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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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あさって出発(だけど中身はAoW3の話)
前回のエントリー、あと過去エントリーにも拍手ありがとうございます。
明後日の夜日本に出発ということで相変わらずばたばたしております。荷物は少なくとも半分強は詰まったかな。もってくお土産の分が向こうで買ってく服などなどになる予定。

そうそう、Age of Wonders 3のGolden Realms拡張のリリースが9月18日に決定してました。いつのまにか。公式サイトに新しい種族やSpecializationについての情報など色々発表されてますしベータテスターでLet's play動画をアップしてくれたプレイヤーもいます。なんか話によるとニワトリ投げるみたいですよー(笑)
公式フォーラムをみるとHalflingのコミカルでsillyな性質が賛否両論あるようですが(私としては楽しそうだけどやっぱり小さい種族は使い勝手が心配なところもあります)入手が楽しみ。
(18日はもう日本にいてレンタルwi-fiの容量制限があるのでいつになるかちょっと微妙ですが・・・)

あと今回初版のバグフィックスをやりながらなるべく早めに拡張を出すという趣旨だったはずなので次回の拡張(あるんですよこれからも)はもっと新要素を入れる余裕ができるんじゃないかなーと予想しています。新クラスもそうですし、あともっとシリアス(ダーク?)な新種族も来るんじゃないかな。来るといいな。

それで拡張のリリースに先駆けてSteam版では大幅な改善パッチ(v1.4)が出ています。
拡張しなくても拡張版プレイヤーとマルチプレイ出来るように拡張版の一部データが入ってるみたい?ですがその他にもAI挙動、ユニット進化システム、外交、特定クラス・種族の強化など多岐に渡って大小多くのアップデートが加えられてます。チェンジログはこちら。かなり長いですが読んでてわくわくしましたよ。(ADOMでもそうですがチェンジログは自分にとって完全にわくわく読み物です)Steam版プレイヤーはアップデートほぼ必須だそうです(ただフォーラムでちらと見たのですが古いセーブファイルとのcompatibilityはちと怪しいとこもあるらしいです)

ちなみにGoblin(種族)とRogue(クラス)は特に強化されてるらしいのでちゃんと遊ぶのが楽しみです。Rogueはなんといっても私のお気に入りクラスですので新しいScoundrel進化形は特に楽しみだったり。あとGoblinはこれまで街を征服して必要ユニット(主にblight doctor)をリクルートするには便利だけどメインとしては心許ないな、と思ってたので今回の強化で頼りがいができてきたかどうか。

Goldren Realmsでは新種族としてhalflingが追加されるのはさっき書きましたが新しいSpecialization(エレメント+α)としてWild magicとpartisanが追加されるそうです。Partisanはまだ開発ジャーナルで紹介されてないのですが公式発表には「ゲリラ戦術のスキルの専門」とあります。(エレメント系じゃなくてExpanderとかExplorerの系列のspecializationですね)

Wild magicは開発ジャーナルでその詳細が明らかになっています。エレメント系と同じくAdept・Masteryの2レベルがあるSpecializationで、ユニットの姿を変えたり位置を変えたりパラメータを変えたり「変化」にものすごく特化しています。それは時には運が大きく関わってくることもあるようですが全体としては色んな方面にエフェクトがあって手広いスキルが得られる印象です。
以前発表されたSeals of PowerもそうですがWild Magicの追加もこのゲームのをよりダイナミックに変えるのかな。

新DwellingのNaga族も楽しみですねー。とにかく何のゲームでも現実世界でも長い生物が大好きな私。しまいにはただ今ポケモンで育成中の(クリア後出てくる伝説のポケモン)ジガルデを「ナーガさん」と呼び始めてしまいましたし(汗)
あと題材がヨーロッパ周りのファンタジー・神話関連にとどまらずアジアの方まで広がってきたってのもなんか嬉しいです。色々いたほうが面白い。
ちなみにNagaのユニットは明らかにされてませんがスクリーンショットを見ると前作登場のGluttonも合わせて4種類くらいはいるみたいです。攻撃のタイプまではわからないですがある程度バリエーションはあるんだろうな(Fey族とか未だに妖精諸々の使い分けわかりませんがね)。

さて、次ブログ更新できるのがいつになるかちょっと分かりませんがおそらく日本からになると思います。とりあえず忘れものないように準備したいと思います。乗り換えなしで楽になるといいな(少なくとも荷物持ってターミナル移動はなくなりますからねー)。


