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前回エントリーに拍手ありがとうございました!
行って来ましたやってきましたコンサート。プログラムはこんな感じ。
指揮者: Fabian Russell
ベルリオーズ 序曲「ローマの謝肉祭」
トマジ トランペット協奏曲 (トランペット:Josh Rogan)
(休憩)
ラヴェル 「ダフニスとクロエ」バレエ全曲
すっかり寒くなってしまった日曜日、朝からリハーサルでした。
ちょっと心配なところはちらほらありつつも2時間半リハーサル。
このリハーサル期間の短さだとどうしても「ゲネプロ」とは言い難いんですよね。
リハーサルの最後には前回よりも若干改まった感じで(宣材用?記念?)写真をとりました。
リハーサルとコンサートの間もとにかく寒いのでアカデミーのラウンジエリアで日の光を浴びながらおしゃべり。
大学時代から友達のファゴットの男の子、そして今回コール・アングレを吹いている女の子。実は彼女は数年前にユースオケでオーボエのリーダーをやっていて、歴代オーボエ奏者の中でもトップクラスの奏者。
そのころの共通の思い出や話題があって(あと私も昔オーボエやってましたし)、色々話が弾みました。
やっぱりダブルリードがあつまるとリードの話でもちきりでしたね。あとは学校で働いてるとオーボエとファゴットどっちも教えなくちゃいけない場合があることとか、それぞれの楽器の先生のこと、他にも数年前のアカデミーのメシアンコンサートの話とか。
興味深い話がいろいろ聞けて、ちょっと憧れだった子と友達になれてよかったです~
コンサートは今年最後ながらこれまでのコンサートをさらに超える素晴らしい演奏になりました。
(扉越しに聞いた)ベルリオーズも、トマジも、ラヴェルも。
トマジでのソリストの音の輝き、ステージの上でちょっとにやけそうになりました(笑)第2楽章での駆け上がるソロがもう!ぞくぞくっとするんですよ!
どうするんですか、これからどんどん成長するんですよあの子は!本当にこれから羽ばたいてくのが楽しみです。
(ちなみに指揮者さん、写真撮影とコンサート前半で珍しくネクタイ締めてスーツ着てました。そしてなぜか休憩中に黒シャツにお色直し・・・なぜだろう)
ダフニスとクロエも、やっぱり短い期間で一発全て上手くいくのは本当に難しかったながらもものすごくしっかりした、細やかな表現から華やかな盛り上がりまで最高の演奏になったと思います。
このコンサートに向けて、この曲に向けてのオケみんな(指揮者を含む)の思いが一つになって実を結んだ結果として納得のいく演奏でした。
みんながみんな素晴らしい演奏をしたのだけれどやっぱり第1フルート、第1ホルン、そしてハープの働きは特別でしたね。スターです。
私自身はというと、この曲でチェレスタパートってどうなの?(大きいのか、弾き甲斐があるのか)と聞かれますが、今年の他のプログラムと比べて音は少ないですけどピアノに負けない(?)表現力を要求されるパートで。表現に関しては自分よくやったとおもいます。チェレスタの演奏について今回大きく学んだこと、色々ありました。
演奏の後、奏者を立たせる時に指揮者さんがそれぞれstand-upした奏者(私もですよ)のところに歩いてきておのおの挨拶して回りました。
というのも(以前書きましたが)今回のコンサートがFabianがユースオケを指揮する最後のコンサート、ということで。
Melbourne Youth Musicの代表の方がステージで公式に謝辞を述べただけでなく、みんなステージ裏に戻ったあとメンバーで改めてお別れと感謝のお集まりをしました。
金管セクションから(「金管奏者同士何をもらって一番嬉しいものは何かちゃんと分かってる」と)ワインを、そしてオケメンバー全員から寄せ書きや写真などをまとめた本を贈呈。渡したコンマスの女の子も、そして指揮者さんもちょっと涙ぐんでいました。
4年ユースオケで指揮者として若い人たちと一緒に音楽を作ってきたFabian。
私がユースオケに戻ってきたのは今年でしたが、それ以前に彼が指揮者として表舞台に立つようになってきた頃から彼のバトンで演奏してきましたし、マネージャーとしても一緒にお仕事しましたし。
厳しい人手はありますし、外見もちょっと怖い人ではあるのですが本当は優しい人で、若い音楽家と一緒に仕事をするのを本当に楽しんでいて。
そんな彼が涙ぐむのを見たのはこれが初めてです。
Fabianのことを指揮者として本当に尊敬しているので彼がこのオーケストラでこれだけ愛されてるんだ、ということが私もとても嬉しくて。実際来年ユースオケやろうかどうしよう、どうなるんだろう、という声も奏者たちから聞かれますし。
といってもオケのメンバーにとってはこれが最後ではもちろんなくて、これから将来彼と一緒にお仕事をする機会はきっとある、と彼自身語ってましたし。
・・・この数年で本当にメルボルンの若い音楽家たち、そして音楽シーンに大きな大きな貢献をした人だ、と改めて実感しました。
さて舞台裏ではしんみりでしたがパブになだれこめば陽気なクラシック音楽家の集まりに早変わり(笑)
真っ黒な服を来た集団がいきなり着たのでいぶかしんで「どういうお集まり?」と知らない人に聞かれました(笑)
メルボルンはパブの室内は禁煙なので、喫煙者の指揮者さんと一緒に飲む時は外でみんなで集まりました。それにしてもとにかく寒い!終始震えてました・・・
コンサートで弾いたオケの色々な人と初めて話してみたり、前のコンサートの指揮者さんや同門の先輩(前ユースオケでソリストやったり、あとPGYOの方を今年指揮していた)だったり、指揮者さんの知り合いと話してみたり、人見知りな私にしては意外な社交性を発揮してました。(「演奏、良かったよ」と伝えたい思いを言葉にすることで本当に簡単に会話が始まるもんですね。あとチェレスタ弾きっていうだけで知ってもらえて好きになってもらえて得ですね(笑))
指揮者さんとはあんまりおしゃべりできなかったのですが(みんなが彼と話したいですからね)ちょっとお隣にお邪魔させてもらいました。(ただ彼が居ない間にどっかの酔っぱらいに絡まれかけて最後のたばことられてしまったのは本当に申し訳ないと思ってます。もうちょっと強く止めればよかった・・・)
いつもより長居してなんと4時間くらいいろんな人と飲みながらしゃべってましたねー。結局飲んだのは5杯、でも周りの方が私よりも酔っぱらってました(笑)
特に前述同門の先輩ですが酔っぱらうと私を持ち上げたくなる癖がもう数年あるんですよねー(苦笑)指揮者さんにお別れしようとしてるとき「これで目線が合う」とか余計なことを(笑)
あの人もずいぶん忙しいみたいでずっとゆっくり話せてないけどまたしらふで、ね。
一日経った今もまだ昨日の演奏のすばらしさ、ユースオケの素敵さ、みんな一緒に過ごした時間の余韻を味わいながら・・・
オーケストラが自分にとってどれだけ大切な居場所で、かけがえない体験で・・・2年間音楽から、オケから離れていたことがどれだけ惜しいことで、これからもずっとオケでお仕事したいな、という思いの強さ、すべてかみしめています。
これからもFabianと、今回知り合った様々な奏者の人たちと、そして他のオケでもチェレスタ弾き・ピアノ弾きとして演奏したり、お話ししたりしたいとなによりも願っています。
素晴らしいコンサートと、素晴らしい打ち上げを心に刻んで。
追記: 最後のリハーサルで撮影された写真、facebookに公開された場合リンクしますね~そして今回のコンサートはオーストラリア3MBSで録音、後日放送されるそうなのでまたそちらもお知らせします。
今日の一曲: モーリス・ラヴェル 「ダフニスとクロエ」バレエ全曲 第3部
今回のコンサートのハイライト、絶頂でした。
バレエのあらすじはこちら(@wikipedia)。
第3部は夜明けに始まり、海賊からパンの神に助け出されたクロエとダフニスの再開シーン、愛の色々こまごましたもの、そして大団円という流れになっています。(バレエで見ると二人の再会からが結構長く感じるんですよね~)
前回私がこのバレエで一番好きなセクションは第3部にある、と書きましたがそれがこの第3部の最初の夜明けの部分。細かいアルペジオの上下する音形が木管やチェレスタ、ハープなどに表れ、だんだん楽器が加わり、鳥の鳴き声が入りながら色彩が明るくなっていくこの喜び!
ヴォーン=ウィリアムスの音楽にも似たようなところがあって。特に途中で入るピッコロの鳥の声が。ヒバリなのかな?鳶のようにも聞こえるけど。ものすごい天翔る感じが気持ちいいんです♪
是非是非この部分は耳と心で存分に味わってください♪
その次に聞いて欲しいのは長い長いフルートのソロ。動画サイトで検索するとここの部分だけの演奏、なんてのもあるほど大きなソロ。
登場人物の細やかな心象・感情をクール過ぎず、色っぽすぎず、でも豊かに表現することが必要とされる、とっても繊細で美しい場面です~
先ほど「再会からが長い」と書きましたが、フィナーレの速い5拍子のセクションに入ってからはあっという間です。弾いてると本当に惜しくなるくらい!
