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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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ネタが尽きていますがAoW3関連
前回のエントリーを張り切って書いたはいいもののそこでネタのストックが終わりだったのに1日気づかず未だに新しく書くことを思いつかず、「今日の一曲」で紹介する曲ばかりが列をなしています。
ただここ数日このブログのアクセス解析見てみたらなんかAge of Wonders 3系統のエントリー(主に最初の方の)にアクセスが多くてあらあらまあまあとなっています。相変わらずたまにこっちにプレイ感想など書いていますがレビューなんて代物でないので恐れ多い(汗)あと第1作(デモ)から10年くらい英語版プレイしてるので他の人に参考になるかどうかははなはだ怪しいです。
そういえば2ちゃんのスレで前日本語に翻訳やってるという話を見たんですがその後どうなってるのかな。

いま第1作から遊んでると書きましたが未だに一番基本のユニットの種類の「じゃんけん」(Pikemanは騎兵に強くて騎兵は弓兵に強くて弓兵はswordmanに強くてswordmanはpikemanに強い)が覚えられていない体たらくで(汗)これが今ランダムマップで動かしてる人間・Warlordの組み合わせでは特にものを言うっぽいのでいい加減覚えたい。

Warlordもそろそろ1,2都市くらいで最高レベルユニットのManticore Riderが(お金さえあれば)生産出来るようになって個々のユニットの働きの区別に注目するようになってきました。
人間・Warlordの組み合わせだとちょっと手が回らない部分があるような気がしてきました。
割と最初の方から生産できるMonster Hunterは「slayer」系統スキル・弓攻撃・3種耐性がそろってて色んなところで必要になるけどそんなにはタフではないし、人間は飛行ユニットにも乏しいので壁超えユニットがこれまた序盤のBerserkerくらいで、まあものすごく困ってはいないけど痒いとこにどうやって手を届かせるかな-と。

あとは他のクラスに関してもですがリーダーや副将のスキルで自分だけじゃなくて「自軍」(自分が率いてるユニットのグループ)に効果が出るやつの恩恵を誰にどう受けさせるかを考えるともうちょっと効率良くなるんじゃないかなあ・・・とか思ったり。そこまで考えてる余裕ないかー。

結構このWarlordというクラスが(前回書いたとき以上に)気に入ってるんですよ。あんまりバラエティに富んでるとは言えないユニットの取り合わせですが(Warbreedとかそんなに要るのか?)、個々のユニットがしっかりしてて、レベルupやリーダースキルでまた強くなる感が。
ただ次やるときは人間は選ばないかなー。なんかもうちょっと強さかバラエティかどっちか欲しい。

ところでこんどいつ来るかわからないけど確実に来る拡張については新しい勝利条件Seals of Powerの話以外はまだ公式からの発表はないみたいですね。
Seals of Powerはマップ上に現れるshadow worldに通じる力の「封印」で、解けばそれだけで勝利になるどんでん返しが可能なロケーションらしいです。詳しい話はここにありますが、終盤のマンネリの打開策として追加されるそう(最後まで気が抜けなくなる)。
まだ色々これから深めたり広げたり足したりとかする話みたいなので楽しみです。

この新しい勝利条件の話もそうですし、公式フォーラムで盛り上がってる新種族・新クラスの話もそうですが、Age of Wondersは開発側もプレイヤー側もゲームのシステムやメカニック(バランス含め)だけでなくその世界観や歴史の設定をものすごく大事にしているのが素晴らしいと思います。
Shadow Magicから3に至るまでにゲームの中の世界も大分変わりましたが皆がそれを受け入れて前作とのつながりをさらに濃くしつつ新しい部分も深めていこうという姿勢でフォーラムにおいてsuggestionを出したり議論したりしてるのがすごい。世界観に対する並ならぬ思いはよく圧倒されますし、特にフォーラムの新種族・新クラス(予想)分析スレでのメカニック・歴史それぞれの視点での考察は惚れ惚れします。

拡張で追加される新種族(前1つだけかもしれないという話がありましたが単数か複数かもまだ分からない)に関しては前作までいた種族のカムバックの議論がほとんどですが確かに今の時点だと全く新しい種族を出すのはそんなに優先度高くなさそう(あと難しそう)。クラスだと複数追加されるって言われてるのにNecromancerくらいしか話が出てないのでサプライズはむしろそっちかな。
こないだSeals of Powerの話が出たばっかりだけど公式の続報が待ち遠しい!