今日の一曲: オリヴィエ・メシアン 前奏曲第7番「静かな嘆き」



日本に居る間1ヶ月はピアノも弾かないということで今の練習レパートリーもなんとか一段落させてまとめに持って行く作業をここ1週間ほどしていました。
もう十分長い間弾いてきた曲も多いですしね、また演奏するときになったら再習得すればいい。

そんな中でちょっと短い期間だけさらってみようと思った曲もいくつか。ワーグナー(リスト編曲)の「ローエングリン」から「エルザの大聖堂への行進」、そしてこのメシアンの前奏曲第7番。メシアンの前奏曲集は全8曲のうち今まで5,6,8と弾いていたので間を埋めてみました。かなり短く技巧的にも比較的簡単なのでちょこちょこっと今習得しておくにはちょうどいい。

技巧的には簡単とはいえ音楽的には数回弾いて数日触れあっただけで分かる曲ではないみたいですね。音が少ないからこそ想像力が求められるというのもありますし、強弱の幅も弱音に限られていたり、繰り返しが多く音楽の方向も曖昧になっていたり。さらに雰囲気を作るだけでなく維持する繊細さも求められます。どうこの曲をつくっていきたいかはもうちょっと真剣に向き合ってみないとわからないなあ・・・

でもここ数日弾いてみた印象だとどこかバレエ的な印象があるんですよね。それがバレエの動きなのか雰囲気なのか、よくわからないくらいうすーいつながり。多分腕の動きとか静止するときとか息づかいとかそういうことなんだろうなあ。しかもクラシックとモダンのちょうど間くらいの感覚で。

なのでどうも見た目と最初聞いた印象とは裏腹にちょっと難解なところもありますが聴くには美しく、メシアンの音楽の中でも(初期に限っても)ドビュッシーやラヴェル、サティみたいな20世紀初頭のフランス音楽に通じるものが多いと思う静かな魅力に溢れた曲です。メシアンの前奏曲集の中で多分一番地味で目立たない曲だと思いますが是非耳を傾けてください。

リンクしたのはジャケットは違いますが多分手持ちと一緒のミシェル・ベロフの演奏。20のまなざしと合わせてCD2枚組になっています。ベロフのメシアンはけっこうあっさり解釈が多いというか透明感がある音でさらっとしてて聴きやすいです。初めてのメシアンにもぜひ。


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My Box+α
前回のエントリーに拍手ありがとうございます。
日本に行く準備でばたばたしていたり軽躁というか焦燥がちょこちょこ出てきていたりしてなかなか更新出来てませんでした。しかも焦燥や不安が一時帰国の準備と重なって旅立つことに関してものすごく不安になったり。タイミングが悪い(でも去年はもっと遅い時期に日本に行って帰ってきてからも春が来てなかったことを考えるとタイミングは良いと捉えたほうがいいのかも)。

そんなわけでブログもそうですがAge of Wonders 3にも手が付かず(そういえば今日拡張版での外交新機能のお知らせがありましたね)、ちまちましたゲームで思考を集中させたり不安から気をそらせたりしてます。
マウス&クリックで手軽にできるSnoodは重宝しますね。これもまた学生時代から遊んでるパズルゲームです。(特にパズルモードにおける考え方のひねりは楽しいです)

そして最近ポケモンXYでの「自分の好きなポケモンでボックス1つ(30匹)埋める」という厳選育成の目標を達成、その過程でバランスが取れそうなポケモンを何匹か+その他気が向いたポケモンも育成(必ずしも厳選はなく)して結局もうすぐ2ボックス目もいっぱいになろうとしているところ。まだまだ面白いポケモン色々いて目移りします。

で、今はバトルハウスでポケモンの組み合わせを色々試したりバトルの基本的な立ち回り型を練習しながらバトルポイント稼いでアイテム入手したりなんだり。
AI相手とはいえ色々ポケモンの活かし方がわかってきて面白いです。

