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Stonnington Symphony Orchestra
Sunday Series 1
Malvern Town Hall
6月3日 14:30開演
指揮者:Fabian Russell
アントニン・ドヴォルザーク 序曲「謝肉祭」
レイフ・ヴォーン=ウィリアムズ オーボエと弦楽合奏のための協奏曲(オーボエ:Thomas Hutchinson)
セルゲイ・ラフマニノフ 交響的舞曲
そしてこちらも(ソロの方)。
FOGA (Firbank Old Grammarians' Association) Centenary Concert
Patricia Turner Centre,for Creative Arts, Firbank Grammar School
6月1日 19:30開演
私はメシアンの前奏曲第6番「苦悩の鐘と別れの涙」を弾く予定です。
演奏前ラスト更新です。明日はリハーサルで明後日は学校の方本番、土曜はさんで日曜日にコンサート後出かける可能性ありなので。
そしてFOGAの方ではOGの集まりの100周年なので校歌を始め色んな学校関連の歌のsing alongが予定されてるのですが学校の100周年記念に作曲された歌Centenary Hymnの伴奏をすることになりました。まあ簡単っちゃあ簡単なのですがちゃんとさらっておこうと。
あと校歌の伴奏はくじ引きの可能性があるので一度弾いておきました。明日も一回くらいは通した方がいいかな。
うちの学校は1909年設立で校歌はそこからまだちょっと古い時に書かれた賛美歌なのですがこうやって久しぶりに弾いてみると&最近書かれたCentenary Hymnと比べてしまうと音楽的にしっかりしてるなあ、と。19世紀でまだキリスト教の影響が強い時代に賛美歌として書かれてるってのはそれだけで土台ががっしりしますね。ちょっとその分比較的最近のクリスチャン系の歌は薄っぺらく感じてしまうのです。これは教育観点から考えるべきか音楽理論方面から考えるべきかもっと違う色々を交えてくるべきか。
オケの方ももうそろそろ最後の準備です。リズムと表現とその他色々正確さを磨き上げると音楽が見違えるのがすごいところ。もちろんこの曲に限らず最近弾いた中だと火の鳥とかショスタコ13番とかもそうですが。今の指揮者さんのリハーサル運びだったり指揮テクニックも今週で見納め。私のパートとしては残りのオケとのバランスがまだ要調整ですが(もっと音量上げてかつ中身詰めた音でもよい)たまには存在感出していきたいところ。
ソロの方はどうかなあ、もうちょっと緊張感持ったほうが良いのかも知れないというのが正直な心持ち。こないだ聴いてもらったときもレッスンで弾いた時も緊張ゼロだったんで逆に危険を感じる。でもやっぱりその時になってみないと分からないのが自分の気質で。
とにかくいつでも聴衆に素敵な&初めてのメシアンをお届けすることを念頭に置いて演奏したいです。
ということで今回は早々に。次回更新するときは2つまとめてということになるかな。
今日の一曲: オリヴィエ・メシアン 前奏曲第6番「苦悩の鐘と別れの涙」
「前奏曲」というジャンルが特にピアノでは「何かの前に演奏される曲」という意味を離れて大分久しいようにも思えますがその中でもこの曲の「前奏曲」らしくなさはなかなかですね。今回はこれ一つですがそもそもが最後に弾かれるように書かれてるようにしか聞こえない曲(ただしこの前奏曲集の8番がアンコール的に後にくるのはありかなあ)。
だいたいメシアンの「メシアンらしい作風」が確立したのが時の終わりの四重奏曲(ちなみにこんどタスマニアのMONAにてDark Mofoでポートアーサー監獄跡で演奏されるそうです)とか20のまなざしといった1940年初頭の作品群ですが、この曲集は1939年とかなり近いながらやっぱりすぐ後の作品とはちょっと違ったところがあるような印象。濃さというか複雑さというか確固としたポジションというか、そういうとこの差かな。そのどの要素をとってもちょっとライトな気がします。
この曲も和音はメシアン的和音なのですがこないだ友人と話してたのはちょっと後期ロマン派のシュトラウスとかワーグナーなんかに通じる色彩や雰囲気なんかもあり。でも全体的な絵というかメッセージは結構シンプルだったり。とはいえ「メシアンなりのシンプル」ではあるんですけどね。
そしてシンプルに美しいこの曲。「悪魔の音程」なんても言われるオクターブの半分=トライトーン(減5度 or 増4度)をこの曲の後半ではものすごく美しい色で彩り、その音程が作る絶妙な緊張をうまく活用してるのが粋なところ。シンプルなメカニズムながらからくりが分かるとさらに楽しくさらに頷けて味わい深いのがこの曲の楽しいところだと思います。
