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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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オーストラリアと同性婚(自分の身の回りのこととして)
前回のエントリーに拍手ありがとうございます。
日頃訪れていただいている読者さん、いつもどうもです~

今日はちょっとまだ考えまとめ中、自分でもなかなかまとまってない話について・・・

このところ(大雑把な時期範囲ですが)オーストラリアで盛んに叫ばれていることがあります。
それは同性同士の結婚を法律で認めてはどうか、ということです。
いろんな新聞やネットで何回も国民意識を調べる投票が行われていますが票の伸びこそ違えどどこにいっても賛成が多数で。
さっさと法変えちゃえよーという声が良く聞かれます。

同性結婚を法律で認めるかどうか、というのはもう何年前からも議論されていたことで、確か高校の英語の授業で新聞などから時事問題を読んだり分析したり意見を交わし合ったり文にしたり、という授業でもわりと「ベタな方の」トピックという認識だったんですよね。つまりメディアでよく扱われる、結構身近であり活発に議論が行われている、そして価値観や社会に大きな影響を与える、というトピックで。
それが最近特に認めようじゃないか、という一般社会からのプレッシャーが強くなってきてる、というか。
社会の価値観に法律・行政が追いついていない一例だと思います。

毎年秋に行われるシドニーのMardi Grasのお祭りの規模から垣間見れると思いますが、オーストラリアはジェンダーマイノリティの方がかなりいますし、社会としては割とそういう人に対して寛容な国のようです。
街で女性同士、男性同士で手を繋いだりキスしたりだとかはそんなには珍しくないですし、話すにも同性が好きでも異性が好きでも特にみんな扱いは変わりません。
オーストラリアは一応キリスト教徒の多い国ではあります。ただ知り合いに同性愛者の人がいたりするケースも多く、そういう人が差別されたりせず、好きな人と幸せになることを願っている人がきっと多いのかなーと思います。そういう意味では本当にこの国の多くの人に影響する問題だと思われますね。

音楽を始め芸術畑にはゲイが多い、ということは一般的に言われています。実際にそうなのかは分かりませんが音楽関連で人付き合いをするようになってから知り合いにゲイの方がだんだん増えて、今年になってからはゲイの(直接の)友達も数人できました。
色々話を聞く限りでは例えば日本の新宿二丁目みたいにゲイの方が集まるエリア、というのはないようなんですが特化したクラブやなんかはあるみたいで。
いろいろなんだかとっても身近なことになりつつあり、新しく知ること学ぶことたくさんあります。

こないだ書きましたが友達、後輩たちがなんといっても愛しいので(笑)みんな幸せになって欲しいなと思っています。
恋人がいるとかいないとかもまだわかりませんが、例えば同性愛者の友達が結婚したいなーと思ってて結婚できなかったら悲しいな、つらいな、とは思います。
結婚=幸せとは限らないし、結婚が幸せの唯一の形だとは思わないし、幸せになるには結婚しなくちゃいけないとも思いませんが結婚を望む人が異性だろうが同性だろうが結婚できるようになるといいな、と。

以前このブログに書きましたが私も自分で同性が好きか異性が好きか、スタンスが大分曖昧なところにあるので。今まで恋愛対象として好きになった人は男性だけれど女性に心惹かれるところも多々ありますし、女性をこれからを好きにならないとは限らないし。ついでながらなかなか他人を恋愛対象として見ないようになったのでどっちにはっきりした偏りがあるわけではない、みたいなところもありますし。
だから将来自分が同性を好きになってつきあって結婚したいと思って、そういう壁があったら辛いだろうな、とも思います。

一見他人事とも見えることけれど本当は他人事じゃない、とっても身近で大切な話なんですよね。
ただ全く変わる見込みがないわけでなく、きっと同性婚はオーストラリアで(国レベル、または州レベルで)法律で認められることは間違いないと思います。
それに関してどれくらい時間がかかるのか、が今のところわかりませんが・・・民意は賛成、ということみたいなので。そんなに悲観はしていません(少なくとも私は)。

