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以前Alain de Bottonの「Architecture of Happiness」を読んで以来、建物のデザインに現れる人の思い、というものをメルボルンに当てはめて話をしてみたいな、と思ってきました。
ずいぶんの間忘れていたのですが、昨日妹が日本は古いと新しいの絡み合いが(価値観とかも合わせて)なんだかうまくいっていないような気がする、というような事を言っていた(言わんとしていた)ことがあって。
まあ私もそうは思うんですが、メルボルンも結構そういうとこあるよ、と思ってふと思い出しました・・・ので今日気持ちがついてきているうちに書きます。
メルボルンのシティ周りを見るだけでもその建築がわりとはっきり2種類に分かれていることに気づくと思います。
一つは昔からある、ヨーロッパのスタイルにのっとって作られた建物。(法的に保護されているものも多いです)
もう一つは最近増え始めたちょっと奇妙な現代建築。
現代建築のデザインには色んな人が賛否両論ありますが、とりあえずこの2つのスタイルはいまメルボルンに共存しています。
どれだけ上手く共存しているか・・・というのは微妙なところで。
今Windsor Hotel(保護対象)の古い建物の上に新しく高層ビルを造るかどうかでもめてますし、鉄道関係のフォーラムでは主要駅の一つFlinders Street Stationの老朽化がひどく、保護対象で修復がほとんどできないことに疑問が投げかけられています。
メルボルンで新旧の建築が静かにせめぎ合っているのには理由があると思います。
メルボルンは古くから「リトル・ロンドン」という愛称で親しまれ、その古風な建築やイギリスの町に似た雰囲気を魅力としていました。
ただやっぱりオーストラリアも一部共和国になる動きがあり、そこまではいかなくともイギリス離れしたい動きが何年も静かに存在していて。
さらにメルボルンは首都でもなく(首都はキャンベラ)、第1の都市でもない(第1の都市はシドニー)ユニークなポジションにあって・・・やっぱりアイデンティティを強く打ち出したい気持ちがものすごくあるのでは、と思います。
メルボルンの現代建築は一見「なんだかな~」と思うようなデザインのものが多いのですが、それもまた新しいアイデンティティを打ち出したくて試行錯誤している姿なのかな、とおもうと若干仕方がない気もします。
それでは写真ギャラリーをどうぞ。

左:旧大蔵省。今はメルボルンの歴史博物館だそう。隣の州会議事堂とともに結婚式の写真ロケーションとしてもよく使われています。
右:Federation Square。レストラン、美術館(Australian Centre of Moving Image)、観光情報局などありいつも賑わっています。

左:王立展示館。世界遺産であり、大学の試験会場だったり、妹はこんど卒業式をここでやるそう。
右:Melbourne Exhibition and Convention Centre。この傾いたデザインは他にも高速道路の脇のモニュメントなどでも見られます。
Flinders Street Station。前は立派なのですが、地下通路とかプラットフォームとかはちょっと老朽していて・・・他にも以前使われていたけれど今は使っていないスペースなどもこの建物の中にあるそうです。
駅といえばメルボルン最大の駅Southern Cross Station(旧Spencer Street Station)はメルボルンの建物の中でかなりデザインが物議をかもしだしました。
こちらの公式サイトの写真を見ていただければわかると思います。
デザインだけでなく大雨・雹の日に破損なども受けましたし・・・迷走するメルボルンのものすごく良い例なんです。

メルボルンの古い建物もう2つ。
左:聖パトリック大聖堂。メルボルン最大の教会です。夜に通りかかるのが多いので(Fitzroyから歩いてシティに戻るとき)夜の写真しかなかったです。
右:Royal Arcade。近くにあるBlock Arcadeとともに内装が昔のスタイルのままです。お店もちょっと粋なお店が多くて私のお気に入りアーケードです。

シティの北西に最近できた新しい開発エリア、Docklands。
デザインも実際に人が住んだり使ったり訪れるのにも成功しているとは言い難いとの評判ですが、外に彫刻がいっぱいあったりして私は好きです。
ちなみに右の写真には古い型のトラムが。
シティでトラムの中から撮った写真。
迷走もある程度許容すると言いましたが、これはちょっと・・・(汗)
どこかは内緒です。メルボルンに来た際は探して見てください。
この建物、下もこうですけど上もかなり変なことになっていて。
統一感ゼロの建築なのです。
ヒント:最寄りの駅はMelbourne Centralです。
今日の一曲: ロス・エドワーズ 「Enyato II」 第2楽章 「White Cockatoo Spirit's Dance」 (ビオラ版)
Australian Music Centreのリンク(試聴は第1楽章のみ)
ロス・エドワーズ。オーストラリアの作曲家でものすごく音楽スタイルが好きな人です♪
同じオーストラリアでもたとえばSculthorpeはクイーンズランドのような「湿ったオーストラリア」のイメージがありますが、エドワーズは「乾いたオーストラリア」のイメージが。
このEnyato II(タイトルから分かるようにIとかIIIとかもあります。まだお目にかかれてないのがおおいのですが)はバイオリンまたはビオラが無伴奏で弾くように書かれた曲。
そのうちの第2楽章がたまに単独で演奏されていて、「White Cockatoo Spirit's Dance」の副題で知られています。
White Cockatooは白い羽と黄色いとさかを持ったキバタンのこと。
あまり詳しいことはわからないのですが、先住民アボリジニの自然崇拝につながるイメージがあるようです。
ロス・エドワーズの変拍子のリズムはストラヴィンスキーの「春の祭典」に似たものがあって、くるくる拍子が変わるのがものすごく生き生きしていて、そしてこんなにリズムが変わるのにこんなに自然に感じるのにびっくりするくらい。なんだか変拍子には「自然」を感じますね。リズムが一定なのは人間の創った感覚じゃないかと。
決まった調で書かれているわけではありませんが、調を感じる音楽な為、♯系から♭系に変わった時の色彩ががらっと変わるあの瞬間は愛しいです♪
どれくらいエドワーズの音楽がオーストラリアを代表しているか巷のことはわかりませんが、私にとって彼の音楽はいつでもオーストラリアらしく、その自然だったり、身の回りに感じるものをより鮮やかに、大切に感じます。明るく喜びのエネルギーに満ちたリズムと色彩が本当に嬉しくなります♪
リンクしたCDなのですが、最後のトラックの曲は尺八のために書かれています。(私もまだ聴いてないのですが・・・)確かオーストラリアの作曲家が尺八のために曲を書いているのはこれだけじゃないはずですよ。
ずいぶんの間忘れていたのですが、昨日妹が日本は古いと新しいの絡み合いが(価値観とかも合わせて)なんだかうまくいっていないような気がする、というような事を言っていた(言わんとしていた)ことがあって。
まあ私もそうは思うんですが、メルボルンも結構そういうとこあるよ、と思ってふと思い出しました・・・ので今日気持ちがついてきているうちに書きます。
メルボルンのシティ周りを見るだけでもその建築がわりとはっきり2種類に分かれていることに気づくと思います。
一つは昔からある、ヨーロッパのスタイルにのっとって作られた建物。(法的に保護されているものも多いです)
もう一つは最近増え始めたちょっと奇妙な現代建築。
現代建築のデザインには色んな人が賛否両論ありますが、とりあえずこの2つのスタイルはいまメルボルンに共存しています。
どれだけ上手く共存しているか・・・というのは微妙なところで。
