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放送されたー騒いだー楽しんだー!
ということでさっそく今週末放送されたカウントダウンのおさらいです。
今回投票+予想があって長くなるのでランキング自体はこちらをどうぞ。
あとリンク先にもありますが101~200位はこちら。
投票:
(1)オリヴィエ・メシアン 105位
ということでさっそく今週末放送されたカウントダウンのおさらいです。
今回投票+予想があって長くなるのでランキング自体はこちらをどうぞ。
あとリンク先にもありますが101~200位はこちら。
投票:
(1)オリヴィエ・メシアン 105位
(2)ドミトリ・ショスタコーヴィチ 24位
(3)モーリス・ラヴェル 28位
(4)グスタフ・マーラー 20位
(5)レイフ・ヴォーン=ウィリアムズ 11位
(6)ロス・エドワーズ 30位
(7)フランツ・シューベルト 8位
(8)ヨハネス・ブラームス 14位
(9)セルゲイ・ラフマニノフ 9位
(10)イーゴリ・ストラヴィンスキー 46位
予想:
(1) モーツァルトとベートーヴェンが両方トップ3 ランクイン ○(3位と1位)
(2) ラヴェルが50位までにランクイン ○(28位)
(3) ヴォーン=ウィリアムズが100位までにランクイン ○(11位)
(4) メシアンは100位までにランクインしない ×(105位)
(5) ショスタコーヴィチは51位~100位にランクイン ×(24位)
(6) マーラーは10位までにランクイン ×(20位)
(7) Kats-Cherninはオーストラリアの作曲家として&女性作曲家として最上位 ○
(8) シューベルトを代表して放送される作品は歌曲以外 ×(歌曲も歌曲以外もあった)
(9) 200位までにランクインしたオーストラリアの作曲家は10人を超える ○(100位以内ですでに10人、101位以降はたくさんいたので数えてない)
(10) 1901年以後に生まれた作曲家はトップ20にランクインしない ×(Sculthorpe, Kats-Chernin, John Williams)
(11) ブラームスの順位はワーグナーの順位より上(14位と35位)
(12) 「ピアノ協奏曲」が代表作品として放送された最上位の作曲家は「オペラから一部」が代表作品として放送された最上位の作曲家より順位が上 ○(ベートーヴェンの1位とプッチーニの19位)
(13) 「ドビュッシー」は午後(12:01~)に発表される(代表作品が「牧神の午後のための前奏曲」ならボーナスポイント) ○(2日目の12:12、代表作品は月の光なのでボーナスは×)
予想の外れ方も含め、そして101~200位の顔ぶれも合わせて全体の傾向としてはすごくポジティブな印象を受けました。20世紀以降の作曲家、オーストラリアの作曲家、そしてこれまでにスポットライトが当たりにくかった女性作曲家がばんばん顔を出すんですから。それでいて定番の作曲家も概ね納得いくところにランクインして。良いランキングだと思います。
でもまあ欲を言えば例えば自分が投票した中でいうとストラヴィンスキーとラヴェルはもちょっと上がよかったかな・・・
逆に「こんなに上に!?」だったのがヴォーン=ウィリアムズ、ショスタコーヴィチ、それからメシアン。メシアンはもうちょっと経ったら100位以内ランクインも夢じゃない気がします。地位がほんと向上しましたねえ。
トップ3はまあそうなるね、って顔ぶれですがそれでも自分の予想でもまだ結果がでない項目もありましたし(12番)ラジオ放送席でも面白いハプニングがあったりで最後まで楽しめました。それに毎年恒例でリスナーの反応や声や状況も楽しんだり、普段は音楽を聴くって個人的な行為なんですがほんと自分にとっては一年に一回このカウントダウンはお祭りです(笑)
放送アーカイブはこちら。最後の第九や1日目のまとめも含めいくつかに分かれてますのでゆっくり楽しむといいですね。
来年のテーマ・・・どうなるんでしょうね?曲を投票するシステムに戻るとは思いますし前あった「ピアノ」とか「モーツァルト」みたいな狭めの縛りありテーマも避けて通常仕様に戻るのが妥当じゃないかしらん。
「Swoon」の時みたいにふわっとしたテーマで悩むのもまたいいですね。来年も楽しみにしています。
今日の一曲: ルートヴィッヒ・ファン・ベートーヴェン 交響曲第9番 第4楽章(「歓喜の歌」)
もうね、これでカウントダウンを〆るのがどれだけ盛り上がって様式美にかなってて終わってから満足感があることか(笑)もう1位はベートーヴェン以外あり得なかったようなフィニッシュでした。
そして今回1位発表+代表作品が流れてから1時間ほどベートーヴェンリクエストタイムがあってその後にシドニーオペラハウスで「歓喜の歌」部分を生放送!という話だったのですがここでちょっとした事件が。
オペラハウスに居る朝のプレゼンターだった人から電話がかかってきて「900人(!)のはずの合唱団が一人足りないから今から来て!」と夕方のプレゼンターの方を呼んで、なんと急遽ほんとにオペラハウスに向かうことに。
カウントダウンの公式サイトにも楽譜のpdfがアップされてリスナーもみんなで歌おう!という趣旨のイベントになりました。
私も一応弾いたことあるしそうでなくても有名な曲なので合唱パートを追ってちょっと歌ってみましたが大変でした(ちなみに声域はテノール)。ドイツ語は10年生以来だしテノール記号はまだそれなりに読めますが速いとこは速いですからね。そもそも言葉を使って歌うのがそんなに得意じゃない。あと縦幅が変わるスコアをスクロールし続けるのは結構トリッキーなんですよね。
でも合唱はちょろっとできるようになると良いなあ。今回のこれで「一緒に音楽の一部になる」っていう楽しみをまたちょっと味わった気がして。(まだオケ始まらないですからね!)
