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月曜に行ったイベントなんだから早いとこ感想書かないとと思いながらもちょうど今サッカー負けたところでちょっとモチベーションがスローダウンしていてなんか地面を這うように書くはめになっています(汗)
そりゃあ変化の年だからスムーズに行かなくて何も驚くことはないんだけどもごもご。辛抱辛抱です。
さて「イベント」と言いましたしタイトルにも「コンサート」の字がないのにお気づきかと思います。
今回Melbourne Festivalの一環としてクロノス・カルテットがメルボルンに来たのは実はコンサートのためではなく。
「A Thousand Thoughts」という「ライブ・ドキュメンタリー」の上映?公演?のためでした。
ライブ・ドキュメンタリーとは何かというと写真や映像などの上映、生演奏、ナレーションを交えたコンサートでもなく映画でもなく講演でもないフォーマット。ある意味聴衆参加的な要素もあり、あと各要素のクロスオーバーもあり(流れてる映像と一緒に生演奏する、など)。スクリーンの向こうで起きているものを見るのとはまた感覚も捉え方も違うユニークなイベントでした。
「A Thousand Thoughs」はクロノス・カルテットの歴史を追うと同時に音楽や時代、人間の思いと人間の手を超えたところにある概念をクロノス・カルテットの音楽や活動、そしてその膨大なアーカイブに大事に保存されている様々な資料、新しく撮ったインタビューなどを交えてまるで枝分かれして伸びていく木のように探っていく作品です。
タイトル通りさまざまな考え、思いを追っていく中で軸になっていたアイディアは「時」。音楽という芸術形態を支配する要素であり、クロノス・カルテットの名前にも関係が深い概念が様々なアングルで触れられてもうそれだけで考えさせられることがいっぱいで(汗)同じドキュメンタリーでもライブだと今ここで吸収しながら消化して理解しなきゃと思うことが多くてちょっと大変な面もあります。
特に音楽を録音として残すというある意味音楽の特徴である「時とともに通り過ぎてなくなってしまう」ということに反するところもある発明に焦点を当てるのが面白かったです。録音することによって時を止めたり時を戻したり、死者の声まで聴くことができる。そして同時に録音があることでいろんな時代、いろんな場所の音楽に縁が広がっていく。
クロノス・カルテットの生演奏はその遙かなる広いレパートリーからちょこちょこっと色んな曲が聴けて嬉しかったです。ブラック・エンジェルズは諸悪の根源、じゃなくて全ての源ですし少しでも聴けてよかった。改めてこのアンサンブルは面白いこと色々広きに渡ってやってるなと思いましたし自分が全然知らないジャンルの音楽でも導き手として全面的に信頼できるなと思いました。これからもついてきます。
ということでもうキャパオーバーくらいにいろんなthoughtsをもらった面白いイベントでした。最近あれやこれや仕事や一時帰国の準備や色んな方にばたばたしてたのでじっくり座って一つのことに集中して、導き手たちに身を任せて思考を巡らせるという環境と行為がものすごく心地良くて。そういう意味でも行って良かった。
その頃と比べるとちょっと色々テンポは落とせるようになったかな、諸々。
一時帰国は最初の週がものすごくめまぐるしいのでバテないようにこれから調整していきたいです。
今日の一曲: ジョージ・クラム 「ブラック・エンジェルズ」より「God-Music (solo)」
多分ここでもう何回も紹介してるけどこれはもう仕方が無い。
クロノス・カルテットの創始者で第1バイオリン奏者のDavid Harringtonがラジオで耳にして(ちょっと古い言い回しかもですが)ビビッと来た、そしてそれがクロノス・カルテット結成のきっかけとなった作品です。
インタビューでもありましたが作曲の背景にベトナム戦争があったようにそのビビッと来た背景にも同じくベトナム戦争に関した不安の時代があり。
本当にビビッとくる時ってビビッと来た対象と人間だけでなく色んな要素が絡み合って特別響くんですよね。
それと同時にHarringtonさんはクロノス・カルテットを始めてからも本当にいろんな音楽にアンテナを広げていて、それもビビッとくる音楽との出会いに大事なことですよね。前から話には聴いていましたが改めて映像でみるとHarringtonさんのCDショッピングすごいですよ(笑)それにはまた特別な思いがあることが語られていたのですがここでは長くなるので割愛。
私がブラック・エンジェルズを始めて聴いたのはクロノス・カルテットの録音ではなかったのですがクラムという作曲家の作品にビビッときたのは確かこの曲がきっかけ。ただクロノスさんには他にも色んな音楽に恋に落ちさせてもらってるのでずっと感謝しかないです。
ただクラムへのはまりようは特別。メシアンと並んで運命の音楽レベルだと思います。
ただやっぱり「普通のクラシック」「普通の弦楽四重奏」に耳がなれてると色々びっくりしちゃってもしょうがない作品であるのも確かで(汗)そんな中でこのGod-Musicに落ちてくれてそのまま沼にはまってくれる人が一握りでもいたらなあ、といつも思ってます。チェロの名曲だっていろいろあるけどGod-Musicでのソロは決して負けてない美しさなので。
リンク先はもちろんクロノスの演奏で。ショスタコの8番も入ってたり改めてみると全体的にしっかり方向性というか意味合いが深く鋭くある収録曲のチョイスですね(普段アルバム通して聴くことが少ないのをちょい反省)。
