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暦の上ではこちらも春。
父の日、Royal Melbourne Show、Caulfield Cup、さらにはMelbourne Cupなどメルボルンっ子は外に出てはしゃぐことが多くなってくる季節です。
私もまた南半球最大のショッピングセンターであるChadstone Shopping Centreの深夜までやってる大セールに再度(秋も行きました!7時間ショッピング!)参戦する予定で。特に何が買いたい、というわけでもないのですが・・・春のはねるのトびらのコストコ特集見てたらなんだかものすごく楽しそうで(笑)
それにあんまり派手にお金は使えません。すでに10月半ばにVIC州の最北部にあるYarrawonga-Mulwalaに2泊3日の小旅行の予定がありますし、自転車一式そろえる予定もありますし。
他にもちょこちょこ支出が・・・(汗)
でも小旅行にしろ、自転車にしろ、あとそのうちインドアですがロッククライミングをしたい気持ちにしろ、春に向けて動き出したい気持ちが私にも芽生えてるみたいで・・・
間違いなく良い傾向だとは思います。金銭的な側面以外で(汗)
小旅行に行く頃には多分(根拠は乏しい)天気も良くなって、夜もそんなに涼しくなくなって。
そしたら夜もいろいろしたいことがあります。
一つはFitzroyにあるいくつかのカクテルバーで一人呑み。
もう一つはシティ周りでジェラートシーズンを開始すること。
一応英連邦なオーストラリアですが、イタリアからの移民も結構多いので、イタリア文化もかなり強く根付いています。
例えばイギリスは紅茶がポピュラーですがオーストラリアはコーヒー派。カフェやスイーツ全般のスタイルもヨーロピアンなのかしら?
あとは例えばメルボルンの、ことにイタリア人街であるCarltonにあるLygon Streetのイタリアンは本格的&本場物。どんぐらい本場物かというとマフィア関連の事件があるくらい・・・(汗)
なので冷たいスイーツ、といえばアイスクリームもありますが、どちらかというとジェラートの方がメルボルンでは主流だと思います。
アイスクリームはちなみにNew Zealand Naturalが一番ポピュラーかな。
ジェラートといえばTrampolineなどのチェーン店もありますが、やっぱり行くなら先ほどのLygon Streetという風潮があります。シティにも近いですし、さらにメルボルン大学にも近い。
夜でも結構賑やかで、イタリアンレストランでディナーとワインの後はぶらぶらしながらジェラートを食べる、というコースはデートでも友達同士でも楽しいもの。
フレーバーは店によって色々。
立ち尽くして迷うほど種類がある店もあれば、手作りで日替わりで何種類かがあったり。
定番のレモン、バニラ、ナッツ、ピスタチオ、ココナッツ、森のベリーミックスだったり、杏仁豆腐のようなアーモンド味、こちらではポピュラーなチョコみたいなヘーゼルナッツペーストのNutellaだったり、チョコレートでもToblerone、Ferrerro Rocherなど多数種類があります。
フルーツ系で他によく見るのはマンゴーやバナナ、そしてLygon Streetのある店ではドリアン味がある日がたまにあるらしいです。見ましたがなんだか・・・怖じ気づきました(苦笑)
Lygon Streetもいいのですが、私のお気に入りはシティの南、サウスバンクのイタリアンレストランTutto Bene付属のジェラート屋さんです♪(サイトはこちら。レストラン本体も美味しいですよ。)
国内でいくつも賞をとっていて、ジェラートを作っている人は本場イタリアで作り方を学んで来たんだとか。
天然の材料から毎日作られるジェラートのフレーバーは日替わりで10種類ほど。行ってみないと何があるかわかりません。
柑橘系だけでもレモン、レモンのリキュールであるリモンチェッロ、ブラッドオレンジ、ライム、シトラスフルーツのミックスなどいろいろ。
サイトの写真にあるBaileys(アイリッシュクリームのリキュール)のフレーバーには実はまだ出会っていないことにちょっとびっくり!あったら絶対食べるのに!
お奨めはリモンチェッロ。いつもなのかは分かりませんが、原産地カプリ島のものを使っていたりして本格的。舌触りも最高ですし、甘さと酸っぱさのバランスが幸せになります♪
春であろうが、夏であろうが、秋であろうが・・・ちょっと冬はお腹が痛くなりそうなので控えてますが、ヤラ川のほとりでこりゃメルボルンだな-という景色を見ながら美味しいジェラートを食べるのが一つのささやかな楽しみであり幸せです。
そしてCrown Casinoで大好きな鴨ラーメンを平らげた後、胃をスッキリさせるためにリモンチェッロまたはレモンジェラートを食べるのもまた爽快です。むしろこれはセットです(笑)
お酒にちょっと酔っぱらった後にもまた良し。
どんな食べ物であれ季節の初物を味わう喜びはひとしおです。今シーズン初ジェラートが早く食べれるような天気になるといいなあ、と思ってます。
そしてメルボルンに旅行でいらっしゃる方、イタリアンレストランの美味しい食事の後には是非是非ジェラートがおすすめですよ!むしろ夏はジェラートなしでは過ごせないかも・・・?
今日の一曲: オットリーノ・レスピーギ 「ボッティチェッリの3枚の絵」より「春」
春、イタリア・・・と来たらヴィヴァルディの「春」より断然こっち!
どうやらマイナーらしいこの曲集ですが、ローマ三部作と同じくらいレスピーギのイタリア愛が詰まってます。
曲はマイナーでもボッティチェッリの絵は有名ですのでイメージしやすいのでは?と思いますが・・・
春。
それは若さと躍動の季節。誕生の季節、復活の季節。恋の季節であり、つまりは繁殖の季節。
ただならぬ生命エネルギーに満ちた時期なのです。
ちょっとたがが外れたような、それくらいのハイがちょうど良い。(ストラヴィンスキーの春の祭典なんかまさにそれですね。ただあの曲はその意味以外でも規格外ですが。)
春という季節のそのハイなエネルギーがこの曲は最初の音から詰まってます。
鳥のさえずりを表すトリルに、ボッティチェッリの絵にも見られる喜びの踊り、若さと愛。
ローマの松の第1楽章ともにた曲調なのですが、そっちと同じくホルンが高音で苦労しております(汗)
中低音の楽器もぎりぎりまで高い音域まで持ってきて、ピアノや鉄琴、チェレスタ、バイオリン、フルートなどの高音もがんがん使って。
浮き足だった、興奮したような喜びを表すのがレスピーギは得意です。
多数の違った長さやリズム・テンポのメロディーを組み合わせて、めまぐるしく明るくくるくる踊るのが本当に本当に私はこの曲で愛しいと思います。
この曲集だと他の2つの楽章の方が実は好きなんですけれど、あくまでも相対的な評価ですので・・・
3楽章とも是非元になったボッティチェッリの絵画を(ネットで調べるとすぐ出てくるので)そちらも見ながら視覚・聴覚どちらも通じて楽しみましょう♪
(追記:リンクしたCD・・・挿絵の「古風」がちょっと古風過ぎやしないかなあ?(笑))
父の日、Royal Melbourne Show、Caulfield Cup、さらにはMelbourne Cupなどメルボルンっ子は外に出てはしゃぐことが多くなってくる季節です。
私もまた南半球最大のショッピングセンターであるChadstone Shopping Centreの深夜までやってる大セールに再度(秋も行きました!7時間ショッピング!)参戦する予定で。特に何が買いたい、というわけでもないのですが・・・春のはねるのトびらのコストコ特集見てたらなんだかものすごく楽しそうで(笑)
それにあんまり派手にお金は使えません。すでに10月半ばにVIC州の最北部にあるYarrawonga-Mulwalaに2泊3日の小旅行の予定がありますし、自転車一式そろえる予定もありますし。
他にもちょこちょこ支出が・・・(汗)
でも小旅行にしろ、自転車にしろ、あとそのうちインドアですがロッククライミングをしたい気持ちにしろ、春に向けて動き出したい気持ちが私にも芽生えてるみたいで・・・
間違いなく良い傾向だとは思います。金銭的な側面以外で(汗)
小旅行に行く頃には多分(根拠は乏しい)天気も良くなって、夜もそんなに涼しくなくなって。
そしたら夜もいろいろしたいことがあります。
一つはFitzroyにあるいくつかのカクテルバーで一人呑み。
もう一つはシティ周りでジェラートシーズンを開始すること。
一応英連邦なオーストラリアですが、イタリアからの移民も結構多いので、イタリア文化もかなり強く根付いています。
例えばイギリスは紅茶がポピュラーですがオーストラリアはコーヒー派。カフェやスイーツ全般のスタイルもヨーロピアンなのかしら?