今Windsor Hotel(保護対象)の古い建物の上に新しく高層ビルを造るかどうかでもめてますし、鉄道関係のフォーラムでは主要駅の一つFlinders Street Stationの老朽化がひどく、保護対象で修復がほとんどできないことに疑問が投げかけられています。
メルボルンで新旧の建築が静かにせめぎ合っているのには理由があると思います。
メルボルンは古くから「リトル・ロンドン」という愛称で親しまれ、その古風な建築やイギリスの町に似た雰囲気を魅力としていました。
ただやっぱりオーストラリアも一部共和国になる動きがあり、そこまではいかなくともイギリス離れしたい動きが何年も静かに存在していて。
さらにメルボルンは首都でもなく(首都はキャンベラ)、第1の都市でもない(第1の都市はシドニー)ユニークなポジションにあって・・・やっぱりアイデンティティを強く打ち出したい気持ちがものすごくあるのでは、と思います。
メルボルンの現代建築は一見「なんだかな~」と思うようなデザインのものが多いのですが、それもまた新しいアイデンティティを打ち出したくて試行錯誤している姿なのかな、とおもうと若干仕方がない気もします。
それでは写真ギャラリーをどうぞ。
右:Federation Square。レストラン、美術館(Australian Centre of Moving Image)、観光情報局などありいつも賑わっています。
右:Melbourne Exhibition and Convention Centre。この傾いたデザインは他にも高速道路の脇のモニュメントなどでも見られます。
駅といえばメルボルン最大の駅Southern Cross Station(旧Spencer Street Station)はメルボルンの建物の中でかなりデザインが物議をかもしだしました。
こちらの公式サイトの写真を見ていただければわかると思います。
デザインだけでなく大雨・雹の日に破損なども受けましたし・・・迷走するメルボルンのものすごく良い例なんです。
左:聖パトリック大聖堂。メルボルン最大の教会です。夜に通りかかるのが多いので(Fitzroyから歩いてシティに戻るとき)夜の写真しかなかったです。
右:Royal Arcade。近くにあるBlock Arcadeとともに内装が昔のスタイルのままです。お店もちょっと粋なお店が多くて私のお気に入りアーケードです。
デザインも実際に人が住んだり使ったり訪れるのにも成功しているとは言い難いとの評判ですが、外に彫刻がいっぱいあったりして私は好きです。
ちなみに右の写真には古い型のトラムが。
迷走もある程度許容すると言いましたが、これはちょっと・・・(汗)
どこかは内緒です。メルボルンに来た際は探して見てください。
この建物、下もこうですけど上もかなり変なことになっていて。
統一感ゼロの建築なのです。
ヒント:最寄りの駅はMelbourne Centralです。
今日の一曲: ロス・エドワーズ 「Enyato II」 第2楽章 「White Cockatoo Spirit's Dance」 (ビオラ版)
Australian Music Centreのリンク(試聴は第1楽章のみ)
ロス・エドワーズ。オーストラリアの作曲家でものすごく音楽スタイルが好きな人です♪
同じオーストラリアでもたとえばSculthorpeはクイーンズランドのような「湿ったオーストラリア」のイメージがありますが、エドワーズは「乾いたオーストラリア」のイメージが。
このEnyato II(タイトルから分かるようにIとかIIIとかもあります。まだお目にかかれてないのがおおいのですが)はバイオリンまたはビオラが無伴奏で弾くように書かれた曲。
そのうちの第2楽章がたまに単独で演奏されていて、「White Cockatoo Spirit's Dance」の副題で知られています。
White Cockatooは白い羽と黄色いとさかを持ったキバタンのこと。
あまり詳しいことはわからないのですが、先住民アボリジニの自然崇拝につながるイメージがあるようです。
ロス・エドワーズの変拍子のリズムはストラヴィンスキーの「春の祭典」に似たものがあって、くるくる拍子が変わるのがものすごく生き生きしていて、そしてこんなにリズムが変わるのにこんなに自然に感じるのにびっくりするくらい。なんだか変拍子には「自然」を感じますね。リズムが一定なのは人間の創った感覚じゃないかと。
決まった調で書かれているわけではありませんが、調を感じる音楽な為、♯系から♭系に変わった時の色彩ががらっと変わるあの瞬間は愛しいです♪
どれくらいエドワーズの音楽がオーストラリアを代表しているか巷のことはわかりませんが、私にとって彼の音楽はいつでもオーストラリアらしく、その自然だったり、身の回りに感じるものをより鮮やかに、大切に感じます。明るく喜びのエネルギーに満ちたリズムと色彩が本当に嬉しくなります♪
リンクしたCDなのですが、最後のトラックの曲は尺八のために書かれています。(私もまだ聴いてないのですが・・・)確かオーストラリアの作曲家が尺八のために曲を書いているのはこれだけじゃないはずですよ。
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今日は朝から午後までずっとシティの方に。
帰ってきてすっかりくたくた。でも週末はきっと仕事なのでこうやって外に出れてよかったです。
朝一でまず精神医とのアポに。
特に話すような、心配になるような問題もなく、夏になるのでビタミンD濃度も心配ないかな、ということでビタミンDサプリもストップになりました。
太陽に当たることで増えるビタミンDは日照の少ない冬のうつに関連しているとも言われるので補助的な意味でこれまで飲んできたのですが、こないだの血液検査の結果から夏はちゃんと日光を浴びれば大丈夫でしょ、という結論に至ったわけです。
冬はまた調子が落ちる可能性がありますが、とりあえずのところ大丈夫。
サプリではあるんですが減薬はなんにしても良いことです。次のアポはリチウム濃度・甲状腺ホルモン・ビタミンD濃度の血液検査を終えた後2月の終わり。ずいぶん先ですが夏は心配ないので、そしていつでも連絡できますし。
ドクターが「でもなんかあったら手遅れになるよりは早めに連絡してね」といつも言っているのがやっぱり思いやりと信頼の証みたいでなんだか嬉しいです。
そしてその後はマッサージに。
シティにある日本マッサージのお店。「Miyabi(雅)」というところで、いつだったか妹が誕生日におごってくれて以来。
オイルマッサージもあるのですが今回も指圧にしてもらいました。
生まれて初めて「こってる」と言われてしまい(汗)でもデスクワークが主の生活になってしまったのでしょうがないですね。なんだか腰に負担がかかってて、そこから背中、そして肩にかけてこりが生じているのでは、という話でした。
身体を温めて動かすことが大事だそうです。そして今日は老廃物を流すために水分摂取を、とも言われました。
でもずいぶん背中・肩が軽くなって。そのうちまた来てこんどはオイルのほうも試せるかな?
メルボルンで大きな本屋といえばBorders。いつもいろいろお世話になっています。
今日は日本の母に貸したままおそらくこれから返ってこないであろうUrsula le Guinの「Earthsea」シリーズのメインの本をやっと購入。ずっと前に読んで、外伝的な話を今年読んでいたのですがこれがないと始まらない。
ファンタジー好きな私の中でもかなりの思い入れがある作品。これは知名度こそ低めなのですが(「ゲド戦記」として一部分アニメ映画にもなっていますが、原作者もあんまり満足じゃなかったようなので)、ものすごくクラシックな感じの、でもいろんなポピュラーなファンタジーでは見落とされがちな大切なことを大事に扱っていまっす。
詳細はまた読んでから。
Bordersにはなんと!私より大きい(長い)「はらぺこあおむし」のぬいぐるみもいました!
