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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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ABC Classic FM フランス音楽 カウントダウン100
前回のエントリーに拍手ありがとうございます~
今日はメルボルンに春が来たようです。今日は19℃で日が出ている間はぽかぽかしていて余所の庭の花も随分バラエティが広がり。天気予報はこんな感じ
まだ冬っぽい雨の涼しい日もあるみたいですが最高気温が20℃を越えたり最低気温が10℃を越える日も出てくるのはやっぱり春ですね。

さて、ちょっと前から書いていましたがオーストラリアのABC FMラジオのクラシックチャンネルでは今年も投票&カウントダウン企画をやっています。ネットで一般投票を募ってクラシック音楽の特定のくくりでのトップ100を決めて、カウントダウンとして放送する企画です。
去年は現代音楽(1901年以降)で主に前半部分でものすごく盛り上がりましたが今年は「フランス音楽」というくくりです。

公式サイトはこちら
ちょっと下にスクロールすると主な作曲家の紹介、ジャンル別の説明、時代別の説明があります。
今回投票できる曲のリストはこちら。(前回は投票時に追加可能だったのですが今回は投票前の期間に追加というシステムでした・・・足しときゃよかった)
作曲家のアルファベット順で並んでますが時代別でフィルターかけられます。フィルターをみるとなんと中世の音楽から20世紀の音楽とスパンが広い!
そして今回はWikipediaやYoutubeのリンクが各曲に張ってあって背景を調べたり演奏を聴いたりもできるのが大きな特徴ですね。
去年は10曲選んで投票でしたが今年は5つだそうです。悩みますがほぼ決まったのでまたちょっと後で。

フランス音楽は前も書きましたが面白いですね。
20世紀になるまでは決してヨーロッパにおける音楽の中心、ということもなかったですし、アイデンティティに迷うようなところがあったながらも独自のスタイルを作り続け、さらに異国の音楽や文化を積極的に取り入れたりもしたり。
さらにジャンルの広さもすごい。オペラ(主にバロック時代)、バレエ、室内楽(特に後期ロマン派以降)、オケ曲、歌曲などなど。

どの時代・ジャンルを通じてもドイツ回りやロシア回りと比べるとフランス音楽はどちらかというと軽いところがあって、例えばドイツ回りの音楽の深い人間味やシリアスさ、濃さだったりロシア回りの静かに燃える情熱や土臭さとは全く違うキャラクターを持っています。
フランスの音楽は独特のひねくれたユーモアや軽快さ、スタイリッシュさ、そしてなんといっても色彩にあふれています。
そんなフランス音楽にはまって自分のレパートリーの要としてからもはや10年、最初はちょっとつかみにくかったフランス音楽の魅力に虜になっている次第で、去年のカウントダウンももちろんですが今年もわくわくせずにはいられません!

ということで私が選んだ(まだ投票してないですが)5曲はこちら:
1) エクトール・ベルリオーズ 「幻想交響曲」
2) クロード・ドビュッシー 交響詩「海」
3) モーリス・ラヴェル ピアノ三重奏曲
4) フランシス・プーランク 六重奏曲
5) オリヴィエ・メシアン 「幼子イエスに注ぐ20のまなざし」

見事にほとんど20世紀です、はい。ロマン派初期以前ってちょこちょこ曲に出会ったりもするんですけど特定の曲を知らなくて思い入れがそんなにないというか。(実際のところクラシックに詳しい人でも後期ロマン派以降に偏るんじゃないかなあ、今年の投票は)
それになんていったって普段弾いたり聞いたりするのは20世紀フランス音楽ですからねー。

そんな中やっぱりベルリオーズは特別な存在だと思うのです。「幻想交響曲」は文句なしに偉大で独特な交響曲ですし、その繰り返すテーマを使ったりストーリーを表現したりする音楽技法は本当に特別で、後の音楽に大きな影響を与えてると思います。そして楽器使いや指揮・オケ扱いは現代のそれの基盤になってますしね。

フランス音楽といったら一番のメジャーどころでいわゆる「印象派」代表のドビュッシーとラヴェルは外せない。メジャーな作曲家でなるべくクオリティの高い曲が上位に来るようコアなところをカバーしないと。
ということでドビュッシーは「海」。オケ曲はちゃんと入れとかないと、という意識もありますがやっぱり大好きなんですよ。この曲の色彩とか海の表現、そして東洋スタイルがちょっと入ってるのも。

そしてラヴェルはピアノ三重奏曲。去年は「マ・メール・ロワ」を入れましたが「フランスの室内楽曲の最高峰」と考えたときにやっぱりこれが一番にきました。ピアノ三重奏曲(ピアノ・バイオリン・チェロ)はハイドンとかそこらの時代から使われてきた楽器編成ですが、20世紀のフランスではほとんど使われくなって。そんな傾向の中で、というのももちろんありますが、こんな非の打ち所の無いピアノトリオ、そして音楽にはなかなかお目にかかれません。

