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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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地域格差?
前々回のエントリーで言ってたラミーのサファリ透明(Vista)用EFニブ、買ったお店に行ったら替えてもらえました。
個体差があるという話は聞いてましたが新しいニブはなめらかだけどちょっと太め。まあいいやこれくらい大丈夫。もしかしたら自分で調整できるかもですがまだそこをいじるのは早いかな。
州外・海外からものすごく速くデリバリーしてくれるオンラインショップもありますがローカルの店で買い物するのも良いものです。万年筆の場合いろいろ使い分けて買い物上手になるのも楽しいです。

今や人口が追い抜くとか多くの会社のビジネス拠点があるとか諸々の要素でシドニーに負けない規模のメルボルンですが(注:バイアスは入ってます)、万年筆界隈の話を聞くとちょっとシドニーに負けてるなーと思うことはあります。
具体的にいうと全国チェーンでメルボルンでも本屋として親しみがあるDymocks、シドニーに行けば文具類が充実しているだけでなく万年筆に特化した部分もあり、しかも万年筆のセールとかまでやってると聞いちゃあおのれ地域格差めとしかいいようがないですよ。

他でいうと観光関連にしては量も質もメルボルンはシドニーと比べものにならないですし。
オペラハウス、タロンガ動物園、各種クルーズとかくらいしか知らないのですが(そもそもシドニーに行ったのが20年くらい前)シドニーの方がずっと観光っぽいことやってるなー整ってるなーと思うのです。

その分ホバートとかアデレード(行ったことない)とかパース(行ったことない)とかはメルボルンと似たような感じというか風土というか。アデレードはワイン&グルメで売ってますし、メルボルンとかぶってるというか向こうの方がすごいらしいですし。パースはもっと海にウェイトが大きいかな。
ブリスベン・ゴールドコーストが感じとしてはシドニー寄り、ということでいいのかな。

観光は別にして、オーストラリアのシドニー以外の都市で暮らしていて日常でこれが足りない、これがあったらなあ、なんてことは(特にメルボルンでは)ないと思われます。ただ今回みたいにたまーに特定分野でシドニー偏りになってるってことはもしかしたら結構あるのかなあ・・・
イベント関係で各国ツアーでオーストラリアはシドニーだけ、というシチュエーションはあるかも。

で、もちろんこの国では各州の州都とそのほかの街の格差もものすごく。VIC州でもジーロングまで出てからの雰囲気と店揃えの違いにびっくりしますし。その次に大きい町ってどこ!?ですし。(バララットか?ベンディゴか?)

そういう話になるとやっぱオンラインショッピングは便利だなーと思います。
田舎の友達も最近はスーパーの買い物オンラインで済ませてるって言ってましたし子供服・自分の服買うのももっとネット活用したいみたいなこと言ってましたし。
万年筆界隈ではお店で直接ペンの大きさとかを確認できなくてもfacebookで情報交換したり地方のオフみたいなもので集まったりもあるそうで。

だから便利な時代ではあるのですがもうちょっとこうかゆいところに手が届いてほしいことも結構あります(特に郵便輸送が絡むと・・・)。たとえば前述のように海外から(うちの国の郵便とは別の輸送で)速く荷物が届いたり、そういう競合に反応して国内の諸々も良くなってくれないかなあ。Amazonも来るらしいし。

とりあえず今は「万年筆いろいろな店でウィンドウショッピングできるシドニーずるいー」とじたばたしておきます。そしてメルボルンの数少ない万年筆屋も大切に。そのうちまたお世話になりに行きたいです。


今日の一曲: Spice Girls 「Denying」



イベントでの地域格差めの話に戻りますが、海外アーティストがシドニー来てメルボルン来ないのはよくあるんじゃないかなー。スパイス・ガールズはどうだったかなと調べたのですがキャンセルされたコンサートだったり最近の20周年どうなる的な憶測ページがいろいろ出てきて情報交錯しすぎ。

