出す感じで。

先ほど朝に聴くとすがすがしい、と言いましたが春という季節にもまたぴったりなこの第1楽章。
まるで森の中の小屋で朝日と鳥の声に目を覚まして、朝の森の大自然のなかに散歩に行く、みたいな。
全てが若々しく、すがすがしく、きらきらしていて。
霧がかかっていたり、小鳥がさえずってたり、花が咲いていたり、そよ風が心地よかったり・・・
そのわかりやすい大自然のイメージが身にしみて心地がただただ良くて、ちょっぴりくすぐったい。
ものすごく笑顔になりますね~朝から♪

この楽章を聴いたところでまだまだマーラーの素晴らしい音楽の世界の第一歩なのですが・・・
でもこの「大自然」「世界」を網羅する曲調はマーラーのどの曲にも共通するもの。
マーラーはその音楽を通じてこの世界の全ての素晴らしさを感じさせてくれて、私(そしてマーラーの音楽を愛する私の音楽家友人多数!)はそこが大好きです。
森羅万象を全身で感じられる彼の音楽を是非もっとたくさんの人に聴いて愛してもらえたらなあ、といつもこっそり(笑)願っています。

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Love my cuppa
なんだか本調子じゃないここ数日。
仕事がないのでピアノやったり休んだり家事をやったり・・・なのですが。
今日も多少ぼーっとしながらなんだかだるだるしてました。

いろいろ脳内の散策をした結果、「そうだ、お茶っていいな」とふと思いまして。
大学にいた頃から結構いろんな種類のお茶を愛飲していますが、特に在宅で働くようになってからは仕事のお供にお茶が欠かせません。
マグに1杯+ポットにもう1種類スタンバイしてあります(笑)

以前のカフェ文化に関するエントリーでオーストラリア人はコーヒー好きだと言いましたが、みんなお茶も結構飲みます。お茶は家で飲む場合が多いかなー。
オーストラリア英語にも「Cuppa」(お茶のこと「A cup of tea」が縮まった言葉)や「Billy tea」(Billy=ブリキの湯沸かしで湧かしたお茶。オーストラリアの第2の国家とも言われるWaltzing MatildaでBillyに付いての言及がありますね)などお茶に関するスラングがあるほど。

イギリスから伝わった紅茶は勿論王道的扱いですが、最近だと健康食品ブーム、アジア食品の普及により緑茶もかなりポピュラーになっています。もちろんハーブティーも広く飲まれていますし、ボトルに入ってる甘いアイスティーも人気。
アジアンスーパーなどに行くと中国で飲むようなお茶が一通り手に入りますし。

あんまりあれこれあるものでTPOや気分に合わせて違うの飲んでるといつのまにかキッチンの引き出しや部屋のクローゼットの一角に数え切れない数のお茶が・・・(汗)ということに今まさになっていて。
いろいろ飲んだ中から今日はゆるーく5つほどお気に入りを紹介していきたいと思います。

1) Twinings Lady Grey (ティーバッグ)
いっつも飲んでるのがこれです。朝とか昼とかおやつのときとか夜とか。砂糖とミルクを入れて気軽に。
Twiningsは本当にいろいろ当たりの種類が多いのですが、定番のEarl Greyよりもこちらのほうがladyの名にふさわしいふんわりとした花の香り(ヤグルマギクとオレンジピールなどで香り付けしてるそうです)が心地良くて。
一日に1~2杯は必ず飲むのでティーバッグ100個入りで買ってます。

2) TeaLeaves Japanese Peach (茶葉)
こないだ行ったSassafrasのお店です~(ネット&mail orderで購入もできるそうです)
これは煎茶なんですが、白桃の香り付けがしてあって、時計草の花とかが入ってて。
実際香りだけじゃなくてちょっとほんのり白桃っぽい味がするような気がします(笑)
ご飯の後は紅茶よりも烏龍茶とか緑茶が好きなんですけどこれはどんなご飯の後でもご飯のあとでなくても良いです。

3) Ten Ren Tea Osmanthus Tea (茶葉)
これはシティのタウンホールのすぐ近くにある中国系のお茶屋さんで売ってます。
お茶屋さんといってもみんなカフェになってるほうでアイスのフレーバーティーを飲んでるみたいですが(アジア系のお客さん多し!)、売ってるお茶の葉も本格派です。
Osmanthusとは金木犀のこと。烏龍茶に金木犀の花が混ぜてあって、香りの良いこと!
オーストラリアは金木犀の木もないですし、エッセンシャルオイル、香水の類も無いのでこの金木犀のお茶は本当にありがたいのです。
烏龍茶はやっぱりお腹にたまる夕飯の後に飲むとすっきりします。