同じく室内楽のレパートリーから、フランス音楽が特に得意としている木管楽器の活躍が現れているプーランクの六重奏曲(ピアノ・フルート・オーボエ・クラリネット・ホルン・ファゴット)も入れました。
フランスの独特なユーモアやエスプリも濃く出ていますし、木管楽器の癖のある、全くばらばらの音色のまとめ方・生かし方、そしてなんといっても「他の国の作曲家にはこんな曲はかけまい!」という強い思いからの投票でもあります。
なんというか、他には真似できないフランス、フランス音楽の真髄みたいなものがあると思います。

そしてもちろんメシアン。ピアノ曲、室内楽、オケ曲、いくつかリストされていた中で今回は「20のまなざし」に。
投票前に足すのを覚えてれば「鳥のカタログ」でしたね。とにかくピアノ曲が選びたかったですね。ピアノ曲の方がメシアンはフランス的なエレメントが大きいと思うんですよ。和音の色彩だったり、ドビュッシーの影響だったり、ある種の軽さだったり。(オルガン音楽もそうだと思いますが)
自分にとっては「20のまなざし」は自分のピアノのレパートリーの核みたいなもので、私がフランス音楽を考える上で本当に重要な曲ですから、やっぱり含めるのは自然なんだろうなあ。

でも本当に悩んだ!入れたい曲ほかにもいっぱい!
サン=サーンスとかフォーレとか微塵も出てないですし、上に選んで作曲家はほんとうにたくさん素晴らしいものを書いていますし。
今年もちょっとトップ100曲のラインアップがあんまり想像がつかなくて楽しみです。今度こそ最後の方まで楽しめますよう・・・(汗)
ちなみに投票締め切りが9月中旬なのでもしかしたら放送は一時帰国中・・・?なるべくネットラジオで拾えるといいけれど。


今日の一曲: エクトール・ベルリオーズ 「幻想交響曲」 第3楽章 「野の風景」



今回投票した曲から、ということなんですが選曲がガチ過ぎてなかなかこっちで紹介しにくいという変な癖再び。
そんな中リサイタルでやる20のまなざしから選ぶのもいいかな、と思ったのですがよくよく考えるとすでに紹介してるのも結構あるので最近書いたストーリーのイメージ曲としてよく聞いてたこの曲に。

幻想交響曲って割とぱっと掴みやすいキャラの立った楽章が多い中、この第3楽章は結構遅いし長いし比較的つまらない、みたいなイメージがあり。
でも聴き所はちょこちょこありますし、なんといっても「交響曲」の大御所であるベートーヴェンの影響がものすごく濃く現れている楽章でもあります。田園!ロマン派!みたいな。
それは主に音楽がドラマチックに盛り上がってるところで、こういう山や野の風景、青い空に湧く雲のダイナミックさを表現するのはベートーヴェンだったりシュトラウスだったりブルックナーだったり、ロマン派に共通する表現だと私は思います。(むしろヨーロッパらしい、というか。オーストラリアだとなかなかこういう表現でませんしね)

幻想交響曲は交響曲としてはちょっと珍しく「標題音楽」=ストーリーを描写する音楽でもあります。
主人公がアヘンを飲んで夢と幻覚をみた(第1楽章)中で恋人に一目惚れして(第2楽章)恋人の心を疑うようになって一人で山に出て(第3楽章)疑心から恋人を殺しギロチン送りになり(第4楽章)死後魔女のサバトで恋人の幽霊と再会してどんちゃん騒ぎ(第5楽章)というあらすじです。

聴き所は例えば冒頭のステージ裏で弾いてるオーボエとステージ上のコール・アングレの掛け合いだったり、盛り上がる場面での弦、とくにコントラバス!(オーディションで使うパッセージがあります)
そして後半で3人の打楽器の奏者が1セットのティンパニで和音を鳴らして遠雷を表現する(主人公の恋人への疑心を表す不吉なサイン)部分は聴いてのインパクトはもちろん、生演奏を見たときのインパクトもなかなかです。

今年メル響で幻想を聴いて、そしてストーリーのイメージ曲にこの楽章を使って今まであんまり愛着がなかったこの楽章にも思い入れが芽生え始めています。
(ただやっぱり長いんでそんなには聴かないかなー・・・)
是非全楽章まとめて、一つの波瀾万丈なストーリーとして聴いてください。

拍手[0回]

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大好きなのに普段言及しない曲ラインアップ
前回の記事に拍手ありがとうございますー♪
なんだか落ち着かないのは春の兆しもあったり考えないといけないこともあったり超タイムショック16をみてテンションが上がっているのもあったり。
あ、あと夕飯が手巻き寿司だったのもテンションあがってますね♪

