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お久しぶりです。色々忙しかったり忙しくなかったりばたばたして、それでも仕事はもっと来て欲しい、というか来てもらわないと困るなあという日常のなか更新が途絶えてました。
そんなこんなのうちに真・三國無双8発売ですってよ!「ってよ」部分はまだsteamで発売してなくて来週までお預けをくらってる現状のあらわれです。
前作とは操作とか結構変わってるみたいなので最初それでかかりっきりになりそうです。でもゲーム含めてブログはちょくちょく更新しようかと思ってます・・・がまた停滞するかも。
そしてそんなこんなのうちに(二度目)オケのお仕事確定です!
Zelman Orchestraのオールフランスではないけどフランス周りのコンサート。
詳細・・・はなんか公式ページに出てないので割愛。ただ私は火の鳥のピアノパートを弾くことになってます。
いつもはメシアンの「火の島」(Île de feu)ですが今度こそストラヴィンスキーの「火の鳥」(L'Oiseau de feu)です。
ストラヴィンスキーは「火の鳥」「ペトルーシュカ」「春の祭典」の三大バレエを生まれた頃からいっぱい聞いてて(両親も聞くだけでなく私が生まれる前から弾いたりもして)、ユースオケでの初コンサートが「火の鳥」(1919年版組曲)でラストが「春の祭典」、その間に「ペトルーシュカ」もチェロでやって、大学のオケで「ペトルーシュカ」こんどはチェレスタでやって(ピアノも狙ってたんだけどな!)。
・・・という付き合いが長く深い作曲家であるのですがピアノでストラヴィンスキーを弾くのは人生初。あと今回弾くことになってる「火の鳥」が前述1919年版の組曲でなく書き直しされた1945年版の組曲ということで若干パニクっております。こっちの組曲もコンサートで聴いたことあるんですけど手持ちの録音も1919年版だし楽章構成が増えててピアノもその分音が多くてショックを受けております。
そもそも火の鳥はバレエ初演が1910年でストラヴィンスキーが28歳、それを35年後に手直しできるってすごいなあと思います。多分需要があるってのもあるんだろうけどストラヴィンスキーは美術でいえばピカソに匹敵するくらい色んなスタイルを経てるので振り返ることができるのは・・・なんだろう、人間として何があると振り返られるんだろう(汗)常人じゃあできなさそうな話です。
二つのバージョンをじっくり聴き比べたわけじゃないですがいつも1945年版を聞くと「ぱりっとしてるなあ」と思います。ロシアからフランス・アメリカに移動したことの反映もあるのかな。
そして奇しくもコンサートがあるちょうどその週あたりに公演があるThe Australian Balletの「Murphy」(オーストラリアの振り付け師Graeme Murphyへのtribute作品)のセンターピースが「火の鳥」で。どっちのバージョンかは分かりませんがこれは観に行った方がよさそうだなーと。タイミングとしてはこんな偶然なかなかない。
(火の鳥を弾く・踊るが両立したらもっと面白いんですがね)
実際にバレエとしての火の鳥はテレビ他映像でちょっとずつ、あと写真でだけしか見たことないのでちょっとこれから映像見つけてみようかなーと思ってます。三大のうちだと公演数も多いと思うしクラシック寄りもモダン寄りもあるはずなので色々見てみたい。
そういえばThe Australian Balletのバレエ・リュス絡みのDVDとかもあったような。バレエに関しては欲しい範囲のリソースが少ないのをひしひし感じてますが手持ち映像ももっと増やしたい。
ということで今日からパート練習始めて色々のたうち回ってますが曲自体は知ってるのでリハーサルでビビらない程度には仕上げていきたいです。何より魔王カッチェイのとこで弾けるのが嬉しい!前のエントリーで書いたとおり指揮者さんがどんなかは分かりませんが曲に関してはものすごく楽しみにしています。
今日の一曲: イーゴリ・ストラヴィンスキー 「火の鳥」(1945年版組曲)より「火の鳥のバリエーション」