ランダムマップin人間Warlordももう終盤で書くこともほとんどないのでAoW関連エントリーもこれでネタ切れですよー(汗)
改めてネタを練らなければ。それでは次回ネタがある時に。



今日の一曲: アレクサンドル・アルチュニアン トランペット協奏曲



アルチュニアン。それはトランペット奏者が身内とか友人にいれば(多分)必ず一回は聞く名前ですが、それ以外だとなかなか縁のない名前。
アルチュニアンのトランペット協奏曲といえば大学レベルだと彼の世界ではメジャー中のメジャー、例えばバイオリンにおけるブルッフ1番だったりチェロにおけるエルガーくらいよく弾かれる曲。
ただ不思議なことにアルチュニアンの他の作品はほとんど知られていなかったり。

アレクサンドル・アルチュニアンはソヴィエト・アルメニア出身の作曲家。今調べてみたら一昨年まで生きてたんですね(91歳とはこれまた大往生です)。
ついこないだのロシア・ソヴィエト音楽のエントリーでロシアは広くて色んな文化圏またがってるからそっちのテイストも入る、みたいなこと書いたと思いますが(書いたよね)アルメニアはWikipediaによると「西にトルコ、北にグルジア、東にアゼルバイジャン、南にイラン」という記述がありますがそれだけでロシア中のロシアと毛色が違うのが想像できます。
実際ちょっとエキゾチックというか、メロディーやハーモニーの感じが西洋ではちょっとないような音階で成り立っていたりこの曲でもありますね。

これもロシア・ソヴィエト音楽のエントリーで書いたと思うのですがショスタコ・プロコの双璧のあとの時代ってあんまり巨人的な作曲家は出てこない印象があり、特にハチャトゥリアンやカバレフスキー、アルチュニアン(1曲で判断するのもなんですが)はお互いの劣化版とはいえなくてもちょっとかぶってる&頭一つ抜き出ない感があるねっていう話に大学ではよくなってたのですが。
でもここ数年でハチャトゥリアンの曲を聴き広げたりカバレフスキーの前奏曲をピアノで弾いたりして「あ、そんなことはないかもな」みたいな印象になってきたのでアルチュニアンももっと知ればそうなる・・・はず。

トランペットってのはオケの活躍は広くめざましいですがソロのレパートリーって実はかなり小さかったりします。そんななかでアルチュニアンの協奏曲がよく演奏されるのは決してチョイスが少ないからというわけでなく、やっぱり曲としててちゃんとしてるしなにより単純に格好いい曲だから!愛されてますよアルチュニアン。

単一楽章の協奏曲で(金管なので)そんなに長い曲でもないのですが、サビというかメインの主題のメロディーは一度聴いたらかっこいいと思わずにはいられない、印象に残らずいられない(ただそれで他のところが印象に残りにくいというのは否めませんが)。
その数十小節だけでもトランペットの格好良さが存分にストレートに味わえる楽しい曲です。

今回父に買った(私もインポートした)のがリンク先のCDですが試聴とかアルバム画像とかないんでABC shopのもこちらにリンク。試聴は別のトラックですが。
メル響の首席トランペット奏者Geoffrey Payneがソリストとしてメル響と弾いてるトランペット協奏曲集の録音です。CD1枚目は故John Hopkinsの指揮。トマジやアルチュニアンという20世紀の協奏曲やフンメルやハイドンという古典派の協奏曲、さらにオーボエ協奏曲の編曲やオーストラリアのRichard Millsの協奏曲などもりだくさん。Mills結構かっこいいですよ。

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ランダムな世界で色々習得中
先ほど!クロノス・カルテットのKickstarterでのクラウドファンディング企画が期限まで12時間ちょっとを残して目標額に達しました!
結構ぎりぎりまで伸びがこなかったので心配でしたがなんとか達成したようでだいぶほっとしています。
残り48時間で寄付金1ドルごとに2倍にカウントされる(特典は元の額ベース)ことになったのでその時にアップグレードしとけばよかったなー・・・何はともあれ100ドル(+送料)にしたのでmp3、ミックスCDに加えて「special surprise」が楽しみです。

さて、ポケモンXYでは「好きなポケモン厳選してボックス埋める」目標まであと6匹くらいのとこまで来て引き続き厳選中。バランスとる用のポケモンも考えなきゃ、と思いつつ今日も片手に3DSを構え。

そしてもう片手では相変わらずAge of Wonders 3をぐりぐり操作中。キャンペーンの最後のミッションやるにはちょっとチキンなんでランダムマップでいろんなクラスの動かし方を学んでいます。