もうちょっと難易度が低いやつでまたやってほしいです(完全に他力本願)。
さてリンクしたのはCDの再生時間の元にもなったと言われる・・・のとは同じかわかりませんがカラヤンの第九。あんまりここで第九なんて紹介しませんから王道を。それにだいたい何聴いても楽しいですよきっと。
予想の外れ方も含め、そして101~200位の顔ぶれも合わせて全体の傾向としてはすごくポジティブな印象を受けました。20世紀以降の作曲家、オーストラリアの作曲家、そしてこれまでにスポットライトが当たりにくかった女性作曲家がばんばん顔を出すんですから。それでいて定番の作曲家も概ね納得いくところにランクインして。良いランキングだと思います。
でもまあ欲を言えば例えば自分が投票した中でいうとストラヴィンスキーとラヴェルはもちょっと上がよかったかな・・・
逆に「こんなに上に!?」だったのがヴォーン=ウィリアムズ、ショスタコーヴィチ、それからメシアン。メシアンはもうちょっと経ったら100位以内ランクインも夢じゃない気がします。地位がほんと向上しましたねえ。
トップ3はまあそうなるね、って顔ぶれですがそれでも自分の予想でもまだ結果がでない項目もありましたし(12番)ラジオ放送席でも面白いハプニングがあったりで最後まで楽しめました。それに毎年恒例でリスナーの反応や声や状況も楽しんだり、普段は音楽を聴くって個人的な行為なんですがほんと自分にとっては一年に一回このカウントダウンはお祭りです(笑)
放送アーカイブはこちら。最後の第九や1日目のまとめも含めいくつかに分かれてますのでゆっくり楽しむといいですね。
来年のテーマ・・・どうなるんでしょうね?曲を投票するシステムに戻るとは思いますし前あった「ピアノ」とか「モーツァルト」みたいな狭めの縛りありテーマも避けて通常仕様に戻るのが妥当じゃないかしらん。
「Swoon」の時みたいにふわっとしたテーマで悩むのもまたいいですね。来年も楽しみにしています。
今日の一曲: ルートヴィッヒ・ファン・ベートーヴェン 交響曲第9番 第4楽章(「歓喜の歌」)
もうね、これでカウントダウンを〆るのがどれだけ盛り上がって様式美にかなってて終わってから満足感があることか(笑)もう1位はベートーヴェン以外あり得なかったようなフィニッシュでした。
そして今回1位発表+代表作品が流れてから1時間ほどベートーヴェンリクエストタイムがあってその後にシドニーオペラハウスで「歓喜の歌」部分を生放送!という話だったのですがここでちょっとした事件が。
オペラハウスに居る朝のプレゼンターだった人から電話がかかってきて「900人(!)のはずの合唱団が一人足りないから今から来て!」と夕方のプレゼンターの方を呼んで、なんと急遽ほんとにオペラハウスに向かうことに。
カウントダウンの公式サイトにも楽譜のpdfがアップされてリスナーもみんなで歌おう!という趣旨のイベントになりました。
私も一応弾いたことあるしそうでなくても有名な曲なので合唱パートを追ってちょっと歌ってみましたが大変でした(ちなみに声域はテノール)。ドイツ語は10年生以来だしテノール記号はまだそれなりに読めますが速いとこは速いですからね。そもそも言葉を使って歌うのがそんなに得意じゃない。あと縦幅が変わるスコアをスクロールし続けるのは結構トリッキーなんですよね。
でも合唱はちょろっとできるようになると良いなあ。今回のこれで「一緒に音楽の一部になる」っていう楽しみをまたちょっと味わった気がして。(まだオケ始まらないですからね!)
もうちょっと難易度が低いやつでまたやってほしいです(完全に他力本願)。
さてリンクしたのはCDの再生時間の元にもなったと言われる・・・のとは同じかわかりませんがカラヤンの第九。あんまりここで第九なんて紹介しませんから王道を。それにだいたい何聴いても楽しいですよきっと。
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ここのブログに書こうと思ったんだけどオーストラリア代表の親善試合に見入ってしまってすっかり忘れていたよ!!
ただその前に。
今年初にしておそらく唯一のオケ仕事お声かかりました!
8月上旬のStonnington Symphony Orchestraのコンサートです。新しい作曲家の初演の曲とプロコフィエフの交響曲5番を弾く予定ですがプログラムの残りの1曲に変更ありみたいな感じだったので書き出すのはまた今度。
さて今年もあらためて豪ABC Classic FMのカウントダウンの季節です。
今年のテーマは「作曲家」。例年のように曲に投票して戦わせるのではなく推しの作曲家に票を入れるシステム。私が投票した作曲家はこちらのエントリーで。
ふと今回は思いついて結果予想みたいなことをしてみようと思い。
ただ単純に順位予想をするのは難しいし自分で考えてそんなにわくわくしないかなと思ったのでいくつか条件みたいのを決めてみました。
説明が下手ですが要するにこういうことです:
(1) モーツァルトとベートーヴェンが両方トップ3 ランクイン
(2) ラヴェルが50位までにランクイン
(3) ヴォーン=ウィリアムズが100位までにランクイン
(4) メシアンは100位までにランクインしない
(5) ショスタコーヴィチは51位~100位にランクイン
(6) マーラーは10位までにランクイン
(7) Kats-Cherninはオーストラリアの作曲家として&女性作曲家として最上位
(8) シューベルトを代表して放送される作品は歌曲以外
(9) 200位までにランクインしたオーストラリアの作曲家は10人を超える
(10) 1901年以後に生まれた作曲家はトップ20にランクインしない
(11) ブラームスの順位はワーグナーの順位より上
(12) 「ピアノ協奏曲」が代表作品として放送された最上位の作曲家は「オペラから一部」が代表作品として放送された最上位の作曲家より順位が上
(13) 「ドビュッシー」は午後(12:01~)に発表される(代表作品が「牧神の午後のための前奏曲」ならボーナスポイント)
いかがでしょうか。後半はちょっとひねってみました。これも考えるの難しいんですよね、特に上位に入るであろう作曲家が絡んでくると。
13は完全に運(午後は土・日あります)なのですがボーナスポイントは手堅いんじゃないかなと思います(ただしボーナスポイントはボーナスポイントなのでメインの予想ありきです)。
6も大分希望が入ってる気がします(笑)トップ10は難しい。
逆に4は悲観的とでもいうべきか、自分は票入れましたがランクインは難しいと思います。
7は結構良い線いくんじゃないか?と思いましたが事前のチラ見せstatsが出てからどう転ぶかわからない感じになりましたね。100位までにちょうど10人ラリアの作曲家ですから(つまりは9は101位以降にあと一人でも居れば成立)。あと11世紀でランクインしてる作曲家がほぼ間違いなくあの女性作曲家なので彼女の順位がどんな感じか。
同じくチラ見せstatsをみると10ももしかしたら外れるかも?みたいな雰囲気がありますね。でもそれはむしろ現代に近い作曲家が評価されてるってことで良いことだと思います。
あと8は賭けですね。作品数で圧倒的歌曲でも、歌曲以外でもかなり有名な曲いっぱいありますから。
あとは12の考え方が面白いですね。上位にモーツァルトやベートーヴェンが来ることを考えて果たしてモーツァルトを代表する作品が何になるかとか他にピアノ協奏曲で攻めてきそうなのは誰かとか。
カウントダウンの特定の部分だけでなく(200位まで発表されるアフターまで)色んな過程が楽しめる予想になったと思います。
これ一つ一つにご褒美(といっても自腹)を賭けるのもありかなと思ったのですが予想はともかくご褒美を13つも思いつく(そして難易度順に割り当てる)のもなんだかめんどかったのでやめました。好きなときに好きなことします(笑)
ということで明日メルボルン時間朝9時から放送になるのかな?それでいいんだよね?
