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前回のエントリーに拍手ありがとうございます。
今日は早朝からすごい嵐で精神がかなり悪影響を受けてたところに身体のサイクルだったり変則スケジュールだったり(こんなときにいつもと違ったことするもんじゃないですね)でかなり不調でした。どうも頭に雲がかかったみたいな鈍さと重さ。幸い仕事はコピペの部分が多くてさくさく進んで助かりましたが。
こういう日は決まってどっかで電車の運行が止まりますね。今日はトラムもちょっと止まってたとこあったみたいですし。
変な天気が多い割には公共交通機関はかなり脆弱なメルボルン。だれもが不満に思ってることだけど州政府はなかなか動いてくれないという、全く困ったものではあります。
去年メルボルンがMost Liveable City(世界で最も住みやすい街)として数年ぶりにバンクーバー(とウィーン?)を抜き返して1位に返り咲きましたが、このニュースを聞いたとき(確かこのブログに書いてるんじゃないかな)かなり驚きました。
メルボルンはインフラの面でも観光の面でも他のあらゆる面でもここ数年大きな変化はないですし、やっぱりこの交通機関のぼろっちさは街として評価をするのになかなかネックなんじゃないか、と思いますし。
その他にも思ってみると紫外線の強さとか、この天気の不安定さ、観光(特に都市部)のぱっとしないのもありますし、街も例えば日本の大都市と比べちゃうとそんなにきれいでも大きくもないですし、サービスの便利さもまだまだ全然、というところたくさんありますし。基本もろもろ遅れたりととなってなかったり、いい加減なことも色々あったり。
それで世界のあんな素敵なところやこんな綺麗なところや、そういうものを超えてMost Liveable Cityになれるのはなんか不思議なことだと住んでて思います。
でも実際住んでて心地良い何かがあるのは確かで。メルボルンに住んで16年近く、この町で暮らしながら観光客的な目線も忘れず維持して・・・そして多少の特殊な事情はあるものの自分の意思で両親から離れてここに住むと決めた、それにはやっぱりこの町に対して色々思うことがあったということで。
(特殊な事情、というのはメンタルヘルス周りだったり音楽周りだったり友達がこちらでできている、という確かにメルボルンの長所・魅力とは関連しているのですが必ずしもみんなに当てはまらないこと、ということです)
日本に住んでたらきっと気にすることはなかったと思いますが、「多文化社会」ってのはやっぱいいな、と思います。色んな肌の色の人が歩いてたり、いろんな言語が飛び交ったり、色んな本場の料理や色んな国ベースのお店があったりとか。それがなんか楽しいですし、自然になって。
世界全体と比較してどうかは分かりませんがメルボルンは様々な人種だったり、ファッション文化だったり同性愛者をはじめとした性嗜好に関して割と寛容な方だと思います。(あくまで私が知ってる範囲ですし、問題がまったくないわけではないですが)
私にとって大切なのはメンタルヘルスとアートの面ですかね。
メンタルヘルスのケアに関しては割とケア体制がありますし、コミュニティとしてもそういった病気で苦しんでいる患者さんに対しては比較的寛容でsupportingな態度の人が多いみたいですし。
アートに関しては大小様々なギャラリーで国内外の作品だったり有名な作品の展示があったり。音楽も国内外の演奏家ラインアップやアンサンブルのレベル(&元気)、最新の作曲を含むレパートリーの幅の充実だったり。(うちの両親がいつもうらやましがります、こちらでのコンサートの話をしたり)
音楽と言えばユースオケや小中高での音楽の教育(レッスン)などのシステムには通ってきた一人として本当に感謝していますし、音大生の就職先を提供しているという意味でも良いですしね。
それから街の規模も大きくない方がいいですし、あんまり賑やかしいのもあれですし。あくまでも個人的な好みですが。
トラムも電車もあるけど歩いて回れちゃう、のんびりたらたら歩いてても周りが気にならない、それから庭園や建築など見てて面白いものもたくさんありますし。
街の全体的な雰囲気もまたメルボルンは好きです。古い建物のそびえ立つのとか、小道やアーケードにカフェがあるのとか。忙しすぎず、どこか心地良い。
メルボルンのあるヴィクトリア州は国内旅行者が一番多い州でもあります。
観光といえばやっぱりペンギンのいるフィリップ島だったりワイナリーで有名なヤラバレーなどのエリア、グレート・オーシャン・ロードやWilson's Promontory、Grampiansなど主に郊外などが行き先になりますが、オーストラリアの他の場所にはない観光名所がたくさんあって、海外から見るとあんまりぱっとしないかもしれないけど国内ではとってもポピュラーなところがたくさんあったり。
Most Liveable Cityに見られる「暮らしやすさ」というのは観光で来るだけではなかなかわかりにくい(または観光においてあまり重視しない、見ない)ところも多くあると思います。
それに加えて住んでいると割と自然なことだったり、あとはなかなかこういう雰囲気的なものもなかなか言葉や写真だと説明しにくいところがたくさんあったり。(ついでにそういう雰囲気もある程度街に慣れないと感じられないこともあるみたいですし)
なのでいつもメルボルンの話をするときにこの魅力が伝わってるかな?と色々不安というか迷うことが多いのですが・・・でも去年の大晦日についてのエントリーは比較的うまくいったかも?
これからもメルボルンという街がどれだけ素敵で心地良くて楽しい街か、ということだったり自分のこの町への思いをなんとか伝えていきたいと思います。
今日の一曲: アラム・ハチャトゥリアン 「ガイーヌ」より「目覚めとアイーシャの踊り」
最近ショスタコーヴィチとプロコフィエフ以外の「ソヴィエトの作曲家」に大分愛着が湧いてきて嬉しいです。この時代この土地、本当に魅力的な音楽がいっぱい!
そのなかでもハチャトゥリアンはソヴィエト広しといえども今のアルメニアにあたる地域の出身で、ロシアソヴィエトの面々とはかなり違った味付けと文化圏の音楽を書きます。
ちょっと東洋風だったりちょっと中東風だったり、小アジアの地理と文化が垣間見える音楽です。
バレエ「ガイーヌ」(ガヤネー)の中で一番有名な「剣の舞」は私が生涯で初めて好きになった曲ですが、最近はこのバレエの他の曲にもはまりはじめています。素晴らしいキャラクタ-!
その中でもこの「目覚めとアイーシャの踊り」は最初のいかにも20世紀の「夜の音楽」的なハーモニー(不協和音)や楽器の使い方からものすごくエキゾチックな香りが漂うアイーシャの踊りまで良い味を出しています♪
東欧よりも東の音楽でのバイオリンの使われ方ってやっぱり独特だと思います。この曲でのそれは中国の二胡に通じるようなあの甘さがあって、なんか大陸でつながってるんだなーという不思議な実感。一度民族音楽をハンガリーから中国までたどってみると面白そうです。
で、そのバイオリンをサポートしてるオケ、特にハープなんかがまこの少しおとぎ話のような雰囲気を醸し出して。
そして最後の最後の方でチェレスタが入って来るとこなんかいいですね!(オケにおいてチェレスタの登場って大抵こんな感じ(笑))
まるで異国のスイーツを一皿味わうみたいな素敵な体験ですね~♪
(ソヴィエトのオケはレベルも高いですしものすごいエネルギッシュです。是非とも本場のオケで味わいください♪)
今日は早朝からすごい嵐で精神がかなり悪影響を受けてたところに身体のサイクルだったり変則スケジュールだったり(こんなときにいつもと違ったことするもんじゃないですね)でかなり不調でした。どうも頭に雲がかかったみたいな鈍さと重さ。幸い仕事はコピペの部分が多くてさくさく進んで助かりましたが。
こういう日は決まってどっかで電車の運行が止まりますね。今日はトラムもちょっと止まってたとこあったみたいですし。
変な天気が多い割には公共交通機関はかなり脆弱なメルボルン。だれもが不満に思ってることだけど州政府はなかなか動いてくれないという、全く困ったものではあります。
去年メルボルンがMost Liveable City(世界で最も住みやすい街)として数年ぶりにバンクーバー(とウィーン?)を抜き返して1位に返り咲きましたが、このニュースを聞いたとき(確かこのブログに書いてるんじゃないかな)かなり驚きました。
メルボルンはインフラの面でも観光の面でも他のあらゆる面でもここ数年大きな変化はないですし、やっぱりこの交通機関のぼろっちさは街として評価をするのになかなかネックなんじゃないか、と思いますし。
その他にも思ってみると紫外線の強さとか、この天気の不安定さ、観光(特に都市部)のぱっとしないのもありますし、街も例えば日本の大都市と比べちゃうとそんなにきれいでも大きくもないですし、サービスの便利さもまだまだ全然、というところたくさんありますし。基本もろもろ遅れたりととなってなかったり、いい加減なことも色々あったり。
それで世界のあんな素敵なところやこんな綺麗なところや、そういうものを超えてMost Liveable Cityになれるのはなんか不思議なことだと住んでて思います。
でも実際住んでて心地良い何かがあるのは確かで。メルボルンに住んで16年近く、この町で暮らしながら観光客的な目線も忘れず維持して・・・そして多少の特殊な事情はあるものの自分の意思で両親から離れてここに住むと決めた、それにはやっぱりこの町に対して色々思うことがあったということで。
(特殊な事情、というのはメンタルヘルス周りだったり音楽周りだったり友達がこちらでできている、という確かにメルボルンの長所・魅力とは関連しているのですが必ずしもみんなに当てはまらないこと、ということです)
日本に住んでたらきっと気にすることはなかったと思いますが、「多文化社会」ってのはやっぱいいな、と思います。色んな肌の色の人が歩いてたり、いろんな言語が飛び交ったり、色んな本場の料理や色んな国ベースのお店があったりとか。それがなんか楽しいですし、自然になって。
世界全体と比較してどうかは分かりませんがメルボルンは様々な人種だったり、ファッション文化だったり同性愛者をはじめとした性嗜好に関して割と寛容な方だと思います。(あくまで私が知ってる範囲ですし、問題がまったくないわけではないですが)
私にとって大切なのはメンタルヘルスとアートの面ですかね。
メンタルヘルスのケアに関しては割とケア体制がありますし、コミュニティとしてもそういった病気で苦しんでいる患者さんに対しては比較的寛容でsupportingな態度の人が多いみたいですし。
アートに関しては大小様々なギャラリーで国内外の作品だったり有名な作品の展示があったり。音楽も国内外の演奏家ラインアップやアンサンブルのレベル(&元気)、最新の作曲を含むレパートリーの幅の充実だったり。(うちの両親がいつもうらやましがります、こちらでのコンサートの話をしたり)
音楽と言えばユースオケや小中高での音楽の教育(レッスン)などのシステムには通ってきた一人として本当に感謝していますし、音大生の就職先を提供しているという意味でも良いですしね。
それから街の規模も大きくない方がいいですし、あんまり賑やかしいのもあれですし。あくまでも個人的な好みですが。
トラムも電車もあるけど歩いて回れちゃう、のんびりたらたら歩いてても周りが気にならない、それから庭園や建築など見てて面白いものもたくさんありますし。
街の全体的な雰囲気もまたメルボルンは好きです。古い建物のそびえ立つのとか、小道やアーケードにカフェがあるのとか。忙しすぎず、どこか心地良い。
メルボルンのあるヴィクトリア州は国内旅行者が一番多い州でもあります。
観光といえばやっぱりペンギンのいるフィリップ島だったりワイナリーで有名なヤラバレーなどのエリア、グレート・オーシャン・ロードやWilson's Promontory、Grampiansなど主に郊外などが行き先になりますが、オーストラリアの他の場所にはない観光名所がたくさんあって、海外から見るとあんまりぱっとしないかもしれないけど国内ではとってもポピュラーなところがたくさんあったり。
Most Liveable Cityに見られる「暮らしやすさ」というのは観光で来るだけではなかなかわかりにくい(または観光においてあまり重視しない、見ない)ところも多くあると思います。
それに加えて住んでいると割と自然なことだったり、あとはなかなかこういう雰囲気的なものもなかなか言葉や写真だと説明しにくいところがたくさんあったり。(ついでにそういう雰囲気もある程度街に慣れないと感じられないこともあるみたいですし)
なのでいつもメルボルンの話をするときにこの魅力が伝わってるかな?と色々不安というか迷うことが多いのですが・・・でも去年の大晦日についてのエントリーは比較的うまくいったかも?