私の直接の友達、知り合いだとまだ男女で結婚する人も少ないです・・・友達の友達とかなら結構居ますが。こないだ出産した友達も結婚はしない、ということですし。結婚式なんか高校生の時に数学の先生の結婚式行ったっきりです(笑)
異性同士でも同性同士でも幸せを祝える機会になるべく多く立ち会えるといいな、と願っています(自分のことは完全にほったらかしで(笑))


今日の一曲: ピョートル・チャイコフスキー 「くるみ割り人形」より「金平糖の妖精の踊り」



同性愛者、と一口に言ってももちろん一人一人個人の性格はありますし、大まかなタイプも複数あります。
いわゆる「おネエ」と呼ばれる雰囲気がある人だったり、全くそういったわかりやすい雰囲気・特徴がない人だったり。
女性が嫌いな男性のゲイの方もいれば、女の子たちとまるで自分が同性であるかのようにアクティブにつるむ男性のゲイの方もいます。
そんななかチャイコフスキーは恋愛対象としては男性に惹かれるけれど、女性を美しい、別の意味で愛しい存在として見ていたようです。(ロルカと似た感じですね)

チャイコフスキーがいわゆる「おネエ」的な面があったという話は聞きませんが、ものすごく内向的でこじんまりしたスケールの音楽を書くときのとても女性的な繊細さは大変特徴的です。
「くるみ割り人形」の主人公、小さな少女クララの愛らしさ、勇敢さ、そして素直さ、かわいらしさ、純真さはステージにダンサーが立つまでもなく、言葉なきこの音楽にあふれています。

さらにこの「金平糖の妖精の踊り」。
金平糖の妖精が誰か、というのは複数解釈がありますが(お菓子の国の女王である、とかクララが変身した姿だったり)、そのはかなくしなやかながら凛とした部分もある、ある意味「象徴的(symbolic)な」女性の化身ともいえる、そんな不可思議な、ガラス細工をも思わせるような「存在」・・・
バレエの衣装も白いチュチュに銀色の刺繍や飾り、とまるで雪のような、氷のような、人間離れした感覚を思わせます。
それをチャイコフスキーはおそらく同性愛者として独特な感性と表現で創りあげます。

ご存じのとおり、この「金平糖の妖精の踊り」はチェレスタという楽器が世に出ることとなった初めての曲といわれています。
やわらかく丸く、機動力と繊細さ、愛らしさを兼ね備えなおかつ鍵盤で弾けるというこの楽器の特性は(もちろんその用途と意味、表現の幅は現代において大きく広がりましたが)今でもこの金平糖の妖精という存在と深く深く関連づけられています。
そしてこの曲から今に至るまで私がチェレスタの魅力について一番強く思うこと、それは「チェレスタは闇の中で一番美しく輝く」ということです。
有名な曲ではありますがあらためて耳を傾けていただければ、と思います。

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メルボルン(+α)のマーケット
前回のエントリーに拍手ありがとうございます。
オケ小話やりたいです!いろいろ考えてます!

今回はええかげんにせい、ということでちょっと趣旨を変えて。
今日はなんと(そんなに暖かくないのに!)キョウチクトウの花が一つ咲いていて。一応メルボルンも春になって外に出るのが楽しい季節になってきました。週末は30度超えです。
ショッピングセンターに行くのもいいけれど、メルボルンには素敵なマーケットが日曜・土曜に開かれます。
普段食べる野菜や、日常品を買うのにも良いけれど観光にももってこいのマーケットを今日はいくつか紹介してみようと思います。
各マーケットに出ている店や商品についてはリンクしています公式ページを是非参照してください~

Arts Centre Market
場所: サウスバンク(シティから徒歩数分)
開催: 日曜、10:00 - 16:00
シティにいちばん近いマーケットです。今はHamer Hall周りの工事で規模収縮していますが、メルボルンらしい、オーストラリアらしいお土産を買うにはここが一番!
クラフト系統、食べ物、服や鞄などいろいろあるなか写真をポストカードにしたものがとっても素敵!送ったり飾ったり、Artyな街メルボルンのいい思い出に。
それからちょっとお値段は張るのですが鉱物(めのうなど)のディスクを回すタイプの万華鏡のお店では毎回足が止まりますね!一番小さいのでも200ドルだったかな、とっても美しいのですが軽々しくは買えないなあ・・・

