×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
前々回?でも語りましたように日々自分の知識が進化していくことを願う私ですが、知識は勉強だけでなく実践ももちろん大切。
前「自分のこだわり」をこのブログに書きましたが、あのころから実践により進化したトピックが一つ。
それは・・・大好きな大好きな蜂蜜です♪
ここ数ヶ月間でいろんな試みをしてきました。
まず、蜂蜜の食べ比べ。
最近思い出せるだけで、スーパーで購入したRed Gum, Blue Gum, Yellow Box, Iron Barkの四つを食べてます。どれもユーカリの種類です。プラスHoneycomb、つまり蝋入りの蜂蜜も2種類食べました。
味の感想を大変簡単に:
Red Gum - フレッシュで、癖はちょっぴり?軽いかと思ったら他のと比べてみるとちょっとボディがある感じ。
Blue Gum - すっきり系でなんか若さがあります。名前の印象もあるんでしょうが。ユーカリの風味が爽やか。
Iron Bark - あったかくて、わりとユーカリ風味が和らいだ感じです。オージーハニー初心者におすすめ。
Yellow Box - トップノート的な・・・深みには欠けるけれどUpliftingな味です。
Honeycombは・・・いまのところ蝋の飲み込みに多少苦戦してます。でもこれはどうやら種類によるらしいです(だって数年前お土産屋さんで買ったときはそんなことなかったですもん・・・)
あの蝋はなんか身体にいいことあるのかしら?とか疑問に思いながら食べてたり。
あとこちらのスーパーでは蜂蜜は「逆さまボトル」がいまや主流です。(例えばBeechworthというブランドのはこんな感じ)
下に蓋があって、ボトルの側面を押すと弁を通して蜂蜜がでて、押すのをやめるとぴたっと止まります。あんまり下手にやらなければ垂れたりすることはありません(表面張力万歳)。最後まで綺麗に出せるというてんでもガラスの瓶などと比べたら比較的良い感じです。
(Honeycombは四角の浅い箱に必ず入ってます)
今年はマヌカハニーも試しました。
よくマヌカの植物は「ニュージーランドにしかない」と言われますが、オーストラリア南東部にもあります。
マヌカ、というのはマオリ族の言葉で、オーストラリアでは「ティー・ツリー」と呼ばれエッセンシャルオイルにも使われています。
で、味のほうはというと・・・個人的には蜂蜜の中でいったらあんまり上位にはランクしない味かな、と思います。
濃いめなのとユーカリとはまた違う独特のフレーバーがあるのでそのまま舐めるのにも、料理などに使うにもちょっと難しいかな、という印象も受けました(パンにはでも良さそう)。
同じ濃いのだったらとことん主張が強いLeatherwoodあたりを選んでしまいそう。
難しいなあ、と思ったのにもう一つ。オレンジの花の蜂蜜もまたこれもどこかオレンジのエッセンシャルオイルを思わせるような風味があって。それ以外の風味(蜂蜜としての風味)は結構薄いんですよね。
あれはでも大根の皮を漬けると不思議な世界が味わえます。
自分にとって蜂蜜のスタンダードな用途、というのは以下の通りです。
1)パンにぬる
2)そのまま舐める
3)紅茶、または他のお茶に入れる
4)大根の切った後の端っことか皮とかを漬けて喉のためにする
このうち1)と2)はもうほとんどなんでも大丈夫で、あとは気分次第、という(笑)
3)のうちの紅茶に入れるというのはユーカリ系ではなかなか難しいです。紅茶自体の風味が消える場合が多いです。
最近Yellow Box をカモミール茶に入れてるのですが、これがなかなか相性がいいです。Yellow Box の味の浅さがいい方向に働いてるみたいです。あとは入れる量を・・・
4)に関しては色の薄い(=味の濃くない)蜂蜜で結構いろいろ行けますね。私はblue gum(ただやっぱり大根は皮でやってたりするので全体的に青臭くなったり)、Iron bark(まろやかになります!)あたりが好きです。そしてさっき言いましたようにオレンジの花はまた別世界です。
で、いろいろ考えあぐねた結果もう一つ新しい用途ができました。
それは・・・ベーコンエッグマフィンとの共演(笑)
肉類と合うんですよ。たとえばでっかいソーセージとか焼いて蜂蜜かけたりとかしたらおいしいだろうな~とか。
しょっぱい肉で、もっと味に「深み」が欲しい、と思うことが多々あった結果、この共演をいろいろ試行錯誤してみたんです。
