×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
先週末、友達と8人でメルボルン市街から東へ1時間弱、ダンデノン山のあたりにあるOlindaエリア、もっと細かく言えばSassafrasという街に遊びに行きました。
この日はあいにくの天気で、山を登る道路も霧がかかってたり。
Sassafrasに着いた時には雨ざーざー。
道路の向こうに見える建物がミス・マープルのティーハウスです。
屋根の縁が白いのは「7月のクリスマス」と題したプレゼンのため。
今はこちらはどうやら学校が休みになったとあって普段以上に混んでいて、さらになんといっても8人のグループなので席がなく・・・残念ながら今回はここの美味しいDevonshire Tea(スコーン+クリーム+ジャムに紅茶のセット)は泣く泣くあきらめることに・・・
そしてこの店の隣にはTea Leavesというお茶を売るお店があります。
紅茶とフレーバーティーはもちろん、緑茶、ウーロン茶、ハーブティーやブレンドなど、それに茶器などグッズ、さらにコーヒー豆などもあり驚くほど充実したお店です♪
お値段もなかなかお手頃で、遠いから・・・と思ってもメールオーダーも完備されてます。
私たちも入って驚いて考えあぐね考えあぐね結局何人か自分用、またはプレゼント用になにかしらん買っていきました。
私はPeach Sencha(桃の香りの煎茶)、Sticky Toffee Pudding(キャラメルにちょっと似たフレーバー紅茶)、そして母リクエストのFrench Earl Grey(薔薇、ハイビスカス、ひまわりの花びら入りのアールグレイ)を買いました。
本当はポットとかマグとか欲しいけれど・・・我慢!
さて、スコーンを食べ損ねたのでSassafrasの街をちょっと出た近くにあるというパンケーキ屋さんで食事をとることに。
Flippin' Pancakeというお店なのですが、なかなか個性的なメニュー揃い♪
私は迷ったあげく普通のスタックでしたが、友達が頼んだものにはこんなものも:

これはSaucy Bird・・・だったかな?Popeye Spinachだったかな?
甘いのではなくおかず系パンケーキです。
もちろん甘い物もありますし、ベジタリアンもありますし。
あと飲み物にクリームが入るウィーン風コーヒーや、お好みのリキュールを入れてくれるコーヒーなどもあります。
プラス店の中心にある暖炉風ヒーターに当たったりなどしてあったまりながらパンケーキをほおばれるアットホームなお店です。
アットホームといえばちょうど私たちが行ったときに隣の大人数団体テーブルで誕生日会をやってて・・・花火をさしてカップケーキの山がでてきたときはそのテーブルのみならず、私たちや他の周りのテーブルにもハッピーバースデーの歌声が起こりました。
Sassafrasは山の中の大変小さな街ですが他にもOracleというスピリチュアルショップがあったり(ここはこの類の店のなかでも広く、ゆったりと石などをみれるのが特徴です)、毛糸の専門店、おもちゃ屋など多くの個性的なクオリティの高いお店がそろっています。
さてさて、本日の最後のアトラクション、それは以外とちょっと見落としがちなところにあります。
ミス・マープルのとなりに小さな駐車場があるのですが、そこから森(bush)の中に続く散歩道があるんですよ。
看板によると20分コース、50分コースなどがあるらしく、雨の中あんまり濡れないで散歩がしたかった私たちは20分コースを早足で進んだのですが・・・
なかなかあなどれませんね!

入り口はこんな風。ここから雨の日にはちょっとばかり大変な下り道に入ります。
足下は道にはなっているものの、整備されてはいません(傾斜がきついところは階段になってます)

オーストラリアのブッシュはこの通り木々の間間に巨大なシダが生えていて、多くが人間の背よりも高いので実際問題「開けたところ」というのはなかなかないです。
反面今日みたいな雨の日は足下は悪くとも雨に直接降られることはないです。

雨の日はしっとりした空気にユーカリ(木々はほとんどユーカリ)のにおいが。霧がかかって神秘的です。
いつか書こうと思っているTriquetraというストーリーはきっとこういうところなんだろうなあ、と早足ながらちょっぴりひたったり。

