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前回のエントリーに拍手どうもです~
未だに忙しさのまっただ中です。ほぼ毎日外出。そしてこれ書き終わったら一日一筆も書きためなきゃですし。
さて金曜日もそんな忙しい外出日でした。友人のトリオPlexusのコンサート。
今年は委嘱初演だけでなくもっと伝統的なレパートリーも交えてのコンサート形式。そして今回はチェロが参入という変則編成。
今回のプログラムはこんな感じでした。
未だに忙しさのまっただ中です。ほぼ毎日外出。そしてこれ書き終わったら一日一筆も書きためなきゃですし。
さて金曜日もそんな忙しい外出日でした。友人のトリオPlexusのコンサート。
今年は委嘱初演だけでなくもっと伝統的なレパートリーも交えてのコンサート形式。そして今回はチェロが参入という変則編成。
今回のプログラムはこんな感じでした。
Plexus「Provenance」
Stefan Cassomenos(ピアノ)、Monica Curro(バイオリン)、Philip Arkinstall(クラリネット)
Stephen Chatman 「Trio」
Linda Kouvaras 「After Before: Provenance Fantasia」
Elliot Gyger 「Braid」
(休憩)
Michael Bakrnčev 「Trio」
パウル・ヒンデミット クラリネット、バイオリン、チェロとピアノのための四重奏曲(チェロ:Michelle Wood)
今回のコンサートのキーワードは「個性」だと思いました。それぞれの作曲家の個性がそれぞれ主張しすぎることなく楽しく聴けるプログラム。あえてお気に入りを挙げるならBakrnčevかな。作曲家のルーツであるマケドニアの地理的環境をものすごく思い知りながらとにかく聴いて楽しい曲調。やっぱりダンスのリズムが根底にあるといいよなあ。
あと映像が見えるようなKouvaras、テクスチャの芸術を感じるGyger、そしてスローな楽章としてのブルース(とその後の舞曲)の相性の良さが心地良いChatman、どれも面白いのですが今回一番クレイジーだったのがまさかの一番先輩ヒンデミット(1895年~1963年)。
そもそもヒンデミットは時代地理あんま関係無しに独自のルールと感性で音楽を作ってるような、不思議な音楽をかく作曲家で。私も色々縁があってものすごい好きな作曲家なのですが(ただそれでもやっぱり不思議)、自分に縁があるイギリス寄りなヒンデミットとはひと味違ったエネルギッシュが過ぎるくらいのドイツ風味もありな激・ヒンデミットでした。ほんと驚かせられっぱなし。改めてまた録音を聞かないと今となってはどうしてそうなったのか分からないです。ヒンデミット熱再熱あるか!?
そしてブログあんまり更新してないうちに明日はショスタコのラストリハーサル。
とりあえず改めてお知らせ:
Stephen Chatman 「Trio」
Linda Kouvaras 「After Before: Provenance Fantasia」
Elliot Gyger 「Braid」
(休憩)
Michael Bakrnčev 「Trio」
パウル・ヒンデミット クラリネット、バイオリン、チェロとピアノのための四重奏曲(チェロ:Michelle Wood)
今回のコンサートのキーワードは「個性」だと思いました。それぞれの作曲家の個性がそれぞれ主張しすぎることなく楽しく聴けるプログラム。あえてお気に入りを挙げるならBakrnčevかな。作曲家のルーツであるマケドニアの地理的環境をものすごく思い知りながらとにかく聴いて楽しい曲調。やっぱりダンスのリズムが根底にあるといいよなあ。
あと映像が見えるようなKouvaras、テクスチャの芸術を感じるGyger、そしてスローな楽章としてのブルース(とその後の舞曲)の相性の良さが心地良いChatman、どれも面白いのですが今回一番クレイジーだったのがまさかの一番先輩ヒンデミット(1895年~1963年)。
そもそもヒンデミットは時代地理あんま関係無しに独自のルールと感性で音楽を作ってるような、不思議な音楽をかく作曲家で。私も色々縁があってものすごい好きな作曲家なのですが(ただそれでもやっぱり不思議)、自分に縁があるイギリス寄りなヒンデミットとはひと味違ったエネルギッシュが過ぎるくらいのドイツ風味もありな激・ヒンデミットでした。ほんと驚かせられっぱなし。改めてまた録音を聞かないと今となってはどうしてそうなったのか分からないです。ヒンデミット熱再熱あるか!?
