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久しぶりの「濠太剌利」カテゴリー。
なんといったって明後日は待ちに待った私の誕生日パーティー。
明日から明後日にかけて腕によりをかけて日本食を作って食べながら談笑、というプランであります。
メニューはこんな感じ:
小皿:ほうれん草のおひたし(ポン酢とoptionalしらす)、梅きゅー、ちくわ
メイン:鶏団子と白菜の鍋、豆腐ハンバーグ
白いご飯に白味噌の豆腐+わかめ+ネギ味噌汁
デザート兼誕生ケーキ:カステラ
今回集まるメンバーはほとんど私がこっちにきた小学5年生からの友達かそこらつながり。
大学の友達は卒業後はさっぱり連絡とってませんね~やっぱりFacebookやってないと(というかやりたくなくてやってないんですが)
しかも人見知りな以上にものすごく!久しぶりの再会ってやつが苦手な私、ちゃんとちょくちょくコンサートとかで会っとかないと。
私がオーストラリアに来たとき、父の会社の転勤だったものですから会社が援助してくれる現地校に入ることになって。
結構お金持ちな地域なので日本人が当時は多く(いまもわりと多いらしいです)、クラスに一人は日本人がいた女子校でした。
クラスは20人強、6つのテーブルを合わせて班にしていて。
その時に初めて隣に座ったのが今も親友と呼ぶ友人H。クラスが一緒の日本人は「Hは優しいから」と最初のアドバイスをくれたのがどんなに確かなことだったか。(親友Hについてはこちらのエントリーを参照)
他にも近くに座っていたHの友達つながりで今の友達グループが成り立っていました。今は家族が経営していた田舎の農場にすんで経営している、私が蛇が好きだと言ったら興味をもってくれたK、実は同じ年の1学期(私は日本の4年生を終えてからだったので2学期編入)でこの学校に来たS、学年は同じでも年は私と1歳半ほどもちがう(飛び級したそうです)Mなど。
メンバーはSがスリランカ出身、Mはロシア出身、Kはドイツとオーストラリアのハーフなどと結構多国籍。みんな成績優秀で、5年生の頃は算数の時間に特別グループとして別に課題をやってたりとかもしていたり、奨学金で通ってる人が多かったです。
私ものちに奨学金をもらうのですが音楽の奨学金(でも内容は同じ学費オフ)なのでちょっと違います。
5年生から学校にマッキントッシュのノートパソコンを持ってくることが必須でちょこちょこプログラミング的なことを習ったのを応用したり、流通したゲームで盛り上がったりしていました。
6年生は20人ほどのクラス2つがほとんど一緒くたに授業(授業といってもそれらしい授業は半分ほどかしら)していたので別々のクラスにわかれても一緒くたにパソコンをいじってたり。
8年生のときはクラス替えのときに生徒(senior schoolはすでに1学年80人近いです。ただうちの学年はちょっと小さめ)の希望をきいてそれを元にクラス編成がされていたので、私たちの少人数グループ(このころは7~8人?)は大体一緒でした。
余談みたいな形になりますが、このころ私の鬱がずいぶんとひどくなりまして、いろいろ友達を苦しめたつらい時期でもありました。
一番当時ありがたかったのが私が急入院したときにいろいろ噂が流れたりするのを恐れて私の友達が先手をうってなかなか素敵なデマを流してくれたことでしょうか。
9年生になると科目が一部選択制になり、そのときに似たような科目を選択したSとクラスが一緒になる機会が多くなり意気投合。似たのは科目の好き嫌いだけでなく結構好みや趣味が似通っていることが判明したもので。
12年生はみんな「コモンルーム」という12年生専用の部屋でスペア(11年生と12年生は空きの授業時間があるんです)やランチタイムなどを過ごしていたため(そして若干人数も通常減るため)、学年一体としての結束が強まるんですけど・・・まあ結果的にうちらと他の生徒、みたいな形になっていました(笑)
いじめられていたとか孤立していたとかではないんですが・・・どうも、ね。別な感じが(笑)
ちなみに勉強もしていましたが500を始めカードゲームも多々やりました♪嗚呼青春。(?)
