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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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色とりどりのクレイジー
昨日は半年ぶりのドクターとのアポでした。(次も半年後)
私自身は秋冬に調子が下がるのはまあある程度仕方ないことだなと割り切ってそれなりにやりすごしていく方向なのですがドクターはもうちょっとなんとかできないかと悩んでくれて。
薬とかは変える必要はないけど例えば朝起きるときにもっと部屋を暖めるとか光を増やすとかして起床時間のズレを食い止めるみたいな話に。
一人暮らしなんでヒーターは最小限にして温かい服着て毛布にくるまってりゃいいやーと思ってたのですがドクター曰く多少光熱費に響いてもそこはなんとかする価値はあるそうで。
もうちょっと気温が下がったら家電屋さんで本格的に見てみるかー。

そしてドクターのとこに行く前にインク沼友達とシティで会って私はCDを数枚渡して友人からはインクサンプル5つ+カートリッジ1つをもらいました。あと彼女が持ってるパイロットのエラボー(こっちでいうファルコン)とビンテージのウォーターマンだったかな、を試させてもらいました。
なかなかヴィンテージには手が伸びないのですが(お手入れとか大変そうだし)、エラボーの方は色々真剣に考えてるペン。今回試してみた感じだと柔らかいし書きやすい!濃淡もつくからこないだ入手したFire and Iceにも良いかも!ただエラボーで書いた自分の字が通常よりさらにひどい!(笑)あと私にはやっぱり今回試した樹脂版エラボーはちょっと軽いかも。もうちょっと存在感が欲しくなる。へなへな筆跡は練習でどうにかなると信じて引き続き検討。

そしてもらったインクサンプルをダイソーのペンを浸けて遊んでみた結果がこちら。

どれもいい色。ただNoodler'sのすみれ色はあんまり自分では使わないかなあ・・・と思ってとりあえずパス。山葡萄も使わないっちゃあ使わないのですがこっちはせっかくもらったしカクノの色にぴったりなので入れて使ってみる予定。
エルバンのBleu Oceanはキラキラインク。正直キラキラは考えてなかったんだけどうちの一本目のセンチュリーに色が合うんでもしかしたら・・・(でも細字だし改めてこんど試してみなきゃなんとも言えませんが)
エーデルシュタインのトパーズやダイアミンのRed Dragonは似たような色で色々まだ比べたり迷ったりしたい気持ち。インクは小分けのボトルに入ってるのである程度は持つけどいつまでもとっておくわけにはいかないですからね。

カートリッジはラミーのダークライラック(去年の限定色)。こちらはカートリッジなので入るペンを調達するまで保存はきくはず。
ラミーの限定色といえばついでにシティの万年筆屋さんに行ったらAl-Starの限定色の水色出てました。あとラミーの字幅を試させてもらったら今のMよりEFの方がずっとよかったので今後ラミー(他西洋万年筆)はEFデフォルトにするかも。あとパイロットコクーン細字今度買う。

一応どのインクをどうしてペン・インク購入プランはこう、みたいに決めてはいるんですが万年筆の数に比べてインクの数が圧倒的に多くて未だに若干混乱しています。とにかくどんな分野でもイレギュラーが苦手なようで。今度自分でもサンプルを購入したいけどその後の混乱が目に見えてしばらく後のことになりそうです。


今日の一曲: ドミトリ・ショスタコーヴィチ チェロソナタ 第2楽章



今日もネットの海を漂ってたら「ハッピーバースデーをショスタコーヴィチ風に」という動画が流れてきました。これ。色々on pointでツボりました。本当にハッピーかどうかは色んなレベルで別の話ですが。

楽器を弾くにあたって子供のころは先生に「もっと気持ちをこめて」と言われ、高校・大学ぐらいになってくるといかに自分の中に渦巻く感情を音楽に反映させるかに悩み。
そんな中でショスタコは例外的な感じもします。曲に込められた感情がかなりストレート、かつ制御する性質のものでもなくがーっと行ける場合もありますし、逆に感情をこめずにそこだけ無にしてコンクリートと鋼鉄でがーっといける場合もあり。・・・あれ、私だけ?

そんななかで感情を無にする曲の代表的な例がこの曲だと思います。一応チェロでもピアノでも弾いてますが(もちろん同時ではないです。でも自分のクローンがいたら是非デュエットしたい)、楽譜にあるものそのまま、自分の感情をOFFにして鏡のようにそのまま音で返す、みたいな印象。お笑いでいえば真顔で淡々とボケ続ける感じかな。同じようなパワフルさがある。
他の楽章がprofoundなだけに何もないように見えないこともないけど色々すごいスケルツォ楽章なんです。

このショスタコを弾くときの無機物になれ、鋼鉄とコンクリートになれ、と唱えながら弾くことに独特の快感を覚えます。音楽に感情を込めるのももちろん気持ち良いけど、それが必要とされる箇所で人間味をいかに消すかを究めるのもまた楽器(稀に声楽も)の楽しさだと思います。

それにしてもショスタコの弦楽器ソナタはバイオリン・ビオラ・チェロ一つずつなのがなんか勿体ない。その中でもチェロだけ比較的早くの作品なのも勿体ない(やっぱりショスタコは晩年の雰囲気がすごいと思う)。ついでに言えばソナタがピアノ(これも初期の)と弦楽器だけというのも勿体ない。映画音楽とかも含めて多作な作曲家だったので単純に忙しかった部分が多いんだろうけど・・・もっともっと内面に迫るショスタコが聞きたい人間です。

リンクしたのはロストロポーヴィチがショスタコ自身と弾いてる録音。古い録音ですがロストロさん辺りの古い録音ってなんかこう音にソヴィエトの臨場感がちょっとあるように思えて好きです。もちろんロストロさんの演奏もすごいのですが今回話したことを注目すべきはショスタコが演奏するピアノパート。リヒテルもそうなんですがこういうパワータイプで感情が介入しにくい感じのスタイルで必要なときには弾きたいな-。

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