やっぱお気に入りはRogueかなー。
反撃を恐れず安全に大ダメージ与えるAssassin's strikeがまず頼もしいですし、特にv.1.2かなにかのパッチでHigh ElfのみBardが長弓持ち(最大3回攻撃)になったのもエルフメインで遊ぶことが多いのでかなり嬉しい(おかげですっかりcharm忘れて弓攻撃ユニット扱いです)。あと爆発力こそないかもしれませんが耐性・機動力・壁抜けのShadow Stalkerや機動力とseduceのSuccubusも重宝しています。
スキル・魔法だとBlindは便利ですし(ただフォーラムで議論があって仕様が変わる可能性もある)、あと戦闘内でQuick DashとかMoving Targetとかもう1ステップ流れを有利にできる&自軍のユニットを長く生かせる・活かせるスキルをもっと使えたらなあ。
それに加えて直接攻撃オンリーのAssassinを攻城戦でがんがん使えるようサポートできたら素敵だよなーと。あと戦闘外で都市を弱らせるスキルもできれば。

他のクラスは全くこういうところまで頭が回らないですねー。
Theocratはこないだクラス固有ユニットを(convert付きのEvengelist以外)あんまり使ってないなーということが判明。あとDevout属性に関する諸々をどうやって活用するのかイマイチ分かっていない。ただキャンペーンのときも書いたようにconvertや回復でタフで使いやすいのでそんなにがんばる必要がなかったり。

Sorcererもリーダーががんがん攻撃魔法投げるのが強くて(このクラスのメインである)召喚ユニットをそんなに使わないままの時が多いんですよね。Eldrich Horrorなんかタフで広範囲Breath攻撃やdominate持ちであるとかなり心強いんですが。Sorcererはちゃんと召喚すると金銭・マナの収支が他のクラスとちょっと違ってくるはずなんだけどそこんとこどうなんだろう。

今ランダムマップではこれまでちょっと苦手としてきたWarlord・HumanでこれまたあんまりやってこなかったEvil方針でゲームを進めています。少しAlignmentが悪に傾いただけで周りの無所属勢力が合う毎に敵対してきますね。外交の余地ほぼなし。
ただ以前のランダムマップで(善悪の関係から)取り扱いに困ったアンデッド族が今回友好的になってるのは面白いです。戦力になってくれるかどうか楽しみ。

Warlordは遊んでみたら結構面白いです。
ユニットに機能を追加するスキルがちょこちょこあって色んな形で各々のユニットが強くなる感が良いです。なんとかslayerを始め攻撃に有利になる機能が(全員に)追加されるとめっきり戦闘に強くなる実感がありますね。敵対してくる無所属ドラゴンとか巨人とかにも強気に出られます。実際今回のランダムマップで自軍ユニットの持ちがほんといいです(ただ比較的脆い種族でそうなるかは分からない)。なかなか死なない。金メダル付きも結構います。

ただWarlordで厄介だなと思うこともあります。クラス固有ユニットが召還なしで全部都市で開発するものばっかりなので施設開発とユニット生産と合わせてものすごくターン数を食う。あと前線で都市を攻略しても施設開発にターンかけないとクラス固有ユニットが前線で生産できない。
まあRogueでもDreadnoughtでも似たようなものではあるのですが、Rogueではそんなに感じないしDreadnoughtでは機械使ってないからなあ(汗)
あと人間はちょっと種族ユニットが中高レベルではちょっと楽しみがないというかでクラス固有に頼りがち。Knightの良さはちょうどこれから探っていくところ。

未だにArch druidとDreadnoughtには苦手感があるのですが少なくともArch druidは副将にいると地味に役に立ちます。システムの都合上オフェンス魔法とか召還とかはそんなに期待できませんがそこら辺で施設守ってる動物系モンスターをオート戦闘で勝手に味方に付けて拾ってきたり(笑)
Dreadnoughtはどこで機械と出会うか分からないのですがたまーに役に立つくらいかな。リーダとしても使えてないけど副将としてのDreadnoughtってなんかいいことあるのか?

ということで種族とクラスの組み合わせ(しかも拡張でこれから増えることが決まってる)を把握するのがほんと大変なゲームですがとりあえずWarlordが面白いことが分かって良かった。カスタムキャラでは今の時点でWarlordは2人しかいないのですがもっと増やすべきかも。モデル人材があればいいんだけど。
各方面もうちょっと細かいところまで把握してさらに深く戦略を練られるようにしたいです。

結局クラス(一部)の話だけになったけど今日はここらで。今日の一曲もおやすみ。
ちょっとキーワードto音楽じゃないけど企画的エントリーを準備してたりピアノで新しい曲を弾き始めたりしたので音楽の話もしたいです。


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AoW3 拡張あるってよ&音楽近況ぐだぐだ
前回のエントリーに拍手ありがとうございます~