話は変わるのですが最近日本で録画してもらった水曜のダウンタウンを見ながら「このテーマ音楽好きだな」と思ってたら変ロ短調だった件。自分がなにげに好きになった曲の変ロ短調率は本当に高いです。このスパイス・ガールズの「Denying」もそう。自分でもよく理由がわからないうちに好きになってた。

たぶん使ってる和音の色彩が好みなのかなーと思うのですが実際のメカニズムはさて。
この曲も特にメロディーがきれいとか曲調がすごい好みとかそういうのとはちょい違って。
しっとりめでパンチがある中の変ロ短調ベースジャズ風ハーモニーというなんか地味だけど絶妙なフレーバー。

でもサビ前のメロディックになって厚みを増すところとか音楽的に理にかなってて気持ちいいとこもあり。あと歌詞を聴く・覚える・歌うのが苦手な私(特に中学時代で英語だと)にとって歌詞が比較的早く通った曲でもあるのでそれもなんかあるのかな。

何にせよこの曲の曲調だったり歌詞のスタンスみたいなものは中学生のときから心に刺さってます。アルバムだとこの曲の次の「Viva Forever」がすごい美しい名曲なんですが、それでも独特のポジションにいるような。

結局何を言いたかったのかあれですが、いわゆる「メジャーな名曲がいくつか入ってるアルバムの中のマイナーな曲」なこの「Denying」も味があるいい曲だよー・・・みたいな。

その「メジャーな名曲がいくつか入ってるアルバム」であるSpiceworld。結構バランスもいいし聞いてて今でも楽しい曲揃い。ノスタルジー以上のものはあると思います。
あと未だに3枚目のアルバム(Foreverでいいんだよね)持ってないのが惜しくて。いつか手に入れる。

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田舎にて週末でした
やったーシンガポールのオンラインストアでセールで買ったペリカンのM205アクアマリンが届いたー!
・・・と万年筆の話をしてしまいそうですがまだインクも入れてないし諸々整頓などもあるのでまた次回。
先週友達の家にみんなで押しかけていったので今日はそちらの方を。

いつもはその友達の誕生日辺り(1月末)に遊びに行って、ちょうど田舎はこっち以上に暑くて午後の遅くにプールで大人も子供もわいわい、という感じなのですが今回はみんな色々ばたばたしててこの時期に。一番上の子も小学校始まりましたし2番目の子も(フルタイムではないですが)幼稚園も始まり。(あ、オーストラリアは学校の1年が1月末に始まります)

田舎とはいえ今の学校は私たちのときとは色々事情が違うようで。お便り系統はみんな電子媒体、さらには学校での様子が写真や動画で親とアプリ経由でシェアされたり。すごいなー。

3月とはいえ先週末はよく晴れて暑かったです。ただそれでも夕方~夜には結構涼しくなるので過ごしやすい・・・けどプールはあたたまらなくかなり冷たかったです。とりあえず脇下くらいまでは入りましたがそこまで浸かるのにかなり時間かかりました(笑)とりあえず今シーズンのプールはこれでおしまいかな。

そして日曜日は町外れ?にある動物園に。動物園といってもそんなに大きくはないのですがホワイトライオンが2頭いて餌やりも見れるのが目玉みたい。
ちょっと写真を何枚か。

最後のは犬ではないです。ディンゴです。ディンゴも一応犬なんですが。
それにしてもこういう模様のディンゴを見たのは初めて。地域によって違ったりするようですがあんまり飼い犬風の模様だと野生味がない・・・(汗)
トカゲはアオジタトカゲでこれもオーストラリアの固有種。その名の通り口を開ければ舌が青い。結構おとなしくてすべすべで可愛いやつなんですよ。