大学はみんなばらばらでした。
メル大が多いとはいえ私は音楽、HはArts/Science(要するに文系理系どっちも。結局心理学をそのなかで専攻しました9、Sは科学・法学の組み合わせなど本当にめいめいの道を進んで。
でもたまに会えるときは会えるようメールなどで手配したりしましたしお茶したり、バドミントンやったり、Hの家に集まったりしながらずっとここまでやってきました。
今も職がある程度みんな手に付いていて、それでもちょくちょく会うよういろんな企画が計画されています(8月のWilson's Promontoryのキャンプもその一つ♪)
そして大学に言ってからみんなが親しくなった友達や彼氏もグループに参入して(こっちもまたインテリぞろい)。
そしてHの妹たち(双子ちゃん)たちともずっと仲良くさせてもらって(パーティーにも参加予定)。
そしてそんななか昔は私たちと一緒に遊んでたのにいつのまにか遠ざかってしまった私自身の妹がパーティーの鍋参戦ということに実は一番密かに感銘を受けています次第です。
姉妹仲が良いことにものすごく憧れるわけではありませんが、なんとなく・・・こう。いるといいかな、遠くなるのはちょっと淋しいかななんて思うもんですから。
それを含めてもうみんな集まってくれて(まだ集まってないよ!)本当に嬉しく思っています。
今現在9人が来ることになってる鍋パーティー。
明日以降の準備もうまくいってqualityな時間を過ごせるようになるといいな、と思ってます。
パーティーの様子はtwitterで写真入り実況・・・するかしないか決めかねてますが。
今日の一曲: ジョージ・クラム 「マクロコスモス」第3巻「夏の夜のための音楽」 第3楽章「The Advent」
最近モンポウとかクラムとか大学で出会ってしょっちゅう興奮しっぱなしだった音楽を紹介してないということでクラム、しかもマクロコスモス第3巻です。
第3巻は、「夏の夜のための音楽」と題されており、日本は夏なのでまあいいか(今どうしても聴く気になれない、自分にとっては夏オンリーの曲です)と思いチョイス。
第1,2巻はピアノ独奏ですが第3巻はピアノ2台に打楽器二人。
二人といっても(クラム公式サイト情報)操るのはビブラフォーン、木琴、鉄琴、ベル(チューブ状の)、クロタル(アンティークシンバル)、ベルツリー、クラーベ、そりの鈴、マラカス、ウッドブロック、テンプルブロック、トライアングル、スライドホイッスル2個、お寺風の鐘3つで1セット、サンダーマシーン(どでかい鉄のシートがぶらさがってる)、さらに太鼓、タムタム、シンバルを各何種類かずつなど・・・
ちゃんと全部小さいものも決まったところに置いておかないと地獄だ!と最初思いました。
前々からいろんなところでいってるんですがクラムの音楽が「実験音楽」のくくりにいれられるのはあくまでも成り行き上のことなんです。
確かに彼は上記いろんな楽器を使ったり、特殊奏法で楽器のいろんな音を「実験」したりしましたがあくまでもそれは表現範囲の拡張のためであって実験が目的ではない、という。
そしてその同じ表現範囲の拡張のために彼は2人の打楽器奏者にこれだけの楽器を用意させたわけです(つまり一つ一つの楽器の使用頻度は少ないわけです)
このピアノ2台+打楽器というのはあんまり見ないコンビネーションですが、ちょっぴり似たもの同士、お互いの「できないこと」をカバーし合ってるような感じがものすごくこの曲からは感じ取れます。
打楽器はある意味機械的で結構音色の幅が限られたピアノに音色という意味での新しい色彩を与え、ピアノは音程やハーモニーが欠けている打楽器にそういった意味での色彩を与え。
結果ものすごくカラフルな音楽ができるんです。夏の夜という真っ黒なキャンバスに花火のような色とりどりな音楽。
さて、曲を説明するのが難しいのでここからはツボった部分を箇条書きさせていただきます。
1)一番最初の音。ピアノ1は低音弦を押さえたままキーを弾くあの殴るような、打つような音でピアノ2がその下に普通に音をのばすこのコンビネーション。あと弦を押さえたまま弾く時のあの独特のアタックが言葉通りstrikingです。
2)ピアノの弦をはじく・ひっかく音のメタリックさ。
3)ピアノが2台あることでお互いのエコーになってる効果
4)サンダーマシーンの破壊力(笑)。聴くときは音量注意!