Age of Wonder 3のキャンペーンゲームElven CourtのTorchbearersミッション5無事クリアしました。やっぱスピード大事。本拠都市(Throne city)でない戦闘でリーダーを倒した場合3ターンでリーダーが本拠都市に復活するのでその前に本拠都市を落とすと格段に楽なので。
ただ最後に残ったWerlac(Sundrenの父ちゃんの右腕だったエルフ)はちょちょっと攻めると逃げるので(卑怯なやつめぶつぶつ)あっけなくクリアになっちゃいました。攻略サイトみると最後でなくとも1つ2つ都市落とすと逃げるらしいです。ターン数も残ってたし本拠攻城戦は機械動員しようと思ったのに何一つDreadnoughtらしいことしないまま終わった。

ミッション6はなんとマップ上に8つも勢力が!しかも半分ずつ同盟してる!でも勝利条件は8つ撃破でもマップ制覇でもないのでそんなに骨は折れないそうですが・・・でも見かけ怖いのでまたランダムマップに逃げています(笑)詳細は今後また。

さて、ここのブログにAge of Wonders関連でアクセスがあるようなのでお知らせをシェアしようと思いまして。
今日の朝起きたら公式サイトのブログにこんなお知らせがありました。Age of Wonders 3、開発は続いているそうです。

とりあえず全部書き出すのはあれなんでWindows以外のOSでのリリース、それから新しい種族、クラスを含む追加各種の拡張も同じタイミングで出る可能性が高いそうです。
特に種族に関しては前作からごっそり減ってるだけあって前作まであった種族のカムバックが強く望まれています。複数の種族が追加になる中現時点でかなり作業が進んでいる「-lingで終わる種族」に関してはコメント欄・フォーラム両所で期待と推測と大喜利(?)で盛り上がっている様子。そしてクラスも複数追加ということでこちらも期待と(後略)。やっぱりいっぺんに全部出すのは難しかったんですね。

 -lingの種族についてはやっぱりFrostlingかHalflingかの2択っぽいですね。今作のストーリーにHalflingが噛み合わない的な話が以前からあり、それから地形・攻撃/耐性の種類を考慮してFrostlingという声が大きいみたいです。種族固有ユニットとかキャラクター面を考えるとHalflingもありかなと思いますがDwellingとして出る可能性もあり。ただ「エキゾチックな」Dwellingって書いてあるんでその形容詞だとAzracs/Nomads辺りがちょっと頭をよぎる。

そしてずっと前からフォーラムでは新クラスとしてNecromancerがよく挙げられてるのですが(今回のコメント欄もしかり)どうも自分はぴんとこないっす。だってアンデッドは独立してDwellingとしてあるし。ただArchdruidとかSorcererとかみたいに召還中心のクラスになるってことは召還できるユニットがそっち方向に増えるってことか。あと複数クラス追加だからNecromancerが入る場合他のクラスは召還型以外になるってことか。他にどんなのがあるかな。
とにかく続報が楽しみです。そして今ある分をしっかり遊び込みたいです。

最近、というかここ数ヶ月ピアノがさっぱり進まなくて停滞具合が地味にしんどいです。
そもそもピアノに限らず腰がいつもに増して重い。動き出すのが難しいし遅い。特に一日中曇りで暗い日とかはほとんど動けなかったり。
ここずっとしばらくインプットならなんとかできるけどアウトプットはほんとできないです。

そんな中ちょこちょこっと新しく曲を弾き始めてみたり初見で弾いてみたり他にも試す曲ないかゆるり見回してみたりしています。
こないだNPRのアルヴォ・ペルトのインタビューの記事を読んで「Fur Alina」弾いてみたいなーとか思ってます。記事を読んでペルトの音楽を通じて空間とか時間とか静寂とか感じ考え直してみたいと思ったのと、あとそもそもなんで今まで弾いてこなかったのかと。

あと鳥のカタログも新しいの弾き始めました。第4楽章の「カオグロサバクヒタキ(Traquet Stapazin)」です。この曲1曲で第2巻を構成してるだけあって長いです。1曲でカバーしている景色の時間も長い。出演してる鳥も多い。でもある程度繰り返し(といっても厳密に同一ではなく同じ鳥のパターンが戻ってくるというおおざっぱなとらえ方)がありますし、なんだかできそうな感覚はあります。
メシアンは前奏曲3つ(第5,6,8番)も比較的順調に行ってますし、やっぱ鳥カタは弾いてて気が楽です、なぜか。馴染みがいいのかな。他の曲で気に病んでてメシアンで気に病まないことってなんだろう。