(TwitterのTLが今圧倒的女子サッカーなのでお知らせが流れても分からない)
先ほどのABC Classic FMのリンク先からネットでも聴けます。
果たして誰が一位に輝くか、13の予想はどれだけ当たるのか楽しみです。Twitterで今年も実況とも言えない色々をつぶやいたり叫んだりします。
そしてこれも恒例ですがカウントダウン後のまとめもやりますよー。予想結果もそこでカバーできるといいな。
今日は遅く始めたので今日の一曲はお休み。次回はもちろん1位に輝いた作曲家から。
ただその前に。
今年初にしておそらく唯一のオケ仕事お声かかりました!
8月上旬のStonnington Symphony Orchestraのコンサートです。新しい作曲家の初演の曲とプロコフィエフの交響曲5番を弾く予定ですがプログラムの残りの1曲に変更ありみたいな感じだったので書き出すのはまた今度。
さて今年もあらためて豪ABC Classic FMのカウントダウンの季節です。
今年のテーマは「作曲家」。例年のように曲に投票して戦わせるのではなく推しの作曲家に票を入れるシステム。私が投票した作曲家はこちらのエントリーで。
ふと今回は思いついて結果予想みたいなことをしてみようと思い。
ただ単純に順位予想をするのは難しいし自分で考えてそんなにわくわくしないかなと思ったのでいくつか条件みたいのを決めてみました。
説明が下手ですが要するにこういうことです:
(1) モーツァルトとベートーヴェンが両方トップ3 ランクイン
(2) ラヴェルが50位までにランクイン
(3) ヴォーン=ウィリアムズが100位までにランクイン
(4) メシアンは100位までにランクインしない
(5) ショスタコーヴィチは51位~100位にランクイン
(6) マーラーは10位までにランクイン
(7) Kats-Cherninはオーストラリアの作曲家として&女性作曲家として最上位
(8) シューベルトを代表して放送される作品は歌曲以外
(9) 200位までにランクインしたオーストラリアの作曲家は10人を超える
(10) 1901年以後に生まれた作曲家はトップ20にランクインしない
(11) ブラームスの順位はワーグナーの順位より上
(12) 「ピアノ協奏曲」が代表作品として放送された最上位の作曲家は「オペラから一部」が代表作品として放送された最上位の作曲家より順位が上
(13) 「ドビュッシー」は午後(12:01~)に発表される(代表作品が「牧神の午後のための前奏曲」ならボーナスポイント)
いかがでしょうか。後半はちょっとひねってみました。これも考えるの難しいんですよね、特に上位に入るであろう作曲家が絡んでくると。
13は完全に運(午後は土・日あります)なのですがボーナスポイントは手堅いんじゃないかなと思います(ただしボーナスポイントはボーナスポイントなのでメインの予想ありきです)。
6も大分希望が入ってる気がします(笑)トップ10は難しい。
逆に4は悲観的とでもいうべきか、自分は票入れましたがランクインは難しいと思います。
7は結構良い線いくんじゃないか?と思いましたが事前のチラ見せstatsが出てからどう転ぶかわからない感じになりましたね。100位までにちょうど10人ラリアの作曲家ですから(つまりは9は101位以降にあと一人でも居れば成立)。あと11世紀でランクインしてる作曲家がほぼ間違いなくあの女性作曲家なので彼女の順位がどんな感じか。
同じくチラ見せstatsをみると10ももしかしたら外れるかも?みたいな雰囲気がありますね。でもそれはむしろ現代に近い作曲家が評価されてるってことで良いことだと思います。
あと8は賭けですね。作品数で圧倒的歌曲でも、歌曲以外でもかなり有名な曲いっぱいありますから。
あとは12の考え方が面白いですね。上位にモーツァルトやベートーヴェンが来ることを考えて果たしてモーツァルトを代表する作品が何になるかとか他にピアノ協奏曲で攻めてきそうなのは誰かとか。
カウントダウンの特定の部分だけでなく(200位まで発表されるアフターまで)色んな過程が楽しめる予想になったと思います。
これ一つ一つにご褒美(といっても自腹)を賭けるのもありかなと思ったのですが予想はともかくご褒美を13つも思いつく(そして難易度順に割り当てる)のもなんだかめんどかったのでやめました。好きなときに好きなことします(笑)
ということで明日メルボルン時間朝9時から放送になるのかな?それでいいんだよね?
(TwitterのTLが今圧倒的女子サッカーなのでお知らせが流れても分からない)
先ほどのABC Classic FMのリンク先からネットでも聴けます。
果たして誰が一位に輝くか、13の予想はどれだけ当たるのか楽しみです。Twitterで今年も実況とも言えない色々をつぶやいたり叫んだりします。
そしてこれも恒例ですがカウントダウン後のまとめもやりますよー。予想結果もそこでカバーできるといいな。
今日は遅く始めたので今日の一曲はお休み。次回はもちろん1位に輝いた作曲家から。
水曜日にサッカー2018/19シーズンラスト、アジアチャンピオンズリーグ最終試合を生観戦で終わり。
それで(結果がどうであれ、事前の諸々も含め)色々消耗するだろうなとは思ってたのですがどうしても次の日の夜も出かけたい理由がありました。
それがちょっとぶりのSecret Symphonyコンサート。イベント自体は前回私が参戦してから2,3回はやってたのかな?なんにせよだいぶ久しぶりな感じです。
久しぶりなのでまずは説明から。Secret Symphonyはメル響主催の不定期無料コンサートイベント。2週間くらい?前から日にちとコンサート開催を発表、そこからインスタで場所、曲などのヒントをちょこちょこだしていく謎解き要素のあるコンサートです。コンサートはフルオケでなく小編成(メル響メンバーが出演)で、普段とはまた違う感じのレパートリーをメルボルンのシティorその周りの特徴ある場所で演奏。場所と曲がリンクしてたり+α要素もあったりで面白いです。まだ3回目?4回目?くらいですが毎回楽しい。
今回は333 Collins Streetがコンサートの舞台。昔は銀行の建物だったそうでロビーのドーム構造が美しく、結婚式などの会場にもなっているみたい?
