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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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周りが色々動いている
メルボルンが6年連続で世界一住みやすい都市に選ばれたぞー
・・・まあ審査の仕方に色々ツッコミどころがあったりそういうことは少なからずありますが。
ありがたくいただいておきましょう、みたいな雰囲気です(笑)
実際の審査基準とはまた別に、災害が少ない(ただし穏やかとは言わない)湿気が少ないいい気候に、そこそこの人口に、古き良き建築美のあるこぢんまりした街並み、公園や庭園もあり、そこらに植物や鳥も色々いるし、ご飯はバラエティに富んで美味しいし入りやすい店も多々あるし、公共交通機関もまあまあ使えて国民皆保険あって音楽や芸術の文化もアクティブで遊び場も飲み場色々、ってのが自分にとってのメルボルンの住みよさかなあ。もっと探したらもっと出てくるかも。全体的にまったりした感じで住みよさを噛みしめています。

そういえばこないだメル響・Australian Chamber Orchestra・Musica Vivaの2017シーズンが発表されて若干情報がオーバーロードになっています。とりあえずメル響のは近いうちにまとめたい。
色々とテンションが上がるプログラムがあったので。

そしてさっきアルケミー・ゴシックから「新作の季節だよ-」とお知らせがあったのでそっちも楽しみにしています。結局ピン買いそびれてしまった。黒いコートにちょうどいいんだけど、今年そんなにあのコート着てないような来も。もう春が迫ってるからちょっと短めな冬だったかな。
公式facebookを見ると新作もうすぐのバナーにドラゴン+青いスワロフスキーがちょっと写ってるので既にテンション上がってます。青いラインアップ増えろ!

最近ちょっとfacebookで小事件を追っていました。発達障害の支援団体で働いてる友人がいるのですが(彼女もアスペルガー症候群だったかな)、職場のトイレの風の出るドライヤーが新しくなったのはいいけど紙タオルが廃止になるのが大変困る、ということで。発達障害を含め音に過敏な人にはかなり問題です(私も軽躁とかだと耐えがたいです。甲高い音と低い轟音のダブルパンチはいかんですぜあれ)。

結局紙タオルの廃止をやめてもらう方向でなんとかしてもらったらしいのですが最近は風ドライヤーがほんと多くなってる&特に音の大きいメーカーのが増えてるがら大変だよなあ。ただ風を強くしたからって完全に手が乾くまでしっかり使ってくれるわけでもないだろうし(特にあの音量では)、そもそも衛生面でも風ドライヤーは好ましくないっていう話も聞くし。
オーストラリアのどっか(アデレード??)でスーパーマーケットに静かな時間を設ける試みをやってるって話もあるけど発達障害や軽躁などに限らず色んな環境や物で音を押さえることのメリットってもっと考えられるべきなのかなあ・・・と一連の投稿を見て思ったり。
(そのついでに言うけど美しいとか言われるサザンクロス駅のあの屋根の形状はディーゼル列車の音を反響させる困りものなんだよーあれもなんとかしてくれよー)

さて、外ではかなり風が吹きはじめました。今日は21℃と天気の良い春日和だったのですが明日からはまた気温がちょっと下がって天気も崩れる予報です。
これもまあメルボルンということで。早く春に落ち着かないかな。


今日の一曲: アーロン・コープランド クラリネット協奏曲



火曜日初めてソリストとリハーサルでした。ソリストはPlexusトリオのクラリネット奏者の人なんですが、何回も何回もPlexusのコンサートに行ってるうちにすっかり彼の音に愛着が湧いたというか、アットホームな感じを覚えるようになりました。
ただ自分のパートはなんというか所々でビビってるので電子キーボードでリハーサルのうちにもちょっと根性と勇気を養っておかないとちょっとまずいかも。

このクラリネット協奏曲は15分ちょいくらいの単一楽章構成。ゆっくりな前半と速くてトリッキーでちょっとjazzyな後半に分かれてます。ピアノが弾くのは後半だけ(だから難しい)。
あ、書き忘れてましたがオケは弦楽+ハープ+ピアノという編成で、ピアノの音がよーく聞こえます(なのでビビる。もちろんソロもあってそのときはさらにビビります)。

コープランドは例えばガーシュインとかと比べるとちょっと理詰めなイメージは(少なくともこの曲では)あるかな。堅めに聞こえるとは思います。でも崩すとこは崩すし、そこはソリストによって色々幅が出てきたり。
基本調性はある程度残ってて、でもベースの調が変わったりその調が弦楽器にとって難しいやつだったり、はたまた無調に近い状態になったり、なかなか油断が出来ません。ピアノでよかった。なので聴きやすさは「まあまあ」と言ったところ。
でもノリは(堅めながら)結構いいと思うんですよ。ユーモアの要素もジャズの要素もあり。

私が一番好きなのが(ソリストには申し訳ないのですが)後半の大きいトゥッティ(オケだけで弾くところ)。リズムのトリッキーさと弦楽器が揃うパワフルさと、それから途中でぐっと音の密度が増して統制されたカオスの様を呈すところ。弦楽器かっこいい!と思わずなります。
ブルッフのバイオリン協奏曲第1番の第1楽章に次ぐ名トゥッティだと思います(あれはほんとソロが弾いてないのが勿体ないくらい)。

前述通りソリストによってリズムの崩し方とか色々あって奏者のセンスとユーモアとスタイルが見られる曲だと思いますが多分一番ストレートに弾いてると思われるMartin Fröstの演奏を。同じのではないのですが練習に使ったようつべの演奏はかなりストレートで(なので練習に使った)。あれは弦もしっかりしててよかった。

ようつべといえば最初にこの仕事を引き受けたときに送られてきたEddie Danielの演奏が面白いです。演奏時間が長いのにはわけがある、でもそこが面白いところ。

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