欲しいんですが165ドル(13500円くらい?)。大好きだし、魅力的なサイズと手触りですがどうしてもこれは・・・うーん。
メルボルンはどこもクリスマス色に染まってきています。
その筆頭がショッピングセンターMyer。シティの店は歩行者+トラムのみの通りに面したショーウィンドウが例年通りクリスマス仕様になっています。
今年は「くるみ割り人形」の物語が動く人形とナレーションでdisplayされています。
日陰のガラス越しなのでうまく写真がとれなかったのですが一枚、真夜中におもちゃの兵隊とネズミたちが戦いを繰り広げるシーンを。
このバージョン、私が知ってる物語とはちょっと違って、クララはお菓子の国の女王になる、というエンディング。あれ?金平糖の精は!?(チェレスタ奏者の心配)
そして待ち合わせている友達が(なんでも妹の誕生日になぜか初めてティラミスを作るのに苦戦して)遅れるというのでMetropolitan Arts Museum Shopだったりサウスメルボルンマーケットで次回のプロジェクトに使うビーズを吟味して買ってみたり。
そしてやっとDeGraves Streetで落ち合い、落ち着いて談話。
大学で知り合って何回か室内楽だったり伴奏という形だったりで一緒に弾いたりもした仲良しの友達。
ちょっとTomorrowシリーズ(映画版)のロビンを思わせるような、敬虔なクリスチャンかつナイーブ気味な(笑)可愛いバイオリニストの女の子。ほっぺなんかリンゴのようなんですよ(笑)
最近は国立アカデミーに受かって(来年から)、バイオリニストとしての修業というかなんかで普段は生理的に受け付けないショーピース的なレパートリーにも取り組んでるんだとか。お互い我慢でがんばってますわ(笑)
私は親から支援がありますがやっぱり音楽家&音大生はお金に困るのがお決まりですね。
楽器教えで生計を立てるのは大変だそう。
ちなみに学費に関しては国立アカデミーは政府が出してますので。私も永住権とれたら年齢制限ひっからないうちにオーディション受けようかな、と思ってるのですが話を聴いてると仕事と両立できるかどうか(個人的に)怪しいところ。あんまり無理はできないので・・・(汗)
それにしてもみんな大学時代から私の先を行ってるのは承知ですがどんどん進んでっちゃうなあ。
人と比べるのも自分の性格からちょっと避けたいですし、自分の夢は音楽だけにないことは分かってるんですが。
なんだかちょっぴり焦るような、淋しいような。
でもまあ、メル響のオーディションを受けれるようにすることを含め当面の目標に向けて私もがんばらないと、と思いました。
そしてこれからは天気が良くなるので出かけられるときは出かけて友達に会ったりしたいです。
あ、そしてサウスメルボルンのビーズ屋で探してた黄色のビーズが無かったことに首をひねってます。
次はFitzroyかPrahran行きかしら。
(今日の一曲はくたくたなのでお休みです)
帰ってきてすっかりくたくた。でも週末はきっと仕事なのでこうやって外に出れてよかったです。
朝一でまず精神医とのアポに。
特に話すような、心配になるような問題もなく、夏になるのでビタミンD濃度も心配ないかな、ということでビタミンDサプリもストップになりました。
太陽に当たることで増えるビタミンDは日照の少ない冬のうつに関連しているとも言われるので補助的な意味でこれまで飲んできたのですが、こないだの血液検査の結果から夏はちゃんと日光を浴びれば大丈夫でしょ、という結論に至ったわけです。
冬はまた調子が落ちる可能性がありますが、とりあえずのところ大丈夫。
サプリではあるんですが減薬はなんにしても良いことです。次のアポはリチウム濃度・甲状腺ホルモン・ビタミンD濃度の血液検査を終えた後2月の終わり。ずいぶん先ですが夏は心配ないので、そしていつでも連絡できますし。
ドクターが「でもなんかあったら手遅れになるよりは早めに連絡してね」といつも言っているのがやっぱり思いやりと信頼の証みたいでなんだか嬉しいです。
そしてその後はマッサージに。
シティにある日本マッサージのお店。「Miyabi(雅)」というところで、いつだったか妹が誕生日におごってくれて以来。
オイルマッサージもあるのですが今回も指圧にしてもらいました。
生まれて初めて「こってる」と言われてしまい(汗)でもデスクワークが主の生活になってしまったのでしょうがないですね。なんだか腰に負担がかかってて、そこから背中、そして肩にかけてこりが生じているのでは、という話でした。
身体を温めて動かすことが大事だそうです。そして今日は老廃物を流すために水分摂取を、とも言われました。
でもずいぶん背中・肩が軽くなって。そのうちまた来てこんどはオイルのほうも試せるかな?
メルボルンで大きな本屋といえばBorders。いつもいろいろお世話になっています。
今日は日本の母に貸したままおそらくこれから返ってこないであろうUrsula le Guinの「Earthsea」シリーズのメインの本をやっと購入。ずっと前に読んで、外伝的な話を今年読んでいたのですがこれがないと始まらない。
ファンタジー好きな私の中でもかなりの思い入れがある作品。これは知名度こそ低めなのですが(「ゲド戦記」として一部分アニメ映画にもなっていますが、原作者もあんまり満足じゃなかったようなので)、ものすごくクラシックな感じの、でもいろんなポピュラーなファンタジーでは見落とされがちな大切なことを大事に扱っていまっす。
詳細はまた読んでから。
Bordersにはなんと!私より大きい(長い)「はらぺこあおむし」のぬいぐるみもいました!
欲しいんですが165ドル(13500円くらい?)。大好きだし、魅力的なサイズと手触りですがどうしてもこれは・・・うーん。
その筆頭がショッピングセンターMyer。シティの店は歩行者+トラムのみの通りに面したショーウィンドウが例年通りクリスマス仕様になっています。
今年は「くるみ割り人形」の物語が動く人形とナレーションでdisplayされています。
日陰のガラス越しなのでうまく写真がとれなかったのですが一枚、真夜中におもちゃの兵隊とネズミたちが戦いを繰り広げるシーンを。
このバージョン、私が知ってる物語とはちょっと違って、クララはお菓子の国の女王になる、というエンディング。あれ?金平糖の精は!?(チェレスタ奏者の心配)
そして待ち合わせている友達が(なんでも妹の誕生日になぜか初めてティラミスを作るのに苦戦して)遅れるというのでMetropolitan Arts Museum Shopだったりサウスメルボルンマーケットで次回のプロジェクトに使うビーズを吟味して買ってみたり。
そしてやっとDeGraves Streetで落ち合い、落ち着いて談話。
大学で知り合って何回か室内楽だったり伴奏という形だったりで一緒に弾いたりもした仲良しの友達。
ちょっとTomorrowシリーズ(映画版)のロビンを思わせるような、敬虔なクリスチャンかつナイーブ気味な(笑)可愛いバイオリニストの女の子。ほっぺなんかリンゴのようなんですよ(笑)
最近は国立アカデミーに受かって(来年から)、バイオリニストとしての修業というかなんかで普段は生理的に受け付けないショーピース的なレパートリーにも取り組んでるんだとか。お互い我慢でがんばってますわ(笑)
私は親から支援がありますがやっぱり音楽家&音大生はお金に困るのがお決まりですね。
楽器教えで生計を立てるのは大変だそう。
ちなみに学費に関しては国立アカデミーは政府が出してますので。私も永住権とれたら年齢制限ひっからないうちにオーディション受けようかな、と思ってるのですが話を聴いてると仕事と両立できるかどうか(個人的に)怪しいところ。あんまり無理はできないので・・・(汗)
それにしてもみんな大学時代から私の先を行ってるのは承知ですがどんどん進んでっちゃうなあ。
人と比べるのも自分の性格からちょっと避けたいですし、自分の夢は音楽だけにないことは分かってるんですが。
なんだかちょっぴり焦るような、淋しいような。
でもまあ、メル響のオーディションを受けれるようにすることを含め当面の目標に向けて私もがんばらないと、と思いました。
そしてこれからは天気が良くなるので出かけられるときは出かけて友達に会ったりしたいです。
あ、そしてサウスメルボルンのビーズ屋で探してた黄色のビーズが無かったことに首をひねってます。
次はFitzroyかPrahran行きかしら。
(今日の一曲はくたくたなのでお休みです)
行ってきました、Yarrawonga!
