忍者ブログ
~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

引きこもってるわけではありませんが
仕事にピアノがメインでほとんど家にいます。
こないだは中国粥朝食兼ポケGO散歩に行ってきたんですが時間がやっぱりなかなかですねー。
これから一時帰国が近づくにつれてイレギュラーも増えるし忙しくもなるとは思われるのですが、
でも今作業中の仕事も近いうちに終わるはずなので・・・それでもイーブンにはならないか。

仕事は分量が大きい案件の方がやりやすいこと結構多いです。
繰り返し似たような内容がくること、そしてスケジュールの見通しが立てやすいこと、あと勝手が分かって慣れるというかもはやある種の愛着が湧くとこかな。人見知り犬見知り場所見知り色々見知ってますが仕事の書類も最初は見知るんです。
で、面白いものである程度案件に愛着が湧くくらいまで勝手を覚えるとしばらく経って類似案件が来ても(他の案件を挟んでも、時間が経っても)ある程度自分の使った単語とかフレーズとか覚えてたりとかするんですよね。

今は趣味(ゲーム可)PCと仕事PCの2台体制でしばらく続いてますがまだまだ仕事用PCも使える状態みたいです。多分バッテリーはくたびれてきてるし動作も遅くなってきてるのですが仕事に支障はない程度。ただデザインの都合上ちょっとぐにゃっとなりやすい部分が一箇所。
一応もしもの時のために(とはいえもしものことがあったら趣味用をしばらく使えばいい)常に13インチくらいのノートPCどんなものがあるかちょいちょい見てはいます。なんたって一番の仕事道具ですからね。

仕事道具といえばこのブログを始めた頃に言及した電子辞書も未だらくらく現役。セイコーのSR-A10002(現在は生産終了)です。仕事だけでなく趣味でも(漢字とか)使ってます。薬の名前が調べられるのはちょっとありがたい。探しても英語名が出てきにくいことがちょくちょくあるので。もちろん全部が全部(特に商品名)載ってるわけじゃないですが便利。ただ薬ってどんどん新しいの出るから多分新しい辞書が必要になるならそこがキーかな。ただそれでも使えるは使えるんで当分は新しい辞書は要るようなことないと思われますが。

今ちらとセイコーの商品情報ページに行ったら今やタッチパネル+カラースクリーンですもんね。手持ちのは白黒スクリーンですがイラスト結構頑張ってます。
ただ漢字の手書き認識で調べる機能はあるとかなり便利だろうなー。PCのATOKでたまにお世話になります。一文字で読み方が分からない&部首が分からない(=紙の辞書をひけない)場合とか、あと中国史関係外字。三国志はまだ読み方の知識とかもありますし地名・人名でも意外と今とそんなに変わらない漢字が多いのですが(あとネットで調べればATOKとかにセットできる辞書もDLできる)、もっと昔の時代だと他で全くみないような不思議な漢字が人名で出てきますし。

でもそもそもインターネットで探すだけでなくて電子辞書の出番もそこそこ多いのが自分でちょっとびっくりです。まあ複数のこと同時に探すには片手でPC、片手で電子辞書になるか。
なんだかんだで自分はあらゆることを一つのデバイスに、が出来ない人間みたいです。ノートパソコンやiPhoneは結構広く使ってるけど他はみんなばらばら。
しかもEvernote無料版が2デバイスのみ共有になったからデバイス間のちょっとしたやりとりはSlackが圧倒的になってきましたね。

Slack・・・は結局ここでエントリー立てなかったような気がします。前灯台の方に泊まりに行ったときに連絡とるのにつかったインスタントメッセージ用アプリなのですが、今でもゲーム集まりするときに使ったり、あと前述自分だけでデバイス間のやりとりやちょっとしたメモに使ってます。
グループ内チャットやプライベートメッセージ、同じグループでもトピックやサブグループに限定したチャンネル、お気に入りやリマインダなど機能が豊富・・・というよりはすごくフレキシブル。まだ使いこなせてない気もするけど自分が普段使うには充分すぎるくらい。まだ日本語版はないみたい?でも使えるとちょっと便利です。

ということでちょっとばかりテクノロジー語り、最後は仕事と関係なかったですが久しぶりなのでカテゴリ「仕事」にしました。趣味もそうですが仕事もやっぱりテクノロジーに支えられてるところはものすごく多い。なので諸々のデバイスをなるべく壊さないよう長く使いたいです。
(どう考えても次はPCだよなあ・・・)