St. Kilda Market
場所:  St. Kilda Beach(シティから16番・3a番・96番のトラムで南へ15分ほど)
開催: 日曜、10:00 - 17:00
St. Kildaのビーチ、海を見渡すことができる活気にあふれたマーケット。
私は以前ラベンダー入りのヒートバッグ(レンジでチンするタイプ)をここで買っています。他にもアクセサリーやクラフトなどが充実している印象でした。
先ほどのマーケットは屋根の下の部分もありますが、こちらのSt. Kildaは完全に陽の下なので春や夏には特にしっかり日焼け対策をしていくことを強くおすすめします。

Queen Victoria Market
場所: シティ内、William StとVictoria Stの角あたり
開催: 火・木・金・土・日の朝~午後(詳しい時間はサイト参照)
シティ周りに住む人たちの毎日の買い物、ちょっとこだわりの品、お土産品、服などが広いマーケット内で全部カバーできます!
私がここで見つけたイチオシの品は手作りポートワインのお店にあったらチリ味、チョコレート味など様々なポートワイン。味見もできたはず。

日常も愛用される、このようなタイプのマーケットには他にもPrahran MarketSouth Melbourne Marketがあります。後者では春の間、期間限定(今年は10/20~11/24)でStyle After Darkという夜間マーケットがやってるそうです。生演奏などもある楽しそうなイベントです♪

Rose Street Market
場所: Fitzroy(シティから112番トラムで北に10分ほど)
開催: 土日 11:00-17:00
Rose Street Artists Marketの名の通り、ユニークなクラフト品がそろったマーケット。規模は小さいですがここでしか見つからない、世界に一点だけのものがたくさんあります。中にあるカフェで一服しながらゆっくり悩みたいところです。このマーケットの雰囲気、そして置いてあるものの魅力がたまらない!
Facebookで友達から聞いた話なのですが、このRose Street Market、William Gibsonの小説「Zero History」で言及があるそうです。メルボルン在住の人にはおもわずにやり、な登場ですね~

最後にメルボルンの外になりますが、お気に入りのマーケットをもう一つ。
Salamanca Market
場所: ホバート(タスマニア)、シティから徒歩数分
開催: 土曜日 8:00 - 15:00 (祝日の扱いについてはサイトを参照)
もはや観光地として大変に有名なタスマニアの州都ホバートのマーケット。出店店舗数の多さ、取り扱い品のバラエティ、訪れる人の数などでは自分が知ってる中でも最大級のマーケットです。
タスマニアが誇るラベンダーの品や、オーストラリアの様々なはちみつ、木の工芸品、シープスキンなどなど目移りしてしまうラインアップ!
私個人としてはやっぱり昆虫の標本の店(まだ買えて)に一番心惹かれます♪
公式サイトにあるこちらのガイドを参考に是非早起きして参戦してください~


今日の一曲: エマニュエル・シャブリエ 「スペイン」



サラマンカ、というのがもともとスペインの地名であること、それからこの曲の雰囲気が活気のある週末の朝のマーケットに似ている印象ということからのチョイス。
ちなみに友達がスペインに旅行にいったときにマドリッドにいったら「即座にこの曲が頭のなかで聞こえてきた」そうです♪

シャブリエはフランスの作曲家。このブログでも何回か言及していると思いますがスペインに関する有名な曲を書いている作曲家の多くがフランスの作曲家だったりします。スペインはイスラムの文化に影響を受けたりと国境(山脈)一つへだてただけでこれほど違うのか、というエキゾチックな雰囲気があり、身近ながらもとても異なるなにかがあったんだな、と思います。

民族性としてもやっぱりスペインは陽気で情熱的で奔放で、というイメージが強く、それがこの曲にも現れています。Playfulというか、とにかく自由で太陽のような明るさで。
でも曲の華やかさはフランス人が書いたもの特有、といえるようなものもありますね。

この曲で特徴的なのが最初から聞いていくと2拍子に聞こえるけれど本当は速い3拍子なんだぜ!というリズム(何回か聞くうちに最初から3拍子で数えようとしてみてください、難しいですよー)。
そしてもう一つ言及したい!と強く思うのがファゴットの活躍。オーボエの兄弟であり歌わせる方が得意なのですが、今回はわりと歯切れの良い、早めのパッセージを奏でます。(確かオーケストラのオーディションでも使われるはず、ここは)
ファゴットのちょっと間の抜けたような、carefreeな音色が本当に魅力的に聞こえる一曲です。

