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さっき弾いてきたのでさっそく報告。
St. Mark's in Recital
場所:St Mark's Spotswood
日時:11月13日(日)16時半~
↑でピアノを弾かせてもらいました。
ソロはメシアンのまなざし第15番(幼子イエスの接吻)を弾いて、あと歌を一曲伴奏しました。
緊張しないなーこれは弾き始めてから緊張するかなーと思いましたがほぼ緊張せずに弾けました。なんかここ数日15番は身にかなり馴染んでましたね。(6番とか10番もこれくらいなんとかならないか・・・)
基本的に満足のいく演奏でした。すごく年季の入ったアップライトピアノで弾ける分はなんとかなったと思いますしこれがもっといいピアノでも結構いい演奏になったんじゃないかなーと(だからクライマックスはもっとクライマックスをお届けしたかったです。ピアノの限界。)
クラシックコンサートに慣れている聴衆というわけでもなかったし(教会の集まりですから)子供も多かったので比較的さくさく弾いちゃいましたが他の演奏のときと比べてもかなり静まってたしもうちょっとのびのび弾いてもよかったかなー。
でもそういう人にメシアンの音楽をお届けできて、それでいい曲だった、素晴らしい演奏だったと言ってもらえるのはものすごくありがたいです。ついでながら音楽仲間2人のメシアンへの(ネガティブな)認識を改めることができたのも嬉しい。実は音楽やってる人にメシアンを好きになってもらう方が難しいとこがあるので。そういうのも含めて「メシアン弾き」の仕事だと思ってますし、メシアン弾きで本当によかった、これからもまだ布教(?)を続けていける自信が持てました。
そして教会の集まりという普段触れるコミュニティとは違うコミュニティに触れたのも面白かったです。なんかものすごく暖かいコミュニティで、みんな知らない人ばっかりでしたが演奏を聴いてくれてこっちが一瞬びくっとなるくらいの大きな拍手をくれて、コンサート後にも声をかけたり楽しく談話したり、全てひっくるめて感謝感謝でした。演奏したということだけじゃなくてそうやってお褒めの言葉を頂いたり歓迎してくれたりで今後演奏することにもより一層自信が持てた気がします。
一通り終わってみてこれからも人前で弾きたいなあ、というのと(基本的に自信がない人間ですが演奏のことが多分一番自信がない)今後の曲も色々考えないとなーという気持ちでいます。本番まではそんなことなかったんですが急に「繊細で甘くてロマンチックな曲はもう十分だからさばさばガツガツした曲弾きたいぜー」なんて思い始めちゃったもので(笑)
まなざし15番もワーグナーもまたいつか演奏するときまでレパートリーのひきだしの手の届きやすいところにしまっておこうと思います。
ということで今日の一曲はもちろんこれ。
今日の一曲: オリヴィエ・メシアン 「幼子イエスに注ぐ20のまなざし」より第15番「幼子イエスの接吻」
今回弾いてこの曲が好評だったのがとにかく嬉しくて。自分の演奏に自信がないのもそうですが自分の耳も色んな物に慣れてしまったので一般の方々にメシアンがどう聞こえるかとかにも自信がないんですよ。
でも実際メシアンの音楽の美しさと世界観を知ってもらうならほぼ真っ先にまなざし15番だと思います。
ちょっと長い(=前半がゆっくり進む)のを除けば比較的調がはっきりしてる(聴きやすい)・ロマン派に通じる曲調・全体を通してピアノ曲らしい・メシアンの音楽言語がわかる・物語的な展開とかドラマがある・いろんな美しさと愛がある・それでも典型的なメシアン、など色々推しな要素がありまして。
なので聴くにも弾くにもこの曲からってのはありだと思います。
それで20のまなざしの中でこれだけ1曲で世界観が完成してるのもこの曲が一番だと思います。
ちょくちょく(20番とか)20曲セットの中で存在してることに依存してるような曲もあり。この曲はそれだけでメシアンを語ってくれるし、他の作曲家のピアノ曲と組み合わせるにも適している。(ただ逆にまなざし以外のメシアンの曲と合わせるのはどうかな、みたいな印象も個人的にあったり)
弾いててもかなり満足度高い曲です。繊細からドラマチックまで幅広く、曲を盛り上げるのも素直に気持ちが入れられるというか(個人談)。クライマックスの「接吻」の部分なんかほんと気持ちいいです。あと絵画的なイメージだったり踊りのイメージだったり感じ方によって色々アプローチのアイディアも湧いてきやすい。
まなざしの中で一番の推し曲ではありませんが(自分の推しは17番)とにかくもっと弾かれて&聴かれて欲しい15番です。私もこれからもメシアンいっぱい弾くけどもっとメシアンが弾かれて聴かれる世界になれ!
