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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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お知らせしないともうすぐ本番
タイトルの通りなのでまずはお知らせ~

Stonnington Sympony Orchestraコンサート
6月4日(日)14時30分開演
Malvern Town Hall
指揮者: Patrick Miller
アレクサンドル・ボロディン 交響詩「中央アジアの草原にて」
セルゲイ・プロコフィエフ 「キージェ中尉」組曲(バリトン:Matthew Thomas)
アレクサンドル・ボロディン 「イーゴリ公」序曲
ニコライ・リムスキー=コルサコフ シェヘラザード(バイオリン:Roy Theaker)

前半の私が弾いてない2曲、どっちも聞いたことない曲でした。ボロディンにはあんまり詳しくない。あんまり縁がないんだよなあ。イーゴリ公といえば韃靼人の踊り弾いたけど。
改めて聞いてみるとボロディンはメロディーの人で、同じメロディー繰り返してても(中央アジア~とか)美しい音楽になるような。中央アジアの~が交響詩であることは今調べて知ったのですがロケーション以外は北欧の交響詩に似た風景画的な音楽。

そして今週のキージェのリハーサルはバリトン歌手と一緒でした。歌付きバージョンだと曲のロシアっぽさが上昇するような気がします。ロシア語を歌詞として聞いてるのもあるのかもですがメロディーと伴奏の関係性により集中してディテールに気づくというかなんというか自分でも何言ってるかわからなくなってきた。とにかくキージェ中尉がこんなにもロシアなキャラの音楽だとは長年聞いてて(というか長年聞いてたからこそ)気づかなかったです。

あと普段からバリトンの歌聞いてないわけじゃないんですけどバリトン歌手ってすごい低い声域で歌うなー。たぶんキージェでいうと第2楽章はスタンダードな声域で、第4楽章のトロイカはかなり高い部分が多いぽい。
楽器でいうとチェロやファゴット、ホルン、トロンボーン、バスクラなんかは中低音楽器といえど結構高い音域でのメロディーもよくありますし。こういう楽器がいわばテノールに相当して、バリトンはコントラバスやチューバなのか、感覚的に。

そういえばすでに書いたかわからないのですが英Boosey & Hawkesで注文したカバレフスキーの24の前奏曲(ピアノ独奏)とショスタコ13番ミニスコア(次のオケ仕事用)がこないだ届きました。ミニスコアさすがに音符と文字が小さい・・・年齢じゃなくて多分実際小さいしあと眼鏡もそろそろ新しくしたほうがいいのかも。
あとこの版のショスタコ13番は歌詞がキリル文字ロシア語+ドイツ語でしか書いてないので歌って遊べないのが残念。ドイツ語も歌えるドイツ語で書いてあるみたいだけど・・・違うんだよう。

ショスタコ13番はハープ4人必要で、そういう曲って珍しくないはずだし大体の場合は2人でもなんとかなる(特にアマチュアオケだと)場合が結構あるのですが今回実際4人ハープを揃えるらしく。裏方経験からいって大変なことだしすごいこと。そしてチェレスタ弾き経験からいって一人くらい知ってる人がいるはず。いるよねえ。クラシック音楽の世界自体狭い世界で、その中でのレアキャラであるハープですし。そこも含めて楽しみです。

とりあえずまずは日曜日のコンサート。短いとはいえしっかり出番。お隣さん両サイドも来てくれるはずなのでしっかり聞こえるように頑張らないと。出番が少なすぎて申し訳ないくらいだけど、聞いて楽しいプログラムのコンサート。楽しんでもらえるといいな。


今日の一曲: セルゲイ・プロコフィエフ 「キージェ中尉」第2楽章「ロマンス」



ということで日曜日に弾くやつを。この楽章だとほんとにちょろっと2回(チェレスタで)弾くだけなのですが個人的に音楽的になかなかおいしいパートだと思ってます。
バリトン歌手(歌なし版ではチェロのソロ)との絡み方がなかなか粋だと思うのですよ。コールアンドレスポンスとはちょっと違うオーバーラップありの会話的なかけあい。

さきほどボロディンの作品がメロディー中心といいましたがこのロマンスもかなりメロディーの力に支えられてます。メインのメロディーはStingを始めいろんなところでカバーされてるほど名メロディ扱いですし、とにかくこの曲はソロが多い。歌付き版だとその多くをバリトンが担当してるのですが、コントラバスとかチェロとかビオラとかサックスとかファゴットとか。いろんな楽器(とくに中低音)にスポットライトが当たって楽しいです。
(そういうとこも手持ちの録音で展覧会の絵やハーリ・ヤーノシュと一緒に収録されてるとさらに楽しい要素かもしれませんね)

歌付き版がないかと調べたらありました。小澤さん指揮で同じくプロコの交響曲第1番第5番が収録。楽しく気軽に聞けるプロコフィエフ集でいいですなー。よく一つのCDに入ったな(5番は決して短くはない)。なにはともあれどれも素晴らしい曲です。

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