Secret Symphonyは古コンサートより短い分、そして平日の夕飯後に時間設定してるため夜9時開演なのですが25分前にもすでに建物のこれまた凝ったゲートの前にかなり人が集まってました。若い人も結構多かったですね。
そこでなにやらチケットを渡されてしばらく待ってから入場するとに。
渡されたチケットはドリンクチケットでした。なんと無料でワイン一杯orビール一缶がいただけました。無料イベントなのにすごいなあ。
席もあっという間に埋まって私は(まあ短めだとはわかっていたので)立ち見席で聴きました。
プログラムはこちら。
Secret Symphony
演奏:Plexus (バイオリン:Monica Curro、クラリネット:Philip Arkinstall、ピアノ:Stefan Cassomenos)
Anne Cawrse 「Flame and Shadow」(ソプラノ:Greta Bradman)
Stefan Cassomenos 「Melodies Francaises」
リヒャルト・シュトラウス 「四つの最後の歌」(編曲:Stefan Cassomenos、ソプラノ:Greta Bradman、チェロ:Michelle Wood、コントラバス:Stephen Newton)
謎解きの時点でシュトラウスのこれが演奏されることはわかってました。それでそれをsecret symphonyでやるなら編曲版になるな、というのと別のヒントでPlexusが噛んでることもわかってました。
ただここで新しい曲(Cawrseの曲)に初めましてできるとは思ってなかったのでいい出会いができました。
ちなみにMelodies Francaisesは以前Plexusのコンサートでやったののナレーションなし+楽章縮小版という形でした。
あとでちょっと話を聞いたら今回のコンサート場所は音響が結構特殊でお互いの音がなかなか聞こえない箇所も多々あったそうで(汗)でも聴く方も色々音響によって処理されちゃってる音を聞くからそんなに問題はなかったと思います。歌声を聞くにはとても贅沢な場所でしたねー。歌ってる人から近いけどしっかり空間に響いた音を味わえる感。
謎解きでシュトラウスとわかるちょっと前くらいからなんだか晩年シュトラウスとか晩年マーラーが聴きたい気分だったのでちょうどその部分が満たされた感じでした。あとワイン飲んで聴くシュトラウスなかなか良い(笑)多分そこはマーラーだと効かないとこあるかも。
基本Secret Symphonyは平日開催なので演奏してるのが友人でも終わったあと長くしゃべってたり場所を移して飲んだりできないのがちょっと残念ではありますがしっかり楽しんできました。やっぱり行ける時はなるべく行きたいイベントです。次はいつかなー楽しみ-。
来月も色々行きたいコンサートなどなどあるのでお財布の許す限り楽しみたいです。
今日の一曲: リヒャルト・シュトラウス 「四つの最後の歌」より「九月」
ほんと第3楽章第4楽章がこの歌曲集だと大好きなんですけど前紹介したと思うんでこちらを。
音楽において特定の季節を表すにはどんな要素の印象が大切か、みたいなことはよく考えるのですが(特に鳥カタ弾くときですが)、気温だったり風の感じだったり光の感じだったり湿度だったり、そういうのをどう音楽で表現するかってまだまだ謎が多く感じます。
それに加えて秋という季節にくっついてくるこのなんともいえない儚い感じ。歌詞を読んでみるとヘッセもそこんとこ上手いのですがシュトラウスも同じくらい上手い。もとはオケでこんな繊細で儚い表現してる見事さ。
でも秋といってもまだ9月の話なんですよねこれ。元々がドイツの詩人・作曲家ってのもありますが現代の日本だって9月はがっつり残暑で暑いですしメルボルンでいうと3月ならまだ40度超えの日とかもあり得ますし。だから余計に「9月にしちゃあまりにも儚いよ!」みたいなイメージになっちゃうのかもしれません。
ちなみにオケ版ではこの楽章の最後のホルンソロがもう素敵な聴きどころなのですが今回の編曲版ではチェロが担当してました。いいですねえこの横取り(笑)他の楽器が気持ちいいソロを弾けるって楽しいだろうなあ。でもソロは置いておいてオケのための曲を(ピアノ込みとはいえ)5重奏で弾くのは役割分担がかなり大変みたいです。
リンクしたのは同じくシュトラウスの「死と変容」、「メタモルフォーゼン」と死にまつわる作品でそろえたアルバム。メタモルフォーゼン、そしてそこからのこの歌曲につながる色々はまた語り始めると止まらないので割愛しますがこの3曲の組み合わせは色々と美味しいです。
それで(結果がどうであれ、事前の諸々も含め)色々消耗するだろうなとは思ってたのですがどうしても次の日の夜も出かけたい理由がありました。
それがちょっとぶりのSecret Symphonyコンサート。イベント自体は前回私が参戦してから2,3回はやってたのかな?なんにせよだいぶ久しぶりな感じです。
久しぶりなのでまずは説明から。Secret Symphonyはメル響主催の不定期無料コンサートイベント。2週間くらい?前から日にちとコンサート開催を発表、そこからインスタで場所、曲などのヒントをちょこちょこだしていく謎解き要素のあるコンサートです。コンサートはフルオケでなく小編成(メル響メンバーが出演)で、普段とはまた違う感じのレパートリーをメルボルンのシティorその周りの特徴ある場所で演奏。場所と曲がリンクしてたり+α要素もあったりで面白いです。まだ3回目?4回目?くらいですが毎回楽しい。
今回は333 Collins Streetがコンサートの舞台。昔は銀行の建物だったそうでロビーのドーム構造が美しく、結婚式などの会場にもなっているみたい?