さて、生活して音楽を聴いたり音楽のことを話したりしてるうちにたまに「そういえばこの曲好きだけどほとんど話に出さないな」とふと思うことがありまして。
前に何度か書いてるんですが好きな曲のなかでも最高位にランクする曲って(ジャンル問わず)自分の中にしまっておく傾向があるんですよね。その特定の曲の話だったり、最高に好きな~とかいう話の中では出てくるんですけどそういう特別な場(っていうのも変ですが)でないとなかなか・・・
なので今回はちょっとどっと出しちゃおうと思います、そういう埋もれがちな大切な曲を。もっと広く知られて欲しい曲がいっぱい入ってて言及しないのはやっぱり勿体ないので。

1) ヨハネス・ブラームス ピアノ五重奏曲
ブラームスの室内楽作品はいつも書いてますがどの編成でも名曲揃いで、外れ無し、最高峰なレパートリーだと思っていて、ソナタやピアノ四重奏曲(特に第3番)に言及することはちょこちょこあっても私がピアノ五重奏曲の話をすることはめったにないような。なんでだか自分でも分からないんですが・・・
ピアノ五重奏曲、というジャンルの中でも群を抜いての最高峰と言われる曲で、ブラームスの音楽の人間らしさとか、pathosとか、情熱とか、そういう物を全部集めて精製したような曲で。ピアノもかっこいいし弦楽四重奏のチームワークも凄い。
特に第3楽章、第4楽章が好きです。第3楽章のスケルツォではちょっとジャズっぽいコード進行が出てきたりするのがくすぐったいですし、第4楽章で待ち構える運命に向かって突っ走る感じもいい。

2) オリヴィエ・メシアン 「アーメンの幻影」
メシアン好き!といって20のまなざしや鳥カタやトゥーランガリラなど話に出すことが多いですが、自分が長いこと好きで聴きやすくて弾きたいにも関わらずこの曲に言及が少ないのはなぜだろう。
20のまなざしと同じ時期に書かれたピアノ2台のための曲で、前書いたと思いますがメシアンが後に妻に迎えることとなる生徒ユヴォンヌ・ロリオと自分が弾くために書いた曲です。
けっこう音楽言語や雰囲気は20のまなざしと似てて、繰り返し現れるテーマの使い方とか、信仰・自然にまつわる表現とか、(20のまなざしの半分以下の時間で)メシアンの音楽のエッセンスが味わえる曲です。
究極の愛の音楽とも言える第4楽章「欲望のアーメン」、光と色彩にあふれた第5楽章「天使、聖人と鳥の歌のアーメン」がおすすめ。

3) ベンジャミン・ブリテン 「ピーター・グライムズ」より4つの海の間奏曲
海と言えば私にとってはドビュッシーの「海」かこのブリテンか、というイメージです。フランスの海とイギリスの海、全体的な印象は違いますが、ドビュッシーの海の最終楽章はこの曲の中の「嵐」に似てるところもあったり。
もともとのオペラ「ピーター・グライムズ」が海とその傍の町を舞台としていて、この4つの間奏曲はそんな海を身近に、「夜明け」「日曜日の朝」「月光」「嵐」と様々な表情で魅せてくれます。
特に「月光」の美しさはたまらない!あと「嵐」のもう海の嵐でしかない表現も好きです。

4) オットリーノ・レスピーギ 「ボッティチェッリの3枚の絵」
所謂「ローマ三部作」ばっかりが有名で、もっと小規模な作品はちょっと埋もれ気味。でも実際情熱的に語るような曲ではないような気がするんですよね・・・美しい曲ではあるのは確かなんだけれどある意味慎ましいところがあって。
題材になってるボッティチェッリの3枚の絵は「春」「東方の三博士の礼拝」「ヴィーナスの誕生」となかなかメジャーなところですのでイメージもつかみやすいかな。
私は「東方の三博士の礼拝」でのハープ・ピアノ・チェレスタのタッグや木管のソロも好きですが、「ヴィーナスの誕生」の「音楽の絵」としての美しさも本当にprecious。

5) セルゲイ・ラフマニノフ 交響的舞曲
ラフマニノフは書いた曲ほぼ全て名曲、という中この曲に私が言及しない理由は単純に「他の人とも共有したくないくらい、独占したいくらい好きだから」、というあれなのですが(汗)
ラフマニノフは年を重ねるとともに(そして渡米後は特に)作曲よりもピアニストとしての活動が多くなって、この曲が彼の書いた最後の作品、が言うところの「最後の火花」だったそうです。まるで作曲家の生命を踊り燃え尽くすような、終わりを見据えているようなところがある曲ですね。
ちなみにこの曲はピアノ2台バージョンと、作曲家自身によるオケバージョンがありますがどっちもお薦めです。ピアノ版にもオケのような色彩がありますし、オケ版もピアノ版の魅力があります。