そしてブログあんまり更新してないうちに明日はショスタコのラストリハーサル。
とりあえず改めてお知らせ:
Zelman Memorial Symphony Orchestraコンサート
2017年9月17日(日)午後2時開演
Hamer Hall
指揮:Mark Shiell
合唱指揮:Nicholas Cowall
ゲスト・コンサートマスター:Wilma Smith
プログラム:
Harry Sdraulig オーケストラのための「Crossway」(世界初演)
Elena Kats-Chernin フルート協奏曲「Night and Now」(フルート:Sally Walker)
ドミトリ・ショスタコーヴィチ 交響曲第13番「バビ・ヤール」(バス・バリトン:Adrian Tamburini)
日曜のリハーサルによると合唱は50人くらいかな。やっぱ教会の合唱とか見てても男声合唱は人が少ない。せっかくすごい曲だしすごい合唱パートだし(ロシア語は難しそうだけど)かっこいいのに残念だなあ。もっと男性が合唱に参加する世の中になるといいんだけどどうすればいいんだろうか。
まあそこの愚痴はおいといて実際リハーサルに参加してた合唱の皆さんはかなり頼れるメンズで、中学生高校生もいるようで(名門男子校ですが)若いのに頑張ってるなー。
そしてロシア語っていいですね。聞いても分からないしキリル文字だとほぼ読めないですけど。普通音楽で使うような言語なら基本的な発音のルールとか単語とかわかって一人で歌って楽しむ分にはなんとかなるのですがロシア語はお手上げでした。でも子音のサウンドとかすっごい独特。ショスタコ14番もそうですしラフマニノフの「鐘」とかvespersもそうですがロシア語+合唱のコンビは最強ですね。原語が別の言語でもロシア語でさらに魅力的にきこえたり(参照:ショスタコ14番のアポリネールの詩)。いいなあ。
オケも多分合唱と一体になって完成度かなり上がった・・・はず。長い長いリハーサル期間でしたからね。日曜リハーサルなんかもありましたし。でもこういう曲をじっくりリハーサルして演奏できるのはとっても貴重な体験。明日のラストリハーサルで士気も上がるといいなあ。
こういう曲を演奏できるのは貴重な体験、というところにちょっとアクセントを置きたい気持ちになってるのは前述金曜日に聴きに行ったコンサートでメル響奏者メンバーたちと来年のメル響のプログラムほんとにあれで大丈夫?みたいな懸念を話していたので。わくわくする要素がちょい少なめかな・・・と思ってたので奏者側も同じことを考えてたのは嬉しい。
ただ楽しみにしたいコンサートももちろんあるので2018年メル響はまたこんど。
今日の一曲: Harry Sdraulig 「Crossway」第3楽章
(録音は・・・まだ無い!)
ショスタコ以外で私が出番あるもう一つの曲。若き作曲家Harry君の短いながらも印象濃い4楽章編成の作品です。
多分一番ポーランド・ユダヤ音楽のルーツが濃い第1楽章、イギリス的なノスタルジーに満ちた第2楽章、現代音楽の結晶と宇宙から完成に向かう第4楽章、どれも魅力的なのですが代表で選びたかったのが第3楽章。しっかりモダンな雰囲気な曲ではありますが伝統的に考えるとこの楽章はぴったりスケルツォ。私の好みの重め?というとちょっとニュアンス違うかな、機械的な側面もある濃いめのスケルツォです。
個人的なクラシック音楽の見解として「21世紀は打楽器の時代!」というのがありますがこの曲もその良い例です。打楽器って難しいんですよね。使うのにセンスがいるというか、それぞれの楽器が得意分野とかお国の文化を主張するんでいかに自分の言語に打楽器の音を合わせるか、みたいなところがあるのかな。
特に今回のショスタコ13番の第3楽章のカスタネットやクラムの作品での世界中いろんなとこから持ってきた打楽器色とりどりとかそういう意味ですごいよなあ。
ティンパニとかスネアとかしっかり使ってそこにオケの他の楽器でシンコペーション入れて曲全体のリズムがきゅっと締まるのかっこいいですねー。オケとして弾くのはトリッキーだけど理屈はシンプルでエフェクトは格好いい。最高のスケルツォです。
打楽器といえばどうもこの曲でステンレス鍋(片手持ち)が使われてるらしき痕跡(鍋が楽譜入れの箱に入ってる)があるのですが自分のことに忙しくて鍋の出番がまだ把握できてません。多分打楽器大活躍の第3楽章だと思うんだけど・・・明日のリハーサルで分からなければDVD(そうです、CDだけでなくDVDになるんです)で見るまで迷宮入りかも・・・?
