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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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低くなる季節
前回のエントリーに拍手ありがとうございます~
ちょっとサボってたり出かけてたりしたもんでちょっと間があきました。
月曜日は友人とFitzroyのパブでバーガー&ジャズを楽しんだのですがパブみたいに囲われたところなら屋外に座っても寒くて困るような感じではなく。多分外でご飯なシーズンは今頃でぎりぎりかな。屋上のバーとかはもっと風が来て寒いかも。
(とはいえシティから北側よりもうちの近くの方が全体的に暖かい気がするのは気のせいかな)

今バレエの教室に日本から数ヶ月来てる生徒さんが「日本の秋は夏の終わりって感じだけどこっちの秋は冬の始まりみたい」と昨日大変うまく形容した通りメルボルンの秋はとにかく先の冬に向けての変化が顕著になる時期。
なので夏の終わりから秋の始めにかけてメルボルン観光にくるときは温度差に気をつけてください。(特に前述夜の屋外活動で)

そして秋冬を肌で感じるとともに心身にもちゃーんと来ています。
体や頭の反応も目に見えて鈍りますし、集中力や行動力もがくっと落ちます。ポケモンのバトル中に能力が2段階下がると「がくっとさがり」ますが(そこまで深刻な影響はないにしても)そういう感じは確かにあります。

元々の性質もあって行動力を維持するのが一番やっかいかな。だからこそ月曜日に出かけたりバレエを楽しんだりと工夫もしてるのですが、とにかく何かを始める、外に出るのにかかる労力と時間が増えるのをちゃんと計算に入れないとスケジュールがどんどん遅れる恐れが。

家のなかも特に午前中は寒さを感じるのですが、まだ外の方がちょっと暖かかったりどうやって寒さ対策したらいいのかまだまだよくわからず。家に居るのも一人だから毛布にくるまってりゃ十分かもなーという思いはあるのですが、そう思ってられるのも今のうちだけか。
冷えとか身体的な問題はないのですがちゃんとあったまっとかないとメンタル的な意味で心と体の動きが鈍りやすくなるので一応気をつけたいところ。

あとは寒くなってくると暖かい飲み物を飲むことが増えてついついカフェイン入りのお茶とか飲むのが増えるのもちょっと懸念すべきことかな。別に秋冬になって全体の気分が下がったからって軽躁・焦燥方面が起こりにくくなるわけじゃないということはほんと自分で覚えておかないと(あくまでも自分のコンディションの傾向としてですが)。
やっぱり自分はコーヒーは家の外にとどめておくべきかも。

全体的にはしんどいことはあんまりないにしてもこれまでよりちょっと考えて動かなくちゃいけない季節になってきました。ただ考えるだけで行動もせねば。
今年の秋冬もそこそこに過ごせるようそこそこに頑張ります。


今日の一曲: カミーユ・サン=サーンス ピアノ協奏曲第4番 第2楽章



サン=サーンスの音楽って聴いてると結構好きなんですけど今まで弾いた感じだといざ弾き始めてみるとどうもなんだか自分で弾かなくてもなーという感じになるのなんでだろう。
以前友人にサン=サーンスの音楽のlight-heartedなところが物足りなくなるんではないかと指摘されて多分それで合ってるんだろうけど。
まあ後期ロマン派のフランス音楽って大体そんな感じで他にもフォーレとかフランクとかあんまり触れてなかったりします。

だからこのピアノ協奏曲第4番も最近その魅力を知りましたが楽しいのは聴くだけなんだろうなーとちょっと距離を置いてます。
サン=サーンスの音楽ではオルガン付きの交響曲第3番が有名ですが、曲調的にも後半でスケルツォからコラールにつながる展開もこの曲はかなり似てますね。調もちなみに同じハ短調→光を得たハ長調。

この第2楽章の魅力はちょっと硬派なところのあるスケルツォ、そして宗教音楽的なフレーバーもあるコラール、そして両方とも軽快さもありながら骨のある素直な強さを感じるところからな。
それから第1楽章から続くちょっと半音階的なテーマやパッセージでさらに色彩にひねりが出るのも楽しい。

ピアノ協奏曲の発展の歴史、みたいな視線でみるとサン=サーンスの5つのピアノ協奏曲ってちょっと微妙なところにあるかも。形式的にも音楽的にもものすごく変わったことはしてないし、どうしても他の作曲家の作品の方が語りやすい。けどこうやって聴いてみるとベートーヴェンから受け継いでるようなところもあれば後のラフマニノフに通じるところがかなりあったり、なかなか面白いポジションに座ってる感はあるかも。忘れちゃいけない作品群。

ちなみにサン=サーンスのピアノ協奏曲でメジャーなのは第2番(弾いたこと有)と「エジプト風」の第5番かな。いくつか組み合わせて録音してるのもありますがここはやっぱり5つまとめて入手が一番いいチョイスじゃないかと思います。損はない。
リンクしたのは多分手持ちと同じジャン=フィリップ・コラールの演奏。他にもパスカル・ロジェの演奏(こっちはちょっと神経質な感じがまた面白い)などもあるのでいくつか試聴してみるのもいいですよ~

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