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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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秋深しDaylesford
さて写真も取り込んだりなんだりしたので旅行エントリー。

今回コンサート聴きにいくついでの旅行?旅行ついでのコンサート?という趣旨の遠出でした。
行き先はDaylesfordとHepburn Springs。メルボルンの北西に車で2時間行ったところにある小さな街。メインの街がDaylesfordで、Hepburn Springsはそこからもう4km行ったところにあるさらに小さい街。このあたりは温泉が湧き出ることで有名で、Hepburn Springsは温泉施設・スパ付き宿泊施設や別荘が街のほとんどを占めているようです。

もちろん私は車なしなので公共交通機関を利用しての旅行でした。DaylesfordまではV/Lineの電車+バス。いくつかルートがあるようですが週末だとそんなに便の数はないです。Daylesford~Hepburn Spring間は週末はバスがないのでタクシー。10ドルくらいだったかな。
それぞれの街の中での移動は歩きだったのですがメルボルンの方と違って山に近く、地形に凹凸があるのでちょっと後からいつもと違うところに筋肉痛来ました。

山といってもそんなそびえる感じじゃないですが穏やかな山々を仰ぐDaylesfordはなんとも秋が似合う場所でした。
 
多分ネイティブな植物じゃなくて後から植えられたものみたいなのですが紅葉する木がメルボルンよりもたくさんあって。幸いに天気にも恵まれほんとうに穏やかな秋を肌と目で感じました。
でも朝とかは湿気がある程度あるのかキノコが色んなところにはえてたり。こんな絵に描いたような毒キノコに出会うとは。

 
Daylesfordのちょっと南には湖があってぐるっと歩いて回れるようになってるのですが色んな鳥が(なぜか種類毎に)見れました。ガチョウとかは餌付けもされてるらしく人に大分慣れてるようす。他にもクイナ的なやつだったり鵜だったり黒鳥もいました。
それからカエル(そんなに大きくない)の鳴き声も聞こえましたね。今はこっちも涼しくなったからもう冬眠してるかな。


今回泊まったのはHepburn Springsの「Shizuka (静)」という日本風旅館。ご覧の通り周りはオーストラリアなのに施設は和風。そしてHepburn Springsの宿泊施設なので部屋にスパあり。
夕飯は毎日は出してないみたいですが今回いただきました。そして朝食は毎日和風・洋風から選べるそうで。週末なんでちょっとやっぱりお値段高めでしたが泊まってよかった。くつろぎました。

そして温泉はHepburn Bathhouseに。
以前書いたと思いますがここらは温泉といっても熱々のお風呂ではなくスパリゾートみたいな感じで、オーストラリアなんで水着で入るようになってます。
今回行ったとこだと標準価格で温水プール+ジェットありの温水プール、それに追加料金でスチームサウナなど追加施設が使えるとこ。追加施設には完全に開放ではないながらも露天風呂的なプールがあって、黄色い葉っぱがはらはら落ちるところを見ながらお風呂(プール)に浸かりました。真っ赤なインコ(Rosellaちゃん)も何羽か見れましたよ。


左の写真はBathhouseの入り口。綺麗にとれなかったのですがBathhouse辺りには散歩道みたいなのもあって犬の散歩してる人もいました。基本Hepburn Springs辺りはカップルだったり少人数でくつろぎに、みたいな趣旨の宿泊プランが多いようです。そんな静かな感じの観光エリア。
個人の別荘もあるのかな。
ちなみに右の写真は道ばたで松ぼっくり(でかいのがオーストラリアのスタンダード)を1袋5ドルで売ってた、という写真。買って何するかというと暖炉とかの燃料にするんです。いいなあ暖炉。これからの季節は宿泊先に暖炉があるとうれしいですね。暖炉に当たる旅行にいきたい。

ということでかなりrelaxingな(筋肉痛は起こりましたが)旅行でした。Daylesfordは断然秋の街ですね!次回はまた秋に、できたら平日に来たいです。

次の遠出はいつになるかな。家にいるのも(ちょっと寒いですが)落ち着くのでしばらくは家を楽しみたいです(それ以前にピアノや仕事もちゃんとやらにゃ)。


今日の一曲: セルゲイ・ラフマニノフ 「ヴォカリーズ」(チェロ版)



Daylesfordのコンサートでアンコールだった曲。アンコールとして聞く曲としては最高クラスですねきっと。久しぶりに生で聴けてものすごく嬉しかった。

私もその昔チェロ弾いてたころは弾いたもんですよ。こっちのAMEBの試験でいうとグレード7とかそれくらいだったかな。チェロだと7あたりで名曲が増えてきて試験以上に弾きごたえがあって楽しいレパートリーになってくるのですが(ロマン派辺りのブロックは曲を1,2つに絞るのが難しいくらい)。それでもAMEB高グレードの曲って大学以降はあんまり聴かなくなるような印象。なのでちゃんと聴くのは久しぶり。

元々はでもヴォカリーズってのは言葉がない歌のことで、この曲も元々は声楽作品(言葉無し)なんです。ただ知名度でいうとオケ版・チェロ版がわずかに上なのかなー。自分にとってはチェロ版が最も美しい。チェロ弾いてたからというバイアスはきっとあるんだろうけどそれ以上の美しさがある。是非チェロ版で。

リンクしたのはちょっと面白いCD。これ一つでチェロの全てが!というまでは行かないもののチェロのためのレパートリー、チェロで弾くと美しい編曲レパートリー、協奏曲から小品から民謡まで101曲を取りそろえたコンピレーション。弾いてるチェリストも複数なのでちょっとした聞き比べみたいなこともできるかも。ただやっぱりこれだけのコレクションでもとにかくまずヴォカリーズを聴くのを強くおすすめです。

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