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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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サンキャッチャーをアップしました!
やった!終わりました!
ジョージ・クラムの「天体の力学(マクロコスモス第4巻)」の各楽章をモチーフとしたサンキャッチャーをサイトの方のギャラリーにアップしました~
こちら、または右のメニューからどうぞ。

サンキャッチャーは一言で表すと「窓辺に吊すきらきらするやつ」。
音楽から感じられる神話的な星と、天文学的、宇宙的な星を感じて、作ってみました。
ただ未だに忙しくてスコアを見ながら聴けてません(汗)

音楽をお題としたいろいろ物作りはこれからも続きそうです。
今すでに2つ曲集で進めてるのがあって。メシアンとリゲティ。
どっちも「弾けないから別のフォーマットで表現する」のではなく、音楽を音楽の外の色々な方向から解釈したり、感じたり、理解したりしてみる目的が強いです。
あとただ思いついた!やりたい!というのも強いです(笑)思い立っちゃうとどうしても外に出したくなるので・・・

アップした写真はなかなかクオリティがあれですが、これらのサンキャッチャーが輝くのを少しでも感じてもらえれば、と思います。


今日の一曲: クロード・ドビュッシー 「牧神の午後への前奏曲」



お待たせしました、バレエ・リュスにまつわる名曲1つ。
先日の本文でも書きましたが、ニジンスキーが振り付けを担当&牧神を演じ、その卑猥な振り付けでスキャンダルとなった曲です。
ちなみに画像でどっかで見た+文による記述を読んだ記憶があるんですけど、確かに自慰行為を表してることははっきりしているのですが踊りの振り付けとしては私は全然許容範囲内だと思いました。
まあ牧神という存在自体そっち系の欲に特徴的なものがあるので、削ったらなんだかキャラクターが失われる感もあるような気がします。

けだるい暑い夏の昼下がりに牧神が見た官能的な夢を表すこの曲は、どこか魔法のようで、そしてリアルな(でもリアル以上に鮮やかで不思議な)色彩に満ちていて・・・ロマンチックで官能的な「美」の塊のような曲です。
オーケストラの音色の豊かさ、甘さ、そして夢のような心地よさ・・・それをオープニングから支えているのがフルート。元になったギリシャ神話でもよく出てくる葦笛を表す音です。
この冒頭のソロ、弾く側としてはかなりきつい音域だったりで難しいそうですが、静寂に一人このフルートの半音階的な、魔法のような音色を聴くだけで本当に幸せな気分になります。

ドビュッシーのハーモニーや、キャラクター付けをいきいきとするモチーフ、さらに素晴らしいのは息の長いフレーズのこの描き方。永遠に広がるような、でも呼吸をしていて、生きていて。
「夢」を音楽で表そうとした音楽家はたくさんいますが、その中でも一番成功に近いのでは?と思います(ただベルリオーズはちょっと別の意味で成功に近づいていますが・・・幻想交響曲を参照。)

こののびのびしたファンタジックな音楽の中でニジンスキーは本当に自由に表現し、踊ったんでしょうね。
ゆっくりした曲だから本当に一つ一つの動きに気を遣って。まるで人間ではないような動きをしたのかしら。
想像はふくらみます。

一つ弁解したいことが。この曲の直接の題材となっているのはマラルメの詩なのですが、マラルメの文学的なスタイルとドビュッシーの音楽のコネクションを語れるほど知識がなくてなんだか申し訳ないです(汗)一部の人にはそれに物凄く興味がありそうで、実際私もそうなのですがなんだか不勉強で・・・
でもドビュッシーの音楽を文学畑の方でカップリングさせるならきっとマラルメの詩なんじゃないか、と思います。かなり限られた知識からの印象ですが。

あーオープニングのフルートソロが聴きたくなってきました。他にも好きなところはたくさんあるし、最初を聴いたらどうしてもそのまま引き込まれずにはいられないので・・・
堪能したいなあ。

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サイトの方を更新・・・
Le Jardin de Noctuelles Electriqueのお題につかってる曲集置き場にジョージ・クラムのマクロコスモス第1・2巻の楽章名一覧を載せました。
なかなか日本語の訳が見つからないので(1楽章のみ、とかはたまにあるんですが)自分で翻訳しました。
翻訳は四苦八苦でした!日本語にすると雰囲気と魔法がなんだかなくなるので・・・
とりあえず苦労のほどは見えるかと(汗)
[SYMBOL]と記載のある楽章は楽譜がまるく変わった形で書いてあったりするので形についても言及したかったのですが、第2巻の第8楽章(「ノストラダムスの予言」)の形をなんと説明したらいいか分からなかったのでギブアップ。
Twitterでもブログでも散々話に出てきた曲集なのでやっと一覧として翻訳・アップできてよかったです。

それではきっと明日、公開レクチャーの感想でお会いしましょう。


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サイト更新しました~
ギャラリーサイト、Le Jardin de Noctuelles Electrique 更新しました~

プロコフィエフの「4つの小品」の各楽章を精神疾患の症状になぞらえてみました。
割り当てているだけでなく、基本的に掲載しているそのままが私のこの曲集の解釈です。
特に3つめ、4つめはその傾向が強いですが・・・詳しくはサイトの方を。

そして右のサイドメニューからもサイトに飛べるようにしました。
よろしくお願いします♪


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