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ただ今豪ABC Classic FMで「Voice」カウントダウン放送中!
というか昨日から月曜日(連休なので)、毎日午前9時から午後7時まで(日本時間は-1時間)放送しています。リアルタイム放送・後から再生はこちら。
ただいま51位まで放送終わりましたが色々面白いです。声楽関連は知らない曲も多かったり、嬉しい再会も多く。
先ほどのリンクに飛ぶと分かると思うのですが一曲ずつに鳥の写真がついてるのが鳥好きにはちょっとツボ。
さてカウントダウンの感想は後でまとめて書きたいのですが今日聴いててちょっと思うことあったのでそこら周りだけ。
何気なくカウントダウンを聴いてたらイギリスの作曲家ジョン・ラターの「For the beauty of the earth」という合唱曲が67位にランクインしたのですが、いざ聴いてみると学校の合唱で歌ったことある曲で。(Twitterでハッシュタグ追ってみるとどうも自分だけではないようでした)
ラターの曲って素直に美しいし好きだけどあんなところでもう触れていたとはびっくりです。
でも実際そういう曲ってちょこちょこあるんだろうな。こっちに来てから通った学校はキリスト教でもいわゆるイギリス教会の方だったので、賛美歌の本にもヘンデルやラター(83位にランクインしたThe Lord Bless You and Keep Youも賛美歌の本に入ってた)などイギリスに縁の深い作曲家の歌も入ってましたし。その他でも宗教関係ある曲もない曲もイギリス発祥の音楽がある程度入っていたと思われます。
合唱関係に限らずオーストラリアで育つことで受けるイギリス音楽の影響って結構すごいんじゃないかと思います。それこそアイスクリームのトラックが奏でるメロディーがグリーンスリーブスだったり、音楽をやらない人でも深層までイギリス音楽が入り込んでるんじゃないかと。
クラシック音楽の世界でいうと弦楽器弾いてればほぼ間違いなくイギリス音楽にぶち当たります。割と中学生高校生でも弾ける小品でもいい曲があったり、ガチなレベルのレパートリーでも良い曲があったり(ヴォーン=ウィリアムズのタリス幻想曲とか)。
吹奏楽でも各レベルでどうとかいうまではあんまり詳しくないのですが、少なくともホルストとかヴォーン=ウィリアムズが需要なレパートリーだということはわかります。
だからオーストラリアの人(特に音楽をやる人)も血肉の中にイギリスの音楽が流れてて、その美しさと懐かしさをネイティブレベルで感じて、ごく自然にレパートリーの中に入れてしまってるんだろうなーと思うのです。
私でも10歳でここに来て20年(ただしチェロ始めてから19年)ですが、そのイギリス音楽の文化にかなりどっぷりで来たような気が。音楽の道に進んだのもそうですが、小学校から現地の学校(音楽にそれなりに力入れてる)行ってたのは大きいかも。
それをなんとか応用してもっとオーストラリアの音楽をオーストラリアの人々に浸透させることもできないかなーと思うんですが、でも少なくとも音楽に関してはイギリス音楽が身近に溢れてることはとっても良いことだと思うんです。
イギリスの音楽ってちょっと素朴で懐かしくてシンプルな美しさがあって、特別なときにもいいけれど日常の景色と自然に交わるのも良くて。そういう環境で様々なイギリス音楽を知ることができてよかったなーとしみじみ思います。(しみじみは自分の心持ちというよりはイギリス音楽から染み出てきてる分)
あとクラシック以外の音楽ジャンル、特にロック方面はまた違うイギリス音楽の影響がありそうでそれも面白いです。ロックでもやっぱりイギリスの音楽は独特の雰囲気があるような。
例えばそっち方面からクラシックのイギリス音楽に出会う人もいるのか、そういう人がイギリス音楽(ジャンル超えて)の特徴・雰囲気とその浸透についてどう思うのか。興味深い。
さてカウントダウン、イギリス音楽だと同じくラターのレクイエムがまだ出てきてませんし、イギリスに縁が深いヘンデルとかも上位にばんばん入りそうな予感。楽しみです。
今日の一曲: Radiohead 「Spectre」
(リンクが見つからない!)