2泊3日、それも初日朝寝坊して夜の電車に乗らなければならなかったので(家で少し仕事済ませられましたが・・・)、しょっぱなから慌ただしい一人旅でした。
とりあえず写真を交えて。
行ってきたのはVIC州とNSW州の境にある、VIC州北部の町Yarrawonga。
V/Lineという郊外までいく電車にSeymourまで乗って、そしてそこからバスで移動、全部で5時間ほどかかる遠い町。
VIC州側の町Yarrawongaと川・湖の向こうのNSW州の町Mulwalaは双子の町となっていて、写真の橋で繋がってます。ただこの橋を造る際に両州の政府が別々に行動したものだから違う高さ・方向に橋を造り出してしまって、無理矢理繋げた結果こういうぐにゃっとした橋になってしまったとか・・・・
どうしてここに来たかというと、いつだったか家族とここら辺に旅行に来たときみたこの湖の景色が忘れられなかったから。
このLake Mulwalaはオーストラリア一長い川、マレー川にダムを造った際に出来た人工湖。元々生えていた木が湖に沈んだ形となってこういう景色を創り出しているのです。
(なんとこの湖、水位を下げて水を無くすことができるんですって!去年に藻の除去で抜いたらしいのですが、次に抜くのは3,4年後だそう)
フィッシングスポット、ウォータースポーツとしてはかなり有名でアクティブなエリアで、これからの季節はMurray Codが解禁になって大きな釣りイベントが行われ普段の数倍賑やかになるそうです。
残念ながら季節に珍しく曇りで寒い天候だったのですが、湖のランチ(=BBQランチ付きの)クルーズに行ってきました。こんなに木に近づけた!
この木は根が水没して生きていないのですが、鳥たちには安全なたむろ場所、そして巣作りの場所になってるそうです。
ちゃっかりレモンライム・ウォッカ飲んだり、船上で流れるエルトン・ジョンの歌に合わせて小さい声で歌ったり。
そしてこの景色が好きすぎて湖の写真ばっかり撮っていました。
そして普段は見ない鳥もいっぱいいたので鳥の写真も結構撮りました。
今の季節は繁殖・子育ての季節とあってひな鳥も結構みました。マグパイだったり(ほとんど大人なのですが、子供羽根が残ってて私が写真を撮りに近づいても対処がわからない!)、Wood Duckというカモだったり、そしてこの黒鳥。
ぽやぽやのヒナたちがかわいかったですよ♪
本当は泊まってるホテルのマッサージも受けるはずでしたが・・・件の遅刻でキャンセルに。ただその代わりに向こうで初めて知って出かけたところもありました。
そのうちの一つが時計博物館。
博物館、といっても個人の家の一部に時計やオルゴール、その他Collectablesを展示してあるところ。
入るとおじさんが一生懸命時計のネジを巻いてさまざまな鳩時計が動き出したり、振り子時計が揺れ始めたり。コインを入れると動くオルゴールもありますし、円盤設置型のオルゴールもあります。
そんな中こんなきらびやかな時計も。まるでヨーロッパにある大聖堂の様!他にも木製の時計でこういう聖堂型の時計がたくさんありました。昔は神棚みたい?とはいわないけど信仰的な意味もあったのかしら。
中でも一番好きだったのは入り口にあったコレ。
天文の動きの輪がついてる時計!あんまり詳しくはないんですけど素敵ですね~
これ部屋に置きたいなあ(でもわがままを言えば銀のがいいかも・・・)
いろいろと輪にラテン語やフランス語で書いてあるのが部分的にしかわからないのがかえって興味をそそりました!
手元に置きたい!いくらするんだ(略)
ここに行ったその足で次に行ったのはChinaman's Island。といっても島ではなく、ちょっと出っ張った半島のようなところ。湿地などがあって一帯にはネイティブの植物や鳥がたくさんあります。
自転車を借りるとことが(オフシーズンなので)なかったので徒歩で行って徒歩で回りました。小さなWrenという鳥だったり、Cockatoo(白いオウム)だったり、他にもいろいろ可愛い鳥たちもいましたが、なんといっても途中からの湖の風景がすごかったのでパノラマ写真を撮ってみました。

(クリックしてくださいね~)
私パノラマ写真を撮るのが下手なのですがこれは結構上手くできたかも?
あ、そういえば今回泊まったところ、いろいろ戦争を忘れないために(結構あっちの地方の町にはLest we forgetのモニュメントなどが多いです)ということで戦車や戦闘機が外に飾ってあったり、レセプションの上の階に戦時からのものがいろいろ飾ってあったのですが、そんななかにこんなものが。
戦争中に日本軍から押収したものでしょうか、日本の方の名前がずらっと筆で記してあります。
知ってる人はちなみに載ってませんでしたが(当たり前!)
行きは真っ暗でしたが、帰りは昼で景色も良く見えました。家畜の仔だったり、みたことのない鳥だったり、先日の洪水の爪痕と思われる不自然な(木の生えてる)池だったり・・・オーストラリアの田舎って結構似通ったところが多いのですが、それでもオーストラリアの田舎の景色、好きですよ。
小さな町にちょこんと小さな教会があったり、農場が広がってたり。
そんなこんなで仕事も交えて小旅行。
なんといっても慌ただしかったですね~最後の朝仕事のちょっとわたわたが終わってからバスまでの時間が一番ゆったりしてたかなあ・・・
仕事は全然旅行先でやっても大丈夫ということが判明したのですが(夜は一人だと暇ですからね~)、やっぱり色々反省することはあり(汗)
一人でまた来てもいいな~と思いますね。賑やかで暖かいシーズンの平日とかに行きたいです。
マッサージとかスパも経験したいですし、ワイナリーツアーとかもバスで行きたいですし(今回はあらゆる理由でワインは全面的におあずけ)
もっと暖かくなると貸し自転車もあるみたいですし、なんといっても夕方にクルーズをやるみたいですしね~
ネットなどで見つけたLake Mulwalaの日没の写真を見て憧れてて・・・
それも湖の木はここ10年で(やっぱり水を流してから何年も経って限界が来ているからか)どんどん折れて無くなってるそうなので・・・是非来年にでも来たいです。
向こうでゆっくりするはずだったのですが、やーっと帰って来てゆっくり。
今日の一曲はお休みです~。
2泊3日、それも初日朝寝坊して夜の電車に乗らなければならなかったので(家で少し仕事済ませられましたが・・・)、しょっぱなから慌ただしい一人旅でした。
とりあえず写真を交えて。
V/Lineという郊外までいく電車にSeymourまで乗って、そしてそこからバスで移動、全部で5時間ほどかかる遠い町。
VIC州側の町Yarrawongaと川・湖の向こうのNSW州の町Mulwalaは双子の町となっていて、写真の橋で繋がってます。ただこの橋を造る際に両州の政府が別々に行動したものだから違う高さ・方向に橋を造り出してしまって、無理矢理繋げた結果こういうぐにゃっとした橋になってしまったとか・・・・
このLake Mulwalaはオーストラリア一長い川、マレー川にダムを造った際に出来た人工湖。元々生えていた木が湖に沈んだ形となってこういう景色を創り出しているのです。
(なんとこの湖、水位を下げて水を無くすことができるんですって!去年に藻の除去で抜いたらしいのですが、次に抜くのは3,4年後だそう)
フィッシングスポット、ウォータースポーツとしてはかなり有名でアクティブなエリアで、これからの季節はMurray Codが解禁になって大きな釣りイベントが行われ普段の数倍賑やかになるそうです。
この木は根が水没して生きていないのですが、鳥たちには安全なたむろ場所、そして巣作りの場所になってるそうです。
ちゃっかりレモンライム・ウォッカ飲んだり、船上で流れるエルトン・ジョンの歌に合わせて小さい声で歌ったり。
そしてこの景色が好きすぎて湖の写真ばっかり撮っていました。
今の季節は繁殖・子育ての季節とあってひな鳥も結構みました。マグパイだったり(ほとんど大人なのですが、子供羽根が残ってて私が写真を撮りに近づいても対処がわからない!)、Wood Duckというカモだったり、そしてこの黒鳥。
ぽやぽやのヒナたちがかわいかったですよ♪
本当は泊まってるホテルのマッサージも受けるはずでしたが・・・件の遅刻でキャンセルに。ただその代わりに向こうで初めて知って出かけたところもありました。
博物館、といっても個人の家の一部に時計やオルゴール、その他Collectablesを展示してあるところ。
入るとおじさんが一生懸命時計のネジを巻いてさまざまな鳩時計が動き出したり、振り子時計が揺れ始めたり。コインを入れると動くオルゴールもありますし、円盤設置型のオルゴールもあります。
そんな中こんなきらびやかな時計も。まるでヨーロッパにある大聖堂の様!他にも木製の時計でこういう聖堂型の時計がたくさんありました。昔は神棚みたい?とはいわないけど信仰的な意味もあったのかしら。
天文の動きの輪がついてる時計!あんまり詳しくはないんですけど素敵ですね~
これ部屋に置きたいなあ(でもわがままを言えば銀のがいいかも・・・)
いろいろと輪にラテン語やフランス語で書いてあるのが部分的にしかわからないのがかえって興味をそそりました!
