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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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Warburton旅行写真編。
妹が引っ越しして(まだ100%ではない)ぬるっとした感じで一人暮らしが始まりましたが今のところゆるい感じです。引っ越し準備もそうですが家計のやりくりとかもちゃんとせねば。

さて今回は前回のWarburton旅行の写真をアップしながら見所紹介。
前回書いた通りWarburtonはメルボルンの北東に車で1時間半(バスも一応Metroで通ってる)、ヤラバレーのワイナリーにも近い場所です。
街自体は小さくて、小さなスーパーとかカフェとかお茶屋さんとかがあるくらい(大手スーパーは隣町までちょろっと戻る)。ヤラ川は川遊びに良いですし、周りの山々にも見所が。


ヤラ川はこんな感じ。夏に遊ぶにはぴったり(でもやっぱ暑いので夕方まで待ちました)。
人も結構いましたし(いいスポットを探すのにも一苦労)、カモ類も平気で近く泳いでました。


こちらは借り家から少し行ったところにある(そこから山にちょっと歩いて行く)La La Fallsという滝。行きが上りで帰りが下り、往復で1時間半もないくらいの比較的楽な散歩でした。
ちなみに右側の写真は2015年12月31日、大晦日の青空を撮った写真です。


ちょっと車で山に上がって行ったMt. Donna Buang(1250m)。左の写真は山頂にある建築足場みたいな展望台からの景色。なかなか怖かったです。
山頂からはいくつか山歩きの道が出てて、今回は片道2.5kmのMt. Boobyellaに行く道を歩きました。Mt. BoobyellaはMt. Donna Buangより低い山で、途中谷を通るので難易度はちょっと高め。
しかも右みたいなほぼ道がないような道の部分もあり。


さらにやっとこさMt. Boobyellaまで着いたらこの天気です。この上の写真と同じエリアで同じ日の2時間も違わないくらいでこうですよ。天気にはご注意を。
(あと今回季節が季節なので旅行中ずっとFireReadyというappで山火事他災害情報はきっちりチェックしてました。幸い何もありませんでしたが夏はやっぱりこういうの大事です)


Mt. Donna Buangの中腹あたりには「Rainforest Gallery」なるものがあって、原生林が保存されてるエリアを散歩できるようになってる場所があります。Mt. Boobyellaでも友人がコトドリの尾羽(でもくるっとなってるのではない)を拾ったし見るからにコトドリがいそうな森だったのですが声は聴けず。残念。

あと同じエリアには山を通った水路の跡沿いの散歩道もあります。

こちらは景色もよし、道も平らでゆっくりぶらぶらするにはちょうど良いです。
右の写真は車に止まったWren(ミソサザイの仲間)。こんなに小さいけどオスならこういう風に青い体がなんとか見えます。

他にもWarburton近くの名所としては睡蓮が見える庭園があるのですが今回はいかなかったです。ただその近くのGladysdale Bakehouseという昼食やさんでは美味しいパイやサラダやフライドポテトが食べれます。オススメ。

さて、次は遊んだゲームをいくつか紹介したいです。
そして今年一発目の今日の一曲をどうぞ。


今日の一曲: モーリス・ラヴェル 「スペイン狂詩曲」



今現在がそんなに暑いわけじゃないのですが、家の中はなんかちょっと暑い夜なのでこの曲に少しばかり思いを馳せて。
夏の夜に外を歩くのもわくわくするのですが、屋内で暑さを感じて夏の夜にぴったりな音楽を聴いたり思ったりするのもまた大好き。

世の中でよく知られてるスペイン題材の曲って多くがフランス人作曲家によって書かれる印象があります(ビゼーのカルメンとか)。ラヴェルもまたフランスの人なのですが、彼の場合お父さんがスイス人でお母さんがスペインとフランスが混じるバスク地方の出身らしく。
だからよりスペインがネイティブっていうのもきっとあるんですが、それに加えてラヴェル特有のドライさだったり精巧さだったり、そういう諸々全部ひっくるめてラヴェルのスペイン音楽って独特のフレーバーがある気がします。

で、ラヴェルの音楽の中でもスペインが生きるのはやっぱりオケ音楽かな。打楽器があるとやっぱ雰囲気でますし、ラヴェルのオケ使いが神なのがとにかく楽しい音楽。
神というか魔法なんですよね。特にこの「スペイン狂詩曲」での超スペインだけどファンタジーな感じ。

下降する4つの音が特徴的な「夜の前奏曲」に始まり、3拍子×3小節フレーズがイレギュラーな「マラゲーニャ」、浮遊感はんぱない「ハバネラ」、そして「フェリア」の狂乱で終わる4つの楽章を通してエキゾチックで色っぽくてミステリアスで色彩豊かで、夏らしくて暑くも涼しくもなる音楽が今のメルボルンにぴったり。やっぱり気候的にちょっと通じるところあるのかな、スペインの夏とメルボルンの夏。

4つの楽章合わせてもかなり短い曲でさらっと軽めに聴けちゃうし、特にフェリアのスピード感がすごいためあっという間に過ぎてっちゃうような音楽ではありますが、それでも色々印象に残るところの多い曲。
カップリング曲も他のラヴェルのオケ曲を含めさらっと聴ける曲が多い中、同じスペインのボレロだったり、あとマ・メール・ロワや死せる王女のためのパヴァーヌなんかも入ってる愛らしい選曲の録音をリンク。指揮はアバドさんです。


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