忍者ブログ
~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

Progress
1000エントリー目を迎えてからちょっとばかり間が開いてしまいました。
気候的には寒波が過ぎて過ごしやすくはなったものの、精神的には本格的に冬がどっと押し寄せてきた感じ。生活のテンポを落としてやっていけることに今年も感謝です。

そういうことがあったり、特別な事をしてないのもあって特に書くことがなくて間があいたわけですが。
スローになりながらも日常の諸々のことは続いています。

ただピアノはちょっと頻度が少なくなってます。お隣さんの車がガレージスペースにあったらお隣さんが家にいるということでピアノ弾くのを控えてるシステムで。最近仕事が少なめ時間で大丈夫なのでピアノ練習できるときは2時間半練習するようにしてるんですけど。弾けない日が続くとちょっと不安になるな。

2時間半は2時間よりも落ち着きが出ますね。20のまなざしは1時間練習するのと30分練習するのに分かれるのですが(6番とか10番とかが前者、大半は後者)、その30分で比較的弾けてる1曲を回しておくだけで練習の体感的に大分違います。うまく説明できてない気がしますが。

20のまなざしも6番・10番あたりがある程度弾けるようになると音量(&大音量での練習時間)もちょっとはましになるはずなんですよね。多分。弾けるようになりたい、はもちろんですがそういう意味でも今の困難を早く乗り越えたい。
どっちもパワー系の曲ですが10番はでも自分にとっては6番ほどは難しくないと思います(逆という人も何人か会いました)。10番は今の段階で全体像が見えるのですが6番は練習でも曲の終わりに届かず、とにかく情報量が多い。

昨日は2週ぶりのバレエレッスンでした。やっぱり火曜日(もひとつ上のレベルのビギナークラス)に代わりレッスン行ける時は行っといた方がいいですね。楽しいからというのもそうですが、やっぱり感覚とかすぐ忘れるし筋肉痛もなるし。火曜日のレッスンは先生に聞いてみたところ結構内容違うそうなのですが、もうなんかできなくて恥ずかしいとかないような気もするのでどんなもんか見てみたいです。あと当面の目標として目指すところを見るってのもありますね。

そんな昨日のハイライトはピルエットがもうちょっとだけちゃんと回れるようになったことかな。片足で回るあれです。最初は目線をなんとかする(体が回っても頭を前に残す)→上体を引き締めてバランスを取る→それから腕でアシストする(一度開いてまた閉じる)までは分かったのですが、それに加えて肩を下げたらなんだか回転がコントロールできるようになりました。バレエの他の要素でも思いますがバランスを取るって上体の使い方が大きくて、その働き方って結構意外なことが多いです。
(ただしこの話は右側に限った話で左は相も変わらずブレブレです)

そして例に漏れず「何が進まなくともゲームは進む」の法則でゲーム諸々も進んでいます。
三国志11では「女の戦い」シナリオ(PKシナリオ)クリア、無双7では猛将伝DLCシナリオを攻略中。DLCシナリオはクリア自体はそんなものすごく難しいものではないのですが「きれいに」クリアするのは難しいですし、登場武将も多いので遊びごたえあります。
あとメインのストーリーの補足的なエレメントもあって面白い。上達したいキャラクター数人に絞って使い勝手に慣れたりサブ武器決めたりじっくりプレイ中。

それから以前購入したElegy for a Dead Worldもたまにプレイしています。物書きのエクササイズ的に気軽に始めてみましたが、さまざまな文体や題材が用意されててやりこみ要素もあったり。もうちょっと遊んだら改めて紹介したいと思います。

ということで何の変哲もない普段の生活を書きましたが要するにあんまり日常のリズムを崩さず続けていかないとな、ということで。
もちろん外出もおっくうに思わず出かけたいと思います。


今日の一曲: ベンジャミン・ブリテン 「戦争レクイエム」より「Dies Irae」



前回ブリテンをやるといったのでブリテンを。戦争レクイエムを知るならまずDies Irae(怒りの日)からだと思うのでこれをチョイス。多分一番有名な部分なんじゃないかな。

ここでいう「Dies Irae」は最初のDies Iraeに始まりバリトンソロのあるBugles Sang→ソプラノソロのLiber Scriptus→テノール&バリトンのデュエットのOut There→女声合唱のRecodare→男声合唱のConfutatis Maledictis→バリトンソロのBe slowly lifted up→クライマックスのDies Irae→ ソプラノソロのLacrimosa&テノールソロのMove him into the sun→コーダの一連の楽章をまとめて言います。こう書くと長そうですが、各部分はそんなに長くなくキャラクターも様々で、暗いなかでもドラマチックな展開に転がされるように聴けます。

ただやっぱり印象が強いのは7拍子のDies Irae。聴いたらそれとすぐ分かるリズムで刻まれる怒りの日の歌も印象的だし、世界の終わりのトランペットを表す金管楽器の掛け合いもかっこいい。その2つさえ頭の中に刻んでおけば、この曲の中にのめり込んでさらに楽しく聴けること間違いなし。

特徴的なリズムが刺さるのはDies Iraeの7拍子だけでなく、後のConfutatis Maledictisの5拍子(そしてその次のBe slowly lifted upのティンパニの5つの音)もそうですね。ここのリズムは1+4拍子構成になっていて。Dies Iraeもそうですが、その独特なリズムを「普通に」戻すとメロディーがグレゴリオ聖歌みたいになるんですよね。リズムを変えるだけで全くあたらしい(そしてどこか別の意味で禍々しい)ものになるのが面白い。

一聴しただけだと難しい曲に思えるのですが、合唱のパートやソロのパート(あと楽器のパートも)を一緒に歌えるようになると聴くのが何倍も楽しくなる曲だということは強調しておきたいです。Dies Iraeに限らず、「戦争レクイエム」全体もそう。ラテン語部分は他のレクイエムと共通ですし、英語部分もそんなに難しくはないはずなので歌詞まで歌っちゃいましょうぜ。

「戦争レクイエム」はその題材やメッセージからシリアスで重いイメージはありますが、普段聴いても、楽章毎に聴いても楽しめる&盛り上がれる曲です。以前弾き手として人が死ぬとこは大体弾いてて楽しいみたいな話を書いた覚えがありますが、そういうネガティブなところがある音楽で心の底まで楽しむことも素晴らしいことなのです。
なのでもちろん曲に込められたメッセージも大事なのですが、なにより音楽そのものを楽しもう、と思うのです。音楽そのものも素晴らしいからこそなんで。
「戦争レクイエム」の音楽の良さをもっと広く知らしめるには多分その「メッセージから分けて考える」ことが一つの鍵なんじゃないかな。

戦争レクイエムは意外とようつべで全曲1つの動画にまとめられてる演奏動画がいくつかみつかってますが(1時間超えのがそう)、やっぱりここでリンクするのはブリテン指揮・ピアーズがテノールを歌ってる録音。コンサートでは生で色んな演奏を聴きたいですが、手元において日常で聴きたいのはやっぱりこれなのです。

拍手[0回]

PR
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Comment:
Pass:
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック