×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
前回のエントリーに拍手ありがとうございます~
あれからじわっと1都市領土が増えました。ただしかなりの火事場泥棒でやっとのこと。
ただ火事場泥棒=機会を逃さなかったとポジティブに見ております(笑)引き続き小覇王のタイトルと全土統一を目標に遊んでいこうと思います。
さて昨日は夜まであったかく夜のお出かけにはもってこいでした。
そしてマーラー7番にもなんかちょっと合う夜(特に第2楽章)。いやあいいマーラーの夜でした。
今回は単品ではなくこんなプログラムでした。
メルボルン交響楽団コンサート「MSO Plays Mahler 7」
Hamer Hall
指揮者: Sir Andrew Davis
Paul Stanhope 「The Heavens Declare」(合唱:Melbourne Symphony Orchestra Chorus、合唱指揮者:Warren Trevelyan-Jones)
(休憩)
グスタフ・マーラー 交響曲第7番
以前Brett Dean+マーラー5番という組み合わせもありましたが今回もオーストラリアの作曲家の大規模合唱曲とマーラーの交響曲のコンビネーション。今回も堂々と並べられるくらいの曲でしたよ!それに色々コンパクト化してる今の時代にこんな大きい曲を書いて演奏してもらえて本当に素晴らしいことです。
「The Heavens Declare」は聖書(旧約・新約どちらも)の言葉をラテン語で歌詞にした合唱+オケの曲。でも不思議と宗教感はそんなになくて、オーストラリアの音楽によくあるオープンなポジティブさとStanhopeのクリーンなハーモニーが支配してる感じ。とにかく光!最初の「最初の光」から最後の「Luminaria..」まで美しくてものすごく輝く光の描写。
その「光」の要素が多分Stanhopeの作品とマーラーをつなぐリンクなんだろうな。マーラーもまた光の描写がすごい作曲家。いつも言うのですが闇の暗さを知ってるからこそ光がああなる。
その中で7番というのはまた一筋縄では全然行かない交響曲。隣に座ってた老夫婦がStanhopeの作品に驚いてましたがむしろ今回のコンサートだったら現代曲よりマーラー7番の方がずっと聴くのに難しくて複雑な曲だと思います。
いやあ難しかったですねえやっぱり。マーラー7番は第3楽章を除いて後から振り返ってみてもどうやってここまでたどり着いたか全くわからなくなる、全ての方向転換と展開が意外でどう受け止めていいか分からなくなる。
でもその複雑さを生で真っ向から浴びてじっくり味わうのは本当に好きです。今回も楽しみました。未だによくわからない曲ですけど。
今回ちょっと第1楽章で目立ったのがリズムと縦向きに揃うはずのところが色々甘かったとこかなあ。特に第1楽章は一番の迷宮なので(特にハーモニーが)リズムでメリハリつけないと迷ってしまう。そういうメリハリが前に前に出るのは第6楽章なんですけど、それが7番まで繋がってるエレメントでもあると思うので。
7番は意外性いっぱいの交響曲ですがソロを担当する楽器もちょこちょこ意外。そもそも最初のソロがテノールホルンというオケではかなりの希少楽器。他にもコントラバスのソロがあったり、第3楽章はビオラがかなりソロ多かったり。ついでにコントラフォルテ(コントラファゴットの改良版)はソロだけでなく音量がでかいために吹けばソロに聞こえるようなパートが結構あったり。
第3楽章のビオラかっこよかったですねー。ホールの後ろの方に座っててもしっかり伝わってくる、暗いながらもなんというかちょっと色気のあるような音。
第3楽章は元々(ビオラのソロもあって)好きな曲なのですが今回Sir Andrewの指揮でこのスケルツォは(自分が思うところのアンデッドになる前は)ウィンナーワルツだったんだ!という発見が。あとどうやってマーラーがグロテスク・不吉・アンデッドを出してるのかってのが色々わかって面白いです。意外にわかりやすい第3楽章。
マーラーサイクルももう7番まで来ました。次は「大地の歌」でこれも聞き逃せない楽しみなコンサート。
というか最初から全部行くつもりでいます。もうこれは自分にとって巡礼というかなんというか。場所は毎回一緒なんですけど(笑)自分にとってマーラーの交響曲は多分宗教になんとなく近いところに位置してるような気がします。