こんな味のある大木も。ワライカワセミ(Kookaburra)の声も聞こえたり。きっとコトドリ(Lyrebird)も生息しているはずなので(実際近くのSherbrooke Forestにはいました)、あの七色のモノマネ鳴き声も聞けるかも?
Sherbrooke Forestと違ってこの森は結構横から私でもかがまなくちゃいけない低さにシダや木の枝がはりでてたりでちょっぴりアドベンチャー感が強いです。
お天気とミス・マープルの混雑は悔やまれますがそれを考慮しても本当に心地の良い街で。
来れるものなら毎月でも来たいのですが・・・車がないので(そして山道の運転は危ないので)。
一応知っている人は知っている観光地(地元・海外から)なうえ、街の規模が小さいのでそこまでゆっくりとはできない場合もありませんが、ぜひ足を伸ばしてみることを強くお奨めします。
ダンデノン山のエリアは車さえあれば他にも森や街などたくさん素晴らしいところがあるので観光の際は要チェック領域です♪
今日の一曲: パウル・ヒンデミット 無伴奏ヴィオラソナタ op. 25-1 第4楽章
まず最初に。
あなたがヴィオラに対して持っているイメージを全部!全て捨て去って下さい。
そしてその次に。
楽譜の音が始まる前を見て下さい。
「Rasendes Zeitmaß. Wild. Tonschönheit ist Nebensache」。これは「荒れ狂うようなテンポで。粗暴に。音の美しさは重要ではない」、という意味。
しかもテンポが四分音符=600~640と指定があります。この曲は最初から最後の前の音までずっと四分音符なので(無窮動音楽です!)、一分間に四分音符が600~640個という速さ、イコール1秒間におよそ10個の音を弾かなくちゃいけないというまあ無茶にもほどがあり。
曲の性格はもう先ほどのフレーズそのまま。
粗暴、エネルギッシュ、ワイルド、乱暴、猛烈、なんでも来いです。
ヴィオラという楽器の、バイオリンにはないあのC線のガッツを500%むき出しにして、弓に張られている馬の毛が切れるほどのパワーでがしがし弾きます。
しかも必ずしも単音ではなく、時には4つの弦を同時に弾く和音などもあり、このスピードで上の音までがしがし粗暴に弾くのは至難の業!
楽章自体は1分半ほどの曲なのですが(さっきの計算でいくと少なくとも900個の音を弾いていますね!)、まあなんと濃い1分半なことか!
特に奏者の体力の消耗はきっと甚だしいことでしょう。(しかもこの後にスローながら楽章が一つまだ残ってる!)
ビオラと言えばマイルドで、中間の音を担当する、ちょっと主張の弱い内気な楽器というイメージが大きいですし、実際そういった役割に大変強く、ソロでも内向的な性格の曲で最も輝く傾向があります。
でもこの楽章ははっきりいってドSです!ヴィオラにはいつも使われていないガッツがあるとはいえこれはもう極度のうちの極度。きわめて例外的であり、奏者本人もびっくりものです。
そんなこの曲の演奏で選んだのはなんと女流ヴィオリストの演奏。
キム・カシュカシャンというヴィオリストなのですが、彼女の弾くヒンデミットのパワーはまさに男勝り!
女性特有の表現力と併せてものすごく強い演奏をする彼女。
心をがっと掴む彼女の演奏は同性ながらほれぼれします。
ヴィオラという楽器のポテンシャルと底力をこの曲でとくと感じ取って・・・というかそれでむしろぶっとんでもらいたいです!
この日はあいにくの天気で、山を登る道路も霧がかかってたり。
Sassafrasに着いた時には雨ざーざー。
屋根の縁が白いのは「7月のクリスマス」と題したプレゼンのため。
今はこちらはどうやら学校が休みになったとあって普段以上に混んでいて、さらになんといっても8人のグループなので席がなく・・・残念ながら今回はここの美味しいDevonshire Tea(スコーン+クリーム+ジャムに紅茶のセット)は泣く泣くあきらめることに・・・
そしてこの店の隣にはTea Leavesというお茶を売るお店があります。
紅茶とフレーバーティーはもちろん、緑茶、ウーロン茶、ハーブティーやブレンドなど、それに茶器などグッズ、さらにコーヒー豆などもあり驚くほど充実したお店です♪
お値段もなかなかお手頃で、遠いから・・・と思ってもメールオーダーも完備されてます。
私たちも入って驚いて考えあぐね考えあぐね結局何人か自分用、またはプレゼント用になにかしらん買っていきました。
私はPeach Sencha(桃の香りの煎茶)、Sticky Toffee Pudding(キャラメルにちょっと似たフレーバー紅茶)、そして母リクエストのFrench Earl Grey(薔薇、ハイビスカス、ひまわりの花びら入りのアールグレイ)を買いました。
本当はポットとかマグとか欲しいけれど・・・我慢!
さて、スコーンを食べ損ねたのでSassafrasの街をちょっと出た近くにあるというパンケーキ屋さんで食事をとることに。
Flippin' Pancakeというお店なのですが、なかなか個性的なメニュー揃い♪
私は迷ったあげく普通のスタックでしたが、友達が頼んだものにはこんなものも:
これはSaucy Bird・・・だったかな?Popeye Spinachだったかな?
甘いのではなくおかず系パンケーキです。
もちろん甘い物もありますし、ベジタリアンもありますし。
