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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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備えあれば、とは言いますが
昨日更新したばかりですが時事的な要素もあるしメンタル関係の話は自分が書きたいと思ったフレッシュなうちにという方針なので今日も。

先週の金曜日、私は夕方に親友他何人かとシティで夕ご飯してその後私は親友のとこで泊まってから次の日に一緒に空港に、という予定でした。
その金曜日の昼過ぎにシティで車の暴走事件があって、私は家に居たので特に影響はなかったのですがシティの一部が閉鎖されたのと安全を考えて夕飯はシティからちょっと離れたところになって。
次の日シティを通って空港に行く時もトラムが一部止まってたり土曜の朝にしてもかなり静かでした。

そのご飯一緒にした数人の友人も一人その場にいて避難することになったのですが、facebookでは別の友人が現場の騒ぎに巻き込まれてショックを受け、急性ストレス障害になったとのことで。
その子は事件前ももう何年も精神障害を患ってたのでそういった事態になって悪影響を受けやすい体質ということもあるのですが、話を断片的に聞くだけでも自分も他人事じゃないなーと。

私の場合は双極性障害というのもあり病気の症状に波があるので、メンタルの健康維持としてはその変化を止めるというよりもある程度の波は許容して振れ幅をコントロールするというか、外的なストレスで波が大きくならないよう日常をしっかり土台にするというか、だんだん自分でも分からなくなってきたぞ。

そうやって日常の諸々のメンテナンスを通じて(特に鬱方面に関しては)そんなに外的なstressorに動じない、そこそこ柔軟で頑丈な精神環境を整えてきたつもりなんですが(何年もかかってますがそれなりに運営できるようになってきました)、それでももちろんそのシステムに限界はあるわけで。
先週の事件なんかが正にその想定外の限界超えに十分なり得る事態。自分がその場にいたらどんな風にどれだけ影響を受けてたか、というのはなかなか想像がつかないです。

ということをちょっと旅の間も考えたりして、帰ってきて落ち着いたところで一つ「緊急用メモ」的な物を自分向けに書いてみました。
上記の通り緊急事態の自分の状態はわからないのでとりあえずver. 1、そしてあくまでも自分向けのメモ(なので日本語と英語が混在)。
まずは深呼吸すること、そして最初に連絡する相手として主治医と母(父は仕事もあるし今地球の裏側で時差があるのでファーストコンタクトには向いてない)、それから他にも何人か。
一応他にもそういう状態になったのは誰のせいでもないことをちょろっと書いたり、ドクターには緊急であることをちゃんと伝えるように書いたり、細部にもちょっと配慮してみたり。

実際こういうメモがどれくらい実用的かはあんまり自信ないのですが、冷静でない状態にちょっとでもブレーキがかかったらなーと。少しでも自分のメンタルの被害を食い止めることができればいいんだけど。
あとはとりあえずのver. 1なので今後色々考えて改訂したらいいと思ったらどんどん改訂したいと思います。改訂できるくらいなんか思いつくといいんだけど。

あとはこのメモはまずその場でとる対応に特化してるので他にも例えば:
・メンタルが平気でも体にストレスの影響が出てないか
・飲酒には気をつける
・なるべく人とコンタクトを保つ
・薬を忘れず飲む
などの中~長期的な対応も一応考えておいたほうがいいのかも。

まずはその限界を知ること、もしもの時が有り得ること、そして何らかの対応をいくつか考えておくこと、は本当に大事だと今回の件で思いました。
もちろん普段からお医者さんと相談しておくことも大事。今は安定してますがドクターが「なんかあったらいつでも連絡して」と言ってますし実際なんかあったら遠慮無く相談したいと思います。


今日の一曲: ピーター・スカルソープ 「Pastorale」



タスマニアでお土産屋さんをのぞいてたらタスマニア出身の有名人が描かれたエプロンかなにかにSculthorpeが載ってておーっとなりました。
オーストラリアのクラシック音楽の父って言っていいですよね?今のオーストラリアの音楽があるのは彼のおかげ。

Sculthorpeはオーストラリア独自の音楽の声としてアジアからの影響を探った人です。最近パプアニューギニアが舞台のメシアンの「火の島II」を弾いてますが特に近かったり先住民が共通してたりするパプア・インドネシアあたりはオーストラリアの原住民文化とかにも影響が濃いそうな印象。

ただこの曲に限って言うとかなりイギリス由来の要素が大きい。弦楽器中心でのハーモニーの運びかとかもそうですが、なんともいえないノスタルジーともの悲しさがほんとイギリス以外あり得ない感じ。なんだかんだで自分もイギリス文化圏の音楽どっぷりで育ってるのでこういう感情と儚さの曲にはとことん弱い。
・・・でもやっぱり聴いてるとイギリス音楽にはない何かもある気がするんだよなあ。言葉にはできないけど確かに何かが。オーストラリアの今の音楽ってそういう「まだ言葉に至るまでは固形化してない何か」があちらこちらにある気がする。

前述タスマニア出身の話ももちろんありますが、昨日オーストラリアデーというのもあり、そして今回セルフケアの話も出たんでオーストラリアの作曲家の美しく穏やかなところが詰まったHush FoundationのThe Magic Islandというアルバムから選びました。
素敵な音楽という意味でもオーストラリアの名だたる作曲家が名を連ねるという意味でも定期的に広く紹介しておすすめしたいCDです。

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