5)全ての余韻が無限の宇宙で・・・うっとり(20世紀音楽は余韻がキーですね)
6)マクロコスモス第2巻第4番「Twin Suns」の引用(推定1.5倍速)ここを聴くと先ほどの「打楽器はピアノに多くのものを与える」というのが本当に強く感じられます。クロタルの星の輝きみたいなシャープさ、ビブラフォーンとシンバル・タムタムで作る余韻とスペースなどがこの箇所を元のピアノのヴァージョンとはまた違う高みにつれてきます。
7)元のバージョンにもありますがピアノの弦で和音を弾く箇所が本当にかっこよくて。ベルと声で重ねると余計に素敵。
ビブラフォーンとクロタルがクラムを知って本当に心から好きになりました。
クロタルという小さなシンバルは一つずつ音程が調律されていて、それを叩いたり、弓でサイドを弾いたり(グラスのコップをこするあれと一緒)、いっぱいひもで繋げてかちあわせたりものすごくシンバルにしては音色とポテンシャルの大きい楽器ですが、なんといってもこれ以上にシャープなアタックを持った楽器はないと思います。
まさに星の輝き。
クラムは多用してますが相当気に入ったんでしょうね。私もクロタルにメロメロで。(笑)
でも近くで演奏されると(アタックのシャープさのため)そうとう耳が痛くなるそうです。
クロタルの話はまた別の曲でもすると思いますがその際はどうかまたおつきあい下さい(礼)
クラムやなんかの音楽を聴いてどの曲からきいたらいいか、実際聴いてみてなににフォーカスすればいいか、何に気をつけて聴けばいいのか分からない、というかたもいらっしゃると思います。
クラムはでも比較的メロディーが存在するほうですし、どっちかというと神話的、古代的な印象のある曲がおおいです。
先ほどすこし言及しましたようにクラムは自分のなかにある世界、いや宇宙(コスモス)を表現するために本当に多々の手段をとった人で。
なのでクラムの音楽を聴く際には音色や音自身が織りなす色彩、そしてそれらが作り出す空間(宇宙空間)の広さとある種の怖さや寂しさ、そして無限さをぼんやりと味わっていただけたらなあ、と一クラム弾きとして思っています。
なんといったって明後日は待ちに待った私の誕生日パーティー。
明日から明後日にかけて腕によりをかけて日本食を作って食べながら談笑、というプランであります。
メニューはこんな感じ:
小皿:ほうれん草のおひたし(ポン酢とoptionalしらす)、梅きゅー、ちくわ
メイン:鶏団子と白菜の鍋、豆腐ハンバーグ
白いご飯に白味噌の豆腐+わかめ+ネギ味噌汁
デザート兼誕生ケーキ:カステラ
今回集まるメンバーはほとんど私がこっちにきた小学5年生からの友達かそこらつながり。
大学の友達は卒業後はさっぱり連絡とってませんね~やっぱりFacebookやってないと(というかやりたくなくてやってないんですが)
しかも人見知りな以上にものすごく!久しぶりの再会ってやつが苦手な私、ちゃんとちょくちょくコンサートとかで会っとかないと。
私がオーストラリアに来たとき、父の会社の転勤だったものですから会社が援助してくれる現地校に入ることになって。
結構お金持ちな地域なので日本人が当時は多く(いまもわりと多いらしいです)、クラスに一人は日本人がいた女子校でした。
クラスは20人強、6つのテーブルを合わせて班にしていて。
その時に初めて隣に座ったのが今も親友と呼ぶ友人H。クラスが一緒の日本人は「Hは優しいから」と最初のアドバイスをくれたのがどんなに確かなことだったか。(親友Hについてはこちらのエントリーを参照)
他にも近くに座っていたHの友達つながりで今の友達グループが成り立っていました。今は家族が経営していた田舎の農場にすんで経営している、私が蛇が好きだと言ったら興味をもってくれたK、実は同じ年の1学期(私は日本の4年生を終えてからだったので2学期編入)でこの学校に来たS、学年は同じでも年は私と1歳半ほどもちがう(飛び級したそうです)Mなど。
メンバーはSがスリランカ出身、Mはロシア出身、Kはドイツとオーストラリアのハーフなどと結構多国籍。みんな成績優秀で、5年生の頃は算数の時間に特別グループとして別に課題をやってたりとかもしていたり、奨学金で通ってる人が多かったです。