これからもメルボルンという街がどれだけ素敵で心地良くて楽しい街か、ということだったり自分のこの町への思いをなんとか伝えていきたいと思います。
今日の一曲: アラム・ハチャトゥリアン 「ガイーヌ」より「目覚めとアイーシャの踊り」
最近ショスタコーヴィチとプロコフィエフ以外の「ソヴィエトの作曲家」に大分愛着が湧いてきて嬉しいです。この時代この土地、本当に魅力的な音楽がいっぱい!
そのなかでもハチャトゥリアンはソヴィエト広しといえども今のアルメニアにあたる地域の出身で、ロシアソヴィエトの面々とはかなり違った味付けと文化圏の音楽を書きます。
ちょっと東洋風だったりちょっと中東風だったり、小アジアの地理と文化が垣間見える音楽です。
バレエ「ガイーヌ」(ガヤネー)の中で一番有名な「剣の舞」は私が生涯で初めて好きになった曲ですが、最近はこのバレエの他の曲にもはまりはじめています。素晴らしいキャラクタ-!
その中でもこの「目覚めとアイーシャの踊り」は最初のいかにも20世紀の「夜の音楽」的なハーモニー(不協和音)や楽器の使い方からものすごくエキゾチックな香りが漂うアイーシャの踊りまで良い味を出しています♪
東欧よりも東の音楽でのバイオリンの使われ方ってやっぱり独特だと思います。この曲でのそれは中国の二胡に通じるようなあの甘さがあって、なんか大陸でつながってるんだなーという不思議な実感。一度民族音楽をハンガリーから中国までたどってみると面白そうです。
で、そのバイオリンをサポートしてるオケ、特にハープなんかがまこの少しおとぎ話のような雰囲気を醸し出して。
そして最後の最後の方でチェレスタが入って来るとこなんかいいですね!(オケにおいてチェレスタの登場って大抵こんな感じ(笑))
まるで異国のスイーツを一皿味わうみたいな素敵な体験ですね~♪
(ソヴィエトのオケはレベルも高いですしものすごいエネルギッシュです。是非とも本場のオケで味わいください♪)
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前回のエントリーに拍手ありがとうございます!
以前このブログに書いたと思うんですが、いつも自分の部屋から庭を見ながら仕事をしていると、Indian Mynaというオーストラリアでは至る所にいる鳥の特定の夫婦(スパム夫妻と呼んでいます)が大抵庭を歩いていて。
スパムは元は隣のアパートの巣で生まれ育って以来数年もうここらをテリトリーとしていて、たまにMagpieの家族にリンチされそうになったり、WattlebirdやBlackbirdの夫婦達と言い争いになったり、最近はちょっと定期的に通る猫が現れたりしながらずっとうちの庭をつついています。
そうやってずっとこちらもスパム達を見ているので他のMynaが庭に現れても外見である程度識別できるようになりました。向こうも私の姿を見てそんなに驚かないようになったような気が。
そんな庭に一昨日くらいになにやら小さめのMynaが3羽ほど、なにやらお互いを追いかけて走り回ったり、ぴょこぴょこ跳ねたり。外見や様子を見ているとどうやらまだ若い兄弟たちのよう。
で、しばらく見てると周りにスパムと嫁がいるじゃないか!これはもしかして2羽の間にできた子ども達!?
ものすごく微笑ましい、というか自分のことのように喜びました♪
鳥と言っても夫婦関係は種により色々でMynaの場合は一生寄り添うかわかりませんし、何にしても鳥たちの寿命は人間よりもものすごく短いですし、どれくらいこの夫婦を見守ることができるか分かりませんがこれからも窓の外を意識していきたいです。子ども達も一羽くらいここら辺をテリトリーにするかな。
今日はトゥーランガリラの彼(っていうかこのブログではコンサートのお知らせで名前出てるじゃん)とシティでちょっと時間を過ごしました。遅めのランチ→ちょっぴり散歩、メインはおしゃべり、という感じで。
やっぱりというかなんというか、話のトピックは音楽が中心。
近況からマーラーの話に入りますもんね(笑)オーケストラプロジェクトのマーラーの話からカウベルの使い方の話とか、あとは時と状態を選ぶよね、という話とか。
軽躁のときはマーラーはだめだなー、と話したのですが知り合いに躁状態でやっぱり特定の音楽を避ける人がいるらしくて。まあ音楽の作用とか役割というのは「心を動かす」ことですから、不安定な精神状態の人間には特に影響があって当たり前だよね、という結論に。
好みがびっくりするほど似てたり、と以前書きましたが、彼は私が割と近く感じるマーラーとかショスタコにはそんなに惹かれない、ということについても話しましたね。これらの作曲家はどっちかというと自分の育ち(育てられた音楽・人生の経緯)だったり自分の病気だったりに密接に関連してるからね、という話だったり、だからあんまり好きでない、という人にどうやって「音楽として」お勧めしたらいいか難しいという話だったり。
あとは私は何も聞いてないのですが私のピアノの先生のバースデーコンサートがあるらしく。
私も彼もStephenに習ってたことがあり、さらに2人ともマイケルに数回レッスンを受けたことがある、という経歴の類似(笑)
メルボルンのピアノ弾きコミュニティの話もしましたね。以前ここで書いた「うちらの先生は二足のわらじ的なピアニストが生徒のことが多いよね」という話だったり。
そうやってゆるゆる歩いてたのは普段はあんまり行かないシティの西半分。
普段住んでてもなかなかシティも行ったことないとこいっぱいあるよね、なんて話しながら特に何があるでもないBourke Streetの西側を歩く、という(笑)
メルボルンのシティは割と小さいですが、碁盤の目状になっている通りや、小道をみんな巡って歩くと数日かかるだろうな、という話をしたり。
今回は時間が比較的短かったですが、次回はそこらへんの公園・庭園でゆっくりっていうのもいいかもね、と言ってみたり。(少なくとも私は)一緒にいて心地良いと思ってますが、実際に2人で遊びにいったのはこれが2回目。色々まだどうふるまったり何をして遊ぶのが相手は楽しいのかとか模索中なところもありますが、今日過ごしてみてもちょっと自分でここにいこう、とかこれしようとか言って主導権を握ってみたほうが良いのかな、と思えるくらいには2人で遊びにいくことに慣れてきたかな、と。
どうやら誘うのはこちら、ということで確定なので(笑)普段からちょっと探してみるのもいいのかも。
あとは日本に一時帰国した時の写真とかもやっと!見せましたしね(笑)
彼は仲の良いお姉さんがいて、今度日本にいって英語を教えたりとかしたいと言ってるみたいで、それなら一緒に行ってコンサートとかやったり観光とかもしたりしたいらしいです。
写真見せて煽っておきましたよー(笑)是非是非観光も音楽も日本でどんどん!と背中を押して。実現するといいですね。
温泉旅館と花鳥園の写真はやっぱり食いつきがよかったですね。(フクロウと撮った写真はこっちの友達にものすごく好評ですわー)
それから新しい年になってこれから音楽をどうするか、という話もしました。私は自分と音楽の立ち位置で迷ってることを話したり、彼は今後演奏中心にもっと積極的に行こうかと思ってるという話をしたり、そんななか今度小規模のオペラ(Chamber Opera)の監督もやってみる予定があるとか、活動の幅も広げているみたいで。
何歳か年下だけどしっかりしているなあー。ふがいない年上の私はそっと応援しているです(汗)
しゃべったりしゃべらなかったりで3時間弱?本当はもっとゆっくり一緒にいたかったですがものすごく心地良くて、心がすっと楽になりました。良い子です。そして良い友達関係をはぐくむことができてなによりです。
つっついてくれればなんとかするということなので今度はあんまり間があかないうちになんとかまた会いたいですね。
今日の一曲: ドミトリ・ショスタコーヴィチ 弦楽四重奏第1番 第2楽章
ショスタコの書いた15の弦楽四重奏は良い曲揃いで弦楽四重奏というジャンルの中でもかなりクオリティが高いもので。それからものすごく、ショスタコの正直な内面を示す、という意味でも貴重かつユニークな作品群です。
でもこのブログではあんまり扱わってなくて、それは懸念すべきことだな、と思った次第で今回はこの曲を選びました。
ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲ははバルトークと違って人生の後半に書き始められたものなので(バルトークは6曲が最晩年を除いて人生の大部分に渡って書かれてる)、この第1番が書かれた時点でかなりスタイルが確立してるとは言えます。ただそれでも「初めての弦楽四重奏」ということで初々しい何かもあり。(15番と比べるとすごいですよ。あれはまた別世界、というか15つを通して長い内面的な旅が存在するようなものです。そしてそれがまた15の交響曲とはまた違った旅ですねー)
第1番の第2楽章は最初に聞いたときからものすごく魅力的だと思った曲です。なんたってビオラのソロ、それも他の奏者が弾かないなか一人でメロディーを奏でるところから始まる!かっこいい!美しい!