6) トーマス・アデス 「Origin of the Harp」
Asyla、Arcadiana、Living Toys、Traced Overheadなどアデスの曲で好きなもの、素晴らしいものいろいろありますが、全体的にまだ言及頻度は少ない気がします。その中でもこのOrigin of the Harpはなかなか言葉で説明できないところがいっぱいあってタイトルさえ出てこない傾向が。
長さはそう長く無いながらも割と複雑な音楽で、自分でもなかなかどこがいいとかどこがどうなってるとか説明できるほど理解していないのですがものすごく「水」を感じる音楽です。クラリネットの透明な音色や(もうクラリネットの美しさMAXです)、打楽器のsoundscapeとか、とっても不思議で。大好き。

7) ドミトリ・ショスタコーヴィチ 交響曲第14番
ショスタコの名曲はいろいろあって、色々話したいことがあるんですが多すぎて渋滞状態になってしまう(汗)
この交響曲第14番は交響曲としてはちょっと変わってて、どっちかというと歌曲集みたいな形式の晩期の作品。しかも歌のモチーフが全楽章「死」を扱っていることから別名「死者の歌」とも呼ばれるみたいです。
必ずしも聴きやすい曲ばかりではないのですが第9楽章の「O Delvig, Delvig」は悲しくも美しいですし、第2楽章「Malaguena」の死神のバイオリンを思わせる曲調も鬼気迫ってて楽しいですし。
なんといってもでも第4楽章「自殺」がお気に入りですね。チェロのソロやチェレスタのソロ、鐘の音の不吉な美しさ、詩の良さ。
(この曲好きだっていうとやっぱりこう、メンタル病んでるからだーとか言われそうで、だから言及しないところもあるのです。実際そうなんですけど)

8) ジョージ・クラム 「Lux Aeterna」
クラムの音楽好きだ!といってもなかなかこの曲の話をするに至らないのはこの曲が割と独立した、特別な領域に住んでいるような感覚があるからだと思います。
クラムの音楽、例えばマクロコスモスシリーズとか歌曲とかと確かに共通する世界観がベースになっているものの、どこか別の聖域にあるような。東洋と西洋の音楽の出会いとか説明し始めても言葉にしきれない美しい調和と独特の世界。私にとっての聖なる音楽ってこの曲が限りなく近いかもしれないなあ・・・それくらい特別な音楽。
そうそう、バスフルートとかインド楽器のシタールとか、耳馴染みが薄い楽器の最高に美しい音も聴ける曲ですよ。

9) エルネスト・ブロッホ 「シェロモ」
チェロ音楽の話、チェロとオケのための作品の話であぶれがちなこの曲。そんなに演奏頻度が多いわけでもないですし、協奏曲のくくりでもちょっとマイナーで、でも21分がっつり1トラックであるんでなかなか聴かないこともありますが・・・
でもやっぱいいですねこの曲。ドヴォルザークの協奏曲みたいにものすごく目立ってすごいところはないのですが、ヘブライの風とチェロの情熱的な音、円熟した王にふさわしい渋さと高貴さがあって。ものすごく異国で、ものすごく憧れさせる音楽です。
オケの働き(普通の協奏曲よりもオケのweightが大きい)も情景を描いて歴史の絵巻をひもとくような感じで大好き。

10) パウル・ヒンデミット ビオラとピアノのためのソナタ op.11-4
ヒンデミットは好きな作曲家ですがクラシック・20世紀音楽に詳しくない人にお勧めするにはちょっと曲を選ぶ必要がある、ちょっと癖のある作曲家で。
そんななかヒンデミットを初めて聴くんだったらビオラと弦楽オケのための「葬送音楽」かこのソナタなのに、どっちも言及する機会が少ないんですよね。(だからさっぱりヒンデミット布教が進んでないんだ!)
ヒンデミットはビオラ弾きだったので餅は餅屋、ということもあるのですが数あるビオラソナタ(無伴奏のとピアノ伴奏ありと)の中でもこれは本当に特別。ビオラの魅力、ピアノの魅力、そしてイギリスっぽかったりドイツっぽかったりするヒンデミットの音楽の一番美しいところを一皿にまとめたようなところがあります。
(葬送音楽もまた違う曲調ですが本当に美しい曲なのでこれもプッシュします)

そもそもがここに今日リストした曲って自分でも大事に聴きたい特別な曲で、本当に特別なときだけ聴くという方針の曲ばっかりなんですよね。だから余計に言及が少なくなる、というか。
でもつまりはそれだけ美しい、何らかの意味で強烈なものを持っている素晴らしい音楽、ということで。
聴く機会があったら逃さないで是非聴いて欲しい曲、そして積極的に探し求めて聴いてみて損はないと思う曲だと強く思っています。


今日の一曲はおやすみです。

拍手[1回]