ちなみに演奏時間でいうと10分近い演奏も結構みるのですが私はそんなに遅くは弾かない傾向(ただやろうと思ったら遅くもできるかな)。リンク用録音にみつけたマダム・ロリオの演奏は8分下回ってて私の演奏時間に近いようです。ただ今回弾く前にしゃべったりするしそれ合わせて10分が持ち時間なので弾くときはなるべく遅い方に傾くように心がけたいと思ってます。明暗はいかに。
演奏前ラスト更新です。明日はリハーサルで明後日は学校の方本番、土曜はさんで日曜日にコンサート後出かける可能性ありなので。
そしてFOGAの方ではOGの集まりの100周年なので校歌を始め色んな学校関連の歌のsing alongが予定されてるのですが学校の100周年記念に作曲された歌Centenary Hymnの伴奏をすることになりました。まあ簡単っちゃあ簡単なのですがちゃんとさらっておこうと。
あと校歌の伴奏はくじ引きの可能性があるので一度弾いておきました。明日も一回くらいは通した方がいいかな。
うちの学校は1909年設立で校歌はそこからまだちょっと古い時に書かれた賛美歌なのですがこうやって久しぶりに弾いてみると&最近書かれたCentenary Hymnと比べてしまうと音楽的にしっかりしてるなあ、と。19世紀でまだキリスト教の影響が強い時代に賛美歌として書かれてるってのはそれだけで土台ががっしりしますね。ちょっとその分比較的最近のクリスチャン系の歌は薄っぺらく感じてしまうのです。これは教育観点から考えるべきか音楽理論方面から考えるべきかもっと違う色々を交えてくるべきか。
オケの方ももうそろそろ最後の準備です。リズムと表現とその他色々正確さを磨き上げると音楽が見違えるのがすごいところ。もちろんこの曲に限らず最近弾いた中だと火の鳥とかショスタコ13番とかもそうですが。今の指揮者さんのリハーサル運びだったり指揮テクニックも今週で見納め。私のパートとしては残りのオケとのバランスがまだ要調整ですが(もっと音量上げてかつ中身詰めた音でもよい)たまには存在感出していきたいところ。
ソロの方はどうかなあ、もうちょっと緊張感持ったほうが良いのかも知れないというのが正直な心持ち。こないだ聴いてもらったときもレッスンで弾いた時も緊張ゼロだったんで逆に危険を感じる。でもやっぱりその時になってみないと分からないのが自分の気質で。
とにかくいつでも聴衆に素敵な&初めてのメシアンをお届けすることを念頭に置いて演奏したいです。
ということで今回は早々に。次回更新するときは2つまとめてということになるかな。
今日の一曲: オリヴィエ・メシアン 前奏曲第6番「苦悩の鐘と別れの涙」
「前奏曲」というジャンルが特にピアノでは「何かの前に演奏される曲」という意味を離れて大分久しいようにも思えますがその中でもこの曲の「前奏曲」らしくなさはなかなかですね。今回はこれ一つですがそもそもが最後に弾かれるように書かれてるようにしか聞こえない曲(ただしこの前奏曲集の8番がアンコール的に後にくるのはありかなあ)。
だいたいメシアンの「メシアンらしい作風」が確立したのが時の終わりの四重奏曲(ちなみにこんどタスマニアのMONAにてDark Mofoでポートアーサー監獄跡で演奏されるそうです)とか20のまなざしといった1940年初頭の作品群ですが、この曲集は1939年とかなり近いながらやっぱりすぐ後の作品とはちょっと違ったところがあるような印象。濃さというか複雑さというか確固としたポジションというか、そういうとこの差かな。そのどの要素をとってもちょっとライトな気がします。
この曲も和音はメシアン的和音なのですがこないだ友人と話してたのはちょっと後期ロマン派のシュトラウスとかワーグナーなんかに通じる色彩や雰囲気なんかもあり。でも全体的な絵というかメッセージは結構シンプルだったり。とはいえ「メシアンなりのシンプル」ではあるんですけどね。
そしてシンプルに美しいこの曲。「悪魔の音程」なんても言われるオクターブの半分=トライトーン(減5度 or 増4度)をこの曲の後半ではものすごく美しい色で彩り、その音程が作る絶妙な緊張をうまく活用してるのが粋なところ。シンプルなメカニズムながらからくりが分かるとさらに楽しくさらに頷けて味わい深いのがこの曲の楽しいところだと思います。
ちなみに演奏時間でいうと10分近い演奏も結構みるのですが私はそんなに遅くは弾かない傾向(ただやろうと思ったら遅くもできるかな)。リンク用録音にみつけたマダム・ロリオの演奏は8分下回ってて私の演奏時間に近いようです。ただ今回弾く前にしゃべったりするしそれ合わせて10分が持ち時間なので弾くときはなるべく遅い方に傾くように心がけたいと思ってます。明暗はいかに。
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