結論はというと:
1)マフィンは暖めるのはいいけれど、断面がかりかりしてしまうとあとで蜂蜜が流れやすくなる
2)使う蜂蜜はIron barkがベスト。ソフトだけれどまろやかさがちょうど望んでいたものそのもの。
3)蜂蜜はマフィンの断面に、具を挟むちょっと前に塗って少し染みこませておく(油と混ざって流れてしまうので)
4)トーストに塗る蜂蜜の感覚よりも少なめで。あまり端には塗りすぎない。
5)胡椒必須。
これさえできてれば本当に美味しくなります。
自分のイメージしてた味の足し算が本当に現実になったので美味しい以上にまた嬉しいのですが(笑)
オーストラリアというのは輸入、持ち込みがものすごく厳しい国なので日本の蜂蜜専門店などのサイトを見るとよだれを垂らすしかないのですが、でもオーストラリアだってたくさん蜂蜜があって、それはそれで充実しています。
逆にオーストラリアの蜂蜜、日本ではあんまり輸入してないそうで・・・これもまたユーカリの蜂蜜は他の植物とは違う味なのでもったいないなーと思ってるのですが。
もっともっと蜂蜜をいろんな場面で使えるようになりたいな~と密かに闘志を燃やしている次第であります。
今日の一曲: セルゲイ・ラフマニノフ 交響曲第3番 第2楽章
蜂蜜にちょっぴりちなんだ、そんな感じの曲です。
映画的なロマンチック音楽はラフマニノフの十八番ですが、例えば彼の有名なピアノ曲や、協奏曲よりももっと・・・その甘さにあふれた曲がこの楽章。同じ交響曲でも第2番のアダージョはもっと壮大で、もっともっと切ないのですが、この曲はこの曲でものすごく魅力的。
蜂蜜に例えたらIron Barkあたりでしょうか。ロマンチックに伴う痛み(切なさなど)の先端をなるべく丸めたような、そんな曲です。
ハープとかチェレスタとかバイオリンとかホルンとかフルートの使い方とかでもうメロメロですよ(笑)
あとラフマニノフってちょっぴりスペインのハーモニー進行をつかったりするんですよね。(代表的な例がピアノ協奏曲第2番の最終楽章のメインメロディー)ちょっと短和音をつかったりで。それがちょっとエキゾチックな雰囲気をかもしだして・・・リンゴの甘いお菓子にシナモン、みたいな感じで。
で、それよりも私をとりこにしたのが中間部の、これはきっとスケルツォなんでしょうね。
曲の詳細よりも先にその「スロー楽章のなかにスケルツォ」というのが不思議で。
ラフマニノフのこの曲のほかに、映画「シャイン」で有名なピアノ協奏曲第3番、そしてバルトークのピアノ協奏曲第2番、バイオリン協奏曲第2番でも同じような形式がとられてるんですが、誰が始めて、どうしてこう地味ーに流行ってるのかわからなくて(笑)
アイディア自体は好きなんですよ。実際に創られたものも良いですし。ただどうしてこんなことになったかがわからなくて。
マーラーとかかしらん。あの人ならやってそう。(スローな楽章が何かと長いのと、いろんな楽想のセクションを織り交ぜたりするので)
中間部のスケルツォ、なんですが。
チェレスタ弾きとしてこんなに地味に達成感を感じる、というか作曲家に可愛がってもらってる感を感じる曲はなかなかありません(笑)
あと主題のビオラかっこいい(笑)ソロというわけでもなさそうですが、あそこはビオラのサポートがかっこいいです。
マーラー以降のダークでパワフルなビオラが好きで。
あとこのセクションはデュカの「魔法使いの弟子」にどこか似てますね。
主題のメロディーもそうですし、飛び交う色彩とか、茶目っ気とか。
ほんとうにこう、わくわくするような、魔法のような。
これが再現部に溶けていくところもまた素敵です。
あとはもうハーモニーの複雑で渋い色彩がやっぱりラフマニノフは晩年がすごいなーって思いますね。
作品番号でいうと33(練習曲1セット目)を超えたあたりからが本当の味だな、って(それ以前の音楽も素晴らしいですが)。
とりあえず、蜂蜜のように甘い、ロマンチックの一つの体系ということで紹介しました。
恋人と聞くには・・・どうでしょう。おすすめかな。自分自身が恋人と何を聞きたいか、というのはもうちょっと考えあぐねさせてもらいます(笑)
追記: 録音にはベルリン・フィル&マゼールの「ラフマニノフ交響曲全集」を選びましたが、マゼールはロマンチックの大王みたいな人なので本当にこれでおすすめです!(同じのはもってませんが、2番はマゼール&ベルリンフィルで持ってます。そのロマンチックさも素晴らしいです!)