それから相変わらずショスタコーヴィチの前奏曲とフーガ第12番嬰ト短調を弾いてて歩みは遅いながらも継続はなんだか力になっているようなのでちょっと息抜きに他の前奏曲とフーガを弾いてみました。
ショスタコーヴィチのフーガってやっぱりバッハのフーガと性質も違えば重要な要素も違ってくっる。フーガとしてのキャラクター、全体のtextureが大事になってくるような。(こないだのコンサートのピーターのフーガもそうですし、やっぱ20世紀以降のフーガは別に考えることが必要ですね)そのキャラクターで言えば今弾いてる第12番、そして長年心の特別なところにしまってある第16番はほんと独特な立ち位置ですね。

そして今回弾いた第24番も面白かった。途中でフーガ放棄してショスタコになるというか、もう前奏曲からしてすでにショスタコが曲を自分の土俵に持ってきたというか。有名な交響曲第5番と同じニ短調ですが、曲調も結構似ています。このオケ的なショスタコ感がピアノで味わえるのってこの曲ぐらいだろうなあ。
ショスタコは(ずっとずっと親しんできた)オケのスタイルとピアノの音楽のスタイルが違って、さらに後期のまた室内楽含め独特の世界に入ってる時期にピアノ曲を残していないという二重苦に長年悩まされています。ピアノで弾くとどうも欲求不満になりがちで(汗)

あとショスタコでもう一つ悩んでるのがこことかTwitterとかでショスタコの音楽に対する愛を語ろうとすると言葉にする過程でものすごく何かが空回りして暴走するんですよね。
自分が好きな音楽全般その傾向はあるんですがショスタコは特にひどい。感情が空回るというレベルじゃないんですよ、なんか。どうにかならないもんですかねえ。

とりあえず一つ全体的に落ち着いてということでぐだぐだはここらにして、今日の一曲はこないだ借りてきたショスタコを紹介してみます。


今日の一曲: ドミトリ・ショスタコーヴィチ 交響曲第15番 第3楽章



こないだ大学の図書館でショスタコの最後の3つの交響曲、第13,14,15番のスコアを借りてきて(余談ですがショスタコは弦楽四重奏曲も遅れたスタートながら15つ書いてます)、今日やっとスコアを見ながら聴くことができました。やっぱ耳で聞くだけでなく目で追いながら聴くとディテールが聴きやすくなりますし記憶にも残りやすく、あとどういうわけか曲の魅力も分かりやすくなったりします。
それで実はスコアを見る前は第2楽章を紹介したかったんですがスコアみたら第3楽章にチェンジしました。

ショスタコの音楽の魅力、というのは音楽一般(特にクラシック)に求められる「美しさ」とは別のところにあると昔から思ってて。すさまじい破壊力だったり、皮肉や毒の苦さと鋭さ、死臭や血の臭い、そして一種の醜悪さとか悪趣味がたまらない(全部ほめ言葉ですよ)。ネガティブな感情や感覚を司る類い希なるマスター。

例えばマーラーの交響曲第4番の第2楽章でバイオリンを弾く死神とこのショスタコの15番の第3楽章の似たようなキャラクター(最初はクラリネットですが)を比べると向こうが「友」である死神であるのに比べて明らかにこっちの方が毒があるというか悪意があるというか。

割とin-your-faceな感じで毒やらなんやらぶつけてきたり爆発させたりするイメージがあるショスタコの音楽ですが、結構計算してるところが意外と多くて面白いです。この第3楽章だと例えば最初のびっこを弾いてるようなリズムもスコアで見てみると意外と普通というか、計算された演出なんだなというのが分かったり。何気ない音型が彼独特の12音技法を使ってたり、不協和音の音の組み合わせもからくりがあったり。
激情と計算、熱さと冷たさ、魔物と人間、鋼鉄と血、意外と色んな反対同士を併せ持ってるのかも。

あと後期のショスタコーヴィチの音楽は打楽器の使い方が面白いです。元々ショスタコはどの楽器群の使い方も良いし初期から打楽器のパートは素晴らしいですが後期の独特の打楽器の雰囲気は言葉で表せない。とりあえずカスタネット使ってスペインを思い出させない、しかも恐怖を感じさせるのはショスタコだけじゃないか。

この交響曲第15番、単体でもものすごく興味深くて面白い曲なのですがさすがに最後の交響曲(ただ作曲自体はこのあとも続けてるので最後の作品ではない)となるといくつか前の交響曲を聴いといた方が楽しめるかもしれません。ショスタコーヴィチの音楽って作曲家と時代の背景が結構キーです。
あとやたらと引用を使う曲なので(第1楽章にすっごいわかりやすいやつがある)クラシック音楽一般知ってるとさらに深く楽しめるかな。必須じゃないですけどね。
ただ第3楽章を今回選んだのはそういうこと全部抜きでもショスタコのエッセンスが味わえるかな、ということなのでとりあえず聴いてみて欲しいです。(それから第3楽章が唐突に終わるのは仕様です。ちょっと私もびっくりした。)

リンクに選んだのはWigglesworth指揮の第1番と第15番。ショスタコーヴィチの交響曲の最初と最後。変わったこともありますが一回りして戻ってきたようなところもあり、そういうところに注目するのも楽しいです。特に第1番の第3楽章と第15番の第2楽章を比べてみると面白いかな?