リサイタルプログラム周りでちょっと
前回のエントリーに拍手ありがとうございます~
あとアクセス解析見たらちょろっと幅が広がったような・・・?face to aceとか聖飢魔II関連のエントリーもアクセス増えてるようで。大変ありがたいです。
そうそう、こないだのメル響とAustralian Youth OrchestraのMarkus Stenz指揮でのAct 3、秘密のプログラムのコンサートは現代音楽祭りでしたよ。聴いてなかった前半はオーストラリアの作曲家の世界初演2曲で、そして後半はなんとメシアンの「彼方の閃光」。聴きました。録音しました(でもMarkusの声が素敵だったので解説も録音したかった!)。本当は生で聴きたかった!あの人メシアンも振るのか!とそれも嬉しかったですね。

今日はこないだ消えたリサイタルプログラムについての諸々を。もちろん同じにはならないと思いますが・・・
ちなみにあと1ヶ月を切ったリサイタルのプログラムはこちらのエントリーに(これの前のエントリーですね)。

バッハが一つだけ20世紀じゃなかったり、音楽史の流れからちょっと外れ気味で一般的に他の作曲家とスタイルの接点が少ないヴィラ=ロボスやスクリャービンが入ったり、一見ばらばらなプログラムではあると思います(特に20世紀音楽に馴染みの薄い方には)。
実際なによりも自分が弾きやすく演奏しやすい、演奏に戻ることに自信がつきやすいことを最優先に選んだ曲で、プログラム全体としての統一性みたいなのを見いだすのにかなり時間がかかったのですが・・・

でも全体的にどこかSpiritual(日本語でのスピリチュアルとはニュアンスが違うので英語表記で)な雰囲気はありますよね。バッハ(ルター派キリスト教)、ヴィラ=ロボス(特に第2楽章で自然崇拝みたいなフレーバーが強い)、メシアン(カトリック派キリスト教+自然崇拝的な色々)、スクリャービン(独自の神秘主義)と方向はばらばらだけれど、その信仰というかなんというかの抽象的な表現とか、表面下で共通する、つながる何かは確かにありますね。

スタイルに関してもヴィラ=ロボスのあれは「ブラジル風バッハ」の名の通りバッハの形式から影響を受けてますし、同じヴィラ=ロボスの第2楽章には鳥の鳴き声が出てきてそれがメシアンの鳥の鳴き声につながったり。さらにメシアンはスクリャービンとよく音楽が似てる(他人の空似みたいな感じで)と言われますし、さらにメシアンの「天使のまなざし」とスクリャービンは「炎」つながり。
だから実は結構うまくつながってくれているんですよね、諸々。

弾きやすい、演奏しやすいを心がけたものの実は人前で演奏した経験があるのはバッハとメシアンの第11番だけなんですよね。(でもメシアンの20のまなざしは演奏経験あるやつどんどん増やしてかなきゃですし)
バッハやメシアンみたいな比較的古くからのホームグラウンドに、ヴィラ=ロボスやスクリャービン後期作品のような新しくホームグラウンドにしたい曲が混在してるのは実はそんなに意図してなかったり(笑)

でもこれからにつなげる、ということは意識してます。今回は数年ぶりのリサイタルですが今後またちょくちょく演奏する機会をつくってリサイタル開けるようにする最初のステップなので・・・
今回のできによって次回があるか、次回があったらどう進化させていくか、とか考えて行きたいですしね。
そのために今回しっかりやらなきゃ、ということで。

で、弾きやすい、演奏しやすいを最優先にしたものの各曲に対してはもちろん、なんだかんだでプログラム全体としてもものすごく愛着があるプログラムになりました。好きで、得意で、自分にフィットしている曲というか、自分の心に近いものがある。(ある意味自分のspiritualな方向性や表現を象徴しているようなところもあるのかな)
だからなんかあったらまたこの組み合わせで演奏してもいいかな、と思うような曲でもあります(もしかしたらメシアンの内訳を若干変えるかもしれませんが)。

昨日facebookでリサイタルのお知らせを出しまして。すでにもういい返事が来始めててちょっとパニクってます。
大学からの音楽仲間とつながってるのはfacebookが主なのでお客さんあつめのルートもそっちがメインになるっぽいですね。確かに便利だよなあ、コンサートの宣伝とかには。
他のルートもちゃんとしなきゃですけどね。

さて、リサイタル関係の他にももしかしたらオケの仕事がくるかもしれなかったり日本への一時帰国だったりADOMの開発再開企画だったりABC Classic FMのフランス音楽カウントダウン100だったりエキサイトしてることが色々あるのでまたちょこちょこと。


今日の一曲: オリヴィエ・メシアン 「幼子イエスに注ぐ20のまなざし」より 第7番 「十字架のまなざし」



リサイタルで弾くメシアンのうちの一つ。3ページで割と小さめの曲、比較的簡単そうに聞こえますがこいつには手こずった。何が大変って暗譜が自分でも驚くほどトリッキーでした。