前「自分のこだわり」をこのブログに書きましたが、あのころから実践により進化したトピックが一つ。
それは・・・大好きな大好きな蜂蜜です♪
ここ数ヶ月間でいろんな試みをしてきました。
まず、蜂蜜の食べ比べ。
最近思い出せるだけで、スーパーで購入したRed Gum, Blue Gum, Yellow Box, Iron Barkの四つを食べてます。どれもユーカリの種類です。プラスHoneycomb、つまり蝋入りの蜂蜜も2種類食べました。
味の感想を大変簡単に:
Red Gum - フレッシュで、癖はちょっぴり?軽いかと思ったら他のと比べてみるとちょっとボディがある感じ。
Blue Gum - すっきり系でなんか若さがあります。名前の印象もあるんでしょうが。ユーカリの風味が爽やか。
Iron Bark - あったかくて、わりとユーカリ風味が和らいだ感じです。オージーハニー初心者におすすめ。
Yellow Box - トップノート的な・・・深みには欠けるけれどUpliftingな味です。
Honeycombは・・・いまのところ蝋の飲み込みに多少苦戦してます。でもこれはどうやら種類によるらしいです(だって数年前お土産屋さんで買ったときはそんなことなかったですもん・・・)
あの蝋はなんか身体にいいことあるのかしら?とか疑問に思いながら食べてたり。
あとこちらのスーパーでは蜂蜜は「逆さまボトル」がいまや主流です。(例えばBeechworthというブランドのはこんな感じ)
下に蓋があって、ボトルの側面を押すと弁を通して蜂蜜がでて、押すのをやめるとぴたっと止まります。あんまり下手にやらなければ垂れたりすることはありません(表面張力万歳)。最後まで綺麗に出せるというてんでもガラスの瓶などと比べたら比較的良い感じです。
(Honeycombは四角の浅い箱に必ず入ってます)
今年はマヌカハニーも試しました。
よくマヌカの植物は「ニュージーランドにしかない」と言われますが、オーストラリア南東部にもあります。
マヌカ、というのはマオリ族の言葉で、オーストラリアでは「ティー・ツリー」と呼ばれエッセンシャルオイルにも使われています。
で、味のほうはというと・・・個人的には蜂蜜の中でいったらあんまり上位にはランクしない味かな、と思います。
濃いめなのとユーカリとはまた違う独特のフレーバーがあるのでそのまま舐めるのにも、料理などに使うにもちょっと難しいかな、という印象も受けました(パンにはでも良さそう)。
同じ濃いのだったらとことん主張が強いLeatherwoodあたりを選んでしまいそう。
難しいなあ、と思ったのにもう一つ。オレンジの花の蜂蜜もまたこれもどこかオレンジのエッセンシャルオイルを思わせるような風味があって。それ以外の風味(蜂蜜としての風味)は結構薄いんですよね。
あれはでも大根の皮を漬けると不思議な世界が味わえます。
自分にとって蜂蜜のスタンダードな用途、というのは以下の通りです。
1)パンにぬる
2)そのまま舐める
3)紅茶、または他のお茶に入れる
4)大根の切った後の端っことか皮とかを漬けて喉のためにする
このうち1)と2)はもうほとんどなんでも大丈夫で、あとは気分次第、という(笑)
3)のうちの紅茶に入れるというのはユーカリ系ではなかなか難しいです。紅茶自体の風味が消える場合が多いです。
最近Yellow Box をカモミール茶に入れてるのですが、これがなかなか相性がいいです。Yellow Box の味の浅さがいい方向に働いてるみたいです。あとは入れる量を・・・
4)に関しては色の薄い(=味の濃くない)蜂蜜で結構いろいろ行けますね。私はblue gum(ただやっぱり大根は皮でやってたりするので全体的に青臭くなったり)、Iron bark(まろやかになります!)あたりが好きです。そしてさっき言いましたようにオレンジの花はまた別世界です。
で、いろいろ考えあぐねた結果もう一つ新しい用途ができました。
それは・・・ベーコンエッグマフィンとの共演(笑)
肉類と合うんですよ。たとえばでっかいソーセージとか焼いて蜂蜜かけたりとかしたらおいしいだろうな~とか。
しょっぱい肉で、もっと味に「深み」が欲しい、と思うことが多々あった結果、この共演をいろいろ試行錯誤してみたんです。
結論はというと:
1)マフィンは暖めるのはいいけれど、断面がかりかりしてしまうとあとで蜂蜜が流れやすくなる
