忍者ブログ
~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

半身筋肉痛

いやあ休みは長かった。
去年のバレエ納めが23日で今年初のバレエレッスンが20日で。
何かバレエ的なものは家でちょこちょこやってましたが(それが影響したのか靴下が指先より先につま先立ちですり減るとこに穴が開きました)レッスン再開がものすごく待ち遠しかったです。過去最高なんじゃないかな(とはいっても2年半調べですが)。

そしていつものレッスンに加えて今年からトウシューズ始め!ということでかなり張り切ってました。
私の通ってる教室は土曜日の大人のビギナーのクラス(1時間半)の後にトウシューズのbasic beginnerのクラスが30分あります。もちろんいつものレッスンの内容をトウシューズでやるのは無理ですし(もっとトウシューズで踊る経験を積んだ人でやってる人もいますが)、完全にビギナーな内容でもウォームアップ無しに挑むわけにはいかないので続けてレッスンを受けられるのが便利。

前も書いてますが「一応」むかーし小さいときにトウシューズを履いたことはあったのですがもうこれは初めて扱いでよかったですね。
それよりいつものレッスンでちゃんとできてないことが数倍になって戻ってくる感じでちょっと参りました。重心がなんでこんなに後ろにいってしまうんだろう、とか上半身に変な力入ってるなーとか。

そしてもちろんトウシューズだからこそ新たにor余計に難しいこともたくさん。
バレエシューズでつま先立ちしたときと比べてトウシューズでつま先立ちすると膝が完全に伸びにくかったり。体重のかかりかたも違うしやっぱりつま先は痛い(特に体重がまっすぐかかってないと)。
そして数cmの違いとはいえバーを使わない状態でポワントに乗るのはやっぱり怖い。でもなんとかわずかにあったセンターレッスンも生き延びました。

いざやってみると痛いの結構嫌いだしバレエシューズでできてたのが全くできなくなるのも結構早くに腹が立ってしまうのですがそれでも不思議なことにできないとは思わないですし続けられるような気もなんとなくして。辛抱して毎週通いたいと思ってます。

そして久しぶりのバレエレッスンというだけでなくトウシューズ初挑戦もあってものすごい筋肉痛です。ふくらはぎが一番ひどくて(サロンパスはヒラメ貼り)その他にも太腿前、下尻、それから痛いとまではいかなかったですが足の裏がしばらく熱かったり。いつも使ってる筋肉をより強く、そしてもしかして今までバレエで使ってなかった筋肉まで使ってたかも。

そんなわけで今日は一日下半身が筋肉痛で動きにくかったです。というかまだまだ続いてます。明日はもうちょっとは動けるようになってるといいなあ。そして来週はこれほど痛くないといいんだけどこれも当分の辛抱かな。


今日の一曲: ピョートル・チャイコフスキー 「白鳥の湖」より第4幕「小さな白鳥の踊り」



もう当たり前のことなんですがバレエを習ってからほんとバレエの映像を見る目が変わりましたね。特にこの「白鳥の湖」とか「ジゼル」とかはレッスンでやったのが基本形になってるようなステップがそこここにあってやっぱ基本ちゃんとするのは難しいけどちゃんとやらなきゃなーという気持ちにひたすらなります。ポワントで細かいパ・ド・ブレで進んでるのとか見ると「あー今日全然できてなかったなー」とか思ったり。

あとはフォーメーションの美ってのが分かるようになった気がします。小さいときの発表会を振り返ると(去年のでもですが)実際踊り手として踊るときにフォーメーションとか立ち位置の難しさって一種のめんどくささを伴う印象ですが(個人の感想です)見てる方からしたらほんと美しいですもんね。
特にこの曲を含む「白鳥の湖」の白いチュチュに身を包んだ白鳥たちが複数羽で踊るナンバーではフォーメーションとその変化は見てて楽しいですね。

踊りのことは別としてもこの第4楽章のフィナーレ前の静けさな「小さな白鳥の踊り」は白鳥の湖の中で、というかチャイコフスキーの作品の中でトップクラスに美しい曲だと思います。
変ロ短調という絶妙な複雑さのキーでシンプルでナチュラルなメロディーとハーモニー、静けさに悲しさと不安を忍ばせるような曲調、そしてメロディー・カウンターメロディーを務める楽器の活躍(チェロ含む!)が素晴らしい。
やっぱチャイコフスキーは「動」「大」もいいですが「静」と「小」の美しさも大事にしたいです。

リンク先の録音はなんかチャイコバレエ作品のいいとこ取り!と称して色々詰め込んだお得そうな録音。ハイライトやるなら普通各作品で事足りないか、とも思うのですが2枚でこれだけ入るのはすごいですな。

拍手[0回]

PR
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Comment:
Pass:
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック