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~名もない蛾と虹の錯乱~ 内の思いと外の色彩をつらつらと。
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アデレード旅:アデレード編
今カウンター見たら35000アクセス超えてましたね、いつも訪問&拍手ありがとうございます!
最近更新頻度が減ってますがこれからもたまに書いていく予定ですのでよろしくです。

さて行ってきました小旅行アデレードまで。旅の目的の半分は長距離列車The Overlandに乗ることだったのですがそれについてはまた次のエントリーで。
電車移動が片道それぞれ○1日だったのでアデレード自体には2日の滞在。短いといえば短かったですがまったり過ごしました。

アデレードはメルボルンと同じくいろいろ古い建物があったりで雰囲気も似てたりするのですが人口は少なめだったかな。アジア化の雰囲気もありましたがメルボルンほどではなく。
メルボルンと違って道路の真ん中のスペースというか公園みたいなエリアの使い方が印象的でした(ロンドンとかでよくあるスタイルですね)。あとシティをぐるっと囲む公園類(特にポケGOで見るとちょっと異様に見えます)。
街中での交通機関が主にバスなのもあって(トラムも1路線くらいある)車が多く感じました。全体的に道路が広い。道路に限らずゆったり空間を使ってるなと思うところも多く。ただ信号は短い。一気に全部渡らせないために半分だけ歩行者信号青になるとことかもありました。

観光もちょこちょこしましたよー。
まずはシティ南にある姫路日本庭園。周りの公園はオーストラリア的な植物が生えてるのにここはちゃんと日本風。
 
でも松の木になってる松ぼっくりはこぶし2つ分はあるオージーサイズ。そこはしょうがない。
この日は天気もよくて枯山水のとこは座れることもあってゆっくりしてきました。

そしてオーストラリアの動物園としては唯一パンダがいるアデレード動物園にも行って来ました。

偽物っぽいけど本物です(あとオマケのレッサーパンダ)。ジャイアントパンダは家系図があって2代上とかはもう野生の個体とかすごいなあ。今回見たのは2頭だけど繁殖はやってるんだろうか。

もちろんオーストラリアの動物も見れます。タスマニアデビルは見るの大分久しぶり。コトドリはいつ見てもこっちに尻向けて穴掘るので全体像を撮るのが難しい。一応巣作りの季節で実際巣がどっかにあるらしかったけど見つからなかった。ついでにアオアズマヤドリも見つからなかった残念。

動物園っていっても自分の興味が主に鳥類爬虫類に偏ってるので写真もそちらばっかりです。
爬虫類に関してはガラスを叩かないように設置された柵をめいっぱい乗り出して楽しんで来ました。もう何十年もこんな感じです。


動物園ではないですがこの日どれくらい寒かったかはこの写真を見てもらうとわかるかと。

滞在中の最高気温は毎日メルボルンよりわずかに高かったのですが雨が降ったり風が吹くとメルボルンと同じですねー。

そんな中まずは美術館の印象派展に。光の描き方とか雪の表現とか点々作画のスタイルや奥行きの出し方とかいろんなテーマでまとまってましたが常設展示の方は時代や文化が入り交じるようなちょっぴりカオスな展示方法が面白い。

さらにその隣の博物館にも足を伸ばしてみました。


最初の写真はこれで正解だったのだろうか・・・?(たまに変な剥製ってありますし)
原住民文化や地理的に近い太平洋の色んな民族の文化に大きくスペースをとって色々紹介してたり、それからオパールに関する展示も力が入ってました。写真2枚目はオパール化した貝の化石、そして3枚目はなんとイクチオサウルス(海の恐竜)の背骨のなかがオパール化したもの。(私は高い金太郎飴と言いましたが母が描写した栗羊羹の方が的確ですね)

南オーストラリア州の名物といえばやっぱりワイン!なのですが今回街中だけだったのでワイナリーとかテイスティングも行かなかったですしなんたって普通に州外でも手に入るのでお土産にも買わなかった。もっと時間があったら郊外の方もゆっくり。地形的にもメルボルンよりなだらかな丘が連なってたりして景色も良さそうですし。

ということで次のエントリーでは電車旅の感想を。長いけと面白かったですよー。


今日の一曲: フランツ・シューベルト 「冬の旅」より「おやすみ」



今回旅用に新しくこないだのリスト(巡礼の年全部)とコープランドの歌曲集とか買ったのですがそちらの紹介はまた今度。
美術館・博物館周りで外を歩いて冷たい風に当てられながら「これシューベルトの『冬の旅』ぽいなー」と思ったので。
前シューベルトのソナタでの曲調の変化がメルボルンぽい、と書きましたがオーストリアの冬の冷たさ・寒さも性質としてはオーストラリア南部の冬に似てるのかなあ。

天候との連想もそうですがこの曲にあるような、そしてシューベルトの作品の多くで使われる短調→長調の光の変化、またかよーって思うこともあるのですがシューベルトの手にかかると本当に繊細でconvincingで。手法としてはシンプルだけど特に弾くときは大切にしなきゃなあと思うのです。

とはいえ今回の旅における心境はこの歌に歌われてるものとは全く異なるもので。
ただ冬の寒さに独りで、という環境では考えと思いが色々流れていくのもちょっと分かるかな。
なんとなくやっぱりシューベルトの音楽は自分に近いところがあるなあ、と思います。細く長く弾き続けて行きたいです。歌曲集のピアノ版もいずれ増やそう。うん。

リンク先はやっぱりフィッシャー=ディスカウさん。手持ちもそうだし検索するとそればっかり出てくる。

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