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昔のエントリーにコメントありがとうございます!しばらくコメント欄使ってないのでここで返信であれですが共感がいただけでうれしいです。
(あれが第1弾だったのか、今改めて見ると結構まとまりなく書いてたなー・・・)
今日のエントリーは昨日聴きにいってきた今年初コンサートだったのですがその前に急遽お知らせが入ってきたので。
今年初オケ仕事来たー!
しかもなななんと弾くのは一昨年くらいにメル響の野外コンサートで一聴き惚れしたNigel WestlakeとLiorの「Compassion」!もちろんといいますか歌のソリストはLiorです(というか言語的なあれから彼しか歌えないんじゃないかなしばらくは)。まさかこの曲を弾けるとは&Liorの美声と共演できるとは。
Stonnington Symphony Orchestraというコミュニティオケの野外コンサートでやるんですが、なんかここでは恒例のキーボードでピアノパートとハープのパートを兼任するとのことです。ちょい無茶振り感あり。まあ楽譜送ってもらったら色々やりくりしよう。
そこんところの詳細とか曲について改めて詳細とかはまた今度。今回と次回のエントリーはコンサート感想の予定なので。一応本番25日なんでなるべく早くお知らせしないと。
さて昨日のコンサート。ここ数年メルボルンでのコンサートオフシーズンがちょっと少なくなってきてるような気がするのですが気のせいでしょうか。それでも大体いいんですが、一昨日のメル響野音(私は行かなかった)だったり、昨日のコンサートだったり暑い日に当たったりコンサート場所が暑くなりやすかったりすることが多くなるのはちょっと大変。特に弾く方が。それに地球温暖化もあるし。
そんななかなか室温が下がらないBrunswick Uniting Churchで開催されてたのがBrunswick Beethoven Festival。ベートーヴェンっていってもそんなにベートーヴェン色が強くない小規模のフェスティバルで、昨日のPlexusのコンサートも主にPlexus通常運転でした。
プログラムはこんな感じ:
Stefan Cassomenos(ピアノ)、Monica Curro(バイオリン)、Philip Arkinstall(クラリネット)
Jessop Maticevski-Shumack 「Evolve」
マルコム・アーノルド クラリネットとピアノのためのソナタ op.29
Gordon Kerry 「Drei Jahreszeitenslieder」(ゲスト歌手:Merlyn Quaife)
(休憩)
Barbara Heller ピアノのための「In Bewegung」
ルートヴィッヒ・ファン・ベートーヴェン バイオリンとピアノのためのソナタ op.12-1
Stefan Cassomenos 「Three Australian Songs」(ゲスト歌手:Merlyn Quaife)
Melbourne Recital Centreでのシリーズよりも長いコンサート。編成がちょこちょこ変わるのもあり室内楽とは何か、室内楽におけるお互いとの、そして聴衆とのコミュニケーションとは何かというものを問いかけるようなプログラムです。
まずプログラムを読んで最初の作曲家にびっくり。1997年生まれ、つまりは今年20才。すごい若い。しかも作品の完成度がすごかった。最初のピアノの中で弾く音からのクラリネットのつながりとか発想が凄い。とはいえまだまだ伸びる感じもあったしほんとやっぱ育ってるんだなー次の世代。
かなり印象に残ってるのがピアノソロの曲。なんとなくハーモニーがメシアンから支流が来てるかも?みたいな感じながらものすごくロシア風味もあり。鐘的な響きがすごくツボ。前奏曲的なポジションにもうまく入りそうでプログラムの1曲として色々ポテンシャルがありそうな感じでした。
そしてお気づきかもしれませんが私の同門の友人でもあるピアニストStefanが作曲した曲も。
作曲してるってことは知ってますし過去のPlexus関連コンサートでも演奏されてたみたいでしたが私は行けず、今回が初エンカウントとなりました。
いやあ美しいハーモニーを書きますよあの人。こんなに綺麗な和音の移り変わりは稀にしか出会えない。
天性の才能ももちろんですが、これまでいかに色んな音楽を聴いて弾いてきたか、美しい音楽と音楽表現がいっぱい頭と心の中に詰まってるんだろうなという濃い音楽的背景を感じる作風でした。若干ベタな感じのとこもあるのですが全体的の完成度でそこはしっかりなってるような。
今回はゲストの歌手を迎えてトリオ+声楽という編成の歌曲もありました。前もありましたが(前も別のKerryさんの歌曲じゃなかったっけ)、オーストラリアの歌曲、オーストラリアの自然風景や人間風景、歴史的な情景を描くのにはピアノ伴奏でもなくオケ伴奏でもなく室内楽と歌い手という編成がものすごく合うんじゃないかなーと思うのです。
(だから昨今のオペラのChamber化とかの傾向はもオーストラリアに追い風なのかも?)
Kerryの印象派要素が入った作風も、Stefanの色鮮やかな和音も、どちらも歌い上げるMerlynの揺るぎない歌声も素晴らしかったです。大学で声楽の一番偉い先生だったので彼女の歌声は良く聴いてたのですがオーストラリアを代表する声ですね。オーストラリアの音楽のスタイルに合うっていうだけでなく彼女がオーストラリアの声楽を作ってる(実際今回の2曲は彼女のために書かれてますし、そういう作品たくさんある)。
ということで暑い中ではありましたがいいコンサートでした。オーストラリアの音楽凄い好き。特に夏の間はそう思います。(そして前回も書きましたが晴れ前提の曲多い!)
明日はメル響の野外コンサート。最高のプログラムですがお天気はちょっと微妙か・・・?