一応テンポは「モデラート」(中程度の速さ)となってますが、感覚としては「アンダンテ」(歩くテンポで)に近いものがあります。今日のメルボルンの空のような灰色の空の下を一人気ままに歩く、そんな感じ
大まかにいうとこの楽章はバリエーションみたいになってます。といってもそんなに曲調が変化せず、メロディーもほとんどそのまま他の楽器にパスされますし。元のメロディーが民謡的なものなこと、それから終始シンプルな感じで進んでいくのがものすごーく心地良い。
ショスタコは弦楽四重奏でもかなり複雑なものを書くことがあるなか、このロシア的(そしてソヴィエト的)な素朴さははっとするような魅力があります。
ショスタコーヴィチの弦楽四重奏を聴くにも、入門的に弦楽四重奏がどんなアンサンブルかを聴くにも(もちろんキャパシティとしてはもっと凄いこともできるアンサンブルですがとりあえず、という感じで)、そしてビオラの音を聴くにもおすすめな曲です。
以前このブログに書いたと思うんですが、いつも自分の部屋から庭を見ながら仕事をしていると、Indian Mynaというオーストラリアでは至る所にいる鳥の特定の夫婦(スパム夫妻と呼んでいます)が大抵庭を歩いていて。
スパムは元は隣のアパートの巣で生まれ育って以来数年もうここらをテリトリーとしていて、たまにMagpieの家族にリンチされそうになったり、WattlebirdやBlackbirdの夫婦達と言い争いになったり、最近はちょっと定期的に通る猫が現れたりしながらずっとうちの庭をつついています。
そうやってずっとこちらもスパム達を見ているので他のMynaが庭に現れても外見である程度識別できるようになりました。向こうも私の姿を見てそんなに驚かないようになったような気が。
そんな庭に一昨日くらいになにやら小さめのMynaが3羽ほど、なにやらお互いを追いかけて走り回ったり、ぴょこぴょこ跳ねたり。外見や様子を見ているとどうやらまだ若い兄弟たちのよう。
で、しばらく見てると周りにスパムと嫁がいるじゃないか!これはもしかして2羽の間にできた子ども達!?
ものすごく微笑ましい、というか自分のことのように喜びました♪
鳥と言っても夫婦関係は種により色々でMynaの場合は一生寄り添うかわかりませんし、何にしても鳥たちの寿命は人間よりもものすごく短いですし、どれくらいこの夫婦を見守ることができるか分かりませんがこれからも窓の外を意識していきたいです。子ども達も一羽くらいここら辺をテリトリーにするかな。
今日はトゥーランガリラの彼(っていうかこのブログではコンサートのお知らせで名前出てるじゃん)とシティでちょっと時間を過ごしました。遅めのランチ→ちょっぴり散歩、メインはおしゃべり、という感じで。
やっぱりというかなんというか、話のトピックは音楽が中心。
近況からマーラーの話に入りますもんね(笑)オーケストラプロジェクトのマーラーの話からカウベルの使い方の話とか、あとは時と状態を選ぶよね、という話とか。
軽躁のときはマーラーはだめだなー、と話したのですが知り合いに躁状態でやっぱり特定の音楽を避ける人がいるらしくて。まあ音楽の作用とか役割というのは「心を動かす」ことですから、不安定な精神状態の人間には特に影響があって当たり前だよね、という結論に。
好みがびっくりするほど似てたり、と以前書きましたが、彼は私が割と近く感じるマーラーとかショスタコにはそんなに惹かれない、ということについても話しましたね。これらの作曲家はどっちかというと自分の育ち(育てられた音楽・人生の経緯)だったり自分の病気だったりに密接に関連してるからね、という話だったり、だからあんまり好きでない、という人にどうやって「音楽として」お勧めしたらいいか難しいという話だったり。
あとは私は何も聞いてないのですが私のピアノの先生のバースデーコンサートがあるらしく。
私も彼もStephenに習ってたことがあり、さらに2人ともマイケルに数回レッスンを受けたことがある、という経歴の類似(笑)
メルボルンのピアノ弾きコミュニティの話もしましたね。以前ここで書いた「うちらの先生は二足のわらじ的なピアニストが生徒のことが多いよね」という話だったり。
そうやってゆるゆる歩いてたのは普段はあんまり行かないシティの西半分。
普段住んでてもなかなかシティも行ったことないとこいっぱいあるよね、なんて話しながら特に何があるでもないBourke Streetの西側を歩く、という(笑)
メルボルンのシティは割と小さいですが、碁盤の目状になっている通りや、小道をみんな巡って歩くと数日かかるだろうな、という話をしたり。
今回は時間が比較的短かったですが、次回はそこらへんの公園・庭園でゆっくりっていうのもいいかもね、と言ってみたり。(少なくとも私は)一緒にいて心地良いと思ってますが、実際に2人で遊びにいったのはこれが2回目。色々まだどうふるまったり何をして遊ぶのが相手は楽しいのかとか模索中なところもありますが、今日過ごしてみてもちょっと自分でここにいこう、とかこれしようとか言って主導権を握ってみたほうが良いのかな、と思えるくらいには2人で遊びにいくことに慣れてきたかな、と。
どうやら誘うのはこちら、ということで確定なので(笑)普段からちょっと探してみるのもいいのかも。
あとは日本に一時帰国した時の写真とかもやっと!見せましたしね(笑)
彼は仲の良いお姉さんがいて、今度日本にいって英語を教えたりとかしたいと言ってるみたいで、それなら一緒に行ってコンサートとかやったり観光とかもしたりしたいらしいです。
写真見せて煽っておきましたよー(笑)是非是非観光も音楽も日本でどんどん!と背中を押して。実現するといいですね。
温泉旅館と花鳥園の写真はやっぱり食いつきがよかったですね。(フクロウと撮った写真はこっちの友達にものすごく好評ですわー)
それから新しい年になってこれから音楽をどうするか、という話もしました。私は自分と音楽の立ち位置で迷ってることを話したり、彼は今後演奏中心にもっと積極的に行こうかと思ってるという話をしたり、そんななか今度小規模のオペラ(Chamber Opera)の監督もやってみる予定があるとか、活動の幅も広げているみたいで。
何歳か年下だけどしっかりしているなあー。ふがいない年上の私はそっと応援しているです(汗)
しゃべったりしゃべらなかったりで3時間弱?本当はもっとゆっくり一緒にいたかったですがものすごく心地良くて、心がすっと楽になりました。良い子です。そして良い友達関係をはぐくむことができてなによりです。
つっついてくれればなんとかするということなので今度はあんまり間があかないうちになんとかまた会いたいですね。
今日の一曲: ドミトリ・ショスタコーヴィチ 弦楽四重奏第1番 第2楽章
ショスタコの書いた15の弦楽四重奏は良い曲揃いで弦楽四重奏というジャンルの中でもかなりクオリティが高いもので。それからものすごく、ショスタコの正直な内面を示す、という意味でも貴重かつユニークな作品群です。
でもこのブログではあんまり扱わってなくて、それは懸念すべきことだな、と思った次第で今回はこの曲を選びました。
ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲ははバルトークと違って人生の後半に書き始められたものなので(バルトークは6曲が最晩年を除いて人生の大部分に渡って書かれてる)、この第1番が書かれた時点でかなりスタイルが確立してるとは言えます。ただそれでも「初めての弦楽四重奏」ということで初々しい何かもあり。(15番と比べるとすごいですよ。あれはまた別世界、というか15つを通して長い内面的な旅が存在するようなものです。そしてそれがまた15の交響曲とはまた違った旅ですねー)
第1番の第2楽章は最初に聞いたときからものすごく魅力的だと思った曲です。なんたってビオラのソロ、それも他の奏者が弾かないなか一人でメロディーを奏でるところから始まる!かっこいい!美しい!