20のまなざしには複数の楽章に共通するテーマ(神のテーマを筆頭として)がありますが、この「十字架のまなざし」は「星と十字架のテーマ」を中心に書かれています。
星はキリストの誕生を知らせた星、キリストの誕生の象徴。十字架はキリストが磔にされその生涯を終える、キリストの死の象徴。生と死の一体性を表すテーマ。
このテーマは第2番「星のまなざし」とこの第7番「十字架のまなざし」に使われている、というわけです。

20のまなざしの各楽章にはタイトルの下に副題みたいなフレーズが書かれているのですが、この第7番にはこんな一文が:
「十字架は言った;貴方は私の腕に抱かれ祭司となる・・・」
それがキリストの死の象徴である十字架が幼子キリストにまなざしとともに投げかけた言葉、というわけです。
キリストは産まれるときから父である神により人間の罪を背負って犠牲になる運命にあった、そのはっきりとした予見といえばいいのか。(ちなみに似たような予見を第4番の「聖母のまなざし」で見ることができます)

そういうバックグラウンド無しでもなかなか強烈に不吉な曲ですけどね。なんといっても不協和音により作られる独特な色彩。痛みと悲しみと苦しみとそういう諸々が混ざり合って、和音が紫・黒・黄などの色が複雑に絡みあってて(今のは私が見る色です。メシアンのはまた別にあるようです)。なかなかこういう色や味は出せないんですよね。不協和音の中でも選りすぐってこそ表現できる音と感情。
そういえば「星と十字架のテーマ」の内部で聞こえる半音階で動く和音はバロック時代の悲歌の表現にも似てますね。

20のまなざしのなかでは比較的短いですし、小さい曲の部類に入りますがものすごい強烈さを持った曲です。メシアンの表現したいことがこれにもストレートに伝わるか!というような感情の盛り合わせとほぼここでしか味わえない強烈な色彩(同じくメシアンでもう1曲知ってます、この色彩は)。
一般的な意味で「美しい」か、といったら違うかもしれませんが一見不快にみえるそれのなかには一種の美が確かにあると思います。
その美しさも、苦しみも痛みも、深く感じると吐き気が起こるかと思うほどの色彩も、まるで腸を生きたまま握るような和音の感覚も(弾いてるとき一番大事にしてる感覚です)、全部ひっくるめて大好きな曲で、今回のリサイタルに欠かせないエレメントだと思っています。


拍手[1回]

あと1ヶ月になりました。
前回の記事に拍手ありがとうございます!
今ちょうど書いてた記事が丸ごと消えたので(エントリーが消えた中では最大の打撃だったかも・・・)一番大切な部分と今日の一曲だけ書き直しますね・・・

大切な部分、それは1ヶ月後にせまった私のリサイタルの詳細です。
もう書き疲れたんでいきなり:

日時: 9月22日(土) 14:30~
場所: Richmond Uniting Church、メルボルン
プログラム:
ヨハン・セバスチャン・バッハ トッカータ ホ短調
エイトル・ヴィラ=ロボス 「ブラジル風バッハ第4番」より
 第2楽章 コラール(藪の歌)
 第3楽章 アリア(賛歌)
オリヴィエ・メシアン 「幼子に注ぐ20のまなざし」より
 第11番 聖母の最初の聖体拝受
 第7番 十字架のまなざし
 第14番 天使達のまなざし
 第5番 子に注ぐ子のまなざし
アレクサンドル・スクリャービン 「炎に向かって」

・・・と1時間ほどのプログラムです。(前回測ったときは50分くらいだったけど間の取り方とかまだ考え直さなきゃいけないし、なんといってもメシアンのスローな曲で大幅に演奏時間が変わる可能性があるので)

ここからさっきは色々書いてたんですが再現するのは無理なので割愛(涙)
明日気持ちが向いたらいろいろプログラムの思い入れとかとか久しぶりの演奏への意気込みとか書く・・・かもしれません。書きたいのはやまやまなんです、ただエントリーが消えて心身ともに消耗してしまったというか。
他にもいろいろここ数日でエキサイトしてることがあるんでそっちも書きたいのですが・・・

そして今日の一曲でも(全部にはならないかもしれませんが)上記のプログラムをリサイタル本番まで紹介していきたいと思います。

ということでミニマムver.なのでもう今日の一曲へ。


今日の一曲: エイトル・ヴィラ=ロボス ブラジル風バッハ 第4番 第2楽章



もう長いこと曲を知っていて好きだったながら弾くのはこの年になってやっと、なブラジルのバッハ第4番。もうちょっと早く弾いてもよかったな、という気持ちもありますが遅れても巡り会えて良かった、というのが本音です。
その中でも第2楽章は(ブラジル風味でいうとちょっと控えめながらも)特に思い入れの深い曲です。なんたって美しい。