この5拍子の踊りがまた華やかで、歯切れが良くて。そして5拍子というちょっと変わったリズムのアンバランスが上手くmomentum・勢いを創り出しています。
小さなEs管クラリネットの鋭いくるくる回る音色や、スネアドラムのリズム、そしてこのバレエで表れた様々なテーマをうまいこと5拍子に合わせた再現だったり。聴き応えはあるけれどみんなみんなあっというまに通り過ぎていきます!(笑)
森羅万象、自然や人の心の動きや、大きいものも細やかなものも全て網羅している、そしてそれを最も美しいやりかたで表現している「ダフニスとクロエ」。
組曲もありますがどこも抜かすには惜しい素晴らしい音楽なので是非バレエ全曲版で聴いてみてください!
行って来ましたやってきましたコンサート。プログラムはこんな感じ。
指揮者: Fabian Russell
ベルリオーズ 序曲「ローマの謝肉祭」
トマジ トランペット協奏曲 (トランペット:Josh Rogan)
(休憩)
ラヴェル 「ダフニスとクロエ」バレエ全曲
すっかり寒くなってしまった日曜日、朝からリハーサルでした。
ちょっと心配なところはちらほらありつつも2時間半リハーサル。
このリハーサル期間の短さだとどうしても「ゲネプロ」とは言い難いんですよね。
リハーサルの最後には前回よりも若干改まった感じで(宣材用?記念?)写真をとりました。
リハーサルとコンサートの間もとにかく寒いのでアカデミーのラウンジエリアで日の光を浴びながらおしゃべり。
大学時代から友達のファゴットの男の子、そして今回コール・アングレを吹いている女の子。実は彼女は数年前にユースオケでオーボエのリーダーをやっていて、歴代オーボエ奏者の中でもトップクラスの奏者。
そのころの共通の思い出や話題があって(あと私も昔オーボエやってましたし)、色々話が弾みました。
やっぱりダブルリードがあつまるとリードの話でもちきりでしたね。あとは学校で働いてるとオーボエとファゴットどっちも教えなくちゃいけない場合があることとか、それぞれの楽器の先生のこと、他にも数年前のアカデミーのメシアンコンサートの話とか。
興味深い話がいろいろ聞けて、ちょっと憧れだった子と友達になれてよかったです~
コンサートは今年最後ながらこれまでのコンサートをさらに超える素晴らしい演奏になりました。
(扉越しに聞いた)ベルリオーズも、トマジも、ラヴェルも。
トマジでのソリストの音の輝き、ステージの上でちょっとにやけそうになりました(笑)第2楽章での駆け上がるソロがもう!ぞくぞくっとするんですよ!
どうするんですか、これからどんどん成長するんですよあの子は!本当にこれから羽ばたいてくのが楽しみです。
(ちなみに指揮者さん、写真撮影とコンサート前半で珍しくネクタイ締めてスーツ着てました。そしてなぜか休憩中に黒シャツにお色直し・・・なぜだろう)
ダフニスとクロエも、やっぱり短い期間で一発全て上手くいくのは本当に難しかったながらもものすごくしっかりした、細やかな表現から華やかな盛り上がりまで最高の演奏になったと思います。
このコンサートに向けて、この曲に向けてのオケみんな(指揮者を含む)の思いが一つになって実を結んだ結果として納得のいく演奏でした。
みんながみんな素晴らしい演奏をしたのだけれどやっぱり第1フルート、第1ホルン、そしてハープの働きは特別でしたね。スターです。
私自身はというと、この曲でチェレスタパートってどうなの?(大きいのか、弾き甲斐があるのか)と聞かれますが、今年の他のプログラムと比べて音は少ないですけどピアノに負けない(?)表現力を要求されるパートで。表現に関しては自分よくやったとおもいます。チェレスタの演奏について今回大きく学んだこと、色々ありました。
演奏の後、奏者を立たせる時に指揮者さんがそれぞれstand-upした奏者(私もですよ)のところに歩いてきておのおの挨拶して回りました。
というのも(以前書きましたが)今回のコンサートがFabianがユースオケを指揮する最後のコンサート、ということで。
Melbourne Youth Musicの代表の方がステージで公式に謝辞を述べただけでなく、みんなステージ裏に戻ったあとメンバーで改めてお別れと感謝のお集まりをしました。
金管セクションから(「金管奏者同士何をもらって一番嬉しいものは何かちゃんと分かってる」と)ワインを、そしてオケメンバー全員から寄せ書きや写真などをまとめた本を贈呈。渡したコンマスの女の子も、そして指揮者さんもちょっと涙ぐんでいました。
4年ユースオケで指揮者として若い人たちと一緒に音楽を作ってきたFabian。
私がユースオケに戻ってきたのは今年でしたが、それ以前に彼が指揮者として表舞台に立つようになってきた頃から彼のバトンで演奏してきましたし、マネージャーとしても一緒にお仕事しましたし。
厳しい人手はありますし、外見もちょっと怖い人ではあるのですが本当は優しい人で、若い音楽家と一緒に仕事をするのを本当に楽しんでいて。
そんな彼が涙ぐむのを見たのはこれが初めてです。
Fabianのことを指揮者として本当に尊敬しているので彼がこのオーケストラでこれだけ愛されてるんだ、ということが私もとても嬉しくて。実際来年ユースオケやろうかどうしよう、どうなるんだろう、という声も奏者たちから聞かれますし。
といってもオケのメンバーにとってはこれが最後ではもちろんなくて、これから将来彼と一緒にお仕事をする機会はきっとある、と彼自身語ってましたし。
・・・この数年で本当にメルボルンの若い音楽家たち、そして音楽シーンに大きな大きな貢献をした人だ、と改めて実感しました。
さて舞台裏ではしんみりでしたがパブになだれこめば陽気なクラシック音楽家の集まりに早変わり(笑)
真っ黒な服を来た集団がいきなり着たのでいぶかしんで「どういうお集まり?」と知らない人に聞かれました(笑)
メルボルンはパブの室内は禁煙なので、喫煙者の指揮者さんと一緒に飲む時は外でみんなで集まりました。それにしてもとにかく寒い!終始震えてました・・・
コンサートで弾いたオケの色々な人と初めて話してみたり、前のコンサートの指揮者さんや同門の先輩(前ユースオケでソリストやったり、あとPGYOの方を今年指揮していた)だったり、指揮者さんの知り合いと話してみたり、人見知りな私にしては意外な社交性を発揮してました。(「演奏、良かったよ」と伝えたい思いを言葉にすることで本当に簡単に会話が始まるもんですね。あとチェレスタ弾きっていうだけで知ってもらえて好きになってもらえて得ですね(笑))
指揮者さんとはあんまりおしゃべりできなかったのですが(みんなが彼と話したいですからね)ちょっとお隣にお邪魔させてもらいました。(ただ彼が居ない間にどっかの酔っぱらいに絡まれかけて最後のたばことられてしまったのは本当に申し訳ないと思ってます。もうちょっと強く止めればよかった・・・)
いつもより長居してなんと4時間くらいいろんな人と飲みながらしゃべってましたねー。結局飲んだのは5杯、でも周りの方が私よりも酔っぱらってました(笑)
特に前述同門の先輩ですが酔っぱらうと私を持ち上げたくなる癖がもう数年あるんですよねー(苦笑)指揮者さんにお別れしようとしてるとき「これで目線が合う」とか余計なことを(笑)
あの人もずいぶん忙しいみたいでずっとゆっくり話せてないけどまたしらふで、ね。
一日経った今もまだ昨日の演奏のすばらしさ、ユースオケの素敵さ、みんな一緒に過ごした時間の余韻を味わいながら・・・
オーケストラが自分にとってどれだけ大切な居場所で、かけがえない体験で・・・2年間音楽から、オケから離れていたことがどれだけ惜しいことで、これからもずっとオケでお仕事したいな、という思いの強さ、すべてかみしめています。
これからもFabianと、今回知り合った様々な奏者の人たちと、そして他のオケでもチェレスタ弾き・ピアノ弾きとして演奏したり、お話ししたりしたいとなによりも願っています。
素晴らしいコンサートと、素晴らしい打ち上げを心に刻んで。
追記: 最後のリハーサルで撮影された写真、facebookに公開された場合リンクしますね~そして今回のコンサートはオーストラリア3MBSで録音、後日放送されるそうなのでまたそちらもお知らせします。
今日の一曲: モーリス・ラヴェル 「ダフニスとクロエ」バレエ全曲 第3部
今回のコンサートのハイライト、絶頂でした。
バレエのあらすじはこちら(@wikipedia)。
第3部は夜明けに始まり、海賊からパンの神に助け出されたクロエとダフニスの再開シーン、愛の色々こまごましたもの、そして大団円という流れになっています。(バレエで見ると二人の再会からが結構長く感じるんですよね~)
前回私がこのバレエで一番好きなセクションは第3部にある、と書きましたがそれがこの第3部の最初の夜明けの部分。細かいアルペジオの上下する音形が木管やチェレスタ、ハープなどに表れ、だんだん楽器が加わり、鳥の鳴き声が入りながら色彩が明るくなっていくこの喜び!