一応テンポは「モデラート」(中程度の速さ)となってますが、感覚としては「アンダンテ」(歩くテンポで)に近いものがあります。今日のメルボルンの空のような灰色の空の下を一人気ままに歩く、そんな感じ
大まかにいうとこの楽章はバリエーションみたいになってます。といってもそんなに曲調が変化せず、メロディーもほとんどそのまま他の楽器にパスされますし。元のメロディーが民謡的なものなこと、それから終始シンプルな感じで進んでいくのがものすごーく心地良い。
ショスタコは弦楽四重奏でもかなり複雑なものを書くことがあるなか、このロシア的(そしてソヴィエト的)な素朴さははっとするような魅力があります。
ショスタコーヴィチの弦楽四重奏を聴くにも、入門的に弦楽四重奏がどんなアンサンブルかを聴くにも(もちろんキャパシティとしてはもっと凄いこともできるアンサンブルですがとりあえず、という感じで)、そしてビオラの音を聴くにもおすすめな曲です。
前回のエントリーに拍手ありがとうございます!
そして2012年明けましておめでとうございます。
去年は大きく、小さく様々なことがあった年でしたが無事新しい年を迎えることができ、また今年も皆様にとって多くの幸せが訪れるよう、年の初めが楽しいものであるよう願っています。
私の正月は大雑把なくくりだと「寝正月」だったと思います。何もしてないわけじゃないんですが(主に創作関係でいろいろアイディアだしてました)、寝転がって過ごしました。
というのも昨日一日歩き回ったのが腰に響いて・・・(笑)
ここからはそんな昨日の午後11:30に家をでてから夜10:30に帰宅するまでの一人冒険の一日を写真を交えて紹介します。ここに上げるのは一部ですが、アルバムにまとめたものはDropboxのこちらのギャラリーにまとめましたのでどうぞ。
大晦日で閉まってる店って本来はそんなにないんですが、最初に立ち寄ろうとしていたところ(とプランB)はことごとく閉まってました(笑)本当はロルカでランチして、FitzroyでRose Street Marketを覗いて・・・ということだったのですが。でもRose Streetの通りでこんなGraffitiを見つけました。
メルボルンってのは割とどこでもある程度は落書きがあって、それがアートになってる場所もあるのですがどうも色彩が、とか絵柄のスタイルが、とか(主に前者)で好きになれなかったのですがこれは目をひきましたね。
上の女性はインド神話のカーリですかね?私が知ってるカーリはもっと黒くて、骸骨は頭じゃなくて首飾りとしてあるはずなんですが。
そしてFitzroyでのメインのお目当て、Victorian GothicでアルケミーゴシックのLa Fleur de Baudelaire Chokerを買いました!写真は公式サイトのこちら。アルケミーゴシックのコレクションは3点目、そろそろ専用の収納場所が欲しいところです。結構首回り大きいのですが、これからいろいろ試してみる予定。にしてもやっぱり美しい!
その後シティに戻って買い物。Body Shopでピンクグレープフルーツのシャワージェルを買って。
Dymocksと移転したReader's FeastでWalt Whitmanの詩集を探してたのですが、クラムの「Apparition」の歌詞となった詩が入ってないので購入断念。代わりにDymocksで偶然見つけた「オーケストラの楽器カードシリーズ」、弦楽器がそろってたうちビオラとチェロを購入。金管もみつけて両親に贈りたい~
そしてこないだ空になったベルガモットのオイルをPerfect Potionで買って。
さらにRoyal ArcadeからBlock Arcadeを歩いて。街もそうですがアーケードもまだクリスマス飾りが出してありました。(写真はRoyal Arcade)
そこで、Spellboxが全品20%オフセールをやってるのを見てちょっと入ったら素敵なシンプルなガーネットのネックレスがあったので買ってしまいました。48ドルが20%オフ、とこの価格帯でデザインが気に入るガーネットのアクセサリーは今まで見てきてなかなかなかったためタイミング良し、と買いました。
そしてペンギンが入って初!メルボルン水族館に行って来ました。
といってもやっぱり日本でいくような水族館とは比べものにならないんですが、それでも楽しかったです。
写真はこれだけアップ。辰年ということでリーフィーシードラゴンです。
辰年抜きでも大好きな生物です♪他にも好きな生物でいったらコウイカ、タツノオトシゴ、フグ・カワハギ各種、エイ、サメ、ウツボ、オウムガイ、マツカサウオ、カエル、タコ、クラゲがいました。
エイは私が両手を広げたよりも大きい、こたつみたいなやつが居て大変可愛かったです。
夕ご飯はいつも通り、サウスバンクのBlue Trainで。
カクテルメニューがなかったため、最近飲むようになった美味しいサイダー(スウェーデンの?)Rekordeligのアップル&ブラックカラント(スグリの一種)味を飲みながらいつもの生ハム+ほうれん草+パルメザン+セミドライトマトのピッツァをいただくことに。
どこにいっても大晦日はものすごく混んでるものですから、カウンターの端で一人もくもく食べ&飲みました。Rekorderligは500mL瓶なのでたっぷり飲めます・・・が、他の味のほうがよかったなあ。ベリー系統は好きでないんですよ。(色でピンク系統が好きでないのと同じように)
そして食べた後はクラウン・カジノまで散歩。8時半過ぎてやっと上の写真のように日が沈み。クラウンカジノは以前も紹介しましたが夜になると毎時ぴったりにファイヤーディスプレイがあるのでそれをちょっと待ってみたり。
長く住んでてもこれはなんだか楽しみになってしまう。冬だとちょっとの間だけ暖もとれます(笑)
今夜は9時半からMCG(メルボルン・クリケット・グラウンド)の方で花火が上がるので子供連れも多く、とにかく人の出が多かった!どこを歩いても賑わってる!あとよくわからないのですがインドの方の少数の行列がサウスバンクを楽器と歌とで練り歩いてたり、他にも店の中から、そして通りの上で様々なスタイルのライブミュージックが聴けて。そこここでイベントの準備とかもやってましたし。
賑やかでもう、一人で歩いてる私もものすごく楽しい気分になってしまいました。
本当に楽しくて、この街に住んでて良かった!メルボルン最高!と心の中で叫んでいました(笑)
花火をちょっとだけ見たらもう帰路につこう、ということでFlinders Street Stationに向かいました。
上の写真ではちょっと見えないかもですが、Arts Centreの「バレリーナのスカート」が黄金色にライトアップ。(新年になるときはこの塔の上で花火が上がったそうで、「燃え上がった」とか今日言われてました)
そしてFederation Squareの方から音楽が聞こえてたり、あと昼説明を読んだ、四季とりどりの花を表したライトが聖ポール大聖堂に反射させられてるのが見えたり。
帰りの電車は花火終わりのRichmond(MCGの最寄りなので)からものすごく混んだ!そして最初にすれ違った対向列車もものすごく混んでた!カウントダウンに向かう組なんでしょうね。
オージーの大晦日はとってもアクティブですなあ~
なかなか「何もしないで休む」ことが苦手なので結構歩いて過ごした大晦日でしたが心置きなく暑い夏の日と活気にあふれた大晦日のメルボルンの街をエンジョイできて、買いたかった物も買えて(笑)ものすごく楽しかったです♪
今日の一曲: モーリス・ラヴェル 「スペイン狂詩曲」より第4楽章「フェリア」
夏、夜、花火、賑やか、魔法のような、といえばこの曲でしょう!
ラヴェル大好きにはたまらない、そしてまだ実際に弾いたことがないのが悔やまれる、早く弾きたい曲でもあります(チェレスタのパートありますからね~)。
ラヴェルが作った音楽って良い意味で「人間くささ」というか「人が作ったもの」という感覚が薄い、本当に魔法のような音楽が多くて。この楽器とこの楽器をこうやってこう足してこんな凄い効果が出るってのどうやって分かるんですかあの人は。
そのなかでもがっつりスペイン風ながらもどこかこの世界を離れたような不思議な世界がこの曲では感じ取れます。
ふわっと浮遊するような感じだったり、ぶわっと沸き起こるような感じだったり(これはハープの働きが本当に大きい!)、ぐるぐる狂おしい感じだったり、まるで激しく燃えさかる炎を自在に操るような、軽やかに踊るような快感は、人間と言うよりは精霊達が踊り狂っているようです。
こんなに鮮やかで、こんなに激しく、こんなに自由な音楽なら全身で味わいたい!
いつかこの音楽に直接ふれ合うことができれば・・・と思ってます。ダフニスとクロエの最後の方もにたような感覚ですが、フェリアの方が「炎」寄りですからね~
あとラヴェルの音楽って湿性というよりは乾性なのでメルボルンの夏の夜にぴったりなのですが、スペインの気候も似たような感じなのかしら。そうだったら親近感湧くなあ。
(リンクはやっぱりデュトワで聴いてみたい!と思ってこれにしましたが、第4楽章は試聴できないかも。あとブーレーズのラヴェルオケ曲集のCDがあるのですがこれも興味深いですね、聴いてみたいです)
そして2012年明けましておめでとうございます。
去年は大きく、小さく様々なことがあった年でしたが無事新しい年を迎えることができ、また今年も皆様にとって多くの幸せが訪れるよう、年の初めが楽しいものであるよう願っています。
私の正月は大雑把なくくりだと「寝正月」だったと思います。何もしてないわけじゃないんですが(主に創作関係でいろいろアイディアだしてました)、寝転がって過ごしました。
というのも昨日一日歩き回ったのが腰に響いて・・・(笑)
ここからはそんな昨日の午後11:30に家をでてから夜10:30に帰宅するまでの一人冒険の一日を写真を交えて紹介します。ここに上げるのは一部ですが、アルバムにまとめたものはDropboxのこちらのギャラリーにまとめましたのでどうぞ。
メルボルンってのは割とどこでもある程度は落書きがあって、それがアートになってる場所もあるのですがどうも色彩が、とか絵柄のスタイルが、とか(主に前者)で好きになれなかったのですがこれは目をひきましたね。
上の女性はインド神話のカーリですかね?私が知ってるカーリはもっと黒くて、骸骨は頭じゃなくて首飾りとしてあるはずなんですが。
そしてFitzroyでのメインのお目当て、Victorian GothicでアルケミーゴシックのLa Fleur de Baudelaire Chokerを買いました!写真は公式サイトのこちら。アルケミーゴシックのコレクションは3点目、そろそろ専用の収納場所が欲しいところです。結構首回り大きいのですが、これからいろいろ試してみる予定。にしてもやっぱり美しい!