手元に置きたい!いくらするんだ(略)
ここに行ったその足で次に行ったのはChinaman's Island。といっても島ではなく、ちょっと出っ張った半島のようなところ。湿地などがあって一帯にはネイティブの植物や鳥がたくさんあります。
自転車を借りるとことが(オフシーズンなので)なかったので徒歩で行って徒歩で回りました。小さなWrenという鳥だったり、Cockatoo(白いオウム)だったり、他にもいろいろ可愛い鳥たちもいましたが、なんといっても途中からの湖の風景がすごかったのでパノラマ写真を撮ってみました。
(クリックしてくださいね~)
私パノラマ写真を撮るのが下手なのですがこれは結構上手くできたかも?
戦争中に日本軍から押収したものでしょうか、日本の方の名前がずらっと筆で記してあります。
知ってる人はちなみに載ってませんでしたが(当たり前!)
行きは真っ暗でしたが、帰りは昼で景色も良く見えました。家畜の仔だったり、みたことのない鳥だったり、先日の洪水の爪痕と思われる不自然な(木の生えてる)池だったり・・・オーストラリアの田舎って結構似通ったところが多いのですが、それでもオーストラリアの田舎の景色、好きですよ。
小さな町にちょこんと小さな教会があったり、農場が広がってたり。
そんなこんなで仕事も交えて小旅行。
なんといっても慌ただしかったですね~最後の朝仕事のちょっとわたわたが終わってからバスまでの時間が一番ゆったりしてたかなあ・・・
仕事は全然旅行先でやっても大丈夫ということが判明したのですが(夜は一人だと暇ですからね~)、やっぱり色々反省することはあり(汗)
一人でまた来てもいいな~と思いますね。賑やかで暖かいシーズンの平日とかに行きたいです。
マッサージとかスパも経験したいですし、ワイナリーツアーとかもバスで行きたいですし(今回はあらゆる理由でワインは全面的におあずけ)
もっと暖かくなると貸し自転車もあるみたいですし、なんといっても夕方にクルーズをやるみたいですしね~
ネットなどで見つけたLake Mulwalaの日没の写真を見て憧れてて・・・
それも湖の木はここ10年で(やっぱり水を流してから何年も経って限界が来ているからか)どんどん折れて無くなってるそうなので・・・是非来年にでも来たいです。
向こうでゆっくりするはずだったのですが、やーっと帰って来てゆっくり。
今日の一曲はお休みです~。
公共交通機関がなんだかいまいちな街、メルボルン。
生活にも車があると便利ですし、観光にはほとんど不可欠、就職にも有利だという話も。
やっぱり運転できた方がいい!ということで今年から私も運転レッスンを受けています。
そもそもここヴィクトリア州では。
16歳になるとLearners免許(L)という「運転を習い始めてもいいですよ」&「フル免許の人同伴でのみ運転できますよ」的な免許を筆記試験で(コンピューターでですが)受けることができて。(ちなみにL免許はID&年齢証明になるので18歳になるときまでにはとっとくと便利です)
そして18歳になると同伴なしで運転できるProbationary免許(P)を取得するためにハザードテスト+運転テストを受けることができるのです。
この州に限らずオーストラリアでは若い人の運転事故が多いので、P免許については最近いろいろ運転条件とか取得条件を厳しくしたりされていますが、私は先に免許をとった友達と同じくややこしいことはなにもせず運転レッスンで経験を積んでテストを受けます。
運転を習う方法は・・・
1)ドライビングスクールの先生に来てもらって先生の車で練習。基本家から拾ってもらって家に戻ってきますが希望により別の場所まで連れてってもらうこともOK。
2)個人の運転の先生に習う。
3)親に習う。家の車で。
いずれも運転初めてのセッションからいきなり公道でレッスンです。
私は1)の方法をとってます。45分レッスンで。
家のある通りの両側にずらっと路上駐車があるのを抜けたり、ロータリーを回ったり、70km/hの道を走ったり。
そこらの民家の前の車の後ろに路上駐車する練習をしたり。方向転換の練習も。
ハンドルさばきはだいぶ今日ほめられましたが大きな道に入ったり車線変更だったりという「判断力」はまだまだですね。ロータリーに入るタイミングとか黄色信号のタイミングはちょっと上手くなりましたが。
今日聞いてみたらめでたくテストは11月頃には受けれる、との話で。
やったあ、と思う反面普通のコンディションでは運転できても例えば車庫入れとか、夜の運転、トラムの通ってる道での運転、そしてシティなどであるフックターン(トラムの通ってる道で左車線から右折する)、Uターンとか高速道路の運転(&合流)とか長時間の運転などまだまだ経験していないこともたくさん。
一人で運転できるようになるとはいえ、まだまだ自分でも心配だな~なんて思ってます。
こんな自分を見るとこないだのTomorrow, when the war beganでエリー達が17歳にしてバイクや4WDを乗り回しているのをみるとしっかりしてるなー田舎っ子オージーは・・・なんて思っちゃいますよ。
ちなみにP免許でなくフル免許になるのは取得3年後、たしか自動的に送られてくるんです。
ずいぶん先の話なんですが・・・その時には山道だろうが田舎道だろうがある程度度胸をもって立ち向かえるように・・・なるかしら?
P免許が取れて、車を購入したらモーニントン半島に一人でドライブに行きたいな、と思ってます。
あそこならちょっと遠くても道は普通ですし。電車ではいけないところですから。
長時間運転できるならいつかはLakes Entranceまでゆったり旅行にいったり・・・というかそれにはまだ気が早すぎますね!
