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今度の日曜日に親友がBrunswickにある"a minor place"というカフェにブランチ/ランチに行こう、というメールを送ってきたのですが「イ短調(=a minor)!?」と思ってしまった私。どうがんばってもイ短調にしかみえないんですけどねえ。
昨日ツイッターでつぶやいていたことを少し。
自分コンサートなどはよく友達と(大学時代)、または一人で(今)行くのですが、もしも音楽家の人とおつきあいしたらデートにコンサートは行かないだろうな~と。ストーリーでもいくつか音楽家カップルはいますが、どうもコンサートデートはさせたことがないです。
よーく考えてみると実際音楽家同士でコンサートデートという話を聞かないです。もちろん音楽家カップルでコンサートには行きますが、どうも内容・目的がデート、というケースはないようで。
なんでしょうか、コンサートに行くとどうしても他の音楽家にたくさん出くわして、結果語り合いたくなるので・・・恋人同士というよりは音楽家同士のつきあいになってしまうのですかね。
クラシック音楽家の世界は、少なくともメルボルンではずいぶんと小さい世界なのでそのなかでいろんな人間ドラマがちょこちょこあります。(ちょこちょこ(笑))
もちろん音楽家として出会ってつきあい始めたり、つきあって別れる人もいればそのまま結婚して、さらに次世代音楽家を生む人もいます。
うちもプロじゃないですが音楽によって結ばれた音楽家がプロじゃないけど音楽家を生んだ例ですが、もっとすごいところも居ます。その家族は:
父→プロホルン奏者、母→ピアニスト、子供達→4人とも大学で音楽を専攻、4人併せてちょうど弦楽四重奏ができる
・・・という構成になってます。
実際芸術・表現活動は脳の領域においても感情とものすごく密接な関連があることもあり、音楽を共に奏でることでお互いに特別な感情を抱く、というのはもちろんよくありえることで。
ただやっぱり個人の信条などとかもたくさん関わってくるので心のすれ違いや大げんかもまた同じくらいよくあることで。個人の感情+音楽に関わる感情のdouble complicationです。
プロの音楽家でもメシアン夫妻(メシアンは妻・ロリオ女史と演奏する前提で「アーメンの幻影」を書いてます)、ロストロポーヴィチ夫妻、ブリテン&ピアーズ、そしてメル響にも職場結婚?の夫婦が居ます。
あくまでも個人的なデータですが(一応他にもそう思っている友達が何人かがいます)、どうもチェリストとホルン奏者のカップルがメルボルンには多いような気がするんです。
大学時代で夫婦・カップル・元カップル併せて4組、親友同士が1組、親子が2組くらいは居ましたね。
カップルの場合どっちが男でどっちが女、という傾向は特にないんですけど偶然というにはちょっと多いな~なんて友達と話してました。
楽器性格論でも似たもの同士のようでいろいろ反対・・・というかお互いにうまく補える部分がある楽器同士、という感じですからね・・・やっぱり楽器と性格は関係があるんじゃないか、と思ったきっかけでも実はあるんです。
音楽家同士だと話ももちろんある程度は合いますし、音楽が生活の一部なわけなのでライフスタイルのリズムなども合ったりします。なによりもお互いが音楽を愛すること、そして音楽を奏でることの素晴らしさを理解していることが人間同士の心のつながりにまた新たな味を加える・・・んですかね?ちょっとよく解らないことを語ってしまった気がしますが(汗)
でもやっぱり恋人同士で普段の演奏とは関係なくアンサンブルをやったり、こないだ見た「シャネルとストラヴィンスキー」みたいに親子みんなでピアノを囲んで歌ったり弾いたりするのも楽しそうですし、また憧れでもあります。いつか私もあんな風に・・・?
