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昨日誕生日でしたー。34歳になりました。
特に何をするということもなく・・・というと嘘になりますね。万年筆は買いましたしちょこちょこ奮発した食事みたいなこともありましたしアブサンも家で飲みましたし。
そしてたまたま近くの映画館でやってたバレエ、マシュー・ボーンの白鳥の湖を見に行きました。
最近日本での公演が近づいてると聞いて友人にあらすじを説明するためにググったら偶然Classic Cinemaで上映するという情報が出てきてしかも誕生日に上映となれば見に行かなきゃということで。行ってきました。ちょうど暖かくて天気の良い日でさらによかったー。
本作は「男性ダンサーが白鳥を演じる変則的な白鳥の湖」として有名ですがストーリー自体も現代版にアレンジされています。しかも時代と共に演出を変えているそうで、今回上映されたのは最新のバージョン。動画サイトにちょこちょこプレビュー動画が上がってるのと比べてみたのですが分かる限りではユーモア部分にさらに磨きがかかっている印象。確かに今回見ててお茶目なところはお茶目、風刺が効いてるとこは鋭く、シリアスな部分はがっつりで色気のある部分はどきっとするような演出のバラエティとコントラストがすごく面白かったと思いました。
自分にとって一番ツボに入ったのは振り付けが(もちろん原作の白鳥の湖のままの)音楽のリズムやテンポなんかをうまいこと使っていること、そして振り付けだけでなく演出やキャラ付けにも音楽や文化背景や第1幕の長すぎがちな長さとかいろんな要素を利用して活用して生かしているところ。ディテールばっかり見てしまう。そして一回じゃ色々把握しきれてない気がする。
振り付けはなんか見てて難しかったです。普通バレエを見てるとある程度ステップに分けて考えられるのですが今回はそれがなかなかできなくて。モダンだからなんですよね、単純に。ただモダンだから表現の幅がとにかく面白い。こんなのもバレエでやっちゃうんだ、とかこれだけやってもやっぱりバレエだな、とかバレエという踊りの一ジャンルの中でできることの多さと広さにわくわくでした。
でも振り付けを振り付けとして細分化して分析できなかった部分も多いので普段のバレエに生かすのは難しいかもなあ(汗)とりあえず腕の動きとそれから頭の向きの大切さは最低限押さえておきたい。あと男性ダンサーの踊り好きなんで動きをもっと見て参考にしたかった。これはこの版のDVDが出たら買いかな。手元に同性愛要素があるバレエ作品ばっかり増えていく・・・
随分テクニカルというかそういう方面の話になりましたが感情方面の表現にも色々思うことたくさんありました。雄々しいは雄々しいなんですけどすごく繊細な表現盛りだくさんですよ。第3幕の人間関係超説交錯な部分でほんと色んな感情が爆発して(白鳥がほぼ出ないシーンながら)一番強烈だったかも。あと衣装が凝ってるのも第3幕。
今回映画館で観たのでプログラムとかが手に入らない点がちょっと残念でしたね。衣装とかの写真も見たかったんだけど・・・特に第3幕(やっぱりDVD入手するかな)。ただ生の舞台よりも登場人物の顔の表情とか指の先とか衣装の細部とか靴のかかと(バレエシューズ・トウシューズじゃない衣装が多かったので)がはっきり見えるのは大変嬉しい。ただ生で観る機会があったらそちらも味わいたいです。
振り付けが難しいとか言いましたがそれでもなんかやっぱり感化されちゃったのか昨日は夜家で踊り回っちゃいました。アブサン飲むからその前に、とかいいながら飲んでからもちょこちょこバレエのステップが入ったり(汗)怪我とかしたくないので飲んだら踊るな、踊るなら飲むなですよ自分。くれぐれも気をつけます。