あとはフェリー(Spirit of Tasmania)に愛車と乗り込んでタスマニア旅行、なんて。
夢はいろいろありますがなによりも安全運転。
事故には気をつけてうまくやっていきたいものです。
今日の一曲: カレン・ハチャトゥリアン チェロソナタ 第4楽章
今日初めて聞いて「すげえ!!」と歩きながら妙な方向に盛り上がってしまった一曲。
ちなみに「剣の舞」のアラム・ハチャトゥリアンではなく、甥っ子だそうです。
そもそも昔チェロでショスタコーヴィチのチェロソナタを弾いている時代、ショスタコーヴィチがピアノで、彼と深い親交があった今は亡きチェロの巨匠ロストロポーヴィチがチェロを弾く演奏があると聞いてCDを買ったのです。これも名演・名曲なのでまた別の機会に紹介しますが・・・
そのCDは、ロストロポーヴィチと親交のあったソヴィエトの作曲家の作品をロストロ+作曲家の生演奏でお送りする、というもので。
基本ソヴィエト音楽はポスト・ショスタコとなるとやっぱりうーーーん・・・という印象があって。
カバレフスキーを聞くならハチャトゥリアンの方が良いし、でもハチャトゥリアンを聞くんだったらプロコフィエフのほうが格段上だし・・・
ただ生涯で一番最初に好きになった曲は「剣の舞」ですし、ショスタコの音楽も小さい頃から好きで強烈に影響を受けて・・・
なんでしょうね、その強烈に冷徹で残酷で熱いブラック&グレーのコンクリートの世界がたまらないんでしょうか。
このチェロソナタもその「強烈に冷徹で残酷で熱いブラック&グレーのコンクリートの世界」そのもので。
なんてったって単純に「凶悪」です!
トッカータとは名付いていますが本性は凶暴なタランチュラ・・・ではなくタランテラ。
ものすごくねじまがった方向に一途で突っ走ってて。
トリッキーなんだけど、凶暴さがものすごく勝ってます。
カレン・ハチャトゥリアンは作曲家としてすげえなあ!とこの曲で思ったのですが、よくよく考えてみるとピアノパートは彼が弾いているわけで・・・演奏の凶悪さも半端ないですね!
繰り返される不協和音のHammeringといったら・・・なんだか弟子入りしたくなりますわ。
なんでしょう、ソヴィエト・・・だから、ということもあるんでしょうか。ショスタコーヴィチやシュニットケにも見られる暴力的だけど冷徹(ここがハンガリーとは違う)なエネルギー。
最後に・・・楽譜面にまだお目にかかってないのですが、チェロのパートどうやらかなり難しいようで・・・生演奏録音だと言いましたが、あの!ロストロポーヴィチが苦戦している!姿を見れるのはこの曲のエンディングが初めて!かなりレアものですよ~
恐るべし、カレン・ハチャトゥリアン!
(Amazonで再入荷見込みがたってないだとー!)
生活にも車があると便利ですし、観光にはほとんど不可欠、就職にも有利だという話も。
やっぱり運転できた方がいい!ということで今年から私も運転レッスンを受けています。
そもそもここヴィクトリア州では。
16歳になるとLearners免許(L)という「運転を習い始めてもいいですよ」&「フル免許の人同伴でのみ運転できますよ」的な免許を筆記試験で(コンピューターでですが)受けることができて。(ちなみにL免許はID&年齢証明になるので18歳になるときまでにはとっとくと便利です)
そして18歳になると同伴なしで運転できるProbationary免許(P)を取得するためにハザードテスト+運転テストを受けることができるのです。
この州に限らずオーストラリアでは若い人の運転事故が多いので、P免許については最近いろいろ運転条件とか取得条件を厳しくしたりされていますが、私は先に免許をとった友達と同じくややこしいことはなにもせず運転レッスンで経験を積んでテストを受けます。
運転を習う方法は・・・
1)ドライビングスクールの先生に来てもらって先生の車で練習。基本家から拾ってもらって家に戻ってきますが希望により別の場所まで連れてってもらうこともOK。
2)個人の運転の先生に習う。
3)親に習う。家の車で。
いずれも運転初めてのセッションからいきなり公道でレッスンです。
私は1)の方法をとってます。45分レッスンで。
家のある通りの両側にずらっと路上駐車があるのを抜けたり、ロータリーを回ったり、70km/hの道を走ったり。
そこらの民家の前の車の後ろに路上駐車する練習をしたり。方向転換の練習も。
ハンドルさばきはだいぶ今日ほめられましたが大きな道に入ったり車線変更だったりという「判断力」はまだまだですね。ロータリーに入るタイミングとか黄色信号のタイミングはちょっと上手くなりましたが。
今日聞いてみたらめでたくテストは11月頃には受けれる、との話で。
やったあ、と思う反面普通のコンディションでは運転できても例えば車庫入れとか、夜の運転、トラムの通ってる道での運転、そしてシティなどであるフックターン(トラムの通ってる道で左車線から右折する)、Uターンとか高速道路の運転(&合流)とか長時間の運転などまだまだ経験していないこともたくさん。
一人で運転できるようになるとはいえ、まだまだ自分でも心配だな~なんて思ってます。
こんな自分を見るとこないだのTomorrow, when the war beganでエリー達が17歳にしてバイクや4WDを乗り回しているのをみるとしっかりしてるなー田舎っ子オージーは・・・なんて思っちゃいますよ。
ちなみにP免許でなくフル免許になるのは取得3年後、たしか自動的に送られてくるんです。
ずいぶん先の話なんですが・・・その時には山道だろうが田舎道だろうがある程度度胸をもって立ち向かえるように・・・なるかしら?
P免許が取れて、車を購入したらモーニントン半島に一人でドライブに行きたいな、と思ってます。
あそこならちょっと遠くても道は普通ですし。電車ではいけないところですから。
長時間運転できるならいつかはLakes Entranceまでゆったり旅行にいったり・・・というかそれにはまだ気が早すぎますね!
あとはフェリー(Spirit of Tasmania)に愛車と乗り込んでタスマニア旅行、なんて。
夢はいろいろありますがなによりも安全運転。
事故には気をつけてうまくやっていきたいものです。
今日の一曲: カレン・ハチャトゥリアン チェロソナタ 第4楽章
今日初めて聞いて「すげえ!!」と歩きながら妙な方向に盛り上がってしまった一曲。
ちなみに「剣の舞」のアラム・ハチャトゥリアンではなく、甥っ子だそうです。
そもそも昔チェロでショスタコーヴィチのチェロソナタを弾いている時代、ショスタコーヴィチがピアノで、彼と深い親交があった今は亡きチェロの巨匠ロストロポーヴィチがチェロを弾く演奏があると聞いてCDを買ったのです。これも名演・名曲なのでまた別の機会に紹介しますが・・・
そのCDは、ロストロポーヴィチと親交のあったソヴィエトの作曲家の作品をロストロ+作曲家の生演奏でお送りする、というもので。
基本ソヴィエト音楽はポスト・ショスタコとなるとやっぱりうーーーん・・・という印象があって。
カバレフスキーを聞くならハチャトゥリアンの方が良いし、でもハチャトゥリアンを聞くんだったらプロコフィエフのほうが格段上だし・・・
ただ生涯で一番最初に好きになった曲は「剣の舞」ですし、ショスタコの音楽も小さい頃から好きで強烈に影響を受けて・・・
なんでしょうね、その強烈に冷徹で残酷で熱いブラック&グレーのコンクリートの世界がたまらないんでしょうか。
このチェロソナタもその「強烈に冷徹で残酷で熱いブラック&グレーのコンクリートの世界」そのもので。
なんてったって単純に「凶悪」です!