Dymocksと移転したReader's FeastでWalt Whitmanの詩集を探してたのですが、クラムの「Apparition」の歌詞となった詩が入ってないので購入断念。代わりにDymocksで偶然見つけた「オーケストラの楽器カードシリーズ」、弦楽器がそろってたうちビオラとチェロを購入。金管もみつけて両親に贈りたい~
そしてこないだ空になったベルガモットのオイルをPerfect Potionで買って。
さらにRoyal ArcadeからBlock Arcadeを歩いて。街もそうですがアーケードもまだクリスマス飾りが出してありました。(写真はRoyal Arcade)
そこで、Spellboxが全品20%オフセールをやってるのを見てちょっと入ったら素敵なシンプルなガーネットのネックレスがあったので買ってしまいました。48ドルが20%オフ、とこの価格帯でデザインが気に入るガーネットのアクセサリーは今まで見てきてなかなかなかったためタイミング良し、と買いました。
といってもやっぱり日本でいくような水族館とは比べものにならないんですが、それでも楽しかったです。
写真はこれだけアップ。辰年ということでリーフィーシードラゴンです。
辰年抜きでも大好きな生物です♪他にも好きな生物でいったらコウイカ、タツノオトシゴ、フグ・カワハギ各種、エイ、サメ、ウツボ、オウムガイ、マツカサウオ、カエル、タコ、クラゲがいました。
エイは私が両手を広げたよりも大きい、こたつみたいなやつが居て大変可愛かったです。
カクテルメニューがなかったため、最近飲むようになった美味しいサイダー(スウェーデンの?)Rekordeligのアップル&ブラックカラント(スグリの一種)味を飲みながらいつもの生ハム+ほうれん草+パルメザン+セミドライトマトのピッツァをいただくことに。
どこにいっても大晦日はものすごく混んでるものですから、カウンターの端で一人もくもく食べ&飲みました。Rekorderligは500mL瓶なのでたっぷり飲めます・・・が、他の味のほうがよかったなあ。ベリー系統は好きでないんですよ。(色でピンク系統が好きでないのと同じように)
長く住んでてもこれはなんだか楽しみになってしまう。冬だとちょっとの間だけ暖もとれます(笑)
今夜は9時半からMCG(メルボルン・クリケット・グラウンド)の方で花火が上がるので子供連れも多く、とにかく人の出が多かった!どこを歩いても賑わってる!あとよくわからないのですがインドの方の少数の行列がサウスバンクを楽器と歌とで練り歩いてたり、他にも店の中から、そして通りの上で様々なスタイルのライブミュージックが聴けて。そこここでイベントの準備とかもやってましたし。
賑やかでもう、一人で歩いてる私もものすごく楽しい気分になってしまいました。
本当に楽しくて、この街に住んでて良かった!メルボルン最高!と心の中で叫んでいました(笑)
花火をちょっとだけ見たらもう帰路につこう、ということでFlinders Street Stationに向かいました。
上の写真ではちょっと見えないかもですが、Arts Centreの「バレリーナのスカート」が黄金色にライトアップ。(新年になるときはこの塔の上で花火が上がったそうで、「燃え上がった」とか今日言われてました)
そしてFederation Squareの方から音楽が聞こえてたり、あと昼説明を読んだ、四季とりどりの花を表したライトが聖ポール大聖堂に反射させられてるのが見えたり。
帰りの電車は花火終わりのRichmond(MCGの最寄りなので)からものすごく混んだ!そして最初にすれ違った対向列車もものすごく混んでた!カウントダウンに向かう組なんでしょうね。
オージーの大晦日はとってもアクティブですなあ~
なかなか「何もしないで休む」ことが苦手なので結構歩いて過ごした大晦日でしたが心置きなく暑い夏の日と活気にあふれた大晦日のメルボルンの街をエンジョイできて、買いたかった物も買えて(笑)ものすごく楽しかったです♪
今日の一曲: モーリス・ラヴェル 「スペイン狂詩曲」より第4楽章「フェリア」
夏、夜、花火、賑やか、魔法のような、といえばこの曲でしょう!
ラヴェル大好きにはたまらない、そしてまだ実際に弾いたことがないのが悔やまれる、早く弾きたい曲でもあります(チェレスタのパートありますからね~)。
ラヴェルが作った音楽って良い意味で「人間くささ」というか「人が作ったもの」という感覚が薄い、本当に魔法のような音楽が多くて。この楽器とこの楽器をこうやってこう足してこんな凄い効果が出るってのどうやって分かるんですかあの人は。
そのなかでもがっつりスペイン風ながらもどこかこの世界を離れたような不思議な世界がこの曲では感じ取れます。
ふわっと浮遊するような感じだったり、ぶわっと沸き起こるような感じだったり(これはハープの働きが本当に大きい!)、ぐるぐる狂おしい感じだったり、まるで激しく燃えさかる炎を自在に操るような、軽やかに踊るような快感は、人間と言うよりは精霊達が踊り狂っているようです。
こんなに鮮やかで、こんなに激しく、こんなに自由な音楽なら全身で味わいたい!
いつかこの音楽に直接ふれ合うことができれば・・・と思ってます。ダフニスとクロエの最後の方もにたような感覚ですが、フェリアの方が「炎」寄りですからね~
あとラヴェルの音楽って湿性というよりは乾性なのでメルボルンの夏の夜にぴったりなのですが、スペインの気候も似たような感じなのかしら。そうだったら親近感湧くなあ。
(リンクはやっぱりデュトワで聴いてみたい!と思ってこれにしましたが、第4楽章は試聴できないかも。あとブーレーズのラヴェルオケ曲集のCDがあるのですがこれも興味深いですね、聴いてみたいです)
前回のエントリーに拍手ありがとうございます♪
昨日から今日までクリスマス&Boxing Dayを親友の家族のうちで過ごして来ました。
母が日本に帰ってから毎年、恒例になっているイベントです。
オーストラリアではクリスマスは家族で過ごすため、親友の家族全5人(妹が一人留学中にて欠席)、親友のパートナー(彼氏、というよりはもうパートナーですね)、庭にある家にすんでいるおばあちゃん、一番下の妹の彼氏に加えてさらに親戚一同集まっていました。以前のクリスマスで会ったことのある人もいればそうでない人もいて。
昨日の昼は天気が良くて暑かったため私たちが来る前にビーチで散歩だったり泳いだりもしてたそうで。
手作りのプディング、そして手作りのアイスクリーム(ピスタチオなどが入ってる、プディング用特製だそうで)をいただきながらいろいろな話を聞きました。一番印象に残っている話が親友のいとこが話していた介助犬の話。
介助犬と言っても視覚が不自由な人、聴覚が不自由な人など実に多様な目的での補助のためにトレーニングが行われていますが、糖尿病での血糖値の上下を嗅ぎ取る犬だったり、脳の障害などでまっすぐ歩いているかわからない患者さんの歩行を助ける犬、さらには統合失調症などで幻覚が見えているかもしれない場合にそれが幻覚かどうかを判断してくれる犬までも訓練されているそうです。
私たちが家に到着したころはもう雨が降り始めて、雨がオンオフしながらたくさん稲光が見えたり雷の音も聞こえたり。(メルボルンでも地域によっては霰・雹も降ったらしいですね。そのホワイト・クリスマス違うと思う・・・)
もう10歳になる犬(半分はチワワ、もう半分は忘れた)が午後からずっと怖がってました。
夕食には(伝統通り?)七面鳥を少しいただいたり、親友手作りのサラダ(こないだもいただいた)やジャガイモや、そして久しぶりに親友のお母さん手作りのパンをいただきました♪一番下の妹はもう飽きた、といってますが私はものすごく好きなんですよね~穀物がいろいろ入ってて、わりとみっちりな質感。
親友の家族の家は大家族とあって家2つ分の敷地に家が建ててあるのですが、庭も(一部おばあちゃんの家になったながらも)とっても広い!
外からは見えませんがおばあちゃんの家の前とあとリンゴの木にちょっとイルミネーションが飾られていました。
そして昔庭の大きな木に登ってシティの方向にWest Gate Bridgeを見たりしたのですが、その木がなくなってた!
