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早く家に帰ってきたのでさっそく感想。
今日もまた友達のコンサートに行って来ました。
今回弾いたのは前回のBeethoven and Beyondで演奏した大学からの友人TristanのパートナーのGina。イギリス留学以来の仲だそうで、今回彼女の演奏を初めて聴きました。というかメルボルンに来てから初めてのフルのソロのリサイタルだったそう。こっちにきてしばらく経ってるし、教えてもいるし、アウェーとまでは言えないのかもしれないけれどそれでもこっちで生まれて育ってピアノ習ってというのとはリサイタルを計画・演奏するにあたって土地勘とかサポートとかがちょっと違うだろうなー。
ちなみに下記にあるように彼女の名前は元々かなり長いです。リトアニア出身だそうですが(聴衆にリトアニア人会の人達も来てたそう)不思議な名前。そういえば前コンサートでリトアニア人クラブに行ったときに盾に書かれてた名前も色々見慣れない綴りがいっぱいだった(名字も下の名前も)。
さてプログラムはこちら。
今日もまた友達のコンサートに行って来ました。
今回弾いたのは前回のBeethoven and Beyondで演奏した大学からの友人TristanのパートナーのGina。イギリス留学以来の仲だそうで、今回彼女の演奏を初めて聴きました。というかメルボルンに来てから初めてのフルのソロのリサイタルだったそう。こっちにきてしばらく経ってるし、教えてもいるし、アウェーとまでは言えないのかもしれないけれどそれでもこっちで生まれて育ってピアノ習ってというのとはリサイタルを計画・演奏するにあたって土地勘とかサポートとかがちょっと違うだろうなー。
ちなみに下記にあるように彼女の名前は元々かなり長いです。リトアニア出身だそうですが(聴衆にリトアニア人会の人達も来てたそう)不思議な名前。そういえば前コンサートでリトアニア人クラブに行ったときに盾に書かれてた名前も色々見慣れない綴りがいっぱいだった(名字も下の名前も)。
さてプログラムはこちら。
Beethoven and Beyond: Concert 2
St. Stephen's Anglican Church, Richmond
ピアノ:Gintaute Gataveckaite
ルートヴィッヒ・ファン・ベートーヴェン ピアノソナタ第16番 op. 31-1
ヨハネス・ブラームス 2つの狂詩曲 op. 79
(休憩)
フェリックス・メンデルスゾーン 厳格な変奏曲 op. 54
フレデリック・ショパン 幻想曲 op. 49
最初はちょっと指が寒さで動かなかったそうですがそれでも素晴らしい演奏でした。
細かいところまでナチュラルに神経が通るというか、機械的なものとは違う精密さで。
曲に暗さがあっても音には前向きな魅力がありました。
後で話してたんですけどベートーヴェンはあれ面白い曲です。ユーモラスでfunnyな曲っていうのと、あと耳が聞こえなくなってきて遺書まで書いてた時期にこんなユーモアに溢れた曲をどうやって書いたかというInterestingという意味でも。
こないだの先生のシューベルトもそうですがユーモアのある曲ってシリアスな曲よりある意味とっても難しいですし、同時に奏者の人間性も出るようで。そういうのも含めていい演奏でした。
ブラームスはかっこよかったですね。曲もかっこいいのですが演奏も。
私も昔弾いたことありますがあれくらいかっこよく弾けたらいいなーとちょっと憧れ。
またそのうちチャレンジしたいです。
逆にメンデルスゾーンは私大学時代に弾いたことあるのですが今日の演奏がツボに入ってなんか未練がなくなりました。素晴らしい演奏を聴けて本当によかった。今回のコンサートのなかで多分ベストの曲。
とはいえ14歳から(!)の付き合いというショパンの幻想曲もよかった。なんというかピアノが体の一部のようというか、こんなにもピアノや曲とintimateになれるものかという。
そしてBeethoven and beyond、次はデュエットもありのジョイントリサイタルになるそうです。 Tristanの演奏もGinaの演奏も楽しみ。そしてGinaの演奏ももっと他のところでも聴きたいですね。今後の報せを楽しみにしています。
今日の一曲: フェリックス・メンデルスゾーン 厳格な変奏曲
先ほども書きましたが自分にとってはユーモラスな曲よりはシリアスな曲の方が弾きやすいです。それは音楽的な問題というよりはもっと根本的に性格・キャラの問題なような気がします。