今日の一曲: face to ace 「ノスタルジア」



一時帰国を企画するにあたって今年もface to aceの秋ライブのスケジュールを調べてたのですが公式サイトを見たらツアーのことだけでなく過去のアルバムの再販情報が!
しかも「PEAKS」「風と貝がら」「NOSTALGIA」「FIESTA」の4枚ですよ!こりゃ全部持っててもテンションがあがる!大々的にオススメしたいこの辺り!
特に「PEAKS」は大人のロック、そして「FIESTA」は新しいジャケット+追加トラック「GET MY DAY」まで含めておいしすぎる。

でもやっぱり自分が常に薦めたいアルバムは「NOSTALGIA」かなあ。曲の純粋な美しさでいったらこれ。で、アルバム「NOSTALGIA」で一番薦めたい曲は「ノスタルジア」。自分にとっては特別過ぎて懐からなかなか出せない名曲。

切なめのバラードなんだけど力強い。美しいし景色も見えるんだけど、心がたまらなく叫ぶような強烈さがある。もう黄昏(天候的でもその他でも)に聴くしかない!という。
音楽を聴いて景色が見えるってのと同じくらい景色がこの曲を呼ぶんです。(そういう曲、他にも考えて見たらあるんだろうなーそのうち特集したい)

あと前紹介しましたがface to aceは今年新アルバム「NEXT PAGE」を出してます。これは「景色」エレメントが本当に強い曲揃い。ライブで聴くのが楽しみ!

一応いつも通りAmazonリンクしましたが公式の通販はこちらから。ライブ会場では新アルバムはあるだろうけど再販分もあるのかな?(全部持ってるのに)

拍手[0回]

PR
Busy-ness
前回のエントリーに拍手ありがとうございます。
なんとか感覚も行動も感情も普段通りかな。諸々楽しめるのはいいですね、食べ物とかテレビとかゲームとか。

ということで改めていろいろ楽しみたいものはあるのですがただいま絶賛仕事が忙しい。案件がいっぱいくるのではなく一つのががっつりで精一杯。
それでピアノもまだ懸念ポイントがたくさんあって練習を休みたくなかったり。

そもそも仕事が今の状態で落ち着いてから仕事についてのエントリーを書いていなかったなあ、とここしばらく考えてました。(仕事カテゴリに4つもエントリーがあることにちょっと驚いたり。どれもだいぶ前ですがねー)

職業は「医薬翻訳家」としています。
つまりは医学とか薬学とか薬とかについての文書を翻訳しています。
でも実際はもっとカバー分野広いですね。医療に関する文章、薬に関する文章、薬の製造に関する文書、医療機器に関する文書、化粧品に関する文書、化学物質に関する文書、薬とか関係の会社のビジネス関連文書、などなど。
あと音楽関係のお仕事も入ってきたことあります。レアケースではありますが。

言語に関しては最近はほぼ100%日→英になりましたね。忙しい時期に英日が入ってきてすでに忙しいので断らなくちゃいけなかったりしたかな。年に1,2回くらい。
なかなか技術的な文書で日本語を書くのは難しいです。そして何より原稿は日本を読む方が早く頭に入ってきますし、英語の方がタイプするのも文章を書くのも速いので日英翻訳の方がいいです。

文書のスタイルも本当にいろいろで。
比較的堅い文書だと薬を開発する際の報告書とか計画書とか質疑の文書とかがあったり、機器のマニュアルもまたちょっと違った堅さがあったり。あと化学物質の安全性についての文書だったり。
堅くない文書だと商品紹介とか商品プレゼン、一般向けの手順的なものだったり。
で、その間に臨床試験(開発中の薬を人間で試す試験)の同意文書だったり、ニュースレターだったり、通信文書だったり。
一つの案件から次の案件に移ったときにそのスタイルのギャップみたいなものは感じますが、でもそもそもそれより新しい文書に移ったときの「文書見知り」の方が目立ちますが(汗)

その中だと紹介文とか「ナチュラルな英語」を求められる柔らかい文章の方がちょっと苦手だったりします。特に広告関連に近づいている時とかで造語というか普段使わないひねったフレーズを使ってあったりするとそれをなんとか変じゃない英語にすること、あとそれ以前にというかその独特のフレーズのニュアンスを読み取ったりするのが難しいです。