リンクした録音はこの曲やシャブリエの他の曲以外にもラヴェルのボレロなども楽しめる一枚。
ボレロだけじゃなくラヴェルだったらスペイン狂詩曲とか道化師の朝の歌などもスペインつながりで入れて欲しいなあ~フランス人の書いたスペイン音楽のベストアルバムがあったら面白そうなんですが。

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メルボルンの春・Festive Season!
昨日更新するはずだったのにすみません、途中で書いたの消えました(汗)
そんな間にどうやらメルボルンには春が来たようです。
気温、風、光、ヤドカリの行動、自分の心持ち、音楽に対する感じ方考え方など色々徐々に変わってきました。
精神状態の調整、ピアノのレパートリーの調整などこれからいろいろしていきたいです。

そしてこの時期は音楽の諸団体が来年のプログラムを打ち出す時期でもあります。今のところオンラインで見られるパンフレットを出しているのはメル響、そしてAustralian Chamber Orchestra(こちらは印刷板も届いてます)。Musica Vivaも近日公開らしいと聞いています。メル響は印刷版が届く・・・はずなのでその時に改めてハイライトをゆっくり。来年も

そんなメルボルンの春はFestival系統のイベントがいろいろあります。
まずは王道中の王道のRoyal Melbourne Show。Flemington Racecourseで行われるイベントです。(学校の春休みに合わせて行われてます。今年は9月24日から10月4日)
野菜だったり動物だったり、農業系統の品評会があったり、動物とふれあえるコーナーがあったり、メリーゴーランドなどの乗り物、それからおもちゃなどが入ったShow bagを売る屋台があったり、子供の時は本当に楽しみな、多くの家族連れが訪れるイベントです。

そして今年話題を呼んでいるMelbourne Spring Fashion Week。(9月5日~9月11日)
今年はモデルのオーディションで、妊婦さんや癌治療で髪の毛をなくした人などさまざまな体型、外見の人を受け入れしたとの話で。摂食障害とメディア・文化の影響、ボディイメージに興味がある視点からみると本当に素晴らしいことだと思いますし、実際どういった感じになるのか楽しみです。
そしてこのファッションウィークの一環として去年ちょっとのぞきにいったAlternativeファッションのイベント、Worn Wildが9月10日に行われます。昼過ぎなら行けると思うのでちょっとまた覗いたり、こんどこそちょっとゴス的なアイテム・服を買ったりできないかな~と思ってます。(一時帰国の前の日ですが・・・)

でもなんといっても毎年楽しみにしているのが「自分のルーツを確認する週間」であるMelbourne International Festival of Brass!(9月25日~10月1日)今年は一時帰国から帰ってから、ということでファイナルコンサートのチケットを予約しました。Melbourne Town Hallにある南半球最大のオルガンと金管アンサンブルがタッグを組んだプログラムで、楽曲提供に以前大学の作曲科担当でしたBrenton Broadstock(彼の曲は縁があって、とても好きなのです)もいますし、そしてアンサンブルのDirectorがユースオケの指揮者さん、Fabian Russellなのでこれは外せません。(そして友達が来てたらあとで飲みに行くのも!)

音楽のフェスティバルといえば(今回ダフニスとクロエ演奏が決まって行けないことが決定した)Port Fairy Spring Music Festival(10月14~16日)。先生を始め様々な音楽家が弾いたり話したり、マスタークラスなどもあったり音楽以外のアート形態も交えた楽しいウィークエンドです。
先生が!弾いてるのに!(でも私が弾くダフニスとクロエもラヴェルですし、先生もラヴェルのマ・メール・ロワ弾くという偶然はすごいですね)

そうそう、そのダフニスとクロエ(バレエ全曲)のスコアを大学の図書館で借りて聴いたりしてみました。
まだ一回目なので一部しかあれなんですが、これから読み込んで聞き込んでしっかり身につけたいと思います。リハーサルが楽しみです!