Secret Symphonyは古コンサートより短い分、そして平日の夕飯後に時間設定してるため夜9時開演なのですが25分前にもすでに建物のこれまた凝ったゲートの前にかなり人が集まってました。若い人も結構多かったですね。
そこでなにやらチケットを渡されてしばらく待ってから入場するとに。
渡されたチケットはドリンクチケットでした。なんと無料でワイン一杯orビール一缶がいただけました。無料イベントなのにすごいなあ。
席もあっという間に埋まって私は(まあ短めだとはわかっていたので)立ち見席で聴きました。
プログラムはこちら。
Secret Symphony
演奏:Plexus (バイオリン:Monica Curro、クラリネット:Philip Arkinstall、ピアノ:Stefan Cassomenos)
Anne Cawrse 「Flame and Shadow」(ソプラノ:Greta Bradman)
Stefan Cassomenos 「Melodies Francaises」
リヒャルト・シュトラウス 「四つの最後の歌」(編曲:Stefan Cassomenos、ソプラノ:Greta Bradman、チェロ:Michelle Wood、コントラバス:Stephen Newton)
謎解きの時点でシュトラウスのこれが演奏されることはわかってました。それでそれをsecret symphonyでやるなら編曲版になるな、というのと別のヒントでPlexusが噛んでることもわかってました。
ただここで新しい曲(Cawrseの曲)に初めましてできるとは思ってなかったのでいい出会いができました。
ちなみにMelodies Francaisesは以前Plexusのコンサートでやったののナレーションなし+楽章縮小版という形でした。
あとでちょっと話を聞いたら今回のコンサート場所は音響が結構特殊でお互いの音がなかなか聞こえない箇所も多々あったそうで(汗)でも聴く方も色々音響によって処理されちゃってる音を聞くからそんなに問題はなかったと思います。歌声を聞くにはとても贅沢な場所でしたねー。歌ってる人から近いけどしっかり空間に響いた音を味わえる感。
謎解きでシュトラウスとわかるちょっと前くらいからなんだか晩年シュトラウスとか晩年マーラーが聴きたい気分だったのでちょうどその部分が満たされた感じでした。あとワイン飲んで聴くシュトラウスなかなか良い(笑)多分そこはマーラーだと効かないとこあるかも。
基本Secret Symphonyは平日開催なので演奏してるのが友人でも終わったあと長くしゃべってたり場所を移して飲んだりできないのがちょっと残念ではありますがしっかり楽しんできました。やっぱり行ける時はなるべく行きたいイベントです。次はいつかなー楽しみ-。
来月も色々行きたいコンサートなどなどあるのでお財布の許す限り楽しみたいです。
今日の一曲: リヒャルト・シュトラウス 「四つの最後の歌」より「九月」
ほんと第3楽章第4楽章がこの歌曲集だと大好きなんですけど前紹介したと思うんでこちらを。
音楽において特定の季節を表すにはどんな要素の印象が大切か、みたいなことはよく考えるのですが(特に鳥カタ弾くときですが)、気温だったり風の感じだったり光の感じだったり湿度だったり、そういうのをどう音楽で表現するかってまだまだ謎が多く感じます。
それに加えて秋という季節にくっついてくるこのなんともいえない儚い感じ。歌詞を読んでみるとヘッセもそこんとこ上手いのですがシュトラウスも同じくらい上手い。もとはオケでこんな繊細で儚い表現してる見事さ。
でも秋といってもまだ9月の話なんですよねこれ。元々がドイツの詩人・作曲家ってのもありますが現代の日本だって9月はがっつり残暑で暑いですしメルボルンでいうと3月ならまだ40度超えの日とかもあり得ますし。だから余計に「9月にしちゃあまりにも儚いよ!」みたいなイメージになっちゃうのかもしれません。
ちなみにオケ版ではこの楽章の最後のホルンソロがもう素敵な聴きどころなのですが今回の編曲版ではチェロが担当してました。いいですねえこの横取り(笑)他の楽器が気持ちいいソロを弾けるって楽しいだろうなあ。でもソロは置いておいてオケのための曲を(ピアノ込みとはいえ)5重奏で弾くのは役割分担がかなり大変みたいです。
リンクしたのは同じくシュトラウスの「死と変容」、「メタモルフォーゼン」と死にまつわる作品でそろえたアルバム。メタモルフォーゼン、そしてそこからのこの歌曲につながる色々はまた語り始めると止まらないので割愛しますがこの3曲の組み合わせは色々と美味しいです。
いやあーーー・・・色々ありました。
それは置いておいて土曜日にちょっと珍しい(自分にしては)コンサートに行って来ました。
学校時代の友人が所属している、というか運営にもちょっと噛んでるPolyphonic Voicesという合唱団とその合唱団のそこそこな数のメンバー(友人含む)が前所属していたメルボルン大学の寮Trinity Collegeの合唱団の合同のコンサート。合唱のコンサートに行くのも珍しいですがオールアカペラのコンサートでした。そしてプログラムはオール英国作品。すっかり私ホイホイな内容でした。
場所はうちの学校もよくコンサートや大きめの礼拝イベント(?)にも使ったブライトンのSt. Andrew's Church。大聖堂ではないですがそこそこに大きい教会。古いスタイルですがしっかりした作りで、なんとpews(教会のベンチみたいな椅子)はヒーター付き。この季節にお尻があったかくコンサートが聴けるのはありがたいです。
フォーマットとしては別々に歌う曲もあり合同で歌う曲もあり。いいですね、リハーサル時間や人
数に限りがあったり環境でこういうフォーマットだと色々充実したコンサート内容に出来て。元々交流があるならなおさら。
プログラムはこんな感じでした。
Bushes & Briars
Polyphonic Voices & Trinity College Choir
場所:St. Andew's Church, Brighton
ジェラルド・フィンジ 「7つの合唱曲(Seven Poems of Robert Bridges)」(PV)
レイフ・ヴォーン=ウィリアムズ 「3つのシェイクスピアの歌」(PV)
レイフ・ヴォーン=ウィリアムズ 「旅の歌」より「放浪者」(PV)
ハーバート・ハウエルズ 「Salve Regina」(TC)
チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォード 「3つのラテン語モテット」より「Justorum Animae」(TC)
(休憩)
グスタフ・ホルスト 「アヴェ・マリア」(合同)
レイフ・ヴォーン=ウィリアムズ 「Bushes and Briars」(合同)
グスタフ・ホルスト 「Nunc Dimittis」(合同)
レイフ・ヴォーン=ウィリアムズ ミサ曲 ト短調