あと飲み物にクリームが入るウィーン風コーヒーや、お好みのリキュールを入れてくれるコーヒーなどもあります。
プラス店の中心にある暖炉風ヒーターに当たったりなどしてあったまりながらパンケーキをほおばれるアットホームなお店です。
アットホームといえばちょうど私たちが行ったときに隣の大人数団体テーブルで誕生日会をやってて・・・花火をさしてカップケーキの山がでてきたときはそのテーブルのみならず、私たちや他の周りのテーブルにもハッピーバースデーの歌声が起こりました。
Sassafrasは山の中の大変小さな街ですが他にもOracleというスピリチュアルショップがあったり(ここはこの類の店のなかでも広く、ゆったりと石などをみれるのが特徴です)、毛糸の専門店、おもちゃ屋など多くの個性的なクオリティの高いお店がそろっています。
さてさて、本日の最後のアトラクション、それは以外とちょっと見落としがちなところにあります。
ミス・マープルのとなりに小さな駐車場があるのですが、そこから森(bush)の中に続く散歩道があるんですよ。
看板によると20分コース、50分コースなどがあるらしく、雨の中あんまり濡れないで散歩がしたかった私たちは20分コースを早足で進んだのですが・・・
なかなかあなどれませんね!
入り口はこんな風。ここから雨の日にはちょっとばかり大変な下り道に入ります。
足下は道にはなっているものの、整備されてはいません(傾斜がきついところは階段になってます)
オーストラリアのブッシュはこの通り木々の間間に巨大なシダが生えていて、多くが人間の背よりも高いので実際問題「開けたところ」というのはなかなかないです。
反面今日みたいな雨の日は足下は悪くとも雨に直接降られることはないです。
雨の日はしっとりした空気にユーカリ(木々はほとんどユーカリ)のにおいが。霧がかかって神秘的です。
いつか書こうと思っているTriquetraというストーリーはきっとこういうところなんだろうなあ、と早足ながらちょっぴりひたったり。
こんな味のある大木も。ワライカワセミ(Kookaburra)の声も聞こえたり。きっとコトドリ(Lyrebird)も生息しているはずなので(実際近くのSherbrooke Forestにはいました)、あの七色のモノマネ鳴き声も聞けるかも?
Sherbrooke Forestと違ってこの森は結構横から私でもかがまなくちゃいけない低さにシダや木の枝がはりでてたりでちょっぴりアドベンチャー感が強いです。
お天気とミス・マープルの混雑は悔やまれますがそれを考慮しても本当に心地の良い街で。
来れるものなら毎月でも来たいのですが・・・車がないので(そして山道の運転は危ないので)。
一応知っている人は知っている観光地(地元・海外から)なうえ、街の規模が小さいのでそこまでゆっくりとはできない場合もありませんが、ぜひ足を伸ばしてみることを強くお奨めします。
ダンデノン山のエリアは車さえあれば他にも森や街などたくさん素晴らしいところがあるので観光の際は要チェック領域です♪
今日の一曲: パウル・ヒンデミット 無伴奏ヴィオラソナタ op. 25-1 第4楽章
まず最初に。
あなたがヴィオラに対して持っているイメージを全部!全て捨て去って下さい。
そしてその次に。
楽譜の音が始まる前を見て下さい。
「Rasendes Zeitmaß. Wild. Tonschönheit ist Nebensache」。これは「荒れ狂うようなテンポで。粗暴に。音の美しさは重要ではない」、という意味。
しかもテンポが四分音符=600~640と指定があります。この曲は最初から最後の前の音までずっと四分音符なので(無窮動音楽です!)、一分間に四分音符が600~640個という速さ、イコール1秒間におよそ10個の音を弾かなくちゃいけないというまあ無茶にもほどがあり。
曲の性格はもう先ほどのフレーズそのまま。
粗暴、エネルギッシュ、ワイルド、乱暴、猛烈、なんでも来いです。
ヴィオラという楽器の、バイオリンにはないあのC線のガッツを500%むき出しにして、弓に張られている馬の毛が切れるほどのパワーでがしがし弾きます。
しかも必ずしも単音ではなく、時には4つの弦を同時に弾く和音などもあり、このスピードで上の音までがしがし粗暴に弾くのは至難の業!
楽章自体は1分半ほどの曲なのですが(さっきの計算でいくと少なくとも900個の音を弾いていますね!)、まあなんと濃い1分半なことか!
特に奏者の体力の消耗はきっと甚だしいことでしょう。(しかもこの後にスローながら楽章が一つまだ残ってる!)
ビオラと言えばマイルドで、中間の音を担当する、ちょっと主張の弱い内気な楽器というイメージが大きいですし、実際そういった役割に大変強く、ソロでも内向的な性格の曲で最も輝く傾向があります。
でもこの楽章ははっきりいってドSです!ヴィオラにはいつも使われていないガッツがあるとはいえこれはもう極度のうちの極度。きわめて例外的であり、奏者本人もびっくりものです。
そんなこの曲の演奏で選んだのはなんと女流ヴィオリストの演奏。
キム・カシュカシャンというヴィオリストなのですが、彼女の弾くヒンデミットのパワーはまさに男勝り!
女性特有の表現力と併せてものすごく強い演奏をする彼女。
心をがっと掴む彼女の演奏は同性ながらほれぼれします。
ヴィオラという楽器のポテンシャルと底力をこの曲でとくと感じ取って・・・というかそれでむしろぶっとんでもらいたいです!
PR