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前回のエントリーに拍手ありがとうございます。
今週はなんか夜にかけてネットが一部遅かったり(なぜ全部でないかは不明)で書きたいことがあったのに昨日のコンサートの感想を書くターンになってしまった。書きたいことがあったのに&それなりに準備もしていたのに(強調)。
昨日のコンサートはピアノ友人が出演だったのですがちょっと変わった趣旨のコンサートで。
Collingwood Arts Precinctという普段は何に使われてるかちょっと分からない(行った時点で大分真っ暗だったのでそもそもどういう場所だかも分からなかった)場所でクラシックの室内楽コンサートとエレクトロニクスの演奏を組み合わせた多分新しい試み。今回が1回目であと2回やるようです。
室内楽コンサートの方のプログラムはこんな感じでした。
ルートヴィッヒ・ファン・ベートーヴェン ピアノソナタ第14番「月光」(ピアノ:Tristan Lee)
アルヴォ・ペルト 「Spiegel im Spiegel」(+チェロ:Blair Harris)
ドミトリ・ショスタコーヴィチ ピアノ三重奏曲第2番(+バイオリン:Franscesca Hiew)
一人ずつ増えてくプログラムですが同時に月光とペルトは繰り返されるアルペジオという共通点もあり。(余談ですがショスタコのビオラソナタのエンディングは月光ソナタをモチーフにしてるので月光とそれの組み合わせもいつか聴いてみたいなあ。あとあれ、まなざし1番もアルペジオでないにしてもちょっと似てる??)
聴衆には結構クラシックコンサート普段から来てるわけでなさそうと思われる若い人が多かったため月光は手探りな感じであまり間を置かない感じの演奏でした。間はあったほうが好みだけどこればかりはしょうがない。聴衆含めた環境を読むのも生演奏の大変なとこです。
ただ演奏が進んでみるとペルトのゆっくりで静かなのもショスタコの(スローな楽章も含めた)かなり長い塊の演奏もちゃんと(というのも失礼ですが)聴いてて結果かなり受けがよかったように思えました。
クラシックやってる人以外ではショスタコやペルトなんて知ってる人あんまりいないだろうけどこれを聴いて「これ好き!」と思った人が一人でもいるといいなあ。特にショスタコはクラシック音楽の(一般の)概念を良い意味で木っ端みじんに破壊してくれる音楽なので(笑)
今回演奏してたバイオリンの人もチェロの人も名前聞くのも初めての人達だったのですが上手かったですねー。リハーサル回数もかなり限られてたらしいですがそれが全く感じられないほどのアンサンブルのぴったりさ。ピアノ三重奏は個が3人、個として合わさるアンサンブルなので個の相性が良いとこんなミラクルにもなるのかな。
そして弦がワイルドだった。そりゃあショスタコですからワイルドな演奏が楽しい。むしろピアノがワイルドさで負けてたくらい(奏者の人の良さなんです、そこはきっと)。
最近のコンサートでは楽譜をタブレット(だいぶ大きいサイズのが出てきてますからね)で表示して使う人も増えましたが今回のバイオリニストは楽譜立てにタブレットを置いて、さらに床の上に別の端末(携帯?)を置いて足(靴のかかと)で踏むことでページをめくる仕組みを採用してました。すごいなあ。踏んで割れちゃわないか心配。あとそのかかとにはなんか加工がしてあるのか、そのままでも認識するのか。
電子機器ついでですが今回のコンサートはドリンク購入にカードが使えるのも若い人向けコンサートでは嬉しい配慮でしたね。コンサート用の場所(ホールとか)でないとこではチケットにもドリンクにもキャッシュが中心のことが多いので。実際の負担とかどうなんだろう、地味に気になるところです。