なので比較的堅い文書、人間らしさといえばいいのか書き手の個性?があんまり入ってこない文書のほうが好きで楽ですね。
(前も書いてると思いますが元々日本語という言語がちょっと文学的というかやわらかったり曖昧だったりふんわりしているところがあるので、堅い文書のほうが意図・意味がはっきりわかりやすく英語にする際に諸々調整しなくて済むようなところも)
工場関係の手順書とか薬の申請資料とか、一見文書に人間的要素が入ってないように見えるところで、その向こうで実験をしたり校正をしたり文書を使う人のこと、実際の風景を感じ取ろうとしたり・・・みたいな文書を通じての対人距離が一番かな。
そしてこういう「冷たい」ように思える文書が(たとえば化学物質の安全な取り扱いとか工場の衛生管理とか機器の取り扱い手順とか)ものすごく対象とする文書を使う人に対してものすごーく丁寧に緻密に書いてあるのでそういう意味での人間的要素は濃いかも。

そういうつながりだと臨床試験の同意説明文書はものすごく面白いですね。
同意説明文書は一般の方に向けてのものなので書くときももちろんそうだと思いますが翻訳するときもとにかくわかりやすく心がけて翻訳しています。
これから試験に参加するかどうかを決めてもらう文書なのでわかりやすく、だけじゃなくて相手が構えてしまわないよう、とか誘導しないようというのも大事なんだろうなあ、と文書から伝わってくるのでそれも大切にしています。

今翻訳してるのはさっき書いたのとどれとも違うあれで、初めての試みでちょっと模索しながらのところもあったりします。
きっちり専門用語は使うとこは使わなくちゃいけないけれど全体的な文章のスタイルはものすごく堅かったり難しかったりはしないほうが良いし、でも適宜指しているところははっきり正確じゃなけりゃいけないし。
そんなですが文書の中身は高校でほとんど生物学をとらなかった自分にはものすごーく基礎の勉強になります。ただやっぱり専門用語の頻度は普通翻訳する文書と比べて必然的にものすごく濃縮されてるので調べ物の量半端ない。Chromeのタブ12個くらい同時に開けてたりしました。
割と今回wikipediaでページの言語を変更するのが有用で。何かの「名前」を翻訳するときはいいですね。

ということで引き続き明日も仕事。腕の痛みが来たり来なかったりするのでストレッチをまた始めないと(汗)
そして暑い日続きなのでドクターとのアポの日に外を楽しんできたいと思います。


今日の一曲: ジョージ・クラム アメリカ歌曲集第2集「A Journey Beyond Time」より「Sometimes I feel like a motherless child」



こないだ注文したクラムのCDが来ないよー来ないよー(じたばたじたばた)という思いを込めて。
好きな曲で、だからこそあんまり聞かない曲なのですが今日ちょっとぶりに聞きました。やっぱり夕方~夜の間がベストな曲です。

アメリカ歌曲集はその名の通りアメリカという国(原住民や移民も併せて)に伝わるメロディーをベースにして書かれています。この「Sometimes I feel like a motherless child」は有名・・・なのかな?(私は聞いたことがあります。それからウィンストン・マルサリスがトランペットで吹いてるのも持ってます)
第2集は全曲アメリカの中でも奴隷としてアメリカに来た黒人(Afro-American)のスピリチュアル(霊歌)を題材にしていて。元々の歌はその厳しい境遇を哀愁のある美しいメロディーに乗せて歌い上げるのですが、クラムはその境遇や心境の厳しさをがっつりはっきり表現して、容赦なくつきつけてきて。この曲だったり「Steal Away」だったり「Nobody knows the trouble I see」だったり、すっごく暗くてすっごく辛い。

この曲が表すのはそんな故郷を離れて奴隷として働いている人の果てしない孤独ととてつもない絶望と、それでも心の中に残っている故郷への思い、わずかな希望。
遠くに聞こえる木琴による鳥の声、そこからの2番の「時々鳥になって飛んでいきたいと~」の歌詞とともに本当に空を翔るような音楽の仕立て方、そしてそこから溶けるように現実の絶望に戻る切なさ。元の歌の根底に隠していた厳しい思いをものすごく増幅させて前に出すクラムはほんと容赦ないながらも美しい音楽を書きますね。

で、皿洗いとか料理とかするときにこの曲を聴くときはたいてい一緒に歌うのですがこれが難しい。途中で(というかフレーズの途中で)キーが変わったりしますし、3番でメロディーの途中で「mm」を挟んだり。真剣な演奏の場合の表現力とかも加算するとかなり難易度高い歌曲なんだろうなあ。

曲も好きですが持ってる録音も大好きです。作曲サイドだけじゃなくて演奏サイドも繊細ながらその隠れたものをぐいぐい前に持って来る表現が強烈です。
試聴では歌部分が入ってないのが残念ですが、クラムの作品、特にアメリカ歌曲集を通じて大活躍する打楽器のこれまた独特ですごい表現がちょろっとだけ聞けますよ。「世界」を作りますね、彼の打楽器使いは。途中で「こわんこわんこわんこわん」と聞こえるのがちなみにMusical sawというのこぎり楽器ですよ。
クラムの打楽器(そして他のいろんな楽器・声)の作る世界、もっとたくさんの人に愛されるようになってほしいと心から思います。