ヴォーン=ウィリアムスの音楽にも似たようなところがあって。特に途中で入るピッコロの鳥の声が。ヒバリなのかな?鳶のようにも聞こえるけど。ものすごい天翔る感じが気持ちいいんです♪
是非是非この部分は耳と心で存分に味わってください♪
その次に聞いて欲しいのは長い長いフルートのソロ。動画サイトで検索するとここの部分だけの演奏、なんてのもあるほど大きなソロ。
登場人物の細やかな心象・感情をクール過ぎず、色っぽすぎず、でも豊かに表現することが必要とされる、とっても繊細で美しい場面です~
先ほど「再会からが長い」と書きましたが、フィナーレの速い5拍子のセクションに入ってからはあっという間です。弾いてると本当に惜しくなるくらい!
この5拍子の踊りがまた華やかで、歯切れが良くて。そして5拍子というちょっと変わったリズムのアンバランスが上手くmomentum・勢いを創り出しています。
小さなEs管クラリネットの鋭いくるくる回る音色や、スネアドラムのリズム、そしてこのバレエで表れた様々なテーマをうまいこと5拍子に合わせた再現だったり。聴き応えはあるけれどみんなみんなあっというまに通り過ぎていきます!(笑)
森羅万象、自然や人の心の動きや、大きいものも細やかなものも全て網羅している、そしてそれを最も美しいやりかたで表現している「ダフニスとクロエ」。
組曲もありますがどこも抜かすには惜しい素晴らしい音楽なので是非バレエ全曲版で聴いてみてください!
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いよいよ明日です!
<メルボルン・ユースオーケストラ コンサート4>
指揮者: Fabian Russell
[プログラム]
ベルリオーズ 序曲「ローマの謝肉祭」
トマジ トランペット協奏曲 (トランペット:Josh Rogan)
(休憩)
ラヴェル 「ダフニスとクロエ」バレエ全曲
会場: Australian National Academy of Music (ANAM、国立音楽アカデミー(サウス・メルボルン))
10月16日 午後2:30開演
チケット: 大人$25、Concession(学生・高齢者など)$20、6歳未満の子供は無料。
(コンサートの詳細はMelbourne Youth Music公式サイトとFacebookにも)
昨日の夜と今日の午後は実際の会場であるアカデミーでリハーサルでした。
音響はいつものようにドライな曲調にはちょっと仇するもので、特にラヴェルが華やかな色彩を作るときに使うトランペットやタンバリンやシンバルやスネアドラムなどの音が増幅されて。
かなり耳に来るため今度こそ耳栓使いました。左耳だけ入れるとわりと楽です。(そしてトゥーランガリラの時みたいに自分の音が聞こえなくならない(笑))
ホールでいろんな音がいろんなところに反射する様子が面白いですね。実際に奏者が居る、楽器がある方向とは全然違う方向から聞こえてきたり。一番顕著だったのが昨日のコントラファゴット。楽器自体は私からみてステージの反対側、しかも音が出るのは前・下方向なのになぜか音が私の右後ろの壁から跳ね返ってくる、という現象に思わず笑いそうになりました。
ステージの反対側、といえばコントラバスの低音のピチカートがたまに床を伝って地響きとして足の裏に届くこともあります。くすぐったいですね(笑)
リハーサルは順調。昨日は珍しくラヴェルに予定以上の時間をかけてしまってトマジを押してしまったのですが、今日はラヴェルを最後にすることで解消。ラヴェルは軽く(=止めながらも)通す余裕までありました。
個々のパートもアンサンブルも難しい曲ですが大分細かい表現まで完成しつつあります。
そんななかめざましい活躍を見せているのが木管とホルン。
ホルンは1番の数々の超高音・超難関ソロの活躍だけでなくセクションとしてもものすごく優秀。楽器の性質をものともせず速いパッセージもがんがん前に進みますし、合唱のパートを受け持つ部分もとっても頼もしい(最後の方なんかオケの音と混ざって本当に声みたいに聞こえます)。
木管は本当にソロが多い。第1奏者だけでなく第2奏者、各種特殊楽器(ピッコロ、アルトフルートなど)も本当に目立つ部分がいっぱいで。
第1オーボエの男の子がびっくりするほど安定感あってすごいです。結構若いと思うんですが、第2と合わせるところも高音もソロもまあはずさない。それからコール・アングレは数年前ユースオケでオーボエのリーダーだった子で、こちらも実力は間違いないです。
あと格好いいな、と思うのはおもちゃのように小さなEs管クラリネット。オケの音を超えて甲高く響く様は実際にどこか文で伝えれたらいいのに、と思うのですが。
それからアルトフルート。なんでもメル響で吹いてる先生に見てもらいにいったら楽器の裏にBlu-tack(こういう粘着ラバー。壁にものを貼ったり、隙間埋めたり何にでも使える)を貼ってくれて、そしたら音がものすごく良くなったそうで。(確かに変わった!)不思議なもんですね!
生まれ変わったら木管楽器奏者になってダフニスとクロエとか春の祭典とか弾きたいな!
(今世で今から始めるとしたら以前やってたオーボエですが何年かかることやら・・・そんなお金も時間もないですし)
お隣のハープも頑張ってます。今日もリハーサルが始まる前に指揮者さんとちょっとさらったりなんだり。実はダフニスだけじゃなくてトマジでもなかなか難しいパートだそうで・・・
休憩中に色々ハープの事情について話も聞けました。ハープ奏者だったり、演奏のことだったり。なんでもオーストラリアでハープのメッカといえばキャンベラでものすごく良い先生がいるのでみんなそっちにいくのですが、向こうはオケはあんまりなくてソロ演奏にフォーカスするらしいです。
ピアノだからそういう事情はなんだかわかるなあ・・・やっぱりなんだかんだでソロは大切ですものね。
今日は結局ダフニスの最後の5拍子の部分、いきなりテンポアップすることになりました(というか今まで遅めにやってて通すときにいきなり本来のテンポになった、ということですね。今のテンポのほうが動きがいいですし)。
みんな速くしても弾けるんですがあらかじめ言ってもらわないとびっくりするし焦りますよ!ほとんどこのセクションで音がない私だってそうなんですから木管や打楽器奏者はもっとそうだったでしょうね・・・
でも今書きましたがそれでもみんな弾けますし新しいテンポに調整早いです。
私もそうですが若いうちからしっかり高い水準でオケの訓練されてますわー。
まだちょっと整えなくちゃいけないところはありますが、明日の本番には素晴らしい演奏になりそうです。
ダフニスとクロエは本当に音楽というよりは魔法そのものの様で。明日の演奏ではラヴェルの作った魔法が最大限に「本物」になるよう願っています。
ちょっと緊張してはいますが楽しみ!
今日の一曲: エクトル・ベルリオーズ 序曲「ローマの謝肉祭」
リハーサルで聞いただけですがこれもちゃんと紹介しないと、ということで。
今回のコンサートで一番最初に演奏される曲です。
まあ派手でテンションが高い曲!(笑)エキサイティングなスターター曲ですね!
実はユースオケではここ数年の間にこの曲を複数回弾いているそうで、奏者たちからは「(指揮者さんが)この曲好きだよね-」という声がちらほら聞かれます。
私がチェロを弾いてた時代はもうちょっと前なんで弾いたことないです。でも私たちがやった同じベルリオーズのBenvenuto Celliniの序曲よりもずっと面白い曲ですよ。
クラシック史の中では様々な国の作曲家(イタリア自身を含む)がイタリアに関する曲を書いていますね。それはもう「みんなイタリア大好きだな!」と思うほど。
そしてそんな音楽の中でイタリアに関する魅力、というのは大分共通したところがあると思います。
それは明るい太陽、温暖な気候、明るく情熱的な人々、おいしい食べ物、鮮明な色彩。
そんな魅力がこの序曲の中にも満ちあふれています。
派手さとかにしてもしっかりベルリオーズなんですが、メロディーとかテンポの感じとかから本当にイタリアが伝わってきます!
こないだラヴェルはオーケストレーション、楽器使いが天才的だと言いましたがそれは一時代前のベルリオーズも同じで。
当時は奇抜だった、でもとても効果的な楽器の使い方はこの曲・・・・でも見れますが是非「幻想交響曲」の方をどうぞ(笑)
楽器使いと言えばこの序曲でシンバルがものすごい活躍してますね!あまりに活躍しすぎてベルリオーズで弾いてない奏者が待機してるときにバスクラの子がものすごい物真似してたほど(笑)
楽しいだけ、っちゃあそれまでなんですが少なくとも憎めない、魅力にあふれた序曲です。
(なんとなく言及しましたがこの序曲と幻想交響曲めっちゃどこでもカップリングされてるじゃないですか!)