・・・と思ったら去年のクリスマスにはもうなかったよ、と言われたです(笑)あれーおかしいなあ・・・
そして反対側の庭にあるジャカランダの木は20年前にいただいたものらしいのですが、今年やっと初めて花が咲いたそうで。青紫の綺麗な花が上の方だけちょっと咲いてました。今後増えるといいな。
夜は「カールじいさんの空飛ぶ家」を見たりなんだりしながら、途中でちょっと寝る前に散歩にいくという親友についていったり。
あそこらへんのエリアは結構裕福なエリアで、きれいな家も多く、家の外や中にイルミネーションが施してある家も多く。散歩してるとなんかいいですね。あと嵐はすでに去ってたのですが遠くに稲光が見えたりもしました。
次の朝からもうずっとまったりしてましたねー。
Upwordというボードゲームを初めてしましたよ。Scrabble、といって英語圏ではおなじみの文字をつなげて言葉を作っていくボードゲームがあるのですが、あれを上にも積み重ねられるようにしたやつで。辞書は使えるのでボキャブラリーは問題ないですが、初めてなのでどれだけポイントを多くできるか、という考え方までは追いつけず。
あとは親友が初めて歩いたときの話から昔のアルバムを見たりもしました(笑)私が写ってるやつもちょっとだけありましたね~
それにしてもおばあちゃん(今年で91歳になった)の元気なこと(笑)撮った写真をphotoshopで加工したり、皿洗いしちゃったり、外出にスクーターを使い始めたり。やっぱり近くに住んでるとお互い安心ですしねー。
そんなこんなで昼ご飯の後は海のほうへ散歩。気温は低いですがものすごい風を利用してウインドサーフィンとかカイトサーフィンをやってる人がたくさん。
ぐるっと回って帰ってきたら庭のトランポリンで玄米茶をいただきながらゆっくりしました。Boxing Dayといえばメルボルンではいろんな店のセールだったり、クリケットで盛り上がるのですがもうなにもせずまったりと(笑)
最寄りの店が並ぶ通りも大分今日は静かでしたね-。
なので帰ってきてもあんまり疲れたとかいう感じはなく、なんか休めて良かったです。
明日から2日はしっかり働いてしっかり練習しなきゃならないのですが、今年も良いクリスマスを過ごせました。
家族の一員として毎年加えてもらえて、たくさん美味しい食べ物とお茶と(お茶を半端なく勧められる!)楽しくて安らげる時間をいただいて、親友とその家族にたくさん感謝です。
今日の一曲: ピーター・ウォーロック 「カプリオール組曲」(弦楽オーケストラ版) 第6楽章「Mattachins」
ちょくちょくipodを全ランダムにして再生するのですが、今日夕飯を準備してるときはなぜかウォーロックとフォーレをやたらと聞かせたがってて(笑)なんか機械なのに感情というか気分があるみたいだ、と思ったほどです。そもそもウォーロックに関してはCD1枚分とかしか入ってないのに。
そんなウォーロックの作品で私が好き!といったら歌曲ですが、愛着がある、といったらこの「カプリオール組曲」です。
中学・高校の時は弦楽オーケストラと吹奏楽は普段は別々に練習して、コンサートによっては吹奏楽の一部が弦楽オーケストラと一緒になってフルオケとして弾いたり、というシステムになっていて。
なので弦楽オーケストラの曲(ほとんどがイギリスのもの)は弾いた経験が多いのです。
「カプリオール組曲」もそんな中で複数回弾いてる、愛着の強い曲です。
いわゆるよくある「20世紀の古音楽リバイバル」的な曲で、スケールも大分小さいのですがどの楽章も魅力がありますよ♪
「Mattachins」というのは「剣の舞」のことらしいです。といってもハチャトゥリアンのそれのような危うさというかスリルはないみたいです。
むしろ曲調は明るくてテンポは落ち着いてて、チェロとコントラバスのベースラインは重々しい、しっかりしたステップを表し。
でもたまに出てくる不協和音の使い方が20世紀だな~と思いますし、そして剣の刃を思わせるようで。
「私が好きなウォーロック」(=薄暗さとか渋い色彩とかそういう弦の使い方とか)、とは違いますがそういう細かいところの感じが好きです。
(今リンクする録音探してたらギター四重奏版、なんてのもありました。もとはピアノ連弾で、オケ版もあって、ほかの編曲もいろいろあるとwikipediaにあったのですがびっくりですね~バロック以前のギター音楽(編曲も含む)は好きなんで興味津々です。でもリンクするのは弦楽版。)
昨日から今日までクリスマス&Boxing Dayを親友の家族のうちで過ごして来ました。
母が日本に帰ってから毎年、恒例になっているイベントです。
オーストラリアではクリスマスは家族で過ごすため、親友の家族全5人(妹が一人留学中にて欠席)、親友のパートナー(彼氏、というよりはもうパートナーですね)、庭にある家にすんでいるおばあちゃん、一番下の妹の彼氏に加えてさらに親戚一同集まっていました。以前のクリスマスで会ったことのある人もいればそうでない人もいて。
昨日の昼は天気が良くて暑かったため私たちが来る前にビーチで散歩だったり泳いだりもしてたそうで。
手作りのプディング、そして手作りのアイスクリーム(ピスタチオなどが入ってる、プディング用特製だそうで)をいただきながらいろいろな話を聞きました。一番印象に残っている話が親友のいとこが話していた介助犬の話。
介助犬と言っても視覚が不自由な人、聴覚が不自由な人など実に多様な目的での補助のためにトレーニングが行われていますが、糖尿病での血糖値の上下を嗅ぎ取る犬だったり、脳の障害などでまっすぐ歩いているかわからない患者さんの歩行を助ける犬、さらには統合失調症などで幻覚が見えているかもしれない場合にそれが幻覚かどうかを判断してくれる犬までも訓練されているそうです。
私たちが家に到着したころはもう雨が降り始めて、雨がオンオフしながらたくさん稲光が見えたり雷の音も聞こえたり。(メルボルンでも地域によっては霰・雹も降ったらしいですね。そのホワイト・クリスマス違うと思う・・・)
もう10歳になる犬(半分はチワワ、もう半分は忘れた)が午後からずっと怖がってました。
夕食には(伝統通り?)七面鳥を少しいただいたり、親友手作りのサラダ(こないだもいただいた)やジャガイモや、そして久しぶりに親友のお母さん手作りのパンをいただきました♪一番下の妹はもう飽きた、といってますが私はものすごく好きなんですよね~穀物がいろいろ入ってて、わりとみっちりな質感。
親友の家族の家は大家族とあって家2つ分の敷地に家が建ててあるのですが、庭も(一部おばあちゃんの家になったながらも)とっても広い!
外からは見えませんがおばあちゃんの家の前とあとリンゴの木にちょっとイルミネーションが飾られていました。
そして昔庭の大きな木に登ってシティの方向にWest Gate Bridgeを見たりしたのですが、その木がなくなってた!
・・・と思ったら去年のクリスマスにはもうなかったよ、と言われたです(笑)あれーおかしいなあ・・・
そして反対側の庭にあるジャカランダの木は20年前にいただいたものらしいのですが、今年やっと初めて花が咲いたそうで。青紫の綺麗な花が上の方だけちょっと咲いてました。今後増えるといいな。
夜は「カールじいさんの空飛ぶ家」を見たりなんだりしながら、途中でちょっと寝る前に散歩にいくという親友についていったり。
あそこらへんのエリアは結構裕福なエリアで、きれいな家も多く、家の外や中にイルミネーションが施してある家も多く。散歩してるとなんかいいですね。あと嵐はすでに去ってたのですが遠くに稲光が見えたりもしました。
次の朝からもうずっとまったりしてましたねー。
Upwordというボードゲームを初めてしましたよ。Scrabble、といって英語圏ではおなじみの文字をつなげて言葉を作っていくボードゲームがあるのですが、あれを上にも積み重ねられるようにしたやつで。辞書は使えるのでボキャブラリーは問題ないですが、初めてなのでどれだけポイントを多くできるか、という考え方までは追いつけず。
あとは親友が初めて歩いたときの話から昔のアルバムを見たりもしました(笑)私が写ってるやつもちょっとだけありましたね~
それにしてもおばあちゃん(今年で91歳になった)の元気なこと(笑)撮った写真をphotoshopで加工したり、皿洗いしちゃったり、外出にスクーターを使い始めたり。やっぱり近くに住んでるとお互い安心ですしねー。
そんなこんなで昼ご飯の後は海のほうへ散歩。気温は低いですがものすごい風を利用してウインドサーフィンとかカイトサーフィンをやってる人がたくさん。
ぐるっと回って帰ってきたら庭のトランポリンで玄米茶をいただきながらゆっくりしました。Boxing Dayといえばメルボルンではいろんな店のセールだったり、クリケットで盛り上がるのですがもうなにもせずまったりと(笑)
最寄りの店が並ぶ通りも大分今日は静かでしたね-。
なので帰ってきてもあんまり疲れたとかいう感じはなく、なんか休めて良かったです。
明日から2日はしっかり働いてしっかり練習しなきゃならないのですが、今年も良いクリスマスを過ごせました。
家族の一員として毎年加えてもらえて、たくさん美味しい食べ物とお茶と(お茶を半端なく勧められる!)楽しくて安らげる時間をいただいて、親友とその家族にたくさん感謝です。
今日の一曲: ピーター・ウォーロック 「カプリオール組曲」(弦楽オーケストラ版) 第6楽章「Mattachins」
ちょくちょくipodを全ランダムにして再生するのですが、今日夕飯を準備してるときはなぜかウォーロックとフォーレをやたらと聞かせたがってて(笑)なんか機械なのに感情というか気分があるみたいだ、と思ったほどです。そもそもウォーロックに関してはCD1枚分とかしか入ってないのに。
そんなウォーロックの作品で私が好き!といったら歌曲ですが、愛着がある、といったらこの「カプリオール組曲」です。
中学・高校の時は弦楽オーケストラと吹奏楽は普段は別々に練習して、コンサートによっては吹奏楽の一部が弦楽オーケストラと一緒になってフルオケとして弾いたり、というシステムになっていて。
なので弦楽オーケストラの曲(ほとんどがイギリスのもの)は弾いた経験が多いのです。
「カプリオール組曲」もそんな中で複数回弾いてる、愛着の強い曲です。