拍手[1回]

日本語って難しい
前回のエントリーに拍手どうもです~
そしてちいとばかり間があいてしまいました・・・新しいおもちゃ、もとい遊び、もとい表現形態を見つけてしまったばかりに忙しくなっていました、というか現在進行形。
(あと検索ワードに「ここで見つかるか!?」というようなキーワードがちらほら見られます。お探しの情報が見つからなかったらすみません。あと聖飢魔II関連キーワードが引っかかり始めましてなんだかこちらもすみません・・・)

今日はいいこともありましたがちょっとばかり低めでしたね、全体的に。
気分がのらないというか、集中力の切れやすさもそうですし、なによりも「何を聴いても気分がぱっとしない、特に何も聴きたいわけじゃない」というのに現れました。

そんな中仕事は比較的苦手な英和翻訳。日本語を書くのはやっぱり苦手なのですが今回の案件は良い薬になってます。分量も巨大ではないですし、内容的にも理解しやすいものですし。
内容は詳しくは言えないですが、今やってる案件はちょっと特殊なような期がします。「ですます調」と「である調」が混在してる(と思う)、というのとあと内容も一部は専門用語を使って他の一部は一般に分かるような言語を使って、というので。
日本語でその区別を付けるのってなかなか難しいんですよね。英語で「一般に分かる様な用語」でないものははっきりそう見えるんですが、日本語だと漢字の字面でなんとなくわかっちゃうから「この言葉で分かってもらえるのかどうか」が曖昧だったり。

あとは例えば病名を「一般に分かる様な言葉で」となると単語でなくてここの部分がこうこうなる病気、とかいう「説明文」になるんですよね。これはもう半分翻訳じゃなくてどっちかというと自分でその専門用語をなんとか一般の人に説明している感覚で。
で、たまに英語における一般に分かる様な単語とか病気とか症状の「呼び名」って日本語に直すと正式な病名になっちゃうことがあって、そうすると元が短いのを考慮してあんまり長くならないようにちゃちゃっと説明するしかなかったり。

なかなかこの「説明」というのが難しい。一応大学卒業した後まで医学を勉強したことはない(厳密に言えば今でもそんなに「勉強した」とか言えるレベルではない)のだけど、病名とか専門用語は理解できるのに、それを医学のバックグラウンドが全くない人に専門用語などを説明する、というのが大変困難に思うのです。英語だったらどうなるのか、まだわからないのですが日本語ではとにかく難しい。
それはまあ、見ようによっちゃあこの仕事を2年前?位に始めたころから知識は大分増えた、ということではあるのですが・・・

「説明」が難しいのは例えばコメントチェックで「ここは現在形ではないでしょうか」とかコメントがあったときに「どうして英語ではここで過去形を使うのか」というのの説明が困難を通り越してほぼ不可能に近いことだったり、このブログ(本文・今日の一曲)で音楽のことを説明するときにいかに音楽理論の専門的なあれを使わずに説明するか(といっても音楽理論をそんなに駆使する方ではないはずです、私はもともと)、そういうことでも日常で(主に後者)いろいろ悩んだり考えたりしているわけです。

でも例えば臨床試験の「同意説明文書」とか薬の「添付文書」とか、一般に(後者は種類によって一般に限らずですが)「説明する書類」を翻訳するのは好きです。自分があたかも読み手に直接説明しているかのような気持ちになるんですよね。自分が最初から文章を起こしているわけではないけれど、言葉はちゃんとわかりやすいように自分で選んでますし、(いつもそうじゃないわけじゃないですが)心がこもるんですよね、文章に。いつもにまして「伝えたい!」と思います。

なんとなく自分の自分に対する印象として割とスノッブというか「象牙の塔にこもる」じゃないですが、特に音楽だったりメンタルヘルスの話に関しては割と専門的な方向に目が向いてて、その中でも特に音楽に関しては玄人相手な考え方だったり話し方をしたり、分かりやすく説明することをかなりめんどくさがる方だと思うのですが・・・
こうやって考えてみると案外自分はそうでもないのかな、もっと広く知ってもらいたい、自分の言葉(または他の表現形態)で分かってもらいたい、そのために努力したいと思ってるんだなあ、と改めて感じます。同時にそれを忘れないでいようと思います。仕事にも音楽にも書き物にも。
(そこで気になるのがメンタルヘルス方面ですね。専門的な方向を向いて研究に興味があるのか、一般に向いて臨床関連をやりたいのか。うーん。)