私にとってストラヴィンスキーはいつも「完璧な音楽」を書く印象があります。ラヴェルとかラフマニノフもほぼ同等の完璧さと思いますがなんか「完璧」があるとしたら真っ先にストラヴィンスキーを挙げたくなる。
それがかならずしもいつも聞きやすいとかとっつきやすいとかそういう事はないんですが、初期のストラヴィンスキーを代表するこの「火の鳥」はそこまでちょうどいい感じで網羅してて広く愛される性質を感じます。
火の鳥のバレエとしてのあらすじで面白いなと思うのが王子が姫を救って結ばれるラブストーリーながらお姫様はあくまで脇役で主人公は火の鳥と王子(自分が思うにこの順番)というところ。
だから組曲でもお姫様はパ・ドゥ・ドゥがメインでソロのバリエーションは火の鳥のもの。しかもまだ王子に出会う前の完全なる野生の姿です。
ソロが人間じゃないものだと音楽にも如実に表れますね。お姫様とのデュオは美しいメロディーが印象的ですが火の鳥のソロ、そして王子との踊りではまるで魔法の炎みたいな気まぐれで華やかで爆発するような音形が特徴的。
このバリエーションもワルツの3拍子と思いきやヘミオーラを多用したりイレギュラーな感じでリズムを入れてみたり、ハープやピアノのグリッサンド(鍵盤をすべらせる指の甲が痛いんだよ!)がいっぱい出てきたり。
ストラヴィンスキーは鳥モチーフ作品は他に「夜鳴きうぐいす」があって独特の表現ながらちょくちょく鳥の声の表現がかなり正確なのですが、この火の鳥のバリエーション・・・なんかどことなくニワトリ感ありません?ちょっと最初の方なんですが。手塚治虫方面の火の鳥(これも長いこと読んでる)だとちょっとニワトリ近いですけど。
それにしてもいいですねえ、火の鳥にしろ夜鳴きうぐいすにしろ人間じゃない生き物を演じるの。特に鳥の表現はいくらでも見てみたい。白鳥だけじゃないんだぜ。
リンクする録音探したらストラヴィンスキー自身が指揮してるのが出てきました。春の祭典は音質がちょっとあれですが火の鳥はすっごいきれいに音が聞こえる。ピアノを聞け!とまではいいませんがピアノの音が聞こえるにはこれくらい音質が良くないと無理がありますからね。
そんなこんなのうちに真・三國無双8発売ですってよ!「ってよ」部分はまだsteamで発売してなくて来週までお預けをくらってる現状のあらわれです。
前作とは操作とか結構変わってるみたいなので最初それでかかりっきりになりそうです。でもゲーム含めてブログはちょくちょく更新しようかと思ってます・・・がまた停滞するかも。
そしてそんなこんなのうちに(二度目)オケのお仕事確定です!
Zelman Orchestraのオールフランスではないけどフランス周りのコンサート。
詳細・・・はなんか公式ページに出てないので割愛。ただ私は火の鳥のピアノパートを弾くことになってます。
いつもはメシアンの「火の島」(Île de feu)ですが今度こそストラヴィンスキーの「火の鳥」(L'Oiseau de feu)です。
ストラヴィンスキーは「火の鳥」「ペトルーシュカ」「春の祭典」の三大バレエを生まれた頃からいっぱい聞いてて(両親も聞くだけでなく私が生まれる前から弾いたりもして)、ユースオケでの初コンサートが「火の鳥」(1919年版組曲)でラストが「春の祭典」、その間に「ペトルーシュカ」もチェロでやって、大学のオケで「ペトルーシュカ」こんどはチェレスタでやって(ピアノも狙ってたんだけどな!)。
・・・という付き合いが長く深い作曲家であるのですがピアノでストラヴィンスキーを弾くのは人生初。あと今回弾くことになってる「火の鳥」が前述1919年版の組曲でなく書き直しされた1945年版の組曲ということで若干パニクっております。こっちの組曲もコンサートで聴いたことあるんですけど手持ちの録音も1919年版だし楽章構成が増えててピアノもその分音が多くてショックを受けております。
そもそも火の鳥はバレエ初演が1910年でストラヴィンスキーが28歳、それを35年後に手直しできるってすごいなあと思います。多分需要があるってのもあるんだろうけどストラヴィンスキーは美術でいえばピカソに匹敵するくらい色んなスタイルを経てるので振り返ることができるのは・・・なんだろう、人間として何があると振り返られるんだろう(汗)常人じゃあできなさそうな話です。