いわゆるよくある「20世紀の古音楽リバイバル」的な曲で、スケールも大分小さいのですがどの楽章も魅力がありますよ♪
「Mattachins」というのは「剣の舞」のことらしいです。といってもハチャトゥリアンのそれのような危うさというかスリルはないみたいです。
むしろ曲調は明るくてテンポは落ち着いてて、チェロとコントラバスのベースラインは重々しい、しっかりしたステップを表し。
でもたまに出てくる不協和音の使い方が20世紀だな~と思いますし、そして剣の刃を思わせるようで。
「私が好きなウォーロック」(=薄暗さとか渋い色彩とかそういう弦の使い方とか)、とは違いますがそういう細かいところの感じが好きです。
(今リンクする録音探してたらギター四重奏版、なんてのもありました。もとはピアノ連弾で、オケ版もあって、ほかの編曲もいろいろあるとwikipediaにあったのですがびっくりですね~バロック以前のギター音楽(編曲も含む)は好きなんで興味津々です。でもリンクするのは弦楽版。)
前回のエントリーにも拍手ありがとうございます~
注射箇所はまだ押すと痛いですし、気道も相変わらずですが予定通りしっかり働いております。
(↑明日のマッサージでは言った方がいいですね、そういえば)
オーストラリアに来て来年の3月で16年。来たときはちょうど日本で小学校4年を終えたところで、日本では全く英語をやってなかったのですが日本人が1クラスに1人はいる、ESL(外国語としての英語の授業)の体制もちゃんとしてる現地校に入って。
ということで私が日常で使う(書く・話す)英語というのはほぼ100%オーストラリア英語といっていいと思います。
(ただ仕事に関してはアメリカ英語が一応基本)
とは言ってもやはりなんというか私が(生まれの国だけでなく性格というかキャラ的に)あんまりばんばんオージースラング使ってるとちょっと変かな、と思いますし、あとメルボルンみたいに都会(オーストラリア基準)だとそんなにみんな訛りが強いわけでも、がつがつスラングで話す訳でもないですし。
それでも結構日常でいつのまにか、というか主に友達などが使うのにならうような形で自分の話す英語にもオージースラングが自然と入ってくるようになったと思います。
オージースラング、というと「言葉を短縮する」ものが比較的多く知られていると思います。
例えば野菜=VegetableはVegie、オーストラリア人=AustralianはAussie、オージーフットボール=Footieなど「-ie」を語尾に付けるものが多いです。
(他にも私でもよく使うものだったらバーベキュー=Barbie、サングラス=Sunnies、ビスケット=Bikkies、朝ご飯(Breakfast)=Brekkie、プレゼント=Pressie、チョコレート=Chokkieなどなど)
あとは-ieでない短縮だと午後=AfternoonがArvoとか、お茶=A cup of teaがCuppaとか。パジャマはPJ's。それから面白いのはトイレをDunnyといったりLooといったり、割と何パターンかあったりすること。
雰囲気というか傾向としては略語、というよりも「愛称」みたいなところがありますね。-ie語尾はオーストラリアに限らす英語では可愛い印象を持たせる場合があるので(例:子猫=KittenがKittyに)。長くて面倒くさい場合よりも生活に深く根付いている、愛着がある言葉がこういう風に省略される傾向にあるのではないかと私は思います。
(あとオーストラリアは特に女の子は子供・赤ちゃんが使う言葉を大人でも使ってることはよくありますね。さよなら、をTa ta、といったりありがとうがTaだったり。)
で、今実際のスラングのスペルをチェックするのにこのサイトを見てたわけですが、一つずつ見ていくと「これオーストラリア英語だったの!?」というものが結構ありますね(汗)方言の「全国区じゃないの?」みたいな。
Bloke(男性を表す言葉)とか、Chemist(薬局)とか、Chook(鶏)、My pleasure(どういたしまして)、Full stop(ピリオド)などなど・・・というか今書きながらも「これ本当にオーストラリアだけなのかなあ」という気持ちで一杯です(笑)どうも確信が持てなくてここに書かなかったのもちらほら。
そういえば以前イギリスの人と話してたとき「Dot point」(箇条書きの頭の印)が通じなかったなあ、と。向こうではBullet pointというようです。(ただ改めて考えてみるとDot pointはちょっとおかしいかもしれない、頭痛が痛い的な意味で)
もちろん同じ言葉でアメリカやイギリスとオーストラリアで違う意味を持つ物もあって。
一番はっきり違ってて、しかも笑える例が「Thongs」。こちらではビーチサンダル(うちの祖母が「つっかけ」とよぶやつかな)のことを指すのですが、イギリスではいわゆるTバックのことを言うそうで(笑)
学校のオケでイギリスに行ったときに「軽々しくThongっていっちゃだめだからね(笑)」と友達間で話してました(笑)でも形状は確かに似てますもんね~
で、もっと面白いのが、今電子辞書で確認するためにThongをひいたら「ひも型の超ビキニ」と書いてありました(Tバックのことですね、いわずもがな)。そんなにがんばらなくちゃいけなかったか!超ビキニって!(笑)
ちなみに辞書によるとThongs=サンダルな地域はオーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、カナダだそうです。
あとオーストラリアの方言、という話とはちょっとずれるのですが「感嘆詞」の使い方ってやっぱり面白いですね。
以前日本のTVでとある女子アナウンサーの方が「Gosh」と言ってたのを聞いて「お、帰国子女かな」と分かるくらい、表現の豊かを密かに問われる言語のエリアだと思います。
感嘆詞はなかなか教科書では教えてくれませんからね~ネイティブの人と話をしたりして、ある程度気を許したり盛り上がったりしたときに使われる物で。
で、感嘆詞のレパートリーって個人によって違うもので、わりとキャラを明確に示すものだったりもします。
一応16年間で友達やメディアなどから習得して取捨選択して自分に合わせた感嘆詞のレパートリーは大体以下の通りかな。
ポジティブな感情を表す: Yay, Woo hoo, Sweet!, Boo yeah, Score, Rad(稀に), Legend (稀に), Awesome, Great, Yes など
ネガティブな感情を表す: Eewww, shoot, boo, sheesh, pity that, bummer(稀に), D'Oh (完全にthe Simpsonsの影響), oh no, no way など
その他: Oh god, my god, I see, gee, Oh-kay, seriously など
ネガティブな感情を表す感嘆詞で友達が「Bah Humbug!」というのを使うのですが(腹立たしいときに使うフレーズで、なんとタイムリーなことに元はチャールズ・ディッケンズの「クリスマス・キャロル」のスクルージの台詞だそうで)、私も自然に会話(またはメール)で使えるようになりたいフレーズの一つです(笑)
ちなみに英語では所謂Swear wordsという、「汚い言葉」みたいなものが割とあって、日常でも比較的良く使われています(?)。さきほどの感嘆詞からはとりあえず抜きました。といっても私はそんなにそういう言葉は使わないですね。全く使わない、というわけではないですが。他人にそういった言葉を使うことは非常に稀です(家に居て自分で自分に悪態つくのはちょくちょく)。たまにFのつくやつと、Bがつくやつと、Sがつくやつと。その他のMから始まるやつとかCから始まるやつとかDから始まるやつとかは使わないなあ。他にあったっけ。
大分脱線しましたが私が話す(書くのはまたちょっと別~)英語というのはこんな感じ、ということで。
今回さらに脱線するんで書かなかったのはこれまた友達の影響で文語文で使うような言葉を話すこともあるんですよね。Alas、とか'Tisとか、そういう「主に文面で見る言葉」をわざとぶっこんでみたり。それもまた自分の話すスタイルからそう外れた物ではなくて、ちょっとばかりしっくりくるようなところがあって。
めちゃくちゃくだけたしゃべり方よりはちょっと堅い方が性に合うのかな、と。(日本語だと割と堅めの口語になるんですがねえ)
どんな言語でもそうですがしゃべり方、言葉の選び方というのは自分のプレゼンでもありアイデンティティの現れなのだな、と思います。
今日の一曲: フランシス・プーランク トランペット、ホルンとトロンボーンのためのソナタ 第3楽章「ロンド」
前回に続いて今回はちょっと違った金管のための曲。これもなんか昔から知ってる曲っぽいです。(うちにはプーランクの小規模器楽曲全集みたいなCDセットがあるので・・・)
それにしても金管五重奏(トランペット×2、ホルン、トロンボーン、テューバ)ならまだしもこの3つの楽器を取り出して、というところがまず面白いですね。一応3人いるので三和音は奏でられるし、その気になれば3声のフーガだって吹けちゃう。
ただし他にこの編成で曲が少ないことを考えるとやっぱりなにか足りないものがあるのかな。
(プーランクはいろんな楽器やいろんな楽器の組み合わせで曲を書いてますが、他にも「クラリネットとファゴットのためのソナタ」を書いていて、なんかこう最小限の楽器で書くことを実験してたのかなあ、という印象を受けます)
ソナタ自体も本当に小さな楽章の集まりなのですが、それにしてもプーランクらしいちょっとひねくれたユーモアがそこここで顔を出す、なんとなく笑顔になるというかたまに笑っちゃうこの第3楽章。
長調になったり短調になったり、強弱で遊んだり、トロンボーンのスライドが(1回)入ったり。
金管五重奏の時と違って結構各パートが独立しているというか、ブラスが集まった時の「共に奏でる・合わせる」感とはちょっと違う立ち位置にあるのがまた不思議。
プーランクは結構当たり外れが大きい作曲家という印象が私にはあって(外れの曲も弾いてきました)、一見あんまり意味のないような、とるにたらないような曲でも「当たり」になることがちょくちょくあるのが彼の音楽の特徴だと思います。