ここの動物園はドライフードを手で&スコップで特定の動物(けっこう居る)にあげたりもできて、私は(ある意味恒例になりつつありますが)エミューとダチョウに手で餌やりしました。だいたいみんな怖がるやつ。でも飼われてるのなら結構やさしいですよ。ダチョウは初だったのですが女の子だからかエミューとなんら変わることなく手で餌やれる。
ただここで手強いのがラクダ(ヒトコブ)。ラクダは「スコップで餌をやれる」カテゴリなのですが、フロントで「たまにスコップごと持ってかれるけど気にしないで-」的なことを言われるくらい。結構体も大きいしスコップやバケツが少数散乱してる中に鎮座してる姿を見るとやっぱ簡単には餌はやれないなと。

ということでくつろいで遊んで帰ってきました。
今回はポケモン関係がほとんどできなかったのですがマルチバトル用チームを考えるなど宿題もできたので次回会う前に考えたりなんだりするのも楽しみ。厳選余りをお裾分けしたりしてるので違う種類を育てなければ(汗)

あ、あと向こうで行ったOp shop(チャリティショップ的な、大体教会関連団体が運営してる)でモーツァルトのフルート協奏曲第2番とファゴット協奏曲のCD、それからレ・ミゼラブルのオリジナルロンドンキャストのCD2枚組を合計3ドルで買ったので今日の一曲はそちらから。でもいつも使ってるPCのCD-ROMドライブが反応しなくてipodに入れられない・・・なんとかせねば。


今日の一曲: クロード=ミシェル・シェーンベルク 「レ・ミゼラブル」より「Bring Him Home」



レ・ミゼラブルはミュージカル自体の演奏(メドレーもないかも)・観劇経験は全くないのですがちらほら有名ソロナンバーを学校やらユースオケやらで弾いた縁はあります。
その中で自分が歌える声域のソロといえばユースオケでも弾いたBring Him Homeかなー。歌うのもそうですが聴くにも高いテノールのソロ大好きです。

あとあんまり年齢を感じるとかそういうことってないんですがこの曲の歌詞にじんとくるのはやっぱ次の世代を意識するようになった一つの印かなーとか思ったり。まあユースオケで弾いた20代でもじんときてましたが。ただまだ「Castle on a Cloud」で涙するほどではない・・・はず。

今回の旅の帰りに2枚通して聴いて思ったことが2つ。まずミュージカルって音楽でも結構伝えるし言葉でも伝えるし結果オーバーになることが多いのかもなーということ。ウェストサイドなんかはそこんとこうまくバランスが取れてるような気がしますが。
あともう一つ思ったのは近年アメリカを中心に有名なミュージカル「Hamilton」ってヒップホップとか現代な感じと見せかけて根本はすっごく伝統的なミュージカルを基盤にしてるなーと。(実際に観劇したんじゃなくて友人の持ってるサントラを聴き通しただけですが)
次回聴いたらなんかすごく古風というかそっちの方に偏って聞こえちゃうかも。

ということで今回縁で手に入ったCDをリンク。なんか私と同い年なんだこの録音。ちなみに今年レコードとして新しい版が出てるのを今ちらとみかけたような。不思議な時代だなー。

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今年もWhite Night
前回のエントリーに拍手ありがとうございます。

今メルボルンはなんか寒い!暑い日が続かないし雨が断続的に降るしスキーやるような山では雪まで降ったとか。10年に1度とかそれくらいの寒さだそうです。一応水曜日には30度超えるけどなんか穏やかじゃないなあ。

そんなわけで天候でいえば今日の今年の夏の夜の祭りWhite Nightは外れの分類に間違いなく入ると思います。
7時スタートでそこからはもう気温が下がるしかないので(汗)歩き回ってるときはよかったんですけど最後にトラム待って乗って帰るにはちと寒かった。

ただ内容でいえば例年通り楽しかったです。途中で友達と合流して休んだりもしたのが関係するのか写真はちょっと少なめ。でもここにアップしたい写真のセレクトは難しかった。
今回はシティのちょっと北のメルボルン博物館・王立展示館・Carlton Gardensまで足を伸ばしてみたりもしました。なんかそっちまで行くの面倒かと思ってたら意外と近いんですよね。White Nightの時は一部車が通行止めなのでLa Trobe Streetをすいすいとちょっと歩くだけ。

