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今日は久しぶりにラケットボールをやってきました。
なにかと運動不足になりやすいのですが・・・でもテニスをやってたことも一応ありますし、ラケットボールも学生時代ちょっとやって好きだったので友達とまたやろう、ということになって。
バドミントンもたまにやるので手&腕が「こっちのラケット」慣れしてなくて・・・もうちょっと強さを取り戻したらスカッシュも試してみたいです!(てこの原理でもっと力がいりますのでね、ラケットが長いと)
本題は例によって音楽のことになりますが・・・
演奏する行為ももちろんものすごく楽しいながら、実はリサイタルやコンサートのプログラムをプランニングするのもまた大好きで。CDで組み合わせる曲なども面白いですね。
創作の中でのコンサートでどんな曲をやるか、というのを考えるのももちろんその楽しみの一部。
こだわりは聞く人と弾く人(振る人含め)どっちにも楽しいプログラムにする、ということです♪
(あと一応ホルンなどに馬鹿みたいに負担が大きいプログラムは避けてます。リアリティも重視!)
よっぽど大きい曲を弾く場合以外(たとえばブリテンの戦争レクイエム、マーラーの交響曲6番など、曲の長さもそうですが奏者への負担、内容の濃さなども合わせての「大きさ」です)は一つのコンサートで複数の曲が弾かれます。
スタンダードなコンサートでは:
1)序曲(またはその他短いスターター曲)
2)協奏曲(コンチェルト。またはその他ソリストがいる曲。ソリストによっては演奏後にアンコールをやることも)
<休憩>
3)交響曲(シンフォニー。その他1時間前後、1時間超の大曲)
・・・で休憩を合わせて大体2時間半・・・くらいですかね?
(注:スタンダード、というのはメル響やユースオケなどメルボルンの様々なクラシックコンサートをもとにしたスタンダードです)
何事でもそうですが、これだけ長いコンサートもまた最初で心を掴むのがものすごく大切。
同時にかなりのプレッシャーを感じているであろう各奏者を一体にしてテンションを上げていかなくてはいけません。
オペラの序曲をオケのコンサートで弾いたり、5分ほどの短い曲を弾いたり、レパートリーは幅広いですが、個人的にいつも「どんな曲でコンサートを始めたら弾く方も聞く方も盛り上がるか?ということが気になって。
あくまでも個人的なチョイスなのですが、トップ5はここらへんじゃないかな~というものを集めてみました:
1) バーンスタイン 「キャンディード」序曲
2) グリンカ 「ルスランとリュドミラ」序曲
3) リムスキー=コルサコフ スペイン奇想曲
4) ショスタコーヴィチ 祝典序曲
5) カバレフスキー 「コラ・ブルニョン」序曲
キャンディードとルスランはどっちもスピード感あり、派手で華やかで、目の覚めるような、注目を引く序曲。
速ければ速いほどエキサイティング(・・・といっちゃあいけないのかもしれませんが)。
そして結構勢いで乗り切れますし(・・・といっちゃあいけないのかもしれませんが、再び)。
弾く方にも聞く方にも人気があり、飽きにくい曲です。
スタンダードなスターター曲でもあるのでリハーサル時間もある程度短縮できたり?