あんまり巨大な曲は書きませんし、がっつりじっくり派でもないですし(フランスの作曲家ですしね)、でも独特な魅力を持った、まるでいたずらのような感覚で心を動かす曲を書くプーランク。
だからこの曲も含め、彼の作品は愛せずにはいられません。少なくとも憎めない感はあります。
ユーモアのセンスもそれを表現するセンスも、フランスのエスプリの大事な一側面というか、それだけで特殊な才能なんじゃないかな、とつくづく思います。
注射箇所はまだ押すと痛いですし、気道も相変わらずですが予定通りしっかり働いております。
(↑明日のマッサージでは言った方がいいですね、そういえば)
オーストラリアに来て来年の3月で16年。来たときはちょうど日本で小学校4年を終えたところで、日本では全く英語をやってなかったのですが日本人が1クラスに1人はいる、ESL(外国語としての英語の授業)の体制もちゃんとしてる現地校に入って。
ということで私が日常で使う(書く・話す)英語というのはほぼ100%オーストラリア英語といっていいと思います。
(ただ仕事に関してはアメリカ英語が一応基本)
とは言ってもやはりなんというか私が(生まれの国だけでなく性格というかキャラ的に)あんまりばんばんオージースラング使ってるとちょっと変かな、と思いますし、あとメルボルンみたいに都会(オーストラリア基準)だとそんなにみんな訛りが強いわけでも、がつがつスラングで話す訳でもないですし。
それでも結構日常でいつのまにか、というか主に友達などが使うのにならうような形で自分の話す英語にもオージースラングが自然と入ってくるようになったと思います。
オージースラング、というと「言葉を短縮する」ものが比較的多く知られていると思います。
例えば野菜=VegetableはVegie、オーストラリア人=AustralianはAussie、オージーフットボール=Footieなど「-ie」を語尾に付けるものが多いです。
(他にも私でもよく使うものだったらバーベキュー=Barbie、サングラス=Sunnies、ビスケット=Bikkies、朝ご飯(Breakfast)=Brekkie、プレゼント=Pressie、チョコレート=Chokkieなどなど)
あとは-ieでない短縮だと午後=AfternoonがArvoとか、お茶=A cup of teaがCuppaとか。パジャマはPJ's。それから面白いのはトイレをDunnyといったりLooといったり、割と何パターンかあったりすること。
雰囲気というか傾向としては略語、というよりも「愛称」みたいなところがありますね。-ie語尾はオーストラリアに限らす英語では可愛い印象を持たせる場合があるので(例:子猫=KittenがKittyに)。長くて面倒くさい場合よりも生活に深く根付いている、愛着がある言葉がこういう風に省略される傾向にあるのではないかと私は思います。
(あとオーストラリアは特に女の子は子供・赤ちゃんが使う言葉を大人でも使ってることはよくありますね。さよなら、をTa ta、といったりありがとうがTaだったり。)
で、今実際のスラングのスペルをチェックするのにこのサイトを見てたわけですが、一つずつ見ていくと「これオーストラリア英語だったの!?」というものが結構ありますね(汗)方言の「全国区じゃないの?」みたいな。
Bloke(男性を表す言葉)とか、Chemist(薬局)とか、Chook(鶏)、My pleasure(どういたしまして)、Full stop(ピリオド)などなど・・・というか今書きながらも「これ本当にオーストラリアだけなのかなあ」という気持ちで一杯です(笑)どうも確信が持てなくてここに書かなかったのもちらほら。
そういえば以前イギリスの人と話してたとき「Dot point」(箇条書きの頭の印)が通じなかったなあ、と。向こうではBullet pointというようです。(ただ改めて考えてみるとDot pointはちょっとおかしいかもしれない、頭痛が痛い的な意味で)
もちろん同じ言葉でアメリカやイギリスとオーストラリアで違う意味を持つ物もあって。
一番はっきり違ってて、しかも笑える例が「Thongs」。こちらではビーチサンダル(うちの祖母が「つっかけ」とよぶやつかな)のことを指すのですが、イギリスではいわゆるTバックのことを言うそうで(笑)
学校のオケでイギリスに行ったときに「軽々しくThongっていっちゃだめだからね(笑)」と友達間で話してました(笑)でも形状は確かに似てますもんね~
で、もっと面白いのが、今電子辞書で確認するためにThongをひいたら「ひも型の超ビキニ」と書いてありました(Tバックのことですね、いわずもがな)。そんなにがんばらなくちゃいけなかったか!超ビキニって!(笑)
ちなみに辞書によるとThongs=サンダルな地域はオーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、カナダだそうです。
あとオーストラリアの方言、という話とはちょっとずれるのですが「感嘆詞」の使い方ってやっぱり面白いですね。
以前日本のTVでとある女子アナウンサーの方が「Gosh」と言ってたのを聞いて「お、帰国子女かな」と分かるくらい、表現の豊かを密かに問われる言語のエリアだと思います。
感嘆詞はなかなか教科書では教えてくれませんからね~ネイティブの人と話をしたりして、ある程度気を許したり盛り上がったりしたときに使われる物で。
で、感嘆詞のレパートリーって個人によって違うもので、わりとキャラを明確に示すものだったりもします。
一応16年間で友達やメディアなどから習得して取捨選択して自分に合わせた感嘆詞のレパートリーは大体以下の通りかな。
ポジティブな感情を表す: Yay, Woo hoo, Sweet!, Boo yeah, Score, Rad(稀に), Legend (稀に), Awesome, Great, Yes など
ネガティブな感情を表す: Eewww, shoot, boo, sheesh, pity that, bummer(稀に), D'Oh (完全にthe Simpsonsの影響), oh no, no way など
その他: Oh god, my god, I see, gee, Oh-kay, seriously など
ネガティブな感情を表す感嘆詞で友達が「Bah Humbug!」というのを使うのですが(腹立たしいときに使うフレーズで、なんとタイムリーなことに元はチャールズ・ディッケンズの「クリスマス・キャロル」のスクルージの台詞だそうで)、私も自然に会話(またはメール)で使えるようになりたいフレーズの一つです(笑)
ちなみに英語では所謂Swear wordsという、「汚い言葉」みたいなものが割とあって、日常でも比較的良く使われています(?)。さきほどの感嘆詞からはとりあえず抜きました。といっても私はそんなにそういう言葉は使わないですね。全く使わない、というわけではないですが。他人にそういった言葉を使うことは非常に稀です(家に居て自分で自分に悪態つくのはちょくちょく)。たまにFのつくやつと、Bがつくやつと、Sがつくやつと。その他のMから始まるやつとかCから始まるやつとかDから始まるやつとかは使わないなあ。他にあったっけ。
大分脱線しましたが私が話す(書くのはまたちょっと別~)英語というのはこんな感じ、ということで。
今回さらに脱線するんで書かなかったのはこれまた友達の影響で文語文で使うような言葉を話すこともあるんですよね。Alas、とか'Tisとか、そういう「主に文面で見る言葉」をわざとぶっこんでみたり。それもまた自分の話すスタイルからそう外れた物ではなくて、ちょっとばかりしっくりくるようなところがあって。
めちゃくちゃくだけたしゃべり方よりはちょっと堅い方が性に合うのかな、と。(日本語だと割と堅めの口語になるんですがねえ)
どんな言語でもそうですがしゃべり方、言葉の選び方というのは自分のプレゼンでもありアイデンティティの現れなのだな、と思います。
今日の一曲: フランシス・プーランク トランペット、ホルンとトロンボーンのためのソナタ 第3楽章「ロンド」
前回に続いて今回はちょっと違った金管のための曲。これもなんか昔から知ってる曲っぽいです。(うちにはプーランクの小規模器楽曲全集みたいなCDセットがあるので・・・)
それにしても金管五重奏(トランペット×2、ホルン、トロンボーン、テューバ)ならまだしもこの3つの楽器を取り出して、というところがまず面白いですね。一応3人いるので三和音は奏でられるし、その気になれば3声のフーガだって吹けちゃう。
ただし他にこの編成で曲が少ないことを考えるとやっぱりなにか足りないものがあるのかな。
(プーランクはいろんな楽器やいろんな楽器の組み合わせで曲を書いてますが、他にも「クラリネットとファゴットのためのソナタ」を書いていて、なんかこう最小限の楽器で書くことを実験してたのかなあ、という印象を受けます)
ソナタ自体も本当に小さな楽章の集まりなのですが、それにしてもプーランクらしいちょっとひねくれたユーモアがそこここで顔を出す、なんとなく笑顔になるというかたまに笑っちゃうこの第3楽章。
長調になったり短調になったり、強弱で遊んだり、トロンボーンのスライドが(1回)入ったり。
金管五重奏の時と違って結構各パートが独立しているというか、ブラスが集まった時の「共に奏でる・合わせる」感とはちょっと違う立ち位置にあるのがまた不思議。
プーランクは結構当たり外れが大きい作曲家という印象が私にはあって(外れの曲も弾いてきました)、一見あんまり意味のないような、とるにたらないような曲でも「当たり」になることがちょくちょくあるのが彼の音楽の特徴だと思います。
あんまり巨大な曲は書きませんし、がっつりじっくり派でもないですし(フランスの作曲家ですしね)、でも独特な魅力を持った、まるでいたずらのような感覚で心を動かす曲を書くプーランク。
だからこの曲も含め、彼の作品は愛せずにはいられません。少なくとも憎めない感はあります。
ユーモアのセンスもそれを表現するセンスも、フランスのエスプリの大事な一側面というか、それだけで特殊な才能なんじゃないかな、とつくづく思います。