それに関しては本当に「Only time will tell」ですね(笑)
今日の一曲: コリン・マシューズ 「冥王星」、+α
ホルストの有名な「惑星」。
この曲は火星・金星・水星・木星・土星・天王星・海王星の7楽章から成り立っています。
作曲年が1914~1916年ということもあり、(そしてこの曲が天文学ではなく占星学をイメージしていることもあり)1930年に発見された冥王星はこの組曲に入っていません。
(占星術にはちなみに冥王星を含むようにしたものもあれば、そうでないものもあります)
それでホルストの専門家、コリン・マシューズによって書かれたのがこの「冥王星」。
元の最終楽章である海王星の後に演奏されるように書かれています。
ホルストの惑星にはそれぞれ火星=戦をもたらす者、木星=喜びをもたらす者などと副題が付いていますが、マシューズは冥王星に「再生する者」と名付けています。ある意味、こう・・・「回帰」的な感じで。
この曲が「惑星」の一部としてふさわしいかはもう個人の意見なのですが、曲としては(イギリスのオケ音楽としては)それはそれでなかなか素晴らしいものだと私は思います。
チェレスタのパートも美味しいですし(笑)、ちょっと海王星から繋がっているような宇宙的な雰囲気、そして海王星からどれだけ冥王星が天文学的に離れているか、同時に冥王星という「惑星」がいかに異世界かというものが感じられます。
この「冥王星」がホルストの「惑星」とともに収録されているCDはサイモン・ラトル(Sir Simon Rattleですね)が指揮なんですが、彼はこのwikipediaの記事によると惑星に関連した、でも組曲「惑星」の一部ではなく4つの曲の作曲を委託した、という話で。
その4曲が:
1)小惑星4179:トータティス(カイヤ・サーリアホ)
2)オシリスに向かって(マティアス・ピンチャー)
3)ケレス(マーク=アンソニー・タネジ)
4)コマロフの墜落(ブレット・ディーン)
なんですが。
ブレット・ディーンはオーストラリアと縁の深い作曲家なので興味津々なのもありますが、あえてこの曲達を今日選んだのはこのニュースが入ったから♪
オシリス?!あのオシリス!?と思ってついつい舞い上がってしまいました。
「惑星」を一通りマスターしたと思った方、そしてイギリスの現代音楽に興味がある方、そして天文学好きな方には特にオススメの一枚です。
昨日ツイッターでつぶやいていたことを少し。
自分コンサートなどはよく友達と(大学時代)、または一人で(今)行くのですが、もしも音楽家の人とおつきあいしたらデートにコンサートは行かないだろうな~と。ストーリーでもいくつか音楽家カップルはいますが、どうもコンサートデートはさせたことがないです。
よーく考えてみると実際音楽家同士でコンサートデートという話を聞かないです。もちろん音楽家カップルでコンサートには行きますが、どうも内容・目的がデート、というケースはないようで。
なんでしょうか、コンサートに行くとどうしても他の音楽家にたくさん出くわして、結果語り合いたくなるので・・・恋人同士というよりは音楽家同士のつきあいになってしまうのですかね。
クラシック音楽家の世界は、少なくともメルボルンではずいぶんと小さい世界なのでそのなかでいろんな人間ドラマがちょこちょこあります。(ちょこちょこ(笑))
もちろん音楽家として出会ってつきあい始めたり、つきあって別れる人もいればそのまま結婚して、さらに次世代音楽家を生む人もいます。
うちもプロじゃないですが音楽によって結ばれた音楽家がプロじゃないけど音楽家を生んだ例ですが、もっとすごいところも居ます。その家族は:
父→プロホルン奏者、母→ピアニスト、子供達→4人とも大学で音楽を専攻、4人併せてちょうど弦楽四重奏ができる
・・・という構成になってます。
実際芸術・表現活動は脳の領域においても感情とものすごく密接な関連があることもあり、音楽を共に奏でることでお互いに特別な感情を抱く、というのはもちろんよくありえることで。
ただやっぱり個人の信条などとかもたくさん関わってくるので心のすれ違いや大げんかもまた同じくらいよくあることで。個人の感情+音楽に関わる感情のdouble complicationです。
