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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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Colours of the Rainbow
昨日の続きといいますが↓の話。

米Goulet Pensからの戦利品+友人のインクサンプルを分けてもらった計23色。昨日Rhodiaの紙にざーっと試して使う・maybe・使わないに分けました。
オーストラリアではまだインクサンプルを販売してるとこがほとんどなくて(オンラインでも)、海外で購入(送料が高い)するか仲間内で分け合うかするしかないのでこうやって色々揃うことはものすごくありがたいです。
ありがたいのですが空容器の数が足りなくて友人に1色しか分けてあげられなかった(汗)また後日あげたい。

今回は「プラチナのセンチュリー(青)に入れる紫寄り・濃いめのブルー~ブルーブラック」と「とにかくいい緑をみつけたい」というテーマが一応あったのでそこら辺多めでした。
緑はみんな難しいって言ってるような気がします(facebookのコミュで一度スレがありましたが)。私が頭の中に描いてる「理想のグリーン」はアブサンの緑というかアルケミーゴシックのアブサンの緑なんですが、なかなかこれというのが見つからない。
ただ今回頼んだ中だとRobert OsterのEvergreen(そうなんです、オーストラリアのインクのサンプルをアメリカで買わざるを得なかったんです)がなかなかいい感じ。こんど実際使ってみたい。

「使う」カテゴリに入れたのは色彩雫の月夜と朝顔、Robert OsterのEvergreen、Midnight Sapphire、Cherry Blossom、そしてラメ入りのDiamine Enchanted Ocean。
Enchanted Oceanはラメインクにしてはちょっと渋めの緑めブルーグレーな色(結構月夜に似てると思う)なので楽しみな反面もっと派手な色が欲しくなるかもしれない気持ちも。シリーズ阿全13色だったかな?色々あるんで今回のサンプルでラメの挙動が分かればよりどりみどりですよ。

とりあえず前述センチュリーには朝顔を入れてみました。軸の色といい感じに合ってるのですが前使ってたスタンダードなブルーブラックと比べると大分明るい青紫なのでしっくりこなかったら暗いというか落ち着いた感じのMidnight Sapphireにするかなー。あれはインクを紙に乗せてから2回くらい色が変わったちょっと地味にびっくりインク。

友人は結構明るい&はっきりした色のインクが好きみたいなのですが私はもちょっと落ち着いた色味のが好きで。なのでRobert OsterのCherry Blossomみたいな渋めのニュアンスがすごいピンク好きです。日本の桜関係インクで狙ってるのあるのでそのうち比較してみたい。
Robert Osterは今回試した4色の他にも色んな良い色があって、とくにブルーグリーン~ターコイズ系のバラエティも多いのでオーストラリアでサンプル入手できるようになるといいなー。

Robert OsterといえばFire and Ice、国外でもかなり人気みたいですね。ROブランドの中だとぶっちぎり一位なんじゃないかな。そのFire and Iceがよく比較される対象のJ. Herbinのラメ入りインクEmerald of Chivorも変わらずの人気。いつか試してみたいですなあ。
他によく名前を聞くインクとしては日本ものだとセーラーの山鳥やパイロット色彩雫の山葡萄、KWZのHoneyやダイアミンのAncient CopperとかAsa Blue、Noodler'sだとAustralian Rosesを良く見るような。

私の手持ちのお気に入りの赤はダイアミンのRed Dragonなのですがダイアミンはとにかく色の数が多くて差も細かくて、だいたいみんなRed DragonかOxbloodかその辺りのどれかを使ってる印象。ちょっとの差でも(特に他の色が周りにあると)使う人には全然違う、こだわりの世界。

人気色は他にもあるようですが好みはみんなそれぞれで、「もしも3色しかインクを使っちゃいけなかったら」スレでも色々なインクの名前が出てきました。インク沼は深いだけでなく広いようですが(笑)色々まだ見ぬ色がたくさんあるので(今の分をなんとかしてから)また探検したいと思います。
今回もですが特に気に入ったインクなんかはまたなんかお試しお披露目したいなーと思ってます。一応インスタを万年筆・インク関係特化にしたのでとりあえずリンク。サイドバーにも貼っておこうかな。


今日の一曲: Silk Road Ensemble 「Going Home」



クラシックの有名曲として名高いドヴォルザークの交響曲9番ですが、色々なところで弾かれすぎというか聴かされすぎだったり、それとは別に「自分が好きな交響曲の性質」的なものに合わないこともあってそーんなに好きでない曲に分類されてます。
というか好みおいといてもそこまでの交響曲ではないよなあ、と。

特に第2楽章は日本で通ってた小学校で下校の音楽で毎日流れてたし(=毎日下校の音楽が流れるまで学校で遊んでた)、メロディーは美しいと思うながらももう聞き飽きた感が有り。
ただそんなこの楽章に改めて新しく懐かしさと美しさを感じさせてくれたのがこのSilk Road Ensembleのアレンジ。

割とクラシック音楽らしい原曲で、アレンジしてもそれは変わらないのですが楽器が減ってより室内楽的なintimacyがあるのと、それから歌が中国語で歌われてるのがすごいツボ。
中国語自体はわからないんで歌詞がなんて言ってるのかはわからないのですが、小さい頃は父の聞いてた中国語講座のテープとかで最後によく歌が入ってたのを聞いてたので特に懐かしく感じる・・・ということなのかな。曲の望郷的な思いを誘うなにかもものすごく強まります。

そもそもこのメロディーを中国語で歌ってもあんまり違和感ないのはドヴォルザークが五音音階(ペンタトニックスケール)をメロディーに多く使用してるのが関係してます。ペンタトニックスケールはアジアを始めいろんな文化の民族音楽で使われてるので色んな言語とマッチする&いろんな文化に「懐かしさ」を感じさせるメロディーになるポテンシャルがある・・・ということかな。そうだったら面白い。色んな文化の音楽をいろんなアレンジと言語で聞いてみたい。

そういうこともあってこの曲がSilk Road Ensembleのカバー楽曲として選ばれたってのもあるのかな。異文化交流の可能性、共通言語、などなど。
ついでにこの曲が収録されてる「Sing Me Home」はSilk Road Ensembleの映画と繋がってる(サントラではないけど)アルバムなので映画の方でテーマとなった異文化音楽交流だったり「帰るべき家」だったり、そういうことにも強く共鳴するし。

なので今回アルバムリンクしますが気持ち的にはドキュメンタリー映画「The Music of Strangers」とセットでおすすめしたいです。
(そういえば映画でも別の中国語の歌でものすごく懐かしさを感じたんだっけな)

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