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サッカーだったり漫画だったりゲームだったり色々な方向から感情が動いてちょっとここ数日ぐるぐるしてしまいましたが全般的には元気です。精神的に丈夫になったもんだ。
それにしても応援してるチームはもちろんですがそうでなくても負傷のニュースは痛いですね。Aリーグは(チーム数が少なくてすでに各チーム2周目なこともあって)他のチームの選手も結構把握してきたので特にそう。
さて計画通り暑すぎない日にトラムに揺られて行ってきましたNGV InternationalのEscher x Nendo展。小さい頃から好きな芸術家、「だまし絵」で有名なエッシャーと日本のデザインスタジオのNendoの作品を組み合わせた展示、ということだと思ったのですがエッシャーの展示作品数すごく多かったです。エッシャーは自分の作品を多く複製する目的もあって版画作品を多く作ったため他の芸術家よりも入手しやすいってのもあったのかなあ。
でもそのたくさんの作品を展示して、しかも空間的な要素を多く取り入れたためにものすごく展示エリアが広く感じました。いつもの特別展のスペースと同じエリアだと思うのですがやけにたくさん歩いたように感じましたし次から次に部屋が現れる感もあってそこも面白かったです。こんなところにも錯覚的要素。
エッシャーは有名な不可能図形とかの作品だけでなく初期の風景画とかもたくさんあったのが新鮮でした。イタリアの風景!とテンションが上がったり版画での色んな質感表現だったり、でも一番わくわくしたのは写実的な昆虫の版画の数々。ちゃんと個々の種の特徴までしっかり捉えたものもあってそういうのが本当に嬉しい。(文学でも美術でも種単位まで描いてる作品はそれだけでポイントが高いのです)のちのトリックアートにしても写実的だからこそ効果がすごいという側面もありやっぱり初期の作品も見れてよかったです。
実は高校の授業でTesselationをやったときにエッシャーのタイル絵みたいな絵は作ったことがあるのですがその時代でもほぼほぼコンピューターで(しかも専用プログラム使用)ああいった絵や球体の絵を全部アナログで描いたってのに改めて衝撃を受けたり。版画だけでなく制作過程の鉛筆画とかも飾ってあるのを見てただただ驚くばかり。もちろん描くことだけでなくそれらの作品のアイディアもすごい。
もちろんエッシャーは版画など二次元の作品なのでNendoの同じような原理を使った三次元作品が共存してるのは面白かったし効果的だったと思います。エッシャーの変わっていくパターンの作品と似た変化していく家の彫刻の中を歩くのがよかった。というかそれより他の人が歩いているのを上から見るセットアップがさらによかった。
ほんとはエッシャーの絵のTシャツとか欲しいなあと思ったのですがさすがに高かった。残念。そして今年はカレンダーなんかもすでに買いそろえてあったし。マグとかもあるけどやっぱりちょっと違うんだよなあ。不思議な絵を身につけてみたかった。
そしてこのEscher x Nendo展(と同時開催のJulian Opie展)は近々「Relaxed Morning」と称して決まった時間に入場人数や諸々の音量を抑えて発達障害などの人たちに入りやすくする要予約イベントを開催するそうです。私が行った時も並ぶほど混んでたしこの展示は大部分が学校の休みにあたる期間なのでこういう試みはどんぴしゃなんじゃないかな。NGVは他にも子供のためのプログラムや音楽とのコラボイベント(Escher x Nendo meets Bachでは友人も演奏します)など色々やってますがこういうイベントもやるんだなー。
NGV Internationalは無料で見れるセクション、とくにアジア関係の展示も色々面白いものがあるのですがだいたい特別展見るのとは別の日にぶらっといくことが多いですね。なにげに三国志に間接的に関連する面白いものもあったりするのでまた(多分夏休み終わってから)見に行きたいです。
さて仕事も大型案件が続くのでほどほどに休み入れながら進めたいところ。もうちょっと違う景色も見たいしサッカーも観たいし。・・・あーでも選手の怪我が・・・(思い出した)
あと遅ればせながらOROCHI3も買ったので無双8ともどもまとまった時間で細々と長く遊びたいです。そのうち。