<メルボルン・ユースオーケストラ コンサート4>
指揮者: Fabian Russell
[プログラム]
ベルリオーズ 序曲「ローマの謝肉祭」
トマジ トランペット協奏曲 (トランペット:Josh Rogan)
(休憩)
ラヴェル 「ダフニスとクロエ」バレエ全曲
会場: Australian National Academy of Music (ANAM、国立音楽アカデミー(サウス・メルボルン))
10月16日 午後2:30開演
チケット: 大人$25、Concession(学生・高齢者など)$20、6歳未満の子供は無料。
(コンサートの詳細はMelbourne Youth Music公式サイトとFacebookにも)
昨日の夜と今日の午後は実際の会場であるアカデミーでリハーサルでした。
音響はいつものようにドライな曲調にはちょっと仇するもので、特にラヴェルが華やかな色彩を作るときに使うトランペットやタンバリンやシンバルやスネアドラムなどの音が増幅されて。
かなり耳に来るため今度こそ耳栓使いました。左耳だけ入れるとわりと楽です。(そしてトゥーランガリラの時みたいに自分の音が聞こえなくならない(笑))
ホールでいろんな音がいろんなところに反射する様子が面白いですね。実際に奏者が居る、楽器がある方向とは全然違う方向から聞こえてきたり。一番顕著だったのが昨日のコントラファゴット。楽器自体は私からみてステージの反対側、しかも音が出るのは前・下方向なのになぜか音が私の右後ろの壁から跳ね返ってくる、という現象に思わず笑いそうになりました。
ステージの反対側、といえばコントラバスの低音のピチカートがたまに床を伝って地響きとして足の裏に届くこともあります。くすぐったいですね(笑)
リハーサルは順調。昨日は珍しくラヴェルに予定以上の時間をかけてしまってトマジを押してしまったのですが、今日はラヴェルを最後にすることで解消。ラヴェルは軽く(=止めながらも)通す余裕までありました。
個々のパートもアンサンブルも難しい曲ですが大分細かい表現まで完成しつつあります。
そんななかめざましい活躍を見せているのが木管とホルン。
ホルンは1番の数々の超高音・超難関ソロの活躍だけでなくセクションとしてもものすごく優秀。楽器の性質をものともせず速いパッセージもがんがん前に進みますし、合唱のパートを受け持つ部分もとっても頼もしい(最後の方なんかオケの音と混ざって本当に声みたいに聞こえます)。
木管は本当にソロが多い。第1奏者だけでなく第2奏者、各種特殊楽器(ピッコロ、アルトフルートなど)も本当に目立つ部分がいっぱいで。
第1オーボエの男の子がびっくりするほど安定感あってすごいです。結構若いと思うんですが、第2と合わせるところも高音もソロもまあはずさない。それからコール・アングレは数年前ユースオケでオーボエのリーダーだった子で、こちらも実力は間違いないです。
あと格好いいな、と思うのはおもちゃのように小さなEs管クラリネット。オケの音を超えて甲高く響く様は実際にどこか文で伝えれたらいいのに、と思うのですが。
それからアルトフルート。なんでもメル響で吹いてる先生に見てもらいにいったら楽器の裏にBlu-tack(こういう粘着ラバー。壁にものを貼ったり、隙間埋めたり何にでも使える)を貼ってくれて、そしたら音がものすごく良くなったそうで。(確かに変わった!)不思議なもんですね!
生まれ変わったら木管楽器奏者になってダフニスとクロエとか春の祭典とか弾きたいな!
(今世で今から始めるとしたら以前やってたオーボエですが何年かかることやら・・・そんなお金も時間もないですし)
お隣のハープも頑張ってます。今日もリハーサルが始まる前に指揮者さんとちょっとさらったりなんだり。実はダフニスだけじゃなくてトマジでもなかなか難しいパートだそうで・・・
休憩中に色々ハープの事情について話も聞けました。ハープ奏者だったり、演奏のことだったり。なんでもオーストラリアでハープのメッカといえばキャンベラでものすごく良い先生がいるのでみんなそっちにいくのですが、向こうはオケはあんまりなくてソロ演奏にフォーカスするらしいです。
ピアノだからそういう事情はなんだかわかるなあ・・・やっぱりなんだかんだでソロは大切ですものね。
今日は結局ダフニスの最後の5拍子の部分、いきなりテンポアップすることになりました(というか今まで遅めにやってて通すときにいきなり本来のテンポになった、ということですね。今のテンポのほうが動きがいいですし)。
みんな速くしても弾けるんですがあらかじめ言ってもらわないとびっくりするし焦りますよ!ほとんどこのセクションで音がない私だってそうなんですから木管や打楽器奏者はもっとそうだったでしょうね・・・
でも今書きましたがそれでもみんな弾けますし新しいテンポに調整早いです。
私もそうですが若いうちからしっかり高い水準でオケの訓練されてますわー。
まだちょっと整えなくちゃいけないところはありますが、明日の本番には素晴らしい演奏になりそうです。
ダフニスとクロエは本当に音楽というよりは魔法そのものの様で。明日の演奏ではラヴェルの作った魔法が最大限に「本物」になるよう願っています。
ちょっと緊張してはいますが楽しみ!
今日の一曲: エクトル・ベルリオーズ 序曲「ローマの謝肉祭」
リハーサルで聞いただけですがこれもちゃんと紹介しないと、ということで。
今回のコンサートで一番最初に演奏される曲です。
まあ派手でテンションが高い曲!(笑)エキサイティングなスターター曲ですね!
実はユースオケではここ数年の間にこの曲を複数回弾いているそうで、奏者たちからは「(指揮者さんが)この曲好きだよね-」という声がちらほら聞かれます。
私がチェロを弾いてた時代はもうちょっと前なんで弾いたことないです。でも私たちがやった同じベルリオーズのBenvenuto Celliniの序曲よりもずっと面白い曲ですよ。
クラシック史の中では様々な国の作曲家(イタリア自身を含む)がイタリアに関する曲を書いていますね。それはもう「みんなイタリア大好きだな!」と思うほど。
そしてそんな音楽の中でイタリアに関する魅力、というのは大分共通したところがあると思います。
それは明るい太陽、温暖な気候、明るく情熱的な人々、おいしい食べ物、鮮明な色彩。
そんな魅力がこの序曲の中にも満ちあふれています。
派手さとかにしてもしっかりベルリオーズなんですが、メロディーとかテンポの感じとかから本当にイタリアが伝わってきます!
こないだラヴェルはオーケストレーション、楽器使いが天才的だと言いましたがそれは一時代前のベルリオーズも同じで。
当時は奇抜だった、でもとても効果的な楽器の使い方はこの曲・・・・でも見れますが是非「幻想交響曲」の方をどうぞ(笑)
楽器使いと言えばこの序曲でシンバルがものすごい活躍してますね!あまりに活躍しすぎてベルリオーズで弾いてない奏者が待機してるときにバスクラの子がものすごい物真似してたほど(笑)
楽しいだけ、っちゃあそれまでなんですが少なくとも憎めない、魅力にあふれた序曲です。
(なんとなく言及しましたがこの序曲と幻想交響曲めっちゃどこでもカップリングされてるじゃないですか!)
前回のエントリーに拍手ありがとうございます。
明日・明後日・明明後日でもうコンサート。リハーサルは週末に限ってるので余計に早い!