あとは例えばメルボルンの、ことにイタリア人街であるCarltonにあるLygon Streetのイタリアンは本格的&本場物。どんぐらい本場物かというとマフィア関連の事件があるくらい・・・(汗)
なので冷たいスイーツ、といえばアイスクリームもありますが、どちらかというとジェラートの方がメルボルンでは主流だと思います。
アイスクリームはちなみにNew Zealand Naturalが一番ポピュラーかな。
ジェラートといえばTrampolineなどのチェーン店もありますが、やっぱり行くなら先ほどのLygon Streetという風潮があります。シティにも近いですし、さらにメルボルン大学にも近い。
夜でも結構賑やかで、イタリアンレストランでディナーとワインの後はぶらぶらしながらジェラートを食べる、というコースはデートでも友達同士でも楽しいもの。
フレーバーは店によって色々。
立ち尽くして迷うほど種類がある店もあれば、手作りで日替わりで何種類かがあったり。
定番のレモン、バニラ、ナッツ、ピスタチオ、ココナッツ、森のベリーミックスだったり、杏仁豆腐のようなアーモンド味、こちらではポピュラーなチョコみたいなヘーゼルナッツペーストのNutellaだったり、チョコレートでもToblerone、Ferrerro Rocherなど多数種類があります。
フルーツ系で他によく見るのはマンゴーやバナナ、そしてLygon Streetのある店ではドリアン味がある日がたまにあるらしいです。見ましたがなんだか・・・怖じ気づきました(苦笑)
Lygon Streetもいいのですが、私のお気に入りはシティの南、サウスバンクのイタリアンレストランTutto Bene付属のジェラート屋さんです♪(サイトはこちら。レストラン本体も美味しいですよ。)
国内でいくつも賞をとっていて、ジェラートを作っている人は本場イタリアで作り方を学んで来たんだとか。
天然の材料から毎日作られるジェラートのフレーバーは日替わりで10種類ほど。行ってみないと何があるかわかりません。
柑橘系だけでもレモン、レモンのリキュールであるリモンチェッロ、ブラッドオレンジ、ライム、シトラスフルーツのミックスなどいろいろ。
サイトの写真にあるBaileys(アイリッシュクリームのリキュール)のフレーバーには実はまだ出会っていないことにちょっとびっくり!あったら絶対食べるのに!
お奨めはリモンチェッロ。いつもなのかは分かりませんが、原産地カプリ島のものを使っていたりして本格的。舌触りも最高ですし、甘さと酸っぱさのバランスが幸せになります♪
春であろうが、夏であろうが、秋であろうが・・・ちょっと冬はお腹が痛くなりそうなので控えてますが、ヤラ川のほとりでこりゃメルボルンだな-という景色を見ながら美味しいジェラートを食べるのが一つのささやかな楽しみであり幸せです。
そしてCrown Casinoで大好きな鴨ラーメンを平らげた後、胃をスッキリさせるためにリモンチェッロまたはレモンジェラートを食べるのもまた爽快です。むしろこれはセットです(笑)
お酒にちょっと酔っぱらった後にもまた良し。
どんな食べ物であれ季節の初物を味わう喜びはひとしおです。今シーズン初ジェラートが早く食べれるような天気になるといいなあ、と思ってます。
そしてメルボルンに旅行でいらっしゃる方、イタリアンレストランの美味しい食事の後には是非是非ジェラートがおすすめですよ!むしろ夏はジェラートなしでは過ごせないかも・・・?
今日の一曲: オットリーノ・レスピーギ 「ボッティチェッリの3枚の絵」より「春」
春、イタリア・・・と来たらヴィヴァルディの「春」より断然こっち!
どうやらマイナーらしいこの曲集ですが、ローマ三部作と同じくらいレスピーギのイタリア愛が詰まってます。
曲はマイナーでもボッティチェッリの絵は有名ですのでイメージしやすいのでは?と思いますが・・・
春。
それは若さと躍動の季節。誕生の季節、復活の季節。恋の季節であり、つまりは繁殖の季節。
ただならぬ生命エネルギーに満ちた時期なのです。
ちょっとたがが外れたような、それくらいのハイがちょうど良い。(ストラヴィンスキーの春の祭典なんかまさにそれですね。ただあの曲はその意味以外でも規格外ですが。)
春という季節のそのハイなエネルギーがこの曲は最初の音から詰まってます。
鳥のさえずりを表すトリルに、ボッティチェッリの絵にも見られる喜びの踊り、若さと愛。
ローマの松の第1楽章ともにた曲調なのですが、そっちと同じくホルンが高音で苦労しております(汗)
中低音の楽器もぎりぎりまで高い音域まで持ってきて、ピアノや鉄琴、チェレスタ、バイオリン、フルートなどの高音もがんがん使って。
浮き足だった、興奮したような喜びを表すのがレスピーギは得意です。
多数の違った長さやリズム・テンポのメロディーを組み合わせて、めまぐるしく明るくくるくる踊るのが本当に本当に私はこの曲で愛しいと思います。
この曲集だと他の2つの楽章の方が実は好きなんですけれど、あくまでも相対的な評価ですので・・・
3楽章とも是非元になったボッティチェッリの絵画を(ネットで調べるとすぐ出てくるので)そちらも見ながら視覚・聴覚どちらも通じて楽しみましょう♪
(追記:リンクしたCD・・・挿絵の「古風」がちょっと古風過ぎやしないかなあ?(笑))
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本当に今、たった今思ったんですけど音楽って不思議なものだなーと。
音自体はは時間とともに消えていくけれど、音楽の演奏が人の心に残ったり、記憶に残ったり、書き記されたり、デジタル的なフォーマットで書き記されたりして時間を超えて残っていくんだなーって。
もちろん人の中を通るごとに変化するのはあるのですが、音楽の核というか芯みたいなスピリットは人よりも長く生き続けるんですよね。
さてさて。
心身リカバリーしつつもありますが、まだまだ弱気なのかやっぱり一人旅に出たいなー目新しい景色が見たいなー一人で自由にのんびりしたいなーとかいう思いが頭をぐるぐるしたりして。
一人旅に出たのも随分前なのでそろそろまた行ってもいいかな、との結論に至りました。
一人旅の始まりは「Melway」でした。
Melwayとはメルボルンと郊外のロードマップで、私の見たことのある道路地図の中で最高のもの。
こっちに来た当時から隅から隅まで読んでこんなところに行きたいな、とかこんな名前の道があるんだなーとか楽しんでたのですが、大学に入って行動の自由(音楽科は授業時間自体は少ないので(笑))が出来た頃、ちょっとMelwayで見つけた面白いかもしれない行ったことの無いようなスポットに電車でぶらりと行ってみたり。
30℃ほどの良い天気の日に電車で南下して2駅(5km)ビーチを歩いたり。
あとはタスマニアに2泊3日旅行にも行きました。一人でホバートに、マイケルにあったりもしながら(車がないので)バスと徒歩でホバートのシティ周りを回ったりしまして。
そして日帰りでグレート・オーシャン・ロードにある町Warrnamboolに電車で日帰りに行ったり。
基本独りで居るのが一番心地良いというか・・・
Warrnamboolに行ったときに気づいたのですが海の崖沿いの公園で四方数キロ誰もいない状態があまりにも心地よくて「これが自分のパーソナルスペースか!」と初めて納得した思い出があって。
知ってる人を訪ねるんじゃなくて一人で気ままに自由にぶらりと知らない土地に行くのが性に合ってるようです。
さて、今年の春に一応行こうかな-と思ってはいるのですがまだ行き先を決めかねてます。
多少は勝手知ったホバートも惹かれるのですが、やっぱり新しい、自分にとって未踏な場所、自然の美しいところがいいなーと。
あとはやっぱり限られた予算ですし、車はないのでそこまで現地で動き回れませんし、そして個人的な心の落ち着きの理由から水があるところがいいな、とか。
あれこれ考えたあげく候補その1はVIC州北部にある、NSW州の境であるマレー川の畔のYarrawonga、Mulwalaという町。(2つの町は川を隔ててお向かいさんです)
メルボルン都心からは電車とバスを乗り継いで
マレー川にダムを造る過程で生まれたLake Mulwalaという人工湖の、湖に木が何本も生えている景色が昔そこを通ったときから忘れられず。
夕焼けのLake Mulwalaはさぞ美しいんだろうなあ・・・とネットで見る写真を見て思うのです。
なんでもクルーズなんかもあるそうで、湖畔からだけでなく船の上から見るのも楽しそう!と惹かれるものがたくさんあります。
あともう一つの候補はがっつり州外。NSW州の北側の海岸にあるCoffs Harbourという場所。
NSW州とはいっても距離でいったらシドニーよりもQLD州のゴールドコーストに近いのですが・・・
ここのお目当ては海、庭園・公園、そしてなによりも町のの近くにある蝶園♪
実は以前オーストラリアにも蝶園が(動物園の一部としてでも。メルボルン動物園にもあるのですが)ないかと思い、検索をかけたところ見つけたところです。
Coffs Harbourには飛行機で行くことになるのですが、移動時間自体は電車で候補1に行くのとそんなに変わらないかな~?