気温はいい感じなので雨さえ降らなければ。とりあえず指クロス。
今日の一曲はお休み。珍しく次、その次のエントリーと決めてあるけど今回はない。
(あれが第1弾だったのか、今改めて見ると結構まとまりなく書いてたなー・・・)
今日のエントリーは昨日聴きにいってきた今年初コンサートだったのですがその前に急遽お知らせが入ってきたので。
今年初オケ仕事来たー!
しかもなななんと弾くのは一昨年くらいにメル響の野外コンサートで一聴き惚れしたNigel WestlakeとLiorの「Compassion」!もちろんといいますか歌のソリストはLiorです(というか言語的なあれから彼しか歌えないんじゃないかなしばらくは)。まさかこの曲を弾けるとは&Liorの美声と共演できるとは。
Stonnington Symphony Orchestraというコミュニティオケの野外コンサートでやるんですが、なんかここでは恒例のキーボードでピアノパートとハープのパートを兼任するとのことです。ちょい無茶振り感あり。まあ楽譜送ってもらったら色々やりくりしよう。
そこんところの詳細とか曲について改めて詳細とかはまた今度。今回と次回のエントリーはコンサート感想の予定なので。一応本番25日なんでなるべく早くお知らせしないと。
さて昨日のコンサート。ここ数年メルボルンでのコンサートオフシーズンがちょっと少なくなってきてるような気がするのですが気のせいでしょうか。それでも大体いいんですが、一昨日のメル響野音(私は行かなかった)だったり、昨日のコンサートだったり暑い日に当たったりコンサート場所が暑くなりやすかったりすることが多くなるのはちょっと大変。特に弾く方が。それに地球温暖化もあるし。
そんななかなか室温が下がらないBrunswick Uniting Churchで開催されてたのがBrunswick Beethoven Festival。ベートーヴェンっていってもそんなにベートーヴェン色が強くない小規模のフェスティバルで、昨日のPlexusのコンサートも主にPlexus通常運転でした。
プログラムはこんな感じ:
Stefan Cassomenos(ピアノ)、Monica Curro(バイオリン)、Philip Arkinstall(クラリネット)
Jessop Maticevski-Shumack 「Evolve」
マルコム・アーノルド クラリネットとピアノのためのソナタ op.29
Gordon Kerry 「Drei Jahreszeitenslieder」(ゲスト歌手:Merlyn Quaife)
(休憩)
Barbara Heller ピアノのための「In Bewegung」
ルートヴィッヒ・ファン・ベートーヴェン バイオリンとピアノのためのソナタ op.12-1
Stefan Cassomenos 「Three Australian Songs」(ゲスト歌手:Merlyn Quaife)
Melbourne Recital Centreでのシリーズよりも長いコンサート。編成がちょこちょこ変わるのもあり室内楽とは何か、室内楽におけるお互いとの、そして聴衆とのコミュニケーションとは何かというものを問いかけるようなプログラムです。
まずプログラムを読んで最初の作曲家にびっくり。1997年生まれ、つまりは今年20才。すごい若い。しかも作品の完成度がすごかった。最初のピアノの中で弾く音からのクラリネットのつながりとか発想が凄い。とはいえまだまだ伸びる感じもあったしほんとやっぱ育ってるんだなー次の世代。
かなり印象に残ってるのがピアノソロの曲。なんとなくハーモニーがメシアンから支流が来てるかも?みたいな感じながらものすごくロシア風味もあり。鐘的な響きがすごくツボ。前奏曲的なポジションにもうまく入りそうでプログラムの1曲として色々ポテンシャルがありそうな感じでした。
そしてお気づきかもしれませんが私の同門の友人でもあるピアニストStefanが作曲した曲も。
作曲してるってことは知ってますし過去のPlexus関連コンサートでも演奏されてたみたいでしたが私は行けず、今回が初エンカウントとなりました。
いやあ美しいハーモニーを書きますよあの人。こんなに綺麗な和音の移り変わりは稀にしか出会えない。
天性の才能ももちろんですが、これまでいかに色んな音楽を聴いて弾いてきたか、美しい音楽と音楽表現がいっぱい頭と心の中に詰まってるんだろうなという濃い音楽的背景を感じる作風でした。若干ベタな感じのとこもあるのですが全体的の完成度でそこはしっかりなってるような。
今回はゲストの歌手を迎えてトリオ+声楽という編成の歌曲もありました。前もありましたが(前も別のKerryさんの歌曲じゃなかったっけ)、オーストラリアの歌曲、オーストラリアの自然風景や人間風景、歴史的な情景を描くのにはピアノ伴奏でもなくオケ伴奏でもなく室内楽と歌い手という編成がものすごく合うんじゃないかなーと思うのです。
(だから昨今のオペラのChamber化とかの傾向はもオーストラリアに追い風なのかも?)
Kerryの印象派要素が入った作風も、Stefanの色鮮やかな和音も、どちらも歌い上げるMerlynの揺るぎない歌声も素晴らしかったです。大学で声楽の一番偉い先生だったので彼女の歌声は良く聴いてたのですがオーストラリアを代表する声ですね。オーストラリアの音楽のスタイルに合うっていうだけでなく彼女がオーストラリアの声楽を作ってる(実際今回の2曲は彼女のために書かれてますし、そういう作品たくさんある)。
ということで暑い中ではありましたがいいコンサートでした。オーストラリアの音楽凄い好き。特に夏の間はそう思います。(そして前回も書きましたが晴れ前提の曲多い!)
明日はメル響の野外コンサート。最高のプログラムですがお天気はちょっと微妙か・・・?
気温はいい感じなので雨さえ降らなければ。とりあえず指クロス。
今日の一曲はお休み。珍しく次、その次のエントリーと決めてあるけど今回はない。
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