母もよく言ってることなのですが世のクラシック音楽を扱った小説、漫画などの作品で「これはないよなー」と思うこと、現実的に納得できないことがあると結構萎えちゃう傾向にあり。
書いてる方はその畑の人じゃないので(といってもプロが監修してるのもありますがね)まあしょうがない、とは思いつつも遠ざかってしまう、という。
特に思うのが「オケ生活ってもっと楽しいんだぜー」という(笑)
色々ブログや書き物で自分でも書いてみても伝わる感触が全くないので、もういっそリハーサルからコンサートから打ち上げから見る物聴くもの全部お伝え配信できたらな、と思うほどです(笑)
そのなかでも指揮者の存在、というのは割と差が大きいところかな、と。
指揮者はそんなに孤高な存在でもないです。指揮を始める人は大学で一旦演奏を専攻してますし、なんせ業界が狭いんで指揮をやってる時点で奏者始め一緒に演奏してきた仲間ですから。
だから奏者はみんな厳しい目で見てますが本当に心から応援してますし、指揮者もいろいろ勝手が分かって信頼を寄せやすい環境です。
小学6年生でチェロを始めてすぐ学校のオケに入って、間があいたときも少しありながら、なんだかんだでオケ歴15年ほど(こればっかりは自慢していいと思うんです)。
その間に様々な指揮者さんのもとで弾いてきました。正確な数は分からないのですが他の学校との合同オケもありますしユースオケ・サマーキャンプなどもやってて20人超してちょっとしたところで数えられなくなりました。(音楽家はそもそも4まで数えれれば(後略))
そのたくさんの指揮者さんのほとんど、とくに大学に入って以降はレギュラーメンバーでも私みたいにたまーに呼ばれる奏者でもわりと奏者を大事にしてくれて、指揮台に立って居ながらも奏者と対等な立場で、こっちの声も聴いてくれていたわってくれて、一緒に音楽を作る、という姿勢で一緒にお仕事してくれる、と私は感じています。
(なので某漫画に出てくる指揮者を見ると大分胃が痛いのですよね・・・奏者として、マネージャーとして見て仕事一緒にできないタイプだなー・・・と)
今ユースオケで一緒にお仕事している指揮者さんとはもう数年のおつきあいになります。
その前もメル響でテューバを吹いてるのを何回も見たことありますし、指揮してるのを見たり、奏者である友達から色々話を聞いたりして。
ちょっとあの人強面で(昔コンサートの後低音奏者と一緒に飲んでてみんなちょっと強めの顔で黒ずくめでそれはもう面白い光景でした)厳しい人なので最初は金管以外の人はちょっと近寄りがたかったりしましたし、弦奏者の扱い方がちょっとあれだったのか最初は弦から不満の声もありましたが、それもすぐ変わりました。
そういう経緯を知って、今ユースオケとかで私よりもまだ若い人たちと談笑してるのを見てるとやっぱり指揮者ってそういうものなんだな、そういうのも大事なんだなと思いますもの。
親しみももちろんありながら、やはり指揮者としての彼の音楽の表現、演奏の運び方、リハーサルの裁き方、奏者との接し方や音楽との向き合い方、曲の選び方など素晴らしいものたくさんあって。(ちなみに奏者としてもものすごい人でした)
そしてやっぱりハープだったりチェレスタだったり、いつもいるわけじゃないメンバーにもものすごく気をかけてくれて、信頼して呼んでくれるのが嬉しいのです。
リハーサルで「チェレスタ」と呼ばれる(または名前で呼ばれる)ごとに、キューをくれるために目を合わせるごとにそれを感じます。
だから来年は本当に祈ってます(笑)また一緒にお仕事ができるように。あの人と弾きたい曲いっぱいあるんですよ!大学時代のあのコンサート前のおしゃべりのときみたいに「こんな曲が弾きたい」話がしたい~
ただ私はもう今週末で終わりですがあの指揮者さんは大学のオケで「春の祭典」振りに行くんですけどね(汗)結構タフな感じは外見じゃだけじゃないようです(汗)
ちなみに普段の人見知りが災い(?)してあんまり(今の指揮者さんを含め)リハーサル外でしゃべることって少ないんですよね・・・なのでリハーサルないとき何してるか、とかコンサート前どういう準備してるか、とかそういうことはほとんどしらなかったりします。Facebookでは今年一緒にお仕事した指揮者さん二人ともFriends登録してますがねー(笑)だからといって特にこれといってないですが(笑)
(実は一応昔は父も指揮やってたりしたんですがどっちかというと弾く方が優先だったような印象が。指揮者としての父は日本に置いてあるスコアからでしか知りません)
ということで結局何を言いたかったのか分からなくなりましたが(汗)
指揮者はそんなにお高い存在でもないですし、オーケストラも小説や漫画で読むよりももっと細部においてまでものすごーく楽しいところで。
星姫目線ストリーミング(笑)が実現するまではなんとか言葉(今自分の中で写真、って一瞬聞こえた)で伝えていきたいと思います。
さて、あとコンサート前に1回は更新できるかな・・・
今日の一曲: リヒャルト・シュトラウス 「ばらの騎士」組曲
今回お仕事している指揮者さんと始めてお仕事したコンサートで弾いた曲のうちの一つ。(ばらの騎士にもサロメにもチェレスタパートがあるラッキーなプログラムでした)
このコンサートはモーツァルトのホルンコンチェルトを吹いた友達が天才なのと、彼を含め9人のホルン奏者がシュトラウスの2曲でそろったなど、オーケストラ側も聴衆もものすごく盛り上がった賑やかなコンサートでした。
あとこの頃はまだマネージャーはやってなかったから気楽だった-(笑)
ばらの騎士、の元のオペラはヨーロッパの貴族階級の人間模様の話でちょっとモーツァルトを思わせるような風があります。
この時代の貴族の文化といえばウィンナーワルツ!そんなワルツがこの組曲の至る所に表れます。同じシュトラウスでもヨハン(血縁はない)のとは違った、ものすごく大げさな感じの(これはむしろおちょくってるところもある?)感じで。
ここでリハーサルエピソード一つ。
この曲の最初の方でホルンたちのちょっと特徴的な「ぱおっぱおっ」という音型があるのですが、ここは実は登場人物のベッドシーンで、この音は・・・・あえて言わないでおきますが。
下ネタ好きのうちのホルン奏者たちにはもう常識な知識らしく指揮者さんが「ここが何を表してるかはホルンに聴くと良い」と言ってジョークが分かる人たちで静かに大笑いしてたのが本当に忘れられません(笑)
こういうのも含めてやっぱりオケ生活めっちゃ好きだな!と。(大学時代は大分下ネタで育ちました、ええ)
明日・明後日・明明後日でもうコンサート。リハーサルは週末に限ってるので余計に早い!
母もよく言ってることなのですが世のクラシック音楽を扱った小説、漫画などの作品で「これはないよなー」と思うこと、現実的に納得できないことがあると結構萎えちゃう傾向にあり。
書いてる方はその畑の人じゃないので(といってもプロが監修してるのもありますがね)まあしょうがない、とは思いつつも遠ざかってしまう、という。
特に思うのが「オケ生活ってもっと楽しいんだぜー」という(笑)
色々ブログや書き物で自分でも書いてみても伝わる感触が全くないので、もういっそリハーサルからコンサートから打ち上げから見る物聴くもの全部お伝え配信できたらな、と思うほどです(笑)
そのなかでも指揮者の存在、というのは割と差が大きいところかな、と。
指揮者はそんなに孤高な存在でもないです。指揮を始める人は大学で一旦演奏を専攻してますし、なんせ業界が狭いんで指揮をやってる時点で奏者始め一緒に演奏してきた仲間ですから。
だから奏者はみんな厳しい目で見てますが本当に心から応援してますし、指揮者もいろいろ勝手が分かって信頼を寄せやすい環境です。
小学6年生でチェロを始めてすぐ学校のオケに入って、間があいたときも少しありながら、なんだかんだでオケ歴15年ほど(こればっかりは自慢していいと思うんです)。
その間に様々な指揮者さんのもとで弾いてきました。正確な数は分からないのですが他の学校との合同オケもありますしユースオケ・サマーキャンプなどもやってて20人超してちょっとしたところで数えられなくなりました。(音楽家はそもそも4まで数えれれば(後略))
そのたくさんの指揮者さんのほとんど、とくに大学に入って以降はレギュラーメンバーでも私みたいにたまーに呼ばれる奏者でもわりと奏者を大事にしてくれて、指揮台に立って居ながらも奏者と対等な立場で、こっちの声も聴いてくれていたわってくれて、一緒に音楽を作る、という姿勢で一緒にお仕事してくれる、と私は感じています。
(なので某漫画に出てくる指揮者を見ると大分胃が痛いのですよね・・・奏者として、マネージャーとして見て仕事一緒にできないタイプだなー・・・と)
今ユースオケで一緒にお仕事している指揮者さんとはもう数年のおつきあいになります。
その前もメル響でテューバを吹いてるのを何回も見たことありますし、指揮してるのを見たり、奏者である友達から色々話を聞いたりして。
ちょっとあの人強面で(昔コンサートの後低音奏者と一緒に飲んでてみんなちょっと強めの顔で黒ずくめでそれはもう面白い光景でした)厳しい人なので最初は金管以外の人はちょっと近寄りがたかったりしましたし、弦奏者の扱い方がちょっとあれだったのか最初は弦から不満の声もありましたが、それもすぐ変わりました。
そういう経緯を知って、今ユースオケとかで私よりもまだ若い人たちと談笑してるのを見てるとやっぱり指揮者ってそういうものなんだな、そういうのも大事なんだなと思いますもの。