あとはもう予算と宿泊が取れるかの問題でしょうかね。
できるならワイヤレスインターネットがあるところだったら急な仕事の心配も少なくて済みますし。
車がなくてもそこそこゆっくり楽しめそうなのですが車があったらもう色んな所にいけますね!
実は密かな夢はSpirit of Tasmaniaというフェリーで車同伴(笑)でタスマニアに渡って足の届かなかった場所に行ってみたい!
オーストラリアは広く大きく、本当に色んなところがあるので・・・一応14年住んで自分のhome countryとなった国ですが、まだまだ観光客気分で探検してみたいです♪
今日の一曲: セルゲイ・プロコフィエフ 「キージェ中尉」より「トロイカ」
前へ前へ、そんな一曲を今日はチョイスです。
この曲が一部である「キージェ中尉」のことは別の日におかせてもらいます・・・が、とりあえず。
この曲は私が中学生の時に妹とものすごーくはまった音楽で(笑)
それはなんといってもオープニングのインパクトの強さにありました。
私たち曰く、「世界で一番ぎこちないキーチェンジ」!
とりあえず、ずっこけます。音楽がずっこけ、そして聴く方も多少なりともずっこけます。
プロコフィエフもまたちょっと変わったユーモアの持ち主なのですが、もうこのこけ方は新喜劇並みですよ(笑)
トロイカ、というのはロシアの三頭立て馬車のこと。
馬車と言えば、ということで鈴が活躍し、そして同じくロシアを表す(奇しくも「3」つながりの)バラライカを真似たバイオリンのパッセージもあり。
雪のロシアの町の情景をパーフェクトにセットアップしてくれます。にくいです。
トロイカはひたすら忙しく前に進み、駆け。
きっと師走なんでしょうね。
この曲で自分が心地良く感じる一つの要因として、中低音楽器の活躍があると思います。
メインメロディーを担うチェロ、そしてトロンボーン、ファゴット、サキソフォンのソロ。ここらがしっかりしてるからこそ明るいだけで空回りする音楽にならないのですね。
そしてなんといっても一番の魅力は・・・昔と現在のミーティングポイント、みたいな時間・時代をさりげなく捉えているところでしょうか。
トロイカ=馬車が町を駆け巡る中、曲の後半で突然ブラスが不協和音を奏でますが、これは車のクラクション。あまりのスピードで馬車が通るもんですから急ブレーキしたんでしょうか。
馬車と自動車、どちらも共に存在していた時代。トロイカのスピードとは比べられないスピード化社会の黎明期・・・といったら深読みしすぎでしょうか?
なんにせよそういったいかにも「ロシアらしい」ような楽しい、きらきらとした冬の情景が映像のようにはっきりと表現されている短く、一見とるにたらないながらも楽しく聴ける、粋な一曲です♪
ちなみにリンクを貼った録音を始め、「キージェ中尉」はコダーイの「ハーリ・ヤーノシュ」とカップリングされることが多いのですが、書かれた時代とそれからちょっと風変わりでばかばかしいおとぎ話的な物語、という共通点もありなにかと相性が良いみたいです。そちらもなかなか楽しめる曲集ですよ。
音自体はは時間とともに消えていくけれど、音楽の演奏が人の心に残ったり、記憶に残ったり、書き記されたり、デジタル的なフォーマットで書き記されたりして時間を超えて残っていくんだなーって。
もちろん人の中を通るごとに変化するのはあるのですが、音楽の核というか芯みたいなスピリットは人よりも長く生き続けるんですよね。
さてさて。
心身リカバリーしつつもありますが、まだまだ弱気なのかやっぱり一人旅に出たいなー目新しい景色が見たいなー一人で自由にのんびりしたいなーとかいう思いが頭をぐるぐるしたりして。
一人旅に出たのも随分前なのでそろそろまた行ってもいいかな、との結論に至りました。
一人旅の始まりは「Melway」でした。
Melwayとはメルボルンと郊外のロードマップで、私の見たことのある道路地図の中で最高のもの。
こっちに来た当時から隅から隅まで読んでこんなところに行きたいな、とかこんな名前の道があるんだなーとか楽しんでたのですが、大学に入って行動の自由(音楽科は授業時間自体は少ないので(笑))が出来た頃、ちょっとMelwayで見つけた面白いかもしれない行ったことの無いようなスポットに電車でぶらりと行ってみたり。
30℃ほどの良い天気の日に電車で南下して2駅(5km)ビーチを歩いたり。
あとはタスマニアに2泊3日旅行にも行きました。一人でホバートに、マイケルにあったりもしながら(車がないので)バスと徒歩でホバートのシティ周りを回ったりしまして。
そして日帰りでグレート・オーシャン・ロードにある町Warrnamboolに電車で日帰りに行ったり。
基本独りで居るのが一番心地良いというか・・・
Warrnamboolに行ったときに気づいたのですが海の崖沿いの公園で四方数キロ誰もいない状態があまりにも心地よくて「これが自分のパーソナルスペースか!」と初めて納得した思い出があって。
知ってる人を訪ねるんじゃなくて一人で気ままに自由にぶらりと知らない土地に行くのが性に合ってるようです。
さて、今年の春に一応行こうかな-と思ってはいるのですがまだ行き先を決めかねてます。
多少は勝手知ったホバートも惹かれるのですが、やっぱり新しい、自分にとって未踏な場所、自然の美しいところがいいなーと。
あとはやっぱり限られた予算ですし、車はないのでそこまで現地で動き回れませんし、そして個人的な心の落ち着きの理由から水があるところがいいな、とか。
あれこれ考えたあげく候補その1はVIC州北部にある、NSW州の境であるマレー川の畔のYarrawonga、Mulwalaという町。(2つの町は川を隔ててお向かいさんです)
メルボルン都心からは電車とバスを乗り継いで
マレー川にダムを造る過程で生まれたLake Mulwalaという人工湖の、湖に木が何本も生えている景色が昔そこを通ったときから忘れられず。
夕焼けのLake Mulwalaはさぞ美しいんだろうなあ・・・とネットで見る写真を見て思うのです。
なんでもクルーズなんかもあるそうで、湖畔からだけでなく船の上から見るのも楽しそう!と惹かれるものがたくさんあります。
あともう一つの候補はがっつり州外。NSW州の北側の海岸にあるCoffs Harbourという場所。
NSW州とはいっても距離でいったらシドニーよりもQLD州のゴールドコーストに近いのですが・・・
ここのお目当ては海、庭園・公園、そしてなによりも町のの近くにある蝶園♪
実は以前オーストラリアにも蝶園が(動物園の一部としてでも。メルボルン動物園にもあるのですが)ないかと思い、検索をかけたところ見つけたところです。
Coffs Harbourには飛行機で行くことになるのですが、移動時間自体は電車で候補1に行くのとそんなに変わらないかな~?
あとはもう予算と宿泊が取れるかの問題でしょうかね。
できるならワイヤレスインターネットがあるところだったら急な仕事の心配も少なくて済みますし。
車がなくてもそこそこゆっくり楽しめそうなのですが車があったらもう色んな所にいけますね!