さてここから写真も。


それはもうお祭りですから、銅像も塔もおめかししますよ、ということで。
State Theatreのバレリーナのスカートはなかなか派手に盛り上がってました(ライトアップ的な意味で)。銅像はこの2つしか見なかったけど他にもあったのかな。


そして今年も並びました、州立図書館。1回くらいなら並んでもいいかな、と毎回思うのですが大体並び先はここになります。中の八角形のreading roomでの展示がなぜか毎年自分にツボなテーマなので。そして今年も例外なく・・・


テーマはシードラゴンの海でした。Weedy sea dragonも大好きですが他にもイカとかタコとかフグとか私が好きなものばっかり出てくる展示。
ただこれまでの抽象的だったりディープだったりする展示に比べると包み込むような別世界感は薄かったかな。それでも見れてほくほくでした。


Flinders Streetにも今年もElizabeth Street側・Russel Street側で建物が変化してました。
前者は原住民モチーフ、そして後者は一風変わったおとぎ話。カラフルだったけど特に後者はあんまり見続ける感じのものではなかったかも。Elizabeth Street側のは音楽もいい感じだったのですが。


National Gallery of VIctoriaのプロジェクションマッピングは中でやってるViktor & Rolfの展示のプレビュー動画的な映像でした。ちょうどトラムがそこの角曲がったとこなので最後に行った(午前1時くらい)のですがもっと時間に余裕を持って中もみたかった。左の写真で映ってるのはバレエシューズを履いた足なのですがバレエ衣装もあったのかな。展示は今週終わりなのでほんと惜しまれる。


この夜一番すごいと思ったのが世界遺産・王立展示館のプロジェクションマッピング。
色とりどりで様々なスタイルの絵柄が建物をファンタジーに塗り替えていく様には目が釘付けになりました。世界遺産とはいえ自分たちには見慣れた建物、それが建物自体の特徴をうまく生かしながらこんなに姿を変えるとは。特にフクロウになったとき(一番右)には興奮しました。
やっぱりWhite Nightはファンタジー色濃くあって欲しい。

他の写真はこちら。いつもより数も少なめだけどロケーションが少なめでもあるかな。
今回はあんまり細い道の展示は見なかったし(以前見た紫の雨のも今回ロケーション変えて細道でやってました)、なによりBirrarung Marrの各国音楽イベントとヤラ川の南側の庭園・公園の諸々が見れなかったのが残念。
来年ももちろん参戦するき満々ですがせめて次回は革ジャン必須でないくらいには暖かい天候になって欲しいです。


今日の一曲はお休み。

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オーストラリアの色彩を
明日は毎年恒例メルボルンの夏の夜の祭りWhite Night・・・だけどなぜに最高気温が20度なんだー!
もちろんこういうことも含めてメルボルンの夏なんですが・・・夜に出かけるとなるとそれなりの(冬向けに限りなく近い)格好をしていかないと。

さて今回のメインはこないだ届いたインクのお披露目です。
オーストラリア国内でも万年筆やインクをネットで買えるお店はいくつかありますが、今回はSkribrさんで頼んでみました。

購入したインクは南オーストラリア州のインク職人、Robert Oster氏のインクシリーズから「Fire and Ice」です。
今ではオーストラリアではもちろん、アメリカやイギリスでも話題になったり販売されるようになってるインクブランドです。
ただし色の種類が多いのもあってほとんどのネットショップでは一部の色しか扱ってない様子。さらに最近も新色が出たりしてるのでこれからも増えそう。