スペイン奇想曲に関してはこれは15分ほどある曲ですがコンサートの初めにはかなりふさわしい曲だと思います。
先ほどいった華やかさや勢い、テンションを上げる力ももちろんですが、オーケストラの様々な楽器がフィーチャーされるソロやアンサンブルが数多くあるので、例えばオーケストラ・クラシック音楽の紹介的なコンサートのオープニングにはもってこいではないかと思いますし、もちろんそれ以外のコンサートも(コンチェルトの規模などにもよりますが)ありだと思います♪
祝典序曲は上記3つと比較するともしかしたら(何回弾いていても)リハーサルに時間がかかる、ちょっと弾く側としてはもしかしたらびびりやすいかもしれない曲です。
でもショスタコーヴィチにしてはほとんどあり得ない軽快・明快さがフレッシュですし(物心つかないころからこの曲を知っていますが、これがショスタコと分かった時はひっくり返るかと思いましたもん!)。
これでコンサートを始めたらテンションはあがりますし度胸もまた据わるかと。
そして最後のカバレフスキー。
曲としてはあんまりそう目立って素晴らしい曲ではないのですがコンサートの最初としては結構きらきら輝くな~と思います。
派手な打楽器パート、えせフランス的な雰囲気、スピード感で、たとえばオールロシアンのコンサートのスターターとかでは同じロシア(ソヴィエト)の祝典序曲よりも適役な場合もあるかと思います。
一応無難なものを5つ選んでみましたが、たとえば照明でいろいろとやってくれるコンサートだと「ツァラトゥストラはかく語りき」(リヒャルト・シュトラウス)で始めるのもものすごくかっこいいですし、「庶民のためのファンファーレ」(コープランド)もまた衝撃的なオープニングでかっこいいですし。
あと金管に極度の負担がかかるプログラムの場合、弦中心の(=金管の体力温存可能な)序曲も例えばモーツァルトの「魔笛」序曲や「フィガロの結婚」序曲などをはじめたくさんあります。
他にも個性派・ひねった、またはケースバイケースで非常的に効果的なスターターなど考えてみたいですね。
(ただその場合実際一つずつコンサートまるまるプランしながらでないといけませんが)
あとはコンチェルト後に持ってかれるアンコールコレクションとか。
一曲勝負するなら(前述ケースですね)どんな曲がいいか、とか。
ライトミュージック(軽いクラシック)で奏者が退屈しないプログラムとか。
他にも結婚式、お葬式などのイベント・行事・その他occasionにふさわしい曲コレクションとか。
なんだかプランニング心が燃えてきました!
今後じっくり考えて(?)ここで語っていきたいと思います♪
今日の一曲: グスタフ・ホルスト 「惑星」より「火星」
惑星はもう3楽章目ですか(冥王星を含めると)。
今日は散々スターター曲のことを話してきたのですが、惑星は先ほどのコンサートで弾かれる曲の種類では
「大曲」(50分前後?)の部類に入ります・・・ですが!
惑星の第1楽章である「火星」のこのオープニングのインパクトの強さを買って、さらにプッシュプッシュしてあえてここで紹介させてもらいます。
まず。
弦楽器とは木製の弓に張ってある馬の毛で弦をこすり音を出す、ということが基本なのですが。
この「火星」のオープニングでは弦楽器全員が弓をひっくり返して、木の部分で弦を叩きます。
これはコル・レーニョという奏法で、よく「乾いた骨の音」を表すのに使います。
弦楽器全員同じリズムをこの奏法で、というのはなかなか珍しく、ものすごく・・・なんというか、もう人間の音じゃないです。ティンパニ+ハープの低音の地鳴りの向こうからなにかがやってくる、そんな印象の恐ろしい音です。
そしてこの曲を支配するリズムがまた独特で。
(ここで試聴できるようです)
この5拍子のリズムがまた不気味で、禍々しく。そして何百回も繰り返される(不穏な静けさの中間部でもこのリズムがばらして使われているほどです)このリズムの呪縛的な性格がたまりません。
楽器の音色、リズム、さらにハーモニー、音型、音量のうねりなどが全て全て禍々しくて。
不穏、不安、暗躍、好戦・・・そういった言葉がぴったりです。
この楽章の副題「戦をもたらす者」にふさわしすぎますね!
実はこの「惑星」は1914年から1916年にかけて書かれていまして。
この時に起こった世界的事件、つまり第一次世界大戦の始まりを意識しているとも言われますし、このころ書かれたストラヴィンスキーの「春の祭典」の影響を受けているとの話もあります。
全体的な雰囲気が聞きやすさはロマン派の音楽とそう変わりないようにも思えますが、それでもいろんな角度からこの20世紀という時代の始まりを濃く反映しているのがこの「惑星」だと思います。
あー・・・なんか、金管とかの話もしたかったんですが・・・
テナーチューバのソロが好きだ、という話とか・・・ああ、なんだか本当にごめんなさい!
またいつかどこかで!
注:今回は別の録音をチョイスしてみました♪ズービン・メータの指揮と解釈もまた興味津々ですがなんといってもカップリング曲がスター・ウォーズだというところがなかなかにくいです!