見てくださいこのてんこ盛り。英国圏外ではイギリス音楽は20世紀前半あたりの盛り上がった時期のものでもマイナーな分類ですがこんなに色々合唱曲あるんですよ。というかハウエルズとスタンフォードは私もお初。
いいですねやっぱりイギリス音楽は。自分にとって馴染みがあるという以上にこの懐かしさを掻き立てるフレーバー。そして印象派を取り入れたような新しい響きとバロック以前の宗教音楽を持ってくるような古き良き雰囲気が共存してて。
合唱曲もこうやって曲リストみるだけでも古典文学やら宗教音楽やらその他secularな題材やらが見えて面白い。
そしてイギリス音楽、そして特に宗教音楽に求められる歌い方という範囲でものすごく上手いソロが聴けてほんと美しかったです。すごく透明でまっすぐで伸びる声。生で&教会で味わえるって贅沢な体験です。今回聴いた曲はほぼ全部録音持ってない曲ですがどうしてもまた生演奏を聴きたいと思ってしまいます。
ちなみにPolyphonic Voicesはようつべに演奏上げてたりCD出してたりしてます。こちら。Soundcloudにも色々あるみたいです。
すっかり寒くなりましたけど色々外に楽しみなものがあるので楽しく出かける秋冬になるといいなあ。おいしいものも食べたいし面白い音楽も聴きたいしその他色々。バレエも観に行くし兵馬俑も来るらしい。体調にちょっと不安は残ってますが仕事もまた来ながらアクティブに過ごせますように。
今日の一曲: グスタフ・ホルスト 「Nunc Dimittis」
今回知らない曲ばっかりたくさんということでコンサートで座ってる間から今日の一曲にどの曲を使うか考えてました。ヴォーン=ウィリアムズの3つのシェイクスピアの歌の各楽章の入りがトリッキーながら合唱としてのエフェクトも好きでしたしミサ曲で古きと新しきの共存を広げていくのも面白そうだと思いましたが一番好き&美しいと思ったのはこれ。
まずスタートラインとしては「惑星だけがホルストじゃない」というところから話したいですね。(ついでに「木星だけがホルストの惑星じゃない」ってのは普段から話してますがそっちはまた別の日に)。惑星でも海王星の女声合唱パートでその片鱗が伺えますが面白い合唱音楽を書く人です(ただし海王星はかなり例外的にトリッキーではあるかもしれない)。
歌というと横のメロディーの線が大事と思われますが合唱だと和音=縦のラインの重要さがぐんとアップ。その縦のラインの気持ち良さが冒頭からこの曲はあって思わずにやにやしてしまう。人の声の響きだけで成り立つ世界って面白いですねえ。
リンクの録音は今回のコンサートで歌われた曲が結構入ってるやつにしてみました。シェイクスピアの歌の「Full fathom five」は試聴部分だけでも難しさが分かる(汗)アカペラってほんと大変だー。
それは置いておいて土曜日にちょっと珍しい(自分にしては)コンサートに行って来ました。
学校時代の友人が所属している、というか運営にもちょっと噛んでるPolyphonic Voicesという合唱団とその合唱団のそこそこな数のメンバー(友人含む)が前所属していたメルボルン大学の寮Trinity Collegeの合唱団の合同のコンサート。合唱のコンサートに行くのも珍しいですがオールアカペラのコンサートでした。そしてプログラムはオール英国作品。すっかり私ホイホイな内容でした。
場所はうちの学校もよくコンサートや大きめの礼拝イベント(?)にも使ったブライトンのSt. Andrew's Church。大聖堂ではないですがそこそこに大きい教会。古いスタイルですがしっかりした作りで、なんとpews(教会のベンチみたいな椅子)はヒーター付き。この季節にお尻があったかくコンサートが聴けるのはありがたいです。
フォーマットとしては別々に歌う曲もあり合同で歌う曲もあり。いいですね、リハーサル時間や人
数に限りがあったり環境でこういうフォーマットだと色々充実したコンサート内容に出来て。元々交流があるならなおさら。
プログラムはこんな感じでした。
Bushes & Briars
Polyphonic Voices & Trinity College Choir
場所:St. Andew's Church, Brighton
ジェラルド・フィンジ 「7つの合唱曲(Seven Poems of Robert Bridges)」(PV)
レイフ・ヴォーン=ウィリアムズ 「3つのシェイクスピアの歌」(PV)
レイフ・ヴォーン=ウィリアムズ 「旅の歌」より「放浪者」(PV)
ハーバート・ハウエルズ 「Salve Regina」(TC)
チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォード 「3つのラテン語モテット」より「Justorum Animae」(TC)
(休憩)
グスタフ・ホルスト 「アヴェ・マリア」(合同)
レイフ・ヴォーン=ウィリアムズ 「Bushes and Briars」(合同)
グスタフ・ホルスト 「Nunc Dimittis」(合同)
レイフ・ヴォーン=ウィリアムズ ミサ曲 ト短調
見てくださいこのてんこ盛り。英国圏外ではイギリス音楽は20世紀前半あたりの盛り上がった時期のものでもマイナーな分類ですがこんなに色々合唱曲あるんですよ。というかハウエルズとスタンフォードは私もお初。
いいですねやっぱりイギリス音楽は。自分にとって馴染みがあるという以上にこの懐かしさを掻き立てるフレーバー。そして印象派を取り入れたような新しい響きとバロック以前の宗教音楽を持ってくるような古き良き雰囲気が共存してて。
合唱曲もこうやって曲リストみるだけでも古典文学やら宗教音楽やらその他secularな題材やらが見えて面白い。
そしてイギリス音楽、そして特に宗教音楽に求められる歌い方という範囲でものすごく上手いソロが聴けてほんと美しかったです。すごく透明でまっすぐで伸びる声。生で&教会で味わえるって贅沢な体験です。今回聴いた曲はほぼ全部録音持ってない曲ですがどうしてもまた生演奏を聴きたいと思ってしまいます。
ちなみにPolyphonic Voicesはようつべに演奏上げてたりCD出してたりしてます。こちら。Soundcloudにも色々あるみたいです。
すっかり寒くなりましたけど色々外に楽しみなものがあるので楽しく出かける秋冬になるといいなあ。おいしいものも食べたいし面白い音楽も聴きたいしその他色々。バレエも観に行くし兵馬俑も来るらしい。体調にちょっと不安は残ってますが仕事もまた来ながらアクティブに過ごせますように。
今日の一曲: グスタフ・ホルスト 「Nunc Dimittis」
今回知らない曲ばっかりたくさんということでコンサートで座ってる間から今日の一曲にどの曲を使うか考えてました。ヴォーン=ウィリアムズの3つのシェイクスピアの歌の各楽章の入りがトリッキーながら合唱としてのエフェクトも好きでしたしミサ曲で古きと新しきの共存を広げていくのも面白そうだと思いましたが一番好き&美しいと思ったのはこれ。