例えばドククラゲ。これはバランスとり用に厳選して育てた子です。特に初期のポケモンでは海のズバットというかそれくらい(出会わなくていいときに)頻繁に出会うお邪魔ポケモンとしてのイメージが強かったのですが、改めて育成してみるとなかなかすごいやつ。
元々とくぼうが目立って高くすばやさもそこそこあり、みず・どくの複合タイプで耐性もなかなか。努力値をHP+とくぼうに全振りして技構成ねっとう・れいとうビーム・ミラーコート・アシッドボムにしてみたら結構広く使いやすくなったかも。
物理アタッカーに対してはねっとうの火傷で弱体化できるし、アシッドボムで耐久積みも崩しやすくなったり。メジャーな「じしん」に弱いのは仕方がないですが。

厳選に一番骨の折れた(結局中途半端っちゃあ中途半端に終わりました)ロズレイドも面白い。夢特性テクニシャンでめざめるパワーが威力90の大技になるのが面白くて氷・炎・岩と揃えてみました。あとこれも骨折れの一因ですがタマゴ技(スボミーのみ)のじんつうりきは搭載してよかった。受けには有利だけれど攻めには決定打がなかったいくつかのタイプに対して退却せずにすむ、入れ替えが減ってちょっと活躍の場が増える感じかな。草タイプでは特に優秀なサブウェポンがありがたい。

草はあとジャローダが気に入ってます。弱点の多いくさタイプですがジャローダはHPに努力値を振るだけで草にしてはかなり耐えてくれる。高い素早さからのへびにらみ・ちょうはつは強力。元々攻撃技はそんなにたくさん覚えずそもそもサポート技の方が優先になってきますが、タマゴ技でミラーコートを覚えさせておくのも面白い。弱点タイプサブウェポンを耐えて返したり。弱点タイプ技を受けると攻撃・特攻が上がる「じゃくてんほけん」を持たせればどうかな、と思いつつやっぱり回復アイテムの方が優先かしらん。

厳選育成は終わったとはいえ(特にサブウェポンで)技がまだ決定してないポケモンもかなり居ます。
フェアリータイプのサブウェポンの使い勝手がちょっとうーんだったり、ウルガモスはやっぱサイコキネシスが安定なのかなーとか。固有技ほのおのまいは威力不足なのかなーとか。
エルレイドってさせたい仕事するには防御の低さが気になるよなーとか。

あと前のバージョン諸々から持ってた伝説級ポケモンも育ててます。伝説級で好きなのはルギア(速い・堅い・火力が無い)とギラティナ(どう転んでもムカデで愛しい)くらいですが。あとジラーチを友達から頂いたのでそっちもどうにか活かしてあげたいです。

今ボックス1つ+αにいるやつらは(たくさんいますが)愛着のあるかわいい子らばかりなのでまた不定期で語りたいと思います。

とりあえず今は準備と調子の維持ですがね!


今日の一曲:ロージャ・ミクローシュ 映画「ベン・ハー」より「戦車の行進」



最近クロノス・カルテット界隈から派生して映画を見ないのに映画音楽・サントラを聞く機会が多くなっています。
ただそういう傾向は特に最近始まったとかいうことでなく、オケやっててライトミュージックのコンサートで弾いたら大抵弾く曲は映画音楽も絡んできて、それで弾いたはいいけど映画見るというフォローアップまで至ることは稀だったり(私が映画を見るという習慣がないのが主な問題ですが)。

この「ベン・ハー」の「戦車の行進」もその一つ。ユースオケで戦争をテーマにした映画の音楽を中心にしたコンサートをやったときに弾いた曲です。ちなみにそのときの編曲は指揮者さんがしたそうな。悪くないアレンジでしたよ。
曲が音楽的に面白いか面白くないか、といったらそこそこ面白いです。弾いててつまらないことはなかった記憶が。派手だしそれなりに弾きごたえもある。チェロのパートもただのベースラインじゃなかった。

でもなによりこういう曲は金管が楽しそう。ホルンとトランペット・トロンボーン・テューバのファンファーレのかけあいは聞いててちょっと弾くのがうらやましかったり。あんなに輝くパートは楽しいだろうなー。ホルンになりたかったー。

ちなみに今年のメル響トリビアで思い知ったのが作曲家の中には映画音楽の世界ではものすごく有名でたくさん作品を残しているのにその他のジャンルではほとんど名前が知られてない作曲家がかなりいること。(そしてそういう作曲家がトリビア的なあれで結構当たり前のようにでてくるということ!)
このロージャ・ミクローシュというハンガリーの作曲家もこの「ベン・ハー」の曲に出会うまで知らなかった作曲家で、これ以降も出会ってない作曲家。でも音楽を作曲した映画作品はwikipeさんによるとこんなにたくさんある。しかも上にスクロールすると映画音楽以外も書いてる。びっくり。新古典主義+ハンガリー民族主義ってどんな音楽になるんだろう。