プロの音楽家でもメシアン夫妻(メシアンは妻・ロリオ女史と演奏する前提で「アーメンの幻影」を書いてます)、ロストロポーヴィチ夫妻、ブリテン&ピアーズ、そしてメル響にも職場結婚?の夫婦が居ます。
あくまでも個人的なデータですが(一応他にもそう思っている友達が何人かがいます)、どうもチェリストとホルン奏者のカップルがメルボルンには多いような気がするんです。
大学時代で夫婦・カップル・元カップル併せて4組、親友同士が1組、親子が2組くらいは居ましたね。
カップルの場合どっちが男でどっちが女、という傾向は特にないんですけど偶然というにはちょっと多いな~なんて友達と話してました。
楽器性格論でも似たもの同士のようでいろいろ反対・・・というかお互いにうまく補える部分がある楽器同士、という感じですからね・・・やっぱり楽器と性格は関係があるんじゃないか、と思ったきっかけでも実はあるんです。
音楽家同士だと話ももちろんある程度は合いますし、音楽が生活の一部なわけなのでライフスタイルのリズムなども合ったりします。なによりもお互いが音楽を愛すること、そして音楽を奏でることの素晴らしさを理解していることが人間同士の心のつながりにまた新たな味を加える・・・んですかね?ちょっとよく解らないことを語ってしまった気がしますが(汗)
でもやっぱり恋人同士で普段の演奏とは関係なくアンサンブルをやったり、こないだ見た「シャネルとストラヴィンスキー」みたいに親子みんなでピアノを囲んで歌ったり弾いたりするのも楽しそうですし、また憧れでもあります。いつか私もあんな風に・・・?
それに関しては本当に「Only time will tell」ですね(笑)
今日の一曲: コリン・マシューズ 「冥王星」、+α
ホルストの有名な「惑星」。
この曲は火星・金星・水星・木星・土星・天王星・海王星の7楽章から成り立っています。
作曲年が1914~1916年ということもあり、(そしてこの曲が天文学ではなく占星学をイメージしていることもあり)1930年に発見された冥王星はこの組曲に入っていません。
(占星術にはちなみに冥王星を含むようにしたものもあれば、そうでないものもあります)
それでホルストの専門家、コリン・マシューズによって書かれたのがこの「冥王星」。
元の最終楽章である海王星の後に演奏されるように書かれています。
ホルストの惑星にはそれぞれ火星=戦をもたらす者、木星=喜びをもたらす者などと副題が付いていますが、マシューズは冥王星に「再生する者」と名付けています。ある意味、こう・・・「回帰」的な感じで。
この曲が「惑星」の一部としてふさわしいかはもう個人の意見なのですが、曲としては(イギリスのオケ音楽としては)それはそれでなかなか素晴らしいものだと私は思います。
チェレスタのパートも美味しいですし(笑)、ちょっと海王星から繋がっているような宇宙的な雰囲気、そして海王星からどれだけ冥王星が天文学的に離れているか、同時に冥王星という「惑星」がいかに異世界かというものが感じられます。
この「冥王星」がホルストの「惑星」とともに収録されているCDはサイモン・ラトル(Sir Simon Rattleですね)が指揮なんですが、彼はこのwikipediaの記事によると惑星に関連した、でも組曲「惑星」の一部ではなく4つの曲の作曲を委託した、という話で。
その4曲が:
1)小惑星4179:トータティス(カイヤ・サーリアホ)
2)オシリスに向かって(マティアス・ピンチャー)
3)ケレス(マーク=アンソニー・タネジ)
4)コマロフの墜落(ブレット・ディーン)
なんですが。
ブレット・ディーンはオーストラリアと縁の深い作曲家なので興味津々なのもありますが、あえてこの曲達を今日選んだのはこのニュースが入ったから♪
オシリス?!あのオシリス!?と思ってついつい舞い上がってしまいました。
「惑星」を一通りマスターしたと思った方、そしてイギリスの現代音楽に興味がある方、そして天文学好きな方には特にオススメの一枚です。
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