じゃーん。Robert Osterのインクは背の高い50mLのプラスチックボトルに入ってます。蓋にはカラーサンプルとしてちょこっと色が塗ってあります。


Rhodiaの紙に書いてみるとこんな感じ。写真に撮るとちょっと青みが強くなりますがもっと緑っぽいです。書くのに使ったペンはラミーのサファリのクリア(Vista)の中字です。
「炎と氷」でいうとベースは氷、そしてインクが溜まったところに乾くと赤色の炎が出てくるはず・・・なんですがなかなか難しい。でもグラデーションは結構出てるぽい?
ただ紙質はそこんとこものすごく物をいいます。安い紙とかだとグラデーションも炎も全然ないフラットなターコイズインクになる様子。


ここら辺はサムネクリックで拡大推奨。それでもうーん、見れるかな。右の絵は大きい字を書いてみた図。こうすると小さい字とはまた違う感じにグラデーションが出てくる。
左は炎がちょっと出た!よりもにじみのほうを撮したのですがこれもちゃんと見えるかどうか(万年筆関係に関しては写真初心者)。
ラミーの中字でふくよかに滲むのでこういうのが好きならいいのですが、字幅が細くてもグラデーションはきれいに出るようなのでもっと上品なすらっとした字でこの色を使いたいと私は思う。

ということで今のラミーは仮の住まいとしてこのインクに合うペンを探す旅に出ようと思います(ネットの海に)。濃淡のコントラストをつけるには柔らかくてしなるペン先も相性いいのかな?
結構ポップな色にも見えますが、ネットで画像検索したらモンブランの高貴な感じのペンにも合うような印象。
とはいえ透明軸で見れるこの色も捨てがたいんですよねー。

TWISBIとかのもっと透明なペンで使ってる人も結構いる様子。いいですねー。

Robert Osterのインクは前述通りかなり色の種類が多く、Fire and Iceみたいなターコイズ系もいろいろありますし、他も個性的な色が勢揃い。Barossa GrapeとかAstorquiza Rotとかもいいですなー。あと自分が使うかどうかは別としてMelon Teaの個性はなかなかです。
サンプルは(色数限られてますが)Goulet Pensが一番見やすいかな。各ショップ何らかのプレビューは備えてますが一覧で見れるとこがあると便利なんだけど。

そしてこのインクシリーズにはオーストラリアらしい感性と色彩をものすごく感じるのでもっと広く知られて使われてオーストラリアを代表するものとなってくれればと願ってます。
オーストラリアの作曲家の音楽とそこはまったく同じ。
これからも色々応援していきたいと思います。


今日の一曲: Danny Baranowsky 「Crypt of the Necrodancer Amplified」サウンドトラックより「Notorious D.I.G. (Fortissimole) 」

Bandcampのリンク


今回のエントリーからしてオーストラリアな色彩の曲を紹介するのが筋だとは思ってましたがこっちもまだ紹介してなかった。ネクロダンサーのDLC(続きじゃなくて前に来るはず?)が来てゾーン5が追加されたとともにサウンドトラックもおニューの曲が来ました。しかもメインのゲーム+追加分のリミックスが1セット追加。(まだsteamのローカルの音楽ファイルは全部のリミックスの全部のファイルが揃ったわけじゃないのですが)

ということで今回は新しいボス、Fortissimoleのステージの音楽を紹介。1回ゾーン5やって中退(?)したのでまだボス自身には会ってないのですが多分ゾーン2で出てくるモグラの強いやつ。
ボスキャラのステージはそれぞれ音楽のスタイルが違うのですが今回のモグラはヒップホップ。
通常ステージの店主ではなくボスがラップで歌うスタイルはちょっと新鮮です。

ヒップホップにはこれといって印象深かったことはなかったのですが今回のこの曲は結構ヘビロテ。ネクロダンサーらしいノリの良さ、Baranowskyの完成度の高いサントラという他にも自分にとってヒップホップがとっつきやすくなった要素がもう一つ。
それは多分この曲の調が嬰ヘ短調であることがあると思います。

