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ここのところお出かけ続きでくたくたな上にちょっと脱水気味になってしまった今日。
やっぱ無理はいけませんな&湿気が比較的ある日は要注意ですな。
今日は先生のリサイタルに行って来ました。場所は大学の北側の神学部にあるホール。先生は同じく北側の寮に住んでるので演奏場所が徒歩5分。便利だなー。
内容はこんな感じでした。
Lyrebird Music Society March Concert
ピアノ:Stephen McIntyre
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト アレグロ(ソナタ断片)K.400
フレデリック・ショパン ピアノソナタ第2番 変ロ短調 op.36(「葬送行進曲」)
フランツ・シューベルト ピアノソナタ 変ロ長調 D.960
モーツァルトはちょっと珍しい未完の作品。こういう軽くてユーモアのある曲では先生の独特のユーモアのセンスが垣間見えて面白い。なんとなくちょっと気むずかしいところがあって不思議な剽軽?さがあって。さらーっとせっかちな感じで弾いちゃうのが面白いなーと思うしなんか親近感があるというか。先生はシリアスな曲はじっくり弾くけどユーモラスな曲はとことんさらっと弾くギャップがあるようで。
他の2つはもうシリアス中のシリアスというか(シューベルトのスケルツォ楽章を除く)、じっくりな先生の演奏が本格的に楽しめる曲でした。
特にショパンなんかは例えば若い演奏者が燃えるような暗さで弾くところを先生(今年で70+何歳だっけ)はものすごく内向きに弾いてた感じ。特に速くて短い最終楽章がそういう意味ではすごかった。説明しようとするとなんか先生に失礼な感じになるのですが内臓にゆさぶりかけて後味悪い感じというか。もうそういうテイストの演奏・解釈大好き。ちょっとメンタルに来ましたがまた味わいたい。
最終的にやっぱり先生の演奏で聞いてて安心するのはシューベルトかなー。
先生のシューベルトという世界観が少なくとも自分にはしっかり根付いてるというか確立しているというか。曲自体もまた安心する曲ではあるのですが、あれだけどっしりとあの曲と向き合えたらなあ。なんかこう、あの曲を聞いてると自分はまだまだ子供だなと思ってしまう。特に先生が弾いてるの聞くと。
とにかくショパンが一番印象的だったかなあ。普段ショパン弾いたり聞いたりしない変な道を歩いてるピアノ弾きなのですが久しぶりにショパンでがつんとやられた感があります。先生はMelbourne Recital Centreで5月にまたリサイタルやるときにショパン再び弾くそうなので(そしてスクリャービンとかプロコフィエフも)また聞けるのが楽しみです。
あと今回先生には珍しい大きめの曲が少数なリサイタルプログラムだと思ったら変ロ長調→変ロ短調→変ロ長調という構成になってたり、プログラムの組み方にちゃんと意図があるんだなー。先生のそういう選曲が好きなので私もそこのところ参考にしたいと思います。もちろん先生から学びたいことは色々他にもありますが。
今日の一曲: フレデリック・ショパン ピアノソナタ第2番変ロ短調(「葬送行進曲」) 第4楽章
前述の通りショパンを弾かない聴かないピアノ弾きな私ですがそれを差し引いてもこのソナタを生で聴く機会は今までほとんど、というか全然なかった気がします。大学で弾いてる人とか(mastersあたりで)居たはずなんだけど。
とはいえ曲自体は知ってるし録音も聴いたことがあって、でも今回改めてこの曲の難しさをぼんやりとですが知った気がします。
難しさの詳細は楽譜見ないとはっきりできないんでおいといて、やっぱり異様な特徴のあるソナタだなと思います。普通は短調のソナタだとスローな楽章が近い長調だったりするのですがこれは4つの楽章全部変ロ短調だったり(暗い!ひたすら暗い!)、第2楽章のスケルツォが鬼気迫ってたり、第3楽章のスローなのがアダージョ的ではなく葬送行進曲だったり、第4楽章がなんかずっと右手と左手が平行でよくわからないまま2分未満ですぐ終わっちゃって「あれの後にこれ!?」みたいになるし。知らないで聴くとびっくりだろうなあ。
特に最終楽章の??に関してはクラシックの形式とかに詳しくなくても不思議かも。
ショパンでこういう速い音の連なりがずっと続く、というと例えば練習曲とかでよくある話なのですがこの楽章は聴いてて明らかに違う。そもそも曲に起伏や方向性が少なくて嵐が来そうな状態のまま暗雲が渦巻いている感じ。それをひたすら内向きで弾くといい意味で気持ち悪い(また弾いた先生に失礼なことを・・・)。
そんな内向きでぐるぐるして、暗くて、謎多くて、変ロ短調である(なんか自分と相性のいい調なんです)この曲にちょっと興味もってしまってる自分がいたり。弾きたいとはまではまだ思わないのですが(だって難しいし)特にスケルツォとこの最終楽章に惹かれています。これじゃなくてもいいから変ロ短調やりたくなるなあどうしよう。
また5月に先生の演奏で聴く機会があるのでまずはまたそれを楽しみたい。
ということで前述理由からショパンの作品の録音何がいいとか全然わからないダメなピアノ弾きなのでとりあえず先生の先生の録音があるか探したらみつかったのでそれをリンクしておきます。気むずかしさ的なエレメントは一番じゃないかと思われるのですが聴く方は好き好きかも。