今日の一曲: ピョートル・チャイコフスキー 「白鳥の湖」より第2幕のパ・ドゥ・ドゥ
本文の方で白鳥ダンサーの方々の話を一つもしなかったのでこちらで。第4幕の白鳥たちはかなり怖かったです。というのも第2幕ではそこまで怖くなかったので若干自分は油断してた節があり(汗)
原作と同じくたくさんの白鳥たち+王子が一緒に踊ることが多い第2幕。原作ではもちろん白鳥はみんな女の子で王子だけ男子、とビジュアル的にも振り付けもはっきり違いがあります。本作品のこの部分では白鳥たちと王子が全く一緒の振り付けで踊る部分も結構あるのですが白鳥の方々がすっかり白鳥になってるので王子だけが「人間」の踊り。どこがどう違うのか説明しにくいのですがスクリーン上でみるとはっきり「おおう人間がいる・・・」となります。
白鳥が男性、とか設定が現代、みたいなシンプルでわかりやすい変化だけでなくてこの作品では人間関係がものすごく複雑化しているのもまた見所で。例えばかなり早くから見て取れる王子とその母である女王の関係性、そして第2幕・第3幕・第4幕と描かれる王子と白鳥(第3幕は黒鳥ですが)の関係性。原作では第2幕のパ・ドゥ・ドゥはすでに一目惚れで恋に落ちてロマンチックな愛の踊りですがこっちではつついたり蹴ったりもありですからね。なかなか懐かなかったりでも一緒に踊ったりで色々と解釈の余地があります。
オケでいうとコンマスとチェロのソロがこのパ・ドゥ・ドゥのハイライト。最高に美しい音楽です。ただコンマスに関してですが第3幕の黒鳥のほうでのソロが途中からだんだん崩れててそのまま映像になっちゃってご愁傷様というかなんというか(汗)生の演奏で踊るとこういうこともあるよね、という例ですね。
リンクしたのはマシュー・ボーンの白鳥の湖のDVD。2012年発売って書いてあるので今回観たのとは演出が違いますが大筋は一緒なはず。今回のも出るかな。とりあえず手帳にメモして待機中です。
特に何をするということもなく・・・というと嘘になりますね。万年筆は買いましたしちょこちょこ奮発した食事みたいなこともありましたしアブサンも家で飲みましたし。
そしてたまたま近くの映画館でやってたバレエ、マシュー・ボーンの白鳥の湖を見に行きました。
最近日本での公演が近づいてると聞いて友人にあらすじを説明するためにググったら偶然Classic Cinemaで上映するという情報が出てきてしかも誕生日に上映となれば見に行かなきゃということで。行ってきました。ちょうど暖かくて天気の良い日でさらによかったー。
本作は「男性ダンサーが白鳥を演じる変則的な白鳥の湖」として有名ですがストーリー自体も現代版にアレンジされています。しかも時代と共に演出を変えているそうで、今回上映されたのは最新のバージョン。動画サイトにちょこちょこプレビュー動画が上がってるのと比べてみたのですが分かる限りではユーモア部分にさらに磨きがかかっている印象。確かに今回見ててお茶目なところはお茶目、風刺が効いてるとこは鋭く、シリアスな部分はがっつりで色気のある部分はどきっとするような演出のバラエティとコントラストがすごく面白かったと思いました。
自分にとって一番ツボに入ったのは振り付けが(もちろん原作の白鳥の湖のままの)音楽のリズムやテンポなんかをうまいこと使っていること、そして振り付けだけでなく演出やキャラ付けにも音楽や文化背景や第1幕の長すぎがちな長さとかいろんな要素を利用して活用して生かしているところ。ディテールばっかり見てしまう。そして一回じゃ色々把握しきれてない気がする。
振り付けはなんか見てて難しかったです。普通バレエを見てるとある程度ステップに分けて考えられるのですが今回はそれがなかなかできなくて。モダンだからなんですよね、単純に。ただモダンだから表現の幅がとにかく面白い。こんなのもバレエでやっちゃうんだ、とかこれだけやってもやっぱりバレエだな、とかバレエという踊りの一ジャンルの中でできることの多さと広さにわくわくでした。