リンクするのもめんどいぐらいずーっと前のネタで24keysvirusというものがあったのですがそれで私は嬰ヘ短調を「抒情詩人」とキャラ付けしてて。嬰ヘ短調って音が高い方に寄りやすい上に関連する和音もemotionalというか、ちょっと泣きが入るような感じのハーモニーが特徴的だったり。
そういう調でラップをやるってのはある意味ミスマッチではありますがラップの低音やリズミックでパンチのある響きにどこかlyricなフレーバーを与えてバランスが不思議に取れてるってのがなんかあるのかも。

ということでネクロダンサー遊ばないと。そして三国志13のパワーアップキットも買ったので遊ばないと。最近色々やってて時間が足りない。


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オーストラリアの色
一昨日はバレエするにもタイツ放棄するほどの暑さ(最高気温34℃くらいあったかな)だったのですが今日は20℃を下回る肌寒さ。急は急ですがまあこれくらいの温度差は出てくるかなーという感じです。
とはいえ全体的に秋冬の同じ温度の時より明るいですし、寒いときは寒いときでコーヒーが美味しいので苦にはならない程度。

前々回紹介したGrigoryan BrothersのアルバムにMosstroopers Peakという組曲が出てくるのですが、曲調もそうですがタイトルがいかにもオーストラリアの地名だなー(&なんとなくVIC州の地名じゃなさそうだなー)と思って調べたら案の定クイーンズランド州の地名でした。ついでながら曲はWestlake作曲と判明。これも知って納得。
オーストラリアの地名ってイギリスの地名が元ネタの所も多々あるのですが、そういう「英連邦ありがち地名」以外、そして原住民の言葉の地名以外の場所の名前ってなんとなくこうオーストラリアっぽい雰囲気が出てるような気がします。

オーストラリアの作曲家がオーストラリアの大地・自然・人間などの風景を描いた曲も手元に大分増えてきました。日本で聴くと違和感と故郷への愛しさみたいなものを感じる曲ばかりです。
Peter Sculthorpeが始め、Ross EdwardsやNigel Westlakeなどの作曲家がそれぞれ違ったやりかたでこの国の情景を音楽に描いてきて、それが「オーストラリアらしい」ものになってきている、そして世界に徐々に知られるようになってきていることを裏付ける話をきくと本当に嬉しいです。

日本もかなり幅広くバラエティに富む国土ですがオーストラリアも北は赤道近くから南は南極からの風が直撃して、熱帯雨林もあれば砂漠もあり、珊瑚礁も砂浜もあり、低いながら山もありますし、そもそもオーストラリアらしいって何なんだろうということもありますが。
でも例えばGuitar Trekのアルバム「Six Fish」に収録されてるCapricorn Skiesだったり、Ross Edwardsのバイオリン協奏曲「Maninyas」でのくるくる変わる拍子だったり、SculthorpeのSmall Townにあるような欧州クラシック音楽を交えた独特の雰囲気だったり。言葉に表すのは難しいですがどれもが違ってどれもがオーストラリアだなーという感じはものすごくします。

音楽でないとこでは最近万年筆愛好家の間で(オーストラリアが主ですが国外でも)Robert Osterという人が作ってるインクのシリーズがかなり話題になっています。全部でどれくらいの色があるんだろうな、ネットショップだとオーストラリアやアメリカやイギリスでちょこちょこ扱ってるところがあるみたいですが。日本に発送してるとこはあるのかな(一応公式サイトに取り扱いネットショップのリストはあります。ただし公式サイトにはインク自体の情報はあんまりない)

そのOsterさんはオーストラリアの風景や色彩をインスピレーションにしてこのインクを作っているそうで、実際インクのサンプル画像を見るとどこがとは説明しにくいのですが「こりゃオーストラリアの色だ!」とすぐ思いました。
Barossa Grapeのブドウの紫、その名の通りの明るいAustralian Sky Blue、そして割と近いとこにあるTorquayの海の色。