とにかくこの「戦車の行進」は映画音楽、ライトミュージックで弾くには結構いい音楽ですよ。
聴衆受けもいいですし(とくに年上の方々)、弾く側も楽しめます。

リンクしたのは映画「ベン・ハー」を含むロージャの映画音楽3作品から楽曲を組曲にした録音だそうです。映画音楽を組曲にして音楽的に面白いところを凝縮してるってことですね。いろんな映画音楽が組曲として演奏されるといいなあ。


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Age of Wonders 3の拡張のお知らせが来たー
前回のエントリーに拍手ありがとうございます~

ちょっと今日はTwitter経由で知った漫画「三国志ジョーカー」(青木朋)をがーっと読んでました。三国志もので新しく作品を読むのは大分久しぶり。色んな異質なものもののアンサンブルがこうもうまくいくものかーと驚きながら細かいところで笑ったり楽しかったです。読んでよかったー。

さて、今回メル響の2015年シーズンを紹介するかAoW3の拡張版のお知らせについて書くか悩んでたのですが後者にしました。
Triumph Studioから公式の告知があって9月にAge of Wonders 3の最初のExpansion版が出ることが決定しましたよ!
タイトルはGolden Realms。プレビュー動画含む詳細(英語)はこちらです。価格は未定。

今回は残念ながらクラスの追加はないようですがHalflingsが戻ってきたました!キャンペーンゲームは彼らが主役。虐殺により数が少なくなりAoW3メインゲームの舞台である土地を追われ、新天地で冒険を始めるストーリー。ただ敵は同じHalflingってところがちと大変ですなー。
他にもDwelling(FeyやドラゴンのようなNPC種族)として蛇族Nagaが登場します。Gluttonは以前のAoWに何度も登場してますね。
他にも開発ブログで紹介されてた新要素諸々などの追加もあるようです。

中でもプレビューに出てきたFeathered Serpentが楽しみです(これはどっちの種族のユニット?)。とにかく長い生き物が好きなのはデフォルトですが高い機動力に加えてテレポート(phase)、そしてHealingまで揃ってるという、戦闘自体はもちろん他のユニットのサポートにも痒い手が届きそうなユニットです。
(今他のユニットを回復させるのだとHeroキャラクターが前線まで出てくるリスクがあるのでそれを温存できたらちょっといいよなーと)

フォーラムではこの拡張のスケールや詳細などちょっと評価が分かれてるところもあるようで。
印象としては開発側は多分早い段階で最初の拡張を出したかった、でも結構バグや不具合不都合なども出てきていて二つを両立させるのにかなり苦労していた、という感じかな。色々発売周りから見てるとそういう感じにみえます。でも新しいクラスなしはそれでも残念。
もちろんこれからまだ拡張版は出る予定だそうなので今後にもまだまだ期待しています。

自分は相変わらずスロープレイヤーなのでぼちぼち進めています。
最近Steamでのガイドページ(たとえばここ)やフォーラムでのそういう感じのスレを読んでカスタムキャラが司るSphereをキャラクターのイメージから実際のゲームプレイで実用的になるようにちょっとずつ調整して、今ランダムマップで使いやすいかお試し中。

わかりやすい例をあげるならArcher、Storm Sisterなど遠くから攻撃するのユニットが要のHigh ElvesにはWind Adept(風のレベル1)の「Seeker Enchantment」という間接攻撃の障害物を無視する魔法が嬉しいのでWind Adeptを選んでみたり。
あとSorcererは召還ユニットのほとんどが浮遊・飛行なのでEarth Mastery(地のレベル2)の広域強力魔法「Earthquake」を自軍のダメージリスクが低く使えるのが大きいアドバンテージになるかも、とか。

今ちょっとHigh Elf SorcererのHazel君でランダムマップ攻略練習してますが、SorcererとSeeker Enchantmentは実戦でちょっとやりくり難しい。Magic Fistを初めとした攻撃魔法でダメージ貢献したりHPがちょっとだけ残った敵にとどめをさしたりがんがんしたい、というのとSeeker Enchantmentを間接攻撃ユニットにかけて回りたい、という欲求は1ターンで全ての主将・副将から1回しか魔法が使えないというシステムでは不完全燃焼になるような。

