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今年も寒さに食道がやられているのか息苦しさが出てきました。
今日は屋内が(ヒーターつけても)寒いのがいけなかったのか家事しながら息切れしてしまったり。とりあえずダイソーで買ったフリースのネックウォーマーが手放せません。
そんな中昨日は久しぶりにアイリッシュパブで食べたアイリッシュシチューがおいしかった!やっぱり冬はアイリッシュシチューですね!気候もありますがこんなにテンションが上がる食べものが他にあるだろうかというくらい幸せです。
で、もちろん外に出たのはご飯を食べるだけでなくコンサート行き。マーラーサイクル第4弾、マーラー交響曲第4番でした。
4番はマーラーの交響曲では短い方なのでもう一曲プログラムに入ってました。
メル響「Mahler 4」
指揮:Sir Andrew Davis
セルゲイ・プロコフィエフ Sinfonie Concertante(チェロ:Pieter Wispelwey)
(休憩)
グスタフ・マーラー 交響曲第4番(ソプラノ:Jacqueline Porter)
前回(いつだったっけ)Pieter Wispelweyがメル響と共演したときにこのSinfonie Concertanteを演奏する予定だったのがプログラム変更でハイドンになって、その時の演奏からも20世紀レパートリーが得意そうだなと思ったのですが、確かにこっちの方が曲と演奏スタイルがうまく合う感じ。
(ちなみに手元にある彼の録音はブリテンの無伴奏組曲。これもまたいいです。)
Sinfonie Concertanteはチェロのレパートリーの中で最も難しい曲とも言われてますが、技巧の難しさはもちろん、音楽的な難しさもあり。比較的聴く曲ではあるのですが未だにうまく掴めない。盛り上がり方とか曲のつながり方とかがちょっと難解なイメージ。好きな曲なんですがね。
そんなSinfonie Concertanteの今回の演奏は素晴らしかったと思います。堅実だけど重くはなく、神経質とも軽妙とも奇をてらったのとも違う不思議な繊細さがある演奏で。ハイドンの時も思ったのですが良い意味で変というか変わってるんだろうな。あと曲に現れるプロコフィエフの様々なスタイルのメリハリがあって、新古典的・ロマン派的・20世紀的なプロコフィエフとチェロの魅力が多彩で。曲に新たな魅力を感じました。
今回マーラー4番の最終楽章のソプラノソロを歌ったJacquerine Porterは私と同じ高校出身の先輩で、在学中に学校のオケ(というか先生中心のオケ)とドヴォルザークの「ルサルカ」から「月に寄せる歌」を歌ったのが忘れられなくて。学校の合唱団のCDでも彼女の歌声が聞けるのですがやっぱりルサルカなんだよなー。
そんな彼女の歌声はものすごく力強いとか太い声じゃないのですが(そのためバルコニーの後ろの方だと低音がちょっと聞こえにくかった)、慎ましさが美しい声で。素朴なところがあるこの最終楽章にぴったりなのです。(あとドイツレクイエムとかも聴きたいし、もっと近いセッティングで色々聞きたい)
マーラー4番全体の演奏はとてもマーラー4番らしい、牧歌的な美しさが存分味わえる演奏でした。王道というか、とにかくほどよいマーラー4番。ちょこちょこ「あれれ」と思った箇所もありましたが、特に第3楽章の美しさは至福の時でした。やっぱ4番も素晴らしいと改めて。
そして第2楽章ではチューニングを変えた「死神のバイオリン」を使うのですが、メロディーの強弱の起伏や音程の微妙な加減で「友ハイン」を演じるのは面白かったです。演奏によってその演じ方って色々あって自分の中でも理想の「友ハイン」がまだ固まってないので、今回の演奏を聴いて興味深かったですし、もっとこれから色々なマーラー4番聴きたくなりました。
マーラーの交響曲といえばホルンが活躍することでも有名ですが4番も例外ではありません。ただセクション(4人編成、平均的ではあるけどマーラーとしては少ない)揃っての活躍より第1ホルンのソロの活躍が目立ちましたね。昨日の演奏もかっこよかった。
マーラー4番はマーラーの交響曲としては割と軽め明るめなところがあるのですが、牧歌的で平和な美しさの中にも死が隣り合わせでいるみたいなテーマがあります。第2楽章しかり、第4楽章の歌詞しかり。プログラムでそこらの解説読んでると同じマーラーの交響曲で一つ前の第3番(そもそも第4楽章は第3番の最後に付くはずだった、入らなくてよかった)や第7番のファンタジー的な部分とも繋がるところがあって色々面白いです。マーラーの交響曲って単一楽章で楽しめるものも多く、1つでもお腹いっぱいに存分楽しめるのですが、複数の交響曲のつながり、そして全部の流れもまた別のストーリーとして興味深い。こうやってサイクルとしてやってくれてありがたいです。
さあマーラーサイクルも次は5番、6番、7番と私の特に好きな3つが続きます。ちょっと先のことになりますが言うまでもなく楽しみです。
そして冬の間にアイリッシュシチューをまた食べるのも楽しみにしています(笑)
一人パブにひるまず挑戦したいです。
今日の一曲はお休み。次回今日のコンサートから選びます。プロコフィエフにしようかマーラーにしようか迷うところ(なので今日書けない)。