仕事や何やらで忙しくて、今回のコンサートが癒やしになったかどうかはちょっと難しいのですが(7番だもんしょうがない)、心の糧には多分なってるはず。でもたまには休みます。多分。
今日の一曲: グスタフ・マーラー 交響曲第7番 第1楽章
いやあ好きだし書きやすいからって第3楽章選ぶのもなんだと思って(以前も紹介してるはず)第1楽章を選んでみたのですがどこから考え始めていいか。マーラーが書いたもののなかで一番難解なんじゃないかなあ。
でも難解だからこそ最後の第5楽章が輝いて気持ち良く終われるというか。この交響曲の最初の和音のこのくぐもった暗い何色とも言えない感じから最終楽章のハ長調に至るまでの壮大な旅路。
そういうこともあって5番や6番と比べて7番は楽章のばら売りがちょっとしにくかったりするか。(第2楽章・第3楽章あたりは単独でもいいかも)
マーラーの音楽描写ってリアルに迫るところが多々あって。この第1楽章では迷うような、ふと考えがあっちにこっちに行ってしまうような、そういうリアルな葛藤。そうやって見ると少しは分かるような気がするんだけど音楽としてはなかなか手強い。
マーラーの音楽はいつもクライマックスには自然と導いてくれるんだけどこの楽章に限ってはそうじゃなくて、ほんと戸惑いっぱなしです。
でも聴くのに難しいからといって悪い曲というわけでもなく、敬遠するべきとも思わないです。
素晴らしい曲であることは変わりない。
あとちょっと言い方は変ですがマーラーは人類の味方、特に鬱に気質が傾いてる人の味方だと思うので。
そしてやっぱりマーラーの交響曲って長いのですが時間と機会があったら是非丸ごと楽しんでもらいたいなと。
ついでに言えばマーラーの交響曲って前後の交響曲と少なからずつながりがあって(同じ・似たようなテーマを使ってたり)、5番・6番に続く作品とみるとまたちょっと面白くなってきたりします。
リンクしたのはTennstedt指揮の録音。(ただし第3楽章の印象で手持ちから選んだ)
マーラーの交響曲は長いのだとCDまたいじゃうし、どの楽章の後で切るとかあるし、だからといって余った時間にもう一つとかなかなかできないし、あと録音によって時間も大分変わるだろうからCDとして作る場合めんどくさそうだなー(笑)
あれからじわっと1都市領土が増えました。ただしかなりの火事場泥棒でやっとのこと。
ただ火事場泥棒=機会を逃さなかったとポジティブに見ております(笑)引き続き小覇王のタイトルと全土統一を目標に遊んでいこうと思います。
さて昨日は夜まであったかく夜のお出かけにはもってこいでした。
そしてマーラー7番にもなんかちょっと合う夜(特に第2楽章)。いやあいいマーラーの夜でした。
今回は単品ではなくこんなプログラムでした。
メルボルン交響楽団コンサート「MSO Plays Mahler 7」
Hamer Hall
指揮者: Sir Andrew Davis
Paul Stanhope 「The Heavens Declare」(合唱:Melbourne Symphony Orchestra Chorus、合唱指揮者:Warren Trevelyan-Jones)
(休憩)
グスタフ・マーラー 交響曲第7番
以前Brett Dean+マーラー5番という組み合わせもありましたが今回もオーストラリアの作曲家の大規模合唱曲とマーラーの交響曲のコンビネーション。今回も堂々と並べられるくらいの曲でしたよ!それに色々コンパクト化してる今の時代にこんな大きい曲を書いて演奏してもらえて本当に素晴らしいことです。
「The Heavens Declare」は聖書(旧約・新約どちらも)の言葉をラテン語で歌詞にした合唱+オケの曲。でも不思議と宗教感はそんなになくて、オーストラリアの音楽によくあるオープンなポジティブさとStanhopeのクリーンなハーモニーが支配してる感じ。とにかく光!最初の「最初の光」から最後の「Luminaria..」まで美しくてものすごく輝く光の描写。
その「光」の要素が多分Stanhopeの作品とマーラーをつなぐリンクなんだろうな。マーラーもまた光の描写がすごい作曲家。いつも言うのですが闇の暗さを知ってるからこそ光がああなる。
その中で7番というのはまた一筋縄では全然行かない交響曲。隣に座ってた老夫婦がStanhopeの作品に驚いてましたがむしろ今回のコンサートだったら現代曲よりマーラー7番の方がずっと聴くのに難しくて複雑な曲だと思います。