ただ今回初期のマップの性質?それとも私の手違い?でしばらく都市を自分の領土にできない状態が続いて、その後領土が増えても主力部隊が自分の都市から離れて動き回ってることが多く。
そういうときでもSorcererだったらほぼ即座に召喚魔法を使って兵力upできるのが頼もしいです。しかも召喚ユニットはどれも実力安定ですし。
ただSorcererが召喚出来るユニットはどっちかというと直接攻撃寄りなので、エルフだと前述Archer(金メダルまで育てるとものすごい強力!)やStorm Sister(麻痺撒きもかなりの確率)とバランスを取れる・・・かな。
どうしてもやっぱり不都合のほうがうまくいったことよりも実感しやすいです。

さて次回はメル響のあれを。今メル響はヨーロッパで演奏旅行まっただ中で色々向こうからTwitterなどで便りがくるのが楽しいです。


今日の一曲: セルゲイ・ラフマニノフ 交響的舞曲 第2楽章



今年前半に両親がマレーシア交響楽団のコンサートでこの曲を聴いてわりと良い印象だったようなのでこないだABC Shopに行った時に他の諸々トランペットやホルンなどのCDと一緒にこの曲のCDも買っちゃいました。
ラフマニノフが書いた最後の曲で、ピアノ2台版とオケ版どちらも魅力的な曲。音楽全般ではオケ版とピアノ版がある曲は大抵オケ版が好きな私ですが、この曲はどうもピアノ2台版が好きなんです。説得力でピアノ版を超えられるオケ演奏に出会ってないってことなのかなあ・・・
ただ今回は↑の経緯なのでオケ版を紹介します。

クラシック音楽では色んな作曲が編曲されていて、そのうちの一部は作曲家自身によって編曲されているものもあります(この交響的舞曲もそうですね)。
でもどうしても別の楽器のために書き直すと再現できないとことか違ってくるところとか(悪い意味では必ずしもないですが)出てきてやっぱ難しいなーと思うことが多いのですが。
そんななかこの第2楽章の最初の金管の和音を聞くと一瞬で「あ、ラフマニノフはピアノ版でもこういう音を出したかったんだな」ってのが感じられる、その感覚が大好きで。

あとオケとピアノで違ってどっちも良い、というのがこの曲のワルツの雰囲気。オケで弦のピチカートに乗せる弦や木管のメロディーの軽さ、ふわっとした強弱の作り方なんかはピアノ版には
ない素晴らしさ。ピアノ版はピアノ版でメロディーの後ろの細かい音のめりはりの際立ち方が気持ち良かったりします。あとはこの曲全体を彩るハーモニーの微妙な暗さもピアノの音の方がきれいに出るかなあ。

ラフマニノフってピアニストではありましたが合唱も声楽もオケもなんでも人並み以上に、というか素晴らしく書ける作曲家で。特に打楽器の使い方のこだわりなんかすごいと思います。(ただ弾くには難しいことも多いようですが)ただそれが聞けるのはこの第2楽章じゃなくて第3楽章の方か。
それからラフマニノフの楽器使いで私がとても好きな「暗いビオラの低音部分のソロ」がここでも出てきてちょっとにやり。(交響曲第2番の第1楽章なんかでも出てますね、にやりします)

とにかくオケ版もピアノ2台版もいい曲なのですよ、交響的舞曲。巷で聞かれることはそんなに多くない曲なのですが。私にとってはラフマニノフの作品のなかでトップクラスに心の大切な曲です。
前にも何回か紹介していますがこれからもぽつぽつ繰り返し紹介していきたいと思います。

演奏は両親に買った同じのを。こないだ亡くなったマゼール指揮でベルリンフィル演奏、同じくラフマニノフのちょっと知られてないオケ作品「岩」「死の島」と収録。「死の島」は元ネタになったベックリンの絵を知ってる人には特にお勧めです。


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Succubus Quest短編~老司書の短い夢~+Expansion「白の史書と色づく魔物」コンプリート。
前回のエントリーに拍手ありがとうございます。

