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ちょっと間があきました-。
ばたばたしてるっちゃあばたばたしてるかな。なんといってももうバレエの発表会が来週末。
しかも久々のピアノレッスンをその次の日にスケジュールしてしまった。
一時帰国プランニングも色々調整しなきゃでどうなることやら。
昨日はボードゲームでものすごい楽しかったので書くのが待ち遠しいのですが一昨日行ったコンサートも同じくらいテンション上がったのでおとなしく時系列に。
ただいまオケのお仕事でショスタコ真っ盛りですがそれでもメル響がショスタコ5番やるといったらもう聴きにいかなきゃって気持ちにどうしてもなっちゃいます。
生まれてから(生まれる前も???)ずっと聞いてるタコ5を始めとしたショスタコの音楽は飽きるとかあんまりないくらい聞くのが自然なことで。やっぱり生で聞ける機会があるなら行きたいです。
しかも今回はこんな俺得なプログラムでした。
MSO Plays Shostakovich
指揮者: Jakub Hrůša
ベーラ・バルトーク バイオリン協奏曲第2番(バイオリン:Alina Ibragimova)
アンコール:ウジェーヌ・イザイ 無伴奏バイオリンソナタ第5番 第2楽章「田舎の踊り」
(休憩)
ドミトリ・ショスタコーヴィチ 交響曲第5番
いやあもうごちそうさまですよこの曲の取り合わせ。いつ聞いてもバルトークもショスタコも嬉しい。イザイも(ものすごい難しいのは分かってるのですが)オケのコンサートのアンコールで聞くとすごい嬉しいですし。というかバイオリンのリサイタルよりもオケのコンサートのアンコールで聞くことが多い気が。
(イザイの無伴奏バイオリンソナタ、6つどれも聞いてても十分難しいのが分かる曲ですがIMSLPで楽譜見るとものすごいですよ。バイオリンの楽譜とはなかなか思えないような真っ黒さは必見です)
今回のバルトークの演奏はとにかくワイルドでした。最初の音から気合い120%。もちろんこの曲はワイルドな方がいいし癖が強い感じの音の方が良いし。そこにさらにものすごい技巧でどんな難所も危なげなくパワフルに乗り切るとかもう惚れるしかない。こんなワイルドはなかなか出会えないしそんなワイルドでこのバルトークを聞けてよかったー。
ただオケがちょっと今回ぐらついてたところが多々。なんかこう、同じとこで音が変わってないとかなんかずれてるみたいなところがどうも耳について。なかなかこういうことってないんだけどなあ、珍しい。3回公演の1回目・・・とはいえショスタコ5番なんてよくやるしなあ。
あともひとつ気になったのは今度同じくHamer Hallでチェレスタを弾くにあたって音量問題。いつも通りバルコニーの後ろ半分あたりに座ってたのですがメル響のあの「ピアノのように弾ける」チェレスタでもなかなか聞き取りづらい箇所があって今のちっさい相棒でどれくらい音が届けられるか現実的にかなり心配になってきました。マジでほんとにどうしよう。特に合唱とかぶってる部分とかあったら厳しいんじゃないか。
ところで今日本から送ってもらったQさまの2017年5月音楽回を見てて(音楽以外の)歴史の動きに関わった作曲家の名前が出てるのですがその並びにショスタコーヴィチの話がひとつもでてこないのは本当に残念で。ショスタコの音楽は墓碑であり歴史書であり20世紀の、そして人類の歴史を語る上で抜かしてはいけないもので。歴史に消されたかもしれない人々の声、というか叫びがショスタコの音楽にはあります。絶対に絶やしてはいけない、もっと多くの人に知られなきゃいけないもの。
平和な時も動乱の時も忘れられることがあってはならない音楽・・・なんだけど一般の認知度はまだまだ低い。特定のなにかを指すわけじゃないですが今の時代こそショスタコがもてはやされてもいいと思うんですよね。
だから今度やるコンサートでも学校から(音楽に限らず)学生さんを招いたりということもあったり、なるべく多くの人に来て欲しいなと思ってます。5番よりは難解な曲ですけどこんな機会めったにない。宣伝活動がんばらなきゃな、私も。
今日の一曲: ドミトリ・ショスタコーヴィチ 交響曲第5番 第1楽章