今日の一曲: たま 「どんぶらこ」



(さすがにまだダフニスとクロエはまだ・・・)

たまの音楽を聴くのは夏が比較的多いのですが、今年の冬は知久さんの曲になにか(小学校以来の珍しく高いレベルで)感じるものがあって、冬の間も多く聞いてました。
そんななかこないだいきなりぐっときた曲が柳原さんのこの「どんぶらこ」。アルバム「さんだる」収録なので本当にちいさいときから知り親しんでる曲です。

たまでは知久さんがギターまたはマンドリンを受け持つことがあって知久さんマンドリン・柳原さんギターの組み合わせもいいんですが(オリオンビールの唄とか)、「どんぶらこ」のダブルギターは共鳴の心地よさはんぱないですね!
全体的にこう、歌詞にあるような流れる、波のようなイメージで。ギターのハーモニーもリズムもとにかく気持ちいいのです。

気持ちいいと言えば私の声は比較的柳原さんの声域ににているので歌いやすく、さらにメロディーの比較的低音の部分が歌ってると自分の体にいい感じで共鳴するんです(笑)これ気持ちいい♪

歌詞のイメージも割と子供心にイメージしやすかったのかな。
「福助」とか「紳士淑女」とかこの歌詞から覚えているような、そんな遠い記憶があるんですよね・・・

とにかくこう、この歌を通じて今自分は水に共感を求めている、というか水の抽象的な感覚を求めているのかな・・・

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The Very First Baby Shower!!
ちょっとご無沙汰してました~
無事車でメルボルンから北東へ3時間くらい?のところに住んでる友達の安産願い、Baby Showerに行って来ました。
そして無事、私たちがいる間に陣痛が来なかった(笑)一応21日ってことになってるのでまだもうちょっとかな。

とりあえず今回の顛末をできるだけ時系列で、写真を交えて。

親友の家の車(ワゴン)で大量の寝具を持参して出発。(途中で財布を忘れたことに気がつく私・・・)
ワインで有名なYarra Valleyを超えたところにある町、Yeaでいったん止まり。なにやらパイ関連で賞をいろいろもらっているらしきパン屋さんでパイを食べ。
そして向こうに持ってく夕食・朝食の材料などなど大量にお買い物。
妊婦さんは食事制限があるので(事前にその子の一番仲良い友達に連絡が来てますが)大変です。キノコ類は菌類なのでNG、固形チーズもNG、卵も完全に火が通ってないとダメ、etc. etc...
とりあえずリゾットを作ろうと言うことでSweet Potato(日本のサツマイモとはちょっと違うオレンジの)、Leek(ネギのぶっといの)、玉ねぎなどたくさん買い込んで。
さらに荷物が重くなり再出発。

そして向こうに着いてゆるーくお集まり開始。
0c2e84f6.jpg 96a492d2.jpg 






006a.jpgパーティーフードはこんな感じ。どれもこれもオージーにとっては子供のころからパーティーフードとして食べてるものばかり。(1枚目の奥のFairy Breadとか、3枚目のHoney Joyなど)馬のモチーフが多いのはおめでたの友達が馬好きで、ここの牧場で馬をたくさん飼ってるので。あ、パンチはもちろんアルコール抜きです。

そして一通りみんな集まったところでプレゼントをあけたり、子供向けの歌のCDを流して(オーストラリア育ちでない人も結構いますが)懐かしがったり。
それから赤ちゃん・妊娠関連のクイズを交えたPass the parcelなどのゲームの時間。
筆記クイズにはNursery Rhymesのクイズや(ネイティブでも大分あやふやなところ結構あるんですよねー)、今回主役の友達についてのクイズ、それから生まれてくる赤ちゃんについての予想など。
ちなみにこのケースでは友達、そして彼女のボーイフレンドともに青目ではないのですが青目の劣性遺伝子を2人とも持っているので隔世遺伝があるそうなので「目の色」の項目は単純計算25%の確率に賭けてみました(笑)そして出産日は「今日は生まれなかったねーやっぱり予定どおりにはいかないか」と安心した隙に、と予想して予定日の次の日に(笑)さあ現実はどうなるかな~