ブラジル風バッハ、とあるようにヴィラ=ロボスはこの作品群をブラジルの民族音楽、そしてバッハのスタイルの2つのルーツから作曲しています。
タイトルにも、例えば今回のこの曲だったら「コラール(藪の歌)」(注:藪=英語でJungleとなっています)みたいにバッハ的な形式を思わせるタイトルと、ブラジル的なエレメントを思わせるタイトルが付けられていますね。
この曲の場合はその和音が連なる合唱のような形式は正にバッハのコラールなんですが、題材やインスピレーション、イメージみたいなものはブラジル(アマゾン)のジャングルの印象となっているようです。

実はこの曲、鳥の鳴き声が使われていて。コラールの最後のサイクルで、オルガンのような響きの部分なのですが(ちょっと弾き方が特殊で面白いのですが、残念ながら実際に弾いて見せて説明はできても言葉のみで説明はできないのです)、和音の響きの遙か上に聞こえる高音がそれだそうです。
向こうの言葉でArapongaという鳥で、画像検索するとこんな鳥みたいです。ジャングルの中で声も姿も目立ちそうな鳥ですね。

あくまでも私個人のイメージなのですが、この曲は弾き始めた頃から聖飢魔IIのArcadiaという曲にものすごく似てるような気がしていたんです。理屈で説明するのは難しいですが、響きだったり色彩だったり、和音の連なりだったり。Arcadiaはライデン殿下が書いた曲なんですが、彼は作曲においてちょっと変わったパレットを持っている印象があって、それがなんとなくヴィラ=ロボスのこれまたクラシック界においての「変わったパレット」と似たような感じなんですよね。
だから私がこの曲を弾くときはそれを意識しているというか、コラールの大きな響きの和音はArcadiaのエレキギターのアタックとか響きとかをイメージしたり参考にしたりしているんです。この「コラール」と「Arcadia」、各々ものすごく好きな曲ですがそのつながりも本当に自分にとっては大事。
なのでこちらも合わせて(?)聴いてみると面白い・・・かも?

拍手[1回]

メル響2013年シーズン!
前回の記事に拍手どうもです!

こないだのマーラー3番で今年予約した分のメル響のコンサートもあと1つを残すのみとなりました。9月末のブラスフェスティバルとのタイアップのコンサートです。ものすごーく楽しみ。
そんな中来年のシーズンのプログラムがちょっと前に来たのでちょっと見てるところで。
つい最近メル響が30歳までならチケットが安くなるMusoというプログラムを始めたんですよ。コンサートのある程度前にお知らせがきて、加入メンバーとプラスワン(お連れ様)のチケットが30ドルで買えるシステム。安いし一応事前予約だけれどお知らせが来る前はその価格で買えない、ということですね。
せっかく若いんで(笑)今年はsubscribeする代わりにこっちのシステムを利用してみようかと思います。本拠がHamer Hallに戻ることですしちょっとやそっとじゃ事前に売り切れないはずですから。(Markus Stenzのラストコンサートの時くらいかな、事前売り切れだったのは)

とりあえず自分にとってのメル響2013年シーズンのハイライトをなるべく簡潔に紹介します。その他にもあるコンサートは今はこちらにあります~

<2月>
メル響は来年も2月に仕事始め。フィリップ島での演奏などがありますがやっぱり「今年もよろしく!」を実感するのは(去年は行きそびれた)Sidney Myer Bowlでの野外無料コンサート。2/13の第1コンサート、ドヴォルザーク(チェコ組曲)、バルトーク(ピアノ協奏曲第3番)、チャイコフスキー(交響曲第4番)の東欧くくりも良いですし、2/16のベートーヴェン交響曲第2番+ピアノ協奏曲第2番にバルトークの「中国の不思議な役人」組曲もいいですね~ピクニックと中国の不思議な役人の取り合わせ!(笑)
あと第3コンサートに今年もオーストラリア中心プログラムが入ってるのがいいですね♪

<3月>
3月でまず面白そうなのはモーツァルトのレクイエムのコンサートかな。まだ聴きにいくかどうかはわかりませんがワーグナーのマイスタージンガー序曲、バルトークの「弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽」とのプログラム。バルトークは聴きたいよなあ・・・(何よりも弾きたいですが)
そしてタウンホールでのオールフランスプログラム。ドビュッシーの牧神の午後の前奏曲、ラロのスペイン交響曲、ラヴェルの死せる王女のパヴァーヌ、サティのジムノペディ2つのドビュッシーによるオケ版、それからドビュッシーの「海」。これもまだ絶対に行きたい!と固まってないですねー・・・

<4月>
4月はMetropolisシリーズでアデズ祭り!Melbourne Recital CentreとHamer Hallでアデズや他の20世紀作曲家の音楽が存分楽しめます♪アデズは舞台系統の作品はまだ出会ってないので積極的に行きたいところ。
中でもHamer Hallでのコンサートでは以前言及しましたオーケストラ曲「Tevot」の演奏があるのでこれは絶対外せない!多分今一番楽しみなコンサートです。