ショスタコ5番といえば第4楽章がテレビとかでもよく使われて(一番面白い使い方はドラマ「結婚できない男」でのかな)ますし、第3楽章は私がすっごい好きなのでこのブログでもちょっと前は結構話に出したので今回はちょっとお休みして第1楽章を。
曲の始めで音楽全体の雰囲気をセットアップするのって大切だな、といつもこの冒頭には思わされます。↑のコンサートでのバルトークの冒頭もかなり独特で大好きです。ショスタコ5番の最初の力強さと重さと暗さは一口目でお腹に溜まるしっかりした感覚。
いきなりは叫ばない、落ち着いて、でも声高らかに宣言するような。
第1楽章ではいろんな楽器のソロが聴けるのがちょっとした注目ポイントだと思います。
特に木管各楽器とか、セクションソロだとビオラ(!)、ホルンの超低音セクションソロ、インパクト抜群のピアノソロとか最後の最後のチェレスタソロ。ホルンとピアノは特に思い入れ深いです。(もしもショスタコ5番やるコンサートで演奏前にホルンがぼわああああって低音練習してたらこの曲です。オーディションでもよく使われる低音の試練!)ショスタコのダークサイドが炸裂してほんと気持ちいい瞬間。
ただそんな個の力もすごい中でこの第1楽章で一番パワフルなのがクライマックスで全部の楽器が同じメロディーを歌い上げる部分。ショスタコはほんとユニゾンが好き。そしてショスタコみたいな力強いユニゾンを書く人っていないと思います。それこそ「叫び」ですよ。何の叫びかは書かないですが聞けばわかる。忘れさせちゃいけないってのもなんとなく分かる・・・といいなあ。
生まれてからずっとこの曲を聴いてきたって書いたのですがその長らく聞いてきた録音がうっかりバーンスタインだったもんで(悪い録音じゃないです、ただちょっと最終楽章の最後の部分のテンポとかかなり変わってる解釈だったり)・・・
ムラヴィンスキー指揮の録音も「これがホーム」的な感じがあって好きなのですが探してみてよさげだったのでロストロさん(チェロの神)の録音をチョイス。第4楽章の試聴が大変かっこいいです。ぜひそちらも聞いてみてください。
ばたばたしてるっちゃあばたばたしてるかな。なんといってももうバレエの発表会が来週末。
しかも久々のピアノレッスンをその次の日にスケジュールしてしまった。
一時帰国プランニングも色々調整しなきゃでどうなることやら。
昨日はボードゲームでものすごい楽しかったので書くのが待ち遠しいのですが一昨日行ったコンサートも同じくらいテンション上がったのでおとなしく時系列に。
ただいまオケのお仕事でショスタコ真っ盛りですがそれでもメル響がショスタコ5番やるといったらもう聴きにいかなきゃって気持ちにどうしてもなっちゃいます。
生まれてから(生まれる前も???)ずっと聞いてるタコ5を始めとしたショスタコの音楽は飽きるとかあんまりないくらい聞くのが自然なことで。やっぱり生で聞ける機会があるなら行きたいです。
しかも今回はこんな俺得なプログラムでした。
MSO Plays Shostakovich
指揮者: Jakub Hrůša
ベーラ・バルトーク バイオリン協奏曲第2番(バイオリン:Alina Ibragimova)
アンコール:ウジェーヌ・イザイ 無伴奏バイオリンソナタ第5番 第2楽章「田舎の踊り」
(休憩)
ドミトリ・ショスタコーヴィチ 交響曲第5番
いやあもうごちそうさまですよこの曲の取り合わせ。いつ聞いてもバルトークもショスタコも嬉しい。イザイも(ものすごい難しいのは分かってるのですが)オケのコンサートのアンコールで聞くとすごい嬉しいですし。というかバイオリンのリサイタルよりもオケのコンサートのアンコールで聞くことが多い気が。
(イザイの無伴奏バイオリンソナタ、6つどれも聞いてても十分難しいのが分かる曲ですがIMSLPで楽譜見るとものすごいですよ。バイオリンの楽譜とはなかなか思えないような真っ黒さは必見です)
今回のバルトークの演奏はとにかくワイルドでした。最初の音から気合い120%。もちろんこの曲はワイルドな方がいいし癖が強い感じの音の方が良いし。そこにさらにものすごい技巧でどんな難所も危なげなくパワフルに乗り切るとかもう惚れるしかない。こんなワイルドはなかなか出会えないしそんなワイルドでこのバルトークを聞けてよかったー。