やっぱ無理はいけませんな&湿気が比較的ある日は要注意ですな。
今日は先生のリサイタルに行って来ました。場所は大学の北側の神学部にあるホール。先生は同じく北側の寮に住んでるので演奏場所が徒歩5分。便利だなー。
内容はこんな感じでした。
Lyrebird Music Society March Concert
ピアノ:Stephen McIntyre
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト アレグロ(ソナタ断片)K.400
フレデリック・ショパン ピアノソナタ第2番 変ロ短調 op.36(「葬送行進曲」)
フランツ・シューベルト ピアノソナタ 変ロ長調 D.960
モーツァルトはちょっと珍しい未完の作品。こういう軽くてユーモアのある曲では先生の独特のユーモアのセンスが垣間見えて面白い。なんとなくちょっと気むずかしいところがあって不思議な剽軽?さがあって。さらーっとせっかちな感じで弾いちゃうのが面白いなーと思うしなんか親近感があるというか。先生はシリアスな曲はじっくり弾くけどユーモラスな曲はとことんさらっと弾くギャップがあるようで。
他の2つはもうシリアス中のシリアスというか(シューベルトのスケルツォ楽章を除く)、じっくりな先生の演奏が本格的に楽しめる曲でした。
特にショパンなんかは例えば若い演奏者が燃えるような暗さで弾くところを先生(今年で70+何歳だっけ)はものすごく内向きに弾いてた感じ。特に速くて短い最終楽章がそういう意味ではすごかった。説明しようとするとなんか先生に失礼な感じになるのですが内臓にゆさぶりかけて後味悪い感じというか。もうそういうテイストの演奏・解釈大好き。ちょっとメンタルに来ましたがまた味わいたい。
最終的にやっぱり先生の演奏で聞いてて安心するのはシューベルトかなー。
先生のシューベルトという世界観が少なくとも自分にはしっかり根付いてるというか確立しているというか。曲自体もまた安心する曲ではあるのですが、あれだけどっしりとあの曲と向き合えたらなあ。なんかこう、あの曲を聞いてると自分はまだまだ子供だなと思ってしまう。特に先生が弾いてるの聞くと。
とにかくショパンが一番印象的だったかなあ。普段ショパン弾いたり聞いたりしない変な道を歩いてるピアノ弾きなのですが久しぶりにショパンでがつんとやられた感があります。先生はMelbourne Recital Centreで5月にまたリサイタルやるときにショパン再び弾くそうなので(そしてスクリャービンとかプロコフィエフも)また聞けるのが楽しみです。
あと今回先生には珍しい大きめの曲が少数なリサイタルプログラムだと思ったら変ロ長調→変ロ短調→変ロ長調という構成になってたり、プログラムの組み方にちゃんと意図があるんだなー。先生のそういう選曲が好きなので私もそこのところ参考にしたいと思います。もちろん先生から学びたいことは色々他にもありますが。
今日の一曲: フレデリック・ショパン ピアノソナタ第2番変ロ短調(「葬送行進曲」) 第4楽章
前述の通りショパンを弾かない聴かないピアノ弾きな私ですがそれを差し引いてもこのソナタを生で聴く機会は今までほとんど、というか全然なかった気がします。大学で弾いてる人とか(mastersあたりで)居たはずなんだけど。
とはいえ曲自体は知ってるし録音も聴いたことがあって、でも今回改めてこの曲の難しさをぼんやりとですが知った気がします。
難しさの詳細は楽譜見ないとはっきりできないんでおいといて、やっぱり異様な特徴のあるソナタだなと思います。普通は短調のソナタだとスローな楽章が近い長調だったりするのですがこれは4つの楽章全部変ロ短調だったり(暗い!ひたすら暗い!)、第2楽章のスケルツォが鬼気迫ってたり、第3楽章のスローなのがアダージョ的ではなく葬送行進曲だったり、第4楽章がなんかずっと右手と左手が平行でよくわからないまま2分未満ですぐ終わっちゃって「あれの後にこれ!?」みたいになるし。知らないで聴くとびっくりだろうなあ。
特に最終楽章の??に関してはクラシックの形式とかに詳しくなくても不思議かも。
ショパンでこういう速い音の連なりがずっと続く、というと例えば練習曲とかでよくある話なのですがこの楽章は聴いてて明らかに違う。そもそも曲に起伏や方向性が少なくて嵐が来そうな状態のまま暗雲が渦巻いている感じ。それをひたすら内向きで弾くといい意味で気持ち悪い(また弾いた先生に失礼なことを・・・)。
そんな内向きでぐるぐるして、暗くて、謎多くて、変ロ短調である(なんか自分と相性のいい調なんです)この曲にちょっと興味もってしまってる自分がいたり。弾きたいとはまではまだ思わないのですが(だって難しいし)特にスケルツォとこの最終楽章に惹かれています。これじゃなくてもいいから変ロ短調やりたくなるなあどうしよう。
また5月に先生の演奏で聴く機会があるのでまずはまたそれを楽しみたい。
ということで前述理由からショパンの作品の録音何がいいとか全然わからないダメなピアノ弾きなのでとりあえず先生の先生の録音があるか探したらみつかったのでそれをリンクしておきます。気むずかしさ的なエレメントは一番じゃないかと思われるのですが聴く方は好き好きかも。
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