こういうインクのレビューも色々出てるのですがその中でBarossa Grapeのレビューを書いた人がこのインクシリーズとPeter Sculthorpeの音楽を連想させててもう私の思ってることとほぼ一緒でものすごく興奮しました。みんな素敵な色揃いで見てるだけで嬉しいですが、Sculthorpeの音楽が、そしてこのインクの色が国境を越えてオーストラリアのイメージを代表するものになるのはもうわくわくします。

日本は例えばセーラーの四季彩シリーズだったりパイロットの色彩雫だったり(どっちもこちらの愛好家にも有名ですが)、美しくて日本を代表する色があるのは素敵だなーと思ってたのですがオーストラリアにもこの地の様々な風景を表す、ラリアらしく大胆ながら複雑で繊細なニュアンスがある色彩があるんだなーと。

ちなみに私がぶっちぎりで好きなのがFire and Ice。結構人気色で画像検索しても色々でてくるのですがその水色×ほぼ正反対ともいえる赤の光沢がさっき書いたような大胆さと複雑さを兼ねていてものすごく好き、かつものすごくオーストラリアっぽいと思います。

ちょうど今日店頭で買うはずだった別のインクが品切れてたので(これはまあ別の機会に)ついでに初Osterインクを購入してみたいともくろんでいるところ。もちろんFire and Iceで。(今の手持ちのペンでちゃんと全部色が出るかどうかは不明。イマイチだったらFBのコミュで質問してみるか・・・?)
今回購入するのは国内とはいえネットショップなのでインク1瓶だけ買うのもなあ・・・(送料無料はインクだけだと無茶)とは思いつつ初めてなのでとりあえず1つ。あとインク増やしたらペン増えるし。調子にのっちゃいかん。

ということで今後Fire & Iceが届いた時はまた何か書きたいです。音楽もそれ以外でもこれがオーストラリア!とストレートに伝わると思うものはこれからも積極的に出したいです。


今日の一曲: ロス・エドワーズ バイオリン協奏曲 「Maninyas」第1楽章



多分ここのブログで何回も言及してるし今日の一曲としても複数回紹介してるだろうけどそんなことは気にしない。オーストラリアらしい、オーストラリアの風景をよく表している音楽といえば自分にとってはこれなんです。
ただし初めて弾いたオーストラリアの曲はこれでなかったです。でも今まで弾いた・聴いた曲とは違う、他の国の音楽とは違う、オーストラリアの大地と自然のイメージが強く現れた初めての曲でした。

前コンサートの後に作曲家の皆さんと話してたのですが、ヨーロッパにはたとえばシュトラウスのアルプス交響曲だったり山々がそびえる環境なのが伝わってくる曲があるのですが、オーストラリアはなんせ山が少なくてほとんどの場所が平べったいので音楽もそれを濃く反映している。
海は広がるし大地も広がるし空も広がるし、とにかく全てが果てしなく広がっている感があります。
そして圧倒的に晴れ前提の曲が多い。なので空も青いし海も青いのです。

この曲は西洋の楽器を使ってるという以外でヨーロッパの影響を不思議と感じないような。
打楽器が強め&若干特殊だったり、メロディーらしいメロディーが少ないこと、拍子がつねに変わること(これはどっちかというと原住民方面の影響と思ってるんですが、そもそも3連ベースが多いイギリスの音楽と偶然相性がよかったのかも)。
何をもってしてオーストラリアっぽいのか、他の地域の音楽じゃないのか。これも今後色々と分かってくるのかな。

リンクしてはみたけど未だにこの曲の録音が増えないな-。増えろ!と念じてはいるんですが。
伝統的なバイオリン協奏曲とはまた違う面白さがある曲なんだけど国内でもなかなか弾かれない・・・私もユースオケで(ピアノパート)やって以来だし。増えろー弾かれろー聴きにいきたいよー

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