二つのバージョンをじっくり聴き比べたわけじゃないですがいつも1945年版を聞くと「ぱりっとしてるなあ」と思います。ロシアからフランス・アメリカに移動したことの反映もあるのかな。
そして奇しくもコンサートがあるちょうどその週あたりに公演があるThe Australian Balletの「Murphy」(オーストラリアの振り付け師Graeme Murphyへのtribute作品)のセンターピースが「火の鳥」で。どっちのバージョンかは分かりませんがこれは観に行った方がよさそうだなーと。タイミングとしてはこんな偶然なかなかない。
(火の鳥を弾く・踊るが両立したらもっと面白いんですがね)
実際にバレエとしての火の鳥はテレビ他映像でちょっとずつ、あと写真でだけしか見たことないのでちょっとこれから映像見つけてみようかなーと思ってます。三大のうちだと公演数も多いと思うしクラシック寄りもモダン寄りもあるはずなので色々見てみたい。
そういえばThe Australian Balletのバレエ・リュス絡みのDVDとかもあったような。バレエに関しては欲しい範囲のリソースが少ないのをひしひし感じてますが手持ち映像ももっと増やしたい。
ということで今日からパート練習始めて色々のたうち回ってますが曲自体は知ってるのでリハーサルでビビらない程度には仕上げていきたいです。何より魔王カッチェイのとこで弾けるのが嬉しい!前のエントリーで書いたとおり指揮者さんがどんなかは分かりませんが曲に関してはものすごく楽しみにしています。
今日の一曲: イーゴリ・ストラヴィンスキー 「火の鳥」(1945年版組曲)より「火の鳥のバリエーション」
私にとってストラヴィンスキーはいつも「完璧な音楽」を書く印象があります。ラヴェルとかラフマニノフもほぼ同等の完璧さと思いますがなんか「完璧」があるとしたら真っ先にストラヴィンスキーを挙げたくなる。
それがかならずしもいつも聞きやすいとかとっつきやすいとかそういう事はないんですが、初期のストラヴィンスキーを代表するこの「火の鳥」はそこまでちょうどいい感じで網羅してて広く愛される性質を感じます。
火の鳥のバレエとしてのあらすじで面白いなと思うのが王子が姫を救って結ばれるラブストーリーながらお姫様はあくまで脇役で主人公は火の鳥と王子(自分が思うにこの順番)というところ。
だから組曲でもお姫様はパ・ドゥ・ドゥがメインでソロのバリエーションは火の鳥のもの。しかもまだ王子に出会う前の完全なる野生の姿です。
ソロが人間じゃないものだと音楽にも如実に表れますね。お姫様とのデュオは美しいメロディーが印象的ですが火の鳥のソロ、そして王子との踊りではまるで魔法の炎みたいな気まぐれで華やかで爆発するような音形が特徴的。
このバリエーションもワルツの3拍子と思いきやヘミオーラを多用したりイレギュラーな感じでリズムを入れてみたり、ハープやピアノのグリッサンド(鍵盤をすべらせる指の甲が痛いんだよ!)がいっぱい出てきたり。
ストラヴィンスキーは鳥モチーフ作品は他に「夜鳴きうぐいす」があって独特の表現ながらちょくちょく鳥の声の表現がかなり正確なのですが、この火の鳥のバリエーション・・・なんかどことなくニワトリ感ありません?ちょっと最初の方なんですが。手塚治虫方面の火の鳥(これも長いこと読んでる)だとちょっとニワトリ近いですけど。
それにしてもいいですねえ、火の鳥にしろ夜鳴きうぐいすにしろ人間じゃない生き物を演じるの。特に鳥の表現はいくらでも見てみたい。白鳥だけじゃないんだぜ。
リンクする録音探したらストラヴィンスキー自身が指揮してるのが出てきました。春の祭典は音質がちょっとあれですが火の鳥はすっごいきれいに音が聞こえる。ピアノを聞け!とまではいいませんがピアノの音が聞こえるにはこれくらい音質が良くないと無理がありますからね。
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