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日常を過ごす中でたまに頭の中に流れる程度には軽くタコロスしております。
ここ数ヶ月のあいだ時間だけじゃなくて自分の頭の大部分を占めてたんだなあとしみじみ。
ほんとはコンサート前に行きたかったNGV Internationalの葛飾北斎展に今日行って来ました。
「北斎見ないと日本にいけないんだ!」というのはちょっと変な気もしますがそういう心意気で。
日本で見れるかは別として行って見てきてよかったです。
有名な波の描写を始めとした絵としてのすごさももちろんなのですがテンションが上がるのは日本で知ってる地名の景色の絵を見つけたときとか色が(万年筆のインクで欲しいくらい)ツボだったときとか、あと百人一首の挿絵(?)とか。最近百人一首を読んでたので「あーさらっとけばよかったー」ともどかしく思わずにさっと歌人から分かったりしてよかった。ナイスタイミング。
かなり多くの絵である程度日本の地理を知ってるのが助けになったとは思うのですが、私全体的に東京の地名とかあんまり知らないんですよねー。日本橋とか下目黒(寄生虫館の近くですよね?)とかくらいかな。地形は結構変わってるにしても日本に行ったときにちょっと意識して見てみたいです。
図鑑系というか生き物の絵とか見てると北斎の知識とカバー範囲の広さに圧倒されますね。
絵を描く人でそんなに手広い人ってダヴィンチとかそっちら辺じゃないのか(汗)
あとお岩さんとお菊さんも来てましたね、日本のホラー系統絵はそれだけで一つ企画展できちゃいそうですがそういうのもいつかやらないかなー。
ちなみにその後でピアノのレッスンに行ってシューベルトの「水の上で歌う」の水のイメージがしっかり北斎の水のスタイルに思えちゃったのはまあしょうがないということで。ちょい苦戦したレッスンですがこれからの練習につながる諸々でした。
さてZelman Symphonyは来年から指揮者が変わるということでこないだオケのリハーサルで候補の人がヴェルディのナブッコ序曲を振ったのですがその時にいい指揮者ってどういうことだろうと改めて考えたり。
もちろん実際の指揮のテクニック、明確さもそうなのですがリハーサルの運びとか話術とかも重要だなーと。
今の指揮者さん(ショスタコを振った人)はリハーサルでなにかあってもダメ出しとして指摘するのではなく(これはアマチュアオケは特に大事かな)、こうしたらどうかなというような話し方が多い印象。ちょっとこぼれ気味なところを(本番でも)拾ってフォローしたり、夜遅くのリハーサルでも士気を保つ・上げる話術を身につけてる気がするんですよね。
今年の1月の指揮者育成プログラムでも教えて身につけることができる指揮の基礎的なテクニックだけでなくそういうリハーサルの姿勢とか、指揮の教育についてのアプローチも良かったですし。
三国志の武将パラメータでいうと武力以外全部が物を言う職業なんですよね。統率が一番分かりやすいのですが他にも知力、政治、そして魅力の大切さ。ある程度揃った上で各パラメータのバランスで指揮者の性質が違ってくるのも面白い。今のZelmanの指揮者さんは統率そこそこ、政治力高め+魅力高い感じかな。武力(!)が高めの指揮者さんも知ってますし、政治が目立って高そうな人も思いつく。
まだじっくり考えたわけではないのですが、例えば統率が高い指揮者だと演奏が安定しやすかったり、知力が高い指揮者だと音楽の解釈とかが面白かったり、魅力が高いとリハーサルがスムーズに行きやすかったりするのかな?あくまでも推測。
今年は私のオケ参戦は終わりのようですが今年&今の指揮者さんでラストのコンサートも上手く行くといいなと思ってますし指揮者交代もスムーズに行って今年の士気とレベルを維持して新たな年を迎えられるといいなと思ってます。
今日の一曲: リヒャルト・シュトラウス 「アルプス交響曲」より「夜」&「日の出」
日本に行ったら更新も今日の一曲も減ると思うので今のうちに。北斎だったり友人合流後離脱しての山登りの話をしてたので最近聞いてないけどこの曲を。
聞いた(読んだ)話だとシュトラウスは若い頃体が弱くてそのリハビリ的なトレーニング的な何かで山に登っていたらしく。ただドイツの山々とこの曲に描写される山を思うとそれキツくない?みたいなとこが気になるのですが実際どうなんだろう。
ブリテンと「ピーター・グライムズ」での海の話もよくしますがこの曲にもシュトラウスが山をいかに近しく、そして愛しく思っていたかを感じます。この交響曲は山の描写だけでなく人間が山を登るのが描かれてるから余計にそう思うかな。さらにその道のりが必ずしも順調じゃないのもプラスで。
今日北斎の絵を見て富士山の位置と空の色彩を合わせると自分のいる場所がなんとなく分かったり富士山の色味で季節も結構分かる、みたいなケースは結構あったのですが山の景色に空の色って相性がいいだけでなく本当に大事ですね。Contextというか世界観。それだけでなくこの曲のこの最初の夜が明けていく音楽描写(そしてそれと対称になってる最後の夜になる描写)が見事で。理屈で説明できるのかなーこれ。できるんだろうけど言葉にしないでおきたくなっちゃう。
Amazonで録音を探すとジャケットにヨーロッパのアルプスの山と思われる写真が色々出てきます。えーっと正解の山(ツークシュピッツェ)ってこのなかにあるのかな。結構冠雪してるのも見られるけど。富士山と違って見る方角で全然違うから分からないなあ。