やっとピアノも通常運転に落ち着きました。なんといっても気持ちがそっち方面落ち着いてなにより。
そしてちょうど昨日新しい眼鏡をもらってきました。前も書いたように右目はそれだけでは完璧にクリアとはいかない仕様ですが前より全部クリアに見える。看板とか楽譜とかもそうですし、PCや3DSの画面ももうちょっと遠くで見れるようになってよかったー。癖で近づかないようにしないと。

最近ゲームはポケモンでは厳選ちまちま(色違いが孵化で出たりちょっと珍しいポケモンがミラクル交換で回ってきたり)、AoW3ではカスタムキャラをプレイ重視でちょっと調整してみながらのランダムマップやったり。
AoW3が再開できたのもSuccubus Quest短編を無事全部クリアできたため。結局夜の絵本(図鑑的なあれ)を100%コンプリート+ギャラリーモード解禁+パートナー全部解禁までたどり着くのにはゲーム2周+3周目3/4周くらいかかりました。多分これ以上短くはできないはず。
ということで前も一回書きましたが改めてゲーム紹介&感想。

Succubus QuestはSQDTによる18禁同人RPGゲームのシリーズで、全編通してバトルが夢魔とのSexになってることが特徴となっています。
シリーズには長編・短編・Expansionとあります。そのうち短編単体のみフリーでダウンロードできます。他は有料。でも短編を全クリアするにおいてExpansion部分からの引き継ぎは結構大きかったと思います。そして短編といってもけっこうsolidな長さと内容あります。長編はプレイ動画を某所で見たのですがクリアできる自信がない・・・(長さとシステムの違いと他色々)
ちなみに短編はローグライクと同じく中途セーブファイルがロードすると消えるようになってます。セーブについては色々しかけもあったり。

あらすじをなんとか説明する試み。
王立図書館の司書長アイゼクトは国王の命令で「夢魔」なる生き物の伝説について調べている。彼自身はその存在にかなり懐疑的なのだがそんなアイゼクトの前に「夢魔」が現れる。彼は若き頃の姿になり夢の世界に引き込まれ、遠い思い出となった少女や現実の世界の人物、歴史上の人物などが混在する「夢の世界」を夢魔たちと戦いながらさまようこととなる。
(共通のキャラクター含め短編が長編と同じ世界で同じ時間軸に絡みあってることが分かるのですが細かいところはちとわからない。そしてExpansionはサイドストーリーとして短編から枝分かれしている感じ。)

このゲームに登場する夢魔はユニークキャラクター(主にボス)もいますし、他のいわゆる雑魚キャラも多数居ます。いろんな神話が元ネタになってるのがまた私がそそられるところ。夜の図鑑に登録されて背景読めたり様々なパターンのグラフィックが見れるのも嬉しい。(図鑑系好きだなー私)
総じてみんな可愛いですしいろんなタイプのキャラクターがそろってるのもまた魅力的。好きなタイプがきっといる。前も書いてましたが私はサロメ、ラミアはじめ蛇系、ジャバウォック・ジャブジャブ、Expansionのユニコーンがお気に入り。

ストーリー中でお供になって様々なスキル・魔法でサポートをしてくれるユニークキャラクターも頼もしいですし、そろいも揃って魅力的なキャラたちでなごみます。パーティとして旅してるわけじゃなくて呼んだら出てくるだけなのがちょっと勿体ないくらい。
あとボス級キャラクターはキャラクターがしっかりしてるだけじゃなくて独特の戦い方もしたりするのがまた良いです。

ストーリーもまたしっかりしていて面白いです。一つ一つのダンジョンに一章ずつストーリーがあって、だんだん夢の核心に迫っていく感じがあって。最後に向けてテンション上がります。複数のエンディングが用意されてるのですが、そのエンディングによってこれまでの物語のいろんなパーツの意味が(同じ台詞などでも)変わってくるのもちょっとぞくぞくする。
特に「迷子の少女」や Expansion部分とかの夢だからこその奇妙な雰囲気がとても楽しいです。台詞回しとか絶妙。(きっと元ネタのアリスを含めイギリス文学方面に精通してるのかしらん、開発者さんは)