実は密かな夢はSpirit of Tasmaniaというフェリーで車同伴(笑)でタスマニアに渡って足の届かなかった場所に行ってみたい!
オーストラリアは広く大きく、本当に色んなところがあるので・・・一応14年住んで自分のhome countryとなった国ですが、まだまだ観光客気分で探検してみたいです♪
今日の一曲: セルゲイ・プロコフィエフ 「キージェ中尉」より「トロイカ」
前へ前へ、そんな一曲を今日はチョイスです。
この曲が一部である「キージェ中尉」のことは別の日におかせてもらいます・・・が、とりあえず。
この曲は私が中学生の時に妹とものすごーくはまった音楽で(笑)
それはなんといってもオープニングのインパクトの強さにありました。
私たち曰く、「世界で一番ぎこちないキーチェンジ」!
とりあえず、ずっこけます。音楽がずっこけ、そして聴く方も多少なりともずっこけます。
プロコフィエフもまたちょっと変わったユーモアの持ち主なのですが、もうこのこけ方は新喜劇並みですよ(笑)
トロイカ、というのはロシアの三頭立て馬車のこと。
馬車と言えば、ということで鈴が活躍し、そして同じくロシアを表す(奇しくも「3」つながりの)バラライカを真似たバイオリンのパッセージもあり。
雪のロシアの町の情景をパーフェクトにセットアップしてくれます。にくいです。
トロイカはひたすら忙しく前に進み、駆け。
きっと師走なんでしょうね。
この曲で自分が心地良く感じる一つの要因として、中低音楽器の活躍があると思います。
メインメロディーを担うチェロ、そしてトロンボーン、ファゴット、サキソフォンのソロ。ここらがしっかりしてるからこそ明るいだけで空回りする音楽にならないのですね。
そしてなんといっても一番の魅力は・・・昔と現在のミーティングポイント、みたいな時間・時代をさりげなく捉えているところでしょうか。
トロイカ=馬車が町を駆け巡る中、曲の後半で突然ブラスが不協和音を奏でますが、これは車のクラクション。あまりのスピードで馬車が通るもんですから急ブレーキしたんでしょうか。
馬車と自動車、どちらも共に存在していた時代。トロイカのスピードとは比べられないスピード化社会の黎明期・・・といったら深読みしすぎでしょうか?
なんにせよそういったいかにも「ロシアらしい」ような楽しい、きらきらとした冬の情景が映像のようにはっきりと表現されている短く、一見とるにたらないながらも楽しく聴ける、粋な一曲です♪
ちなみにリンクを貼った録音を始め、「キージェ中尉」はコダーイの「ハーリ・ヤーノシュ」とカップリングされることが多いのですが、書かれた時代とそれからちょっと風変わりでばかばかしいおとぎ話的な物語、という共通点もありなにかと相性が良いみたいです。そちらもなかなか楽しめる曲集ですよ。
今日はメルボルンはぽかぽか暖かい天気でした♪
なので昼間にちょっと近所に散歩へ。
この地では真冬でも色んな花が咲いていますが今日は日の光の暖かさか一層いきいきしていたようで。
そんなメルボルンの春の色彩をちょっと早いですが写真に納めてきました♪
家の近くの桃の花、満開。
他にも木蓮が最近目立ちますが、実際の開花はまだ先になりそうです。
家の近くといえば昨日から近所の家の前に「他の人にいくつか残して持ってって下さい」とのサインのもとにレモンがいくつか置いてあったので妹のレモンジンジャーティーの材料に2つほど貰っていきました。なんとも可愛いレモンでしたよ。

怒濤のユーカリシリーズ。
一番典型的なユーカリの木はこんなでしょうか。
口癖の様に話しています「オーストラリアの色彩」。
灰のかった白、灰緑、青みのある赤ピンク。
すらっとした厚い葉には油分が多く含まれていて火を起こすのにも使えますが、逆にBushfireでは被害を広げる原因にも。
幹は太いのですが枝は細く、葉や実が重いので基本柳のように垂れ下がっています。風にユーカリの枝葉が揺れる様はけっこう風情があります。
ユーカリの葉と小さな実。
これが大きくなるとジガバチの巣みたいな形(誰が分かるんだろう!?)になるんですが、そのユーカリの実をモチーフとした「スナグルポットとカドルパイ(Snugglepot and Cuddlepie)」という絵本のキャラクターがオーストラリアには居ます。(作者:May Gibbs)
可愛いですよ♪

こちらは黄色い花バージョン2種。
右側は葉っぱが丸いですがれっきとしたユーカリの仲間。
こういった形状の葉っぱのなかでは葉の付き方が綺麗なパターンになってるものもあって、そういうものはよく飾りに使われています。

また別の場所に咲いていた桃の花。
そこらへんは桃の木がずらっと並木状に並んでいて、暖かくなったので活発になったミツバチがぶんぶん飛んでいました。
昆虫の写真はトライしたことがなかったのですが難しい!そんななか右側の写真は本当にうまく撮れたと一人喜んでおります♪太ももの花粉団子までばっちり!
さて、前々からいくつかキーワードを挙げてそれにフィットする曲を挙げてみようという試みをしたいなーと思ってたのですが。
何よりも(いつもにも増して)自己満足、というか自分の脳内データベースの検索・引き出し機能のテスト・エクササイズみたいなものなのですが・・・(苦笑)
とりあえず一回試してみたいので今日やってみたいと思います。
キーワードはランダムではなく1つのトピックで、とりあえずお試しということで10個!
考えるプロセスはとりあえずは脳のみ、ipodやiTunes、楽譜に頼らずトライ。
<テーマ:形容詞>
穏やか (Gentle): オリヴィエ・メシアン 幼子イエスに注ぐ20のまなざしより第19番「我眠る、だが我が心は目覚め」
(穏やかはほんとうにたくさんありますが、そのなかでやっとこメシアンにしぼって、やっとここれに絞りました)
凶暴 (Violent): バルトーク・ベーラ 中国の不思議な役人
(曲の全体を通じて様々なタイプの凶暴さが見られる桁外れの音楽です。とくに「the girl sank to embrace him」の箇所が悦。)
曖昧 (Ambivalent): リゲティ・ジェルジュ 練習曲第11番 'En Suspens'
(タイトルもそうですがこの振り子が揺れるような、たちくらみでくらっと来るのを遅くしたようなどっちつかずの感覚がもうこれしかないです)
爽やか (Fresh): モーリス・ラヴェル クープランの墓より前奏曲
(夏の朝カーテンと窓を開けたときの外の空気や風と日の光の爽やかさという意味ではダントツにこれですね)
自由な (Free): ヨハネス・ブラームス チェロソナタヘ長調第1楽章
(これか、またはFrei aber Froh(自由だが幸せ)の交響曲第3番第1楽章でしたね。同じ調、同じ性格、同じ「人間としての自由」な感じ。でもチェロの方が開放的な気がしてこっちに。自由という言葉の定義でもまた変わります)
勝ち誇った (Victorious): グスタフ・マーラー 交響曲第1番第4楽章
(最初からの熾烈な戦いを「勝ち抜いた」!という強さと明るさ。自分の手で勝ち取った感が強いですよね)
壊滅的な (Devastating): グスタフ・マーラー 交響曲第6番第4楽章
(壊滅的な、というか絶望を通り越した絶望なのですよ。なんど這い上っても無残にたたき落とされる。完膚無きまでにたたきのめされそしてさらに踏みにじられる)
野心的な (Ambitious): ヨハネス・ブラームス 2つのラプソディーよりト短調
(ワーグナーとかシュトラウスとかあるはずなんですけどあんま好きじゃないんであんまり知らないんですよね(笑)でもこの曲も目の前にある障害を殺してでも取り除くことにためらいはなさそう)
陽気な (Merry): エマニュエル・シャブリエ スペイン
(これはもう。スペインの陽気さとフランスの軽さ。マドリッドにいった友達が町を見たとたんこの曲がぱっと頭の中で鳴ったそうです)
中性的な (gender-neutral): ベンジャミン・ブリテン 序章とロンドからロンド
(ミニマム音楽にありそうでない。聞いているときの気分によって女性的だったり、男性的だったり、どっちでもなかったり)
案外できるもんですね。
ただ参照なしでやってるからなのかな、好きな作曲家に偏り気味なのは。
次回は四字熟語とかでやってみたいです。
今日の一曲: ヨハネス・ブラームス 2つのラプソディーより第2番(ト短調)
来週あたりから弾こうと思っているブラームスの2つのラプソディ-。
ちなみにラプソディー=狂詩曲、というのがなんともそそります。S心が(笑)
ブラームスのピアノ曲、ブラームスのレパートリー全体のなかでもなかなか粋でスペシャルな位置にあると思います。
どちらの曲もゲルマンのルーツ、北欧の民族・神話のフレーバーが強くて、実際第1番ではグリークの「ペール・ギュント」に酷似したメロディーがあったり。
個人的に北欧神話の雰囲気とか価値観が昔から好きなのでわりとぴったり来る曲なのですが。
どちらかといえば格が上と見られるのは第1番(ロ短調)でしょうか。サーガ、エピック的な性格に加えどっちかというと壮大で華麗な性格、技巧もより難しく。
でも「ブラームスの曲は内向的であればあるほど素晴らしい!」・・・とは思わなくとも似たようなことを考えてる私は第2番に今回スポットライトを当てたいのです!