今日の一曲: スティーヴ・ライヒ 「Different Trains」第3楽章「After the War」
脱クラシックならず。でもこれはこれでまたユニークな作品。
もう20世紀となると弦楽四重奏曲だからどうとか長調だからhappyとかそもそも長調短調のしばりがどうとかそういうもの全部とっぱらって自由な心でエンカウントしたいですよね。
ただそんな自由な時代の弦楽四重奏曲の中でもクラムのBlack AngelsとこのライヒのDifferent Trainsは突き抜けて独特なところに腰を落ち着けてる感があります。どっちも弾いてるクロノス・カルテットはやっぱりすごい。
Different Trainsだとサイレンと強制収容所の第2楽章が良くも悪くも印象的ですが(音楽がどうとかいう話でなく自分は苦手としている楽章です)、この最終楽章もまたちょっと違う緊張感もあったり意味深だったり。弦楽の音からくる明るさはあるんだけど難しい。
この作品で面白いのは「言葉の意味」、「弦楽器が弾いている楽譜の音」、「声と弦楽器のニュアンス」の要素が複雑に絡み合ってるとこだと思います。言葉だけじゃ、楽譜の音だけじゃ伝わらないかもしれないところを色んな方向から訴えかけてくる三次元以上の表現。情報量の多さも怖い理由の一つんだよなあきっと。(多分同じくらい日のWTC9/11も同じこと)
以前20世紀や21世紀の作品は特定の奏者を想定して書かれることが多くて他の奏者が演奏しにくくなってないかなあみたいなことを書いた覚えがあるんですけど(書いてなくても普段からよく考えてる)この曲はその筆頭ですね。これをクロノス・カルテット以外のアンサンブルが弾くって結構レアそう。演奏までひっくるめて確立した作品というか。演奏者によって千差万別になるクラシック音楽の形としては(増えてはいますが)結構特異なのかも。
(そういうこともあってクロノス・カルテットはFifty for Fiftyプロジェクトで新しく作曲された曲が誰でも演奏できるよう無料でスコアを公開してたりするのかな・・・)
レアかもとは書きましたがAmazonにもクロノス以外の演奏1つありました。でもやっぱりリンクしたいのはクロノス。どうしても英語がわかることがこの曲を理解する条件にはなっちゃうのですが雰囲気だけでも色々独特なのでまずは試聴からどうぞ。
それにしても応援してるチームはもちろんですがそうでなくても負傷のニュースは痛いですね。Aリーグは(チーム数が少なくてすでに各チーム2周目なこともあって)他のチームの選手も結構把握してきたので特にそう。
さて計画通り暑すぎない日にトラムに揺られて行ってきましたNGV InternationalのEscher x Nendo展。小さい頃から好きな芸術家、「だまし絵」で有名なエッシャーと日本のデザインスタジオのNendoの作品を組み合わせた展示、ということだと思ったのですがエッシャーの展示作品数すごく多かったです。エッシャーは自分の作品を多く複製する目的もあって版画作品を多く作ったため他の芸術家よりも入手しやすいってのもあったのかなあ。
でもそのたくさんの作品を展示して、しかも空間的な要素を多く取り入れたためにものすごく展示エリアが広く感じました。いつもの特別展のスペースと同じエリアだと思うのですがやけにたくさん歩いたように感じましたし次から次に部屋が現れる感もあってそこも面白かったです。こんなところにも錯覚的要素。
エッシャーは有名な不可能図形とかの作品だけでなく初期の風景画とかもたくさんあったのが新鮮でした。イタリアの風景!とテンションが上がったり版画での色んな質感表現だったり、でも一番わくわくしたのは写実的な昆虫の版画の数々。ちゃんと個々の種の特徴までしっかり捉えたものもあってそういうのが本当に嬉しい。(文学でも美術でも種単位まで描いてる作品はそれだけでポイントが高いのです)のちのトリックアートにしても写実的だからこそ効果がすごいという側面もありやっぱり初期の作品も見れてよかったです。
実は高校の授業でTesselationをやったときにエッシャーのタイル絵みたいな絵は作ったことがあるのですがその時代でもほぼほぼコンピューターで(しかも専用プログラム使用)ああいった絵や球体の絵を全部アナログで描いたってのに改めて衝撃を受けたり。版画だけでなく制作過程の鉛筆画とかも飾ってあるのを見てただただ驚くばかり。もちろん描くことだけでなくそれらの作品のアイディアもすごい。