さて、話は変わりますがジョージ・クラムの「Apparition」の歌詞となっている「When Lilacs Last in the Dooryard Bloom'd」を含むWalt Whitmanの詩集を買ってきました!
前々からちょこちょこWhitmanの詩はいろんなところで見てきたのですがこれでゆっくり楽しめます!(未だにやっぱり紙の本派ですねーやっぱり。安心感がある、というか読みやすい、というか)
さーていつ読む時間ができるかな(汗)読みたい本だけじゃなくて論文も結構溜まってるのでいつか消化できたら。消化と言えばアウトプットもどうなるやら・・・


今日の一曲: Spice Girls 「Naked」



前回もクラシック音楽以外ですが、今日もまたいつもから、そして前回から方向性をがらっと変えて。

Spice Girlsは以前も書きましたが思春期早期(笑)に好きだったグループで、アルバムはこの曲が収録された「Spice」と次の「Spiceworld」を所有、結局Goodbyeのシングルが出るころ(=Geriの脱退時期)くらいまではまってましたね。
で、ここ数年で古いCDを見つけてなんとなくipodに入れて改めてなつかつしさとともに再評価、というか。

もちろん、というかライブのビデオだったり映画もビデオで持ってたこともあるのですが、この「Naked」という曲はライブなど(PVも?)で5人が後ろ向きの背がくびれた椅子にまたがり踊りながら歌い、あたかもヌードであるかのように見える、という演出で有名になったというか話題になった歌です。
10代のころからそういったセクシーなものとか性的な演出他いろんなものには特に抵抗はなく、「なるほどー」
的なリアクションで迎え、まあ芸術的なもので美しいと思えば素直に好きと言いますし。前述演出は好きだと思いましたよ、当時。

でもそのいわゆるショッキングさで音楽的な価値が若干見くびられてる感じはちょっとあるかなーと最近思います。
ジャズコードを駆使して&歌い手の語りによって作られる、曲を通じて流れる暗い中に古いスポットライトが一つともってるような、どこかふしぎで張り詰めた雰囲気だったり。
で、この雰囲気もやっぱり歌い手の声がちゃんとしてないと成り立たないわけなんですよね。

「Naked」というのはなにも身体的な裸に限らず、歌詞にもあるように迷っている中で自分の心をさらけ出す(ただし歌詞にあるように「誰にでもではない」!)、自分の本当の姿を見て欲しいという願望などということもあり、それによる正直な「表現」、ということもあり。
この歌で歌われている「裸」はだから裸体彫刻だったり、美の女神アフロディーテが生まれ出でた姿としての裸だったり、なにかとっても堂々とした美だったり信念があって。
もうちょっと穿ってみるとそれは自分に対する自信(例えばボディイメージであったり、アイデンティティであったり)、または女性としての自由や誇りであったり。
基本Spice Girlsの歌はどれも女の子、というか女性の味方にがっつり立つようなスタンスの歌を中心としていて、Nakedもまたそれを強く反映していると思います。(私もどっちかというとフェミ寄りですしね)

曲の途中でのSporty Spice(=Mel C)のシャウトの部分が特にいいですよね。あたかも楽器のソロのような自由さというか、ハーモニーからの解放(「Any old fool」のとこ、特に!)だったり、それがかなり気持ちいいです。

こうやっていろいろ大人になって(?)改めて考えて気づいてみて思うのは、スキャンダラスな部分ばかり見ずに改めて聴いてみて欲しいと心から思う曲です。
(歌詞はこちら

拍手[1回]

仕事の七つ道具?
今日も仕事6時間、ピアノ2時間。
きっとピアノは納品後まで弾けないでしょうけど今日は割と弾けたのでとりあえず安心です。
レッスンの前に休息、買い物、マッサージなどできるといいな。
実はステンドグラスもスキャン済み、これから色塗りです。次のプロジェクトも決まってるのでこっちもちょこちょこいきたいです。

ただやっぱり頭の中は仕事のことばかり。
特に妹が卒業に向けて大きな課題を終わらせて家事をやってくれるようになった(はず)ので、本当に今はがつがつ働いてます。
在学翻訳で翻訳を初めて10ヶ月。いつも自分の寝室で仕事をしていますが机だったり広さだったりベストでない部分はあるにしろ小さなホームオフィス(仮)として落ち着きつつあります。
今日はそんなホームオフィス(仮)に欠かせない私なりの仕事の七つ道具的なものを紹介します。
全部が全部必需品というわけではないですがあると嬉しいもの達です。