第1番が爆発的な下降するメロディーで始まるのに対して第2番はじわじわ下から攻めます(笑)
音域がこの中低音域に限られることでどんどんどす黒いものが溜まるわけです。
最終的な目標は胸の内に秘め虎視眈々とチャンスを狙い。その間に無心にもくもくと人を斬り、戦機を待って。
だからこそ先ほどの「野望的」なわけですね。
そしてまあこの曲を弾いたり聞いたりすると感じる厳しい寒さ。
第1番もそうなんですが、でも「厳しさ」、むしろ寒すぎていろいろ痛い的な、北欧の冬がどんな色でどんな感じなのかがひしひし分かるのは第2番。
第1番がストーリーテラー的な曲ならば第2番は戦記ですかね。
第1番にある真ん中の明るいあどけないセクションは皆無ですし、第2主題も第1番ほど女性的ではないですし。戦い、戦い、策略、野望、さらに戦いのひたすら男臭い(笑)物語です。
ということで2番を猛プッシュしてみましたがあくまでもこの2つの物語絵巻ならぬ音巻は2つでセットだと思います。1つは戦記、1つはまあ吟遊詩人が後に伝えたラプソディー的物語。
同じ時代の違う視点の描写、といいますか。
なので第1番、第2番合わせてブラームスの音楽とともに北欧の古の世界をお楽しみ下さい♪
内向的で重厚なのでグールドの演奏はお奨めしません。重厚さに関してはtoo much is beter than too little、重力でつぶれるくらいの演奏がこの曲に限らずいいですね!
なので昼間にちょっと近所に散歩へ。
この地では真冬でも色んな花が咲いていますが今日は日の光の暖かさか一層いきいきしていたようで。
そんなメルボルンの春の色彩をちょっと早いですが写真に納めてきました♪
他にも木蓮が最近目立ちますが、実際の開花はまだ先になりそうです。
家の近くといえば昨日から近所の家の前に「他の人にいくつか残して持ってって下さい」とのサインのもとにレモンがいくつか置いてあったので妹のレモンジンジャーティーの材料に2つほど貰っていきました。なんとも可愛いレモンでしたよ。
一番典型的なユーカリの木はこんなでしょうか。
口癖の様に話しています「オーストラリアの色彩」。
灰のかった白、灰緑、青みのある赤ピンク。
すらっとした厚い葉には油分が多く含まれていて火を起こすのにも使えますが、逆にBushfireでは被害を広げる原因にも。
幹は太いのですが枝は細く、葉や実が重いので基本柳のように垂れ下がっています。風にユーカリの枝葉が揺れる様はけっこう風情があります。
これが大きくなるとジガバチの巣みたいな形(誰が分かるんだろう!?)になるんですが、そのユーカリの実をモチーフとした「スナグルポットとカドルパイ(Snugglepot and Cuddlepie)」という絵本のキャラクターがオーストラリアには居ます。(作者:May Gibbs)
可愛いですよ♪
右側は葉っぱが丸いですがれっきとしたユーカリの仲間。
こういった形状の葉っぱのなかでは葉の付き方が綺麗なパターンになってるものもあって、そういうものはよく飾りに使われています。
そこらへんは桃の木がずらっと並木状に並んでいて、暖かくなったので活発になったミツバチがぶんぶん飛んでいました。
昆虫の写真はトライしたことがなかったのですが難しい!そんななか右側の写真は本当にうまく撮れたと一人喜んでおります♪太ももの花粉団子までばっちり!
さて、前々からいくつかキーワードを挙げてそれにフィットする曲を挙げてみようという試みをしたいなーと思ってたのですが。
何よりも(いつもにも増して)自己満足、というか自分の脳内データベースの検索・引き出し機能のテスト・エクササイズみたいなものなのですが・・・(苦笑)
とりあえず一回試してみたいので今日やってみたいと思います。
キーワードはランダムではなく1つのトピックで、とりあえずお試しということで10個!
考えるプロセスはとりあえずは脳のみ、ipodやiTunes、楽譜に頼らずトライ。
<テーマ:形容詞>
穏やか (Gentle): オリヴィエ・メシアン 幼子イエスに注ぐ20のまなざしより第19番「我眠る、だが我が心は目覚め」
(穏やかはほんとうにたくさんありますが、そのなかでやっとこメシアンにしぼって、やっとここれに絞りました)
凶暴 (Violent): バルトーク・ベーラ 中国の不思議な役人
(曲の全体を通じて様々なタイプの凶暴さが見られる桁外れの音楽です。とくに「the girl sank to embrace him」の箇所が悦。)
曖昧 (Ambivalent): リゲティ・ジェルジュ 練習曲第11番 'En Suspens'
(タイトルもそうですがこの振り子が揺れるような、たちくらみでくらっと来るのを遅くしたようなどっちつかずの感覚がもうこれしかないです)
爽やか (Fresh): モーリス・ラヴェル クープランの墓より前奏曲
(夏の朝カーテンと窓を開けたときの外の空気や風と日の光の爽やかさという意味ではダントツにこれですね)
自由な (Free): ヨハネス・ブラームス チェロソナタヘ長調第1楽章
(これか、またはFrei aber Froh(自由だが幸せ)の交響曲第3番第1楽章でしたね。同じ調、同じ性格、同じ「人間としての自由」な感じ。でもチェロの方が開放的な気がしてこっちに。自由という言葉の定義でもまた変わります)
勝ち誇った (Victorious): グスタフ・マーラー 交響曲第1番第4楽章
(最初からの熾烈な戦いを「勝ち抜いた」!という強さと明るさ。自分の手で勝ち取った感が強いですよね)
壊滅的な (Devastating): グスタフ・マーラー 交響曲第6番第4楽章
(壊滅的な、というか絶望を通り越した絶望なのですよ。なんど這い上っても無残にたたき落とされる。完膚無きまでにたたきのめされそしてさらに踏みにじられる)
野心的な (Ambitious): ヨハネス・ブラームス 2つのラプソディーよりト短調
(ワーグナーとかシュトラウスとかあるはずなんですけどあんま好きじゃないんであんまり知らないんですよね(笑)でもこの曲も目の前にある障害を殺してでも取り除くことにためらいはなさそう)
陽気な (Merry): エマニュエル・シャブリエ スペイン
(これはもう。スペインの陽気さとフランスの軽さ。マドリッドにいった友達が町を見たとたんこの曲がぱっと頭の中で鳴ったそうです)
中性的な (gender-neutral): ベンジャミン・ブリテン 序章とロンドからロンド
(ミニマム音楽にありそうでない。聞いているときの気分によって女性的だったり、男性的だったり、どっちでもなかったり)
案外できるもんですね。
ただ参照なしでやってるからなのかな、好きな作曲家に偏り気味なのは。
次回は四字熟語とかでやってみたいです。
今日の一曲: ヨハネス・ブラームス 2つのラプソディーより第2番(ト短調)
来週あたりから弾こうと思っているブラームスの2つのラプソディ-。
ちなみにラプソディー=狂詩曲、というのがなんともそそります。S心が(笑)
ブラームスのピアノ曲、ブラームスのレパートリー全体のなかでもなかなか粋でスペシャルな位置にあると思います。
どちらの曲もゲルマンのルーツ、北欧の民族・神話のフレーバーが強くて、実際第1番ではグリークの「ペール・ギュント」に酷似したメロディーがあったり。
個人的に北欧神話の雰囲気とか価値観が昔から好きなのでわりとぴったり来る曲なのですが。
どちらかといえば格が上と見られるのは第1番(ロ短調)でしょうか。サーガ、エピック的な性格に加えどっちかというと壮大で華麗な性格、技巧もより難しく。
でも「ブラームスの曲は内向的であればあるほど素晴らしい!」・・・とは思わなくとも似たようなことを考えてる私は第2番に今回スポットライトを当てたいのです!