その後は本読みの時間。リハーサル、と言い訳して私たちは寝転がってプレゼントにもらってた大人向けの絵本(これ。すごい面白いです(笑))とか子供のための絵本(これ。プレゼントをあけたときみんなから歓声が上がりました)とかを聴いて。
そしてお母さん・赤ちゃんに向けたメッセージをカードに書きながら、DVDをつけながら(Robot Chicken: Star Warsの1と2。ものすごく気に入りました)、子供が将来読むための手作りリレー絵本の作業を開始。
22b93fee.jpg私は2番目で、まだお話も始まったばかりだし2周回ってくるだろうから様子見、と普通に色鉛筆で描いたらみんな楽しくなっちゃって切り絵、飛び出す絵本(写真右奥)までやったりで時間がかかって結局1周しか回らず話も全然途中、ということに(汗)まだ読めるようになるまでには大分かかるので次回来たときに続けよう、という話にはなってますが・・・
ちなみにお話は月に住んでいる女の子とその友達で地球に住んでる女の子の話。地球に住んでる女の子が月に遊びに行くのだけれど・・・という。

夕飯は前述リゾット。これから生まれる赤ちゃんのお父さん、つまり友達のボーイフレンドが仕事から帰ってきてフットボールを見ながら団欒。(試合はものすごい点差でした・・・放送されてなかった試合は1点差、とかのもあったのですが)近くの町でスキー用具のレンタル店で働いてるので主に朝早く・夕方に仕事に出るそう。牧場や友達の世話もやってますし3匹の犬(パピヨン)と緑のインコ(大)にもすっかり懐かれて。頼もしそうでしたよ~

007a.jpg011a.jpg先週はメルボルンもそっちの方も暖かくて天気が良かったのですが週末は気温もちょっと下がって雨気味。左写真の様にもくもくと雲が山にかかります。
次の朝も「朝日が山を越えて窓から入ってきてまぶしいよ」と聞いてたのにソファで目を覚ましたら右写真の様な風景に。
そもそもこんなにあたりが緑色なのも十年ぶりとからしいです。

017a.jpgそんな天気なので足下も大分湿り気味、むしろそれ以上で。(ちなみに車も大分汚れてました)
でも夜の間?に牧場に子馬が生まれたというので散歩がてら見に行きました。
牧場を歩いて足がぐちゃっと行きましたよ(笑)でもそういうのも結構好きです。あとでつま先冷たいですが。
馬は写真撮りませんでしたが生まれて1日未満の子馬のなんと元気なこと!人間はこうはいかないようなあ、とつい。周りで大人の馬がちょっと守ってる風なのが印象的でした。見たところ濃い茶色で額に星がある模様だったのですが「きっと灰色になるよ」とのこと。うーん、そういうものなのかな・・・

0ed357ad.jpgそして昼ご飯は卵料理など。(Hollandaiseソースも手作りだそうです)「ガフールの伝説」のDVDを見ながら。
日本のTVCMでは何回か見てるんですがこっちでは(オーストラリア・アメリカ合作にもかかわらず)あんまり宣伝してなかったそうですね。でもオージーにはおなじみ(らしい)の有名人のキャスト勢揃いだったり、あとは景色やフクロウの種類とかオーストラリアだなあ、と思わせるところ諸々。特に炎のシーンは「オーストラリアのBushfireだ!」とものすごく実感。

そして一通り片付けものをしてから帰路へ。まだいつ生まれるかはわかりませんし、どれくらい経ったら落ち着くかわかりませんが一応連絡がくるようなので、そしたらまたみんなで遊びにいく予定です。
(普段はその友達は保育の仕事もやってますし大変だとしてもものすごい大変なことになるとは思いませんが・・・)
お母さん、赤ちゃんともに健康に、なるべく困難なく生まれてくることを願っています。

先週末は私にとってもいい息抜きになりました。今日も無事レッスンして、ちょっとつかえがとれたような気がします。
(願わくは書き物が進みますように・・・絵本の件で少しリラックスしたというか、前ほど思い詰めなくはなったとは思うのですが。)