私ものちに奨学金をもらうのですが音楽の奨学金(でも内容は同じ学費オフ)なのでちょっと違います。
5年生から学校にマッキントッシュのノートパソコンを持ってくることが必須でちょこちょこプログラミング的なことを習ったのを応用したり、流通したゲームで盛り上がったりしていました。
6年生は20人ほどのクラス2つがほとんど一緒くたに授業(授業といってもそれらしい授業は半分ほどかしら)していたので別々のクラスにわかれても一緒くたにパソコンをいじってたり。
8年生のときはクラス替えのときに生徒(senior schoolはすでに1学年80人近いです。ただうちの学年はちょっと小さめ)の希望をきいてそれを元にクラス編成がされていたので、私たちの少人数グループ(このころは7~8人?)は大体一緒でした。
余談みたいな形になりますが、このころ私の鬱がずいぶんとひどくなりまして、いろいろ友達を苦しめたつらい時期でもありました。
一番当時ありがたかったのが私が急入院したときにいろいろ噂が流れたりするのを恐れて私の友達が先手をうってなかなか素敵なデマを流してくれたことでしょうか。
9年生になると科目が一部選択制になり、そのときに似たような科目を選択したSとクラスが一緒になる機会が多くなり意気投合。似たのは科目の好き嫌いだけでなく結構好みや趣味が似通っていることが判明したもので。
12年生はみんな「コモンルーム」という12年生専用の部屋でスペア(11年生と12年生は空きの授業時間があるんです)やランチタイムなどを過ごしていたため(そして若干人数も通常減るため)、学年一体としての結束が強まるんですけど・・・まあ結果的にうちらと他の生徒、みたいな形になっていました(笑)
いじめられていたとか孤立していたとかではないんですが・・・どうも、ね。別な感じが(笑)
ちなみに勉強もしていましたが500を始めカードゲームも多々やりました♪嗚呼青春。(?)
大学はみんなばらばらでした。
メル大が多いとはいえ私は音楽、HはArts/Science(要するに文系理系どっちも。結局心理学をそのなかで専攻しました9、Sは科学・法学の組み合わせなど本当にめいめいの道を進んで。
でもたまに会えるときは会えるようメールなどで手配したりしましたしお茶したり、バドミントンやったり、Hの家に集まったりしながらずっとここまでやってきました。
今も職がある程度みんな手に付いていて、それでもちょくちょく会うよういろんな企画が計画されています(8月のWilson's Promontoryのキャンプもその一つ♪)
そして大学に言ってからみんなが親しくなった友達や彼氏もグループに参入して(こっちもまたインテリぞろい)。
そしてHの妹たち(双子ちゃん)たちともずっと仲良くさせてもらって(パーティーにも参加予定)。
そしてそんななか昔は私たちと一緒に遊んでたのにいつのまにか遠ざかってしまった私自身の妹がパーティーの鍋参戦ということに実は一番密かに感銘を受けています次第です。
姉妹仲が良いことにものすごく憧れるわけではありませんが、なんとなく・・・こう。いるといいかな、遠くなるのはちょっと淋しいかななんて思うもんですから。
それを含めてもうみんな集まってくれて(まだ集まってないよ!)本当に嬉しく思っています。
今現在9人が来ることになってる鍋パーティー。
明日以降の準備もうまくいってqualityな時間を過ごせるようになるといいな、と思ってます。
パーティーの様子はtwitterで写真入り実況・・・するかしないか決めかねてますが。
今日の一曲: ジョージ・クラム 「マクロコスモス」第3巻「夏の夜のための音楽」 第3楽章「The Advent」
最近モンポウとかクラムとか大学で出会ってしょっちゅう興奮しっぱなしだった音楽を紹介してないということでクラム、しかもマクロコスモス第3巻です。
第3巻は、「夏の夜のための音楽」と題されており、日本は夏なのでまあいいか(今どうしても聴く気になれない、自分にとっては夏オンリーの曲です)と思いチョイス。
第1,2巻はピアノ独奏ですが第3巻はピアノ2台に打楽器二人。