さて明日はオケのリハーサル。合唱と一緒の初リハーサルです。そこからまた来週ばたばたするのですが書きたかったブログの諸々も書きたいです。一つはリハーサルの感想と兼ねられるんですがもう一つも。
今日の一曲: ルートヴィッヒ・ファン・ベートーヴェン ピアノソナタ第14番「月光」 第2楽章
ショスタコと思った?残念、ベートーヴェンです。自分にはなかなか珍しいパターンですが明日のリハーサル感想にショスタコ使うのでこのチョイス。
昔々この曲を弾いてたときから「月光」の二つ名は有名な第1楽章よりも第2楽章に合うんじゃないかなーと思ってましたが今もそれは変わらず。光の性質とか色?みたいなのがお月様っぽいんですよね。そう思ってる人結構いるんじゃないかな、いないのかな。
3つ楽章があるうちのいわばこれが「スケルツォ」楽章なのですがスケルツォ的な軽さとはちょっと縁遠いこの楽章。そもそもベートーヴェンが聴覚をなくしていく中で書いた曲で、もともとlightheartedな性格の人でもないのでどこかシリアスなトーンがある曲調です。ただ両隣の楽章にある(それぞれ性質の違う)緊張よりは心が軽めかな。
そもそも私はスケルツォはちょっと重さがあるのが好きなので(マーラーにしろショスタコにしろその他色々)こういう曲は聴くにもしっとり、弾くにも心に親しみやすい。特にトリオのオクターブの人間的な暖かみと重みがいい。ベートーヴェンの右手・左手をずらすリズム(いろんなピアノソナタに出てきます)も心地良い。もっとこういう曲があってもいいなあ、と思いつつ唯一つみたいな存在もまた特別で。
ベートーヴェンは最近(前述友人の演奏が好きなのもあり)自分で弾くことに対してモチベーションはほんと無いのですが、でも何かのはずみで月光ソナタは弾くかなあと思ってます。友人、そして親友が弾くのを聴いて自分なりにこだわりたいことがあったり、どうも思うことがあるようなので。あとタイトルが付いてると他の曲と組み合わせやすいですよね、特に「月光」みたいなタイトルだと。さんざん若い時に弾いてはいるので実現するかはわかりませんが・・・
ということで今回は「リサイタルの生録音」でこの曲を生で、そして他の曲と組み合わせて(コンビネーションとか奏者のチョイスも合わせて)楽しむような録音をリンクしてみました。
この録音は・・・どうだろうなあ、私が見ると「That escalated quickly」というミームを思い出すのですが(笑)キーシンだからちゃんとなってるんだろうなあ。ブラームスもすごそう。
今週はなんか夜にかけてネットが一部遅かったり(なぜ全部でないかは不明)で書きたいことがあったのに昨日のコンサートの感想を書くターンになってしまった。書きたいことがあったのに&それなりに準備もしていたのに(強調)。
昨日のコンサートはピアノ友人が出演だったのですがちょっと変わった趣旨のコンサートで。
Collingwood Arts Precinctという普段は何に使われてるかちょっと分からない(行った時点で大分真っ暗だったのでそもそもどういう場所だかも分からなかった)場所でクラシックの室内楽コンサートとエレクトロニクスの演奏を組み合わせた多分新しい試み。今回が1回目であと2回やるようです。
室内楽コンサートの方のプログラムはこんな感じでした。
ルートヴィッヒ・ファン・ベートーヴェン ピアノソナタ第14番「月光」(ピアノ:Tristan Lee)
アルヴォ・ペルト 「Spiegel im Spiegel」(+チェロ:Blair Harris)
ドミトリ・ショスタコーヴィチ ピアノ三重奏曲第2番(+バイオリン:Franscesca Hiew)
一人ずつ増えてくプログラムですが同時に月光とペルトは繰り返されるアルペジオという共通点もあり。(余談ですがショスタコのビオラソナタのエンディングは月光ソナタをモチーフにしてるので月光とそれの組み合わせもいつか聴いてみたいなあ。あとあれ、まなざし1番もアルペジオでないにしてもちょっと似てる??)