もちろんエッシャーは版画など二次元の作品なのでNendoの同じような原理を使った三次元作品が共存してるのは面白かったし効果的だったと思います。エッシャーの変わっていくパターンの作品と似た変化していく家の彫刻の中を歩くのがよかった。というかそれより他の人が歩いているのを上から見るセットアップがさらによかった。
ほんとはエッシャーの絵のTシャツとか欲しいなあと思ったのですがさすがに高かった。残念。そして今年はカレンダーなんかもすでに買いそろえてあったし。マグとかもあるけどやっぱりちょっと違うんだよなあ。不思議な絵を身につけてみたかった。
そしてこのEscher x Nendo展(と同時開催のJulian Opie展)は近々「Relaxed Morning」と称して決まった時間に入場人数や諸々の音量を抑えて発達障害などの人たちに入りやすくする要予約イベントを開催するそうです。私が行った時も並ぶほど混んでたしこの展示は大部分が学校の休みにあたる期間なのでこういう試みはどんぴしゃなんじゃないかな。NGVは他にも子供のためのプログラムや音楽とのコラボイベント(Escher x Nendo meets Bachでは友人も演奏します)など色々やってますがこういうイベントもやるんだなー。
NGV Internationalは無料で見れるセクション、とくにアジア関係の展示も色々面白いものがあるのですがだいたい特別展見るのとは別の日にぶらっといくことが多いですね。なにげに三国志に間接的に関連する面白いものもあったりするのでまた(多分夏休み終わってから)見に行きたいです。
さて仕事も大型案件が続くのでほどほどに休み入れながら進めたいところ。もうちょっと違う景色も見たいしサッカーも観たいし。・・・あーでも選手の怪我が・・・(思い出した)
あと遅ればせながらOROCHI3も買ったので無双8ともどもまとまった時間で細々と長く遊びたいです。そのうち。
今日の一曲: スティーヴ・ライヒ 「Different Trains」第3楽章「After the War」
脱クラシックならず。でもこれはこれでまたユニークな作品。
もう20世紀となると弦楽四重奏曲だからどうとか長調だからhappyとかそもそも長調短調のしばりがどうとかそういうもの全部とっぱらって自由な心でエンカウントしたいですよね。
ただそんな自由な時代の弦楽四重奏曲の中でもクラムのBlack AngelsとこのライヒのDifferent Trainsは突き抜けて独特なところに腰を落ち着けてる感があります。どっちも弾いてるクロノス・カルテットはやっぱりすごい。
Different Trainsだとサイレンと強制収容所の第2楽章が良くも悪くも印象的ですが(音楽がどうとかいう話でなく自分は苦手としている楽章です)、この最終楽章もまたちょっと違う緊張感もあったり意味深だったり。弦楽の音からくる明るさはあるんだけど難しい。
この作品で面白いのは「言葉の意味」、「弦楽器が弾いている楽譜の音」、「声と弦楽器のニュアンス」の要素が複雑に絡み合ってるとこだと思います。言葉だけじゃ、楽譜の音だけじゃ伝わらないかもしれないところを色んな方向から訴えかけてくる三次元以上の表現。情報量の多さも怖い理由の一つんだよなあきっと。(多分同じくらい日のWTC9/11も同じこと)
以前20世紀や21世紀の作品は特定の奏者を想定して書かれることが多くて他の奏者が演奏しにくくなってないかなあみたいなことを書いた覚えがあるんですけど(書いてなくても普段からよく考えてる)この曲はその筆頭ですね。これをクロノス・カルテット以外のアンサンブルが弾くって結構レアそう。演奏までひっくるめて確立した作品というか。演奏者によって千差万別になるクラシック音楽の形としては(増えてはいますが)結構特異なのかも。
(そういうこともあってクロノス・カルテットはFifty for Fiftyプロジェクトで新しく作曲された曲が誰でも演奏できるよう無料でスコアを公開してたりするのかな・・・)
レアかもとは書きましたがAmazonにもクロノス以外の演奏1つありました。でもやっぱりリンクしたいのはクロノス。どうしても英語がわかることがこの曲を理解する条件にはなっちゃうのですが雰囲気だけでも色々独特なのでまずは試聴からどうぞ。
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