二人といっても(クラム公式サイト情報)操るのはビブラフォーン、木琴、鉄琴、ベル(チューブ状の)、クロタル(アンティークシンバル)、ベルツリー、クラーベ、そりの鈴、マラカス、ウッドブロック、テンプルブロック、トライアングル、スライドホイッスル2個、お寺風の鐘3つで1セット、サンダーマシーン(どでかい鉄のシートがぶらさがってる)、さらに太鼓、タムタム、シンバルを各何種類かずつなど・・・
ちゃんと全部小さいものも決まったところに置いておかないと地獄だ!と最初思いました。
前々からいろんなところでいってるんですがクラムの音楽が「実験音楽」のくくりにいれられるのはあくまでも成り行き上のことなんです。
確かに彼は上記いろんな楽器を使ったり、特殊奏法で楽器のいろんな音を「実験」したりしましたがあくまでもそれは表現範囲の拡張のためであって実験が目的ではない、という。
そしてその同じ表現範囲の拡張のために彼は2人の打楽器奏者にこれだけの楽器を用意させたわけです(つまり一つ一つの楽器の使用頻度は少ないわけです)
このピアノ2台+打楽器というのはあんまり見ないコンビネーションですが、ちょっぴり似たもの同士、お互いの「できないこと」をカバーし合ってるような感じがものすごくこの曲からは感じ取れます。
打楽器はある意味機械的で結構音色の幅が限られたピアノに音色という意味での新しい色彩を与え、ピアノは音程やハーモニーが欠けている打楽器にそういった意味での色彩を与え。
結果ものすごくカラフルな音楽ができるんです。夏の夜という真っ黒なキャンバスに花火のような色とりどりな音楽。
さて、曲を説明するのが難しいのでここからはツボった部分を箇条書きさせていただきます。
1)一番最初の音。ピアノ1は低音弦を押さえたままキーを弾くあの殴るような、打つような音でピアノ2がその下に普通に音をのばすこのコンビネーション。あと弦を押さえたまま弾く時のあの独特のアタックが言葉通りstrikingです。
2)ピアノの弦をはじく・ひっかく音のメタリックさ。
3)ピアノが2台あることでお互いのエコーになってる効果
4)サンダーマシーンの破壊力(笑)。聴くときは音量注意!
5)全ての余韻が無限の宇宙で・・・うっとり(20世紀音楽は余韻がキーですね)
6)マクロコスモス第2巻第4番「Twin Suns」の引用(推定1.5倍速)ここを聴くと先ほどの「打楽器はピアノに多くのものを与える」というのが本当に強く感じられます。クロタルの星の輝きみたいなシャープさ、ビブラフォーンとシンバル・タムタムで作る余韻とスペースなどがこの箇所を元のピアノのヴァージョンとはまた違う高みにつれてきます。
7)元のバージョンにもありますがピアノの弦で和音を弾く箇所が本当にかっこよくて。ベルと声で重ねると余計に素敵。
ビブラフォーンとクロタルがクラムを知って本当に心から好きになりました。
クロタルという小さなシンバルは一つずつ音程が調律されていて、それを叩いたり、弓でサイドを弾いたり(グラスのコップをこするあれと一緒)、いっぱいひもで繋げてかちあわせたりものすごくシンバルにしては音色とポテンシャルの大きい楽器ですが、なんといってもこれ以上にシャープなアタックを持った楽器はないと思います。
まさに星の輝き。
クラムは多用してますが相当気に入ったんでしょうね。私もクロタルにメロメロで。(笑)
でも近くで演奏されると(アタックのシャープさのため)そうとう耳が痛くなるそうです。
クロタルの話はまた別の曲でもすると思いますがその際はどうかまたおつきあい下さい(礼)
クラムやなんかの音楽を聴いてどの曲からきいたらいいか、実際聴いてみてなににフォーカスすればいいか、何に気をつけて聴けばいいのか分からない、というかたもいらっしゃると思います。
クラムはでも比較的メロディーが存在するほうですし、どっちかというと神話的、古代的な印象のある曲がおおいです。
先ほどすこし言及しましたようにクラムは自分のなかにある世界、いや宇宙(コスモス)を表現するために本当に多々の手段をとった人で。
なのでクラムの音楽を聴く際には音色や音自身が織りなす色彩、そしてそれらが作り出す空間(宇宙空間)の広さとある種の怖さや寂しさ、そして無限さをぼんやりと味わっていただけたらなあ、と一クラム弾きとして思っています。
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