聴衆には結構クラシックコンサート普段から来てるわけでなさそうと思われる若い人が多かったため月光は手探りな感じであまり間を置かない感じの演奏でした。間はあったほうが好みだけどこればかりはしょうがない。聴衆含めた環境を読むのも生演奏の大変なとこです。
ただ演奏が進んでみるとペルトのゆっくりで静かなのもショスタコの(スローな楽章も含めた)かなり長い塊の演奏もちゃんと(というのも失礼ですが)聴いてて結果かなり受けがよかったように思えました。
クラシックやってる人以外ではショスタコやペルトなんて知ってる人あんまりいないだろうけどこれを聴いて「これ好き!」と思った人が一人でもいるといいなあ。特にショスタコはクラシック音楽の(一般の)概念を良い意味で木っ端みじんに破壊してくれる音楽なので(笑)
今回演奏してたバイオリンの人もチェロの人も名前聞くのも初めての人達だったのですが上手かったですねー。リハーサル回数もかなり限られてたらしいですがそれが全く感じられないほどのアンサンブルのぴったりさ。ピアノ三重奏は個が3人、個として合わさるアンサンブルなので個の相性が良いとこんなミラクルにもなるのかな。
そして弦がワイルドだった。そりゃあショスタコですからワイルドな演奏が楽しい。むしろピアノがワイルドさで負けてたくらい(奏者の人の良さなんです、そこはきっと)。
最近のコンサートでは楽譜をタブレット(だいぶ大きいサイズのが出てきてますからね)で表示して使う人も増えましたが今回のバイオリニストは楽譜立てにタブレットを置いて、さらに床の上に別の端末(携帯?)を置いて足(靴のかかと)で踏むことでページをめくる仕組みを採用してました。すごいなあ。踏んで割れちゃわないか心配。あとそのかかとにはなんか加工がしてあるのか、そのままでも認識するのか。
電子機器ついでですが今回のコンサートはドリンク購入にカードが使えるのも若い人向けコンサートでは嬉しい配慮でしたね。コンサート用の場所(ホールとか)でないとこではチケットにもドリンクにもキャッシュが中心のことが多いので。実際の負担とかどうなんだろう、地味に気になるところです。
さて明日はオケのリハーサル。合唱と一緒の初リハーサルです。そこからまた来週ばたばたするのですが書きたかったブログの諸々も書きたいです。一つはリハーサルの感想と兼ねられるんですがもう一つも。
今日の一曲: ルートヴィッヒ・ファン・ベートーヴェン ピアノソナタ第14番「月光」 第2楽章
ショスタコと思った?残念、ベートーヴェンです。自分にはなかなか珍しいパターンですが明日のリハーサル感想にショスタコ使うのでこのチョイス。
昔々この曲を弾いてたときから「月光」の二つ名は有名な第1楽章よりも第2楽章に合うんじゃないかなーと思ってましたが今もそれは変わらず。光の性質とか色?みたいなのがお月様っぽいんですよね。そう思ってる人結構いるんじゃないかな、いないのかな。
3つ楽章があるうちのいわばこれが「スケルツォ」楽章なのですがスケルツォ的な軽さとはちょっと縁遠いこの楽章。そもそもベートーヴェンが聴覚をなくしていく中で書いた曲で、もともとlightheartedな性格の人でもないのでどこかシリアスなトーンがある曲調です。ただ両隣の楽章にある(それぞれ性質の違う)緊張よりは心が軽めかな。
そもそも私はスケルツォはちょっと重さがあるのが好きなので(マーラーにしろショスタコにしろその他色々)こういう曲は聴くにもしっとり、弾くにも心に親しみやすい。特にトリオのオクターブの人間的な暖かみと重みがいい。ベートーヴェンの右手・左手をずらすリズム(いろんなピアノソナタに出てきます)も心地良い。もっとこういう曲があってもいいなあ、と思いつつ唯一つみたいな存在もまた特別で。
ベートーヴェンは最近(前述友人の演奏が好きなのもあり)自分で弾くことに対してモチベーションはほんと無いのですが、でも何かのはずみで月光ソナタは弾くかなあと思ってます。友人、そして親友が弾くのを聴いて自分なりにこだわりたいことがあったり、どうも思うことがあるようなので。あとタイトルが付いてると他の曲と組み合わせやすいですよね、特に「月光」みたいなタイトルだと。さんざん若い時に弾いてはいるので実現するかはわかりませんが・・・
ということで今回は「リサイタルの生録音」でこの曲を生で、そして他の曲と組み合わせて(コンビネーションとか奏者のチョイスも合わせて)楽しむような録音をリンクしてみました。
この録音は・・・どうだろうなあ、私が見ると「That escalated quickly」というミームを思い出すのですが(笑)キーシンだからちゃんとなってるんだろうなあ。ブラームスもすごそう。
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