まずスタートラインとしては「惑星だけがホルストじゃない」というところから話したいですね。(ついでに「木星だけがホルストの惑星じゃない」ってのは普段から話してますがそっちはまた別の日に)。惑星でも海王星の女声合唱パートでその片鱗が伺えますが面白い合唱音楽を書く人です(ただし海王星はかなり例外的にトリッキーではあるかもしれない)。
歌というと横のメロディーの線が大事と思われますが合唱だと和音=縦のラインの重要さがぐんとアップ。その縦のラインの気持ち良さが冒頭からこの曲はあって思わずにやにやしてしまう。人の声の響きだけで成り立つ世界って面白いですねえ。
リンクの録音は今回のコンサートで歌われた曲が結構入ってるやつにしてみました。シェイクスピアの歌の「Full fathom five」は試聴部分だけでも難しさが分かる(汗)アカペラってほんと大変だー。
過去のエントリーに拍手ありがとうございます。(気づく頻度がまばらですみません・・・)
ちょこちょこ家飲みの日がブログ書きの日に重なるのですが今日もそんな日で。
そんな中今年もこの季節がやってきました。
6月の連休に恒例放送の豪ABCのクラシック100カウントダウン。
不思議なもので2月3月くらいまでは「まだかまだか」と待ちわびていながら3月末~4月になるとすっかり存在を忘れてて(笑)でも今年もしっかり投票してきました。
今年のテーマは「作曲家」。つまり例年のように曲に投票するのでなく作曲家に投票するシステム。つまりは「推し」に直接票を入れる、人によってはいつもより熱いテーマとなってます。
しかもテーマの副題が「これなしには生きられない作曲家」ですから。
10人まで投票可とのことだったのでこの10人に票を入れてきました。
(1)オリヴィエ・メシアン
(2)ドミトリ・ショスタコーヴィチ
(3)モーリス・ラヴェル
(4)グスタフ・マーラー
(5)レイフ・ヴォーン=ウィリアムズ
(6)ロス・エドワーズ
(7)フランツ・シューベルト
(8)ヨハネス・ブラームス
(9)セルゲイ・ラフマニノフ
(10)イーゴリ・ストラヴィンスキー
私にしてはちょっと保守的かな?くらいに思えますがだいたいこんな感じです。
あと投票登録するときに10人のうち一番好きな作曲家と特に好きな作品を書けと言われたのでショスタコーヴィチのヴィオラソナタにしました。これでもメシアンの鳥のカタログと迷ったんです。でもやっぱり自分の人生においてのつきあいの長さ濃さなど総合的に評価した結果ショスタコに。
1~5くらいまでは本当に迷いなく自分に圧倒的に大切で、「これなしには生きられない」要素満載の5人です。
6はオーストラリアの音楽で真っ先に誰の音楽を勧めたいか、という観点から自分にとってデフォルトの作曲家です。同時に自分にとってオーストラリアを離れてるときにオーストラリアを感じたくなる音楽、という意味でこれなしではやってけない。
7と8は普段熱意を持って推しているわけではないですけど前者は歌曲やピアノ曲、後者は特に室内楽において欠かせないと思っている作曲家。
9と10はほんと悩みましたね。でも最終的にラフマニノフの交響的舞曲や交響曲第2番、ヴォカリーズの存在感は自分の中で大きいですし、自分の(特にチェロでの)オケ活動はストラヴィンスキーの作品に彩られていたので。
この10人はサイト内リストから選んだのですがもしも追加したければ別途ABCにメールで送ってちょ、みたいなことが書いてあったのでジョージ・クラムをリクエストして数日待ったのですが音沙汰なしで。しょうがないなと先に投票したらそのまた数日後メールが来てすでに投票してたらリクエスト分も一票としてカウントしますよ、とのこと。
もうクラムなんか誰が票入れてるか、って話ではあるんですがそれでも「好き」の熱意を汲んで対応してくれたのはほんと嬉しいです。ということで私の投票リストは11人いる!(雑なreferenceはやめなされ)
クラムは本来ならメシアン・ショスタコーヴィチとならぶ自分にとっての三本柱ですからね。今もちょっと弾いてますし、自分のイマジネーションだったりファンタジー・SF的な方向性だったり色々と影響を受けたり反応することが多く。わざわざメールしても追加したい作曲家です。
例年の投票では特に中堅どころというか「玄人好みかつ100位周りで入るかどうか難しいかもしれない曲」だったり「100位以内には入るであろうけどなるべく上の順位をとって欲しい曲」に注力する部分があるのですが今回はそういう票の入れ方は無理ですね(笑)「推し」を純粋に推したいというところもありますし普段より予想が付きやすい、ポピュラーな作曲家がどんどん上にくるランキングなのでとにかく好きな作曲家をストレートに応援しなきゃ。
その中でヴォーン=ウィリアムズがどのくらいの順位にくるかってのはちょっと興味深い。英国文化圏なので多くの人に親しみはありそうですがよく知られている曲数曲のために票を投じてくれる人がどれくらいいるかなあ。自分の入れた10人だったらラヴェル、シューベルト、ブラームス辺りが上位にくるかな。マーラーも上位に入るかもしれないけどどこまでいけるだろう。みんなどんどん入れてくれよ。メシアンは100位以内に入ったら上等だし祝杯に値する。
例年どおり101位~200位のラインアップも気になりますしね。
ということで投票締め切りは5月20日、実際のカウントダウン放送は6月8日9日の2日間。
ネット経由でもABC Classic FMは聴けるようになっています。
時間が合えば是非。一般の人の理由コメントや「こんなことしながらカウントダウン聴いてます」的なお便りもたまに面白いです。
今日の一曲: レイフ・ヴォーン=ウィリアムズ 交響曲第5番第1楽章
ヴォーン=ウィリアムズといえば吹奏楽も有名ですし(日本では主に吹奏楽作品になるのかな)こちらでいうとタリス幻想曲や揚げひばりみたいな単独オケ作品みたいなものもなじみが深く。なじみもあり愛されてもいますがそれでもわざわざ票を入れるほどの熱意が集まるかは難しいなあ、とどうしても思ってしまう。それは「馴染み」ということもあり、ヴォーン=ウィリアムズの音楽の性格もあり、その他いろいろ細かい理由がありそうで。
自分がヴォーン=ウィリアムズに票を入れるのは吹奏楽音楽もオケ作品も、さらに交響曲もものすごい好きでものすごい美しいと思ってもっともっと愛されたいといつも思ってて。結構広く深く思い入れがある作曲家なんです。
その思い入れを力説するときにまず推したいのがタリス幻想曲、そしてこの交響曲第5番。
ヴォーン=ウィリアムズの音楽は牧歌的で美しくて、でも深さというかがっつりさに欠けるという印象は確かにあるのですがこの第1楽章のクライマックスは自分にとってとにかく叫びたくなる音楽です。美しさだったりなつかしさだったり、そういった感情がMAXに高まった激しさと深さは他の偉大な交響曲作品に張り合えるものがあると本気で思ってます。