親しみももちろんありながら、やはり指揮者としての彼の音楽の表現、演奏の運び方、リハーサルの裁き方、奏者との接し方や音楽との向き合い方、曲の選び方など素晴らしいものたくさんあって。(ちなみに奏者としてもものすごい人でした)
そしてやっぱりハープだったりチェレスタだったり、いつもいるわけじゃないメンバーにもものすごく気をかけてくれて、信頼して呼んでくれるのが嬉しいのです。
リハーサルで「チェレスタ」と呼ばれる(または名前で呼ばれる)ごとに、キューをくれるために目を合わせるごとにそれを感じます。
だから来年は本当に祈ってます(笑)また一緒にお仕事ができるように。あの人と弾きたい曲いっぱいあるんですよ!大学時代のあのコンサート前のおしゃべりのときみたいに「こんな曲が弾きたい」話がしたい~
ただ私はもう今週末で終わりですがあの指揮者さんは大学のオケで「春の祭典」振りに行くんですけどね(汗)結構タフな感じは外見じゃだけじゃないようです(汗)
ちなみに普段の人見知りが災い(?)してあんまり(今の指揮者さんを含め)リハーサル外でしゃべることって少ないんですよね・・・なのでリハーサルないとき何してるか、とかコンサート前どういう準備してるか、とかそういうことはほとんどしらなかったりします。Facebookでは今年一緒にお仕事した指揮者さん二人ともFriends登録してますがねー(笑)だからといって特にこれといってないですが(笑)
(実は一応昔は父も指揮やってたりしたんですがどっちかというと弾く方が優先だったような印象が。指揮者としての父は日本に置いてあるスコアからでしか知りません)
ということで結局何を言いたかったのか分からなくなりましたが(汗)
指揮者はそんなにお高い存在でもないですし、オーケストラも小説や漫画で読むよりももっと細部においてまでものすごーく楽しいところで。
星姫目線ストリーミング(笑)が実現するまではなんとか言葉(今自分の中で写真、って一瞬聞こえた)で伝えていきたいと思います。
さて、あとコンサート前に1回は更新できるかな・・・
今日の一曲: リヒャルト・シュトラウス 「ばらの騎士」組曲
今回お仕事している指揮者さんと始めてお仕事したコンサートで弾いた曲のうちの一つ。(ばらの騎士にもサロメにもチェレスタパートがあるラッキーなプログラムでした)
このコンサートはモーツァルトのホルンコンチェルトを吹いた友達が天才なのと、彼を含め9人のホルン奏者がシュトラウスの2曲でそろったなど、オーケストラ側も聴衆もものすごく盛り上がった賑やかなコンサートでした。
あとこの頃はまだマネージャーはやってなかったから気楽だった-(笑)
ばらの騎士、の元のオペラはヨーロッパの貴族階級の人間模様の話でちょっとモーツァルトを思わせるような風があります。
この時代の貴族の文化といえばウィンナーワルツ!そんなワルツがこの組曲の至る所に表れます。同じシュトラウスでもヨハン(血縁はない)のとは違った、ものすごく大げさな感じの(これはむしろおちょくってるところもある?)感じで。
ここでリハーサルエピソード一つ。
この曲の最初の方でホルンたちのちょっと特徴的な「ぱおっぱおっ」という音型があるのですが、ここは実は登場人物のベッドシーンで、この音は・・・・あえて言わないでおきますが。
下ネタ好きのうちのホルン奏者たちにはもう常識な知識らしく指揮者さんが「ここが何を表してるかはホルンに聴くと良い」と言ってジョークが分かる人たちで静かに大笑いしてたのが本当に忘れられません(笑)
こういうのも含めてやっぱりオケ生活めっちゃ好きだな!と。(大学時代は大分下ネタで育ちました、ええ)
前回のエントリーに拍手ありがとうございます♪最近ちょっとのろけてますすみませぬ(汗)
そしてカウンターも2500を回って大変ありがたいです!
これからもこんな調子で、続き物もまた扱ったりして続けていきたいと思います、今後もどうかよろしくお願いします♪
近づいてきてるのでお知らせから。
<メルボルン・ユースオーケストラ コンサート4>
指揮者: Fabian Russell
[プログラム]
ベルリオーズ 序曲「ローマの謝肉祭」
トマジ トランペット協奏曲 (トランペット:Josh Rogan)
(休憩)
ラヴェル 「ダフニスとクロエ」バレエ全曲
会場: Australian National Academy of Music (ANAM、国立音楽アカデミー(サウス・メルボルン))
10月16日 午後2:30開演
チケット: 大人$25、Concession(学生・高齢者など)$20、6歳未満の子供は無料。
(コンサートの詳細はMelbourne Youth Music公式サイトとFacebookにも)
ダフニスとクロエ以前にラヴェルの音楽について熱く語ることって少なかったと自覚していますが、普段からラヴェルの音楽は多く弾いていますしものすごく好きです。
ただ自分にとってものすごく自然な、いろんな方面に申し訳ないとは思いながら自分の一部のような音楽で。
あと熱く語るような感じの音楽ではないかな、という感じもありますが・・・
ちょっとこれを機に書いてみようかなーという趣向で今日は。
フランスの作曲家、モーリス・ラヴェル。20世紀初頭においていわゆる印象派、そして新古典派などと呼ばれるスタイルの音楽を書いた作曲家。ピアノ音楽も有名ですが室内楽、さらにオーケストラの作品も書いています。
特にオーケストラの楽器使いは天才的で、自分で曲を書く、自分の曲をオケ編曲するだけでなく他の作曲家の曲の編曲でも素晴らしい作品を遺しています。その筆頭がムソルグスキーの「展覧会の絵」のオーケストラ版ですね。
フランスの作曲家と書きましたがラヴェルはなかなか面白いバックグラウンドを持っています。
彼の母はフランスの中でもスペイン文化が強いバスク地方の出身、そして父はスイス人でメカニック関係の仕事をする人だったそうで。
スペインの文化を独特の方法でとりいれたスタイル、それからストラヴィンスキーをして「スイスの時計職人」と言わしめた緻密で完璧な音の書き方がこのバックグラウンドですでに察することができると思います。
ラヴェルの音楽は全て計算されている様子がとても科学的、幾何学的で、まるでこの世界の全てを作っているミクロ・マクロのメカニズムそのものを手にしているようで。
やはり自身完璧主義なところもあったのでしょうか、書いた曲の数もかなり少なめです。
そういうところも全てひっくるめて本当に魅力あふれた作曲家だと思います。
ラヴェルの音楽は小さいときから聴いています。母が「死せる王女のためのパヴァーヌ」が好きで(もちろんというべきか、ホルンのソロで始まるオケ版です)。
実際に初めてピアノで弾いたのは11年生、VCEのリサイタルプログラムに「クープランの墓」の「フォルラーヌ」を入れて。
最初は苦戦しました。割と「不協和音的」な和音のタッチやバランスが分からなくて「こんな音じゃない!」と、それはまるで音が間違ってるかのように当時は聞こえてたのですが、徐々に耳と手が慣れたようで、以来ピアノを弾いている時はほとんどラヴェルを弾かないときはない、くらいに弾いてきました。
私がラヴェルの音楽を自然に感じるのはその音楽の性質、親しみだけではなくラヴェル自身の手の大きさが大分小さかったことも貢献してると思います。
ピアノ曲を弾くとすぐ分かるんですが、二つの手が重なりあうような、絡み合うような弾き方をさせられることが多くて。こういうのは手が大きいと自分の手や指が邪魔になるので、手が小さい方が有利。
ラヴェルというのはほとんど常にといっていいほど完璧な、非の打ち所のない音楽を書いて、あらゆる意味で器用な作曲家です。
だからダフニスとクロエでちょっとある下品さだったり、ボレロでみられるSleazyな感じだったり、そういうものもそつなくこなしてしまうんですが、それは眉をひそめるような下品さやエロじゃないんですよね。
そういうクールな感じがちょっと一部の人には物足りない、というか合わないという側面もあるかと思われます。
私が思うラヴェルの音楽の凄いところは一言で言うと「コロンブスの卵」だと思います。
誰もが思いつかなかったことをそれが当たり前のようにやってみせたり、今まであった物に新鮮で見たことのないような世界を与えたり。
そしてその「やってみせる」やり方が完璧で、華麗で。本当に創り出す、生み出す音楽家の最高峰にいると思います。
ラヴェルの音楽のすばらしさの最高峰はやっぱり「ダフニスとクロエ」だと思いますが、私は「マ・メール・ロワ」(オケ版・ピアノ連弾版)、ピアノのための「鏡」、そして完璧でないラヴェルとして「古風なメヌエット」なんかも特にプッシュしたいと思っています。
先ほど書きましたようにラヴェルの音楽は少数精鋭タイプで、どれをとっても間違いはないので・・・普段からあんまり個人的にプッシュしてはいませんがどんどん躊躇わずラヴェルの音楽を聴いて欲しいと真に思います。
今日の一曲: モーリス・ラヴェル 「ダフニスとクロエ」バレエ全曲 第2部
前回の続き。あらすじは再びこちらを。
第2部の主な舞台はクロエをさらった海賊達の本拠地。
海賊たちの力強い踊り、逃げようとするクロエの優しい踊り、そして彼女を助けようと表れるパンの神。
海賊の踊りが本当にかっこいい!
(しかもあんま関係ないですが動画サイトで見たプロダクションで海賊の娘たちの衣装がめちゃくちゃかわいかった!)