なにかと運動不足になりやすいのですが・・・でもテニスをやってたことも一応ありますし、ラケットボールも学生時代ちょっとやって好きだったので友達とまたやろう、ということになって。
バドミントンもたまにやるので手&腕が「こっちのラケット」慣れしてなくて・・・もうちょっと強さを取り戻したらスカッシュも試してみたいです!(てこの原理でもっと力がいりますのでね、ラケットが長いと)
本題は例によって音楽のことになりますが・・・
演奏する行為ももちろんものすごく楽しいながら、実はリサイタルやコンサートのプログラムをプランニングするのもまた大好きで。CDで組み合わせる曲なども面白いですね。
創作の中でのコンサートでどんな曲をやるか、というのを考えるのももちろんその楽しみの一部。
こだわりは聞く人と弾く人(振る人含め)どっちにも楽しいプログラムにする、ということです♪
(あと一応ホルンなどに馬鹿みたいに負担が大きいプログラムは避けてます。リアリティも重視!)
よっぽど大きい曲を弾く場合以外(たとえばブリテンの戦争レクイエム、マーラーの交響曲6番など、曲の長さもそうですが奏者への負担、内容の濃さなども合わせての「大きさ」です)は一つのコンサートで複数の曲が弾かれます。
スタンダードなコンサートでは:
1)序曲(またはその他短いスターター曲)
2)協奏曲(コンチェルト。またはその他ソリストがいる曲。ソリストによっては演奏後にアンコールをやることも)
<休憩>
3)交響曲(シンフォニー。その他1時間前後、1時間超の大曲)
・・・で休憩を合わせて大体2時間半・・・くらいですかね?
(注:スタンダード、というのはメル響やユースオケなどメルボルンの様々なクラシックコンサートをもとにしたスタンダードです)
何事でもそうですが、これだけ長いコンサートもまた最初で心を掴むのがものすごく大切。
同時にかなりのプレッシャーを感じているであろう各奏者を一体にしてテンションを上げていかなくてはいけません。
オペラの序曲をオケのコンサートで弾いたり、5分ほどの短い曲を弾いたり、レパートリーは幅広いですが、個人的にいつも「どんな曲でコンサートを始めたら弾く方も聞く方も盛り上がるか?ということが気になって。
あくまでも個人的なチョイスなのですが、トップ5はここらへんじゃないかな~というものを集めてみました:
1) バーンスタイン 「キャンディード」序曲
2) グリンカ 「ルスランとリュドミラ」序曲
3) リムスキー=コルサコフ スペイン奇想曲
4) ショスタコーヴィチ 祝典序曲
5) カバレフスキー 「コラ・ブルニョン」序曲
キャンディードとルスランはどっちもスピード感あり、派手で華やかで、目の覚めるような、注目を引く序曲。
速ければ速いほどエキサイティング(・・・といっちゃあいけないのかもしれませんが)。
そして結構勢いで乗り切れますし(・・・といっちゃあいけないのかもしれませんが、再び)。
弾く方にも聞く方にも人気があり、飽きにくい曲です。
スタンダードなスターター曲でもあるのでリハーサル時間もある程度短縮できたり?
