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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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またボードゲームに集まってみた
前回のエントリーに拍手ありがとうございます。
後から読み返してみるとちょっと言葉のチョイスの厳密さ方面で甘いとこあったかなと思ったり。こういうエントリーは勢いがないとなかなか書けないんだけどもうちょっとじっくりプランすればよかった。

さてシティの北、CollingwoodはSmith Streetにボードゲームをおいてるバー・カフェがあるというので昨日友達と行って来ました。
その名もQueen of Spades Bar。木~日曜日の午後5時から開いているカフェのようなバーのような、2人から多人数(なんか上に多人数用の部屋があるらしい)まで色々なボードゲームを用意している場所です。
食べ物も軽食から腹八分目くらいのご飯まであったり、お茶も色々置いてあったりなので食事を交えながらゆっくり遊べます。

さらにここは(一部のかなりがっつりなゲームを除いて)スタッフがゲームをオススメしてくれたりルールを説明してくれたりするのもあって初めてのゲームでも楽しく遊べ、さらに店の雰囲気もさらにフレンドリー。こぢんまりしてるし心地いいとこです。

今回遊んだのゲームは2つ。
まずはご飯前の食前酒的にTimelineを遊びました。

このゲームのルールはシンプル。カードに書いてある事柄を時系列に並べればいいだけです。(答えはカードの裏に書いてあるのでうっかり裏返しちゃわないように注意!)
結構マニアックを通り越して「そんなの分かるわけじゃないじゃん!」みたいな事柄だったり、はたまた解釈が難しくて難しく考え過ぎちゃう事柄もあったりでかなり難しい。結構遊びごたえはありますし、協力プレイにしても騙し合いプレイにしてもディスカッションがすごくはかどります。

もちろん何度も遊んでると覚えてくるので遊べる回数は限られてますが、だからこそ購入・所有して家で遊ぶよりこういう場所で遊ぶのに向いてるゲーム。あと色々テーマが違うバージョンがあって、例えば音楽・エンタメだったり発明だったり、今回遊んだのは「Diversity」というミックスジャンルのでした。多分これが一番おすすめ。

そしてメインディッシュは「Betrayal at the House on the Hill」(丘の上の裏切り者の家)というゲームでした。

プレイヤーがキャラクターになって動き周り、古い館を冒険していくゲームです。
・・・少なくとも前半は。
見つけた部屋ではキャラクターのパラメータが変化したりアイテムを拾ったりイベントが起こったり、そしてOmenなるシステムがあります。Omenはアイテムだったりイベントだったりするのですが、それと共にサイコロ(特殊なサイコロで目は0と1と2だけ、最大8個使用)を振って出た目によりHauntという大イベントが起こります。

Hauntが起こってからがゲームの後半。そのHauntの内容によってゲームプレイががらっと変わります。
基本的にはプレイヤーの一人が「裏切り者」となって、他のプレイヤー(一丸となる)と戦う形式になります。ここからのルールは裏切り者・他プレイヤー別々のブックレットに書かれていて(お互いに一部知らないルールがあったりする)、それをそれぞれが熟読して戦略を立てるために5分ほど離れて過ごすのも特徴的。そこからはかなり緻密な戦略ゲームになります。

今回は初プレイにして私が「裏切り者」になりました。ルールブックにちょっと落訂があったりしたのですが(28番目のHauntを遊ぶときは注意!)、チームワークでなく一つの脳で自分+モンスター6体を操るのはほんと難しかった。結局接戦で負けたのですがもうちょっと攻めに出てたらよかったかな-。あとHauntが始まる前にもうちょっとたくさん部屋が開いてれば遊びごたえがあったのかも。

ということで調子に乗ってブラウニーまで食べましたが楽しかったです。また行きたいですし丘の上の~もまた遊びたいですしTimelineは人待ち&食べ物待ちゲームとしてちょうど良い。
あとご飯もおいしかった。Parmigianaでもボリュームが控え目なのは嬉しい。あとスープおいてあるって書いてあったのでこれからの時期楽しみ。


今日の一曲: アルフレート・シュニトケ ビオラ協奏曲 第2楽章



仕事するときにIpodをシャッフルにして聞いてるとアデスとかクラム、メシアンは曲が何かわからなくてもその作曲家だとはっきり分かったりするのですが、ベルクとかシュニトケは「もしかしたら・・・?」て当たることが多いです。その2つは入ってる曲数の割りに回ってくる頻度も多い気が=ipodも長く付き合ってると好みができてくる説。

ところでビオラ曲というと有名な曲が少ないだけでなく派手で印象に強烈に残る曲も少ない・・・のが悩みというかなんというか。協奏曲クラスのでかい曲でもなかなか地味な曲ばっかりで。そのテイストが好きでビオラらしいと思うのですがそれでも魅力を伝えるとなると難しい。

派手さはまた別としてこの曲、この楽章なら強烈な印象はあるんじゃないか?というのがこのシュニトケのビオラ協奏曲の第2楽章。シュニトケはショスタコの影響を受けてるのもあってこの協奏曲は3つの楽章がスロー→速い→スローという編成になってるのですがビオラにはこういうのが合ってるかも。
だからこそといいますか速い楽章にぶちこまれたインパクトってほんと凄いです。バイオリン並の分散和音の超絶技巧とパワー攻撃を不協和音で、というのがかっこよくてたまらない。パワフルでダークなビオラすごいぜ!もっとやれ!(笑)

シュニトケの闇はショスタコ&ソヴィエトの闇を濃く継いでると思うのですが、彼の打楽器の時にアンビエンス的、時に奇怪な使い方はまた独特でさらに現代でなんだかツボに入ります。
ちなみにこの曲は私と同い年。シュニトケは結構長生きだったり、映画音楽なんかもたくさん書いてるので音楽だけでなく映像の歴史ももろに浴びてるはず。今ではクラシックといわれるようなホラー映画のテイストに通じるとこ、かなりあるかも。

リンク先はこの曲が捧げられたビオリスト、バシュメットの演奏で。ちなみに曲の中にバシュメットの名前の文字を表すモチーフも入ってるとかなんとか。そのうちスコアみながらじっくり聴きたいです。


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