不協和音の使い方で緊張と力強さを生み出すのも見事ですが、なんといっても強弱の変化が身震いするほど(誇張無し)素晴らしいんです。盛り上げるクレッシェンドからすっと引くディミヌエンド、緊張を保つppなどなど。
そして海賊の踊りで格好いいのはなんといっても木管のソロ。シェヘラザードにも似たような、狂おしい速いソロの踊りが迫力満点。ピッコロやクラリネット、オーボエの高音の勇ましさだったり、アルトフルートの低音の暗さだったり、魅力たくさんのセクションです。
クロエの嘆願の踊りの部分ではコール・アングレのソロが格好いいのもありますが、弦やハープの「ふわっ」としたエフェクトも凄い(これが「コロンブスの卵」の良い例ではないかと)。
あと聞いて欲しいのがウィンドマシーンの音。まんま風の音なんですぐ分かると思います。特に第2部の終わりでオーケストラ全体がこの風の巻き起こる音を描写する、エフェクトのみながら肌で感じるような、まるで映像があるようなリアルさ。
このバレエ全体一人の人間が書いたとはなかなか思えないんですよね-・・・
ちなみに私がダフニスとクロエのなかで一番好きなセクションはまだ第3部です。こうご期待を(?)
そしてカウンターも2500を回って大変ありがたいです!
これからもこんな調子で、続き物もまた扱ったりして続けていきたいと思います、今後もどうかよろしくお願いします♪
近づいてきてるのでお知らせから。
<メルボルン・ユースオーケストラ コンサート4>
指揮者: Fabian Russell
[プログラム]
ベルリオーズ 序曲「ローマの謝肉祭」
トマジ トランペット協奏曲 (トランペット:Josh Rogan)
(休憩)
ラヴェル 「ダフニスとクロエ」バレエ全曲
会場: Australian National Academy of Music (ANAM、国立音楽アカデミー(サウス・メルボルン))
10月16日 午後2:30開演
チケット: 大人$25、Concession(学生・高齢者など)$20、6歳未満の子供は無料。
(コンサートの詳細はMelbourne Youth Music公式サイトとFacebookにも)
ダフニスとクロエ以前にラヴェルの音楽について熱く語ることって少なかったと自覚していますが、普段からラヴェルの音楽は多く弾いていますしものすごく好きです。
ただ自分にとってものすごく自然な、いろんな方面に申し訳ないとは思いながら自分の一部のような音楽で。
あと熱く語るような感じの音楽ではないかな、という感じもありますが・・・
ちょっとこれを機に書いてみようかなーという趣向で今日は。
フランスの作曲家、モーリス・ラヴェル。20世紀初頭においていわゆる印象派、そして新古典派などと呼ばれるスタイルの音楽を書いた作曲家。ピアノ音楽も有名ですが室内楽、さらにオーケストラの作品も書いています。
特にオーケストラの楽器使いは天才的で、自分で曲を書く、自分の曲をオケ編曲するだけでなく他の作曲家の曲の編曲でも素晴らしい作品を遺しています。その筆頭がムソルグスキーの「展覧会の絵」のオーケストラ版ですね。
フランスの作曲家と書きましたがラヴェルはなかなか面白いバックグラウンドを持っています。
彼の母はフランスの中でもスペイン文化が強いバスク地方の出身、そして父はスイス人でメカニック関係の仕事をする人だったそうで。
スペインの文化を独特の方法でとりいれたスタイル、それからストラヴィンスキーをして「スイスの時計職人」と言わしめた緻密で完璧な音の書き方がこのバックグラウンドですでに察することができると思います。
ラヴェルの音楽は全て計算されている様子がとても科学的、幾何学的で、まるでこの世界の全てを作っているミクロ・マクロのメカニズムそのものを手にしているようで。
やはり自身完璧主義なところもあったのでしょうか、書いた曲の数もかなり少なめです。
そういうところも全てひっくるめて本当に魅力あふれた作曲家だと思います。
ラヴェルの音楽は小さいときから聴いています。母が「死せる王女のためのパヴァーヌ」が好きで(もちろんというべきか、ホルンのソロで始まるオケ版です)。
実際に初めてピアノで弾いたのは11年生、VCEのリサイタルプログラムに「クープランの墓」の「フォルラーヌ」を入れて。
最初は苦戦しました。割と「不協和音的」な和音のタッチやバランスが分からなくて「こんな音じゃない!」と、それはまるで音が間違ってるかのように当時は聞こえてたのですが、徐々に耳と手が慣れたようで、以来ピアノを弾いている時はほとんどラヴェルを弾かないときはない、くらいに弾いてきました。
私がラヴェルの音楽を自然に感じるのはその音楽の性質、親しみだけではなくラヴェル自身の手の大きさが大分小さかったことも貢献してると思います。
ピアノ曲を弾くとすぐ分かるんですが、二つの手が重なりあうような、絡み合うような弾き方をさせられることが多くて。こういうのは手が大きいと自分の手や指が邪魔になるので、手が小さい方が有利。
ラヴェルというのはほとんど常にといっていいほど完璧な、非の打ち所のない音楽を書いて、あらゆる意味で器用な作曲家です。
だからダフニスとクロエでちょっとある下品さだったり、ボレロでみられるSleazyな感じだったり、そういうものもそつなくこなしてしまうんですが、それは眉をひそめるような下品さやエロじゃないんですよね。
そういうクールな感じがちょっと一部の人には物足りない、というか合わないという側面もあるかと思われます。
私が思うラヴェルの音楽の凄いところは一言で言うと「コロンブスの卵」だと思います。
誰もが思いつかなかったことをそれが当たり前のようにやってみせたり、今まであった物に新鮮で見たことのないような世界を与えたり。
そしてその「やってみせる」やり方が完璧で、華麗で。本当に創り出す、生み出す音楽家の最高峰にいると思います。
ラヴェルの音楽のすばらしさの最高峰はやっぱり「ダフニスとクロエ」だと思いますが、私は「マ・メール・ロワ」(オケ版・ピアノ連弾版)、ピアノのための「鏡」、そして完璧でないラヴェルとして「古風なメヌエット」なんかも特にプッシュしたいと思っています。
先ほど書きましたようにラヴェルの音楽は少数精鋭タイプで、どれをとっても間違いはないので・・・普段からあんまり個人的にプッシュしてはいませんがどんどん躊躇わずラヴェルの音楽を聴いて欲しいと真に思います。
今日の一曲: モーリス・ラヴェル 「ダフニスとクロエ」バレエ全曲 第2部
前回の続き。あらすじは再びこちらを。
第2部の主な舞台はクロエをさらった海賊達の本拠地。
海賊たちの力強い踊り、逃げようとするクロエの優しい踊り、そして彼女を助けようと表れるパンの神。
海賊の踊りが本当にかっこいい!
(しかもあんま関係ないですが動画サイトで見たプロダクションで海賊の娘たちの衣装がめちゃくちゃかわいかった!)
不協和音の使い方で緊張と力強さを生み出すのも見事ですが、なんといっても強弱の変化が身震いするほど(誇張無し)素晴らしいんです。盛り上げるクレッシェンドからすっと引くディミヌエンド、緊張を保つppなどなど。
そして海賊の踊りで格好いいのはなんといっても木管のソロ。シェヘラザードにも似たような、狂おしい速いソロの踊りが迫力満点。ピッコロやクラリネット、オーボエの高音の勇ましさだったり、アルトフルートの低音の暗さだったり、魅力たくさんのセクションです。
クロエの嘆願の踊りの部分ではコール・アングレのソロが格好いいのもありますが、弦やハープの「ふわっ」としたエフェクトも凄い(これが「コロンブスの卵」の良い例ではないかと)。
あと聞いて欲しいのがウィンドマシーンの音。まんま風の音なんですぐ分かると思います。特に第2部の終わりでオーケストラ全体がこの風の巻き起こる音を描写する、エフェクトのみながら肌で感じるような、まるで映像があるようなリアルさ。
このバレエ全体一人の人間が書いたとはなかなか思えないんですよね-・・・
ちなみに私がダフニスとクロエのなかで一番好きなセクションはまだ第3部です。こうご期待を(?)
昨日は夜にメルボルン大学音楽科の作曲科4年生の最終コンサートがありました。
というのもトゥーランガリラでピアノを弾いた彼からのお誘いがあったので、結構好みや感性が似てる彼がどんな音楽を書くか気になって聴きに行きました。
作曲科とは在学中少なからず縁があり。
2年生から作曲科に進むシステムで、分かれた後はほとんど演奏周りの人たちと作曲の人たちは共通する授業がほとんどといってないのですが作曲科に友達はいましたし。
なので作曲科のコンサートも行ったことはありますし、チェロで弾いたこともありますし。
大学のオケが年一回作曲科4年生の曲を弾くときにはマネージャーとしてプレイヤー確保に奔走したり、チェレスタ奏者として素敵なパートを書いてもらったり。
でも3つ下となるともう作曲・演奏知ってる人なかなか居ないですね(笑)
といっても今年は作曲科の4年生は全部で3人。私たちの時は4~5人だったかな。
3人が様々な楽器の組み合わせのための曲を全部で8曲披露しました。
それぞれの曲についてはバックグラウンドもあまり知らないのであまり書きませんが、どれも面白かったです。(プログラムによると中には別の場所ですでに公演されている作品もあったようです)
本当に3人3様、いろんな音楽のとらえ方、表現の仕方、感じ方考え方がありますね。そもそも作曲家は演奏する人とはまた違う音のとらえ方だな、という印象です。
フラクタルみたいな映像と組み合わせた電子音楽だったり、ダンサーのパフォーマンスを伴ったものがあったり、ジャンルが私が関わってたときより広がってる感じ。
大学のMelba Hallでダンスは初めてみたかも。そんなにステージも大きくないしちょっと大変なのかな、とふと。
作曲科のコンサートって照明とか録音とかステージのセットアップ(毎曲ころころ変わる!)とか全て自分たちでなんとかしなくちゃいけない、というのも久しぶりに思い出したことの一つでした。
書かれた曲の完成度ももちろんでしたが奏者たちも短い時間で馴染みない(必然的に)レパートリーに取り組んで仕上げたのは本当に素晴らしいです。特にバスクラのソロがかっこよかった!