第1番が爆発的な下降するメロディーで始まるのに対して第2番はじわじわ下から攻めます(笑)
音域がこの中低音域に限られることでどんどんどす黒いものが溜まるわけです。
最終的な目標は胸の内に秘め虎視眈々とチャンスを狙い。その間に無心にもくもくと人を斬り、戦機を待って。
だからこそ先ほどの「野望的」なわけですね。
そしてまあこの曲を弾いたり聞いたりすると感じる厳しい寒さ。
第1番もそうなんですが、でも「厳しさ」、むしろ寒すぎていろいろ痛い的な、北欧の冬がどんな色でどんな感じなのかがひしひし分かるのは第2番。
第1番がストーリーテラー的な曲ならば第2番は戦記ですかね。
第1番にある真ん中の明るいあどけないセクションは皆無ですし、第2主題も第1番ほど女性的ではないですし。戦い、戦い、策略、野望、さらに戦いのひたすら男臭い(笑)物語です。
ということで2番を猛プッシュしてみましたがあくまでもこの2つの物語絵巻ならぬ音巻は2つでセットだと思います。1つは戦記、1つはまあ吟遊詩人が後に伝えたラプソディー的物語。
同じ時代の違う視点の描写、といいますか。
なので第1番、第2番合わせてブラームスの音楽とともに北欧の古の世界をお楽しみ下さい♪
内向的で重厚なのでグールドの演奏はお奨めしません。重厚さに関してはtoo much is beter than too little、重力でつぶれるくらいの演奏がこの曲に限らずいいですね!
昨日の続きです。
Red Hill Wineryに行ったあとはWestern Port湾に面するShorehamのビーチへ。
ドライブ中に降っていた雨は外に出るころにはすっかり止んでいて、寒さも和らいでおだやかな天気に。
ビーチに一旦止まったのは道の向こうに見えた海の色が本当に綺麗だったから、というのもあって。
ただここでは写しませんでしたが波打ち際から離れると海草で地面が覆われてて・・・こんな日は足場が良いんだか悪いんだかわからなくて大変(汗)
虹が少しかかってます。
今日ですくなくとも2本目。
それにしてもこういう色彩が大好きで。このブルーグレー、ブルーグリーングレー、沖の方の紫がかったグレー・・・
それから雲の間から注ぐ光がまた美しいですね♪
海もこんな日なのに割と穏やかで、ずっと岩のほうをつたって行けそうな雰囲気でした(若干名実際行ってました)
あと10人くらいサーフィンしてる人達も居ましたよー。この寒さで、ということもそうですが内海で天気的にも波が穏やかなのにかかわらずサーフィンしてることに驚き。
最後の場所はStonier's Winery。
ここは私の父recommendのワイナリーで、ChardonnayとPinot Noirを専門としています。
父はここのシャルドネのReserveを強くお奨めしてました。
なんでも家族全員でいたときにみんなで来てるらしく。中に入るまで思い出さなかったのですが・・・
ワインに入る前に一枚。
前々からオーストラリアの独特な色彩について話しましたがPicture is worth a thousand words、ということでやっと!そのオーストラリアの独特な色を備えかねた素敵なユーカリの木を見つけました。
灰色のかった緑の葉、お化けのような灰色が混じった白の枝、そして青がかった赤ピンクの花。
これこそがオーストラリアの色のレパートリーの主要なものの一部だと信じています。
(だから逆にイギリスみたいな真の緑、みたいな色彩はレパートリーにないんですよね。イギリスに行ったとき目がびっくりしました!)
閑話休題。
ここは何というかShed(小屋)のようになっているところにテイスティングの場所があって。
カフェやレストランなどはないのですがチーズの盛り合わせはあるそうですよ(私たちは食べませんでした・・・もったいない?)
先ほど話しましたようにこの場所はシャルドネが専門の一つで、テイスティングにはいくつかあって、前回話しましたように私はシャルドネがそんなに得意でなく(汗)
でもここのシャルドネの2007年Reserveは樽の中でより長く寝かせたものなので風味が落ち着いてウッディな香りが本当にしっくり来ました♪
テイスティングしながら外の豪雨を見たり(外に出てるときは良い天気、屋内にいるときは雨降り。そういう意味ではお天気に恵まれてましたね)。
ということで最後はちょっとしんどくなりながらもモーニントン半島の旅は終わり。
このエリアは案外広く、日帰りで十分楽しめながらも一日では回りきれないところも多く。
例えば海沿いのドライブだけでも十分素敵なんですが温泉もあるそうですし、迷路庭園や湿地、Point Nepeanのあたりの国立公園と外海、Cape Schanckの海沿いの公園やゴルフコース、内海側の遠浅のビーチ、ダイビングスポット、そしてイルカと泳げる沖の方、そして向かいのBellarine半島へのフェリー、たくさんのアルパカ牧場など・・・
本当にいろんな分野のいろんな楽しみが詰まっている半島です!
例えば別荘建てる・買うならここらへんにあこがれが・・・でも半島の先に近いPortseaのあたりはオーストラリアで一番「高い」エリアだとか・・・(汗)でも本当に納得ですよ。こんなにいろんな経験ができる場所は何回来ても足りませんし、わりといろんな季節に楽しめるので。
とりあえずまた暖かくなったらまた行って、こんどは泳ぎにいったりもしたい!と強く願って(訴えて)います♪
以上つたないモーニントン半島の海とワインのレポートでした!
今日の一曲: マックス・ブルッフ バイオリン協奏曲第1番 第1楽章「前奏曲」
昨日が奇襲、変化球なら今日は直球真っ向勝負。
バイオリニストのレパートリーのスタンダード中のスタンダード。
スタンダードすぎてみんな高校生の時くらいにはまったり実際に弾いたりして、それでそのまま卒業というか通り過ぎてもっと複雑だったり深かったりする曲に移ってしまい、みんな結構あなどりがちな曲ではあります。
でもやっぱり素直になってみれば素晴らしい曲なんですよね。
しっかりしてて、感情的にも直球で。技巧も凝ってはいますがオーバーにshowyではなく。
音楽の感情や美しさとバイオリンの華麗さのバランスが実に堅実。その堅実さが好き。
でもある意味ではちょっと変わった曲でもあります。
協奏曲ってソリストがいて、ソリストがフィーチャーされる曲なのですが、この楽章に限っては一番盛り上がる場所がトゥッティ(オケ)オンリーで、ソリストがまったく弾いていません!(笑)
あんなに盛り上がってるのになんでソリスト休んでるの!?と思っちゃいます。むしろ・・・もったいない!バロック時代のコンチェルトみたいに一緒に弾こうよ!みたいな。
たとえば若い頃はまった趣味や音楽は成長してずっと経ってから戻ってくると懐かしいのはもちろん、若い頃に持っていたいろんなとんがった感情や考え方がそぎおとされて、より広い心で、より冷静でそういったものと向き合うことができます。
なのでバイオリンでこの曲を「卒業」してしまった人にもう一回戻ってきて欲しいのはもちろん、バイオリニスト以外でもその一回卒業→また戻ってくるサイクルが経験できるいい曲だと思います。
とりあえずキーワードは素直に!ですかね。難しいことを考えないのがこの曲を一番深く感じる方法だと思います。
ドライブ中に降っていた雨は外に出るころにはすっかり止んでいて、寒さも和らいでおだやかな天気に。
ビーチに一旦止まったのは道の向こうに見えた海の色が本当に綺麗だったから、というのもあって。
ただここでは写しませんでしたが波打ち際から離れると海草で地面が覆われてて・・・こんな日は足場が良いんだか悪いんだかわからなくて大変(汗)
今日ですくなくとも2本目。
それにしてもこういう色彩が大好きで。このブルーグレー、ブルーグリーングレー、沖の方の紫がかったグレー・・・
それから雲の間から注ぐ光がまた美しいですね♪
海もこんな日なのに割と穏やかで、ずっと岩のほうをつたって行けそうな雰囲気でした(若干名実際行ってました)
あと10人くらいサーフィンしてる人達も居ましたよー。この寒さで、ということもそうですが内海で天気的にも波が穏やかなのにかかわらずサーフィンしてることに驚き。
ここは私の父recommendのワイナリーで、ChardonnayとPinot Noirを専門としています。
父はここのシャルドネのReserveを強くお奨めしてました。
なんでも家族全員でいたときにみんなで来てるらしく。中に入るまで思い出さなかったのですが・・・
前々からオーストラリアの独特な色彩について話しましたがPicture is worth a thousand words、ということでやっと!そのオーストラリアの独特な色を備えかねた素敵なユーカリの木を見つけました。
灰色のかった緑の葉、お化けのような灰色が混じった白の枝、そして青がかった赤ピンクの花。
これこそがオーストラリアの色のレパートリーの主要なものの一部だと信じています。
(だから逆にイギリスみたいな真の緑、みたいな色彩はレパートリーにないんですよね。イギリスに行ったとき目がびっくりしました!)