日曜のリハーサルによると合唱は50人くらいかな。やっぱ教会の合唱とか見てても男声合唱は人が少ない。せっかくすごい曲だしすごい合唱パートだし(ロシア語は難しそうだけど)かっこいいのに残念だなあ。もっと男性が合唱に参加する世の中になるといいんだけどどうすればいいんだろうか。
まあそこの愚痴はおいといて実際リハーサルに参加してた合唱の皆さんはかなり頼れるメンズで、中学生高校生もいるようで(名門男子校ですが)若いのに頑張ってるなー。
そしてロシア語っていいですね。聞いても分からないしキリル文字だとほぼ読めないですけど。普通音楽で使うような言語なら基本的な発音のルールとか単語とかわかって一人で歌って楽しむ分にはなんとかなるのですがロシア語はお手上げでした。でも子音のサウンドとかすっごい独特。ショスタコ14番もそうですしラフマニノフの「鐘」とかvespersもそうですがロシア語+合唱のコンビは最強ですね。原語が別の言語でもロシア語でさらに魅力的にきこえたり(参照:ショスタコ14番のアポリネールの詩)。いいなあ。
オケも多分合唱と一体になって完成度かなり上がった・・・はず。長い長いリハーサル期間でしたからね。日曜リハーサルなんかもありましたし。でもこういう曲をじっくりリハーサルして演奏できるのはとっても貴重な体験。明日のラストリハーサルで士気も上がるといいなあ。
こういう曲を演奏できるのは貴重な体験、というところにちょっとアクセントを置きたい気持ちになってるのは前述金曜日に聴きに行ったコンサートでメル響奏者メンバーたちと来年のメル響のプログラムほんとにあれで大丈夫?みたいな懸念を話していたので。わくわくする要素がちょい少なめかな・・・と思ってたので奏者側も同じことを考えてたのは嬉しい。
ただ楽しみにしたいコンサートももちろんあるので2018年メル響はまたこんど。
今日の一曲: Harry Sdraulig 「Crossway」第3楽章
(録音は・・・まだ無い!)
ショスタコ以外で私が出番あるもう一つの曲。若き作曲家Harry君の短いながらも印象濃い4楽章編成の作品です。
多分一番ポーランド・ユダヤ音楽のルーツが濃い第1楽章、イギリス的なノスタルジーに満ちた第2楽章、現代音楽の結晶と宇宙から完成に向かう第4楽章、どれも魅力的なのですが代表で選びたかったのが第3楽章。しっかりモダンな雰囲気な曲ではありますが伝統的に考えるとこの楽章はぴったりスケルツォ。私の好みの重め?というとちょっとニュアンス違うかな、機械的な側面もある濃いめのスケルツォです。
個人的なクラシック音楽の見解として「21世紀は打楽器の時代!」というのがありますがこの曲もその良い例です。打楽器って難しいんですよね。使うのにセンスがいるというか、それぞれの楽器が得意分野とかお国の文化を主張するんでいかに自分の言語に打楽器の音を合わせるか、みたいなところがあるのかな。
特に今回のショスタコ13番の第3楽章のカスタネットやクラムの作品での世界中いろんなとこから持ってきた打楽器色とりどりとかそういう意味ですごいよなあ。
ティンパニとかスネアとかしっかり使ってそこにオケの他の楽器でシンコペーション入れて曲全体のリズムがきゅっと締まるのかっこいいですねー。オケとして弾くのはトリッキーだけど理屈はシンプルでエフェクトは格好いい。最高のスケルツォです。
打楽器といえばどうもこの曲でステンレス鍋(片手持ち)が使われてるらしき痕跡(鍋が楽譜入れの箱に入ってる)があるのですが自分のことに忙しくて鍋の出番がまだ把握できてません。多分打楽器大活躍の第3楽章だと思うんだけど・・・明日のリハーサルで分からなければDVD(そうです、CDだけでなくDVDになるんです)で見るまで迷宮入りかも・・・?
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