以前Aireys Inletに旅行に行った帰りに友人の車で寝てたら睡眠中の耳にふと聞こえてきて不思議と惹かれた曲。
Radioheadもイギリスのグループなのでその「イギリス独特の雰囲気」を感じ取って惹かれたのか、はたまたギタリストJonny Greenwoodの音楽のなんらかの痕跡(彼もまたメシアンに影響を受けたりポストモダンなクラシック方面の味を持ってますから)を聴き取ったのか。
何にせよ後から曲を探してかなりすんなり自分の聴くレパートリーに入りました。
そもそもこの曲、ジェームズ・ボンドのテーマソングになるはずだったけど使われなかった曲だとか。
それでこないだまでsoundcloudで無料ダウンロードだったはずなんですよ。今はなんか聴けないようになってるぽいですが。調べてみたら新曲Burn the WitchのビニールレコードのB面に入ったとあったのでそれに合わせての措置かな。残念。
改めて聴くとイギリスな色々を感じる曲です。(だから007にも似合う感じはあった)
懐かしさとか切なさとか高いテノールなボーカルとか弦楽器とか。その弦楽器の不思議な色彩がまたツボで。ああいう色が出せる人、総合的に素晴らしい音楽を書く人がクラシック外にいるとなんだか音楽にぐっと親近感が湧きます。
ということで試聴リンクは珍しくなし!です。なんか残念だなー。今後Radioheadの音楽はまた色々探っていこうと思ってるんですけど(新曲含め)アルバムとかに収録されて試聴を紹介できるようになったらまたその時に・・・・
というか昨日から月曜日(連休なので)、毎日午前9時から午後7時まで(日本時間は-1時間)放送しています。リアルタイム放送・後から再生はこちら。
ただいま51位まで放送終わりましたが色々面白いです。声楽関連は知らない曲も多かったり、嬉しい再会も多く。
先ほどのリンクに飛ぶと分かると思うのですが一曲ずつに鳥の写真がついてるのが鳥好きにはちょっとツボ。
さてカウントダウンの感想は後でまとめて書きたいのですが今日聴いててちょっと思うことあったのでそこら周りだけ。
何気なくカウントダウンを聴いてたらイギリスの作曲家ジョン・ラターの「For the beauty of the earth」という合唱曲が67位にランクインしたのですが、いざ聴いてみると学校の合唱で歌ったことある曲で。(Twitterでハッシュタグ追ってみるとどうも自分だけではないようでした)
ラターの曲って素直に美しいし好きだけどあんなところでもう触れていたとはびっくりです。
でも実際そういう曲ってちょこちょこあるんだろうな。こっちに来てから通った学校はキリスト教でもいわゆるイギリス教会の方だったので、賛美歌の本にもヘンデルやラター(83位にランクインしたThe Lord Bless You and Keep Youも賛美歌の本に入ってた)などイギリスに縁の深い作曲家の歌も入ってましたし。その他でも宗教関係ある曲もない曲もイギリス発祥の音楽がある程度入っていたと思われます。
合唱関係に限らずオーストラリアで育つことで受けるイギリス音楽の影響って結構すごいんじゃないかと思います。それこそアイスクリームのトラックが奏でるメロディーがグリーンスリーブスだったり、音楽をやらない人でも深層までイギリス音楽が入り込んでるんじゃないかと。
クラシック音楽の世界でいうと弦楽器弾いてればほぼ間違いなくイギリス音楽にぶち当たります。割と中学生高校生でも弾ける小品でもいい曲があったり、ガチなレベルのレパートリーでも良い曲があったり(ヴォーン=ウィリアムズのタリス幻想曲とか)。
吹奏楽でも各レベルでどうとかいうまではあんまり詳しくないのですが、少なくともホルストとかヴォーン=ウィリアムズが需要なレパートリーだということはわかります。
だからオーストラリアの人(特に音楽をやる人)も血肉の中にイギリスの音楽が流れてて、その美しさと懐かしさをネイティブレベルで感じて、ごく自然にレパートリーの中に入れてしまってるんだろうなーと思うのです。
私でも10歳でここに来て20年(ただしチェロ始めてから19年)ですが、そのイギリス音楽の文化にかなりどっぷりで来たような気が。音楽の道に進んだのもそうですが、小学校から現地の学校(音楽にそれなりに力入れてる)行ってたのは大きいかも。
それをなんとか応用してもっとオーストラリアの音楽をオーストラリアの人々に浸透させることもできないかなーと思うんですが、でも少なくとも音楽に関してはイギリス音楽が身近に溢れてることはとっても良いことだと思うんです。
イギリスの音楽ってちょっと素朴で懐かしくてシンプルな美しさがあって、特別なときにもいいけれど日常の景色と自然に交わるのも良くて。そういう環境で様々なイギリス音楽を知ることができてよかったなーとしみじみ思います。(しみじみは自分の心持ちというよりはイギリス音楽から染み出てきてる分)
あとクラシック以外の音楽ジャンル、特にロック方面はまた違うイギリス音楽の影響がありそうでそれも面白いです。ロックでもやっぱりイギリスの音楽は独特の雰囲気があるような。
例えばそっち方面からクラシックのイギリス音楽に出会う人もいるのか、そういう人がイギリス音楽(ジャンル超えて)の特徴・雰囲気とその浸透についてどう思うのか。興味深い。
さてカウントダウン、イギリス音楽だと同じくラターのレクイエムがまだ出てきてませんし、イギリスに縁が深いヘンデルとかも上位にばんばん入りそうな予感。楽しみです。
今日の一曲: Radiohead 「Spectre」
(リンクが見つからない!)
以前Aireys Inletに旅行に行った帰りに友人の車で寝てたら睡眠中の耳にふと聞こえてきて不思議と惹かれた曲。
Radioheadもイギリスのグループなのでその「イギリス独特の雰囲気」を感じ取って惹かれたのか、はたまたギタリストJonny Greenwoodの音楽のなんらかの痕跡(彼もまたメシアンに影響を受けたりポストモダンなクラシック方面の味を持ってますから)を聴き取ったのか。
何にせよ後から曲を探してかなりすんなり自分の聴くレパートリーに入りました。
そもそもこの曲、ジェームズ・ボンドのテーマソングになるはずだったけど使われなかった曲だとか。
それでこないだまでsoundcloudで無料ダウンロードだったはずなんですよ。今はなんか聴けないようになってるぽいですが。調べてみたら新曲Burn the WitchのビニールレコードのB面に入ったとあったのでそれに合わせての措置かな。残念。
改めて聴くとイギリスな色々を感じる曲です。(だから007にも似合う感じはあった)
懐かしさとか切なさとか高いテノールなボーカルとか弦楽器とか。その弦楽器の不思議な色彩がまたツボで。ああいう色が出せる人、総合的に素晴らしい音楽を書く人がクラシック外にいるとなんだか音楽にぐっと親近感が湧きます。
ということで試聴リンクは珍しくなし!です。なんか残念だなー。今後Radioheadの音楽はまた色々探っていこうと思ってるんですけど(新曲含め)アルバムとかに収録されて試聴を紹介できるようになったらまたその時に・・・・
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