いやあ難しかったですねえやっぱり。マーラー7番は第3楽章を除いて後から振り返ってみてもどうやってここまでたどり着いたか全くわからなくなる、全ての方向転換と展開が意外でどう受け止めていいか分からなくなる。
でもその複雑さを生で真っ向から浴びてじっくり味わうのは本当に好きです。今回も楽しみました。未だによくわからない曲ですけど。
今回ちょっと第1楽章で目立ったのがリズムと縦向きに揃うはずのところが色々甘かったとこかなあ。特に第1楽章は一番の迷宮なので(特にハーモニーが)リズムでメリハリつけないと迷ってしまう。そういうメリハリが前に前に出るのは第6楽章なんですけど、それが7番まで繋がってるエレメントでもあると思うので。
7番は意外性いっぱいの交響曲ですがソロを担当する楽器もちょこちょこ意外。そもそも最初のソロがテノールホルンというオケではかなりの希少楽器。他にもコントラバスのソロがあったり、第3楽章はビオラがかなりソロ多かったり。ついでにコントラフォルテ(コントラファゴットの改良版)はソロだけでなく音量がでかいために吹けばソロに聞こえるようなパートが結構あったり。
第3楽章のビオラかっこよかったですねー。ホールの後ろの方に座っててもしっかり伝わってくる、暗いながらもなんというかちょっと色気のあるような音。
第3楽章は元々(ビオラのソロもあって)好きな曲なのですが今回Sir Andrewの指揮でこのスケルツォは(自分が思うところのアンデッドになる前は)ウィンナーワルツだったんだ!という発見が。あとどうやってマーラーがグロテスク・不吉・アンデッドを出してるのかってのが色々わかって面白いです。意外にわかりやすい第3楽章。
マーラーサイクルももう7番まで来ました。次は「大地の歌」でこれも聞き逃せない楽しみなコンサート。
というか最初から全部行くつもりでいます。もうこれは自分にとって巡礼というかなんというか。場所は毎回一緒なんですけど(笑)自分にとってマーラーの交響曲は多分宗教になんとなく近いところに位置してるような気がします。
仕事や何やらで忙しくて、今回のコンサートが癒やしになったかどうかはちょっと難しいのですが(7番だもんしょうがない)、心の糧には多分なってるはず。でもたまには休みます。多分。
今日の一曲: グスタフ・マーラー 交響曲第7番 第1楽章
いやあ好きだし書きやすいからって第3楽章選ぶのもなんだと思って(以前も紹介してるはず)第1楽章を選んでみたのですがどこから考え始めていいか。マーラーが書いたもののなかで一番難解なんじゃないかなあ。
でも難解だからこそ最後の第5楽章が輝いて気持ち良く終われるというか。この交響曲の最初の和音のこのくぐもった暗い何色とも言えない感じから最終楽章のハ長調に至るまでの壮大な旅路。
そういうこともあって5番や6番と比べて7番は楽章のばら売りがちょっとしにくかったりするか。(第2楽章・第3楽章あたりは単独でもいいかも)
マーラーの音楽描写ってリアルに迫るところが多々あって。この第1楽章では迷うような、ふと考えがあっちにこっちに行ってしまうような、そういうリアルな葛藤。そうやって見ると少しは分かるような気がするんだけど音楽としてはなかなか手強い。
マーラーの音楽はいつもクライマックスには自然と導いてくれるんだけどこの楽章に限ってはそうじゃなくて、ほんと戸惑いっぱなしです。
でも聴くのに難しいからといって悪い曲というわけでもなく、敬遠するべきとも思わないです。
素晴らしい曲であることは変わりない。
あとちょっと言い方は変ですがマーラーは人類の味方、特に鬱に気質が傾いてる人の味方だと思うので。
そしてやっぱりマーラーの交響曲って長いのですが時間と機会があったら是非丸ごと楽しんでもらいたいなと。
ついでに言えばマーラーの交響曲って前後の交響曲と少なからずつながりがあって(同じ・似たようなテーマを使ってたり)、5番・6番に続く作品とみるとまたちょっと面白くなってきたりします。
リンクしたのはTennstedt指揮の録音。(ただし第3楽章の印象で手持ちから選んだ)
マーラーの交響曲は長いのだとCDまたいじゃうし、どの楽章の後で切るとかあるし、だからといって余った時間にもう一つとかなかなかできないし、あと録音によって時間も大分変わるだろうからCDとして作る場合めんどくさそうだなー(笑)
PR