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ここ数ヶ月のあいだ時間だけじゃなくて自分の頭の大部分を占めてたんだなあとしみじみ。
ほんとはコンサート前に行きたかったNGV Internationalの葛飾北斎展に今日行って来ました。
「北斎見ないと日本にいけないんだ!」というのはちょっと変な気もしますがそういう心意気で。
日本で見れるかは別として行って見てきてよかったです。
有名な波の描写を始めとした絵としてのすごさももちろんなのですがテンションが上がるのは日本で知ってる地名の景色の絵を見つけたときとか色が(万年筆のインクで欲しいくらい)ツボだったときとか、あと百人一首の挿絵(?)とか。最近百人一首を読んでたので「あーさらっとけばよかったー」ともどかしく思わずにさっと歌人から分かったりしてよかった。ナイスタイミング。
かなり多くの絵である程度日本の地理を知ってるのが助けになったとは思うのですが、私全体的に東京の地名とかあんまり知らないんですよねー。日本橋とか下目黒(寄生虫館の近くですよね?)とかくらいかな。地形は結構変わってるにしても日本に行ったときにちょっと意識して見てみたいです。
図鑑系というか生き物の絵とか見てると北斎の知識とカバー範囲の広さに圧倒されますね。
絵を描く人でそんなに手広い人ってダヴィンチとかそっちら辺じゃないのか(汗)
あとお岩さんとお菊さんも来てましたね、日本のホラー系統絵はそれだけで一つ企画展できちゃいそうですがそういうのもいつかやらないかなー。
ちなみにその後でピアノのレッスンに行ってシューベルトの「水の上で歌う」の水のイメージがしっかり北斎の水のスタイルに思えちゃったのはまあしょうがないということで。ちょい苦戦したレッスンですがこれからの練習につながる諸々でした。
さてZelman Symphonyは来年から指揮者が変わるということでこないだオケのリハーサルで候補の人がヴェルディのナブッコ序曲を振ったのですがその時にいい指揮者ってどういうことだろうと改めて考えたり。
もちろん実際の指揮のテクニック、明確さもそうなのですがリハーサルの運びとか話術とかも重要だなーと。
今の指揮者さん(ショスタコを振った人)はリハーサルでなにかあってもダメ出しとして指摘するのではなく(これはアマチュアオケは特に大事かな)、こうしたらどうかなというような話し方が多い印象。ちょっとこぼれ気味なところを(本番でも)拾ってフォローしたり、夜遅くのリハーサルでも士気を保つ・上げる話術を身につけてる気がするんですよね。
今年の1月の指揮者育成プログラムでも教えて身につけることができる指揮の基礎的なテクニックだけでなくそういうリハーサルの姿勢とか、指揮の教育についてのアプローチも良かったですし。
三国志の武将パラメータでいうと武力以外全部が物を言う職業なんですよね。統率が一番分かりやすいのですが他にも知力、政治、そして魅力の大切さ。ある程度揃った上で各パラメータのバランスで指揮者の性質が違ってくるのも面白い。今のZelmanの指揮者さんは統率そこそこ、政治力高め+魅力高い感じかな。武力(!)が高めの指揮者さんも知ってますし、政治が目立って高そうな人も思いつく。
まだじっくり考えたわけではないのですが、例えば統率が高い指揮者だと演奏が安定しやすかったり、知力が高い指揮者だと音楽の解釈とかが面白かったり、魅力が高いとリハーサルがスムーズに行きやすかったりするのかな?あくまでも推測。
今年は私のオケ参戦は終わりのようですが今年&今の指揮者さんでラストのコンサートも上手く行くといいなと思ってますし指揮者交代もスムーズに行って今年の士気とレベルを維持して新たな年を迎えられるといいなと思ってます。
今日の一曲: リヒャルト・シュトラウス 「アルプス交響曲」より「夜」&「日の出」
日本に行ったら更新も今日の一曲も減ると思うので今のうちに。北斎だったり友人合流後離脱しての山登りの話をしてたので最近聞いてないけどこの曲を。
聞いた(読んだ)話だとシュトラウスは若い頃体が弱くてそのリハビリ的なトレーニング的な何かで山に登っていたらしく。ただドイツの山々とこの曲に描写される山を思うとそれキツくない?みたいなとこが気になるのですが実際どうなんだろう。
ブリテンと「ピーター・グライムズ」での海の話もよくしますがこの曲にもシュトラウスが山をいかに近しく、そして愛しく思っていたかを感じます。この交響曲は山の描写だけでなく人間が山を登るのが描かれてるから余計にそう思うかな。さらにその道のりが必ずしも順調じゃないのもプラスで。
今日北斎の絵を見て富士山の位置と空の色彩を合わせると自分のいる場所がなんとなく分かったり富士山の色味で季節も結構分かる、みたいなケースは結構あったのですが山の景色に空の色って相性がいいだけでなく本当に大事ですね。Contextというか世界観。それだけでなくこの曲のこの最初の夜が明けていく音楽描写(そしてそれと対称になってる最後の夜になる描写)が見事で。理屈で説明できるのかなーこれ。できるんだろうけど言葉にしないでおきたくなっちゃう。
Amazonで録音を探すとジャケットにヨーロッパのアルプスの山と思われる写真が色々出てきます。えーっと正解の山(ツークシュピッツェ)ってこのなかにあるのかな。結構冠雪してるのも見られるけど。富士山と違って見る方角で全然違うから分からないなあ。