2)使う蜂蜜はIron barkがベスト。ソフトだけれどまろやかさがちょうど望んでいたものそのもの。
3)蜂蜜はマフィンの断面に、具を挟むちょっと前に塗って少し染みこませておく(油と混ざって流れてしまうので)
4)トーストに塗る蜂蜜の感覚よりも少なめで。あまり端には塗りすぎない。
5)胡椒必須。
これさえできてれば本当に美味しくなります。
自分のイメージしてた味の足し算が本当に現実になったので美味しい以上にまた嬉しいのですが(笑)
オーストラリアというのは輸入、持ち込みがものすごく厳しい国なので日本の蜂蜜専門店などのサイトを見るとよだれを垂らすしかないのですが、でもオーストラリアだってたくさん蜂蜜があって、それはそれで充実しています。
逆にオーストラリアの蜂蜜、日本ではあんまり輸入してないそうで・・・これもまたユーカリの蜂蜜は他の植物とは違う味なのでもったいないなーと思ってるのですが。
もっともっと蜂蜜をいろんな場面で使えるようになりたいな~と密かに闘志を燃やしている次第であります。
今日の一曲: セルゲイ・ラフマニノフ 交響曲第3番 第2楽章
蜂蜜にちょっぴりちなんだ、そんな感じの曲です。
映画的なロマンチック音楽はラフマニノフの十八番ですが、例えば彼の有名なピアノ曲や、協奏曲よりももっと・・・その甘さにあふれた曲がこの楽章。同じ交響曲でも第2番のアダージョはもっと壮大で、もっともっと切ないのですが、この曲はこの曲でものすごく魅力的。
蜂蜜に例えたらIron Barkあたりでしょうか。ロマンチックに伴う痛み(切なさなど)の先端をなるべく丸めたような、そんな曲です。
ハープとかチェレスタとかバイオリンとかホルンとかフルートの使い方とかでもうメロメロですよ(笑)
あとラフマニノフってちょっぴりスペインのハーモニー進行をつかったりするんですよね。(代表的な例がピアノ協奏曲第2番の最終楽章のメインメロディー)ちょっと短和音をつかったりで。それがちょっとエキゾチックな雰囲気をかもしだして・・・リンゴの甘いお菓子にシナモン、みたいな感じで。
で、それよりも私をとりこにしたのが中間部の、これはきっとスケルツォなんでしょうね。
曲の詳細よりも先にその「スロー楽章のなかにスケルツォ」というのが不思議で。
ラフマニノフのこの曲のほかに、映画「シャイン」で有名なピアノ協奏曲第3番、そしてバルトークのピアノ協奏曲第2番、バイオリン協奏曲第2番でも同じような形式がとられてるんですが、誰が始めて、どうしてこう地味ーに流行ってるのかわからなくて(笑)
アイディア自体は好きなんですよ。実際に創られたものも良いですし。ただどうしてこんなことになったかがわからなくて。
マーラーとかかしらん。あの人ならやってそう。(スローな楽章が何かと長いのと、いろんな楽想のセクションを織り交ぜたりするので)
中間部のスケルツォ、なんですが。
チェレスタ弾きとしてこんなに地味に達成感を感じる、というか作曲家に可愛がってもらってる感を感じる曲はなかなかありません(笑)
あと主題のビオラかっこいい(笑)ソロというわけでもなさそうですが、あそこはビオラのサポートがかっこいいです。
マーラー以降のダークでパワフルなビオラが好きで。
あとこのセクションはデュカの「魔法使いの弟子」にどこか似てますね。
主題のメロディーもそうですし、飛び交う色彩とか、茶目っ気とか。
ほんとうにこう、わくわくするような、魔法のような。
これが再現部に溶けていくところもまた素敵です。
あとはもうハーモニーの複雑で渋い色彩がやっぱりラフマニノフは晩年がすごいなーって思いますね。
作品番号でいうと33(練習曲1セット目)を超えたあたりからが本当の味だな、って(それ以前の音楽も素晴らしいですが)。
とりあえず、蜂蜜のように甘い、ロマンチックの一つの体系ということで紹介しました。
恋人と聞くには・・・どうでしょう。おすすめかな。自分自身が恋人と何を聞きたいか、というのはもうちょっと考えあぐねさせてもらいます(笑)
追記: 録音にはベルリン・フィル&マゼールの「ラフマニノフ交響曲全集」を選びましたが、マゼールはロマンチックの大王みたいな人なので本当にこれでおすすめです!(同じのはもってませんが、2番はマゼール&ベルリンフィルで持ってます。そのロマンチックさも素晴らしいです!)
PR