トッカータとは名付いていますが本性は凶暴なタランチュラ・・・ではなくタランテラ。
ものすごくねじまがった方向に一途で突っ走ってて。
トリッキーなんだけど、凶暴さがものすごく勝ってます。
カレン・ハチャトゥリアンは作曲家としてすげえなあ!とこの曲で思ったのですが、よくよく考えてみるとピアノパートは彼が弾いているわけで・・・演奏の凶悪さも半端ないですね!
繰り返される不協和音のHammeringといったら・・・なんだか弟子入りしたくなりますわ。
なんでしょう、ソヴィエト・・・だから、ということもあるんでしょうか。ショスタコーヴィチやシュニットケにも見られる暴力的だけど冷徹(ここがハンガリーとは違う)なエネルギー。
最後に・・・楽譜面にまだお目にかかってないのですが、チェロのパートどうやらかなり難しいようで・・・生演奏録音だと言いましたが、あの!ロストロポーヴィチが苦戦している!姿を見れるのはこの曲のエンディングが初めて!かなりレアものですよ~
恐るべし、カレン・ハチャトゥリアン!
(Amazonで再入荷見込みがたってないだとー!)
明日はChadstoneの特別セールがあるので午後10時の閉店までいる可能性が高いので(昼は仕事しなきゃなので遅く参戦)・・・2日続けて休むのもちょっとあれなので今日もゆるめのエントリーを投下。
メルボルンにすんで14年半近く。
公共交通機関がちょっとあれな街ですが、父母がこちらにいるときもいないときも観光気分を保ったままメルボルンのいろんなところを見てきました。
今日はざっくりいえばメルボルンのいろいろな「お気に入り」です。
(あくまでも私のお気に入り、です)
ローカルならではの穴場が・・・出るか?出ないか?
お気に入りビーチ=モーニントン半島:Rye~Sorrento~Portsea
5年生のキャンプを始めいろんな機会に訪れることがあったエリア。別荘などでメルボルン周りで一番「お高い」地域だとも言われています。
RyeからPortseaにかけて広がる遠浅の海はなんといっても美しいですし、浅いので暖かいですし(笑)。
沖に出てイルカと一緒に泳げたり、アザラシがみれたりダイビングも出来るアクティビティスポットでもあります。
お気に入り駅=Sandringham
Sandringham路線の最終停車場であるSandringham駅。ですがこの路線は短いので例えば他の路線の終点みたいな寂しさが全くないです。終点なので単線ですが、建物もちょっとこぎれいだったりしますし、駅をでると目の前には活気のあるshopping street、そして海が見えます。
旅するときはわりと一人になりたくて、が多いですけれどこの駅は「淋しくない」のが落ち着きます。
お気に入り教会=St Patrick's大聖堂
ものっそ直球メジャーどころですが、本当に素敵な建築物、そして信仰の場所でもあります。メルボルンのシティ内にあるSt Paul's大聖堂は華やかな色使いですがこっちはデザインも色彩も厳か。でも実は風刺彫刻があったりとかユーモアもあるのですよ。実はオケのコンサートのときにここの地下室を使ったことあるんですが、変にリアルでまたそれもよかったです。
お気に入りトラム路線:No.112
West Preston - St Kilda間をシティのCollins Stを通って結ぶトラム。West Prestonまでは行ったことないのですが、South MelbourneやFitzroy、シティでだいぶお世話になってるトラムです。
基本的に自分の好きなところ、必要なところみーんな連れてってくれるので。
観光的にもよくよく考えるとSt Kildaの海や、South Melbourne、シティ、Fitzroy などメルボルンらしいところ、メルボルンの名所などが乗ってるだけで見れる路線です。
お気に入り公園: Docklands Park
シティのSouthern Cross駅の裏にあるDocklands Park。割と最近開発されたエリアで、モダンなオブジェや彫刻が目立ちます。ここについてはDocklands散策として別のエントリーを立てたいのですが、とりあえず夏の夕方にここを散策して、シティのすぐすぐそばだってことをちょっぴり忘れる涼しい爽やかな風とオブジェや遊具のたたずまいは本当に特別なものがあるような気がします。
お気に入り道:Dandenong Road(Malvern辺り)
Docklandsが夏の楽しみならDandenong Roadは秋の楽しみ。広い道路の中央分離帯にトラムが通ってて、トラムの線路と道路の間には落葉樹の並木が続いてて。トラムNo. 5か64に乗ってここらで降りてみると、秋の落葉と空の色が本当に風流で。
うーん、やってみるとこのカテゴリーはお気に入りを決められるほど数知らない、とかきまったお気に入りがないなあ、とかやっぱり思っちゃいますねえ。仕事が家なのもありますがもっと外に出ないと!
例えばお気に入りカフェとか、レストランとか、バーとか。そっち系丸々抜けてますしね!
あとはもっとメルボルン周辺や郊外のアウトドアスポットもこれから紹介していきたいです!
・・・とりあえず前回のChadstoneのセールに行ったときは7時間ショッピングして歩いたので明日もそこまで覚悟して士気を養っとかなきゃ!とりあえずこのセールに心ひかれるきっかけの一つ(もう一つは妹)だったはねるのトびらのコストコでお買い物SPを再放送or頭の中で再生しよう(笑)
今日の一曲: モーリス・ラヴェル 「ツィガーヌ」
ラヴェルの血筋、というものをまえ話したか分からないのですが、改めてまた。
ラヴェルの父はスイス人、母はバスク人、ラヴェル自身はそんな両親の間にで生まれました。
つまり彼を構成している文化にはスイス、フランス、そしてスペインがあるわけです。
スイスの几帳面さと正確さ、フランスの色彩とエスプリ、そしてスペインの情熱と奔放さがみーんな仲良く共生している、そんなラヴェルの音楽。
ツィガーヌもまたそんなラヴェルの多文化、多面的長所がうまく表れた曲です。
バイオリンとピアノ・・・またはピアノ・リュテアルという装置をくっつけて弾くピアノ(クラムなどで見られるプリペアド・ピアノの前駆的存在ともとれますね)のための曲で。リュテアルはこの曲以外で使われるのを見たことがないのですが、ツィガーヌ、つまりロマ(スペインにはカルメンもそうですがいっぱいいたそうです)の音楽で使われるツィンバロムの音をピアノの機動力を失わず再現することが出来るある意味優れものな装置です。
なんといってもバイオリン、ピアノ両方のパートで見られる華やかな技巧が特徴的。
そしてラヴェルは普段スペイン音楽で使うようなエキゾチックな雰囲気を上手く捉えていて。
がっつりロマの雰囲気はあるけれど、同時にがっつりラヴェルだなあ、という・・・
奔放で情熱的だけれど、それの一つ一つが綿密な計算の結果なんだな、という。
計算を突き詰めても人間くささ、土臭さ、そしてセクシーさは妥協されてなくで。
感情と理論、どっちのルートも通じてラヴェルはぞくぞくさせてくれます♪
バイオリンに関しては普段から(これは音楽の表現そのもの、ことに重厚だったり乱暴だったり奔放だったりに当てはまる事ですが)足りないよりはオーバーな方がずっと良い、と思うのです。
お国柄なのか日本の音楽家、バイオリニスト、特に女性ではなんだか控えめというかおとなしめな演奏が目立ちます。
この曲はでもパワフルすぎで荒々しすぎで奔放しすぎの、カルメンがそうだったロマの人々の不思議で独特なスピリットをラヴェルが感じ愛したのと同じく感じ愛し聴き手に伝えてくれる演奏で楽しみたいものです。
それにしてもラヴェルは楽器使いが上手い!オケでもそうですがこういう技巧と音楽性を駆使した曲を自分で演奏しない楽器のためにこんなに自然に書いてしまうなんて。
完璧な作曲家がいるとしたらラヴェルは限りなくそれに近いんじゃないかと思います。
もっともっとラヴェルの音楽を愛したいし、弾きたいですし。先生なんか一つのコンサートで前ピアノ曲弾いてますけど一人でできる究極の形はそれかなあ。
もっともっとたくさんの人がラヴェルの曲をとりあえず聴いて好きになって・・・そして彼の音楽の凄さを改めて理解してするめを噛むようにさらにさらに好きになって欲しいです。
メルボルンにすんで14年半近く。
公共交通機関がちょっとあれな街ですが、父母がこちらにいるときもいないときも観光気分を保ったままメルボルンのいろんなところを見てきました。
今日はざっくりいえばメルボルンのいろいろな「お気に入り」です。
(あくまでも私のお気に入り、です)
ローカルならではの穴場が・・・出るか?出ないか?