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Age of Wonders III再開
だんだんと日常が戻ってきました。
本当にイレギュラーに弱いというかなんというか、routineを崩すと実質時間に余裕が増えてもすぐメンタルの余裕が無くなるような。

そんなわけでしばらくAge of Wonders III(結構時間・労力・集中力を使う類いのゲーム)もお休みだったのですがちょっとずつ再開してます。
カスタムキャラ作成は最近アイディアが詰まってるのですがランダムマップとキャンペーンゲームを進めたのでちゃっちゃとそちらの感想を。

まずキャンペーンの方。Elven Courtで分岐してハト派(Torchbearersルート)の5ミッション目。
Dwarven Dreadnought(メカニック)のBormacが主人公で、ミッションの最初で地下に拠点を見つけたのをいいことに地下開発と地上の無所属勢力との戦いでだらだら進めてたら途中で「あと20ターンでクリア」という条件が追加されてしまった!
今回のミッションは4勢力撃破なのでその時点で誰も倒してないとなると20ターンでクリアは不可能。ということでやむなくスタートし直しました。

やり直し後2回目はスピード重視。地下に入ると手に入る3つの街は開発スピードが遅いのですが分担して都市開発・ユニット生産を進め、リーダー4人率いる主部隊たちが地上に出た後にどんどん地下から中級ユニットを送りこんで援軍にしたり地上で制圧した都市の防御に回したり。
早くに敵の領土を見つけると2つくらいしか都市持ってないので割と速く攻略できます。いまのところLeanaとVontorを倒して、まだターン制限のお知らせは来てない。
マップがまだまだ結構大きいですし敵の一人は船で偵察に来たのでちょっと遠くにいる可能性が。あんまり面倒なことにならないといいんだけど。

このミッションではDreadnoughtとして初プレイなのですがあんまりメカニックらしいことしてないですねー。Spy Drone(召還)にCannonにFlame Tankに色々機械はあるけど作ってないし使ってない。前述駆け足で進めてるのと開発スピードの遅さもあるんですけど。リーダーやユニットが使えるスキルも機械関係が多いし、大分無駄にしてる感が。
公式のフォーラムではDreadnoughtがオフェンスに良いという評判を聞いたのですが印象としては坊城戦の方が活きそうな感じ。でも使い慣れてないクラスなのでなんとも言えない。

キャンペーンゲームでずっと一緒のリーダーたち(Reskar, Nomlik, Sundren)にはほんと愛着湧いてます。使い勝手も大体定まってきた。ReskarのVengeful Vines(毎ターン城壁全体ダメージ)は攻城戦で真っ先に使って軍隊が城壁に登れる準備を整えたり。
Nomlikと彼が連れてるEvangelistのConvertスキルは相変わらず楽しい。(SundrenもCharm持ってるけどやっぱ性能が違う)戦闘をオートにしてると勝手にConvertして手持ちユニットが増えたり、違うクラスのユニットをお試し感覚で使えたり。
あとSundrenがRogueであることもBlight攻撃に弱いエルフ相手だと地味に有利になったり。

そんな感じで今キャンペーンゲームは順調に続いてますが(ただしどれくらいそれが続くかわからない)、最初にやり直したときは若干心が折れてランダムマップやってました。
カスタムで作ったHigh ElfのSorcererでプレイしてみたのですが、既成のキャラだけでなく自分で作ったカスタムキャラも相手プレイヤーとして出てくる。出会うまで誰がいるか分からないのでまた楽しみ。

マップ上の無所属勢力にはプレイ可能種族の他に巨人、ドラゴン、妖精、アンデッド(前作までのArchonのなれの果て)があるのですが、これらを早いうちに押さえるだけで兵力が違います。
ドラゴンだとすぐ使えるWyvernは半使い捨て的なスペックですがこつこつ開発進めてDragonを生産できるようにすると最強。
拠点を押さえてからほぼすぐ強いユニットが使いたいなら巨人はうってつけ。Dragon>Giant>Wyvernの順かな。

今回のマップではアンデッドの拠点を一つ早いうちに落としたのですが、善悪の関係からどうも相性が悪い。具体的に言うとアンデッドだけで部隊を組むと離反する。なのでアンデッドのユニットを生産しては他の種族のユニットに迎えに行かせるという大変効率の悪い状態に。
でも例えばCaster(魔法使いユニット)は他の種族には珍しいCold bolt(冷気)を使えたり面白い奴らがいます。こんどリベンジ希望。