スペイン奇想曲に関してはこれは15分ほどある曲ですがコンサートの初めにはかなりふさわしい曲だと思います。
先ほどいった華やかさや勢い、テンションを上げる力ももちろんですが、オーケストラの様々な楽器がフィーチャーされるソロやアンサンブルが数多くあるので、例えばオーケストラ・クラシック音楽の紹介的なコンサートのオープニングにはもってこいではないかと思いますし、もちろんそれ以外のコンサートも(コンチェルトの規模などにもよりますが)ありだと思います♪
祝典序曲は上記3つと比較するともしかしたら(何回弾いていても)リハーサルに時間がかかる、ちょっと弾く側としてはもしかしたらびびりやすいかもしれない曲です。
でもショスタコーヴィチにしてはほとんどあり得ない軽快・明快さがフレッシュですし(物心つかないころからこの曲を知っていますが、これがショスタコと分かった時はひっくり返るかと思いましたもん!)。
これでコンサートを始めたらテンションはあがりますし度胸もまた据わるかと。
そして最後のカバレフスキー。
曲としてはあんまりそう目立って素晴らしい曲ではないのですがコンサートの最初としては結構きらきら輝くな~と思います。
派手な打楽器パート、えせフランス的な雰囲気、スピード感で、たとえばオールロシアンのコンサートのスターターとかでは同じロシア(ソヴィエト)の祝典序曲よりも適役な場合もあるかと思います。
一応無難なものを5つ選んでみましたが、たとえば照明でいろいろとやってくれるコンサートだと「ツァラトゥストラはかく語りき」(リヒャルト・シュトラウス)で始めるのもものすごくかっこいいですし、「庶民のためのファンファーレ」(コープランド)もまた衝撃的なオープニングでかっこいいですし。
あと金管に極度の負担がかかるプログラムの場合、弦中心の(=金管の体力温存可能な)序曲も例えばモーツァルトの「魔笛」序曲や「フィガロの結婚」序曲などをはじめたくさんあります。
他にも個性派・ひねった、またはケースバイケースで非常的に効果的なスターターなど考えてみたいですね。
(ただその場合実際一つずつコンサートまるまるプランしながらでないといけませんが)
あとはコンチェルト後に持ってかれるアンコールコレクションとか。
一曲勝負するなら(前述ケースですね)どんな曲がいいか、とか。
ライトミュージック(軽いクラシック)で奏者が退屈しないプログラムとか。
他にも結婚式、お葬式などのイベント・行事・その他occasionにふさわしい曲コレクションとか。
なんだかプランニング心が燃えてきました!
今後じっくり考えて(?)ここで語っていきたいと思います♪
今日の一曲: グスタフ・ホルスト 「惑星」より「火星」
惑星はもう3楽章目ですか(冥王星を含めると)。
今日は散々スターター曲のことを話してきたのですが、惑星は先ほどのコンサートで弾かれる曲の種類では
「大曲」(50分前後?)の部類に入ります・・・ですが!
惑星の第1楽章である「火星」のこのオープニングのインパクトの強さを買って、さらにプッシュプッシュしてあえてここで紹介させてもらいます。
まず。
弦楽器とは木製の弓に張ってある馬の毛で弦をこすり音を出す、ということが基本なのですが。
この「火星」のオープニングでは弦楽器全員が弓をひっくり返して、木の部分で弦を叩きます。
これはコル・レーニョという奏法で、よく「乾いた骨の音」を表すのに使います。
弦楽器全員同じリズムをこの奏法で、というのはなかなか珍しく、ものすごく・・・なんというか、もう人間の音じゃないです。ティンパニ+ハープの低音の地鳴りの向こうからなにかがやってくる、そんな印象の恐ろしい音です。
そしてこの曲を支配するリズムがまた独特で。
(ここで試聴できるようです)
この5拍子のリズムがまた不気味で、禍々しく。そして何百回も繰り返される(不穏な静けさの中間部でもこのリズムがばらして使われているほどです)このリズムの呪縛的な性格がたまりません。
楽器の音色、リズム、さらにハーモニー、音型、音量のうねりなどが全て全て禍々しくて。
不穏、不安、暗躍、好戦・・・そういった言葉がぴったりです。
この楽章の副題「戦をもたらす者」にふさわしすぎますね!
実はこの「惑星」は1914年から1916年にかけて書かれていまして。
この時に起こった世界的事件、つまり第一次世界大戦の始まりを意識しているとも言われますし、このころ書かれたストラヴィンスキーの「春の祭典」の影響を受けているとの話もあります。
全体的な雰囲気が聞きやすさはロマン派の音楽とそう変わりないようにも思えますが、それでもいろんな角度からこの20世紀という時代の始まりを濃く反映しているのがこの「惑星」だと思います。
あー・・・なんか、金管とかの話もしたかったんですが・・・
テナーチューバのソロが好きだ、という話とか・・・ああ、なんだか本当にごめんなさい!
またいつかどこかで!
注:今回は別の録音をチョイスしてみました♪ズービン・メータの指揮と解釈もまた興味津々ですがなんといってもカップリング曲がスター・ウォーズだというところがなかなかにくいです!
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