あとは以前もちょっと紹介したゲームシステムがうまいこといってると思います。
ダンジョンの中身を地図(ダンジョンの種類)+史書(モンスターの種類)で作る基本システム、それからアイゼクトのゲーム内での命がHPとRealityレベルの2段階で表されてるシステムがいい。
地図と史書の組み合わせでアイテム集めなりレベルアップなりゲームの各段階で色んな目的にダンジョンを設えることができるのは便利。あと「理想郷への道」がこのシステムでどんなダンジョンになるかってのがまた面白い。
ただ経験値獲得のシステムがちと困ったもんで、終盤になると何をやっても経験値がほぼ雀の涙くらいしかもらえないのは(特に1周目は)つらいこともありますね。

RPGとしてはほんとがっつり中身詰まってます。手強い敵の手強さはエロ部分完全に忘れるほど。(ストーリーに関してもそういうとこありますが)
そしてやり込み要素も結構あります。もちろん夜の絵本は1周ではコンプリートできませんし、隠し要素も多少あり。Expansionのダンジョンももっとやり方あったりしますし。
(ちなみに1周目クリア時の装備アイテムは強化したのも含め次回に引き継がれるので全体的に楽になります)

ストーリーを進むのも楽しかったですしいろんな夢魔に出会うのも楽しかったですし、そして今コンプリートした夜の絵本でギャラリーモードで全ての夢魔と好きなだけバトルが出来る(+その気になればもう一周できる)という状況も好きです。とても楽しかった。

あと私は普段サウンドオフで(このゲームに限らず)プレイするのですがこのゲームもBGMがかなり良いゲームだと判明。(もう一周するときはBGMオンでやらないと・・・)ギャラリーモードでは好きな背景+好きなBGMも選べるのですが、ここでは戦闘用BGMしかないのが残念。いちおう動画サイトでBGM集ありましたが。
ということで戦闘用BGMから一つ紹介。


今日の一曲: Succubus Quest短編~老司書の短い夢~Expansion「白の史書と色づく魔物」より楽曲「い・た・ず・ら!」

この曲は試聴がなかったけどゲームの公式サウンドトラックはこちら

ちょっとメロディックだったりセンチメンタルだったりバトル感があったり崩壊感があったりいろんなBGMがあるSuccubus Quest短編+Expansionですがちょっと驚いたのがこの曲。
Expansionでのメインボス、ステラ戦のBGMなのですがあのファンシーな部屋でいわゆるロリであるステラとの戦いのBGMがこんなに無機質でテクノ系?な音楽とは。
(でも大ボスというか見た目以上の敵と戦ってる感はあるかなー。)

リズムフェチでベース好きの私にはある意味不思議の国の雰囲気ぴったりなBGMよりもラストボス(表)戦の切ない音楽よりもツボにくる曲ではあります。打ち込みなんだろうけどこのベースラインを実際に弾いてるのが聴いてみたいですねえ。
あと各パートの組み合わせがものすごく効果的というか、いいアンサンブルだな-と。
ループしてもくどくなりすぎないですし、ほどよく刺激的なBGM。

他にもさっき書いた不思議の国やラストボス戦(表)もいい曲ですし、ラストボス戦(裏)もかなりの名曲だと思います。さすがにそっちを紹介はできなかったですが(あと実際に攻略してるときはそこまで余裕がない・・・)。
そういえばこのゲームのBGMで短編のボス(このステラの姉にあたるエスト)の戦闘BGMの1周が長いというのが面白いですね。長期戦を覚悟するというか。

Succubus Quest短編はオリジナルサントラがあるようです。一部トラック(「い・た・ず・ら!」=「Mischief!」はなかった!)試聴はこちらにあります。アレンジ版とかもあるみたいだけどこれ入手できるのかな、是非欲しいんだけど。

拍手[2回]

うつつを抜かしてます
前回のエントリーに拍手ありがとうございます~
ちょっとこれからコンサートだったり遠出だったりそのあと諸々ばたばたしながら両親が来たりで更新が途切れ途切れになりそうですが両親とマーラーサイクルの始めを聴きにいく前にマーラー関連エントリー書ければいいなあ・・・

遠出もちょっと大変な感じですよ。コンサート行くので土曜の朝早くバスで一人で出発(他の友達はいつも通り金曜の夕方に車で)、しかも向こうはこちらより寒い上にスキーやる方面に行く話もあるんで運ぶ荷物のかさが増えそう。大丈夫かな(運ぶの&十分暖かいものがあるか)。