Steam版のAge of Wonders III(他は知らない)は実績システムがあって、今回のランダムマップ攻略でいくつか面白い実績を解除しました。例えばItem forgeを使ってアイテムを作成するとか(ただしマップ依存でクリアしたら無くなる)。ただ全スキル習得はどうも達成できなかった。こればっかりはほんと時間だもんな。

今回の主人公がStatic Electricityというスキルを覚えたのですがこいつがなかなか良い魔法。Sorcererクラスのかなり高位(Tier VI)魔法なのですが、敵はShock攻撃に弱くなり、味方は相手が接触攻撃を仕掛けたら麻痺がかかる的な効果・・・と書いてあるのですがバグなのかなんなのかこっちが間接攻撃仕掛けても一定確率で麻痺になるように見えたような。連続攻撃だと1回毎に判定がかかってたんですよ。で、例えばユニットがすでに火傷かける能力を持ってると麻痺も追加される。おかしいなあそんなことはどこにも書いてないぞ。もしかしたらバグ(それも修正済)か。

多分ランダムマップはしばらく遊べなさそうですが(キャンペーンがまだまだ進みそうなので)次に遊ぶのが楽しみです。カスタムキャラももっと増やしたい。あと今作ってあるのも改良できたらしたい。


今日の一曲はお休みです。借りたCDの分とかキューができつつあるのですがまた。


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道が分かれた!(Age of Wondersエルフキャンペーン続き)
ちょっとAge of Wonders 3関連で本題前に一つ報告。

昨日プレイしててある街を落としたら船の塊(フリゲートが3隻一つのグループに入ってた)が残ってたので攻撃しようとしたらゲームが不安定になって落ちてしまい。
で、もう一回立ち上げたときにちょっとこのアカウントのこのファイル消してみてちょ的なダイアログが出たので(割と何らかのエラーでその対処で直ること多いらしい)やってみたらアカウントに紐付けされてるオートセーブ・クイックセーブ・カスタムキャラが全部消えちゃいました。
どのみちプロフィール関連ファイルが壊れてて消すしかなかったんだけどやっぱりカスタムキャラは数字の組み合わせなりスクショなりで記録を残して、セーブするときも毎ターンのオートセーブ、Ctrl+Sのクイックセーブだけに頼らず手動でメニューからこまめにセーブすることが大事ですね。
(とりあえず記録があった分のカスタムキャラは再現できたので他は今日のブログ書き終わったらちまちま作り直す予定)

さて、Elven Courtキャンペーン第4ミッション。
今回は第2ミッションの終わりでDraconianの国を再建に行ったReskarが戻ってきました・・・が、その前にイントロのストーリー部分がかなり大変なことに。
キャンペーン通じての主人公Sundrenは前作でいうWood elfの母JuliaとDark elfの父Saridasの間に生まれてますが、兄Thannisの死に対する反応が父・母それぞれの種族の方向に行ってしまい。
なんだか気まずい通り超してちょっと家庭崩壊的な方に進みつつあります。しかもただの家庭崩壊でなくせっかく一つになったエルフ族に亀裂が入るような。
Sundrenはしっかりしてるというかそれでも淡々として前向きというか、若干そういうとこが心配になりながらもとりあえずは父の命でキャンペーン初の列島マップへ。

この第4ミッションは海移動が厄介。パーティが船に乗るという行動で1ターン必要なのが一番困る。このずれが戦況を変えるまではいかなくともちょこちょこめんどくさい。
あと海にクラーケンとかベビークラーケンとかちょこちょこ落ちてますがそれはとりあえず放置。ゆっくりプレイするといってもそこまでしない。

今回のミッションの相手は人間の海賊Isabella(多分マルチで見たOscarの親戚)。Sundrenと同じRogueなので種族的にそんな心配することはなけれどRogueならではのせこせこした技には注意が必要(こっちも使うけどね!)
とりあえずユニット寝返らせ系スキルには常に注意(こっちもかけるけどね!)、かかったら即Dispel。リーダーキャラは寝返ると即ミッション敗北なので距離をとることでなんとか回避。

寝返らせ系スキル好きです。SundrenはCharm、NomlikもConvert持ってますし前回ミッションではTheocratのEvangelistユニットでConvertかけまくりました。特に城攻めで相手のユニットをうまく殲滅させられなかったときに至近距離からとどめを刺して、しかも寝返ったユニットをおとりにしたりなんかもできる。運良く生き残ったら戦の後自軍に追加されますしね。(ただしそれはおまけくらいに思ってます)