軽い曲よりある程度重みがある曲のほうが安心しやすいというか。(ならなんでフランス音楽なんかメインにしてるんだって話はおいといて・・・)
そういうこともあってこの厳格な変奏曲はメンデルスゾーンの作品の中でも珍しく馴染みやすかったです。必ずしも得意ではないですが好きな曲。技巧は難しいですが音楽性としてはほどよい重みとほどよいバラエティがあって、「厳格な」ってタイトルがついてる割りにはとっつきやすい。変奏曲ってその形式の都合上長くなるイメージもありますが今日の演奏はあっという間でした。
この曲は今回「聴く」側というより「弾く」側にオススメしたい曲です。この曲をレパートリーに入れとくとお得ですよー的な。プログラムのいいバランサーになると思うんですよね。
音楽を知ってる聴衆もあんまり知らない聴衆もぐっと惹きつけることができるパワーがある曲。
というのも今Amazonで録音探してもどうも録音が少ないんですよね。メンデルスゾーンの作品集みたいなのばっかり。リサイタル生録音みたいなCDでもっと出てこないかな。
ヨハネス・ブラームス 2つの狂詩曲 op. 79
(休憩)
フェリックス・メンデルスゾーン 厳格な変奏曲 op. 54
フレデリック・ショパン 幻想曲 op. 49
最初はちょっと指が寒さで動かなかったそうですがそれでも素晴らしい演奏でした。
細かいところまでナチュラルに神経が通るというか、機械的なものとは違う精密さで。
曲に暗さがあっても音には前向きな魅力がありました。
後で話してたんですけどベートーヴェンはあれ面白い曲です。ユーモラスでfunnyな曲っていうのと、あと耳が聞こえなくなってきて遺書まで書いてた時期にこんなユーモアに溢れた曲をどうやって書いたかというInterestingという意味でも。
こないだの先生のシューベルトもそうですがユーモアのある曲ってシリアスな曲よりある意味とっても難しいですし、同時に奏者の人間性も出るようで。そういうのも含めていい演奏でした。
ブラームスはかっこよかったですね。曲もかっこいいのですが演奏も。
私も昔弾いたことありますがあれくらいかっこよく弾けたらいいなーとちょっと憧れ。
またそのうちチャレンジしたいです。
逆にメンデルスゾーンは私大学時代に弾いたことあるのですが今日の演奏がツボに入ってなんか未練がなくなりました。素晴らしい演奏を聴けて本当によかった。今回のコンサートのなかで多分ベストの曲。
とはいえ14歳から(!)の付き合いというショパンの幻想曲もよかった。なんというかピアノが体の一部のようというか、こんなにもピアノや曲とintimateになれるものかという。
そしてBeethoven and beyond、次はデュエットもありのジョイントリサイタルになるそうです。 Tristanの演奏もGinaの演奏も楽しみ。そしてGinaの演奏ももっと他のところでも聴きたいですね。今後の報せを楽しみにしています。
今日の一曲: フェリックス・メンデルスゾーン 厳格な変奏曲
先ほども書きましたが自分にとってはユーモラスな曲よりはシリアスな曲の方が弾きやすいです。それは音楽的な問題というよりはもっと根本的に性格・キャラの問題なような気がします。
軽い曲よりある程度重みがある曲のほうが安心しやすいというか。(ならなんでフランス音楽なんかメインにしてるんだって話はおいといて・・・)
そういうこともあってこの厳格な変奏曲はメンデルスゾーンの作品の中でも珍しく馴染みやすかったです。必ずしも得意ではないですが好きな曲。技巧は難しいですが音楽性としてはほどよい重みとほどよいバラエティがあって、「厳格な」ってタイトルがついてる割りにはとっつきやすい。変奏曲ってその形式の都合上長くなるイメージもありますが今日の演奏はあっという間でした。
この曲は今回「聴く」側というより「弾く」側にオススメしたい曲です。この曲をレパートリーに入れとくとお得ですよー的な。プログラムのいいバランサーになると思うんですよね。
音楽を知ってる聴衆もあんまり知らない聴衆もぐっと惹きつけることができるパワーがある曲。
というのも今Amazonで録音探してもどうも録音が少ないんですよね。メンデルスゾーンの作品集みたいなのばっかり。リサイタル生録音みたいなCDでもっと出てこないかな。
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