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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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調子戻らず。
20000アクセスありがとうございます!
(スパムアクセスも多いようですが)訪問回数の伸びとたどり着くキーワードの多彩さに感謝感謝です。

そして前回のエントリーに拍手ありがとうございます。
ここ数日妹が風邪引いて、例によって妹の風邪はかなりひどくなるし私はそこまでではないけど数日満足に動けなくて(バレエは行きましたが)、まだ調子が戻ってません。

昨日はTwitterで神経学者Oliver Sacksの訃報が入ってきました。
彼の著者は「Musicophilia」と「Hallucinations」の2冊(ここでも紹介してます)だけしか読んでないのですが片頭痛や手話など広いエリアで著書を残しています。脳の働きや病気だけでなくその体験、人間としての存在への影響など、脳に関する様々な要素を人間そのものに関連付けて語るのが特徴的。
なんといっても色んな面白い症例をたくさん知ってたり見つけたり、何年後に後日談の手紙が来たり、それから特に「Hallucinations」では様々な人から幻覚についての体験の話を引き出したり。
これから新しく著作が出ることはなくなるけれど、まだまだ読みたいこと知りたいことたくさん。まだまだ読みます、これからも。

去年に続いて今年もちょっとばかりこちらのメンタルヘルス等団体に寄付をしました。
去年と同じところにも入れましたが他にもいくつか見直して予算に合うよう絞って。
一口にメンタルヘルス団体といっても色々で、例えばBeyondblueは鬱を中心に手広くカバーしていたりEating Disorders Victoriaはその名の通り摂食障害を専門にしていたり、若い人を主にケアする団体や、移民などtransculturalな団体もあったり、ケアする人のケアを専門とする団体もあり。

そしてその活動も色々。最近は男性のメンタルヘルスについての宣伝をよく見かけますね。
オーストラリアの男性のステレオタイプとして男らしく振る舞うことが求められるみたいなところがあるのですが、そういう男性像が原因で男性がメンタルヘルスに問題をきたした場合でも助けを求めないことが問題になっているらしく。(もちろんオーストラリアに限った話ではないですが)
こういう価値観を変えるキャンペーンは根強くこつこつと進める必要があると思いますが、少しずつでも変わっていくといいなあ。

それから最近LGBT関連のトピック(同性結婚についてなど)でメンタルヘルス団体が声を上げることも多いですね。LGBTの、特に若い人においてメンタルヘルスのリスクが高いことは前々から言われていましたが、そういった人々のメンタルヘルスの実態やケアもだんだん充実してきているのかな。

他にも「RUOK」という声かけ活動だったり、「自分の意志とは別に脳が感じたり動いたりことがある」という精神疾患の特徴を脳のキャラクターを使って表現したシリーズだったり。
fact sheetも色々工夫を凝らしたものがあるようです。
Beyondblueとか総合的なメンタルヘルス団体では男性のメンタルヘルスや高齢者のメンタルヘルスなど分けてあったり。
英語以外のケアに関する情報やアクセス情報とかも探したらあるのかな。

うーむ見てるうちにまた色々読んで勉強したくなった。
もちろん今は全くそんな余裕はないのですがいつかまた。


今日の一曲: アルフレット・シュニトケ ピアノ五重奏曲



シュニトケ、宣言通りCD一枚買ってみたのですがやっぱり好きなんだけどわからないしなかなか身につかなくて歯がゆい!でも好き!
こないだ買ったのはリンクしたピアノ四重奏曲・弦楽三重奏曲・ピアノ五重奏曲のセットなのですが、むしろ合唱曲とか全然知らないジャンルから選べばよかったかなー・・・

とはいえやっぱり好きな音楽(三回目)。
シュニトケの音楽独特の闇があって、この曲もまたそれがあって。ピアノも暗くて弦も暗い。言葉で表すのは難しいのですがどっぷり深く浸かれる闇が気持ちいいと思います。

シュニトケの音楽って現代音楽は現代音楽なんですが、所々ロマン派以前のスタイルも入ってくることもあります。それがシュニトケの音楽をとっつきやすくしている・・・とは一概には言えないかなあ。その現れ方がなんか逆にちょっと気持ち悪いかも。その気持ち悪さがまた良いと思うのですが。(全て個人の感想です)

ピアノ五重奏曲はピアノ+弦楽四重奏曲という編成で割とスタンダードな方なのですが、作品数はそんなに多くないです。主な作曲家はシューマン、ブラームス、ドヴォルザーク、ショスタコーヴィチ(誰も忘れてないよね)、そしてこのシュニトケも大事なレパートリーだそうで。
ちなみに今回買ったCDの室内楽作品はスタンダードな編成のもの揃いですが、シュニトケは他にもスタンダードだったり珍しかったり様々な楽器編成で曲を残しています。Wikipediaで見てみるとちょっと面白いですよ。

ということでまだまだシュニトケの世界の冒険は続く。というかまだまだ始まったばかり。


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