ソロはメシアンのまなざし第15番(幼子イエスの接吻)を弾いて、あと歌を一曲伴奏しました。
緊張しないなーこれは弾き始めてから緊張するかなーと思いましたがほぼ緊張せずに弾けました。なんかここ数日15番は身にかなり馴染んでましたね。(6番とか10番もこれくらいなんとかならないか・・・)
基本的に満足のいく演奏でした。すごく年季の入ったアップライトピアノで弾ける分はなんとかなったと思いますしこれがもっといいピアノでも結構いい演奏になったんじゃないかなーと(だからクライマックスはもっとクライマックスをお届けしたかったです。ピアノの限界。)
クラシックコンサートに慣れている聴衆というわけでもなかったし(教会の集まりですから)子供も多かったので比較的さくさく弾いちゃいましたが他の演奏のときと比べてもかなり静まってたしもうちょっとのびのび弾いてもよかったかなー。
でもそういう人にメシアンの音楽をお届けできて、それでいい曲だった、素晴らしい演奏だったと言ってもらえるのはものすごくありがたいです。ついでながら音楽仲間2人のメシアンへの(ネガティブな)認識を改めることができたのも嬉しい。実は音楽やってる人にメシアンを好きになってもらう方が難しいとこがあるので。そういうのも含めて「メシアン弾き」の仕事だと思ってますし、メシアン弾きで本当によかった、これからもまだ布教(?)を続けていける自信が持てました。
そして教会の集まりという普段触れるコミュニティとは違うコミュニティに触れたのも面白かったです。なんかものすごく暖かいコミュニティで、みんな知らない人ばっかりでしたが演奏を聴いてくれてこっちが一瞬びくっとなるくらいの大きな拍手をくれて、コンサート後にも声をかけたり楽しく談話したり、全てひっくるめて感謝感謝でした。演奏したということだけじゃなくてそうやってお褒めの言葉を頂いたり歓迎してくれたりで今後演奏することにもより一層自信が持てた気がします。
一通り終わってみてこれからも人前で弾きたいなあ、というのと(基本的に自信がない人間ですが演奏のことが多分一番自信がない)今後の曲も色々考えないとなーという気持ちでいます。本番まではそんなことなかったんですが急に「繊細で甘くてロマンチックな曲はもう十分だからさばさばガツガツした曲弾きたいぜー」なんて思い始めちゃったもので(笑)
まなざし15番もワーグナーもまたいつか演奏するときまでレパートリーのひきだしの手の届きやすいところにしまっておこうと思います。
ということで今日の一曲はもちろんこれ。
今日の一曲: オリヴィエ・メシアン 「幼子イエスに注ぐ20のまなざし」より第15番「幼子イエスの接吻」
今回弾いてこの曲が好評だったのがとにかく嬉しくて。自分の演奏に自信がないのもそうですが自分の耳も色んな物に慣れてしまったので一般の方々にメシアンがどう聞こえるかとかにも自信がないんですよ。
でも実際メシアンの音楽の美しさと世界観を知ってもらうならほぼ真っ先にまなざし15番だと思います。
ちょっと長い(=前半がゆっくり進む)のを除けば比較的調がはっきりしてる(聴きやすい)・ロマン派に通じる曲調・全体を通してピアノ曲らしい・メシアンの音楽言語がわかる・物語的な展開とかドラマがある・いろんな美しさと愛がある・それでも典型的なメシアン、など色々推しな要素がありまして。
なので聴くにも弾くにもこの曲からってのはありだと思います。
それで20のまなざしの中でこれだけ1曲で世界観が完成してるのもこの曲が一番だと思います。
ちょくちょく(20番とか)20曲セットの中で存在してることに依存してるような曲もあり。この曲はそれだけでメシアンを語ってくれるし、他の作曲家のピアノ曲と組み合わせるにも適している。(ただ逆にまなざし以外のメシアンの曲と合わせるのはどうかな、みたいな印象も個人的にあったり)
弾いててもかなり満足度高い曲です。繊細からドラマチックまで幅広く、曲を盛り上げるのも素直に気持ちが入れられるというか(個人談)。クライマックスの「接吻」の部分なんかほんと気持ちいいです。あと絵画的なイメージだったり踊りのイメージだったり感じ方によって色々アプローチのアイディアも湧いてきやすい。
まなざしの中で一番の推し曲ではありませんが(自分の推しは17番)とにかくもっと弾かれて&聴かれて欲しい15番です。私もこれからもメシアンいっぱい弾くけどもっとメシアンが弾かれて聴かれる世界になれ!
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