ここは何というかShed(小屋)のようになっているところにテイスティングの場所があって。
カフェやレストランなどはないのですがチーズの盛り合わせはあるそうですよ(私たちは食べませんでした・・・もったいない?)
先ほど話しましたようにこの場所はシャルドネが専門の一つで、テイスティングにはいくつかあって、前回話しましたように私はシャルドネがそんなに得意でなく(汗)
でもここのシャルドネの2007年Reserveは樽の中でより長く寝かせたものなので風味が落ち着いてウッディな香りが本当にしっくり来ました♪
テイスティングしながら外の豪雨を見たり(外に出てるときは良い天気、屋内にいるときは雨降り。そういう意味ではお天気に恵まれてましたね)。
ということで最後はちょっとしんどくなりながらもモーニントン半島の旅は終わり。
このエリアは案外広く、日帰りで十分楽しめながらも一日では回りきれないところも多く。
例えば海沿いのドライブだけでも十分素敵なんですが温泉もあるそうですし、迷路庭園や湿地、Point Nepeanのあたりの国立公園と外海、Cape Schanckの海沿いの公園やゴルフコース、内海側の遠浅のビーチ、ダイビングスポット、そしてイルカと泳げる沖の方、そして向かいのBellarine半島へのフェリー、たくさんのアルパカ牧場など・・・
本当にいろんな分野のいろんな楽しみが詰まっている半島です!
例えば別荘建てる・買うならここらへんにあこがれが・・・でも半島の先に近いPortseaのあたりはオーストラリアで一番「高い」エリアだとか・・・(汗)でも本当に納得ですよ。こんなにいろんな経験ができる場所は何回来ても足りませんし、わりといろんな季節に楽しめるので。
とりあえずまた暖かくなったらまた行って、こんどは泳ぎにいったりもしたい!と強く願って(訴えて)います♪
以上つたないモーニントン半島の海とワインのレポートでした!
今日の一曲: マックス・ブルッフ バイオリン協奏曲第1番 第1楽章「前奏曲」
昨日が奇襲、変化球なら今日は直球真っ向勝負。
バイオリニストのレパートリーのスタンダード中のスタンダード。
スタンダードすぎてみんな高校生の時くらいにはまったり実際に弾いたりして、それでそのまま卒業というか通り過ぎてもっと複雑だったり深かったりする曲に移ってしまい、みんな結構あなどりがちな曲ではあります。
でもやっぱり素直になってみれば素晴らしい曲なんですよね。
しっかりしてて、感情的にも直球で。技巧も凝ってはいますがオーバーにshowyではなく。
音楽の感情や美しさとバイオリンの華麗さのバランスが実に堅実。その堅実さが好き。
でもある意味ではちょっと変わった曲でもあります。
協奏曲ってソリストがいて、ソリストがフィーチャーされる曲なのですが、この楽章に限っては一番盛り上がる場所がトゥッティ(オケ)オンリーで、ソリストがまったく弾いていません!(笑)
あんなに盛り上がってるのになんでソリスト休んでるの!?と思っちゃいます。むしろ・・・もったいない!バロック時代のコンチェルトみたいに一緒に弾こうよ!みたいな。
たとえば若い頃はまった趣味や音楽は成長してずっと経ってから戻ってくると懐かしいのはもちろん、若い頃に持っていたいろんなとんがった感情や考え方がそぎおとされて、より広い心で、より冷静でそういったものと向き合うことができます。
なのでバイオリンでこの曲を「卒業」してしまった人にもう一回戻ってきて欲しいのはもちろん、バイオリニスト以外でもその一回卒業→また戻ってくるサイクルが経験できるいい曲だと思います。
とりあえずキーワードは素直に!ですかね。難しいことを考えないのがこの曲を一番深く感じる方法だと思います。
昨日日曜日、友達と4人でモーニントン半島に遊びにいってきました。
朝親友と一緒に電車で南下、Hastingsで昨夜から向こうにいた友達カップル2人と落ち合いブランチを。
ちょっと油が強かったベーコンエッグマフィン(最近ずっと自分で作ってるからうるさくなるんですよ)と大量のお茶(ティーポットにお茶+もう一つ追加のお湯のポットが一緒に来たので)でお腹を満たした後HastingsからBitternにかけてあるマングローブのある海岸へ。
Hastingsの海岸沿いの公園から歩いたりしてここの海は何回か来たことがありますが干潮時に来たのは初めて。
ここらのマングローブはたしか最も南にあり、最も高緯度にあって。
確かに暖かいところのイメージが強いですね。
モーニントン半島がメルボルンのあるPort Phillip湾を抱く腕だとするとここは肘のあたりで、Western Port湾というフィリップ島と同じ湾に面しています。
なので海は穏やかでそんなに寒くないです。
こーんなに近くにマングローブが。力強い芽もたくさん生えています。
ここの海で穏やかで緑の海を見て、少し向こうにあるHMAS Cerberusという海軍基地の沖の大きな船(?)や向かいのSandstone Islandを眺めたりしてぼーっとするのが密かに大好きなのです。
さて、昨日はここらもかなり雨やら風やらがひどかったので足場が悪く、早々に退散。短い時間でいろんなところにいかなくちゃ、ということで・・・
最初にテイスティングしたワイナリーはDarling Park Winery。こじんまりとした感じのアットホームな場所。
テイスティングは無料で6種類。今日は6種類でしたが他にも売り切れた種類がいくつか。甘そうなやつばっかりなくなってる、と甘党の親友が嘆いてました(笑)
確かにでもスパークリングの赤なんかは面白そうでしたしロゼも興味深く・・・
あと割と新しい(15年ほど?)Viognierという品種のワイン(そしてPinot Grisとのブレンドも)を扱ってるそうですが、新しさと名前の発音の難しさで売れ行きはまだまだ、とのこと。
一通りテイスティングして分かったのは自分はシャルドネがもしかしたらそんなに得意ではないということ(汗)白ワインはフルーティーがいいはずだったんですけど、私は食べ物なしで飲むならウッディーなフレーバーのものがお気に入り。
ということで一番好きだったのは友達には不評だった2008年Pinot Gris。
落ち着いたスモーキーな感じで意外さも含めて好きだったんですが。
おつまみ無しでじっくり味わいたかったのですが、白はこないだ誕生日にもらったばっかりなので頭にメモして我慢。
代わりに買ったのがこのローズマリー&アップルジェリー。
パンに塗ったり肉(例えば豚肉)とかに添えてジャムのように使うそうですが、質感はジャムよりももっと液体に近いです。
なぜかというと果肉に含まれている以外にペクチンを加えていないからこうなるんだとか。
まだ個人的な使い道は分からないのですがきっとそのまま舐めても美味しいので(パンに塗りなさい)楽しみです♪
次のワイナリーに付いたときは雨は土砂降り。
実際天気予報で「出かけるなら土曜日に、日曜日は避けた方がいい」と言われていたそうですがなかなかの天気で(笑)
私でもその名を知ってるRed Hill Estateのワイン畑の向こうには虹が。
結構一日に何本も虹がでました。



このワイナリーではBarrell Art competitionなるものを毎年やっていて、ワイナリーの内外にはワイン樽を使ったこんな作品がいくつか。
ちなみに中にも小さなギャラリーがあって、ここら辺の海などの景色が描かれていました。


ここではリストから選んで自由な順番でテイスティングするシステムで、とりあえず赤狙いだったので私は赤とデザートワインのみにとどめておきました(笑)
2007年Shirazが思わず笑いとため息が同時にもれるくらい美味しかったので購入したのですが、デザートワインが本当に本当に素晴らしかったです!