お気に入りビーチ=モーニントン半島:Rye~Sorrento~Portsea
5年生のキャンプを始めいろんな機会に訪れることがあったエリア。別荘などでメルボルン周りで一番「お高い」地域だとも言われています。
RyeからPortseaにかけて広がる遠浅の海はなんといっても美しいですし、浅いので暖かいですし(笑)。
沖に出てイルカと一緒に泳げたり、アザラシがみれたりダイビングも出来るアクティビティスポットでもあります。
お気に入り駅=Sandringham
Sandringham路線の最終停車場であるSandringham駅。ですがこの路線は短いので例えば他の路線の終点みたいな寂しさが全くないです。終点なので単線ですが、建物もちょっとこぎれいだったりしますし、駅をでると目の前には活気のあるshopping street、そして海が見えます。
旅するときはわりと一人になりたくて、が多いですけれどこの駅は「淋しくない」のが落ち着きます。
お気に入り教会=St Patrick's大聖堂
ものっそ直球メジャーどころですが、本当に素敵な建築物、そして信仰の場所でもあります。メルボルンのシティ内にあるSt Paul's大聖堂は華やかな色使いですがこっちはデザインも色彩も厳か。でも実は風刺彫刻があったりとかユーモアもあるのですよ。実はオケのコンサートのときにここの地下室を使ったことあるんですが、変にリアルでまたそれもよかったです。
お気に入りトラム路線:No.112
West Preston - St Kilda間をシティのCollins Stを通って結ぶトラム。West Prestonまでは行ったことないのですが、South MelbourneやFitzroy、シティでだいぶお世話になってるトラムです。
基本的に自分の好きなところ、必要なところみーんな連れてってくれるので。
観光的にもよくよく考えるとSt Kildaの海や、South Melbourne、シティ、Fitzroy などメルボルンらしいところ、メルボルンの名所などが乗ってるだけで見れる路線です。
お気に入り公園: Docklands Park
シティのSouthern Cross駅の裏にあるDocklands Park。割と最近開発されたエリアで、モダンなオブジェや彫刻が目立ちます。ここについてはDocklands散策として別のエントリーを立てたいのですが、とりあえず夏の夕方にここを散策して、シティのすぐすぐそばだってことをちょっぴり忘れる涼しい爽やかな風とオブジェや遊具のたたずまいは本当に特別なものがあるような気がします。
お気に入り道:Dandenong Road(Malvern辺り)
Docklandsが夏の楽しみならDandenong Roadは秋の楽しみ。広い道路の中央分離帯にトラムが通ってて、トラムの線路と道路の間には落葉樹の並木が続いてて。トラムNo. 5か64に乗ってここらで降りてみると、秋の落葉と空の色が本当に風流で。
うーん、やってみるとこのカテゴリーはお気に入りを決められるほど数知らない、とかきまったお気に入りがないなあ、とかやっぱり思っちゃいますねえ。仕事が家なのもありますがもっと外に出ないと!
例えばお気に入りカフェとか、レストランとか、バーとか。そっち系丸々抜けてますしね!
あとはもっとメルボルン周辺や郊外のアウトドアスポットもこれから紹介していきたいです!
・・・とりあえず前回のChadstoneのセールに行ったときは7時間ショッピングして歩いたので明日もそこまで覚悟して士気を養っとかなきゃ!とりあえずこのセールに心ひかれるきっかけの一つ(もう一つは妹)だったはねるのトびらのコストコでお買い物SPを再放送or頭の中で再生しよう(笑)
今日の一曲: モーリス・ラヴェル 「ツィガーヌ」
ラヴェルの血筋、というものをまえ話したか分からないのですが、改めてまた。
ラヴェルの父はスイス人、母はバスク人、ラヴェル自身はそんな両親の間にで生まれました。
つまり彼を構成している文化にはスイス、フランス、そしてスペインがあるわけです。
スイスの几帳面さと正確さ、フランスの色彩とエスプリ、そしてスペインの情熱と奔放さがみーんな仲良く共生している、そんなラヴェルの音楽。
ツィガーヌもまたそんなラヴェルの多文化、多面的長所がうまく表れた曲です。
バイオリンとピアノ・・・またはピアノ・リュテアルという装置をくっつけて弾くピアノ(クラムなどで見られるプリペアド・ピアノの前駆的存在ともとれますね)のための曲で。リュテアルはこの曲以外で使われるのを見たことがないのですが、ツィガーヌ、つまりロマ(スペインにはカルメンもそうですがいっぱいいたそうです)の音楽で使われるツィンバロムの音をピアノの機動力を失わず再現することが出来るある意味優れものな装置です。
なんといってもバイオリン、ピアノ両方のパートで見られる華やかな技巧が特徴的。
そしてラヴェルは普段スペイン音楽で使うようなエキゾチックな雰囲気を上手く捉えていて。
がっつりロマの雰囲気はあるけれど、同時にがっつりラヴェルだなあ、という・・・
奔放で情熱的だけれど、それの一つ一つが綿密な計算の結果なんだな、という。
計算を突き詰めても人間くささ、土臭さ、そしてセクシーさは妥協されてなくで。
感情と理論、どっちのルートも通じてラヴェルはぞくぞくさせてくれます♪
バイオリンに関しては普段から(これは音楽の表現そのもの、ことに重厚だったり乱暴だったり奔放だったりに当てはまる事ですが)足りないよりはオーバーな方がずっと良い、と思うのです。
お国柄なのか日本の音楽家、バイオリニスト、特に女性ではなんだか控えめというかおとなしめな演奏が目立ちます。
この曲はでもパワフルすぎで荒々しすぎで奔放しすぎの、カルメンがそうだったロマの人々の不思議で独特なスピリットをラヴェルが感じ愛したのと同じく感じ愛し聴き手に伝えてくれる演奏で楽しみたいものです。
それにしてもラヴェルは楽器使いが上手い!オケでもそうですがこういう技巧と音楽性を駆使した曲を自分で演奏しない楽器のためにこんなに自然に書いてしまうなんて。
完璧な作曲家がいるとしたらラヴェルは限りなくそれに近いんじゃないかと思います。
もっともっとラヴェルの音楽を愛したいし、弾きたいですし。先生なんか一つのコンサートで前ピアノ曲弾いてますけど一人でできる究極の形はそれかなあ。
もっともっとたくさんの人がラヴェルの曲をとりあえず聴いて好きになって・・・そして彼の音楽の凄さを改めて理解してするめを噛むようにさらにさらに好きになって欲しいです。