今日の一曲はお休みです。

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所謂Retail Therapyではない・・・と思う。
今日の朝出かける前にピアノの練習をすませていたら残念なお知らせが。
メル響から「今は鍵盤楽器でcasual player auditionはやってない」とのこと。今後募集したときのためにファイルはとっておく、とも言ってたのですが微妙にダメージ。

そんなダメージを実感するまもなく今日はお出かけで忙しかったです。(帰ってきて仕事もやりました)。
今日はお買い物の日でした。たまーに外にでるときは大抵お買い物です。
まずは今週末のBaby showerのプレゼント。
004a.jpg 005a.jpgこっちにきて以来の友達、今妊娠38週目になるところ。女の子だそうです。
田舎の方で農場を経営したりしていて、同じく15年のつきあいの友達みんなで向こうに出向いてお祝い&安産願い&家事手伝いする予定。
みんなで子供がちょっと大きくなったら読めるような絵本作りだとか、ゲームやクイズなどもする・・・とのこと。

ちなみに妹が子供服店で働いてるのでアドバイス&社員割引もらいました。とってもありがたいです~
それから先は私のお買い物。
Forever Newで買ったのが演奏用シャツ。襟付きシャツなんですが薄く透けるふんわりしたデザイン。袖がまくりあげられたスタイルになってるので弾くにいいかな~と。(下に着るキャミソールももちょっとそろえたいなあ)
そしてBardotでドレスを買いました。大抵ドレスは妹が買ったやつを貸してもらうパターンが多いので珍しいです。それもこれもこないだのAlchemy Gothicに併せるため。(別に着ていくところが今あるわけじゃないです・・・)
ちなみにこんなドレス。背が低いので丈は写真よりも長く見えます。

それからアン・ライスのVampire ChroniclesシリーズからThe Vampire Armand。

以前図書館で借りて読んだ感想がこちらに。このシリーズは結構好きなんですがそれでもネタバレ平気、シリーズは順番に読むのではなくとりあえず図書館で借りれるものから、という程度の好きでして(汗)(それでも読み進めたい気持ちはありますよ、もちろん)
でもこのThe Vampire Armandは後々から「あー、もっときたいな~」と思ったので今回購入。結局でもまだ読む本山積み・本読む時間もないのですが・・・
でも読むのが楽しみです~

今回はここら辺で。なんだかまだ慌ただしいのですが今夜は少し休もうと思います~



今日の一曲: セルゲイ・ラフマニノフ 「鐘」 第3楽章



これ、以前に全体として紹介してたんですね(汗)なんて迂闊な。
今Quotebookにこれのもとになったポーの詩「鐘」を入れたのと、今日Twitterでこの曲についてつぶやいてたので今日チョイス。

第3楽章はBrazen bells=真鍮の鐘。真鍮というと金管楽器のあれなのと、あとなーんとなーく半鐘みたいなイメージが。本当に激しく燃えさかるような、渦巻くような、混沌とした曲。
音色やハーモニーがポーの詩で使われているClanging, Brazen, Despair, Twanging, Clamourなどの言葉に本当にぴったりくる曲です。

この曲を弾いたときはすぐ近くにホルン(6人)がいたのでホルンが元気よかったのが印象に残ってます。そしてこの楽章はチェレスタが休みでピアノが活躍する楽章でもあります。(といってもオケの一部にすっかりなってまして聞こえるかどうかは微妙なのですが・・・)

さらにこの第3楽章は声楽のソリストが歌わない、合唱が全面的に前にでて活躍する楽章。たくさんの声音の声が集まってできる音色はこの楽章のカオス、叫び声に本当にふさわしくとってもパワフルな合唱が楽しめます♪

ラフマニノフもロマンチックばっかりじゃなく、ものすごく計算された、激しい、不協和音的でロシアの荒々しさ・土臭さを備えた音楽も書くんだよーとちょっとだけ主張(笑)
第3楽章、ぐっときますよ~エキサイトがほしいときに割と気軽に聴きたくなります。

(この「鐘」の詩なのですが、ラフマニノフはバリモントのロシア語訳(translationというよりはadaptation)を使ってて、それをまた英語に再翻訳したものが使われたりもしてます。ただやっぱりロシア語バージョンが音楽にマッチします。リンクしたのは・・・どっちの言語かわかりません)

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