今日は屋内が(ヒーターつけても)寒いのがいけなかったのか家事しながら息切れしてしまったり。とりあえずダイソーで買ったフリースのネックウォーマーが手放せません。
そんな中昨日は久しぶりにアイリッシュパブで食べたアイリッシュシチューがおいしかった!やっぱり冬はアイリッシュシチューですね!気候もありますがこんなにテンションが上がる食べものが他にあるだろうかというくらい幸せです。
で、もちろん外に出たのはご飯を食べるだけでなくコンサート行き。マーラーサイクル第4弾、マーラー交響曲第4番でした。
4番はマーラーの交響曲では短い方なのでもう一曲プログラムに入ってました。
メル響「Mahler 4」
指揮:Sir Andrew Davis
セルゲイ・プロコフィエフ Sinfonie Concertante(チェロ:Pieter Wispelwey)
(休憩)
グスタフ・マーラー 交響曲第4番(ソプラノ:Jacqueline Porter)
前回(いつだったっけ)Pieter Wispelweyがメル響と共演したときにこのSinfonie Concertanteを演奏する予定だったのがプログラム変更でハイドンになって、その時の演奏からも20世紀レパートリーが得意そうだなと思ったのですが、確かにこっちの方が曲と演奏スタイルがうまく合う感じ。
(ちなみに手元にある彼の録音はブリテンの無伴奏組曲。これもまたいいです。)
Sinfonie Concertanteはチェロのレパートリーの中で最も難しい曲とも言われてますが、技巧の難しさはもちろん、音楽的な難しさもあり。比較的聴く曲ではあるのですが未だにうまく掴めない。盛り上がり方とか曲のつながり方とかがちょっと難解なイメージ。好きな曲なんですがね。
そんなSinfonie Concertanteの今回の演奏は素晴らしかったと思います。堅実だけど重くはなく、神経質とも軽妙とも奇をてらったのとも違う不思議な繊細さがある演奏で。ハイドンの時も思ったのですが良い意味で変というか変わってるんだろうな。あと曲に現れるプロコフィエフの様々なスタイルのメリハリがあって、新古典的・ロマン派的・20世紀的なプロコフィエフとチェロの魅力が多彩で。曲に新たな魅力を感じました。
今回マーラー4番の最終楽章のソプラノソロを歌ったJacquerine Porterは私と同じ高校出身の先輩で、在学中に学校のオケ(というか先生中心のオケ)とドヴォルザークの「ルサルカ」から「月に寄せる歌」を歌ったのが忘れられなくて。学校の合唱団のCDでも彼女の歌声が聞けるのですがやっぱりルサルカなんだよなー。
そんな彼女の歌声はものすごく力強いとか太い声じゃないのですが(そのためバルコニーの後ろの方だと低音がちょっと聞こえにくかった)、慎ましさが美しい声で。素朴なところがあるこの最終楽章にぴったりなのです。(あとドイツレクイエムとかも聴きたいし、もっと近いセッティングで色々聞きたい)
マーラー4番全体の演奏はとてもマーラー4番らしい、牧歌的な美しさが存分味わえる演奏でした。王道というか、とにかくほどよいマーラー4番。ちょこちょこ「あれれ」と思った箇所もありましたが、特に第3楽章の美しさは至福の時でした。やっぱ4番も素晴らしいと改めて。
そして第2楽章ではチューニングを変えた「死神のバイオリン」を使うのですが、メロディーの強弱の起伏や音程の微妙な加減で「友ハイン」を演じるのは面白かったです。演奏によってその演じ方って色々あって自分の中でも理想の「友ハイン」がまだ固まってないので、今回の演奏を聴いて興味深かったですし、もっとこれから色々なマーラー4番聴きたくなりました。
マーラーの交響曲といえばホルンが活躍することでも有名ですが4番も例外ではありません。ただセクション(4人編成、平均的ではあるけどマーラーとしては少ない)揃っての活躍より第1ホルンのソロの活躍が目立ちましたね。昨日の演奏もかっこよかった。
マーラー4番はマーラーの交響曲としては割と軽め明るめなところがあるのですが、牧歌的で平和な美しさの中にも死が隣り合わせでいるみたいなテーマがあります。第2楽章しかり、第4楽章の歌詞しかり。プログラムでそこらの解説読んでると同じマーラーの交響曲で一つ前の第3番(そもそも第4楽章は第3番の最後に付くはずだった、入らなくてよかった)や第7番のファンタジー的な部分とも繋がるところがあって色々面白いです。マーラーの交響曲って単一楽章で楽しめるものも多く、1つでもお腹いっぱいに存分楽しめるのですが、複数の交響曲のつながり、そして全部の流れもまた別のストーリーとして興味深い。こうやってサイクルとしてやってくれてありがたいです。
さあマーラーサイクルも次は5番、6番、7番と私の特に好きな3つが続きます。ちょっと先のことになりますが言うまでもなく楽しみです。
そして冬の間にアイリッシュシチューをまた食べるのも楽しみにしています(笑)
一人パブにひるまず挑戦したいです。
今日の一曲はお休み。次回今日のコンサートから選びます。プロコフィエフにしようかマーラーにしようか迷うところ(なので今日書けない)。
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