在宅仕事はやっぱりPC周りが重要です。(今はSonyのVAIOちゃんで作業)
PCとインターネット接続(携帯をモデムとして使用するのも試験済み)さえあればどこでも仕事が出来る、というのは先日の旅行でも話しましたが。
家にいるときは手首と手をある程度いたわるためのマウス(ワイヤレス)だったりハンドレストも完備。そして数値データ入力の際にはテンキーも便利です。
一応前のPC(DELLのノート)もとってあって二画面どうしてもいるようなときに使えるようにしてあります。

そして以前紹介しましたこれ。
電子辞書セイコーインスツルのSR-A10002。
医療従事者向けの電子辞書で日本語関係の辞書、英語関係の辞書、医学関係の辞書や大辞典、ブリタニカなども入っててコンテンツは充実過ぎるほど充実。
インターネットで調べられる時代ではありますが、片手でちょちょっと調べられる手軽さはいつでも嬉しいです。
ついでにPASORAMAで前のPCに繋ぐと図面などが拡大カラー表示されるのも(普段はあんまり使いませんが)ありがたいところ。

以前書きましたが仕事中は音楽をかけてます。
音楽がかかってたほうが気が引き締まる、というのが一番単純な理由。
ipod(23日相当の音楽入り)をオールランダムにして、ステレオに繋いで。散歩の時や周りの雑音が多い料理中などはどんどん曲を飛ばすのですが仕事をしているあいだは結構なんでも流します。
仕事時のBGMについてはこちらのエントリーを参照です。
ステレオに繋いで、といいましたが天気のいい暖かな日は窓を開けて仕事をするのでそういうときはイヤホンで聴きます。
家の中は基本涼しい、というか寒くて外の暑さが1日遅れで伝わるので(そして私の寝室は太陽の通らない邦楽である南側の南向き)、やっぱり外が暖かいとその恩恵を受けたくなりますね♪

鳥マグ本当に切羽詰まってるときでないと食べながら仕事はしないのですが、飴はよく舐めますし(笑)なんといってものどの渇きを潤したり、体温調節目的にも液体は大切。
でもまだティーポットやポットにかぶせるカバーだったりをそろえてないので普通のマグにお茶を入れて仕事をするとどうしても冷めてしまう。

ということで購入しました、トラベルマグ。
これは下を外して自分でプリントした絵柄を入れるタイプ。メシアンの「鳥のカタログ」の題になってる鳥の写真を集めて入れてみました。(ダイシャクシギが見えますね)

そしてこのマグ、中にフィルターみたいのがあって、あのレバーを押すティーポットのミニチュア版みたいな感じになってます。なので下にティーバッグ入れっぱなしでも全然オーケー。
さらにこのマグなぜか飲み口が大きい。なぜか分からないけど便利です。

フリーランス翻訳者の仕事の量、時間はイレギュラーなので何らかのスケジュール件ログブックをつけないとなーと思い購入したものがあります。
それがナカバヤシ製スイングロジカルノート「TODAYノート」。ロザンファンなのでそちら方面から知ったのですが・・・
日付は自分で書き入れるのですが、上半分がTodoになってて下半分が時間割スケジュール表なので使い良いです。受注だったり納品だったり作業だったりいろんな予定を書き入れるにはもってこい♪
スイングロジカルは今ダイアリーが出てるので来年はそっちを購入して仕事とその他と一緒に管理できるようにしたいです。何種類かあるそうなのですが早いとこ決めないと来年までに送ってもらわなきゃなので・・・

仕事の時そうでないとき限らず常時使っているものといえば私にとっては毛布です。
リビングにも部屋にもいつも自分が膝にかける用の毛布があって、今を含めいつでも毛布を膝に掛けて過ごしています。
先ほども行った家の中の寒さもあるのですが、わりと暑いときも毛布を掛けてるので・・・これはもう「ピーナッツ」のライナスみたいな「安心毛布」的な、心持ちの問題もどうやらあるみたいです。
どっちももう古い毛布なんですがね・・・だからこそいいというところもあるのかなあ?

そして最後になりましたが、ベルガモットのエッセンシャルオイルも愛用しています。
といっても部屋の中であんまり火は使いたくないし電気のやつだとちょっぴり高いし絡まるコードが増えるのでショットグラスにティッシュを入れてオイルを垂らす、という簡易方法をとっています(笑)
ベルガモットは柑橘系の香りです。柑橘系はネロリだったりオレンジだったりグレープフルーツだったりレモンバームだったり本当に種類がたくさんあるのですがその中でも割と落ち着いた、がっつり「食べるシトラス」的なな匂いでない・・・少しグリーンが入った?香りのベルガモット。
いまちゃっと調べてみたところによると気持ちを落ち着ける作用もupliftingな作用もどっちもあるのですが矛盾しているのかしていないのかさえも分かりません・・・とりあえず良い香りです♪特に部屋からでて戻ってきたとき。

やっぱり寝室兼勉強部屋兼仕事部屋として使ってるとたまーに不便だったりすることも(本当に小さいことですが)ちょこちょこあったりしますが・・・
とりあえず上記7つ道具でいろいろ仕事をするに心地良い空間となってきました。
一番大きかったのはでも最初に昔の勉強机付属の木の椅子からオフィスチェアーに変えたのが本当にすごかったですが(笑)衝撃的でした。
これから納品に向けておそらく2日はずっと仕事なのでとりあえず頑張りたいと思います。
早く暖かくなってまた窓を開けて仕事がしたいぞ!


今日の一曲: ピョートル・チャイコフスキー 「くるみ割り人形」より「情景(戦い)」



(リンクしたCD/DVDセット凄いなあ~)

今日はハロウィンですが全く何もなく何もせず。このままだとクリスマスもすごい勢いで近づいてくるぞ!という戒めを込めてこの曲を。
日本ではクリスマスはベートーベンの第9、こちらはヘンデルの「メサイア」ですがくるみ割り人形ももっとクリスマスにやって欲しいな♪

クリスマスパーティーの諸々が終わり、大人も子供もベッドに入って消灯。
そんな中昼間にドロッセルマイヤーおじさんからもらったクリスマスプレゼントのくるみ割り人形に会いに暗闇のリビングに戻ってきたクララ。
時計が鳴って真夜中になり、そこにドロッセルマイヤーおじさんが現れたかとおもったら彼の魔法でみるみるうちにクリスマスツリーが大きく・・・ではなくクララが小さくなってしまって。
そこに表れたネズミの軍団と(同じくドロッセルマイヤーが魔法で動かした)おもちゃの兵隊達の戦いが始まる、というシーンです。

このシーン、ちょっと苦手なことがあって・・・
戦いの始まりの合図の銃声に本当のスターターピストルを使うんですよ。でもやっぱり舞台にいるのであんまり早くからおおっぴらに耳がふさげなくて・・・(汗)

という裏話はおいて、それでもやっぱり好きな曲です。
普通だったら戦いのラッパはトランペットが担当するのですがこの曲だとおもちゃとネズミの、普通の大きさの人間からみたら小さな小さな戦いを繰り広げているのでオーボエが担当。
音量はもちろんトランペットと比べたら全然小さいですし、ちょっとコミカルな音でもあるので「おもちゃの戦い」にはもってこいなのです。

全体的に曲がコンパクトになってるのもいいですね。でも緊張感があって。
小さな戦いで、きっと兵隊達の動きももろおもちゃのままなんでしょうが(劣勢になるので)、でも衛生上大事な戦いなんですよね。ネズミはきっと夜ご飯の残りを狙っているので!
決して茶化さないところがなんだかすごい。

この緊張感を創り出すには両軍と同じようにオケの統制(特に弦!)もかなり大事。
このバレエ全体そうですが、諸弦楽器の細かいアンサンブルはかなりの難易度です。

小さいけれど、茶化さず細部まで綿密に。
それがバレエの隅々にわたるまであるきらきらとした魅力だったり、リアルなファンタジー感を生み、支えてるのかなー・・・とか。
だからやっぱりクリスマスにはもっと「くるみ割り人形」を楽しみましょう!

(そういう私は「くるみ割り人形」だけでなく同じくクリスマスあたりが題材のメシアンの「20のまなざし」やクラムの「クリスマスのための小組曲」も楽しむ予定です・・・うわあ、アドベントって忙しい(苦笑))


拍手[0回]

One more push...
新しい応募先のトライアルをとりあえずは翻訳し終わりました。
あとは土日でしっかりチェックして直して提出するだけ。

まだまだ翻訳経験は浅いので、今回の計16つのトライアルによってものすごく勉強になりました。まだ扱ったことのない書類や分野もあったりで、知識も少し広がりました。
そして医薬だとがぜんテンション・・・というか考え方・処理方法が違います。私は興味の幅は広いけれどあんまり器用ではないのであれもこれもできないので・・・これからやっぱり医薬に絞っていきたいですね。

