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Facebookでフォローしている爬虫類系・蜘蛛系のアカウントのグループに入会したらニュースフィードが爬虫類とか虫とかであふれかえっているだけではなくてTwitter以上にネタ投稿が飛び交うようになってなんだかちょっとびっくりしながらも楽しい今日この頃。入会といってもいいねするにも追いつかないくらいの幽霊部員ですがのんびりlurkerでいる予定です。
最近はマルティヌーを筆頭にどちらかというと軽めの音楽に触れることが多かったようでどうももっと重厚でシリアスな音楽を半分無意識に求める動きがあり。メタモルフォーゼン聴きたいなーブラームスの交響曲が聴きたいなーと思ってたどストライクのこのコンサートが目に入り。ちょっと高めの席しか残ってなかったのですがたまらず行ってきました。
コンサートの概要はこちら。
Australian National Academy of Music (ANAM)
"Simone Young Conducts Brahms"
指揮:Simone Young
ヴォルフガング・リーム 「厳粛な歌」
リヒャルト・シュトラウス 「メタモルフォーゼン~23の独奏弦楽器のための習作」
(休憩)
ヨハネス・ブラームス 交響曲第3番
アンコール:ヨハネス・ブラームス ハンガリー舞曲第5番
リームは数曲録音を持ってて聴くと好きなのですがあんまり知らない作曲家。なんと1952年生まれなんですね(厳粛な歌が書かれたのは1996年でこれもちょっとびっくり)。バイオリンを抜いたり20世紀以降ではよくある変則的なオケ未満サイズのアンサンブルなのですが大きいホールだとなかなかバランスが難しい。弦がどうしても弱め。でも曲は面白かったです。
シュトラウスは作曲の経緯も含めて真っ直ぐに聴くと本当に色んな感情がわき起こる曲。ただ今回は5+5+5+3編成ではなく「23の独奏弦楽器」として個々のパートを分析するように聴いてみました。生で音楽を聴くときは臨場感とかも貴重ですがこうやって演奏してるのを見ながら音楽を分解できるのも同じくらい貴重。実は後ろの方の奏者も同楽器の他の奏者と独立して動いてたり、前から後ろまでしっかりしてなきゃいけないすごい弦のパート。
ブラームスの交響曲では多分今回で3番が聴いたの最多かな(近いうちに覆ると思いますが)。
短くまとまってるし書くのもかなり速くて色々思い切ったなブラームスという印象、でも決して他のじっくり書いた曲に劣るところは一つもない(つまりいつもが悩みすぎ疑惑)。ぎゅっと詰まった感がいいんですよねこの曲は。最初の特徴的なテーマからずっとパワフル続きで爽快な演奏でした。
今回指揮したSimone Youngはオーストラリア人指揮者として、そして女性指揮者として世界的にものすごい人で、略歴をwikipediaなんかで読むだけで色々出てきます(女性初、が多いのは彼女の実力ももちろんありますがまだまだ男性中心が根強いエリアだということも同時に示していたり)。国立アカデミーでこうやって世界で活躍している偉大な音楽家・指揮者と一緒に音楽を作る機会が最近特に増えてるようでなによりです。いいなあ若い人達。
今回のコンサートでいうと彼女は音楽を動かすmomentum、そして変化させる部分の引っ張りの強さがものすごく印象的。アンコールのハンガリー舞曲も巷で聴くのより10倍以上エキサイティングな演奏でした。私もあのバトンで弾く経験がしてみたい。
ということで聴衆としてですが貴重な体験が出来たいいコンサートでした。曲目当てで行ったけどそれ以上のものを得られた感じでほくほく。
日本に行く前に(弾くやつ以外だと)あと1回コンサート聴きにいく予定があるのでそちらも楽しみです。
今日の一曲: ヨハネス・ブラームス 交響曲第3番 第4楽章
なんだかんだでみんなブラームス好きなんですよね。今回のコンサートで会った大学時代の友人も当時はブラームス嫌いだったのがすっかり(?)丸くなってましたし、シュトラウスやシェーンベルク、ヴェーベルンやリームみたいな比較的先進的な印象のあるドイツ周りの作曲家も(後から別の方向に羽ばたく場合でも)ブラームスを通ってきていたり。
ドイツの偉大な作曲家といえばバッハやベートーヴェンを筆頭にあげたくはなりますがこの二人はそれぞれ自分の完成された世界を持ってるなーと思うこともありドイツを代表する、ドイツらしい音楽を書く作曲家といえばブラームスをまず推したくなるのです。だからこそ、といえばいいのかメタモルフォーゼンとの共鳴もものすごいです。少なくとも自分の中では。
さて、交響曲にしろソナタにしろ複数楽章の作品をどうしめるか、というのは色々難しいところもあり。ブラームスの交響曲でいうと第1番の最終楽章は若干迷路的というか結構色んなところに旅する楽章で、後半での伏線回収の諸々に「がんばれー」とにやにやしちゃったりするのですがこの第3番の最終楽章はどこに向かってるかはっきり分かってて突き進む印象。目線がものすごく真っ直ぐしててブラームスどうした!?というかかなり新鮮。かっこいいぞブラームス。
今回の指揮者Simone Youngはワーグナーとかブルックナーなどが得意みたいですが(それもすごいなあ)ブラームスの録音もありました。4番とカップリングおいしいですねー。