ただオケがちょっと今回ぐらついてたところが多々。なんかこう、同じとこで音が変わってないとかなんかずれてるみたいなところがどうも耳について。なかなかこういうことってないんだけどなあ、珍しい。3回公演の1回目・・・とはいえショスタコ5番なんてよくやるしなあ。
あともひとつ気になったのは今度同じくHamer Hallでチェレスタを弾くにあたって音量問題。いつも通りバルコニーの後ろ半分あたりに座ってたのですがメル響のあの「ピアノのように弾ける」チェレスタでもなかなか聞き取りづらい箇所があって今のちっさい相棒でどれくらい音が届けられるか現実的にかなり心配になってきました。マジでほんとにどうしよう。特に合唱とかぶってる部分とかあったら厳しいんじゃないか。
ところで今日本から送ってもらったQさまの2017年5月音楽回を見てて(音楽以外の)歴史の動きに関わった作曲家の名前が出てるのですがその並びにショスタコーヴィチの話がひとつもでてこないのは本当に残念で。ショスタコの音楽は墓碑であり歴史書であり20世紀の、そして人類の歴史を語る上で抜かしてはいけないもので。歴史に消されたかもしれない人々の声、というか叫びがショスタコの音楽にはあります。絶対に絶やしてはいけない、もっと多くの人に知られなきゃいけないもの。
平和な時も動乱の時も忘れられることがあってはならない音楽・・・なんだけど一般の認知度はまだまだ低い。特定のなにかを指すわけじゃないですが今の時代こそショスタコがもてはやされてもいいと思うんですよね。
だから今度やるコンサートでも学校から(音楽に限らず)学生さんを招いたりということもあったり、なるべく多くの人に来て欲しいなと思ってます。5番よりは難解な曲ですけどこんな機会めったにない。宣伝活動がんばらなきゃな、私も。
今日の一曲: ドミトリ・ショスタコーヴィチ 交響曲第5番 第1楽章
ショスタコ5番といえば第4楽章がテレビとかでもよく使われて(一番面白い使い方はドラマ「結婚できない男」でのかな)ますし、第3楽章は私がすっごい好きなのでこのブログでもちょっと前は結構話に出したので今回はちょっとお休みして第1楽章を。
曲の始めで音楽全体の雰囲気をセットアップするのって大切だな、といつもこの冒頭には思わされます。↑のコンサートでのバルトークの冒頭もかなり独特で大好きです。ショスタコ5番の最初の力強さと重さと暗さは一口目でお腹に溜まるしっかりした感覚。
いきなりは叫ばない、落ち着いて、でも声高らかに宣言するような。
第1楽章ではいろんな楽器のソロが聴けるのがちょっとした注目ポイントだと思います。
特に木管各楽器とか、セクションソロだとビオラ(!)、ホルンの超低音セクションソロ、インパクト抜群のピアノソロとか最後の最後のチェレスタソロ。ホルンとピアノは特に思い入れ深いです。(もしもショスタコ5番やるコンサートで演奏前にホルンがぼわああああって低音練習してたらこの曲です。オーディションでもよく使われる低音の試練!)ショスタコのダークサイドが炸裂してほんと気持ちいい瞬間。
ただそんな個の力もすごい中でこの第1楽章で一番パワフルなのがクライマックスで全部の楽器が同じメロディーを歌い上げる部分。ショスタコはほんとユニゾンが好き。そしてショスタコみたいな力強いユニゾンを書く人っていないと思います。それこそ「叫び」ですよ。何の叫びかは書かないですが聞けばわかる。忘れさせちゃいけないってのもなんとなく分かる・・・といいなあ。
生まれてからずっとこの曲を聴いてきたって書いたのですがその長らく聞いてきた録音がうっかりバーンスタインだったもんで(悪い録音じゃないです、ただちょっと最終楽章の最後の部分のテンポとかかなり変わってる解釈だったり)・・・
ムラヴィンスキー指揮の録音も「これがホーム」的な感じがあって好きなのですが探してみてよさげだったのでロストロさん(チェロの神)の録音をチョイス。第4楽章の試聴が大変かっこいいです。ぜひそちらも聞いてみてください。
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