4) Lupicia ラム&レーズン (茶葉)
ルピシアはメルボルンにもあるのです~QVのArtemis Laneにちょこんと。(メルボルン店はオーストラリア限定フレーバーもありますよ!)
主にミルクティーに適した紅茶を購入するのですがその中でも真冬に毎年どうしても買いたくなるこれ。
レーズン実物が入ってるのと、ふわっと香るラムの香り、それから濃く出るのでミルクを入れてもがっつりラム&レーズンなところが大好きです。
音楽に例えればブラームス!真冬の濃いがっつり派スタンダード、ということで。(注:今日の一曲のフラグではないです)

5) Silk Road 八宝茶
最後のお気に入りは実はオーストラリアのものではありません。
父がシンガポールに赴任していたときちょうど日本との中間点にあるもんだから一時帰国の行きと帰りはシンガポールに寄って・・・父がいろいろ案内してくれた場所の一つがSilk Road Restaurantでした。
ちょっと高級な感じな場所で(なのでランチのみだったのですが)、小籠包が美味しいところで。
そして長い口をもったティーポットでお茶を注ぐパフォーマンスが見れるところでした。
八宝茶というのはなんだか・・・未だに全部の材料は分からないんですがクコや棗、菊花や氷砂糖を蓋付きのお茶碗に入れてお湯を注ぐもので。
漢方的な材料のうち甘いものばかりなので結構スイーツ感覚で。美味しかった~
なんとかして家でもつくれないものか・・・

本当にまだまだいっぱいFavourite teaはあるんですが、どうしても長くなりそうなので割愛・・・(汗)
お茶は本当にいいですね。こんな格言があるんですよ。
「もしもあなたが寒いならば茶はあなたを温め、熱いときは涼しく感じさせるであろう。もしもあなたが落ち込んでいるなら茶はあなたを元気付け、興奮しているときは鎮めてくれるであろう。」(Gladstone)
私個人に関して言えば暖かいお茶は私を眠くするのですが・・・
何にしても心地良い気持ちを誘うのは確かです。
仕事のお供に色んなお茶を試したり楽しんだりこれからもしていきたいです♪


今日の一曲: ガブリエル・フォーレ 「マスクとベルガマスク」より「月の光」



眠れない夜、窓をふと開けて上に目を向けると月が輝いてて・・・
無理に眠ろうとするのもいけないし、毛布を膝に掛けてお茶を飲む・・・
・・・というような風景が浮かぶ曲。

フォーレって間違いなく綺麗な曲を書きますよね。
歌うようなメロディーと素直ながらもシンプルすぎないハーモニー。
小編成だったり短めの曲で特に輝くので気軽に聞けますし。
フランスのロマン派のなかで特に「らしい!」と思える作曲家です。

「月の光」。バイオリンとハープとクラリネットの透明さがいい雰囲気で。
テノールの声(やっぱり声楽はテノールがいいですね!)の素直な感じも好き♪
フランスの歌曲ってやっぱりいいよなあ、とひたすらうなずくのですが・・・

フランスの歌曲が輝くのは歌詞の元の詩の素晴らしさもあると思います。
この「月の光」はヴェルレーヌの詩なんですが(この曲集のタイトル「マスクとベルガマスク」というフレーズが入ってる詩でもあります)、まあ綺麗で心に響くこと。
暗さと悲しさ独特の、青白い月の光のような美しさがしんしんと心に染み渡ります。

フランス文学にはまったくの無知で。
とりあえずショスタコの交響曲第14番経由で知ったアポリネールは好きですが。あの病んだ感じが。
ユーゴーとかヴェルレーヌとか読みたいな、とか思ってはいますが・・・まだわからず。
フランス語という言語も習いたいですし、わりとフランス音楽専門を自称してるわりにはダメダメ・・・(汗)

でもこの曲を聴くと素直に良い曲だなあ、良い歌だなあ、良い詩だなあ、良い言語だなあ、と思います。
絵的なイメージが浮かびやすいですし、感情も呼び起こされやすいですし。
改めてもっともっとフランスを音楽を通じて感じていきたいです。

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