そのうち何かSimone Young指揮の録音を入手したいなあ。もう持ってる曲も多いけどワーグナーとかマーラーとか・・・あとブルックナーにまだはまってないのでそちらを冒険するきっかけになるかしらん。
最近はマルティヌーを筆頭にどちらかというと軽めの音楽に触れることが多かったようでどうももっと重厚でシリアスな音楽を半分無意識に求める動きがあり。メタモルフォーゼン聴きたいなーブラームスの交響曲が聴きたいなーと思ってたどストライクのこのコンサートが目に入り。ちょっと高めの席しか残ってなかったのですがたまらず行ってきました。
コンサートの概要はこちら。
Australian National Academy of Music (ANAM)
"Simone Young Conducts Brahms"
指揮:Simone Young
ヴォルフガング・リーム 「厳粛な歌」
リヒャルト・シュトラウス 「メタモルフォーゼン~23の独奏弦楽器のための習作」
(休憩)
ヨハネス・ブラームス 交響曲第3番
アンコール:ヨハネス・ブラームス ハンガリー舞曲第5番
リームは数曲録音を持ってて聴くと好きなのですがあんまり知らない作曲家。なんと1952年生まれなんですね(厳粛な歌が書かれたのは1996年でこれもちょっとびっくり)。バイオリンを抜いたり20世紀以降ではよくある変則的なオケ未満サイズのアンサンブルなのですが大きいホールだとなかなかバランスが難しい。弦がどうしても弱め。でも曲は面白かったです。
シュトラウスは作曲の経緯も含めて真っ直ぐに聴くと本当に色んな感情がわき起こる曲。ただ今回は5+5+5+3編成ではなく「23の独奏弦楽器」として個々のパートを分析するように聴いてみました。生で音楽を聴くときは臨場感とかも貴重ですがこうやって演奏してるのを見ながら音楽を分解できるのも同じくらい貴重。実は後ろの方の奏者も同楽器の他の奏者と独立して動いてたり、前から後ろまでしっかりしてなきゃいけないすごい弦のパート。
ブラームスの交響曲では多分今回で3番が聴いたの最多かな(近いうちに覆ると思いますが)。
短くまとまってるし書くのもかなり速くて色々思い切ったなブラームスという印象、でも決して他のじっくり書いた曲に劣るところは一つもない(つまりいつもが悩みすぎ疑惑)。ぎゅっと詰まった感がいいんですよねこの曲は。最初の特徴的なテーマからずっとパワフル続きで爽快な演奏でした。
今回指揮したSimone Youngはオーストラリア人指揮者として、そして女性指揮者として世界的にものすごい人で、略歴をwikipediaなんかで読むだけで色々出てきます(女性初、が多いのは彼女の実力ももちろんありますがまだまだ男性中心が根強いエリアだということも同時に示していたり)。国立アカデミーでこうやって世界で活躍している偉大な音楽家・指揮者と一緒に音楽を作る機会が最近特に増えてるようでなによりです。いいなあ若い人達。
今回のコンサートでいうと彼女は音楽を動かすmomentum、そして変化させる部分の引っ張りの強さがものすごく印象的。アンコールのハンガリー舞曲も巷で聴くのより10倍以上エキサイティングな演奏でした。私もあのバトンで弾く経験がしてみたい。
ということで聴衆としてですが貴重な体験が出来たいいコンサートでした。曲目当てで行ったけどそれ以上のものを得られた感じでほくほく。
日本に行く前に(弾くやつ以外だと)あと1回コンサート聴きにいく予定があるのでそちらも楽しみです。
今日の一曲: ヨハネス・ブラームス 交響曲第3番 第4楽章
なんだかんだでみんなブラームス好きなんですよね。今回のコンサートで会った大学時代の友人も当時はブラームス嫌いだったのがすっかり(?)丸くなってましたし、シュトラウスやシェーンベルク、ヴェーベルンやリームみたいな比較的先進的な印象のあるドイツ周りの作曲家も(後から別の方向に羽ばたく場合でも)ブラームスを通ってきていたり。
ドイツの偉大な作曲家といえばバッハやベートーヴェンを筆頭にあげたくはなりますがこの二人はそれぞれ自分の完成された世界を持ってるなーと思うこともありドイツを代表する、ドイツらしい音楽を書く作曲家といえばブラームスをまず推したくなるのです。だからこそ、といえばいいのかメタモルフォーゼンとの共鳴もものすごいです。少なくとも自分の中では。
さて、交響曲にしろソナタにしろ複数楽章の作品をどうしめるか、というのは色々難しいところもあり。ブラームスの交響曲でいうと第1番の最終楽章は若干迷路的というか結構色んなところに旅する楽章で、後半での伏線回収の諸々に「がんばれー」とにやにやしちゃったりするのですがこの第3番の最終楽章はどこに向かってるかはっきり分かってて突き進む印象。目線がものすごく真っ直ぐしててブラームスどうした!?というかかなり新鮮。かっこいいぞブラームス。
今回の指揮者Simone Youngはワーグナーとかブルックナーなどが得意みたいですが(それもすごいなあ)ブラームスの録音もありました。4番とカップリングおいしいですねー。
そのうち何かSimone Young指揮の録音を入手したいなあ。もう持ってる曲も多いけどワーグナーとかマーラーとか・・・あとブルックナーにまだはまってないのでそちらを冒険するきっかけになるかしらん。
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