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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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Downstairs and Upstairs
昨日から風邪っぽかったのですが出かけてしまいました。さらにちょっと飲んでしまいました。
これにはちょっとしたわけが。

シティでたまにコンサート聴きにいく45 Downstairsという地下のホール兼ギャラリーがあるのですが、地上にはCumulus Incというレストラン、そしてそのさらに上にはCumulus Upというバー・レストランがありまして。
そのCumulus Upでオーストラリアで蒸留酒を造ってるメーカーが一堂に会してテイスティングなどをやるというAustralian Spirits Fairなるものを今日やるということでチケット予約したわけです。
それが風邪っぽくなって断念か、と思ったのですが早めに起きて頭痛だけ薬でどうにかしたら大分楽になったのでこれなら行けるかと出かけました。

Cumulus Incの方は朝食メニューのシャクシューカがおいしいと聞いたのでこれを機にそっちも行ってみました。土曜の朝とあってちょっと混んでましたが一人なのであまり待たず入れました。
シャクシューカはトマト味が強くておいしかったのですが、テイクアウト用に頼んだマドレーヌが最高でした。マドレーヌ食べに戻りたい!他にもカヌレやラム焼き菓子もあったし、カウンター席から見えたジャムとかの感じもあり元はフランス系統なのかな。
あとテイクアウトコーヒー?とか瓶入り蜂蜜(Leatherwoodだった!)も売ってたし、それからメニューにはここ数年話題の「屋上で作った蜂蜜」も使われたし、もっと色々味わいたくなるレストランでした。

そして食べ終わって無事マドレーヌゲットしたら上に移動。Australian Spirits Fairにはこんなメーカーが集まってました(facebookの画像)。Fire Drumがウォッカ、Maideniiがベルモット、Starwardがウィスキー、そしてDobson'sがコーヒーリキュールも持って来てた以外は全部ジン。(黒の組織みたいとか言わない)
最近ジンは流行ってますからねー。もちろんこんな体調だったので味見は少なめにおさえましたがジンも味見しただけで色々ありました。

タスマニアのSullivans Cove(ウィスキーもやってるとこみたいなのでウィスキーも飲んでみたい)のジンはちょっとジンらしくないというか、そのままでも楽しめる、どこか暖かみとちょっと変わったスパイス味があるジンで面白かったです。
でもやっぱり安定してジンらしくおいしいのはHealesvilleにあるFour Pillarsのジン。やっぱ買うならあそこだなー。カクテルにもジントニにもきりっと美味い。最近気になってたので確認してみたらFour Pillarsは蒸留所にもテイスティングとかできるDistillery doorが出来たそうなので今度行ってみたいです。

あとこれまた面白かったのがメルボルン発Starwardのウィスキー。ワイン樽で作ったウィスキーが普通のウィスキーとこんなに違うとは。まろやかでほんのり葡萄の感じがあっておいしかったです。Dan Murphyとかのお酒屋さんで普通に置いてるそう。
こんなに面白いお酒が国内・州内で造られてるんだからお酒屋さんでもバーでもローカルを選びたくなりますね。

ということで多分若干味覚が弱ってたかもしれませんでしたが楽しみました。
風邪といっても症状はだるさと体温が微妙に上がってたのと頭の痛さだけだったので明日は仕事に戻れるといいな。ピアノは若干軽めにするにしても仕事はしっかりしたい。
どうもこれくらいの体調低下で(波はあるにしても)ずーっと休んでるのもそれはそれで大変なような気が。


今日の一曲: Kronos Quartet & Wu Man 「The Round Sun & Crescent Moon In The Sky」



どうやら中国のTraditional Music(なようなので作曲家じゃなくて演奏者で表記しました。
調べてみると編曲者はJacob Garchikでいいのかな、元は陝西省の人形劇の音楽とかそういうこともちらほら見られます。

三国志リバイバルとちょうど同じ頃にクロノス・カルテット経由でWu Manの演奏を知って中国の音楽に興味を持って。その前から手元にあるThousand Thoughts収録のこの曲もそれにつられる形で好きになりました。
途中である笑い声は「無理に笑ってないよー」とジャケットにおことわりがあるのが面白い。自分の持ってる曲のなかでダントツ一緒に笑いたくなる(&そこから派生して一緒に歌いたくなる)音楽じゃないかな。自由さとリラックスさと楽しさと。いつでも楽しくきける曲。

もちろんWu Manの弾く中国琵琶もカッコイイのですがクロノスの演奏も聴いてて楽しいし聞いててチャイニーズ。琵琶もシンバルも中国だけど弓楽器は中国楽器じゃない、中国テイスト過ぎないってのもまたいいのかな。

ちなみにクロノスとWu Manはクロノス・カルテットによる50人の世界の現代作曲家とコラボする「Fifty for the future」でも共演、公式ページにも録音・スコア・パート(琵琶を除く)が無料アップされてます。是非こちらも。今後も共演続けて欲しいです。
(そして他の作曲家とのfifty for the future共演も楽しみ!)

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