そりゃあ変化の年だからスムーズに行かなくて何も驚くことはないんだけどもごもご。辛抱辛抱です。
さて「イベント」と言いましたしタイトルにも「コンサート」の字がないのにお気づきかと思います。
今回Melbourne Festivalの一環としてクロノス・カルテットがメルボルンに来たのは実はコンサートのためではなく。
「A Thousand Thoughts」という「ライブ・ドキュメンタリー」の上映?公演?のためでした。
ライブ・ドキュメンタリーとは何かというと写真や映像などの上映、生演奏、ナレーションを交えたコンサートでもなく映画でもなく講演でもないフォーマット。ある意味聴衆参加的な要素もあり、あと各要素のクロスオーバーもあり(流れてる映像と一緒に生演奏する、など)。スクリーンの向こうで起きているものを見るのとはまた感覚も捉え方も違うユニークなイベントでした。
「A Thousand Thoughs」はクロノス・カルテットの歴史を追うと同時に音楽や時代、人間の思いと人間の手を超えたところにある概念をクロノス・カルテットの音楽や活動、そしてその膨大なアーカイブに大事に保存されている様々な資料、新しく撮ったインタビューなどを交えてまるで枝分かれして伸びていく木のように探っていく作品です。
タイトル通りさまざまな考え、思いを追っていく中で軸になっていたアイディアは「時」。音楽という芸術形態を支配する要素であり、クロノス・カルテットの名前にも関係が深い概念が様々なアングルで触れられてもうそれだけで考えさせられることがいっぱいで(汗)同じドキュメンタリーでもライブだと今ここで吸収しながら消化して理解しなきゃと思うことが多くてちょっと大変な面もあります。
特に音楽を録音として残すというある意味音楽の特徴である「時とともに通り過ぎてなくなってしまう」ということに反するところもある発明に焦点を当てるのが面白かったです。録音することによって時を止めたり時を戻したり、死者の声まで聴くことができる。そして同時に録音があることでいろんな時代、いろんな場所の音楽に縁が広がっていく。
クロノス・カルテットの生演奏はその遙かなる広いレパートリーからちょこちょこっと色んな曲が聴けて嬉しかったです。ブラック・エンジェルズは諸悪の根源、じゃなくて全ての源ですし少しでも聴けてよかった。改めてこのアンサンブルは面白いこと色々広きに渡ってやってるなと思いましたし自分が全然知らないジャンルの音楽でも導き手として全面的に信頼できるなと思いました。これからもついてきます。
ということでもうキャパオーバーくらいにいろんなthoughtsをもらった面白いイベントでした。最近あれやこれや仕事や一時帰国の準備や色んな方にばたばたしてたのでじっくり座って一つのことに集中して、導き手たちに身を任せて思考を巡らせるという環境と行為がものすごく心地良くて。そういう意味でも行って良かった。
その頃と比べるとちょっと色々テンポは落とせるようになったかな、諸々。
一時帰国は最初の週がものすごくめまぐるしいのでバテないようにこれから調整していきたいです。
今日の一曲: ジョージ・クラム 「ブラック・エンジェルズ」より「God-Music (solo)」
多分ここでもう何回も紹介してるけどこれはもう仕方が無い。
クロノス・カルテットの創始者で第1バイオリン奏者のDavid Harringtonがラジオで耳にして(ちょっと古い言い回しかもですが)ビビッと来た、そしてそれがクロノス・カルテット結成のきっかけとなった作品です。
インタビューでもありましたが作曲の背景にベトナム戦争があったようにそのビビッと来た背景にも同じくベトナム戦争に関した不安の時代があり。
本当にビビッとくる時ってビビッと来た対象と人間だけでなく色んな要素が絡み合って特別響くんですよね。
それと同時にHarringtonさんはクロノス・カルテットを始めてからも本当にいろんな音楽にアンテナを広げていて、それもビビッとくる音楽との出会いに大事なことですよね。前から話には聴いていましたが改めて映像でみるとHarringtonさんのCDショッピングすごいですよ(笑)それにはまた特別な思いがあることが語られていたのですがここでは長くなるので割愛。
私がブラック・エンジェルズを始めて聴いたのはクロノス・カルテットの録音ではなかったのですがクラムという作曲家の作品にビビッときたのは確かこの曲がきっかけ。ただクロノスさんには他にも色んな音楽に恋に落ちさせてもらってるのでずっと感謝しかないです。
ただクラムへのはまりようは特別。メシアンと並んで運命の音楽レベルだと思います。
ただやっぱり「普通のクラシック」「普通の弦楽四重奏」に耳がなれてると色々びっくりしちゃってもしょうがない作品であるのも確かで(汗)そんな中でこのGod-Musicに落ちてくれてそのまま沼にはまってくれる人が一握りでもいたらなあ、といつも思ってます。チェロの名曲だっていろいろあるけどGod-Musicでのソロは決して負けてない美しさなので。
リンク先はもちろんクロノスの演奏で。ショスタコの8番も入ってたり改めてみると全体的にしっかり方向性というか意味合いが深く鋭くある収録曲のチョイスですね(普段アルバム通して聴くことが少ないのをちょい反省)。
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