<6月>
5月がちょっと気になるのコンサートが無かったので6月。
6月の最初のコンサートはコープランド(アパラチアの春組曲とディッキンソン歌曲)、Stanhopeのピッコロ協奏曲(!)(世界初演)、そしてストラヴィンスキーの「火の鳥」(組曲1919年版)。火の鳥も好きですがコープランドの歌曲が結構気になってます。
それからその次も凄い。ムソルグスキーのKhovanshchina前奏曲(何?)、プロコフィエフのSinfonia Concertante(チェロ協奏曲の中で一番難しいとされている曲です。チェロはヤン・パスカル・トルトゥリエ)、ムソルグスキーの「はげ山の一夜」に、スクリャービンの「法悦の詩」でしめるというオールロシアでもなかなかひねりのきいたプログラム。スクリャービンって割とオケだと生で聴ける機会が少ないので貴重ですね。

<7月>
やってきました、マーラーです。Simone Youngというオーストラリアの女性指揮者で5番を!さらにDeanの新作の初演もあると聞いちゃあ黙ってられません。バリトン歌手の名前があるのでオケ伴奏の歌曲とかオペラとかになるのかしら。

<8月>
2013年8月はなんといってもストラヴィンスキー祭り!
3つのコンサートで3大バレエ(火の鳥(組曲1945年版)、ペトルーシュカ、春の祭典)を演奏するだけでなく、バレエ/リュスつながりのドビュッシーの牧神の午後の前奏曲(あれ、また)、あの時代を語る上で欠かせなかったりするプロコフィエフの交響曲第1番「古典」などを交えたプログラム。
そしてアメリカのミニマル・ミュージック作曲家のJohn Adamsが来豪して自身の作品を指揮する月末のコンサートも面白そう。(でも「中国のニクソン」が入ってないのは惜しいな!彼の音楽の初心者として)

<9月>
9月はヴェルディのレクイエムに始まり、他にはオールハイドンプログラム、オールベートーヴェンプログラムなど早い時代の音楽が多いなかティペット(Little Music)、モーツァルトのピアノ協奏曲第25番、ブリテンの4つの海の間奏曲(ピーター・グライムスより)とエルガーのエニグマ変奏曲というイギリス周り中心のプログラムが小さいけれど魅力的な光を放ってますね。どうしよう、行けるかしら。

<10月>
・・・も実はあんまり心惹かれるコンサートがなかったり。
強いていえばメンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」から序曲とスケルツォ、リヒャルト・シュトラウスのオーボエ協奏曲(書いてたんだ!)とメンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア風」のコンサートかな。オーストラリアきっての素晴らしいオーボエ奏者が吹きますし、あと知り合いが指揮するのです(笑)

<11月>
11月は始めにいきなりIwaki Auditoriumで金管隊・打楽器軍団によるオーストラリア音楽のコンサートがあって結構これが面白そう。Edwards, Smeaton, Schulthorpe, Kats-CherninにWestlake。朝コンサートなんだけど行く価値はものすごくありそう。
あと楽しみにしているのは中旬のハチャトゥリアンのバイオリン協奏曲とショスタコ10番のコンサート。指揮者がMark Wigglesworthという方なのですが、この人のマーラーは6番、7番とも凄かったのでこの派手めのショスタコにも期待してます。
で、そこから数日経ったコンサートでSlava Grigoryanがアランフェス協奏曲を弾きにやってくる・・・といいたかったのですがこれは地方公演のみのプログラムの様子。残念!(行けないことはないけど!)

<12月>
12月は毎年コンサート1つ+ヘンデルのメサイアだけという感じですね。ちょっと行くのを悩んでるコンサートが1つ。
プログラムはストラヴィンスキーの詩編交響曲、メンデルスゾーンのバイオリン協奏曲、そしてドヴォルザークの「新世界」。何が悩みかというとストラヴィンスキーは聞きたい、是非生で聴きたいけど後の曲は・・・うーむなところ。

そして来年は映画音楽コンサートのラインアップがなかなかすごい。
武侠映画の音楽(Crouching Tiger, Hidden Dragonの作曲家が来豪して彼が作曲した映画音楽を指揮するそうです)のコンサートだったり、指輪物語の「二つの塔」、ディズニーのファンタジアやパイレーツ・オブ・ザ・カリビアン。
来年は入ってないのですがSkyrimとかのゲーム音楽のコンサートがなかなか反響があったと思われたのでそういうのはまたやることがあるのかな・・・と。

ということで(やっぱりちょこちょこ保守的なレパートリーが増えたんじゃないかとは思われながら)来年もコンサートに行きたくなるラインアップです。そしてこれほどにもMetropolisが楽しみな年はこれまでなかった!(自分が20世紀以降の音楽に年を重ねるごとに明るくなっている、勉強の成果もあると思いたいです)
Musoプログラムのお知らせが来るのにやきもきすることもあると思いますがチケットが安く買えることで数を気にせず行けたらなあと願っています。


今日の一曲はおやすみです。次回は今日言及があった曲から選ぶかも・・・?



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