遠出先で友達とポケモンの交換などする予定で厳選をちょっと中断したり、Age of Wonders 3もちょっと今公式フォーラムやSteamの諸々やなんかでデータが揃ってきてるので遊ぶよりも読みふけって考えたり(プレイヤーさんたちによる種族・クラス・specializationの分析とかホント面白くてカスタムキャラの調整も考えてます)。

それで何に没頭しているかというと数年前に遊んでいた18禁の同人RPG「Succubus Quest(サキュバスクエスト) 短編 -老司書の短い夢」(+Expansion「白の史書と色づく魔物」)をふと思いだしてプレイしていました。

平たく言えばバトルがSEXのRPGで、戦う相手のモンスターが夢魔(色んな神話とか伝説から由来したファンタジーなおなごたち)で。
プレイ動画とか見ると最初は前述システムでバカゲー的な見られかたもされるようですがストーリーもシステム詳細もかなりしっかりしてて奥が深い。ちょくちょくRPGとしての難しさとか戦い応えがでてきてエロとか関係ねえ!ってなるくらいにRPGとして内容とプレイし応えがあります。
あと全体的に夢魔のデザインが可愛いうえに色んなタイプの女の子がいてどっかに好みが見つかるのがまた良い。(サロメとか蛇系とかユニコーンとかが好きです。あと夢魔の種類によっては脱げ方が「!?!?」となるのも面白い。)

「短編」(とはいえそんなに短くはない)があるということは「長編」もあってRPG的システムとしてはちょっと違ったりするのですが(短編は主人公にキャラクターがあったりローグライクと同じく中断セーブファイルがロード後に消えたり)、向こうはなんだか難しそうでなかなか挑戦してみる勇気がない(汗)
「短編」本体は無料で、今回は有料の「Expansion」部分も会わせてDLしてみました。前は短編本体だけ遊んでたのですがそもそもどうやって出会ったんだっけ。

短編は基本システムとして「本棚に本を入れることでダンジョンが生成される」という仕組みがあるのですがこれがちょっと好きだったりします。
本にも何種類かあって「地図」を入れるとダンジョンの種類が決まり、「史書」を入れることで出現する夢魔が決まって、さらに他にも補助的な役割の本も入れられます。「地図」と「史書」の組み合わせでストーリーが出現したり(1回クリアしたら出てこなくなる)。
なので目的とかキャラクターの状態とかに合わせてその都度ダンジョンの性質をカスタマイズできるのがちょこちょこ便利。

で、この本棚システムが派生的な感じでゲームを面白くしてるときもあり。
途中で出てくる「理想郷への道」という30階層のダンジョンは突入条件が「本棚に入れた史書の夢魔の合計レベルが100」というのがあるのですが、元々本棚に本は7冊しか入らなく、そのうちの1冊はこの場合必ず「理想郷への道」の地図が必須。つまりあと5冊か6冊で合計レベル100を作らなくちゃいけないというわけです。6冊使ってもかなり強い夢魔ばかりになりますし、補助の本が一つも入れられない。とはいえレベル20×5冊にすると絡め手を多く使ったり高火力だったりレベル以上に厄介な夢魔ばっかり出てくる。
そして今Expansion部分(これも30階層)をやってるのですが、こちらも本棚に7冊しか本が入らないことで目的を絞ったりダンジョンの回り方を工夫したり本の組み合わせをやりくりしたりギャンブルに出たりの調整が面白い。

とにかく(音楽でもそうですが)ゲームでああでもないこうでもないと悩むのが好きなんですね、自分は。実際に道が見えるとほっとしますがその策・方法が分からなくてぐるぐるするのも楽しい。(ただぐるぐるしてる間はほんとエロ部分はアウトオブ眼中です・・・ただ淡々と作業するのみで・・・)

あとはHP(このゲーム内ではEP)とは別にある「リアリティレベル」のシステムだったり、ストーリーの深さとその中で繰り返される夢と現実のテーマだったり、図鑑システム(夜の絵本)だったり、装備合成システムだったり、あとルイス・キャロル風のクレイジーなダンジョンの台詞のセンスだったり、味方・敵両方キャラクターが魅力的だったり、とにかくツボがたくさんあって再度はまってしまいました。
少なくとも1周終わるまで続けたいと思います(エンディングが複数あったりなんだりするのですがそれもいずれ)。

さて、うつつを抜かしてばっかりいる場合でもない。荷物を詰めるのも始めないと。


今日の一曲はお休み。

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