でも振り付けを振り付けとして細分化して分析できなかった部分も多いので普段のバレエに生かすのは難しいかもなあ(汗)とりあえず腕の動きとそれから頭の向きの大切さは最低限押さえておきたい。あと男性ダンサーの踊り好きなんで動きをもっと見て参考にしたかった。これはこの版のDVDが出たら買いかな。手元に同性愛要素があるバレエ作品ばっかり増えていく・・・
随分テクニカルというかそういう方面の話になりましたが感情方面の表現にも色々思うことたくさんありました。雄々しいは雄々しいなんですけどすごく繊細な表現盛りだくさんですよ。第3幕の人間関係超説交錯な部分でほんと色んな感情が爆発して(白鳥がほぼ出ないシーンながら)一番強烈だったかも。あと衣装が凝ってるのも第3幕。
今回映画館で観たのでプログラムとかが手に入らない点がちょっと残念でしたね。衣装とかの写真も見たかったんだけど・・・特に第3幕(やっぱりDVD入手するかな)。ただ生の舞台よりも登場人物の顔の表情とか指の先とか衣装の細部とか靴のかかと(バレエシューズ・トウシューズじゃない衣装が多かったので)がはっきり見えるのは大変嬉しい。ただ生で観る機会があったらそちらも味わいたいです。
振り付けが難しいとか言いましたがそれでもなんかやっぱり感化されちゃったのか昨日は夜家で踊り回っちゃいました。アブサン飲むからその前に、とかいいながら飲んでからもちょこちょこバレエのステップが入ったり(汗)怪我とかしたくないので飲んだら踊るな、踊るなら飲むなですよ自分。くれぐれも気をつけます。
今日の一曲: ピョートル・チャイコフスキー 「白鳥の湖」より第2幕のパ・ドゥ・ドゥ
本文の方で白鳥ダンサーの方々の話を一つもしなかったのでこちらで。第4幕の白鳥たちはかなり怖かったです。というのも第2幕ではそこまで怖くなかったので若干自分は油断してた節があり(汗)
原作と同じくたくさんの白鳥たち+王子が一緒に踊ることが多い第2幕。原作ではもちろん白鳥はみんな女の子で王子だけ男子、とビジュアル的にも振り付けもはっきり違いがあります。本作品のこの部分では白鳥たちと王子が全く一緒の振り付けで踊る部分も結構あるのですが白鳥の方々がすっかり白鳥になってるので王子だけが「人間」の踊り。どこがどう違うのか説明しにくいのですがスクリーン上でみるとはっきり「おおう人間がいる・・・」となります。
白鳥が男性、とか設定が現代、みたいなシンプルでわかりやすい変化だけでなくてこの作品では人間関係がものすごく複雑化しているのもまた見所で。例えばかなり早くから見て取れる王子とその母である女王の関係性、そして第2幕・第3幕・第4幕と描かれる王子と白鳥(第3幕は黒鳥ですが)の関係性。原作では第2幕のパ・ドゥ・ドゥはすでに一目惚れで恋に落ちてロマンチックな愛の踊りですがこっちではつついたり蹴ったりもありですからね。なかなか懐かなかったりでも一緒に踊ったりで色々と解釈の余地があります。
オケでいうとコンマスとチェロのソロがこのパ・ドゥ・ドゥのハイライト。最高に美しい音楽です。ただコンマスに関してですが第3幕の黒鳥のほうでのソロが途中からだんだん崩れててそのまま映像になっちゃってご愁傷様というかなんというか(汗)生の演奏で踊るとこういうこともあるよね、という例ですね。
リンクしたのはマシュー・ボーンの白鳥の湖のDVD。2012年発売って書いてあるので今回観たのとは演出が違いますが大筋は一緒なはず。今回のも出るかな。とりあえず手帳にメモして待機中です。
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