在学中に知り合った作曲科の友達(実は高校は私たちの学校の兄弟校だった)が評するところにはトゥーランガリラの彼の書いた音楽が3人の中で一番ロジカルだ、と。
確かにそうなんですよね。初めて聴く音楽だけれど、どういう思考でそういう音を紙にのせることになったか、という経緯が少し見えてくるというか・・・
あとはピアノとかで好きな作曲家がちょっと見えてくるんですよね~
なんというか、そういう面も知ってよかったなあ、と思います。
コンサートあとにちょっと彼に挨拶しました。
日本からのお土産、常滑焼のお茶碗を渡しました。焼き物好きだそうで、あとお姉さんがお茶とかそういうの好きらしいそうで。喜んでもらえてよかったです♪
ダフニスのコンサートにも来るらしいですし、月末近くの彼のソロのコンサートにいくつもりではいますが、やっぱり今はお互いゆっくり話す時間ないのでまたゆっくり・・・と彼が言い出してくれたのが嬉しかったですね。義理堅い優しい子です。
(ちなみに多忙なのであとで仲間達と飲みには行かなかったようです(笑)お疲れです。)
作曲もピアノもすごいし私のずっと先を行く人だなーとうらやましくは思いますが一緒にいるときはそんな思いもふっとぶくらい心地良いし幸せで。
向こうもコンサートに私が来たこと、お土産のことも喜んでくれたみたいなので音楽でもそれ以外でも良い友達でいれたら、と思います。
あの才能だとどっか羽ばたいていってもおかしくないですからね~
今日の一曲: 聖飢魔II 「Go Ahead!」
最近ダフニスとクロエをリハーサルした後は特に聖飢魔IIの音楽が聴きたくなるのが一番の謎です。
なにかのバランスを取ろうとしていることは確かなんですが突き詰めて実際に「何」というのがわからない。
どっちもクオリティの高い音楽ではありますがものすごく性質が違うんですよね。ダフニスのあとはエレキとベースが欲しくなる、きっと「綺麗」だけでは自分は生きられない何かがあるのでは、と(笑)
日本から帰ってきて、精神的に落ち着いてきてから聖飢魔IIの音楽もゆっくり楽しめるようになりました。(焦燥・軽躁は音楽を感じるにおいて敵ですね~)
意識的にそうしているのではないのですが一曲ずつフォーカスして好きになりつつあります。
そんななか自分にとっての聖飢魔II Unholy TrinityといえばHoly Blood、Fire after Fire、そしてこのGo Aheadで固まりつつあります。
聖飢魔IIの音楽全般クラシック好きに訴えるところはありますが、この3つは特にその傾向が強いですね。
Go Aheadのハーモニー(減7和音の使い方)がベートーヴェンに通じるところがあったり、Bitonality(2調同時)使いだったり5拍子のところとか、本当に魅力にあふれていて。クオリティ高いぜ!
間奏部分がやっぱり一番聴き応えあるのですが、歌詞もまた良いですね。本当に奮い立ちます。
あーどっかでゆっくり一回歌ってみたいなあ~
というのもトゥーランガリラでピアノを弾いた彼からのお誘いがあったので、結構好みや感性が似てる彼がどんな音楽を書くか気になって聴きに行きました。
作曲科とは在学中少なからず縁があり。
2年生から作曲科に進むシステムで、分かれた後はほとんど演奏周りの人たちと作曲の人たちは共通する授業がほとんどといってないのですが作曲科に友達はいましたし。
なので作曲科のコンサートも行ったことはありますし、チェロで弾いたこともありますし。
大学のオケが年一回作曲科4年生の曲を弾くときにはマネージャーとしてプレイヤー確保に奔走したり、チェレスタ奏者として素敵なパートを書いてもらったり。
でも3つ下となるともう作曲・演奏知ってる人なかなか居ないですね(笑)
といっても今年は作曲科の4年生は全部で3人。私たちの時は4~5人だったかな。
3人が様々な楽器の組み合わせのための曲を全部で8曲披露しました。
それぞれの曲についてはバックグラウンドもあまり知らないのであまり書きませんが、どれも面白かったです。(プログラムによると中には別の場所ですでに公演されている作品もあったようです)
本当に3人3様、いろんな音楽のとらえ方、表現の仕方、感じ方考え方がありますね。そもそも作曲家は演奏する人とはまた違う音のとらえ方だな、という印象です。
フラクタルみたいな映像と組み合わせた電子音楽だったり、ダンサーのパフォーマンスを伴ったものがあったり、ジャンルが私が関わってたときより広がってる感じ。
大学のMelba Hallでダンスは初めてみたかも。そんなにステージも大きくないしちょっと大変なのかな、とふと。
作曲科のコンサートって照明とか録音とかステージのセットアップ(毎曲ころころ変わる!)とか全て自分たちでなんとかしなくちゃいけない、というのも久しぶりに思い出したことの一つでした。
書かれた曲の完成度ももちろんでしたが奏者たちも短い時間で馴染みない(必然的に)レパートリーに取り組んで仕上げたのは本当に素晴らしいです。特にバスクラのソロがかっこよかった!
在学中に知り合った作曲科の友達(実は高校は私たちの学校の兄弟校だった)が評するところにはトゥーランガリラの彼の書いた音楽が3人の中で一番ロジカルだ、と。
確かにそうなんですよね。初めて聴く音楽だけれど、どういう思考でそういう音を紙にのせることになったか、という経緯が少し見えてくるというか・・・
あとはピアノとかで好きな作曲家がちょっと見えてくるんですよね~
なんというか、そういう面も知ってよかったなあ、と思います。
コンサートあとにちょっと彼に挨拶しました。
日本からのお土産、常滑焼のお茶碗を渡しました。焼き物好きだそうで、あとお姉さんがお茶とかそういうの好きらしいそうで。喜んでもらえてよかったです♪
ダフニスのコンサートにも来るらしいですし、月末近くの彼のソロのコンサートにいくつもりではいますが、やっぱり今はお互いゆっくり話す時間ないのでまたゆっくり・・・と彼が言い出してくれたのが嬉しかったですね。義理堅い優しい子です。
(ちなみに多忙なのであとで仲間達と飲みには行かなかったようです(笑)お疲れです。)
作曲もピアノもすごいし私のずっと先を行く人だなーとうらやましくは思いますが一緒にいるときはそんな思いもふっとぶくらい心地良いし幸せで。
向こうもコンサートに私が来たこと、お土産のことも喜んでくれたみたいなので音楽でもそれ以外でも良い友達でいれたら、と思います。
あの才能だとどっか羽ばたいていってもおかしくないですからね~
今日の一曲: 聖飢魔II 「Go Ahead!」
最近ダフニスとクロエをリハーサルした後は特に聖飢魔IIの音楽が聴きたくなるのが一番の謎です。
なにかのバランスを取ろうとしていることは確かなんですが突き詰めて実際に「何」というのがわからない。
どっちもクオリティの高い音楽ではありますがものすごく性質が違うんですよね。ダフニスのあとはエレキとベースが欲しくなる、きっと「綺麗」だけでは自分は生きられない何かがあるのでは、と(笑)
日本から帰ってきて、精神的に落ち着いてきてから聖飢魔IIの音楽もゆっくり楽しめるようになりました。(焦燥・軽躁は音楽を感じるにおいて敵ですね~)
意識的にそうしているのではないのですが一曲ずつフォーカスして好きになりつつあります。
そんななか自分にとっての聖飢魔II Unholy TrinityといえばHoly Blood、Fire after Fire、そしてこのGo Aheadで固まりつつあります。
聖飢魔IIの音楽全般クラシック好きに訴えるところはありますが、この3つは特にその傾向が強いですね。
Go Aheadのハーモニー(減7和音の使い方)がベートーヴェンに通じるところがあったり、Bitonality(2調同時)使いだったり5拍子のところとか、本当に魅力にあふれていて。クオリティ高いぜ!
間奏部分がやっぱり一番聴き応えあるのですが、歌詞もまた良いですね。本当に奮い立ちます。
あーどっかでゆっくり一回歌ってみたいなあ~