で、このミッションにはMerlinが現れてそれをきっかけに途中で大きな分岐があります。
(なんだかこのミッションからちょっとストーリー性がぐっと増してちょっとSacrificeのストーリーの流れみたいになってきた感にわくわく。さすがRPG的側面を充実させてきましたねー)
途中で諸々の流れからIsabellaを倒して人間を滅ぼすか(父方面)、それとも人間となんとか和解を試みるか(母方面)を選ぶことに。
このミッションのみならずこれからの展開に大きく影響を及ぼす選択肢ですので、必ずこまめにセーブして2つの分岐に別々のセーブファイルを残すことをおすすめします。

この選択肢によってこの次と次の次に進むミッションが違ってくるのと、あと今まで一緒に旅してきた仲間がこの場で去ることになります。
今までにも伏線がありましたが人間を滅ぼすことにするとハト派のNomlik(Goblin Theocrat)が去り、和解を試みることにするとタカ派のGroshak(Orc Sorcerer)が去ります。
Nomlikは去るときにアイテムを残していきますがGroshakは残していきません(ただこれまで道草あんまり食べないで進んできたにも関わらずアイテムかなりダブってるので大差はないかな)
この2人は使う魔法・スキルの性質も違うのでどっちが抜けてもちょっと不便にはなりますね。
私はハト派ルートを選んだのですが戦場でGroshakの広域魔法がないのはちょっと痛い。ただタカ派ルートを選んでNomlikがいなくなったら今回ユニットで補いにくい回復・Convert要員が一人少なくなってそれも不便。

そして本ミッションのクリア条件もハト派ルート・タカ派ルートで変わってきます。タカ派だとマップの人間の街とか全滅させなきゃいけないので手間はかかりますがでも結局ハト派でも勢力は広げていくのでそんなに変わらないかも。海が多いとはいえ広いマップを回って捜索中の人物を探すにもかなり時間がかかる。今現在半分くらいまだ見えてない部分があります。

今回Rogueクラスを生産できるようにする事を優先したため現在Rogueユニットを中心に生産してます(種族中級ユニットが出来るとこはまだ少ないな)。実際財政・効率はどっちがいいんだかわからないのですがとりあえずAssassinとかBardとか使えるのは嬉しい。まだそんなに使ってませんが。もっと使いこなしたいRogueユニット&スキル。

さて今回はここら辺で。Sundrenが今回選んだ道が面白い展開につながるといいな。とりあえずマップをなんとか開けなくちゃ。


今日の一曲:Age of Wonders 3 サウンドトラックより「Remembering Snowscapes」

公式がYoutubeにサウンドトラックのプレイリストをアップしてます

今回Age of Wonders 3(第4作)が11年待ったファンの期待に応えて発売になり、新しい要素やシステムも満載ながら第1作を始め前作に回帰したようなエレメントもあり。

それが顕著に表れてるのがこのデラックス版特典のサウンドトラック。
前作3つのサントラはSteamでセットで買った特典についてくるのですが、タイトルを見比べてみると同じタイトルのもあり、同じでないけどリメイクだと分かるのも有り。(あとAoW3の新しい曲をリメイクしたのもありますよ)

特に第1作と比べるとほんと洗練された音楽になりました。使用サウンドもそうですが曲調もアレンジもハイレベル。デラックス版にしてよかったー。

何回か通して聴いてもこれだ!という曲は見つからなかったのですがあくまでもBGMだしそんなにキャラがたってないほうがいいのかな(結構がっつりですけどね、BGMと考えると)。

そんな中でBGMとしても綺麗だし曲としてもある程度長さと展開と内容があると思ったこのRemembering Snowscapes。第1作のサントラのSnowscapesのリメイクではなさそうですが関係はさていかに。
コード進行とそれを紡ぐアルペジオの音がとても好きです。厳しい冬の地というより美しさが目立つ曲。
この曲を聴くと本作にFrostlingsが種族に入ってないのがとても残念になります。懐かしい。そういう意味でもremembering snowscapes。
そもそもマップで雪山もそんなに見てないですからね。どれくらい出てくるのかな。そしてこの曲はそういうとこで使われてるのか、それとも別の使われ方をしているのか。
さらに果たして(普段音無しでプレイしている)私は運良くこの曲が使われてるのに出会えるのか。

ちなみにデラックス版の特典はこのサントラの他にマルチプレイヤー用の特大マップがあります。まだマップの中身は見てないのですがマップ説明に「超でかいよ!」(意訳)と注意があるので相当でかいマップみたいです。プレイ&クリアした人はいるのかな。
(もはや今日の一曲の話でもない・・・でもデラックス版おすすめです)


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