マスカットのデザートワインの甘さは甘党の親友はもちろん私も満足しました-。
これもまた脳内にメモメモ。
ほかにもより安価で購入できるcleanskin(ノーラベル)セット、そして私が大好きなKoko Blackのチョコレートのコラボもあり。

で、これが去年のBarrell Art Competitionの優勝作品。
口から葡萄が入って、後ろの蛇口からでたワインがボトルに入れられて、コルクで蓋をされて(ハンマーで叩く方式)ワインが完成する、という機械を表してるみたいです。
優勝もものすごくうなずけるアイディア作品♪
さて、ここで一旦中断。続きは明日へ。
今日の一曲: Thomas Ades 四重奏曲「Arcadiana」より「Et...(Tango Mortale)」
タンゴといえばラテン系、というのが常識ですが今日は奇襲をかけてみます!
今年国立アカデミーでの作曲家自身の指揮による生演奏を楽しみにしているThomas Ades、そんな彼の四重奏曲Arcadianaの中の一楽章を今日は紹介します。
Adesはピアノにおいてもオケにおいても透明な音の色彩が本当に特徴的。
特にクラリネット族の楽器を上から下まで自由に操るイメージが強いのですが、そんな彼の独特なフレーバーは弦楽器の少人数アンサンブルでも光ります。
タンゴ、というとやはり特徴的なリズムがベースとなってますが、この曲はタンゴと銘打っておきながらそのリズムが本当に断片的にしか聞こえません。メロディーらしいものもまた随分と・・・ダリの絵のように崩壊してて。
でも聞く限りでは本当にタンゴ以外の何でもないです。なぜならスピリット、精神はタンゴの真髄そのもの!
Tango Mortaleの意味は死のタンゴ。
それももちろんありますがこの曲を一言で表すならタンゴのお化け、といいますか。
皮も肉も骨もどろどろに溶けてるのにその執念怨念のみで奇怪な、そして強烈な存在感を発してる状態。
イギリス音楽って本当にどろどろしたものが少ないんですがこれは確固たる例外ですね。
その並みならないパッション、暴力的なピチカート・・・全てが斬新です。
イギリス音楽としてもタンゴとしてもきわどいところにある、ぎりぎり感がだーいすき♪
危険な匂いに惹かれてこの曲にはまってもきっと損はないですよ♪
朝親友と一緒に電車で南下、Hastingsで昨夜から向こうにいた友達カップル2人と落ち合いブランチを。
ちょっと油が強かったベーコンエッグマフィン(最近ずっと自分で作ってるからうるさくなるんですよ)と大量のお茶(ティーポットにお茶+もう一つ追加のお湯のポットが一緒に来たので)でお腹を満たした後HastingsからBitternにかけてあるマングローブのある海岸へ。
ここらのマングローブはたしか最も南にあり、最も高緯度にあって。
確かに暖かいところのイメージが強いですね。
モーニントン半島がメルボルンのあるPort Phillip湾を抱く腕だとするとここは肘のあたりで、Western Port湾というフィリップ島と同じ湾に面しています。
なので海は穏やかでそんなに寒くないです。
ここの海で穏やかで緑の海を見て、少し向こうにあるHMAS Cerberusという海軍基地の沖の大きな船(?)や向かいのSandstone Islandを眺めたりしてぼーっとするのが密かに大好きなのです。
さて、昨日はここらもかなり雨やら風やらがひどかったので足場が悪く、早々に退散。短い時間でいろんなところにいかなくちゃ、ということで・・・
テイスティングは無料で6種類。今日は6種類でしたが他にも売り切れた種類がいくつか。甘そうなやつばっかりなくなってる、と甘党の親友が嘆いてました(笑)
確かにでもスパークリングの赤なんかは面白そうでしたしロゼも興味深く・・・
あと割と新しい(15年ほど?)Viognierという品種のワイン(そしてPinot Grisとのブレンドも)を扱ってるそうですが、新しさと名前の発音の難しさで売れ行きはまだまだ、とのこと。
ということで一番好きだったのは友達には不評だった2008年Pinot Gris。
落ち着いたスモーキーな感じで意外さも含めて好きだったんですが。
おつまみ無しでじっくり味わいたかったのですが、白はこないだ誕生日にもらったばっかりなので頭にメモして我慢。
パンに塗ったり肉(例えば豚肉)とかに添えてジャムのように使うそうですが、質感はジャムよりももっと液体に近いです。
なぜかというと果肉に含まれている以外にペクチンを加えていないからこうなるんだとか。
まだ個人的な使い道は分からないのですがきっとそのまま舐めても美味しいので(パンに塗りなさい)楽しみです♪
実際天気予報で「出かけるなら土曜日に、日曜日は避けた方がいい」と言われていたそうですがなかなかの天気で(笑)
私でもその名を知ってるRed Hill Estateのワイン畑の向こうには虹が。
結構一日に何本も虹がでました。
このワイナリーではBarrell Art competitionなるものを毎年やっていて、ワイナリーの内外にはワイン樽を使ったこんな作品がいくつか。
ちなみに中にも小さなギャラリーがあって、ここら辺の海などの景色が描かれていました。
ここではリストから選んで自由な順番でテイスティングするシステムで、とりあえず赤狙いだったので私は赤とデザートワインのみにとどめておきました(笑)
2007年Shirazが思わず笑いとため息が同時にもれるくらい美味しかったので購入したのですが、デザートワインが本当に本当に素晴らしかったです!
マスカットのデザートワインの甘さは甘党の親友はもちろん私も満足しました-。
これもまた脳内にメモメモ。
ほかにもより安価で購入できるcleanskin(ノーラベル)セット、そして私が大好きなKoko Blackのチョコレートのコラボもあり。
口から葡萄が入って、後ろの蛇口からでたワインがボトルに入れられて、コルクで蓋をされて(ハンマーで叩く方式)ワインが完成する、という機械を表してるみたいです。
優勝もものすごくうなずけるアイディア作品♪
さて、ここで一旦中断。続きは明日へ。
今日の一曲: Thomas Ades 四重奏曲「Arcadiana」より「Et...(Tango Mortale)」
タンゴといえばラテン系、というのが常識ですが今日は奇襲をかけてみます!
今年国立アカデミーでの作曲家自身の指揮による生演奏を楽しみにしているThomas Ades、そんな彼の四重奏曲Arcadianaの中の一楽章を今日は紹介します。
Adesはピアノにおいてもオケにおいても透明な音の色彩が本当に特徴的。
特にクラリネット族の楽器を上から下まで自由に操るイメージが強いのですが、そんな彼の独特なフレーバーは弦楽器の少人数アンサンブルでも光ります。
タンゴ、というとやはり特徴的なリズムがベースとなってますが、この曲はタンゴと銘打っておきながらそのリズムが本当に断片的にしか聞こえません。メロディーらしいものもまた随分と・・・ダリの絵のように崩壊してて。
でも聞く限りでは本当にタンゴ以外の何でもないです。なぜならスピリット、精神はタンゴの真髄そのもの!
Tango Mortaleの意味は死のタンゴ。
それももちろんありますがこの曲を一言で表すならタンゴのお化け、といいますか。
皮も肉も骨もどろどろに溶けてるのにその執念怨念のみで奇怪な、そして強烈な存在感を発してる状態。
イギリス音楽って本当にどろどろしたものが少ないんですがこれは確固たる例外ですね。
その並みならないパッション、暴力的なピチカート・・・全てが斬新です。
イギリス音楽としてもタンゴとしてもきわどいところにある、ぎりぎり感がだーいすき♪
危険な匂いに惹かれてこの曲にはまってもきっと損はないですよ♪