あとは交響曲としての世界観もこの第5番に限らず壮大で、音楽のスタイルというか響きが濃くなくてもそういう意味では十分濃いと思うんですよね。
ヴォーン=ウィリアムズの(他のジャンルと比べての)交響曲の知名度の低さは作曲家として結構珍しいと思うのですがもっともっと弾かれて知られて愛されて欲しいです。
リンク先はロンドンフィル+ハイティンク指揮のを選んでみました。クリーンな演奏に定評があるハイティンクなので大変相性がいい(はず)。ついでにひばりも揚げちゃってください(カップリング曲)。
ちょこちょこ家飲みの日がブログ書きの日に重なるのですが今日もそんな日で。
そんな中今年もこの季節がやってきました。
6月の連休に恒例放送の豪ABCのクラシック100カウントダウン。
不思議なもので2月3月くらいまでは「まだかまだか」と待ちわびていながら3月末~4月になるとすっかり存在を忘れてて(笑)でも今年もしっかり投票してきました。
今年のテーマは「作曲家」。つまり例年のように曲に投票するのでなく作曲家に投票するシステム。つまりは「推し」に直接票を入れる、人によってはいつもより熱いテーマとなってます。
しかもテーマの副題が「これなしには生きられない作曲家」ですから。
10人まで投票可とのことだったのでこの10人に票を入れてきました。
(1)オリヴィエ・メシアン
(2)ドミトリ・ショスタコーヴィチ
(3)モーリス・ラヴェル
(4)グスタフ・マーラー
(5)レイフ・ヴォーン=ウィリアムズ
(6)ロス・エドワーズ
(7)フランツ・シューベルト
(8)ヨハネス・ブラームス
(9)セルゲイ・ラフマニノフ
(10)イーゴリ・ストラヴィンスキー
私にしてはちょっと保守的かな?くらいに思えますがだいたいこんな感じです。
あと投票登録するときに10人のうち一番好きな作曲家と特に好きな作品を書けと言われたのでショスタコーヴィチのヴィオラソナタにしました。これでもメシアンの鳥のカタログと迷ったんです。でもやっぱり自分の人生においてのつきあいの長さ濃さなど総合的に評価した結果ショスタコに。
1~5くらいまでは本当に迷いなく自分に圧倒的に大切で、「これなしには生きられない」要素満載の5人です。
6はオーストラリアの音楽で真っ先に誰の音楽を勧めたいか、という観点から自分にとってデフォルトの作曲家です。同時に自分にとってオーストラリアを離れてるときにオーストラリアを感じたくなる音楽、という意味でこれなしではやってけない。
7と8は普段熱意を持って推しているわけではないですけど前者は歌曲やピアノ曲、後者は特に室内楽において欠かせないと思っている作曲家。
9と10はほんと悩みましたね。でも最終的にラフマニノフの交響的舞曲や交響曲第2番、ヴォカリーズの存在感は自分の中で大きいですし、自分の(特にチェロでの)オケ活動はストラヴィンスキーの作品に彩られていたので。
この10人はサイト内リストから選んだのですがもしも追加したければ別途ABCにメールで送ってちょ、みたいなことが書いてあったのでジョージ・クラムをリクエストして数日待ったのですが音沙汰なしで。しょうがないなと先に投票したらそのまた数日後メールが来てすでに投票してたらリクエスト分も一票としてカウントしますよ、とのこと。
もうクラムなんか誰が票入れてるか、って話ではあるんですがそれでも「好き」の熱意を汲んで対応してくれたのはほんと嬉しいです。ということで私の投票リストは11人いる!(雑なreferenceはやめなされ)
クラムは本来ならメシアン・ショスタコーヴィチとならぶ自分にとっての三本柱ですからね。今もちょっと弾いてますし、自分のイマジネーションだったりファンタジー・SF的な方向性だったり色々と影響を受けたり反応することが多く。わざわざメールしても追加したい作曲家です。
例年の投票では特に中堅どころというか「玄人好みかつ100位周りで入るかどうか難しいかもしれない曲」だったり「100位以内には入るであろうけどなるべく上の順位をとって欲しい曲」に注力する部分があるのですが今回はそういう票の入れ方は無理ですね(笑)「推し」を純粋に推したいというところもありますし普段より予想が付きやすい、ポピュラーな作曲家がどんどん上にくるランキングなのでとにかく好きな作曲家をストレートに応援しなきゃ。
その中でヴォーン=ウィリアムズがどのくらいの順位にくるかってのはちょっと興味深い。英国文化圏なので多くの人に親しみはありそうですがよく知られている曲数曲のために票を投じてくれる人がどれくらいいるかなあ。自分の入れた10人だったらラヴェル、シューベルト、ブラームス辺りが上位にくるかな。マーラーも上位に入るかもしれないけどどこまでいけるだろう。みんなどんどん入れてくれよ。メシアンは100位以内に入ったら上等だし祝杯に値する。
例年どおり101位~200位のラインアップも気になりますしね。
ということで投票締め切りは5月20日、実際のカウントダウン放送は6月8日9日の2日間。
ネット経由でもABC Classic FMは聴けるようになっています。
時間が合えば是非。一般の人の理由コメントや「こんなことしながらカウントダウン聴いてます」的なお便りもたまに面白いです。
今日の一曲: レイフ・ヴォーン=ウィリアムズ 交響曲第5番第1楽章
ヴォーン=ウィリアムズといえば吹奏楽も有名ですし(日本では主に吹奏楽作品になるのかな)こちらでいうとタリス幻想曲や揚げひばりみたいな単独オケ作品みたいなものもなじみが深く。なじみもあり愛されてもいますがそれでもわざわざ票を入れるほどの熱意が集まるかは難しいなあ、とどうしても思ってしまう。それは「馴染み」ということもあり、ヴォーン=ウィリアムズの音楽の性格もあり、その他いろいろ細かい理由がありそうで。
自分がヴォーン=ウィリアムズに票を入れるのは吹奏楽音楽もオケ作品も、さらに交響曲もものすごい好きでものすごい美しいと思ってもっともっと愛されたいといつも思ってて。結構広く深く思い入れがある作曲家なんです。
その思い入れを力説するときにまず推したいのがタリス幻想曲、そしてこの交響曲第5番。
ヴォーン=ウィリアムズの音楽は牧歌的で美しくて、でも深さというかがっつりさに欠けるという印象は確かにあるのですがこの第1楽章のクライマックスは自分にとってとにかく叫びたくなる音楽です。美しさだったりなつかしさだったり、そういった感情がMAXに高まった激しさと深さは他の偉大な交響曲作品に張り合えるものがあると本気で思ってます。
あとは交響曲としての世界観もこの第5番に限らず壮大で、音楽のスタイルというか響きが濃くなくてもそういう意味では十分濃いと思うんですよね。
ヴォーン=ウィリアムズの(他のジャンルと比べての)交響曲の知名度の低さは作曲家として結構珍しいと思うのですがもっともっと弾かれて知られて愛されて欲しいです。
リンク先はロンドンフィル+ハイティンク指揮のを選んでみました。クリーンな演奏に定評があるハイティンクなので大変相性がいい(はず)。ついでにひばりも揚げちゃってください(カップリング曲)。