仕事が増えても増えなくてもスケジュール管理もちゃんとしなきゃいけないし、頭の切り替え、けじめ、そしてストレス発散も全部これから試行錯誤して管理してかなきゃ、と思います。
大学にいた間は何よりもピアノがストレス発散でした(ただ多少のストレスを生み出してもいましたが(笑))。いろいろピアノを続けたい理由はありますが、それも多少意識していければと思います。

ちなみに今回のトライアルのなかで自分が実際に体験した治療のことが多少古い論文でしたがあってなんかとっても面白かったです。メンタルヘルス関係だと私の精神医は結構翻訳文書としては医薬品系統に限られてくるんじゃないかって言ってましたが実際に精神医学系の仕事がいつか!いつかくるといいなあ、と思ってます。

本当に仕事をもらえるまえの勉強としてやってたことと実務の内容は範囲の広さは違うとはいえものすごく似てることだったので今でも自分がやってるところがどこかで役立ってるかもしれないということが全く実感がないのですが・・・
もしもどこかで役立てるなら医療、できるならメンタルヘルスの方にこういう形で携われるといいです。

最終的にはメンタルヘルスのほうもちゃんと勉強してそちらの道に(臨床もいいですが研究も心惹かれるところがあったりします)進みたいと思ってますが、そうなってもできるだけ今の仕事も続けていけることを願ってます。母も結婚しても、子供ができても、住むところを変えても続けていけるものだから、言ってましたし。

オーストラリアでは翻訳者になるには試験または大学・短大のコースで資格をとらなくてはいけなくて、それはどちらも結構お金がかかるので日本の会社に海外から応募、という形を今もとってますが、本当に便利な世の中になってありがたいです。この分野に関してはやっぱり日本のほうが医薬に専門することもふくめていいシステムをとってると思いますし・・・やはりメンタルヘルスの勉強はオーストラリアじゃなくてはいけないという信念があり、それになによりも自分はメルボルンに住んでいたいので自分が望むことを日本・オーストラリアそれぞれからオーダーメイド(?)みたいな形でできるのは本当に、本当にありがたいと思っています。

これからもスキルアップなどしてこの道を進んでいきたいです。


今日の一曲: イーゴリ・ストラヴィンスキー 「火の鳥」より「魔王カッチェイと手下の踊り」



うちの家族にとってのロングセラー、「火の鳥」です。妹以外全員弾いてます。母に関しては練習用に手書きで書き写したパートがまだ残ってます。

「火の鳥」は手塚治虫とは特に関係なくロシアの昔話。イワン王子が森に火の鳥を探しに入り、その念願の火の鳥を見つけ捕まえるが火の鳥はピンチになったら自分を呼ぶことのできる羽根と引き換えに逃がしてくれと懇願する。王子はまあいい子なんで逃がします。
そのまま森をほっつき歩いているとなんかプリンセスが1ダースほど黄金の林檎で遊んでいる。聞いてみるとなんだか魔王にとらわれていて夜になるまでの短い時間そのエリアでしか自由がないのだとか。しかも男は即石化という仕打ちらしい。
で、イワン王子はいい子なので姫たちを救うために夜になって現れた舞おうとその手下たちに立ち向かう・・・ときて、この音楽。

悪魔や魔物といってもいろんな種類がいますが本当にいろんな魔物がうごめきごったがえしているような音楽。まさに魑魅魍魎。
でも同時にものすごく緻密にかかれてて、さらに弾いてても聴いててもテンションがめちゃくちゃ上がるすごい曲。
描写・メカニックス・楽しさ3拍子そろったいい曲です。

ストラヴィンスキーはこれを書いた時はまだ若かったですけど当時社会現象ともいえるほど活発で芸術のさまざまな分野に影響を与えたバレエ・リュスのために音楽を書き、それはもう時代の最先端、といった感じでした。
彼は楽器使いもパーフェクトで、この曲でも巨大なオーケストラをあまねくほど使い、さまざまな音色でビビッドな色彩を生み出します。

コンサートでこの曲が単品で扱われたりするのもやはりこの曲だけでもストラヴィンスキーの世界の魅力が痛いほど分かるから。
難しいこと抜きで楽器の音とエキサイティングな音楽の魑魅魍魎を楽しめる素敵な一曲です。

結構この時代は大学で勉強したのともともとこの時代は好きなのでいつかそこらへん詳しいことを復習してここで語りたいですね。

あと上のリンクに選んだブーレーズの、、も聴きたいしバレエ・リュス当時の振り付けをはじめバレエもいつか見てみたいです。衣装もたしかどっかで展示されてるはずですし・・・
いい録音を見つけたら家族と分かち合いたいです♪

拍手[0回]